JP2932326B2 - 簡易建造物 - Google Patents

簡易建造物

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JP2932326B2 JP25690591A JP25690591A JP2932326B2 JP 2932326 B2 JP2932326 B2 JP 2932326B2 JP 25690591 A JP25690591 A JP 25690591A JP 25690591 A JP25690591 A JP 25690591A JP 2932326 B2 JP2932326 B2 JP 2932326B2
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広 増田
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充秀 原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば災害または難民
救済用テントハウス,作業現場用簡易建物,園芸用ハウ
ス,物置,バンガロー,露店,倉庫,その他の簡易建造
物に係り、特に頂部に換気孔を設けた多角錐形状のシー
トおよび換気孔用屋根体により広い空間部を形成した雨
天でも支障なく使用できる大型の2段式多角錐形状の簡
易建造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テントハウス、バンガロー、
露店などの組み立ておよび解体が容易な簡易建造物が多
く普及していることは周知のことである。この種の簡易
建造物はその骨組みとして鉄骨などの骨材を複数本用い
て、各骨材を相互に接合するための手段としてボルト・
ナットで骨材を直接接合したり、或いは溶接したり、さ
らには特殊な接合プレートなどの接合手段が採用されて
いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに複数本の骨材を簡易建造物として組み立てるには、
ボルト・ナットだけでの接合は組み立て精度を高くする
ことができず、しかも組み立てが非常に繁雑である。ま
た、接合プレートを使用した簡易建造物にあっては、各
骨材の位置決めが困難であり、しかもそれだけでは組み
立て強度が低く、また簡易建造物としても強度的に弱
く、広い大型の簡易建造物を構成させることは勿論困難
なことであり、このような大型の簡易建造物を形成しよ
うとするとコスト高となるなどの欠点があった。また、
換気については、全く考慮していないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易建造物は、
上記課題を解決することを目的とし、骨材接合プレート
と所定長さの骨材とによって多角形の基体部を形成し、
この基体部上に前記骨材接合プレートと所定長さの骨材
とによって頂部を形成すると共に、複数の三角形を上下
交互に組み合わせて内部に空間部を形成した多面構造体
を形成してなり、複数個の前記多面構造体を前記骨材接
合プレートを介してリング状に連結固定すると共に、こ
のリング状に連結固定した複数個の前記多面構造体のほ
ぼ中心上に1個の多面構造体を重ねて前記骨材接合プレ
ートを介して連結固定し、前記所定長さの骨材より遥か
に長い複数個のシート用支持骨材を、適宜の間隔をもっ
て前記1個の多面構造体の頂部より地面方向に斜めにそ
れぞれ延設し、前記シート用支持骨材に少なくとも一つ
の側面の一部にドア部を設けると共に、頂部に換気孔を
設けた多角錐形状のシートを固定し、前記頂部に設けた
骨材接合プレートに前記換気孔に対応する換気孔用屋根
体を固定したことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1〜図9は本発明による簡易建造物の好適
な一実施例を示す図である。まず、図4に示すごとき例
えば鉄鋼製,アルミニューム製,プラスチックス製など
の骨材接合プレート1(以下、単に骨材接合プレート1
と称す。)と所定長さの例えば鉄鋼製,アルミニューム
製,プラスチックス製などの骨材2(以下、単に骨材2
と称す。)とによってほぼ五角形の基体部3を形成し、
この基体部3上に前記骨材接合プレート1と所定長さの
骨材2とによって頂部4を形成すると共に、複数の三角
形を上下交互に組み合わせて内部に空間部5aを形成し
た図3に示すごとき多面構造体5を形成する。
【0006】このように形成した多面構造体5を複数個
例えば5個備え、前記骨材接合プレート1を介してほぼ
五角形状のリング状に連結固定すると共に、このリング
状に連結固定した5個からなる多面構造体5のほぼ中心
上には、1個の多面構造体5を重ねて前記骨材接合プレ
ート1を介して連結固定している。そして前記所定長さ
の骨材2より遥かに長い複数個の例えば5個のシート用
支持骨材6を、適宜の間隔をもって前記1個の多面構造
体5の頂部4より地面方向に斜めにそれぞれ延設し、前
記シート用支持骨材6に少なくとも一つの側面の一部に
ドア部7aを設けると共に、頂部に複数個の換気孔7b
を設けたほぼ五角錐形状のシート7を固定し、前記頂部
に設けた骨材接合プレート1に、前記換気孔7bに対応
