JP2932219B2 - クランプロック装置付き流体圧クランプ - Google Patents

クランプロック装置付き流体圧クランプ

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JP2932219B2
JP2932219B2 JP3108531A JP10853191A JP2932219B2 JP 2932219 B2 JP2932219 B2 JP 2932219B2 JP 3108531 A JP3108531 A JP 3108531A JP 10853191 A JP10853191 A JP 10853191A JP 2932219 B2 JP2932219 B2 JP 2932219B2
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    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/08Arrangements for positively actuating jaws using cams
    • B25B5/087Arrangements for positively actuating jaws using cams actuated by a hydraulic or pneumatic piston
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/061Arrangements for positively actuating jaws with fluid drive

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成型機・マシニン
グセンタ等の加工機械の固定台に金型・ワークパレット
等の被固定物を押圧操作する流体圧クランプに関し、さ
らに詳しくいえば、この流体圧クランプにクランプロッ
ク装置を付設し、そのクランプロック装置は、クランプ
用流体圧力が異常低下した時に被固定物が外力によって
アンクランプされるのを防止するように作動する。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプロック装置付き流体圧
クランプには、特開平1-154833号公報に示すものがあ
る。これは、図13に示すように、クランプ用第1シリ
ンダ309の第1作動室313の流体圧力によって第1ピスト
ン312をアンクランプ位置Y(二点鎖線図)からクランプ
位置X(実線図)へ進出させるようになっており、上記の
第1作動室313にロック室326を交差状に連通させ、その
ロック室326にロック用楔327を挿入してある。
【0003】この楔327は、第2シリンダ329の第2作動
室393の流体圧力によって、第2ピストン339を介して、
第1作動室313へ進出するロック位置M(実線図)とロッ
ク室326内に退入するロック解除位置N(二点鎖線図)と
に切換移動される。第2ピストン339の下側に第3作動
室340を形成し、第2作動室393にロック用押圧バネ395
を装着してある。
【0004】クランプアーム307を二点鎖線図のアンク
ランプ状態から実線図のクランプ状態へ切換える場合に
は、第3作動室340から圧力流体を排出するとともに、
第1作動室313と第2作動室393とに圧力流体を供給す
る。すると、第1ピストン312がアンクランプ位置Yか
ら左向きに進出し、クランプアーム307を被固定物302へ
向けて揺動させる。これと同時に、第2作動室393の流
体圧力と押圧バネ395の弾圧力とによって、楔327がロッ
ク解除位置Nからロック位置Mへ向けて進出してその楔
面348が第1ピストン312の楔受け面349に楔係合する。
引き続いて進出駆動される楔327の楔係合力と第1作動
室313の流体圧力との合力によって、第1ピストン312を
クランプ位置Xへ強力に押圧するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構造では、
第2シリンダ329が第1シリンダ309から上向きに突出す
るので、流体圧クランプの背丈が高くなる問題があるう
