JP2929767B2 - 多色金属メッシュ及びその製造方法 - Google Patents

多色金属メッシュ及びその製造方法

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JP2929767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾品の素材として用
いて好適な多色金属メッシュ及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ブローチ、ペンダント、イヤリング等の
装飾品の素材としては種々のものが使用されるが、特に
大形で豪華なデザインの装飾品を製作し得る素材とし
て、金、銀、白金等の貴金属が一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、それら貴金
属を無垢のままで使用して大形の装飾品を製作した場
合、製品が極めて高価なものとなってしまうばかりでな
く、それら貴金属は比重が大きいので製品重量が過度に
大きくなってしまい、このため、実際に身につけて使用
する上では不便となって実用性に乏しいものとなってし
まう、という不具合がある。また、それら貴金属を無垢
のままで用いる場合、特にその厚みが厚くなると切断や
曲げ等の加工もしにくくなってしまうものである。
【0004】そこで、本出願人は、大形であっても軽量
かつ比較的安価な装飾品を製作できるとともに加工も容
易に行うことが可能であり、しかも独特の外観を呈して
いて装飾品の素材として用いて好適な金属メッシュおよ
びその製造方法を提案した(特願平1−23034号参
照)。
【0005】上記金属メッシュは、多数の金属細線が無
秩序に交叉する状態で厚さ方向に積層されるとともにそ
れら金属細線どうしの交叉部が圧着もしくは固着されて
なり、その表面に上記金属細線自体による紋様が形成さ
れているとともに、それら金属細線相互間に形状および
大きさの異なる多数の空隙が無秩序に形成されてなるこ
とを特徴とするものである。また、金属メッシュの製造
方法は、多数の金属細線を集積し、それら集積した金属
細線をプレスすることによって板状となすとともに各金
属細線どうしの交叉部を圧着もしくは固着することを特
徴とするものである。
【0006】本発明は、上記発明(特願平1−2303
4号)の改良にあたるもので、その目的とするところ
は、色調の異なる複数の金属メッシュを連設することに
より、さらに一層装飾性を高めることができ、かつ独特
の外観を有する多種多様な装飾品を柔軟にかつ容易に製
作することができるとともに、軽量かつ比較的安価でし
かも加工が容易な装飾品素材としての多色金属メッシュ
およびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、多数の金属細線が無秩序に交
叉する状態で厚さ方向に積層されるとともにそれら金属
細線どうしの交叉部が圧着もしくは固着されてなり、そ
の表面に上記金属細線自体による紋様が形成されている
とともに、それら金属細線相互間に形状および大きさの
異なる多数の空隙が無秩序に形成されてなる板状の金属
メッシュにおいて、第1の金属細線から構成された第1
の金属メッシュと、上記第1の金属細線と色調の異なる
第2の金属細線から構成された第2の金属メッシュとが
連設され、かつ上記両金属メッシュ間境界部に傾斜面が
形成されたものである。
【0008】また、請求項2は、上記金属細線が金、
銀、白金等の貴金属もしくは貴金属を含む合金からなる
ものであり、請求項3は、表面に光沢が付与された平坦
面が形成されているものであり、かつ請求項4は、金属
細線の断面形状が非円形とされているものである。
【0009】さらに、本発明の請求項5は、多数の金属
細線を集積し、それら集積した金属細線をプレスするこ
とによって板状となすとともに各金属細線どうしの交叉
部を当接させ、さらに交叉部どうしを圧着もしくは固着
