JP2930117B2 - 貯蔵安定なオレンジジュース含有飲料の製法 - Google Patents

貯蔵安定なオレンジジュース含有飲料の製法

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JP2930117B2 JP1228161A JP22816189A JP2930117B2 JP 2930117 B2 JP2930117 B2 JP 2930117B2 JP 1228161 A JP1228161 A JP 1228161A JP 22816189 A JP22816189 A JP 22816189A JP 2930117 B2 JP2930117 B2 JP 2930117B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、市販の源および装置を使用しながら絞りた
てのオレンジジュースの品質に近似する貯蔵安定なオレ
ンジジュース含有飲料の製法に関する。
背景 手絞りオレンジジュースは、特に心地よい果物様アロ
マおよびフレーバー特性を含めて、消費者に望ましい多
くの性質を有する。工業上加工されるオレンジジュース
製品の製造業者は、この品質に接近しようと絶えず試み
ている。しかしながら、商業的量を生産するために必要
とされ且つ貯蔵安定性などの特性を与えるに不可欠の加
工工程は、不可避的に加工オレンジのアロマおよびフレ
ーバー特性の変質を伴う。
1つの解決法は、オレンジの品質に細工を施すか、例
えば、搾汁および仕上で使用する装置に細工を施すこと
によって供給ジュースの品質を改良しようとし且つ或る
感受性加工工程、例えば、アロマ回収を改良しようとす
ることができる。しかしながら、これらの操作の大部分
は、実施するのにかなり高価であることが判明してい
る。
市販の源および装置を使用して、絞りたてのオレンジ
ジュースの品質に近似する貯蔵安定な飲料を製造する方
法が、今や見出された。
市販の濃縮物源の使用は、供給ジュース/濃縮物並び
に装置に対する高度に苛酷な要件を回避し、よって、比
較的安価で単純な方法を提供する。
発明の概要 本発明は、蒸発法によって調製された濃縮物源に油お
よびエッセンスフレーバーおよびアロマ成分を加えて
(上記フレーバーおよびアロマ成分は少なくとも滅菌お
よび充填工程全体にわたって実質上未変化に保たれ
る)、滴定油量0.015%未満、およびアセトアルデヒド
と酪酸エチルと3−ヒドロキシヘキサン酸エチルとオク
タナールとバレンセンの合計量対α−ピネンとミルセン
とリナロールと4−テルピネオールとα−テルピネオー
ルとノートカトンとの合計量の比率少なくとも1.2:1を
有する完成品を得ることを特徴とする貯蔵安定なオレン
ジジュース含有飲料の製法に関する。
発明の具体的な説明 本発明の方法において、出発物質は、蒸発法によって
調製される濃縮物源によって表わされる。上記濃縮物源
は、オレンジジュース工業で市販され且つ広く使用され
ているオレンジジュース濃縮物によって表わされる。オ
レンジからのジュースの搾汁後、これらの濃縮物は、蒸
発技術によってジュースから調製する。供給ジュースを
濃縮するための標準蒸発システムは、温度促進短時間蒸
発器(TASTE)を利用する。TASTE蒸発器は、供給ジュー
スの流れフィルムを供給ジュースから予め発生されたス
チームまたは蒸気で加熱することによって濃縮する。標
準的な7段4効果TASTE蒸発器システムにおいては、供
給ジュースを、40℃で出発して漸次より高い温度で加熱
し、96℃で最高蒸発温度を通過させ、次いで40℃で終わ
る漸次より低い温度で加熱する。そこで濃縮ジュースは
固形分量63゜Brixに達成する。ナジ等、シトラス・サイ
エンス・エンド・テクノロジー(Citrus Science and T
echnology),Vol.2(1977),pp217−218参照。
本法で使用できる濃縮物源の例としては、下記特性:
゜Brix65;酸量4.5〜5%;滴定油量0.008〜0.013%を有
するブラジリアン(Brazilian)濃縮物および下記特
性:゜Brix65;酸量5.5〜6%;果皮油量0.006%〜0.012
%を有するモロカン(Moroccan)濃縮物が挙げられる。
この段階において、顕示性(sensible)パルプとバッ
クグラウンド(background)パルプとの両方を濃縮物源
に配合することは、任意であり、高度に望ましい。事
実、比較的大粒子(0.5mmより大)からなる顕示性パル
