JP2933000B2 - セル損失回避システム - Google Patents
セル損失回避システムInfo
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- JP2933000B2 JP2933000B2 JP5855196A JP5855196A JP2933000B2 JP 2933000 B2 JP2933000 B2 JP 2933000B2 JP 5855196 A JP5855196 A JP 5855196A JP 5855196 A JP5855196 A JP 5855196A JP 2933000 B2 JP2933000 B2 JP 2933000B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送通信モ
ード(ATM)ネットワークにおけるバーストトラフィ
ック発生時のセル損失回避システムに関し、特に予備メ
モリを利用したセル損失回避システムに関する。
ード(ATM)ネットワークにおけるバーストトラフィ
ック発生時のセル損失回避システムに関し、特に予備メ
モリを利用したセル損失回避システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ATMネットワーク内においてバースト
トラフィックが発生した場合に、入力したセルの量が、
各装置が用意しているバッファ容量を超えることにより
セル損失が発生する。従来、この種のセル損失を回避す
る方法としては、単にバッファ容量を大きくする方法
や、もしくはATMネットワーク内全体の制御を行うこ
とによりバーストトラフィックのバースト量を抑える方
式や、バーストの発生そのものを抑えるというような方
法が提案されている。
トラフィックが発生した場合に、入力したセルの量が、
各装置が用意しているバッファ容量を超えることにより
セル損失が発生する。従来、この種のセル損失を回避す
る方法としては、単にバッファ容量を大きくする方法
や、もしくはATMネットワーク内全体の制御を行うこ
とによりバーストトラフィックのバースト量を抑える方
式や、バーストの発生そのものを抑えるというような方
法が提案されている。
【0003】例えば、特開平4−336831号公報に
開示されるセル損失を回避する方法においては、バース
トトラフィックが発生した場合に、装置等において一旦
バッファに記憶しておき、予め申告されているバースト
に関するパラメータに基づき、バーストトラフィックを
構成したセルを、ある送出間隔にて送信することにより
セルの平滑化を図ったトラフィックシェーピング方法を
利用する技術が示されている。
開示されるセル損失を回避する方法においては、バース
トトラフィックが発生した場合に、装置等において一旦
バッファに記憶しておき、予め申告されているバースト
に関するパラメータに基づき、バーストトラフィックを
構成したセルを、ある送出間隔にて送信することにより
セルの平滑化を図ったトラフィックシェーピング方法を
利用する技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のATMネットワークにおけるバーストトラフィック発
生時のセル損失回避方法においては、何れも装置等にお
ける全体の総バッファ量が多くなるという問題点があっ
た。このように全体の総バッファ量が多くなる原因は、
それぞれのパスに設けられたバッファが互いに何の関連
もなく独立して存在するという点にある。
のATMネットワークにおけるバーストトラフィック発
生時のセル損失回避方法においては、何れも装置等にお
ける全体の総バッファ量が多くなるという問題点があっ
た。このように全体の総バッファ量が多くなる原因は、
それぞれのパスに設けられたバッファが互いに何の関連
もなく独立して存在するという点にある。
【0005】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消
し、ネットワークの複数のパスを処理するノードに設け
られるバッファ量の総量を小さく抑えることができると
共に、バーストトラフィックによるセル損失を適切に回
避することができるセル損失回避システムを提供するこ
とにある。
し、ネットワークの複数のパスを処理するノードに設け
られるバッファ量の総量を小さく抑えることができると
共に、バーストトラフィックによるセル損失を適切に回
避することができるセル損失回避システムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、ネットワーク内の複数のパスを処理するノードの
セル損失回避システムであって、入力したセルをバッフ
ァリングして出力する各パス毎に設けられた複数のセル
バッファ部と、前記複数のセルバッファ部に対し共通に