する板状の金属メッシュの製造方法において、第1の金
属細線から構成された第1の金属メッシュを、各金属細
線どうしの交叉部を圧着もしくは固着することにより
成するとともに、上記第1の金属細線と色調の異なる第
2の金属細線を接触させる上記第1の金属メッシュの部
位を傾斜面に形成した後に、上記第2の金属細線を上記
第1の金属メッシュの傾斜面に接した状態で多数配置し
て、各金属細線どうしの交叉部を圧着もしくは固着する
ことにより第2の金属メッシュを形成するものである。
【0010】さらにまた、請求項6は、金属細線どうし
の交叉部を加熱して拡散接合することにより固着するも
のであり、請求項7は、金属細線どうしの交叉部を加圧
しつつ加熱することにより固着するものであり、かつ、
請求項8は、第1の金属細線どうしの交叉部を加熱して
拡散接合することにより固着した後に、この加熱温度よ
り低い温度で第2の金属細線どうしの交叉部を拡散接合
することにより固着するものであり、さらに、請求項9
は、金属細線の表面に樹脂コーティングを施しておくも
のである。 また、請求項10は、金属細線どうしの交
叉部を貴金属メッキもしくは樹脂コーティングにより固
着するものであり、かつ、請求項11は、金属細線にカ
ール加工を施しておくものである。
【0011】
【作用】本発明の請求項1にあっては、色調の異なる複
数の金属メッシュを連設したことにより、金属メッシュ
間に色調の変化が生じ、特に、金属メッシュ間境界部に
微妙な色調の変化が生じ、装飾性の向上を図れるととも
に、独特の美しさを引き出す。その上、両金属メッシュ
間境界部に傾斜面を形成することにより、この傾斜面に
よって、両金属メッシュ間境界部の面積を大きくとるこ
とができて、両金属メッシュ間の接合力(圧着力、固着
力)を大きくすることができ、両金属メッシュどうしが
容易に離れることがないとともに、両金属メッシュ間境
界部において、各金属メッシュの厚さを漸次薄い状態か
ら厚い状態まで滑らかにかつ自然に変化させることがで
きて、金属メッシュ間境界部に生じる微妙な色調の変化
をより顕著なものとすることができる。
【0012】また、請求項2に示すように、金属細線を
貴金属にすることにより、一層高級感、気品のある美し
さを得ることができ、請求項3に示すように、金属メッ
シュの表面を光沢面とすることによって、よりひかり輝
く美しさを得ることができ、かつ請求項4に示すよう
に、非円形断面形状の金属細線を用いることによって、
より変化に富んだ外観を得ることができる。
【0013】さらに、本発明の請求項5にあっては、第
1の金属メッシュを圧着もしくは固着により形成した後
に、この第1の金属メッシュに接した状態で、第2の金
属メッシュを圧着もしくは固着により形成することによ
り、上記多色金属メッシュを極めて容易に、しかも多種
多様な外観を呈する多色金属メッシュを自由に製作する
ことができる。その上、第1の金属メッシュを形成する
に際して、上記第1の金属細線と色調の異なる第2の金
属細線を接触させる上記第1の金属メッシュの部位を傾
斜面に形成した後に、上記第2の金属細線を上記第1の
金属メッシュの傾斜面に接した状態で多数配置して、第
2の金属メッシュを形成することにより、第1の金属メ
ッシュの傾斜面に第2の金属細線を配置しやすいととも
に、傾斜面によって接合(圧着、固着)面積を大きくす
ることができることで、両金属メッシュ間を確実に接合
(圧着、固着)させることができる。
【0014】さらにまた、請求項6に示すように、上記
交叉部どうしの固着手段として拡散接合を用いることに
より、簡単に固着することができ、しかも確実な固着強
度が得られ、特に、請求項7に示すように、加圧しつつ
加熱して拡散接合することにより、固着強度がより一層
高められる。
【0015】また、請求項8にあっては、拡散接合によ
り第1の金属メッシュの金属細線の交叉部を固着した
後、この加熱温度より低い温度で第2の金属メッシュの
