JP2932029B2 - 不正通話防止装置 - Google Patents

不正通話防止装置

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JP2932029B2 JP29762893A JP29762893A JP2932029B2 JP 2932029 B2 JP2932029 B2 JP 2932029B2 JP 29762893 A JP29762893 A JP 29762893A JP 29762893 A JP29762893 A JP 29762893A JP 2932029 B2 JP2932029 B2 JP 2932029B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不正操作に基づく不正
通話を防止する不正通話防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆電話機等では、硬貨の投入後
ダイヤル発信を行うと、相手の呼出が行われ、相手が応
答すると到来する課金信号により課金を行い、投入され
た硬貨の額に応じた通話が許容されるものとなってい
る。また、カード式公衆電話機の場合は、挿入されたカ
ードの残度数を読み取ると共に、通話中に到来する課金
信号によって上記残度数が1度数づつ減じられ、通話が
終了すると残りの度数をカードに記録し返却するように
している。なお、通話中に、課金信号により硬貨が収納
され硬貨が無くなった場合、或いはカードの残度数が無
くなった場合は、局線の直流ループが開放され通話が強
制切断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような公衆電話機
では内部に局電源で動作する制御回路を設け、この制御
回路の制御により課金処理を行っている。このような場
合に、不正通話を目的として、例えば送受器と電話機本
体部とを接続する送受器ひもにピンを刺して送受器ひも
の金属部分とピンとを接触させ、そのピン先を接地する
と、通話ループが形成されることから、通話度数が無く
なって電話機により局線を強制切断してもまだ通話が続
行される不具合がある。また、電話機と局線を接続する
電話機ひもにピンを刺し、このピンにより局線L1,L
2間を一定時間短絡するようないたずらが行われると、
上記制御回路がリセットされることから、課金処理が停
止し無料通話(不正通話)が可能になる不具合がある。
【0004】このため、局線L1,L2間の電圧を監視
して異常電圧となった場合に、妨害音を発生させたり、
或いは局線L1,L2間を短絡して通話を阻止すること
が考えられている。しかし、局線L1,L2間の電圧
は、局線のループ長により異なるため、異常電圧を正確
に検出するためには各電話機毎に調整が必要になるとい
う問題があった。また、局線L1,L2間の電圧異常時
に妨害音等を送出しても通話を完全に阻止できないとい
う問題もあった。したがって本発明は、不正操作に基づ
く不正通話を簡単かつ確実に阻止することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、交換機と接続される公衆電話機の不
正通話を防止する場合、通話中に定期的に高周波の監視
信号を発信する発信回路を公衆電話機に設けると共に、
監視信号を検出する検出回路と、この検出回路の無検出
出力に応じ局線を開放するスイッチとを有する装置を交
換機と公衆電話機との間に設けたものである。また、監
視信号を受信する受信回路と、スイッチと、常時はスイ
ッチを駆動して局線を公衆電話機に接続するとともに公
衆電話機のループ閉結動作に基づく局線のループ閉結情
報を検出すると受信回路を介して監視信号を検出し、監
視信号が検出できなくなるとスイッチを駆動して局線を
一定時間開放する制御回路とを有する装置を交換機と公
衆電話機との間に設けたものである。 また、高周波の監
視信号を発信する発信回路と、第1のスイッチと、交換
機からの課金信号の送出終了を検出すると一定時間第1
のスイッチを駆動して局線と発信回路間を接続しかつ発
信回路を駆動する第1の制御部とを公衆電話機に設ける
とともに、監視信号を受信する受信回路と、第2及び第
3のスイッチと、常時は第2のスイッチを駆動して局線
を公衆電話機に接続するとともに課金信号の送出終了を
検出すると第3のスイッチを一定時間駆動し局線と受信
回路間を接続して受信回路を介し監視信号を検出し、監
視信号が検出できない場合は第2のスイッチを駆動して
局線を一定時間開放する第2の制御部とを有する装置を
交換機と公衆電話機との間に設けたものである。
【0006】
【作用】公衆電話機の通話中に発信回路からの監視信号
が検出回路で検出されない場合は、交換機と公衆電話機
との間を接続する局線が開放される。この結果、公衆電
話機において不正操作に基づく不正通話が行われると、
上記検出回路で監視信号が検出できないことから、この