接続可能な予備セルバッファ部と、前記セルバッファ部
の故障発生時に、前記予備セルバッファ部を、当該セル
バッファ部と切り替えて接続する切替え手段と、前記セ
ルバッファ部内のセルの数がバーストトラフィック発生
によりバッファの容量を越えるときに、前記予備セルバ
ッファ部を当該セルバッファ部に対して追加接続する制
御を行う制御部とを備え、前記セルバッファ部は、セル
の量が前記セルバッファ部の容量を超えるときに、前記
制御部に対してバッファオーバーフロー信号を出力する
手段と、前記バッファオーバーフロー信号に対応して前
記制御部から出力される制御信号によって、入力を前記
予備セルバッファ部の出力に接続する手段と、自身のハ
ードウェア異常を検出して前記制御部に異常信号を出力
する監視手段を備え、前記予備セルバッファ部は、前記
制御部から出力される制御信号によって、前記パスに接
続する手段と、セル数が0となったことを示すセルなし
信号を前記制御部に出力手段を備え、前記制御部は、前
記予備セルバッファ部からのセルなし信号が入力され、
かつ前記セルバッファ部のバッファオーバーフロー信号
が出力されなくなるまで、前記制御信号を出力して前記
予備セルバッファ部を前記セルバッファ部に追加接続し
続けると共に、前記切替え手段は、前記セルバッファ部
及び前記予備セルバッファ部と切替え可能に接続され、
前記セルバッファ部の前記監視手段からの異常信号によ
って前記制御部から出力される制御信号によって前記セ
ルバッファ部との接続を切り離し、切り離した当該セル
バッファ部の代わりに前記予備セルバッファ部を接続す
ることを特徴とする。
明は、ネットワーク内の複数のパスを処理するノードの
セル損失回避システムであって、入力したセルをバッフ
ァリングして出力する各パス毎に設けられた複数のセル
バッファ部と、前記複数のセルバッファ部に対し共通に
接続可能な予備セルバッファ部と、前記セルバッファ部
の故障発生時に、前記予備セルバッファ部を、当該セル
バッファ部と切り替えて接続する切替え手段と、前記セ
ルバッファ部内のセルの数がバーストトラフィック発生
によりバッファの容量を越えるときに、前記予備セルバ
ッファ部を当該セルバッファ部に対して追加接続する制
御を行う制御部とを備え、前記セルバッファ部は、セル
の量が前記セルバッファ部の容量を超えるときに、前記
制御部に対してバッファオーバーフロー信号を出力する
手段と、前記バッファオーバーフロー信号に対応して前
記制御部から出力される制御信号によって、入力を前記
予備セルバッファ部の出力に接続する手段と、自身のハ
ードウェア異常を検出して前記制御部に異常信号を出力
する監視手段を備え、前記予備セルバッファ部は、前記
制御部から出力される制御信号によって、前記パスに接
続する手段と、セル数が0となったことを示すセルなし
信号を前記制御部に出力手段を備え、前記制御部は、前
記予備セルバッファ部からのセルなし信号が入力され、
かつ前記セルバッファ部のバッファオーバーフロー信号
が出力されなくなるまで、前記制御信号を出力して前記
予備セルバッファ部を前記セルバッファ部に追加接続し
続けると共に、前記切替え手段は、前記セルバッファ部
及び前記予備セルバッファ部と切替え可能に接続され、
前記セルバッファ部の前記監視手段からの異常信号によ
って前記制御部から出力される制御信号によって前記セ
ルバッファ部との接続を切り離し、切り離した当該セル
バッファ部の代わりに前記予備セルバッファ部を接続す
ることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1に、本発明の第1実施例による
セル損失回避システムの構成ブロック図を示す。図1に
おいて、本実施例のセル損失回避システムは、n本のパ
スに対するn個のセル入力端点101a〜101nと、
n個のセルバッファ部11a〜11nと、予備セルバッ
ファ部12と、制御部13と、セル出力端点102a〜
102nとで構成されている。
て詳細に説明する。図1に、本発明の第1実施例による
セル損失回避システムの構成ブロック図を示す。図1に
おいて、本実施例のセル損失回避システムは、n本のパ
スに対するn個のセル入力端点101a〜101nと、
n個のセルバッファ部11a〜11nと、予備セルバッ
ファ部12と、制御部13と、セル出力端点102a〜
102nとで構成されている。
【0014】本実施例のセル損失回避システムは、n本
のパスに対するn個のセルバッファ部11a〜11nを
備え、それぞれのセルバッファ部11a〜11n内のメ
モリ使用量を監視して、メモリ内のセルの量がメモリ容
量を超える場合に、該当するパスに対して予備セルバッ
ファ部12を追加接続するように制御する構成となって
いる。
のパスに対するn個のセルバッファ部11a〜11nを
備え、それぞれのセルバッファ部11a〜11n内のメ