金属細線の交叉部を拡散接合により固着することによっ
て、第1の金属細線として第2金属細線の融点より高い
ものを選ぶことにより、第1の金属細線の交叉部の固着
強度を十分確保するとともに、第2の金属細線が融点を
越えて溶け出すという不具合も発生しない。
【0016】さらに、請求項9に示すように、拡散接合
を行う際には、あらかじめ金属細線の表面に樹脂コーテ
ィングを施すことによって、金属細線どうしを比較的低
温でかつ短時間で固着させることができる。
【0017】さらにまた、請求項10に示すように、拡
散接合によって金属細線どうしを固着させる代わりに、
貴金属メッキもしくは樹脂コーティングを用いることに
よっても、円滑にかつ確実に固着させることができる。
【0018】また、請求項11に示すように、金属細線
にあらかじめカール加工を施しておくことによって、カ
ール形状が変形してより複雑な紋様が得られるととも
に、直線的な金属細線を用いる場合に比べて交叉部が増
大することにより、金属細線どうしの付着強度を向上さ
せることができる。
【0019】
【実施例】以下、図1にないし図5に基づいて本発明の
実施例を説明する。
【0020】図1と図2は、本実施例の多色金属メッシ
ュ1を示すもので、この多色金属メッシュ1は、リング
状の第1の金属メッシュ2と、この金属メッシュ2の内
部に配置された第2の金属メッシュ3とから構成されて
いる。これらの金属メッシュ2,3は、それぞれ、コイ
ル径の異なる3種類(例えば、コイル径が5mm,3m
m,1mmかつ線径0.1mm)のコイル状の金属細線
A,B,Cが無秩序に交叉する状態で厚さ方向に積層さ
れ、かつそれらの金属細線A,B,Cどうしの交叉部が
固着されることによって形成されており、その表面には
金属細線A,B,C自体による紋様が形成されていると
ともに、それらの金属細線A,B,C相互間には、形状
及び大きさの異なる多数の空隙が形成されたものであ
る。なお、上記各金属メッシュ2,3を構成する金属細
線としては、上記立体的なコイル状のものの他に、平面
的な「の」字状あるいは「S」字状の金属細線(線径
0.35mm)を適宜加えてもよい。
【0021】上記第1,第2の金属メッシュ2,3を構
成する金属細線は、白金、金、銀等の貴金属、もしくは
それらの貴金属を含む合金によって形成され、上述した
ようなコイル状あるいは「の」字状、「S」字状のカー
ル加工を施したものであり、それらの長さ寸法は数cm
程度とする。本実施例においては、第1の金属メッシュ
2を構成する金属細線として、白色の白金合金(白金9
0%,パラジウム10%)を用い、かつ第2の金属メッ
シュ3を構成する金属細線として黄色の金合金(18
金)を用いている。
【0022】上記のように構成された多色金属メッシュ
1を製造する場合には、まず、リング状の第1の金属メ
ッシュ2を形成する。すなわち、上下方向に接近、離間
自在に設けられた一対の円板状の押圧板間に、上記白金
合金製の3種類のコイル状の金属細線A,B,C(及び
場合によって「の」字状あるいは「S」字状の金属細
線)を、例えば約3cmの高さとなるように無秩序にか
つリング状に多数集積する。この際、各金属細線の使用
量を増減してその集積密度を適宜調節することにより、
形成される第1の金属メッシュ2の空隙率およびその比
重を自由に調節することができる。また、この際、多数
の金属細線A,B,Cを全く無秩序に集積することでも
良いが、例えば、各金属細線を層状に多段に配置する等
のある程度の規則性を持たせることでも良い。
【0023】そして、適宜のプレス装置(図示せず)を
用いて、上記両押圧板間に集積した多数の金属細線A,
B,Cをその厚み寸法が0.5mm〜1.0mm程度の
薄板状となるまでプレスする。
【0024】すると、カール加工の施されていた各金属
細線A,B,Cは押し潰されて塑性変形し、それらは無
秩序に交叉した状態で重なり合うとともに相互に入り込
んで絡まり合い、同時に金属細線A,B,Cどうしの交
