JP2932360B2 - 吸音材 - Google Patents

吸音材

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一夫 西本
建興 李
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、音響装置等
の分野で使用されるフェルト状ないしボード状の吸音材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維、岩綿、各種有機繊維等を少
量の結合剤で結合しつつ成形してなる繊維質吸音材は公
知である。繊維質吸音材は、フェルト状ないし多孔質の
ボード状のものまで、また繊維素材を選ぶことにより安
価な常温使用品から高度の耐熱性を有するものまで、様
々な性状のものを用途に応じて容易に製造することがで
きるという特長があるが、従来の繊維質吸音材は吸音作
用の周波数特性が平坦でなく、高周波音に対しては良好
な吸音特性を示すが約500Hz以下の中低周波音に対
してはほとんど効果がないという欠点があった(後記比
較例1の吸音率を示した図4参照)。このため、実際に
建造物等に取り付ける際には吸音材と壁面との間に空気
層を設けるなどして、中低周波音の吸収率を高めること
が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のように吸音特性に問題があった繊維質吸音材を改良
し、繊維質吸音材の有利な性質を損なうことなく中低周
波音に対しても有効な吸音材とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により提供された
吸音材は、繊維質材料およびウィスカー粒状集合体の混
合物が結合剤の作用下に多孔質成形体を形成してなるも
のである。
【0005】ここでウィスカー粒状集合体とは無数のウ
ィスカーがランダムに集まって直径50〜1000μm
程度の安定な粒状物を形成しているものであるが、中に
隙間のない固い造粒物ではなく、剛性の高いウィスカー
をランダムに集合させたとき必然的に残るウィスカー間
の隙間が微細な連通空隙となって内部に存在するもので
ある。
【0006】吸音材中のウィスカー粒状集合体の量は特
に限定されるものではないが、この材料の配合効果がよ
く現れるのは約10〜70重量%配合されたものであ
る。
【0007】繊維質材料とウィスカー粒状集合体との混
合物が成形されてなる本発明の吸音材では、従来の繊維
質吸音材における繊維間間隙と同様の比較的大きな連通
間隙のほかに、ウィスカー粒状集合体内の微細な連通空
隙がある。また、前者の比較的大きな連通間隙も、ウィ
スカー粒状集合体が存在することにより、繊維質材料の
みからなる吸音材の場合と比べるとはるかに複雑な形状
になっている。
【0008】従来の繊維質吸音材は表面が平滑な繊維質
材料だけからなるため音の反射が単純で、入射した音波
振動のうち透過するものや音源方向に反射されるものの
率が高い。しかるに上述のような本発明の吸音材では、
繊維およびウィスカー粒状集合体に当たった音がウィス
カー粒状集合体の表面および内部で非常に複雑な乱反射
を起こしてその間に大きなエネルギーを消費する。特に
粒状集合体内部の微細な連通空隙は空気の流動抵抗が大
きいから、エネルギー消費も大きい。これらの理由によ
り、本発明の吸音材は広い周波数領域にわたって高い吸
音率を示す。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の吸音材を製造するための
繊維質材料としては、従来の繊維質吸音材の材料と同様
のものを、用途に応じて選ぶことができる。適当な繊維
質材料の具体例を示すと、有機繊維では各種セルロース
系繊維、蛋白質繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アラミド繊維、フェノール樹脂繊維等;無機繊維で
は岩綿、ガラス繊維、シリカ繊維、セラミック繊維、金
属繊維、炭素繊維等がある。繊維質材料の素材によって
吸音材の吸音特性が大きく変わることはないが、建築用
のものは、火災に遭っても着火や有害ガス発生のおそれ
のない無機繊維が有利である。繊維径は50μm以下の
ものがよく、あまり太いものからは吸音性能の良いもの