モリ使用量を監視して、メモリ内のセルの量がメモリ容
量を超える場合に、該当するパスに対して予備セルバッ
ファ部12を追加接続するように制御する構成となって
いる。
【0015】n個のセルバッファ部11a〜11nは、
それぞれセル入力端点101a〜101n及び予備セル
バッファ部12のメモリ出力側に接続され、制御部13
からの制御信号S2により後述のセレクタを制御してセ
ル入力信号を選択する。そして、セルをセルバッファ部
11a〜11nにてバッファリングした後、セル出力端
点102a〜102nへ出力すると共に、セルバッファ
部11a〜11nのメモリ内のセルの量が、メモリ容量
を超える時には、バッファオーバーフロー信号S1を出
力する。
それぞれセル入力端点101a〜101n及び予備セル
バッファ部12のメモリ出力側に接続され、制御部13
からの制御信号S2により後述のセレクタを制御してセ
ル入力信号を選択する。そして、セルをセルバッファ部
11a〜11nにてバッファリングした後、セル出力端
点102a〜102nへ出力すると共に、セルバッファ
部11a〜11nのメモリ内のセルの量が、メモリ容量
を超える時には、バッファオーバーフロー信号S1を出
力する。
【0016】予備セルバッファ部12は、n本全てのパ
スのセル入力端点101a〜101n及び制御部13と
接続され、セレクタにて選択した後のセルをメモリ内に
バッファリングして、n個の各パスのセルバッファ部1
1a〜11nへセルを出力する。
スのセル入力端点101a〜101n及び制御部13と
接続され、セレクタにて選択した後のセルをメモリ内に
バッファリングして、n個の各パスのセルバッファ部1
1a〜11nへセルを出力する。
【0017】制御部13は、各セルバッファ部1に接続
され、バッファオーバーフローしたパスを予備セルバッ
ファ部12に接続するための制御信号S2を発生し、全
てのセルバッファ部11a〜11nと、予備セルバッフ
ァ部12に通知する。
され、バッファオーバーフローしたパスを予備セルバッ
ファ部12に接続するための制御信号S2を発生し、全
てのセルバッファ部11a〜11nと、予備セルバッフ
ァ部12に通知する。
【0018】以下、上述した各構成要素について詳細に
説明する。セルバッファ部11a〜11nは、例えばセ
レクタとRAM(ランダムアクセスメモリ)とカウンタ
の組み合わせによって実現することができる。
説明する。セルバッファ部11a〜11nは、例えばセ
レクタとRAM(ランダムアクセスメモリ)とカウンタ
の組み合わせによって実現することができる。
【0019】図2は、上記したセルバッファ部11a〜
11nの構成例を示すブロック図である。図2におい
て、このセルバッファ部11a〜11nは、セレクタ2
1、RAM22及びアップダウンカウンタ23から構成
される。
11nの構成例を示すブロック図である。図2におい
て、このセルバッファ部11a〜11nは、セレクタ2
1、RAM22及びアップダウンカウンタ23から構成
される。
【0020】セレクタ21は、セル入力端点101a〜
11nから入力したセルかあるいは予備セルバッファ部
12から入力したセルかを制御部13からの制御信号S
2に基づいて選択し、その結果選択されたセルをRAM
22へ出力する。RAM22は、セレクタ21からのセ
ルをバッファリングした後、セル出力端点102a〜1
02nに対して出力する。
11nから入力したセルかあるいは予備セルバッファ部
12から入力したセルかを制御部13からの制御信号S
2に基づいて選択し、その結果選択されたセルをRAM
22へ出力する。RAM22は、セレクタ21からのセ
ルをバッファリングした後、セル出力端点102a〜1
02nに対して出力する。
【0021】アップダウンカウンタ23は、前述したR
AM22に対してセル入力された場合に、カウンタ値を
+1し、RAM22よりセルが出力された場合に、カウ
ンタ値を−1する。これにより、アップダウンカウンタ
23のカウンタ値によって、現在のRAM22内のセル
の量を知ることができる。従って、このアップダウンカ
ウンタ23のカウンタ値がバッファ容量を超える場合に
は、バッファオーバーフロー信号S1を制御部13に対
して出力する。
AM22に対してセル入力された場合に、カウンタ値を
+1し、RAM22よりセルが出力された場合に、カウ
ンタ値を−1する。これにより、アップダウンカウンタ
23のカウンタ値によって、現在のRAM22内のセル
の量を知ることができる。従って、このアップダウンカ
ウンタ23のカウンタ値がバッファ容量を超える場合に
は、バッファオーバーフロー信号S1を制御部13に対
して出力する。
【0022】次に、予備セルバッファ部12について詳
細に説明する。この予備セルバッファ部12は、セレク
タ、RAM及びカウンタの組み合わせで実現できる。図
3は、予備セルバッファ部12の構成例を示すブロック