プは、重要なことに完成品の絞りたての印象に寄与する
一方、顕示性パルプの高圧均質化によって得られる微粒
子からなるバックグラウンドパルプは、完成品の口当た
りおよび濃さ印象に寄与する。
本法の特定の特徴によれば、濃縮物源に油およびエッ
センスフレーバーおよびアロマ成分を加える。加えるべ
き成分および量の注意深い選択によって、後述するよう
に絞りたてのオレンジジュースのフレーバーおよびアロ
マ特性に近似する製品を処方することが可能である。
本発明の方法においては、完成品に存在する滴定油の
量を最小限にすることが望ましい。完成品中の滴定油の
量は、約0.015%以下、好ましくは約0.012%以下である
べきである。滴定油の量は、事実、リモネン、即ちオレ
ンジ油の主成分の量に対応する。オレンジジュースに存
在する油の量は、オレンジアロマおよびフレーバー組成
に大きい影響を及ぼすことがある。事実、オレンジ油
は、望ましいフレーバーおよびアロマ成分を含有する
が、その量は低く保つべきである。その理由は、多量で
は、オレンジ油に存在するリモネンおよび他のオレンジ
フレーバー化合物が特質において苦くなるか焼けるよう
になる傾向があるからである。更に、テルペン(リモネ
ン)化合物は、酸化または熱劣化して、望ましさがより
低いオレンジフレーバー化合物になることがある。ま
た、多量のオレンジ油は、望ましい水溶性オレンジフレ
ーバー化合物の油相への分配に悪影響を及ぼすことがあ
る。
完成品のオレンジアロマおよびフレーバー品質に対す
る最小限の滴定油含量の重要性は、望ましさがより低い
オレンジ化合物の量と比較してのより望ましいオレンジ
化合物の量に基づく比率によって特に示される。本発明
の目的では、より望ましいオレンジ化合物の量は、アセ
トアルデヒドと3−ヒドロキシヘキサン酸エチルと酪酸
エチルとオクタナールとバレンセンとの合計量に基づ
く。アセトアルデヒド、3−ヒドロキシヘキサン酸エチ
ル、酪酸エチルは、ジュースの「鮮度」に寄与する高揮
発性化合物である。オクタナールおよびバレンセンは、
望ましい「オレンジ様」フレーバー特性をジュースに付
与する揮発性がより低い化合物である。本発明の目的で
は、望ましさがより低いオレンジ化合物の量は、α−ピ
ネンとミルセンとリナロールと4−テルピネオールとα
−テルピネオールとノートカトンとの合計量に基づく。
これらの望ましさがより低い化合物は、絞り時に得られ
る果物の果皮部分から得られる成分、並びに望ましくな
い劣化物を表わす。
本発明の目的では、上記のより望ましい成分の量対上
記の望ましさがより低い成分の量の比率は、少なくとも
1.2:1であるべきである。
実質上テルペンを含まないオレンジ油の或る量を濃縮
物源に加えることは、本法の特定の特徴である。このこ
とは、リモネンに由来する劣化物の量を上記の限度内に
保つ一方、オレンジ油に存在する望ましい成分の量を増
大することを確実にするであろう。テルペンを含まない
油の添加量は、完成品の3ppm〜15ppm(重量)である。
濃縮物源中およびパルプを使用するならばパルプ中の
滴定油の量に応じて、いくらかのレギュラーオレンジ油
(脱テルペン化せず)を、即ち完成品の0.001%〜0.022
%の量で添加できる。レギュラーオレンジ油を濃縮物源
に加える時には、テルペンを含まない油の添加量は、テ
ルペンを含まない油の量対添加レギュラーオレンジ油の
量の比率が1:0.7から1:73、好ましくは1:3から1:43の範
囲内であるような量であるべきである。
濃縮物源に加えるレギュラーオレンジ油およびテルペ
ンを含まないオレンジ油の量は、勿論、完成品中の滴定
油の合計量が上記限度内のままであるような量であろ
う。
設定されたより望ましいアロマおよびフレーバー成分
対望ましさがより低いアロマおよびフレーバー成分の比
率を遵守するためには、濃縮物源に、アセトアルデヒ
ド、ノナナール、オクタナール、デカナール、酪酸エチ
ル、3−ヒドロキシヘキサン酸エチル、バレンセンの群
から選ばれるフレーバー/アロマエッセンスを加えるこ
とも必要である。エタノール中の5%溶液としての主と
してアセトアルデヒドからなるフレーバー成分が、本発
明で好ましい。添加フレーバー/アロマ成分の量は、完
成品の0.0001%〜0.0009%の範囲内である。
上記の個々のフレーバー/アロマエッセンスに加え
て、他のアロマ/フレーバー物質源を使用することが望
ましいことがある。例えば、市販のオレンジエッセン
ス、例えば、フロリダ州イートン・パークのフロフレッ
クス・フレーバーズ・リミテッド(その後にハーキュレ
