JP2930498B2 - カッター装置 - Google Patents
カッター装置Info
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Description
用いられるカッター装置に関する。
ンタの概要斜視図を図3に示し、その側面図を図4に示
す。図中1はプリンタ本体であって、このプリンタ本体
1にラインサーマルヘッド2、プラテン3、カッター装
置4、フィードモータ(不図示)等が組み込まれてい
る。また、プリンタ本体1の用紙挿入口5側にレシート
用紙としてのロール紙6が装着される用紙ホルダー7が
取り付けられている。
6から引出された帯状用紙6aは、前記用紙挿入口5か
らプリンタ本体1の内部へ搬入される。プリンタ本体1
の内部には、用紙挿入口5から搬入された帯状用紙6a
が前記プラテン3を時計方向にほぼ180度巻回した
後、前記カッター装置4を通って外部へ搬出されるよう
に帯状用紙6aの搬送経路が形成されている。
り付けられたモータギヤ9がフィードモータの駆動によ
り時計方向へ回動すると、アイドルギヤ10を介してプ
ラテンローラ11が時計方向へ回動し、このプラテンロ
ーラ11と同軸に取り付けられた前記プラテン3も時計
方向へ回動する。これにより、プラテン3に巻回された
帯状用紙6aが搬送経路に沿って図中矢印Aの方向へ紙
送りされるようになっている。
しては、このプラテン3上でラインサーマルヘッド2に
より取引に関する情報等の印字が行われる。そして1取
引に関する情報が印字された帯状用紙6aは、カッター
装置4により切断されてレシートとして排出されるよう
になっている。
示す側断面図である。このカッター装置4は、上刃12
を固定してなる軸13と下刃14を固定してなる軸15
とを相対する一対の側板16a,16b(16bは不図
示)で軸支し、前記帯状用紙6aの搬送経路上で前記上
刃12と下刃14の各刃先を近接させてカッター部17
を形成している。そして、一定の上向き角度を有してカ
ッター部入口17aより搬入されかつカッター部出口1
7bより搬出された前記帯状用紙6aを、前記下刃14
の軸15を中心とした時計方向への回動により前記カッ
ター部17で切断する構造となっている。
2を覆うようにフレーム18を取付けている。このフレ
ーム18は前記カッター部出口17b側に曲折部18a
を突出させており、この曲折部18aを下方へ押下する
ことによって前記上刃12がフレーム18とともに軸1
3を中心として時計方向へ回動してカッター部17の刃
先間を離間する構造となっている。
上向き角度を有して搬送される帯状用紙6aをカッター
部17で切断する構造であるので、切断後の用紙が搬送
方向に対して逆方向に戻って刃先間に入り込み、紙詰ま
りが発生するおそれがある。
止する機構としてカッター部出口17b側の前記フレー
ム18とプリンタカバー21とにそれぞれブラシ19,
20を取付け、これらのブラシ19,20で搬送経路上
の切断された用紙を押さえることによって用紙が戻るの
を防止していた。
紙6aの搬送動作や切断後の用紙の取出し動作がある毎
にブラシ19,20の先端は搬送方向に曲げられるの
で、比較的短い期間でブラシ先端が復元力がなくなり、
充分な押圧力が得られなくなる。
断後の用紙の戻りを防止するようにした従来のカッター
装置においては、比較的短期間でブラシが寿命となっ
て、用紙戻りの防止が困難となる問題があった。
た用紙の戻りを常に確実に防止することができ、紙詰ま
りの発生率を低減できるカッター装置を提供しようとす
るものである。
引出された帯状用紙の搬送経路上に設けられ、一定の上
向き角度を有してカッター部入口より搬入されかつカッ
ター部出口より搬出された帯状用紙をカッター部で切断
するカッター装置において、カッター部出口近傍の上方
に帯状用紙の幅方向に対して平行にかつ帯状用紙のカッ
ター部出口からの搬出角度に対して下向きの角度で配置
された第1のガイドと、この第1のガイドの終端より搬
送経路の下流側に帯状用紙の幅方向に対して平行にかつ
帯状用紙のカッター部出口からの搬出角度よりも大きい
上向き角度で配置された第2のガイドとを備えたもので
ある。
出口側の搬送経路は第1のガイドによって狭められてお
り、かつその下流側は第2のガイドによって上向きにな
っているので、カッター部を通過した帯状用紙は第1の
カイドと第2のガイドとによって上向きに反らされ、さ
らに第2のガイドの先方では下向きに撓む。この状態
で、カッター部により用紙が切断されるので、切断後の
用紙は第1のカイドと第2のガイドとによって安定に保
持され、搬送方向に対して逆方向に戻ることはない。
ーマル式レシートプリンタのカッター装置4に適用した
一実施例について図1,図2を用いて説明する。
を左側から見たときの要部断面図である。本実施例にお
けるカッター装置4は、カッター機構部30と戻り防止
機構部40とで構成される。
定してなる軸32と下刃33を固定してなる軸34とを
相対する一対の側板35a,35bで軸支し、帯状用紙
6aの搬送経路上で前記上刃31と下刃33の各刃先を
近接させてカッター部36を形成している。そして、一
定の上向き角度を有してカッター部入口36aより搬入
されかつカッター部出口36bより搬出された前記帯状
用紙6aを、前記下刃33の軸34を中心とした時計方
向への回動により切断する構造となっている。
37が取付けられている。このフレーム37は前記カッ
ター部出口36b側に曲折部37aを突出させており、
この曲折部37aを下方へ押下することによって前記上
刃31がフレーム37とともに軸32を中心として時計
方向へ回動して刃先間を離間する構造となっている。因
みに、こうして刃先間を離間することによって、カッタ
ー部36に発生した紙詰まりを除去することができる。
脂で形成された第1のガイド41と第2のガイド42と
を相対する一対の側板43a,43b間に固定したもの
である。
ン44aを前記カッター部30における一方の側板35
aに形成された孔38aに嵌挿するとともに、他方の側
板43bに突設されたピン44bを前記カッター部30
における他方の側板35bに形成された孔38bに嵌挿
し、さらに、両側板43a,43bの底部に形成された
係止爪45a,45bを前記カッター部30の両側板3
5a,35bを連結する底板39に係止させて、戻り防
止機構部40をカッター機構部30に安定に取り付ける
ようになっている。
機構部30に安定に取り付けられたとき、第1のガイド
41はカッター部出口36b近傍の上方に帯状用紙6a
