JP2929920B2 - レベルディテクタ回路 - Google Patents

レベルディテクタ回路

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JP2929920B2 JP31916893A JP31916893A JP2929920B2 JP 2929920 B2 JP2929920 B2 JP 2929920B2 JP 31916893 A JP31916893 A JP 31916893A JP 31916893 A JP31916893 A JP 31916893A JP 2929920 B2 JP2929920 B2 JP 2929920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRやテレビジョン
のAGC回路やクランプ回路のような各種の回路におい
て信号レベルを検出するレベルディテクタ回路にかか
り、特に、そのレベルディテクタ回路の検出結果を利用
する各種回路の応答性の向上に好適なレベルディテクタ
回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レベルディテクタ回路を使用する例とし
ては、例えば図7に示すようなAGC(Automatic Gain
Control)回路がある。同図のAGC回路は、映像信号
をA/D変換してデジタル処理する場合のAGC回路の
例である。同図において、アナログの映像信号が入力さ
れるVCA(Voltage Control Amp.)10の出力側は、
A/D変換器12に接続されている。このA/D変換器
12の出力側は、一方においてデジタル映像信号の出力
となっており、他方においてディテクタ回路14に接続
されている。このディテクタ回路14の出力側がLPF
(Low Pass Filter)16を介して前記VCA10の制
御入力側に接続されている。これらによってAGCルー
プが構成されている。
【0003】次に、以上のようなAGC回路の動作を説
明すると、AGCループ内のディテクタ回路14では、
A/D変換器12でデジタル変換されたデジタル映像信
号データのレベルが検出される。例えば、映像信号のペ
デスタルレベルが検出され、所定の基準レベルと比較さ
れる。その結果、検出レベルが基準レベルよりも大きい
場合は論理値の「H」,小さい場合は論理値の「L」,
等しい場合はハイインピーダンスとなるようなCTL
(Control)信号がディテクタ回路14から出力され
る。
【0004】そして、このCTL信号はLPF16によ
るフィルタリングの後、VCA10にVCTL信号とし
て送られる。一方、VCA10には映像信号が入力され
ている。VCA10では、VCTL信号の情報を元に映
像信号のゲインを変化させて目標の値にする制御が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なディテクタ回路の場合、入力映像信号のフレーム周波
数である30Hzに1回の割合でそのレベル検出が行わ
れるとすると、CTL信号はサンプリング周期毎に変化
することになる。つまり、フレーム毎に検出レベルが基
準レベルを上下すると、図8に示すようにCTL信号が
フレーム毎に「H」,「L」を繰り返すようになり、フ
レーム周波数30Hzで変化することになる。すると、
1フレーム毎にCTL信号が「H」から「L」,あるい
は「L」から「H」に急激に変化してしまう。
【0006】この周期毎のCTL信号の急激な変化を緩
和するため、AGCループ内にLPF16が設けられて
いる。しかし、CTL信号は上述したようにフレーム周
波数である30Hzで変化するので、LPF16のカッ
トオフ周波数は30Hzよりも低い値に設定しなくては
ならない。このような理由から、AGCの応答性が悪く
なってしまう。
【0007】言い換えれば、AGCの応答性は、ディテ
クタ回路14における検出レベルのサンプリング周波数
によって決ってしまうことになり、このサンプリング周
波数が低いときはAGCの応答性が悪化することにな
る。本発明は、これらの点に着目したもので、AGCな
どの応答性の向上を図ることができるレベルディテクタ
回路を提供することを、その目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、対象となる信号レベルを検出して所定の
基準レベルと比較するレベル比較手段を備え、その比較
結果を示す比較信号がフィルタ手段を介して必要回路に
供給されるレベルディテクタ回路において、前記信号レ
ベル検出のサンプリング周波数よりも高い周波数に相当