叉部がかしめられて機械的に圧着され、これによって、
各金属細線A,B,C相互間に形状や大きさの異なる空
隙が無秩序に形成されたリング状の金属メッシュ2が製
造される。そして、この金属メッシュ2の表面には、金
属細線A,B,C自体による紋様が多数無秩序に形成さ
れ、いわば極めて微細な透かし彫りを施したような独特
の外観が得られる。
【0025】なお、以上の説明で明らかであろうが、第
1の金属メッシュ2表面の紋様や空隙はほぼ偶然に支配
されて形成されることになるが、金属細線に施しておく
カール形状や、プレス前における金属細線の集積の状態
によって紋様や空隙の形態やそれらの大きさをある程度
設定することが可能である。例えば、上記したように、
平面的なカール加工のなされた「の」字状あるいは
「S」字状の太径の金属細線を最下層および最上層に多
く分布させ、立体的なカール加工を施した細径の金属細
線A,B,Cをそれらの間に多く分布させた状態で集積
してプレスした場合には、上記金属細線A,B,Cは平
面的に押し潰されて大きく変形するが、太径の金属細線
は余り変形することがなく、その金属細線による「の」
字状あるいは「S」字状の紋様が小径の金属細線A,
B,Cによって連結された状態で表面に浮き彫りされた
ような外観を呈することになる。
【0026】以上により形成された第1の金属メッシュ
2は、各金属細線の交叉部が圧着されているので、この
状態でそのまま装飾品の素材として使用することも可能
であるが、金属細線A,B,Cどうしをより強固に一体
化させるために、この第1の金属メッシュ2を加熱する
ことによって交叉部を拡散接合する。なお、ここで、上
記形成されたリング状の第1の金属メッシュ2の内周部
は、図3に示すように傾斜面4としておくのが良い。
【0027】この場合、第1の金属メッシュ2を両押圧
板間に挟み込んだままで適宜の加熱装置に装入して加熱
を行うと良いが、その加熱温度は金属細線の材料の融点
温度を上限とし、それより若干低い温度とすることが良
い。なぜなら、加熱温度が融点以上であると、金属細線
A,B,Cが溶融して紋様が消滅し、また、空隙が塞が
れてしまって好ましくないからである。したがって、第
1の金属メッシュ2の白金とパラジウムの合金の場合に
おいては、その融点温度は1,500℃程度であるの
で、加熱温度は1,220℃とし、1時間30分加熱す
る。
【0028】また、上記のような拡散接合を行う場合、
交叉部を加圧しつつ加熱することがより効果的であるの
で、第1の金属メッシュ2を両押圧板間に挟み込んだま
まで適宜の加圧加熱装置に装入し、第1の金属メッシュ
2に適宜の押圧力を付加しつつ加熱する。そして、この
ように加圧しつつ加熱することで拡散接合を行う場合に
は、はじめから加圧加熱装置を使用すると良い。すなわ
ち、両押圧板間に金属細線A,B,Cを集積したらそれ
を加圧加熱装置内に装入し、まず常温下でプレス(プレ
プレス)を行い、引き続いて本プレスを行いつつ装置内
を加熱して高温とすれば良い。このようにすれば、1台
の加圧加熱装置によって圧着と拡散接合の双方を連続的
に行うことができ、作業効率が良い。
【0029】なお、拡散接合を行う場合、押圧板には耐
熱性が要求されるから、その材料として例えばカーボン
グラファイトあるいはアルミナ等の耐熱材料を使用する
と良い。ただし、金属細線A,B,Cが白金または白金
を含む合金である場合にカーボングラファイトの押圧板
を使用すると、白金と炭素とが高温下で反応してしまう
ので好ましくなく、その場合には、押圧板の材料として
炭素を含まない耐熱材料を使用するか、あるいはカーボ
ングラファイトを使用する場合にはその表面に例えば窒
化ボロン等の離型材をスプレーコーティングすることが
望ましい。
【0030】このようにして、リング状の第1の金属メ
ッシュ2が形成された後に、円形の第2の金属メッシュ
3を形成する。この場合、その製造方法は、第1の金属
メッシュ2と同様なので、説明を簡略化するが、まず、