する換気孔用屋根体8を固定することにより前記多面構
造体5の周囲に空間部9を形成した上下2段からなる大
型の本発明の簡易建造物19を構成する。
【0007】このような構成にすると、本発明の簡易建
造物19は前記各シート用支持骨材6によって安定にし
て強固に構成され、しかも前記五角錐形状のシート7は
この各シート用支持骨材6に固定することによって確実
にして、綺麗に張設することができる。
【0008】ここで、本発明の簡易建造物の構造につい
て説明する。図1および図2は組み立て状態を示し、土
台は図7に示すように前記接合プレート1を内側に配置
して、この接合プレート1の外側より各骨材取付け溝1
2に所定長さの土台部用骨材2aをボルト18によって
固定してほぼ五角形の土台部を形成する。そして、他の
骨材取付け溝12に所定長さの壁面用骨材2bを位置決
めして同様にボルト18によって固定する。以下同様に
して所定長さの梁部を構成する骨材2cを接合プレート
1を介してボルト18によって固定し、その上に図4に
示すように所定長さの屋根部用骨材2dを接合プレート
1を介してボルト18によって固定して図3に示す如き
多面構造体5が組み立てられる。前記梁部はほぼ五角形
に形成されるものである。このように屋根部および梁部
は接合プレート1の各骨材取付け溝12を全て使用して
いる。
【0009】本発明の簡易建造物19は、まず隣接する
5個の多面構造体5同士をリング状に平面的に連結組合
せて、ほぼ五角形状の空間部(基部空間部)とし、これ
らの中央上段に更に1個の多面構造体5を重ねて立体的
に連結組合せている。
【0010】これら隣接する5個の多面構造体5同士を
リング状に平面的に連結する際、図8に示すように各多
面構造体5の壁面用骨材2b,2bの一部をボルトなど
によって両者接合することによって連結される。
【0011】ここで、本発明の簡易建造物19の要部を
構成する多面構造体5に使用されている骨材接合プレー
ト1の一実施例について図4を参照しながら説明する。
この骨材接合プレート1は、外形が略五角形または略円
弧状であり、この中心部には前記換気孔用屋根体8を取
り付けるための孔として機能する略五角形の透孔10を
穿設した平坦部11を有し、この平坦部11の各辺11
aより所定角度折り曲げ形成されて全体が傘状または台
形状をなしている。各辺11aからは図8に示す如く骨
材の幅に略対応した幅の骨材取付け溝12がそれぞれ形
成されている。これら各溝12間には、骨材位置決め用
の凸状13を介して略三角状リブ14がそれぞれ突出形
成されている。これら三角状リブ14により接合プレー
ト1は剛性が付与され強固になる。
【0012】そして、骨材取付け溝12の略中央部には
ボルト挿通孔15がそれぞれ穿設されるとともに、各略
三角状リブ14にもそれぞれボルト挿通孔16が穿設さ
れている。この骨材接合プレート1を用いて後述する如
くの多面構造体5を組み立てる際には、一方のボルト挿
通孔15が積極的に利用されるものである。
【0013】なお、17は骨材取付け溝12と平坦部1
1の辺11aに形成された補強リブであり、これらは傘
内面側に突出形成され、折曲部の補強をしている。
【0014】また、基部においては平面的にリング状に
結合した5個の多面構造体5を配置し、このリング状の
簡易建造物の中央上部に重ねて配置した1個の多面構造
体5の頂部にて接合プレート1を用いてボルト18によ
って結合した5本の長いシート用支持骨材6を、この頂
部より地面方向に斜めに延設し、少なくとも一つの側面
にドア部7aを設けたほぼ五角錐形状のシート7を、こ
れらシート用支持骨材6に取り付けることにより、上部
に余裕スペースを有し、複数個の空間部(スペース)を
形成した大型の簡易建造物19を形成することができ
る。
【0015】この場合は、図9に示すごとく長いシート
用支持骨材6と対応する部分の下部の建造物の骨材を予
め除去しておいて、この下部の骨材の取付け部に対応す
る接合プレート1のボルト挿通孔16とボルト18によ
って長いシート用支持骨材6を固定すれば良い。
【0016】ここで、前記換気孔用屋根体8の取付け状
態について説明する。この換気孔用屋根体8の中心下方
部には、図8に示すように先端にネジ部8bが形成され
ている支持軸杆8aが突設されており、かつこの支持軸
杆8aの中間には鍔部8cが設けられている。前記支持
軸杆8aのネジ部8bを、前記骨材接合プレート1の平
坦部11に穿設した透孔10に挿通すると、鍔部8cが
この骨材接合プレート1の平坦部11に合致し、前記ネ
ジ部8bにナット20を螺着させることによって前記換
気孔用屋根体8は多面構造体5の頂部4に取り付けられ
る。
【0017】また、本発明による簡易建造物の頂部にお
いて、所定の骨材2より遥かに長いシート用支持骨材6
と対応する部分の多面構造体5の下方の骨材2を予め除
去しておいて、この下方の骨材2の骨材取付け溝12に
対応する骨材接合プレート1のボルト挿通孔15に長い
シート用支持骨材6をボルト・ナットにて固定すれば良
い。
【0018】なお、1個の多面構造体5の頂部の骨材2
の上に、他の長いシート用支持骨材6を重畳する如く固
定しても勿論所期の目的を達成し得るものである。