図である。図3において、予備セルバッファ部12は、
セレクタ31、RAM32及びアップダウンカウンタ3
3から構成される。
細に説明する。この予備セルバッファ部12は、セレク
タ、RAM及びカウンタの組み合わせで実現できる。図
3は、予備セルバッファ部12の構成例を示すブロック
図である。図3において、予備セルバッファ部12は、
セレクタ31、RAM32及びアップダウンカウンタ3
3から構成される。
【0023】セレクタ31は、n本全てのパスのセル入
力端点101a〜11nからのセルを入力とし、制御部
13からの制御信号S2によりパスを選択して、その結
果選択されたセルをRAM32へ出力する。RAM32
は、セレクタ31からのセルをバッファリングした後、
n個のセルバッファ部11a〜11nへ出力する。
力端点101a〜11nからのセルを入力とし、制御部
13からの制御信号S2によりパスを選択して、その結
果選択されたセルをRAM32へ出力する。RAM32
は、セレクタ31からのセルをバッファリングした後、
n個のセルバッファ部11a〜11nへ出力する。
【0024】また、アップダウンカウンタ33は、前述
したRAM32に対してセル入力された場合にカウンタ
値を+1し、RAM32よりセルが出力された場合にカ
ウンタ値を−1する。アップダウンカウンタ23のカウ
ンタ値によって、現在のRAM32内のセルの量を知る
ことができるため、このカウンタ値が「0」になった場
合、セルなし信号S3を制御部13に対して出力する。
したRAM32に対してセル入力された場合にカウンタ
値を+1し、RAM32よりセルが出力された場合にカ
ウンタ値を−1する。アップダウンカウンタ23のカウ
ンタ値によって、現在のRAM32内のセルの量を知る
ことができるため、このカウンタ値が「0」になった場
合、セルなし信号S3を制御部13に対して出力する。
【0025】次に、上記のように構成される本実施例の
セル損失回避システムの動作について、図4,5を参照
して説明する。
セル損失回避システムの動作について、図4,5を参照
して説明する。
【0026】バーストトラフィックが発生していない通
常の状態、すなわちセルバッファ部11a〜11nのバ
ッファオーバーフロー信号S1が発生していない場合の
セルの流れを図4に示す。この時、制御部13は特に制
御信号S2を出力しないので、各パスのセル入力端点1
01a〜101nに入力したセルは、それぞれに対応し
たセルバッファ部11a〜11nに入力されバッファリ
ングされた後、セル出力端点102a〜102nへと出
力される。
常の状態、すなわちセルバッファ部11a〜11nのバ
ッファオーバーフロー信号S1が発生していない場合の
セルの流れを図4に示す。この時、制御部13は特に制
御信号S2を出力しないので、各パスのセル入力端点1
01a〜101nに入力したセルは、それぞれに対応し
たセルバッファ部11a〜11nに入力されバッファリ
ングされた後、セル出力端点102a〜102nへと出
力される。
【0027】ここで、予備セルバッファ部12は、制御
部13からの制御信号S2がセルバッファ部11a〜1
1nと同様に出力されないため、どのパスも選択してい
ない状態となる。
部13からの制御信号S2がセルバッファ部11a〜1
1nと同様に出力されないため、どのパスも選択してい
ない状態となる。
【0028】一方、バーストトラフィックが発生した場
合(ここでは、例として1番目のパスにバーストトラフ
ィックが発生した場合を想定する)、すなわちセルバッ
ファ部11aのバッファオーバーフロー信号S1が発生
した場合のセルの流れを図5に示す。
合(ここでは、例として1番目のパスにバーストトラフ
ィックが発生した場合を想定する)、すなわちセルバッ
ファ部11aのバッファオーバーフロー信号S1が発生
した場合のセルの流れを図5に示す。
【0029】この時、制御部13は1番目のパスのセル
バッファ部11a及び予備セルバッファ部12に対し、
予備セルバッファ部12によってバッファリングが実行
されるように制御信号S2を出力して制御する。具体的
には、該当する1番目のセルバッファ部11aのセレク
タ21に対して、予備セルバッファ部12と接続させる
ための制御信号S2を出力すると共に、予備セルバッフ
ァ部12のセレクタ31に対しては、該当する1番目の
パスと接続するような制御信号S2を出力する。
バッファ部11a及び予備セルバッファ部12に対し、
予備セルバッファ部12によってバッファリングが実行
されるように制御信号S2を出力して制御する。具体的
には、該当する1番目のセルバッファ部11aのセレク
タ21に対して、予備セルバッファ部12と接続させる
ための制御信号S2を出力すると共に、予備セルバッフ
ァ部12のセレクタ31に対しては、該当する1番目の
パスと接続するような制御信号S2を出力する。