え、次の問題がある。上記の楔係合式流体圧クランプで
は、クランプ駆動の終期には、楔327を、楔面348と楔受
け面349との両面間に作用する動摩擦力に抗してロック
位置Mへロック駆動する。これに対して、アンクランプ
駆動の始期には、その楔327を、上記の動摩擦力よりも
格段に大きい静摩擦力に抗してロック解除位置Nへアン
ロック駆動する必要がある。その理由は、動摩擦係数よ
りも静摩擦係数のほうが格段に大きいうえ、クランプ駆
動の終期の過大な面圧によって両面348・349間の潤滑油
が押し出されて金属接触が起きるからであると考えられ
る。
【0006】上記の楔327をロック駆動するにあたり、
第2作動室393の流体圧力とロック用押圧バネ395の弾圧
力との合力を利用しているので、ロック用押圧力が大き
い。このため、楔327を確実にアンロック駆動するにあ
たり、第2ピストン339を大径に造って第2作動室340の
断面積を大きくする必要がある。また、楔面348の傾斜
角度αは、楔327を確実にアンロック作動させるために
は、できるだけ小さい値に設定する必要がある。このた
め、第1ピストン312の下部が後ろ向きに突出する。以
上のように、流体圧クランプは、背丈が高くなること、
第2ピストン339が大径になるうえ第1ピストン312も長
尺になることから、大形になる。
【0007】さらに次の問題がある。図中の二点鎖線図
のクランプ駆動の始期から楔係合の開始までの期間内で
は、ロック用第2作動室393の流体圧力とロック用押圧
バネ395との合力によって、楔327の下面が第1ピストン
312の外周面に強力に接当する。このため、その外周面
が損傷して、第1作動室313からの流体漏れが起きやす
い。この問題は、金型302等の被固定物のクランプ厚さ
が大きくなった場合に著しい弊害となって現れる。即
ち、クランプ厚さが大きくなると、クランプアーム307
の揺動角度が小さい段階で第1ピストン312の負荷が大
きくなって、その第1ピストン312の外周面と楔327の下
面との干渉の度合いも大きくなるからである。本発明
は、流体圧クランプを小形化すること、及びクランプ用
第1作動室の保密状態を良好に保つことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、例えば図1から図4に示すように、流体
圧クランプを次のように構成したことを特徴としてい
る。
【0009】(請求項1の発明)ハウジング4のシリンダ
穴9に、クランプ用第1ピストン11と、その第1ピス
トン11よりも大径のロック用第2ピストン17とを、
ほぼ同軸上で前後方向へ保密移動自在に挿入し、これら
ピストン11・17の後側にクランプ用第1作動室21
を形成し、上記の第1ピストン11の前部にクランプ具
7を連結し、上記の第2ピストン17の前側にアンクラ
ンプ用第2作動室25を形成し、上記の第1ピストン1
1の外周面と上記シリンダ穴9とにわたってクランプロ
ック用楔空間30を前すぼまり状に形成し、上記の楔空
間30に後側から挿入されるロック用楔31と、上記の
第1ピストン11のロック解除用被係合部33に前側か
ら対面するロック解除用係合部34とを、上記の第2ピ
ストン17の前部と後部とに設けたものである。
【0010】(請求項2の発明)上記の請求項1の構成に
おいて、前記の第1ピストン11のピストン本体12に
前記の第2ピストン17を外嵌したものである。
【0011】(請求項3の発明)上記の請求項1又は2の
構成において、前記ハウジング4の前面に前記シリンダ
穴9を前下がりに開口し、前記の第1ピストン11の前
部にクランプ具7を固定したものである。
【0012】
【作用】本発明は、例えば図1と図3に示すように、次
のように作用する。図3のアンクランプ状態では、第1
作動室21内の圧力流体を排出するとともに、第2作動
室25へ圧力流体を供給してある。これにより、第2ピ
ストン17が後退して、係合部34が被係合部33を介
して第1ピストン11をアンクランプ位置に後退させて
ある。
【0013】上記のアンクランプ状態から図1のクラン
プ状態へ切換えるときには、第2作動室25内の圧力流
体を排出するとともに、第1作動室21へ圧力流体を供