押圧板上に第1の金属メッシュ2を載置した状態で、図
3に示すように、第1の金属メッシュ2の内部に第2の
金属メッシュ3の材料となる金合金製の3種類のコイル
状の金属細線A,B,C(及び場合によって「の」字状
あるいは「S」字状の金属細線)を、例えば約3cmの
高さとなるように無秩序にあるいは規則性をもたせて多
数集積する。
【0031】そして、適宜のプレス装置を用いて上記押
圧板間に集積した金合金製の多数の金属細線A,B,C
をその厚み寸法が0.5mm〜1.0mm程度の薄板状
となるまでプレス(プレプレス)して圧着した後、引き
続いて本プレスを行いつつ装置内を加熱して高温(75
0℃,1時間30分)として拡散接合を行う。これによ
り、上記多色金属メッシュ1が形成される。
【0032】続いて、仕上げ工程として、上記多色金属
メッシュ1を冷間圧延することにより、その表面の凸部
に平坦面を形成し、さらにその表面をバフ研摩すれば、
上記平坦面に光沢が付与されるとともにバフの接触し得
ない凹部は金属細線自体の半光沢のまま残され、これに
より、より変化に富んだ好ましい外観を得ることができ
る。なお、これらの仕上げ工程は不要であれば省略して
も良い。また、冷間圧延することに代えて例えばハンマ
ーにより表面を殴打したり、表面を研摩することでも、
平坦面を形成することが可能である。
【0033】そして、上記多色金属メッシュ1を所望の
形状、例えば、図1の2点鎖線に示すように切断し、そ
の周縁部に別途製作したフレームをろう付けしたり、あ
るいはフレームを鋳込みにより形成すれば装飾品が完成
する。
【0034】以上で説明したように、本実施例の多色金
属メッシュ1は、第1,第2の金属メッシュ2,3の表
面に金属細線A,B,Cによる微細な紋様が無秩序に形
成され、かつ多数の空隙が無秩序に形成された独特の外
観を呈するものであるので、装飾品の新規な素材として
用いて好適である。しかも、第1の金属メッシュ2が白
色で、かつ第2の金属メッシュ3が黄色を呈しているの
で、第1,第2の金属メッシュ2,3間で色調の変化が
生じ、特に、その境界部で微妙な色調の変化が生じる。
したがって、装飾性の大幅な向上を図ることができる。
また、第2の金属メッシュ3の材質である金合金にあっ
ては、金に配合する金属(例えば、銀,銅,ニッケル)
の割合を変更することにより、色調を自由に変えること
ができる(例えば、ピンク,緑,青,白等)。
【0035】そして、これらの金属メッシュ2,3は、
多数の空隙を有しているからその比重は無垢の金属板に
比して小さいものとなり、したがって大形で豪華な装飾
品を製作しても製品重量を実用上不便のない程度に軽い
ものとできるし、また、その大きさに比して実際に使用
する貴金属の量も少なくて済むから比較的安価なものと
でき、しかも、無垢の金属板に比して切断や曲げ等の加
工も容易に行うことができる、という利点がある。
【0036】また、上記の製造方法によれば、第1,第
2の金属メッシュ2,3の金属細線を多数集積してプレ
スするのみで上記多色金属メッシュ1を極めて容易に製
造できることは勿論であるが、金属細線にカール加工を
施しておくことによりそれらによって形成される紋様が
複雑なものとなり、しかも、直線的な金属細線を用いる
場合に比してそれらの交叉部の数が著しく増大し、した
がって、各金属細線どうしを確実に一体化することがで
きる、という利点がある。
【0037】そして、上記の方法では、各金属メッシュ
2,3の金属細線の径や長さ、カール形状、その使用
量、プレス前の集積の状態、等を適宜変更することで、
紋様の形態や空隙率の異なる多種多様な外観を呈する多
色金属メッシュ1を自由に製造することができるもので
ある。
【0038】さらに、この方法では、全く同一の外観を
呈する多色金属メッシュ1を複数製造することは不可能
であるが、このことは、希少価値も要求される装飾品用
の素材を製造する方法としては有利である。