スのレッド・シトラス・スペシャリティーズ・ディビジ
ョンによって買受)製フロレックス(Florex)50041
(酪酸エチル対ヘキサナールの比率20:1)および5601
0、およびフロリダ州セイフティー・ハーバーのレッド
・シトラス・スペシャリティーズ製ナチュラル・オレン
ジ・アロマ(Natural Orange Aroma)(#070570)、ナ
チュラル・オレンジ・アロマ・プラス(Natural Orange
Aroma Plus)(#375002U)、およびエンリッチド・オ
レンジ(Enriched Orange)3フォールド・エッセンス
・オイル(Fold Essence Oil)(#375212U)、および
市販のオレンジ油、例えば、ニューヨーク州ニューヨー
ク市のインターナショナル・フレーバーズ・エンド・フ
ラグレンシーズ・インコーポレーテッド製フロレックス
5801R、シトリフ・オレンジ(Citriff Orange)#15980
267、フロリダ・パークのシトラス・エンド・アライド
・エッセンシーズ・リミテッド(ニューヨーク州)製バ
レンセン(Valencene)85〜90%純度(シトラス・エン
ド・アライド)および冷間プレスオレンジ油は、本発明
のオレンジジュース製品にアロマ/フレーバー物質の少
なくとも一部分を供給するために使用できる。天然フレ
ーバーの非オレンジ源、例えば、インターナショナル・
フレーバーズ・エンド・フラグレンシーズ・インコーポ
レーテッド製の他の天然フレーバー#15980828を有する
オレンジ、およびオハイ州シンシナティーのフライズ・
エンド・フライズ・インコーポレテッド製の天然柑橘エ
ンハンサー、オレンジタイプ(Orange type)#D8118
も、アロマ/フレーバー物質源として使用できる。
貯蔵安定な完成品を得るために、フレーバーおよびア
ロマ成分はプロセス全体、少なくとも滅菌および充填工
程時に未変化のままであることは、本法の別の重要な要
件である。このことは、アロマおよびフレーバー成分が
蒸発すべきではないこと、および例えば温度の効果によ
って化学変性すべきではないことを意味する。
蒸発を回避する1つの方法は、加工装置の窒素ブラン
ケット化を与える方法である一方、化学変性を回避する
1つの方法は、超高温(UHT)滅菌法、例えば、EPA第24
7245号明細書に記載のものの使用である。
本発明の好ましい態様によれば、上記ゴールは、充填
工程が25℃を超えない温度で生ずるならば(冷間充
填)、より良く達成されるであろう。その理由は、本法
のこの段階において、加工装置を完全に密封に保つこと
が実際上困難であり且つ高温での充填がフレーバーおよ
びアロマ成分の蒸発を生ずるであろうからである。
本発明の方法によって調製された貯蔵安定なオレンジ
ジュース含有飲料は、オレンジジュース20%〜100%、
好ましくは50%〜100%を含有する。最も好ましくは、
オレンジジュース含量は、100%である。このことは、
本発明の完成品がオレンジジュースであることを意味す
る。
好ましい処方物、即ち、オレンジジュース完成品の文
脈においては、完成品のブリックス対酸の比率12.5〜1
4、好ましくは12.8〜13.8は、製品の全体のフレーバー
品質に特に有益であることが見出された。本法に由来す
る独特のフレーバーおよびアロマ特性と組み合わされた
ブリック対酸の比率のこのような比較的低い範囲の選択
は、予想外の高い消費者に認識可能なフレーバーおよび
アロマ衝撃を与えることが認められた。
例 註:濃縮物ブレンド、およびバックグラウンドパルプお
よび添加レギュラーオレンジ油の量に関する%の数字以
外は、成分のすべての量を完成品の重量%で表現する。
オレンジジュースを本発明の方法に従って調製する。
濃縮物源は、レギュラーモロカンバレンシア晩生濃縮
物25%とレギュラーブラジリアン濃縮物75%とのブレン
ドによって構成される。
顕示性パルプ(4%)とバックグラウンドパルプ(完
成品の11容量%)とからなるパルプを加える。
濃縮物およびパルプは、一緒に完成品中の滴定油の合
計量0.012%を与える。
濃縮物およびパルプを連続液体加工を経て下記成分と
連続的にブレンドする: (a)一緒に予備ブレンドした添加レギュラーオレンジ
油0.009%(容量%)およびテルペンを含まないフロリ
ダオレンジ油0.0012% (b)エタノール中の5%溶液としてのアセトアルデヒ
ド0.008% (c)レッド・シトラス・スペシャリティーズによるナ
チュラル・オレンジ・アロマ・プラス#375002U0.17
%。