給する。すると、その流体圧力によって第1ピストン1
1と第2ピストン17とが進出して、クランプ具7が被
固定物(ここでは金型)2に上側から押圧接当する。引き
続いて、進出移動が阻止された第1ピストン11に対し
て第2ピストン17がロック用ストロークSだけ進出す
る。これにより、ロック用楔31が第1ピストン11の
外周面とシリンダ穴9とに楔係合していき、第2ピスト
ン17をシリンダ穴9に強力に摩擦固定する。これによ
り、圧力流体供給配管の流体漏れ等によって第1作動室
21の圧力が異常低下した場合であっても、第1ピスト
ン11が上記クランプ位置に保持されるのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。流体圧クランプのハウジ
ングにはシリンダ穴を1つ形成するだけでよく、前記の
従来例のように第2シリンダを第1シリンダから上向き
に突出させなくてすむので、流体圧クランプの背丈が低
くなる。また、両ピストンをほぼ同軸上に配置したこと
からロック用ストロークが短くなり、第1ピストンの長
さが短かくなるので、流体圧クランプの前後方向の長さ
も短くなる。以上により、流体圧クランプを小形に造れ
る。また、上記ロック用ストロークが短くてすむことか
ら、クランプ作動時間も短くなる。
【0015】両ピストンをほぼ同軸上に配置することに
よってロック用楔をシリンダ穴の軸心方向に作動させれ
るので、その楔がシリンダ穴の封止面と干渉するのを防
止できる。これにより、第2ピストン又は第1ピストン
とシリンダ穴との封止面間を良好な状態に保って流体圧
クランプの寿命を長くできる。また、シリンダ穴が1つ
ですむので、加工が容易になり、流体圧クランプの製作
コストを低減できる。さらに、流体圧クランプのクラン
プ時には、前述したごとく、クランプ具が被固定物に接
当し、その後、第1ピストンに対して第2ピストンが進
出してその第1ピストンをロックするので、被固定物の
クランプ厚さの許容範囲が大きい。
【0016】また、請求項2に示すように、前記の請求
項1の構成において、第1ピストンのピストン本体に第
2ピストンを外嵌した場合には、そのオーバラップ分だ
け第1ピストンの全長が短くてすむので、流体圧クラン
プをさらに小形に造れる。
【0017】さらに、請求項3に示すように、前記の請
求項1又は2の構成において、ハウジングの前面にシリ
ンダ穴を前下がりに開口し、第1ピストンの前部にクラ
ンプ具を固定した場合には、ハウジングの前後方向の長
さを短縮でき、流体圧クランプの長さを小さくできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面で説明する。 (第1実施例)図1から図4は第1実施例を示している。
図1の縦断側面図と図2の平面図とで示すように、射出
成形機の固定台1に、被固定物である金型2が油圧クラ
ンプ(流体圧クランプ)3によって固定される。この油圧
クランプ3は、そのハウジング4の両側壁5・5が2本
のボルト6・6によって固定台1に固定されており、ハ
ウジング4から進出させたクランプ具7が金型2を斜め
上側から押圧するようになっている。
【0019】上記ハウジング4に前下りに状に形成した
シリンダ穴9は、小径穴部分9aと大径穴部分9bとを
同軸上で前後に連通させてなる。その小径穴部分9aに
パッキン10を介してクランプ用第1ピストン11が油
密状に挿入される。この第1ピストン11は、ピストン
本体12とピストンロッド13とからなる。そのピスト
ンロッド13の前部から前記クランプ具7を前下向きに
一体に突出させ、そのクランプ具7の下部溝15に回り
止めピン16を挿入してある。上記の第1ピストン11
のピストン本体12とシリンダ穴9の大径穴部分9bと
の間に、ロック用第2ピストン17が2つのパッキン1
8・19を介して油密状に挿入される。
【0020】上記の両ピストン11・17の後側に形成
したクランプ用第1作動室21は、第1油路22を介し
て第1圧油給排口23(図2参照)に連通される。また、
第2ピストン17の前側に形成した環状のアンクランプ
用第2作動室25は、第2油路26を介して第2圧油給
排口27(同上図2参照)に連通される。
【0021】上記の第1ピストン11のピストンロッド