は得られない。
【0010】繊維質材料と共に成形されるウィスカー粒
状集合体は、ウィスカーを造粒する方法によって製造す
ることも可能であるが、本発明者らが先に特許出願した
発明(特願平7−335695号)の製造法によれば比
較的容易に製造することができる。それは、酸化アルミ
ニウムまたは空気中で加熱されると酸化アルミニウムを
生成するアルミニウム化合物(以下、酸化アルミニウム
前駆体という)と、酸化ホウ素または空気中で加熱され
ると酸化ホウ素を生成するホウ素化合物(以下、酸化ホ
ウ素前駆体という)と、酸化ニッケル、ニッケルまたは
空気中で加熱されると酸化ニッケルを生成するニッケル
化合物(以下、これらを総称してニッケル助剤という)
とを、粉末状態で均一に混合し、得られた混合物を粒状
物にしたのち加熱してアルミニウム化合物とホウ素化合
物からホウ酸アルミニウムウィスカーを生成させる方法
である。
【0011】上記製造法において酸化アルミニウム前駆
体として使用可能なアルミニウム化合物は水酸化アルミ
ニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウム等である。また、酸化ホウ素前駆体として
は、ホウ酸(H3BO3)、四ホウ酸(H247)、メ
タホウ酸(HBO2)等を用いることができる。
【0012】ニッケル助剤は、上述のアルミニウム化合
物とホウ素化合物が高温で反応してホウ酸アルミニウム
を生じるときそれからアスペクト比の大きいウィスカー
を形成させるために使われる。酸化ニッケル源として使
用可能なニッケル化合物は、水酸化ニッケル、塩化ニッ
ケル、炭酸ニッケル、硫酸ニッケル等である。
【0013】上述のアルミニウム化合物、ホウ素化合物
およびニッケル助剤は微粉末状にして均一に混合する。
混合比は、望ましくはAl23:B23のモル比が約
9:2ないし9:6(特に望ましくは9:2.5〜9:
6)となるように、且つ、アルミニウム化合物とホウ素
化合物との合計量に対してニッケル助剤が酸化ニッケル
換算量で0.1〜10重量%程度(特に望ましくは約1
〜2重量%)になるようにする。これにより、耐熱性が
特に優れた9Al23・2B23の組成を有するホウ酸ア
ルミニウムウィスカーを効率よく形成させることができ
る。
【0014】得られた原料混合物は、任意の手段で粒径
が約30μm以上(好ましくは50〜1000μm程度)
の粒状物にしたのち、加熱炉に移して加熱する。雰囲気
は空気でよい。原料化合物として酸化アルミニウム前駆
体や酸化ホウ素前駆体を用いた場合は、昇温過程におい
てそれから酸化物が生じる。酸化アルミニウムと酸化ホ
ウ素からホウ酸アルミニウムウィスカーを生成させるの
に必要な温度は、約1100〜1400℃である。
【0015】酸化ニッケルの存在下に酸化アルミニウム
と溶融酸化ホウ素が反応すると、ホウ酸アルミニウムの
結晶が、ウィスカー状に成長する。このときのウィスカ
ーの成長方向はまったくランダムであるから、成長中の
ウィスカーは同様に成長しつつある他のウィスカーと接
触することになる。接触点では双方のウィスカーに共有
されるホウ酸アルミニウムが生成し、それにより、ウィ
スカー間に結合が生じる。
【0016】反応終了後、放冷すると、安定な粒状集合
体を形成しているホウ酸アルミニウムウィスカーが得ら
れる。ホウ酸アルミニウムウィスカーを形成する反応を
起こすことなく残った過剰の酸化ホウ素は、一旦冷却し
た後、熱水で洗浄して溶解させることにより除去するこ
とができるが、本発明の目的達成を妨げるほどの量でな
ければそのまま残しておいてもよい。
【0017】上述のようにして得られるホウ酸アルミニ
ウムウィスカー粒状集合体は、通常の取り扱いにおいて
はウィスカーがばらばらになることなく集合状態を保
つ。本発明の吸音材に使用するのに好適なウィスカー粒
状集合体は、吸音特性との関係を考慮すると、粒径が約
50〜1000μm、嵩密度が約10〜700kg/m3のも
のなので、そのようなウィスカー粒状集合体が得られる
ように、ホウ酸アルミニウムウィスカー生成反応に付す
原料混合物造粒物の粒径および嵩密度を選ぶ。
【0018】次に、繊維質材料およびウィスカー粒状集
合体から本発明の吸音材を製造する方法を説明する。
【0019】本発明の吸音材を製造する方法としては、
大別して乾式、半乾式、および湿式の三つの方法があ