混合物を小さい撹拌サージタンク中で窒素ブランケッ
ト下で撹拌する。次いで、混合物を脱イオン/脱気水で
連続的に希釈する。希釈された混合物をUHT装置に直接
供給し、滅菌後、完成品を撹拌無菌タンク中で窒素圧力
下で貯蔵する。
完成品用パックをスチーム滅菌し、二酸化炭素でパー
ジし、製品を充填し、ヘッドスペースを二酸化炭素でパ
ージし、パックを密封する。
完成品の特性は、次の通りである(パックによる吸収
を考慮): ブリックス(未補正) 11.3 酸 0.883 ブリックス/酸の比率 13 滴定油量 0.012% バックグラウンドパルプ 17.5% (完成品の容量%) 顕示性パルプ 3.8% 組成:望ましい成分 ppb アセトアルデヒド 4650 3−ヒドロキシヘキサン酸エチル 100 酪酸エチル 370 オクタナール 538 バレンセン 392 望ましさがより低い成分 α−ピネン 208 ミルセン 977 リナロール 1603 4−テルピネオール 127 α−テルピネオール 698 ノートカトン 87 望ましい成分対望ましさがより低い成分の比率:1.6:1 本例に従って調製されたオレンジジュースは、絞りた
てのオレンジジュースのフレーバーおよびアロマ特性に
非常に近いフレーバーおよびアロマ特性を示し、且つ貯
蔵時に優秀な安定性を示す。
分析法 上記成分の量を下記方法によって測定する: エタノール、メタノールおよびアセトアルデヒド以外の
アロマ/フレーバー化合物の毛管カラムガスクロマトグ
ラフィー分析 標準混合物溶液は、ジクロロメタン(10ml)を50mlの
メスフラスコに加えた後、オレンジジュースに存在する
各種の化合物を下記量で加えることによって調製する: 上記化合物のすべてをフラスコに加えた後、標準混合
物をジクロロメタンで所定容量に希釈する。
また、内標準溶液は、n−プロピルベンゼン150μ
を100mlのメスフラスコにピペットで分注した後、ジク
ロロメタンで所定容量にすることによって調製する。
校正溶液は、ジクロロメタン4.90mlを10mlのバイアル
にピペットで分注し、次いで、内標準溶液50μおよび
標準混合物溶液50μでスパイクすることによって調製
する。
試料溶液は、次の通り調製する。オレンジジュースを
ジクロロメタン5mlおよび内標準溶液50μと一緒に均
質化する〔ウルトラタラックス(Ultra−turrax)ミキ
サー、20000rpmで30秒〕。ジクロロメタン相を遠心分離
によって分離した後(30分、31,000g、5℃)、パスツ
ールピペットによってスクリューキャップバイアルに移
す。この画分を毛管ガスクロマトグラフィーによって更
に分析する。
記録計、積算器を有し且つオンカラムインジェクター
を備えたヒューレットパッカード5880Aガスクロマトグ
ラフを分析で使用する。下記条件を使用する: キャリヤーガス:ヘリウム、カラムヘッド圧力:0.5バー
ル(流れ1〜2ml/分) 検出器:260℃ インジェクター温度:オフ 温度プログラム化: 初期温度 :40℃ 初期保持 :9分 プログラム速度1:3.5℃/分 最終温度1 :140℃ プログラム速度2:6℃/分 最終温度2 :260℃ 最終保持 :10分 後ラン温度 :300℃ 後ラン温度保持 :15分 減衰:22 ピーク闘値:2 校正溶液1μをガスクロマトグラフに注入して、存
在する各種の化合物の場合の保持時間および応答係数を
確立する。試料溶液(ジクロロメタン抽出物)の1μ
部分をガスクロマトフラフに注入し、次いで、校正クロ
マトグラムに対して比較して各種の化合物を同定する。
試料溶液中の各化合物の量(μg/g)を次の通り計算す
る: エタノール、メタノールおよびアセトアルデヒドの充填
カラムガスクロマトグラフィー分析 方法は、Flussiges Obst,Heft 4/1984、H.タナーおよ
びH.リマッヒャー、第182頁〜第184頁に記載されてい
る。
滴定オレンジ油含量(スコット・オイル法) この方法は、ナジ等、シトラス・サイエンス・エンド
・テクノロジー、Vol.2(1977),pp506−508に記載のス
コット・オイル法に基づく。この方法においては、オレ
ンジ油をジュース試料の2−プロパノール溶液から蒸留
し、次いで、酸性媒体中の標準KBr−KBrO3溶液で滴定す
る。
0.025N KBr−KBrO3滴定液は、0.1N KBr−KBrO3溶液
(テキサス州アーリングトンのRICCAケミカル・カンパ
ニー製、カタログNo.1170)1部を蒸留水3部で希釈す
ることによって調製する。また、酸性指示薬溶液は、0.