する1周期の期間に論理値の「H」と「L」の区間を有
するパルス生成手段と、これによって生成されるパルス
の「H」と「L」のデューティ比を、前記レベルの比較
結果に応じて変化させるデューティ比制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、レベルディテクタ回路におけ
る検出レベルと基準レベルの比較結果は、レベルディテ
クトの検出レベルのサンプリング周波数よりも高い周波
数に相当する周期中に論理値の「H」と「L」を有する
パルス信号のデューティ比として表わされる。このた
め、レベルディテクトのサンプリング周波数による制約
を受けることなく、後段のフィルタ手段のカットオフ周
波数を設定できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明によるレベルディテクタ回路の
一実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。なお、上述した従来技術と同一の構成部分又は従
来技術に対応する構成部分には、同一の符号を用いるこ
ととする。
【0011】<第1実施例>最初に、図1〜図4を参照
しながら、本発明の第1実施例について説明する。この
実施例は、図7に示したAGC回路の適用例である。図
1には、第1実施例の構成が示されている。同図におい
て、上述したA/D変換器12の出力側は、コンパレー
タ22の比較入力側に接続されている。コンパレータ2
2の基準入力側には所定の基準レベルが入力されてい
る。また、このコンパレータ22には、検出信号が入力
されており、この検出信号が論理値の「H」の区間で信
号レベルの比較動作が行われるようになっている。検出
信号は、例えば映像信号のペデスタルレベルの入力タイ
ミングでコンパレータ22に供給されるようになってい
る。
【0012】次に、コンパレータ22の出力側はアップ
ダウンカウンタ24に接続されている。このアップダウ
ンカウンタ24は、コンパレータ22の比較結果に応じ
てアップ,ダウンのカウントを行う機能を有している。
本実施例では、コンパレータ22の比較結果=検出レベ
ル−基準レベルが、正のときはアップカウントが行わ
れ、0のときはカウントせず、負のときはダウンカ
ウントが行われるようになっている。なお、電源投入時
は、アップダウンカウンタ24は「0」にリセットされ
る。
【0013】次に、アップダウンカウンタ24の出力側
はカウンタ26に接続されている。このカウンタ26
は、映像信号の1フレーム中のライン(走査線)数の1
/2の値nまでカウントするためのもので、アップダウ
ンカウンタ24から入力されるカウント値mの続きから
nまでカウント動作が行われるようになっている。な
お、このカウンタ26は1フレーム毎にリセットされ、
カウント動作は1フレーム毎に繰り返される。
【0014】次に、カウンタ26の出力側はデコーダ2
8に接続されている。このデコーダ28は、カウンタ2
6のカウント値がnとなった時点で論理値が「H」のパ
ルスを出力するためのものである。
【0015】次に、デコーダ28の出力側はJ−Kフリ
ップフロップ30のJ入力端子に接続されており、その
K入力端子にはフレームの開始時に論理値の「H」とな
る信号が入力されている。このJ−Kフリップフロップ
30は、デコーダ28から出力されるパルスの論理値
「H」をそのフレーム中保持するためのものであり、そ
のQ出力側からディテクタ回路20のCTL信号が出力
されるようになっている。なお、その他のAGC回路の
構成部分は前記図7と同様である。
【0016】次に、図2のタイムチャート及び図3のフ
ローチャートを参照しながら、前記第1実施例の動作を
説明する。A/D変換器12によってデジタル変換され
た映像信号は、ディテクタ回路20に供給される。ディ
テクタ回路20では、まずコンパレータ22によって、
デジタル映像信号データのレベルが検出される(図3,
ステップS10)。例えば、検出信号が「H」の区間に
おいて、映像信号のペデスタルレベルが1フレームに1
回の割合で検出される。検出レベルは、所定の基準レベ
ルと比較される(ステップS12)。以下、この比較結
果毎に基本的な動作を説明する(ステップS14)。
【0017】映像信号のペデスタルレベルが基準レベ
ルと一致するとき(ステップS16) この場合は、コンパレータ22における検出レベルと基
準レベルとが等しくなり、比較結果Δ=検出レベル−基
準レベル=0となる。これがコンパレータ22からアッ
プダウンカウンタ24に供給される。電源投入時は、ア
ップダウンカウンタ24は「0」にリセットされるの