【0030】このように制御信号S2を出力して1番目
のセルバッファ部11aと予備セルバッファ部12を制
御することにより、バーストトラフィック中に存在する
セルは、予備セルバッファ部12にバッファリングされ
ることになる。ここで、該当する1番目のセルバッファ
部11aのバッファリングされているセルについては、
順次セル出力端点102へ出力されるが、予備セルバッ
ファ部12にはセルが存在するので、この予備セルバッ
ファ部12内のセルが無くなるまで、すなわちセルのバ
ーストがおさまり、予備セルバッファ部12のアップダ
ウンカウンタ33のカウンタ値が“0”となり、かつ該
当する1番目のセルバッファ部11aのセルバッファオ
ーバーフロー信号S1が発生しなくなるまで、この接続
状態を継続する。
のセルバッファ部11aと予備セルバッファ部12を制
御することにより、バーストトラフィック中に存在する
セルは、予備セルバッファ部12にバッファリングされ
ることになる。ここで、該当する1番目のセルバッファ
部11aのバッファリングされているセルについては、
順次セル出力端点102へ出力されるが、予備セルバッ
ファ部12にはセルが存在するので、この予備セルバッ
ファ部12内のセルが無くなるまで、すなわちセルのバ
ーストがおさまり、予備セルバッファ部12のアップダ
ウンカウンタ33のカウンタ値が“0”となり、かつ該
当する1番目のセルバッファ部11aのセルバッファオ
ーバーフロー信号S1が発生しなくなるまで、この接続
状態を継続する。
【0031】上記のようにセルバッファ部11a〜11
nがバーストトラフィックによりオーバーフローした場
合に、そのセルバッファ部の代わりにセルのバッファリ
ングを行なう予備セルバッファ部12を設ける構成とし
たので、すなわち、予備セルバッファ部12を通常のセ
ルバッファ部に追加することで一時的にバッファ容量を
増やすことのできる構成としたので、各パスに対して設
けられているセルバッファ部11a〜11nの容量を必
要以上に大きく設定する必要がなくバッファの総容量を
小さく抑えることが可能となる。つまり、バーストトラ
フィック発生時のセル損失を最小のメモリ構成で回避可
能となる。
nがバーストトラフィックによりオーバーフローした場
合に、そのセルバッファ部の代わりにセルのバッファリ
ングを行なう予備セルバッファ部12を設ける構成とし
たので、すなわち、予備セルバッファ部12を通常のセ
ルバッファ部に追加することで一時的にバッファ容量を
増やすことのできる構成としたので、各パスに対して設
けられているセルバッファ部11a〜11nの容量を必
要以上に大きく設定する必要がなくバッファの総容量を
小さく抑えることが可能となる。つまり、バーストトラ
フィック発生時のセル損失を最小のメモリ構成で回避可
能となる。
【0032】次に本発明の第2実施例によるセル損失回
避システムについて詳細に説明する。図6に、本発明の
第2実施例によるセル損失回避システムの構成ブロック
図を示す。図7は、セルバッファ部の構成例を示すブロ
ック図である。図6及び図7において、図1及び図2の
第1実施例と共通の構成要素については、同じ符号を付
して説明を省略する。
避システムについて詳細に説明する。図6に、本発明の
第2実施例によるセル損失回避システムの構成ブロック
図を示す。図7は、セルバッファ部の構成例を示すブロ
ック図である。図6及び図7において、図1及び図2の
第1実施例と共通の構成要素については、同じ符号を付
して説明を省略する。
【0033】図6を参照すると、全てのセルバッファ部
41a〜41nの出力とセル出力端点102a〜102
nとの間に、パスセレクタ42a〜42nが設けられて
いる。このパスセレクタ42a〜42nは、セルバッフ
ァ部41a〜41nの出力と予備セルバッファ部12の
出力を入力とし、制御部13−1からの切り替え制御信
号S4に基づいて選択したセルをセル出力端点102a
〜102nに出力するものである。
41a〜41nの出力とセル出力端点102a〜102
nとの間に、パスセレクタ42a〜42nが設けられて
いる。このパスセレクタ42a〜42nは、セルバッフ
ァ部41a〜41nの出力と予備セルバッファ部12の
出力を入力とし、制御部13−1からの切り替え制御信
号S4に基づいて選択したセルをセル出力端点102a
〜102nに出力するものである。
【0034】また、全てのセルバッファ部41a〜41
nにおいて、図7に示すように、それぞれハードウェア
の状態を監視し、異常が検出された場合に制御部13−
1に対して異常信号S5を出力する監視回路44を設け
ている。更に、制御部13−1は、各セルバッファ部4
1a〜41nからの異常信号S5に基づいて異常が発生
しているセルバッファ部41a〜41nを切り離し、そ
の切り離したセルバッファ部41a〜41nの代わりに