不正通話は阻止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る不正通話防止装置の一実施例を
示すブロック図である。同図において、1は交換機、2
は交換機1に接続されると共に交換機1に近接して配設
される交換機側装置、3は公衆電話機である。ここで交
換機側装置2は、制御回路21,受信回路(検出回路)
22及びスイッチSW1,SW2から構成されている。
また、公衆電話機3は、通話回路やダイヤル回路等から
構成される電話機回路網31、制御回路32、発信回路
33、及びスイッチSW3から構成される。
【0008】ところで、通話時に交換機1から到来する
課金信号、或いは自律課金により通話料金を収納するこ
の種の公衆電話機では、様々な不正操作により無料通話
が行われる場合がある。このような不正通話を阻止する
ために、本実施例では通話中に音声帯域外の例えば32
KHZ の高周波信号(監視信号)を公衆電話機3の発信
回路33から定期的に発生させて局線L1,L2を介し
て送信し、交換機側装置2内の受信回路22でこれを受
信する。そして、これが受信できない場合は、局線L1
に接続され交換機1と公衆電話機3とを接続する交換機
側装置2内のスイッチSW1を開放する。
【0009】即ち、公衆電話機3側で通話中に不正操作
が行われ、制御回路32の課金処理が停止し無料通話が
行われる場合、或いは通話中に局線L1,L2等からな
る公衆電話機1の通話ループの電圧が異常となる場合
は、公衆電話機3側から交換機側装置2に対し上述の高
周波信号が伝達できなくなる。このため、受信回路22
では高周波信号の受信が不可となり、したがってこの場
合は公衆電話機3側で不正通話が行われないように交換
機側装置2のスイッチSW1を開放する。
【0010】次にこのような不正通話を阻止する上記実
施例装置の詳細な動作を説明する。まず、通話中に課金
信号を送出しない交換機1に接続された例から説明す
る。通話中に交換機1から課金信号が到来しないような
場合は、公衆電話機3側で自律課金処理が行われる。こ
の自律課金とはタイマを設け、発信したダイヤル番号か
ら上記タイマのタイマ値を定めてこのタイマのタイムア
ップに基づいて通話料金を徴収するものである。このよ
うな自律課金及び転極の場合は、交換機側装置2のスイ
ッチSW2及び公衆電話機3のスイッチSW3はともに
閉結されている。
【0011】いま、公衆電話機3のオフフックにより、
局線L1,L2のループが形成されると、制御回路32
はこれを検出して発信回路33を駆動し、上述の高周波
信号を局線L1,L2を介し交換機1側へ送信する。こ
の高周波信号の送出タイミングは、オフフック中、即ち
通話中には所定の周期で送信され、オンフックにより通
話が終了すると制御回路32に対する局電源の供給が停
止することから、上記高周波信号の送信は停止される。
【0012】一方、交換機側装置2の制御回路は、局線
L1,L2のループ閉結情報を交換機1からの信号線4
0を介して検出するか、或いは図示省略したループ監視
回路により検出すると、スイッチSW2及び受信回路2
2を介し公衆電話機3からの高周波信号を検出する。そ
してこれが定期的に検出されている場合は、公衆電話機
1において不正操作が行われず、正常通話が行われてい
ると判断する。そして上記高周波信号が受信できなくな
ると、公衆電話機1において不正操作に基づく不正通話
が行われているものとしてスイッチSW1を1秒間開放
する。
【0013】このスイッチSW1の開放により、公衆電
話機3の制御回路32に対しては局電源の供給が停止
し、制御回路32がリセットされることから制御回路3
2による電話機回路網31の制御が不可となり、したが
って不正通話の続行が不可となる。なお、上記高周波信
号は音声帯域外にあるため、通話中に送信されても通話
に影響を与えることはない。
【0014】次に、本装置が通話中に課金信号を送出す
る交換機に接続される場合は、課金信号に12KHZま
たは16KHZの信号が使用されていることから、上述
の高周波信号の送受信への影響、或いは高周波信号の送
受信による課金信号への影響があるため、常時は交換機
側装置2のSW2及び公衆電話機3のSW3を開放して
おき、高周波信号を送受信するときのみ閉結する。
【0015】即ち、公衆電話機3において通話が開始さ
れると、局線L1,L2を介し交換機1からダイヤル発
信番号に応じた所定の周期の課金信号が公衆電話機3に
到来する。この場合、交換機側装置2の制御回路21
は、信号線40を介して交換機1から課金信号送出中信
号を受信し、課金信号の送出完了を検出すると、スイッ
チSW2を閉結して公衆電話機3側からの高周波信号の
受信態勢に入る。一方、公衆電話機3の制御回路32
は、交換機1から送られてくる課金信号を電話機回路網
31を介して受信し、課金信号の送信終了を確認する
と、スイッチSW3を閉結すると共に、発信回路33を
駆動して一定時間高周波信号を局線L1,L2へ送信さ
せる。その後、高周波信号の送信が終了すると、スイッ