で、この状態で比較結果Δが「0」であると、アップダ
ウンカウンタ24はカウント動作しないため、カウント
値m=0となって、これがカウンタ26に入力される。
【0018】カウンタ26では、m=0からnまでのカ
ウントが行われる。例えば、1フレームのライン数が1
000本であるとすると、その1/2のn=500まで
カウントが行われる。図2(A)には、その様子が示さ
れている。カウンタ26でn=500までカウントされ
ると、同図(B)に示すようにデコーダ28からカウン
ト終了のパルス信号が出力される。
【0019】次に、J−Kフリップフロップ30は、フ
レームの開始時点でK入力端子が論理値の「H」,J入
力側が論理値の「L」であることから、Q出力はフレー
ムの開始当初は論理値の「L」である。この状態でJ入
力端子に同図(B)に示すようにカウント終了パルスが
入力されて論理値の「H」となると、以後これが保持さ
れてQ出力となる。同図(C)にその様子が示されてい
る。
【0020】ところで、上述したようにカウンタ28
は、0から500までカウントするが、このカウント数
は1/2フレームに相当する。従って、J−Kフリップ
フロップ30の出力は、1フレーム周期でデューティ比
50%のパルス信号となる(同図(C)参照)。
【0021】映像信号のペデスタルレベルが基準レベ
ルよりも高いとき(ステップS18) この場合は、コンパレータ22における検出レベルと基
準レベルの比較結果Δ検出レベル−基準レベル=正とな
る。これがコンパレータ22からアップダウンカウンタ
24に供給される。電源投入時のリセット状態で比較結
果Δが正であると、アップダウンカウンタ24はアップ
カウントしてカウント値m=1となる。また、比較結果
Δ=正の状態が続けば更にアップカウントすることにな
る。
【0022】ここで、カウント値m=maであるとする
と、これがカウンタ26に入力される。カウンタ26で
は、m=maからn=500までのカウントが行われ
る。図2(D)には、その様子が示されている。カウン
タ26でn=500までカウントされると、同図(E)
に示すようにデコーダ28からカウント終了のパルス信
号が出力される。
【0023】このカウント終了パルス信号がJ−Kフリ
ップフロップ30のJ入力端子に入力されると、これが
保持されてQ出力となる。同図(F)にその様子が示さ
れており、Q出力であるCTL信号の立上がりタイミン
グは同図(C)の場合よりもma相当分早くなる。
【0024】映像信号のペデスタルレベルが基準レベ
ルよりも低いとき(ステップS20) この場合は、コンパレータ22における検出レベルと基
準レベルの比較結果Δ=負となる。これがコンパレータ
22からアップダウンカウンタ24に供給される。電源
投入時のリセット状態で比較結果Δが負であると、アッ
プダウンカウンタ24はダウンカウントしてカウント値
m=−1となる。また、比較結果Δ=負の状態が続けば
更にダウンカウントすることになる。
【0025】ここで、カウント値m=−mbであるとす
ると、これがカウンタ26に入力される。カウンタ26
では、m=−mbからn=500までのカウントが行わ
れる。図2(G)には、その様子が示されている。カウ
ンタ26でn=500までカウントされると、同図
(H)に示すようにデコーダ28からカウント終了のパ
ルス信号が出力される。
【0026】このカウント終了パルス信号がJ−Kフリ
ップフロップ30のJ入力端子に入力されると、これが
保持されてQ出力となる。同図(I)にその様子が示さ
れており、Q出力であるCTL信号の立上がりタイミン
グは同図(C)の場合よりもmb相当分遅くなる。以上
の動作が、1フレーム毎に繰り返し行われる。
【0027】ところで、上述したコンパレータ22によ
る比較結果Δが0の場合、正の場合,負の場合をそれぞ
れ比較すると、カウンタ26のカウント開始値が0,m
a,−mbと異なるため、J−Kフリップフロップ30
の出力デューティ比が異なるようになる。カウンタ26
のカウントはアップダウンカウンタ24のカウント値を
基準としており、このカウント値はコンパレータ22に
おける検出レベルと基準レベルの比較結果に依存してい
る。従って、J−Kフリップフロップ30のQ出力であ
るCTL信号のデューティ比は、結局映像信号のペデス
タルレベルの変化に依存することになる。
【0028】基本的な動作は以上の通りであるが、実際
には次のような動作となる。例えば、映像信号の検出レ
ベルが基準レベルよりも高い状態が続くと、アップダウ
ンカウンタ24が連続してアップカウントすることにな
るので、カウント値mがますます大きくなり、CTL信