13の外周面に後ろすぼまり状の楔受け面29が突設さ
れ、この楔受け面29とシリンダ穴9の大径穴部分9b
との間にクランプロック用楔空間30が形成される。上
記の第2ピストン17の前部に固定したロック用楔31
が上記の楔空間30に後側から挿入される。また、上記
の第1ピストン11の後部に固定したロック解除用被係
合部33に第2ピストン17の後部のロック解除用係合
部34を前側から対面させてある。
【0022】上記の楔31は、図4に示すように、周方
向に複数のスリット36を設けてなり、径方向へ容易に
弾性変形できるように構成してある。なお、第1作動室
21のエンドプレート38と第1ピストン11との間に
クランプ用第1押圧バネ39を装着するとともに、両ピ
ストン11・17間にロック用第2押圧バネ40を装着
してある。
【0023】上記の油圧クランプ3は次のように作動す
る。図3のアンクランプ状態では、第1作動室21内の
圧油を排出するとともに、第2作動室25へ圧油を供給
してある。これにより、第2ピストン17が第2押圧バ
ネ40に抗して後退するとともに、ロック解除用係合部
34が第1押圧バネ39に抗して被係合部33を介して
第1ピストン11をアンクランプ位置に後退させてあ
る。
【0024】上記のアンクランプ状態から図1のクラン
プ状態へ切換えるときには、第2作動室25内の圧油を
排出するとともに、第1作動室21へ圧油を供給する。
すると、その油圧力によって第1ピストン11と第2ピ
ストン17とが前下向きに進出していき、クランプ具7
が金型2に上側から押圧接当する。
【0025】引き続いて、進出移動が阻止された第1ピ
ストン11に対して第2ピストン17がロック用ストロ
ークSだけ進出する。これにより、第1ピストン11の
楔受け面29とシリンダ穴9の大径穴部分9bとの間に
楔31が係合していき、第2ピストン17を大径穴部分
9bに摩擦固定する。そして、圧油供給配管の圧油漏れ
等によって第1作動室21内の油圧力が異常低下したり
消失したりした場合であっても、第1ピストン11が上
記クランプ位置に保持される。
【0026】即ち、上記の楔31と楔受け面29とは、
これら接当面間の摩擦係数が小さくなるように材質を選
定したり表面処理を施したりしてある。これとは逆に、
その楔31と大径穴部分9bとの接当面間は、摩擦係数
が比較的に大きくなるように材質を選定したり表面処理
を施したりしてある。
【0027】上記の油圧力の消失時等においては、金型
2に作用する重力や加工反力等の外乱力がクランプ具7
を介して第1ピストン11をわずかながらも後退させよ
うとする。すると、大径穴部分9bに摩擦固定された楔
31に楔受け面29がますます食い込んで、さらに強力
にロックするのである。
【0028】上記の構成によれば次の長所が得られる。
油圧クランプ3のハウジング4にはシリンダ穴9を1つ
形成するだけでよく、前記の従来例(図13参照)のよう
に第2シリンダ329を第1シリンダ309から上向きに突出
させなくてすむので、油圧クランプ3の背丈が低くな
る。また、両ピストン11・17をほぼ同軸上に配置し
たことからロック用ストロークSが短くなり、第1ピス
トン11の長さが短かくなるので、油圧クランプ3の前
後方向の長さも短い。以上により、油圧クランプ3を小
形に造れる。
【0029】また、上記ロック用ストロークSが短くて
すむことから、クランプ作動時間も短くなる。しかも、
楔受け面29の傾斜角度を所望の値に設定することが可
能なので、種々のクランプ作業に適合する油圧クランプ
3を容易に造れる。
【0030】両ピストン11・17をほぼ同軸上に配置
したことからロック用楔31をシリンダ穴9の軸心方向
に作動させることができ、その楔31がシリンダ穴9の
大径穴部分9bの封止面と干渉するのを防止できる。こ
れにより、第1ピストン11とシリンダ穴9との封止面
間を良好な状態に保って油圧クランプの寿命を長くでき
る。また、シリンダ穴9が1つですむので、加工が容易
になり、油圧クランプの製作コストを低減できる。
【0031】さらに、油圧クランプ3のクランプ時に
は、前述したごとく、クランプ具7が金型2に接当し、
その後、第1ピストン11に対して第2ピストン17が