る。
【0020】乾式の製造法では、製繊装置において形成
された直後の繊維にウィスカー粒状集合体と結合剤を吹
き付け、堆積した繊維を成形し乾燥する過程で結合剤を
硬化させる。この製造法は、嵩密度の低いフェルト状の
ものを製造する場合に適している。
【0021】半乾式製造法では、繊維、ウィスカー粒状
集合体および結合剤を容器中で混合し、得られた混合物
を型に詰めて加熱乾燥する過程で結合剤を硬化させる。
この方法は、乾式法に比べてウィスカー粒状集合体を均
一に混入することができ、且つ嵩密度の高いボード状の
ものを製造することができる。
【0022】湿式法は、繊維、ウィスカー粒状集合体お
よび結合剤を水中に分散させ(必要ならばゲル化剤、凝
集剤等の成形助剤も加えて)、得られた原料混合物のス
ラリーを脱水成形用の型に入れて脱水成形したのち加熱
乾燥する。
【0023】これらの製造法において使用可能な結合剤
は熱硬化型または乾燥硬化型の水溶液もしくは水性エマ
ルジョンタイプのものであって、フェノール樹脂、ユリ
アメラミン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、スチレン
樹脂等を主剤とするものが適当である。
【0024】製品の嵩密度は、原料とする繊維質材料の
種類、繊維質材料とウィスカー粒状集合体の比率、成形
圧等によって変わる。吸音特性を考慮したとき適当な嵩
密度は約10〜700kg/m3なので、そのような成形体
が得られるように製造条件を選ぶ。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例を示して本発明を
説明する。なお、各例で用いたホウ酸アルミニウムウィ
スカー粒状集合体は次のようなものである。
【0026】粒径:50〜150μm ホウ酸アルミニウムウィスカー:平均直径0.6μm,長
さ20〜30μmウィスカーの結合状態:結合剤によら
ない、ウィスカー同士の接合による隙間の多いものであ
るが、水に入れて撹拌する程度では開繊されない。図1
参照。
【0027】製造法:水酸化アルミニウム100重量
部、オルトホウ酸(H3BO3)35重量部および酸化ニ
ッケル1.3重量部を自動乳鉢で十分混合する。乳鉢の
すり棒による圧縮を受けて凝集した原料混合物を篩にか
け、粒径100〜200μmの粒状物だけを採取し、そ
れをアルミナ坩堝に入れて電気炉中で1250℃に6時
間加熱する。空気中で放冷後、反応生成物を熱水で洗浄
して未反応の酸化ホウ素を除去し、乾燥する。
【0028】実施例1,2;比較例1 岩綿、ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体および
ポリエステル系結合剤を水中に入れて撹拌し、さらにゲ
ル化剤(硫酸アルミニウム)0.3重量部を加えてゲル
化させたのち、ポリアクリルアマイド系凝集剤0.3重
量部を加えて成形用型に流し込み、脱水成形した(結合
剤その他の助剤の添加量は固形分としての量;以下の各
例においても同じ)。次いで加熱乾燥し、厚さ30mmの
フェルト状吸音材(実施例1,2)を製造した。
【0029】また、ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状
集合体を配合しないほかは上記と同様にして、繊維質吸
音材(比較例1)を製造した。各例吸音材の原料配合、
嵩密度および垂直入射吸音率を表1に示す。なお、垂直
入射吸音率の測定結果は図2〜4にも示した。
【0030】
【表1】 実施例1 実施例2 比較例1 原料配合(重量部) 岩綿 82.1 67.6 96.5 ウィスカー粒状集合体 14.4 28.9 0 結合剤 2.9 2.9 2.9 製品 嵩密度(kg/m3) 92 98 103 垂直入射吸音率(250Hz) 30.8 36.2 0 〃 (500Hz) 45.5 56.7 34.9 〃 (1000Hz) 77.4 82.5 69.2
【0031】実施例3,4;比較例2 セラミック繊維、ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集
合体および結合剤(アクリル酸エマルジョン)を水中で
混合したのち、ゲル化剤(硫酸アンモニウム)0.2重
量部を加え、さらにポリアクリルアマイド系凝集剤0.