チSW3を開放し、次の課金信号の送信完了が検出され
ると、再度スイッチSW3を閉結して高周波信号を送
る。
【0016】このような交換機1からの課金信号の送信
完了後に公衆電話機3から送信される高周波信号は、交
換機側装置2のスイッチSW2及び受信回路22を介し
て制御回路21で検出され、制御回路21はこの高周波
信号を検出すると、スイッチSW2を開放する。そして
交換機1から次の課金信号の送出が完了すると再度スイ
ッチSW2を閉結して公衆電話機3からの高周波信号の
受信態勢に入り、これが受信できない場合は、スイッチ
SW1を1秒間開放し、公衆電話機3の通話を断とす
る。
【0017】このように本実施例装置は、公衆電話機3
に高周波信号を発信する発信回路33を設けると共に交
換機側装置2に高周波信号を受信する受信回路22を設
け、公衆電話機3の通話中に交換機側装置2において上
記高周波信号が受信できない場合は、公衆電話機3にお
いて不正操作に基づく不正通話が行われているものと判
断してスイッチSW1を開放し、公衆電話機3の通話の
続行を阻止するようにしたものである。
【0018】なお、本実施例では、公衆電話機3の通話
状態の監視用として高周波信号を用いているが、フォー
マット化されたデータ信号を用いるように構成しても良
く、この場合データ受信が不可になると公衆電話機3の
通話の阻止は勿論、受信したデータにエラーが生じた場
合においても通話を阻止するように構成できる。また、
上述のデータ信号を用いて交換機側装置2へ次の受信タ
イミングを指示するように構成することにより、一定周
期で公衆電話機3から送信される信号の送出タイミング
を可変とすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、公
衆電話機に発信回路を設けると共に、公衆電話機と交換
機間に検出回路及びスイッチを設け、公衆電話機の通話
中に発信回路からの監視信号が検出回路で検出されない
場合は、交換機と公衆電話機との間を接続する局線を開
放するようにしたので、公衆電話機において不正操作に
基づく不正通話が行われた場合、簡単な構成により的確
に不正通話を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不正通話防止装置の一実施例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 交換機 2 交換機側装置 3 公衆電話機 21,32 制御回路 22 受信回路(検出回路) 31 電話機回路網 33 発信回路 40 信号線 SW1〜SW3 スイッチ L1,L2 局線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局線に接続される公衆電話機の不正通話
    を防止する不正通話防止装置において、 通話中に定期的に高周波の監視信号を発信する発信回路
    を前記公衆電話機に設けるとともに、前記監視信号を検
    出する検出回路と、この検出回路の無検出出力に応じ前
    記局線を開放するスイッチとを有する装置を設けたこと
    を特徴とする不正通話防止装置。
  2. 【請求項2】 局線に接続される公衆電話機の不正通話
    を防止する不正通話防止装置において、 通話中に定期的に高周波の監視信号を発信する発信回路
    を前記公衆電話機に設けるとともに、 前記監視信号を受信する受信回路と、スイッチと、常時
    は前記スイッチを駆動して局線を公衆電話機に接続する
    とともに公衆電話機のループ閉結動作に基づく前記局線
    のループ閉結情報を検出すると前記受信回路を介して前
    記監視信号を検出し、該監視信号が検出できなくなると
    前記スイッチを駆動して局線を一定時間開放する制御回
    路とを有する装置を設けたことを特徴とする不正通話防
    止装置。
  3. 【請求項3】 局線に接続される公衆電話機の不正通話
    を防止する不正通話防止装置において、 高周波の監視信号を発信する発信回路と、第1のスイッ
    チと、前記局線に接続される交換機からの課金信号の送
    出終了を検出すると一定時間第1のスイッチを駆動して
    前記局線と発信回路間を接続しかつ前記発信回路を駆動
    する第1の制御部とを前記公衆電話機に設けるととも
    に、 前記監視信号を受信する受信回路と、第2及び第3のス
    イッチと、常時は第2のスイッチを駆動して局線を公衆
    電話機に接続するとともに前記課金信号の送出終了を検
    出すると第3のスイッチを一定時間駆動し前記局線と受
    信回路間を接続して前記受信回路を介し前記監視信号を
    検出し、該監視信号が検出できない場合は第2のスイッ
    チを駆動して局線を一定時間開放する第2の制御部とを
    有する装置を設けたことを特徴とする不正通話防止装
    置。
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