予備セルバッファ部12と接続するための切り替え制御
信号S4を前述したパスセレクタ42a〜42n及び予
備セルバッファ部12に出力する。
nにおいて、図7に示すように、それぞれハードウェア
の状態を監視し、異常が検出された場合に制御部13−
1に対して異常信号S5を出力する監視回路44を設け
ている。更に、制御部13−1は、各セルバッファ部4
1a〜41nからの異常信号S5に基づいて異常が発生
しているセルバッファ部41a〜41nを切り離し、そ
の切り離したセルバッファ部41a〜41nの代わりに
予備セルバッファ部12と接続するための切り替え制御
信号S4を前述したパスセレクタ42a〜42n及び予
備セルバッファ部12に出力する。
【0035】バーストトラフィックが発生していない場
合の動作及びバーストトラフィックが発生した場合の動
作については、第1実施例の場合と同様である。
合の動作及びバーストトラフィックが発生した場合の動
作については、第1実施例の場合と同様である。
【0036】この第2の実施例では、故障発生時に予備
セルバッファ部12を、セルバッファ部41a〜41n
と切り替えるような冗長構成とすることにより、通常状
態では使用されていない予備セルバッファ部12のRA
M32をバーストトラフィック対策用のバッファとして
使用すると共に、セルバッファ部41a〜41nの故障
発生時の予備バッファとして使用してメモリの有効利用
を実現している。
セルバッファ部12を、セルバッファ部41a〜41n
と切り替えるような冗長構成とすることにより、通常状
態では使用されていない予備セルバッファ部12のRA
M32をバーストトラフィック対策用のバッファとして
使用すると共に、セルバッファ部41a〜41nの故障
発生時の予備バッファとして使用してメモリの有効利用
を実現している。
【0037】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明のセル損失回
避システムによれば、全てのパスに共通のバッファを予
備バッファとして設けるたので、パス毎にバーストトラ
フィックによるセル損失を回避するためにバッファの容
量をそれぞれに一様に大きくして設ける必要がなくなる
ため、バッファの総容量を最小限に抑えることができる
と共に、セル損失を適切に回避することができるという
効果が得られる。すなわち、バーストトラフィック発生
時のセル損失を最小のメモリ構成で回避可能となる。
避システムによれば、全てのパスに共通のバッファを予
備バッファとして設けるたので、パス毎にバーストトラ
フィックによるセル損失を回避するためにバッファの容
量をそれぞれに一様に大きくして設ける必要がなくなる
ため、バッファの総容量を最小限に抑えることができる
と共に、セル損失を適切に回避することができるという
効果が得られる。すなわち、バーストトラフィック発生
時のセル損失を最小のメモリ構成で回避可能となる。
【0039】また、本来のセルバッファ部の故障発生時
に、故障したセルバッファ部の代わりに予備バッファを
切替え接続する構成とすることにより、メモリの有効利
用を図ることができる効果が得られる。
に、故障したセルバッファ部の代わりに予備バッファを
切替え接続する構成とすることにより、メモリの有効利
用を図ることができる効果が得られる。
【図1】 本発明の第1実施例によるセル損失回避シス
テムの構成ブロック図である。
テムの構成ブロック図である。
【図2】 第1実施例によるセル損失回避システムのセ
ルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
ルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
【図3】 第1実施例によるセル損失回避システムの予
備セルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
備セルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
【図4】 バーストトラフィックが発生していない通常
の状態のセルの流れを示す図である。
の状態のセルの流れを示す図である。
【図5】 バーストトラフィックが発生した状態のセル
の流れを示す図である。
の流れを示す図である。
【図6】 本発明の第2実施例によるセル損失回避シス
テムの構成ブロック図である。
テムの構成ブロック図である。
【図7】 第2実施例によるセル損失回避システムのセ
ルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
ルバッファ部の構成例を示すブロック図である。