号は論理値の「H」の期間が長くなる。この場合は、ア
ップカウントを行ってCTL信号の論理値「H」の期間
を長くし、これに基づいてVCA10の増幅度を変更し
ても、検出レベルが基準レベルより高い状態が改善され
ないと考えられるので、アップカウントに基づくCTL
信号デューティ比制御の動作が検出レベル=基準レベル
となるまで繰り返される。
【0029】逆に、映像信号の検出レベルが基準レベル
よりも低い状態が続くと、アップダウンカウンタ24が
連続してダウンカウントすることになるので、カウント
値mがますます小さくなり、CTL信号は論理値の
「H」の期間が短くなる。この場合は、ダウンカウント
を行ってCTL信号の論理値「H」の期間を短くし、こ
れに基づいてVCA10の増幅度を変更しても、検出レ
ベルが基準レベルより低い状態が改善されないと考えら
れるので、ダウンカウントに基づくCTL信号デューテ
ィ比制御の動作が検出レベル=基準レベルとなるまで繰
り返される。
【0030】映像信号の検出レベルが基準レベルと等し
いときは、アップダウンカウンタ24がカウント動作し
ないので、カウント値mは変化せず、CTL信号は前フ
レームと同じデューティ比となる。この検出レベル=基
準レベルの場合は、VCA10の増幅率が適当であると
考えられるから、CTL信号のデューティ比は変更され
ない。
【0031】この結果、例えば1フレーム毎に映像信号
のペデスタルレベルが基準レベルを上下したとすると、
アップダウンカウンタ24がアップ,ダウンを1フレー
ム毎に繰り返すことになり、CTL信号は例えば図4
(A)に示すようにデューティ比が変化する。同図
(B)には、前記図8に示した従来技術におけるCTL
信号が示されている。これらを比較すると、従来はCT
L信号の周波数が30Hzであるのに対し、本実施例で
はその倍の60Hzとなっている。従って、LPF16
(図7参照)のカットオフ周波数を30Hzよりも高い
値に設定することが可能となる。
【0032】このように、本実施例によれば、ディテク
タ回路20の出力であるCTL信号が、1フレーム期間
内に「H」,「L」を有するパルス信号となっており、
そのデューティ比がレベル比較の大小結果に応じて変化
する。このため、レベルディテクトのサンプリング周波
数の制約を受けることなく、AGCループ内のLPF1
6のカットオフ周波数を設定できるようになり、AGC
の応答性を改善することができる。
【0033】<第2実施例>次に、図5及び図6を参照
しながら本発明の第2実施例について説明する。前記第
1実施例では1フレーム期間中に1周期のパルスが含ま
れるようにしたが、この第2実施例では1フレーム期間
中に更に複数のパルスが含まれる。具体的には、図5
(A)に示すように、1ライン期間(1水平走査期間)
に1周期のパルスが含まれるようになる。
【0034】本実施例におけるディテクタ回路の構成
は、基本的には前記第1実施例と同様であり、コンパレ
ータ22からアップダウンカウンタ24までの動作は前
記第1実施例と全く同様である。しかし、本実施例で
は、カウンタ26は、ライン数の代わりに画素数をカウ
ントする。つまり、1ライン毎にリセットされ、1ライ
ン中の画素数の1/2の値のカウントを行う。すなわ
ち、あるフレームのアップダウンカウンタ24からの入
力カウント値がm1であるとすると、このm1から1/2
画素数gまでカウントが行われる。しかも、このm1か
らgまでのカウント動作が1ライン毎に1フレーム期間
中繰り返される。
【0035】デコーダ28では、カウンタ26のカウン
ト終了毎にパルスが出力され、このカウント終了パルス
がJ−Kフリップフロップ30に入力される。このJ−
Kフリップフロップ30のK入力端子は、各ラインの開
始時に論理値の「H」となる。このため、上述した1フ
レーム毎の出力保持動作が1ライン毎に行われるように
なる。
【0036】従って、例えばΔ=正の場合は同図(B)
に示すように、論理値「H」が長くなるように1ライン
期間のパルスのデューティ比が変更される。逆に、Δ=
負の場合は同図(C)に示すように、論理値「H」が短
くなるように1ライン期間のパルスのデューティ比が変
更される。
【0037】図6には、前記図3と対応する本実施例の
動作が示されている。基本的には第1実施例と同様であ
るが、上述したようにCTL信号のデューティ比の変更
が数画素程度で行われる点で異なる(ステップS26,
S28,S30)。
【0038】この第2実施例によれば、ディテクタ回路
20の出力であるCTL信号が、1ライン期間内に
「H」,「L」を有するパルス信号となっており、その