進出してその第1ピストン11をロックするので、金型
2のクランプ厚さの許容範囲が大きい。
【0032】油圧クランプ3のクランプ力は、両ピスト
ン11・17の油圧推力に加えて、両押圧バネ39・4
0の弾圧力を利用できるので、そのクランプ能力が大き
い。
【0033】(変形例)図5の変形例に示すように、前記
ロック用楔31を第2ピストン17とは別体に設けた場
合には、その楔31の材質や表面処理の選択の自由度が
大きくなるので、油圧クランプの最適な設計が容易とな
る。
【0034】図6から図9の各図と、図10及び図11
と、図12とは、それぞれ、第2実施例から第7実施例
を示している。なお、これらの実施例においては、上記
の第1実施例と同じ構成の要素には原則として同一の符
号を付けてある。
【0035】(第2実施例)図6の第2実施例では、第2
ピストン17をピストン本体43とピストンロッド44
とで構成し、そのピストンロッド44をシリンダ穴9の
小径穴部分9aに油密状に挿入してある。上記のピスト
ンロッド44の前部にロック用楔31を固定し、ピスト
ン本体43にロック解除用係合部34を固定してある。
この場合、作動オイルの浸漬面の外側に楔空間30と楔
31が配置されるので、摩擦固定力が大きくなり、強力
なクランプロック力を確保できる。
【0036】(第3実施例)図7の第3実施例では、第1
ピストン11のピストン本体12に第2ピストン17の
ピストンロッド44を外嵌し、そのピストンロッド44
をシリンダ穴9の小径穴部分9aの後部に挿入してあ
る。その小径穴部分9aの前部に第1ピストン11のピ
ストンロッド13が油密状に挿入される。この場合、第1
ピストン11のピストン本体12の直径を小さくして第
2作動室25を小径に造れるので、アンクランプ時のオ
イル供給量が少なくてすみ、アンクランプ作動時間を短
縮できる。なお、押圧バネは、クランプ用第1押圧バネ
39だけを装着してある。
【0037】(第4実施例)図8の第4実施例では、第1
ピストン11は、シリンダ穴9の小径穴部分9aの前部
に油密状に挿入したピストン本体12からピストンロッ
ド13を後ろ向きに突設して構成してある。また、第2
ピストン17のピストンロッド44を上記の小径穴部分
9aに挿入し、そのピストンロッド44の前下部にロッ
ク用楔31を固定してある。第1押圧バネ39は、ハウ
ジング4と第2ピストン17との間に装着してある。ま
た、第2押圧バネ40は、第2ピストン17の係合部3
4と第1ピストン11との間に装着してある。なお、上
記の楔31は、ピストンロッド44の前上部に設けても
よい。
【0038】(第5実施例)図9の第5実施例は、第3実
施例(図7参照)のものを変更したものであって、シリン
ダ穴9の縮径肩部に形成した楔受け面29と第1ピスト
ン11外周面との間に楔空間30を形成してある。この
場合、第1ピストン11は楔受け面29を省略して短尺
に造れることになり、油圧クランプを小形化できる。
【0039】(第6実施例)図10と図11の第6実施例
は、第1実施例(図1参照)のものを次のように変更して
ある。シリンダ穴9の大径穴部分9bと第1ピストン1
1との間に環状に並ぶ複数の爪部材47からなるコレッ
ト46を挿入し、各爪部材47の楔受け面29に第2ピ
ストン17のロック用楔31を接当させてある。なお、
ロック用楔空間30は、上記の楔受け面29の外周側に
前すぼまり状に形成されている。
【0040】(第7実施例)図12の第7実施例では、前
記の金型2の上面とクランプ具7との間に、滑動用のシ
ャトル部材51を前後方向へ一定範囲内で摺動移動自在
な状態に介在させてある。このシャトル部材51は、窒
化処理した合金鋼にメッキ処理を施してあり、クランプ
具7下面の支持溝52に挿入された状態で進出バネ53
によって前向きに弾圧される。そのシャトル部材51の
所定量以上の前向き移動を、遊動孔54に挿通したスト
ッパーピン55によって阻止してある。
【0041】上記のシャトル部材51は、図示のクラン
プ状態からアンクランプ状態へ切換えるときには次のよ
うに作動する。第1ピストン11を後上向きに後退駆動
すると、まず、金型2に摩擦固定されたシャトル部材5
1とクランプ具7との間に滑りが生じ、そのシャトル部