【0019】このように、頂部より地面方向に斜めに延
設した長いシート用支持骨材6に略五角錐形状のシート
7を覆い固定することによって本発明の簡易建造物19
内には、基本的には複数個の部屋(空間部5a,9)が
形成される。
【0020】このように、本発明の実施例における簡易
建造物においては、五角錐形状のシート7の頂部に換気
孔7bを設け、この換気孔7bに対応して外側に換気孔
用屋根体8を取り付けることにより、雨天であっても何
ら支障なく換気が得られ、簡易建造物として機能性が高
くなるものである。
【0021】また、本発明の骨材接合プレート1は本実
施例に示したものに限らず、本発明の特許請求の範囲を
逸脱しない範囲内において如何なる形状や材料にしても
良いこと勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明の簡易建造物によれば、骨材接合
プレートと所定長さの骨材とによって頂部を形成すると
共に、内部に空間部を形成した多角形の多面構造体を用
い、複数個の多面構造体をリング状に連結固定し、この
リング状に連結固定した複数個の多面構造体のほぼ中心
上に1個の多面構造体を重ねて連結固定し、前記所定長
さの骨材より遥かに長い複数個のシート用支持骨材を前
記頂部より地面方向に斜めに延設し、少なくとも一つの
側面の一部にドア部を設けると共に、頂部に換気孔を設
けた多角錐形状のシートを少なくとも前記シート用支持
骨材に固定し、前記頂部に設けた骨材接合プレートに前
記換気孔に対応する換気孔用屋根体を固定したものであ
るから、多目的用途の複数の空間部(部屋)を形成した
大型の略五角錐形状の簡易建造物を強固にして簡単に組
み立てることができ、しかも換気孔を設けた多角錐形状
のシートを固定することにより換気が完全となり、かつ
この換気孔に対応して外側に換気孔用屋根体を取り付け
ることにより、雨天であっても何ら支障なく換気が得ら
れ、簡易建造物としての機能性が益々高くなり、組み立
て工数の削減および解体搬送が容易、コスト低廉となる
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易建造物の好適な一実施例を示
す正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】本発明の一実施例に使用する多面構造体の実施
例を示す外観斜視図である。
【図4】骨材接合プレートの一実施例を示す外観斜視図
である。
【図5】図1および図2の本発明の要部を示す平面図で
ある。
【図6】土台部の組立状態を示す外観斜視図である。
【図7】頂部における換気孔用屋根体および骨材接合プ
レートと骨材との取付け状態を示す拡大側断面図であ
る。
【図8】本発明の簡易建造物における多面構造体同士の
取付け状態要部を示す外観斜視図である。
【図9】シート用支持骨材の取付け状態を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
1 骨材接合プレート 2 骨材 3 土台部 4 頂部 5 多面構造体 5a 空間部 6 シート用支持骨材 7 略五角錐形状のシート 7a ドア部 7b 換気孔 8 換気孔用屋根体 8a 支持軸杆 8b ネジ部 8c 鍔部 9 空間部 18 ボルト 19 簡易建造物 20 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 充秀 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 東 邦シートフレーム株式会社内 (72)発明者 野村 祐二 埼玉県草加市松原3丁目C−22−401 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 15/00 - 15/64 E04B 1/343

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材接合プレートと所定長さの骨材とに
    よって多角形の基体部を形成し、この基体部上に前記骨
    材接合プレートと所定長さの骨材とによって頂部を形成
    すると共に、複数の三角形を上下交互に組み合わせて内
    部に空間部を形成した多面構造体を形成してなり、複数
    個の前記多面構造体を前記骨材接合プレートを介してリ
    ング状に連結固定すると共に、このリング状に連結固定
    した複数個の前記多面構造体のほぼ中心上に1個の多面
    構造体を重ねて前記骨材接合プレートを介して連結固定
    し、前記所定長さの骨材より遥かに長い複数個のシート
    用支持骨材を、適宜の間隔をもって前記1個の多面構造
    体の頂部より地面方向に斜めにそれぞれ延設し、前記シ
    ート用支持骨材に少なくとも一つの側面の一部にドア部
    を設けると共に、頂部に換気孔を設けた多角錐形状のシ
    ートを固定し、前記頂部に設けた骨材接合プレートに前
    記換気孔に対応する換気孔用屋根体を固定したことを特
    徴とする簡易建造物。
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