デューティ比がレベル比較の大小結果に応じて1フレー
ム期間毎に変化する。このため、CTL信号の周波数が
前記第1実施例よりも更に高くなって、AGCループ内
のLPF16のカットオフ周波数をより高く設定できる
ようになり、AGCの応答性を改善することができる。
【0039】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)本発明のディテクタ回路は、信号レベルを検出し
て基準レベルと比較する手段と、これによる比較結果に
応じてパルス信号のデューティ比を変化させる手段があ
れば、どのような回路構成としてもよく、何ら前記実施
例に限定されるものではない。
【0040】(2)また、前記実施例では、CTL信号
のパルス周期を1フレーム期間あるいは1ライン期間と
したが、1フィールド期間,2ライン期間など、必要に
応じて適宜設定してよい。前記実施例では、カウンタ2
6のカウント動作を適宜設定することで、パルス周期を
設定することができる。
【0041】(3)前記実施例は、映像信号のAGC回
路に本発明を適用したものであるが、比較的低いサンプ
リング周波数でレベル検出を行わなければならないよう
な場合であれば、本発明は効果的である。本発明の適用
対象としては、前記AGC回路のほか、例えばクランプ
回路などにも好適である。また、映像信号に限定される
ものでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるレベ
ルディテクタ回路によれば、レベルディテクトのサンプ
リング周波数よりも高い周波数に相当する1周期の期間
に論理値の「H」と「L」の区間を有するパルスを生成
し、そのデューティ比をレベルの比較結果に応じて変化
させることとしたので、サンプリング周波数の制約を受
けずにAGC回路やクランプ回路のフィルタ手段のカッ
トオフ周波数を高く設定できるようになり、応答性を改
善することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラインディテクタ回路の第1実施
例を示す構成図である。
【図2】前記第1実施例の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図3】前記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】前記第1実施例の効果を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図6】前記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】映像信号に対するAGC回路の一般的な構成を
示す回路ブロック図である。
【図8】従来のレベルディテクタ回路の動作を示す説明
図である。
【符号の説明】
10…VCA 12…A/D変換器 14,20…ディテクタ回路 16…LPF(フィルタ手段) 22…コンパレータ(レベル比較手段) 24…アップダウンカウンタ(デューティ比制御手段) 26…カウンタ(デューティ比制御手段) 28…デコーダ(パルス生成手段) 30…J−Kフリップフロップ(パルス生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−66649(JP,A) 特開 平5−14085(JP,A) 特開 平4−109706(JP,A) 特開 平3−243077(JP,A) 特開 平2−72707(JP,A) 特開 昭63−42209(JP,A) 特開 昭60−90408(JP,A) 実開 平5−57925(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 3/20 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる信号レベルを検出して所定の
    基準レベルと比較するレベル比較手段を備え、その比較
    結果を示す比較信号がフィルタ手段を介して必要回路に
    供給されるレベルディテクタ回路において、 前記信号レベル検出のサンプリング周波数よりも高い周
    波数に相当する1周期の期間に論理値の「H」と「L」
    の区間を有するパルス生成手段と、これによって生成さ
    れるパルスの「H」と「L」のデューティ比を、前記レ
    ベルの比較結果に応じて変化させるデューティ比制御手
    段とを備えたことを特徴とするレベルディテクタ回路。
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