11a〜11n,41a〜41n セルバッファ部 12 予備セルバッファ 13,13−1 制御部 21,31 セレクタ 22,32 RAM 23,33 アップダウンカウンタ 42a〜42n パスセレクタ部 44 監視回路 101a〜101n セル入力端点 102a〜102n セル出力端点 S1 セルバッファオーバーフロー信号 S2 制御信号 S3 セルなし信号 S4 切り替え制御信号 S5 異常信号
Claims (1)
- 【請求項1】 ネットワーク内の複数のパスを処理する
ノードのセル損失回避システムであって、 入力したセルをバッファリングして出力する各パス毎に
設けられた複数のセルバッファ部と、 前記複数のセルバッファ部に対し共通に接続可能な予備
セルバッファ部と、前記セルバッファ部のハードウェア異常発生時に、前記
予備セルバッファ部を、当該セルバッファ部と切り替え
て接続する切替え手段と、 前記セルバッファ部内のセルの数がバーストトラフィッ
ク発生によりバッファの容量を越えるときに、前記予備
セルバッファ部を当該セルバッファ部に対して追加接続
する制御を行う制御部とを備え、前記セルバッファ部は、セルの量が前記セルバッファ部
の容量を超えるときに、前記制御部に対してバッファオ
ーバーフロー信号を出力する手段と、前記バッファオー
バーフロー信号に対応して前記制御部から出力される制
御信号によって、入力を前記予備セルバッファ部の出力
に接続する手段と、自身のハードウェア異常を検出して
前記制御部に異常信号を出力する監視手段を備え、 前記予備セルバッファ部は、前記制御部から出力される
制御信号によって、前記パスに接続する手段と、セル数
が0となったことを示すセルなし信号を前記制御部に出
力手段を備え、 前記制御部は、前記予備セルバッファ部からのセルなし
信号が入力され、かつ前記セルバッファ部のバッファオ
ーバーフロー信号が出力されなくなるまで、前記制御信
号を出力して前記予備セルバッファ部を前記セルバッフ
ァ部に追加接続し続けると共に、 前記切替え手段は、前記セルバッファ部及び前記予備セ
ルバッファ部と切替え可能に接続され、前記セルバッフ
ァ部の前記監視手段からの異常信号によって前記制御部
から出力される制御信号によって前記セルバッファ部と
の接続を切り離し、切り離した当該セルバッファ部の代
わりに前記予備セルバッファ部を接続する ことを特徴と
するセル損失回避システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855196A JP2933000B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | セル損失回避システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855196A JP2933000B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | セル損失回避システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233099A JPH09233099A (ja) | 1997-09-05 |
JP2933000B2 true JP2933000B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13087602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5855196A Expired - Lifetime JP2933000B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | セル損失回避システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2933000B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2001258824A1 (en) * | 2000-05-26 | 2001-12-03 | Photonixnet Kabushiki Kaisha | Statistical multiplexer |
JP5958327B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2016-07-27 | 富士通株式会社 | 中継装置およびバッファ制御方法 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP5855196A patent/JP2933000B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09233099A (ja) | 1997-09-05 |
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