5重量部を加えて凝集させた。次いで成形型に流し込
み、プレス装置で加圧して所定の厚さに圧縮した後、余
分な水分を吸引脱水器で脱水し、加熱乾燥して厚さ30
mmのボード状吸音材(実施例3,4)を得た。また、ホ
ウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体を配合しないほ
かは上記と同様にして、繊維質吸音材(比較例2)を製
造した。各例吸音材の原料配合、嵩密度および垂直入射
吸音率を表2に示す。
【0032】
【表2】 実施例3 実施例4 比較例2 原料配合(重量部) セラミック繊維 82.9 73.1 97.5 ウィスカー粒状集合体 14.6 24.4 0 結合剤 1.8 1.8 1.8 製品 嵩密度(kg/m3) 362 369 358 垂直入射吸音率(250Hz) 12.8 18.3 0 〃 (500Hz) 31.6 43.1 16.4 〃 (1000Hz) 72.2 78.9 66.8
【0033】実施例5,6;比較例3 ガラス繊維、アラミド繊維、ホウ酸アルミニウムウィス
カー粒状集合体および結合剤(ユリアメラミン樹脂系)
を混合槽中で混合し、混合物を成形型に流し込み、加熱
乾燥して厚さ30mmのフェルト状吸音材(実施例5,
6)を得た。また、ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状
集合体を配合しないほかは上記と同様にして、繊維質吸
音材(比較例3)を製造した。各例吸音材の原料配合、
嵩密度および垂直入射吸音率を表3に示す。
【0034】
【表3】 実施例5 実施例6 比較例3 原料配合(重量部) ガラス繊維 73.9 56.9 85.4 アラミド繊維 9.5 9.5 9.5 ウィスカー粒状集合体 11.5 28.5 0 結合剤 5.1 5.1 5.1 製品 嵩密度(kg/m3) 22 26 21 垂直入射吸音率(250Hz) 36.4 38.9 0 〃 (500Hz) 49.7 50.3 32.5 〃 (1000Hz) 82.1 83.9 80.6
【0035】実施例7,8;比較例4 ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体および結合剤
(フェノール樹脂系)を水中に分散させたものを用意
し、それを、製繊装置で形成された直後の岩綿に吹き付
けた。ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体が付着
した岩綿のフリースを積層し、加熱して、厚さ50mmの
フェルト状吸音材を得た(実施例7,8)。 また、岩綿にホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体
を付着させないほかは上記と同様にして、繊維質吸音材
(比較例4)を製造した。各例吸音材の原料配合、嵩密
度および垂直入射吸音率を表4に示す。
【0036】
【表4】 実施例7 実施例8 比較例4 原料配合(重量部) 岩綿 78.2 58.7 97.8 ウィスカー粒状集合体 19.6 39.1 0 結合剤 2.2 2.2 2.2 製品 嵩密度(kg/m3) 90 93 90 垂直入射吸音率(250Hz) 35.6 38.4 0 〃 (500Hz) 48.2 57.3 36.2 〃 (1000Hz) 81.4 86.1 75.3
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明の吸音材は従来の
繊維質吸音材と比べると中低周波領域の吸音率が著しく
改善されている。したがって、この吸音材を用いるなら
ば従来の繊維質吸音材を使用する場合よりも施工効果が
向上し、あるいは建築物等における吸音材層の厚さを小
さくしたり施工を簡単化したりすることが可能になる。
不燃性のホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合体が混
入されていることにより燃えにくいことも、本発明の吸
音材の特長である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で用いたホウ酸アルミニウムウィスカ
ー粒状集合体の電子顕微鏡写真(倍率400倍)であ
る。
【図2】 実施例1の吸音材の垂直入射吸音率である。
【図3】 実施例2の吸音材の垂直入射吸音率である。
【図4】 比較例1の吸音材の垂直入射吸音率である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維質材料およびウィスカー粒状集合体
    の混合物が結合剤の作用下に多孔質成形体を形成してな
    る吸音材。
  2. 【請求項2】 ウィスカー粒状集合体がホウ酸アルミニ
    ウムウィスカー粒状集合体である請求項1記載の吸音
    材。
  3. 【請求項3】 ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合
    体が結合剤によらないウィスカー同士の接合によりその
    粒状集合状態を維持しているものである請求項2記載の
    吸音材。
  4. 【請求項4】 ホウ酸アルミニウムウィスカー粒状集合
    体が直径2μm以下のホウ酸アルミニウムウィスカーよ
    りなり粒径が50〜1000μmのものである請求項2
    または請求項3記載の吸音材。
  5. 【請求項5】 ウィスカー粒状集合体の含有率が10〜
    70重量%である請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の吸音材。
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