の幅方向に対して平行にかつ帯状用紙6aのカッター部
出口36bからの搬出角度に対して若干下向きの角度で
配置されるようになっている。また、第2のガイド42
は第1のガイド41の終端より搬送経路の下流側に帯状
用紙6aの幅方向に対して平行にかつ帯状用紙6aの搬
出角度よりも大きい上向き角度で配置されるようになっ
ている。
紙ホルダー7に装着されたロール紙6から引出された帯
状用紙6aは、用紙挿入口5からプリンタ本体1の内部
へ搬入され、プラテン3を時計方向にほぼ180度巻回
した後、一定の上向き角度を有してカッター装置4のカ
ッター部入口36aから搬入され、カッター部出口36
bから搬出される。そして、カッター部出口36bから
搬出された帯状用紙6aは、第2のガイド42によって
若干上方へ持ち上げられた後、自重により下向きに撓ん
だ状態でプリンタ外部へ排出される。
は、その上方に第1のガイド41が帯状用紙6aの幅方
向に対して平行にかつ帯状用紙6aのカッター部出口3
6bからの搬出角度に対して若干下向きの角度で配置さ
れているので狭くなっている。また、その下流側は第2
のガイド42が帯状用紙6aの幅方向に対して平行にか
つ帯状用紙6aの搬出角度よりも大きい上向き角度で配
置されているので上向きになっている。
紙6aは第1のガイド41と第2のガイド42とによっ
て上向きに反らされ、さらに第2のガイド42の先方で
は下向きに撓む。この状態で、カッター部36により用
紙が切断されるので、切断後の用紙は第1のカイド41
と第2のガイド42とによって安定に保持され、搬送方
向に対して逆方向に戻ることはない。
てもカッター部出口36b側の用紙が搬送方向Aに対し
て逆方向に戻って刃先間に入り込むことはなく、これに
起因した紙詰まりの発生は防止される。
樹脂からなる第1のガイド41と第2のガイド42とを
カッター部出口36b側に設けて、カッター部36を通
過した帯状用紙6aを上向きに反らせることにより切断
後の用紙の逆行を防止するようにしたので、消耗品であ
るブラシによって切断後の用紙の逆行を防止するように
した従来のカッター装置に比べて長期間に亙り確実に用
紙の戻りを防止できる効果を奏する。
36b側に残っていても、この切断後の用紙は上向きに
反った状態で保持されているので、次に帯状用紙6aが
搬送されると紙の摩擦によって確実に外部へ搬出され
る。従って、カッター部出口36b側に切断後の用紙が
溜ることはなく、これに起因した紙詰まりの発生も防止
できる。
いたレシートプリンタをレシートを客に渡さない運用の
店舗で使用される電子式キャッシュレジスタに組み込ん
だ時、大きな効果を奏する。
ド41,42の材質を合成樹脂としたが、これに限定さ
れるものではなく経時変化の少ない硬質のものであれば
よい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施可能であるのは勿論である。
ッター部出口近傍の上方に帯状用紙の幅方向に対して平
行にかつ帯状用紙のカッター部出口からの搬出角度に対
して下向きの角度で配置された第1のガイドと、この第
1のガイドの終端より搬送経路の下流側に帯状用紙の幅
方向に対して平行にかつ帯状用紙のカッター部出口から
の搬出角度よりも大きい上向き角度で配置された第2の
ガイドとによって、カッター部を通過した帯状用紙を上
向きに反らせた状態で安定に保持するようにしたので、
カッター部にて切断された用紙の戻りを常に確実に防止
することができ、紙詰まりの発生率を大幅に低減できる
カッター装置を提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロール紙から引出された帯状用紙の搬送
経路上に設けられ、一定の上向き角度を有してカッター
部入口より搬入されかつその上向き角度を有してカッタ
ー部出口より搬出された前記帯状用紙を前記カッター部
で切断するカッター装置において、 前記カッター部出口近傍の上方に前記帯状用紙の幅方向
に対して平行にかつ前記帯状用紙の前記カッター部出口
からの搬出角度に対して下向きの角度で配置された第1
のガイドと、この第1のガイドの終端より前記搬送経路
の下流側に前記帯状用紙の幅方向に対して平行にかつ前
記帯状用紙の前記カッター部出口からの搬出角度よりも
大きい上向き角度で配置された第2のガイドとを具備
し、前記カッター部出口から搬出された前記帯状用紙
を、前記第1のガイドと第2のガイドとによって搬出角
度よりも上向きに反らすとともに、前記第2のガイドの
先方で下向きに撓ませるようにしたことを特徴とするカ
ッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11994793A JP2930498B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | カッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11994793A JP2930498B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | カッター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333173A JPH06333173A (ja) | 1994-12-02 |
JP2930498B2 true JP2930498B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=14774122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11994793A Expired - Fee Related JP2930498B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | カッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930498B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP11994793A patent/JP2930498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06333173A (ja) | 1994-12-02 |
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