材51を置き残した状態でクランプ具7だけが後上側へ
駆動される。引き続いて後退駆動される第1ピストン1
1によって、クランプ具7とシャトル部材51とが後上
向きにアンクランプ駆動され、金型2がアンクランプさ
れるのである。これにより、アンクランプ作動が確実に
行われる。
【0042】なお、上記の各実施例は、さらに次のよう
に変更できる。押圧用バネ39・40は、これら両者ま
たは一方を省略することが可能である。また、油圧クラ
ンプ3は、第1ピストン11によってクランプ具7を直
進駆動するものに代えて、従来例に示すようにクランプ
具を揺動駆動するものであってもよく、天秤形クランプ
具を揺動駆動するものであってもよい。さらに、作動流
体は、オイルに代えて圧縮空気であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示し、流体圧クランプである油圧
クランプのクランプ状態を示す縦断側面図である。
【図2】同上の油圧クランプの平面図である。
【図3】同上の油圧クランプのアンクランプ状態を示す
縦断側面図である。
【図4】同上の油圧クランプのロック用楔の側面図であ
る。
【図5】上記の第1実施例の変形例を示し、図1に相当
する要部部分図である。
【図6】油圧クランプの第2実施例を示し、図1に相当
する図である。
【図7】油圧クランプの第3実施例を示し、図1に相当
する図である。
【図8】油圧クランプの第4実施例を示し、図1に相当
する図である。
【図9】油圧クランプの第5実施例を示し、図1に相当
する図である。
【図10】油圧クランプの第6実施例を示し、図1に相
当する図である。
【図11】上記の第6実施例の油圧クランプに使用する
コレットの斜視図である。
【図12】油圧クランプの第7実施例を示し、図1に相
当する部分図である。
【図13】従来例を示し、図1に相当する図である。
【符号の説明】
4…ハウジング、7…クランプ具、9…シリンダ穴、1
1…第1ピストン、12…ピストン本体、17…第2ピ
ストン、21…第1作動室、25…第2作動室、30…
楔空間、31…楔、33…被係合部、34…係合部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(4)のシリンダ穴(9)に、ク
    ランプ用第1ピストン(11)と、その第1ピストン(1
    1)よりも大径のロック用第2ピストン(17)とを、ほ
    ぼ同軸上で前後方向へ保密移動自在に挿入し、 これらピストン(11)(17)の後側にクランプ用第1作
    動室(21)を形成し、上記の第1ピストン(11)の前部
    にクランプ具(7)を連結し、上記の第2ピストン(17)
    の前側にアンクランプ用第2作動室(25)を形成し、 上記の第1ピストン(11)の外周面と上記シリンダ穴
    (9)とにわたってクランプロック用楔空間(30)を前す
    ぼまり状に形成し、 上記の楔空間(30)に後側から挿入されるロック用楔
    (31)と、上記の第1ピストン(11)のロック解除用被
    係合部(33)に前側から対面するロック解除用係合部
    (34)とを、上記の第2ピストン(17)の前部と後部と
    に設けた、 ことを特徴とするクランプロック装置付き流体圧クラン
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したクランプロック装置
    付き流体圧クランプにおいて、 前記の第1ピストン(11)のピストン本体(12)に前記
    の第2ピストン(17)を外嵌した、ことを特徴とするク
    ランプロック装置付き流体圧クランプ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載したクランプロッ
    ク装置付き流体圧クランプにおいて、 前記ハウジング(4)の前面に前記シリンダ穴(9)を前下
    がりに開口し、前記の第1ピストン(11)の前部にクラ
    ンプ具(7)を固定した、ことを特徴とするクランプロッ
    ク装置付き流体圧クランプ。
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