1%メチルオレンジ溶液5mlを希塩酸溶液1000ml(蒸留H2
O2部、HCl1部)と一緒に混合することによって調製す
る。
標準スコット果皮油蒸留装置をこの方法で使用する。
この装置は、本質上平底蒸留フラスコ、傾斜アダプター
および蒸留冷却器からなる。
ブランク滴定値(TB)は、2−プロパノール25mlおよ
び酸性指示薬溶液10mlを含有する3種の別個の混合物を
滴定液で滴定し、次いで、使用した滴定液の合計mlを3
で割ることによって得られる。
よく混合されたオレンジジュース試料25mlを沸騰石ま
たはビーズを含有する蒸留フラスコにピペットで分注し
た後、2−プロパノール25mlを加える。次いで、蒸留フ
ラスコ中の混合物を約85℃の温度に加熱する。水蒸気の
凝縮が移送管上に現われるまで、留出物を捕集する(留
出物約35ml)。次いで、留出物に酸性指示薬溶液10mlを
加える。磁気撹拌機で撹拌しながら、酸性留出物溶液を
滴定液で無色の終点まで滴定する。終点に達するのに必
要とされる滴定液の容量(TS)を記録する。次いで、試
料の場合の滴定オレンジ油%は、下記計算によって得ら
れる: 滴定オレンジ油%=(TS−TB)×0.004
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスタ‐マリア、フィッシャー ドイツ連邦共和国クロンベルク、2 ビ ルケンウェーク、7 (72)発明者 アンドリュー、ジェームズ、フォード アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ス トーンハム、ヒルサイド、アベニュ、7 (56)参考文献 特開 昭59−146562(JP,A) 特開 平1−117769(JP,A) 特開 昭64−55166(JP,A) 特公 昭48−14946(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 2/00 - 2/40

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発法によって調製された濃縮物源に油お
    よびエッセンスフレーバーおよびアロマ成分を加えるこ
    とにより,但しその際上記フレーバーおよびアロマ成分
    は少なくとも滅菌および充填工程全体にわたって実質上
    未変化に保たれる,滴定オレンジ油量0.015%未満であ
    り、かつ、アセトアルデヒドと酪酸エチルと3−ヒドロ
    キシヘキサン酸エチルとオクタナールとバレンセンとの
    合計量が、α−ピネンとミルセンとリナロールと4−テ
    ルピネオールとα−テルピネオールとノートカトンの合
    計量の1.2倍以上である完成品を得ることを特徴とする
    貯蔵安定なオレンジジュース含有飲料の製法。
  2. 【請求項2】オレンジジュース含有飲料が、100%オレ
    ンジジュースを含有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】超高温(UHT)滅菌および冷間充填の工程
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】添加油およびエッセンスフレーバーおよび
    アロマ成分が、レギュラーオレンジ油、テルペンを含ま
    ないオレンジ油、アセトアルデヒド、オクタナール、ノ
    ナナール、デカナール、酪酸エチル、3−ヒドロキシヘ
    キサン酸エチル、バレンセンの群から選ばれる、請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】添加油およびエッセンスフレーバーおよび
    アロマ成分が、テルペンを含まないオレンジ油およびア
    セトアルデヒドからなる、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】オレンジジュースが、ブリックス対酸の比
    率12.8〜13.8を有する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】添加油およびエッセンスフレーバーおよび
    アロマ成分が、レギュラーオレンジ油、テルペンを含ま
    ないオレンジ油およびアセトアルデヒドからなる、請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】テルペンを含まないオレンジ油の添加量
    は、添加レギュラーオレンジ油対テルペンを含まないオ
    レンジ油の重量比が0.7:1から73:1の範囲内であるよう
    な量である、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】テルペンを含まない油の添加量が、完成品
    の3ppm〜15ppm(重量)である、請求項5または7に記
    載の方法。
JP1228161A 1988-09-02 1989-09-02 貯蔵安定なオレンジジュース含有飲料の製法 Expired - Lifetime JP2930117B2 (ja)

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GB888820760A GB8820760D0 (en) 1988-09-02 1988-09-02 Process for making shelf-stable orange-juice containing beverages
GB8820760.0 1988-09-02

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