【0039】なお、上記実施例の金属メッシュは、金属
細線の材料として貴金属を使用したが、貴金属以外の任
意の金属や合金例えばステンレスを使用することも可能
であり、その場合、貴金属を用いた場合と同様の外観を
呈する金属メッシュを極めて安価に得ることができる。
【0040】また、上記実施例では径、長さ、カール形
状の異なる3ないし4種類の金属細線を使用することと
したが、1種類の金属細線のみを使用することでも、さ
らに多種類の金属細線を使用することでも勿論良い。さ
らには、金属の切り屑(チップ)や金属片あるいは金属
箔の断片等を金属細線に混入してプレスすることも可能
であり、そのようにすれば、より一層変化に富んだ紋
様、外観を呈する金属メッシュを得ることができるとと
もに、貴金属の切り屑や断片の有効利用を図ることがで
きる。
【0041】また、上記実施例では断面形状が円形の金
属細線を用いたが、金属細線の断面形状は円形に限ら
ず、例えば三角形や多角形等の角形断面、星形等の任意
の形状の断面、偏平なテープ状の断面等、種々のものが
使用できるし、さらには、金属細線に捻り加工を施して
おいたり、複数本の素線を撚り合わせた金属細線を使用
することも考えられ、そのような種々の断面形状、種々
の形態の金属細線を単独であるいは適宜組み合わせて用
いることにより、それら金属細線によって形成される紋
様がより変化に富んだものとなり、また、表面の光反射
率が複雑に変化するものとなり、より好ましい外観を得
ることができる。
【0042】また、上記実施例の製造方法では、カール
加工を施した金属細線を多数集積してプレスすることに
よって、金属細線どうしの交叉部を圧着するようにし、
必要に応じて交叉部をさらに拡散接合により固着するよ
うにしたのであるが、本発明の製造方法は上記実施例に
限定されず、種々の変形、応用が可能である。
【0043】例えば、金属細線に施すカール加工は必ず
しも必要ではなく、直線的な金属細線を用いることでも
良い。その場合には直線的な紋様を有する金属メッシュ
が得られることになる。
【0044】また、集積した金属細線をプレスする際に
は、金属細線どうしの交叉部を圧着することなくそれら
が接触する程度にとどめておき、その後、接触部を適宜
手段により固着させるようにしても良い。このようにす
れば、プレス時における各金属細線の変形量が少なくて
済み、比較的厚み寸法の大きい、したがってかさ比重が
より小さくて軽い金属メッシュを得ることができる。そ
して、この場合の固着手段としては、交叉部どうしが圧
着あるいは接触している金属メッシュに樹脂を含浸させ
たり、貴金属メッキを施す等が用いられ、各金属細線ど
うしを固着して強固に一体化させることができる。
【0045】さらに、金属細線どうしを拡散接合により
固着する場合においても、金属細線にあらかじめ適宜の
樹脂をコーティングしておき、その樹脂を溶融、再固化
させることで金属細線どうしを固着させることも考えら
れ、その場合には、金属細線どうしを直接的に固着する
場合に比して十分な低温、かつ短時間で固着することが
できる、という利点がある。
【0046】なお、図1ないし図3に示す上記実施例に
おいては、リング状の白金合金製の第1の金属メッシュ
2と、円形の金合金製の第2の金属メッシュ3とから構
成されたように説明したが、第1の金属メッシュ2と第
2の金属メッシュ3との配置については、これに限られ
ることなく、例えば、円状の第1の金属メッシュ2の外
周にリング状の第2の金属メッシュ3を配置してもよ
く、かつ図4に示すように、矩形板状の第1の金属メッ
シュ2を一対の矩形板状の第2の金属メッシュ3で挾ん
だもの、あるいは図5に示すように、複数の円形の第1
の金属メッシュ2のまわりに円形の第2の金属メッシュ
3を配置したものでも良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、多数の金属細線が無秩序に交叉する状態で厚さ方向
に積層されるとともにそれら金属細線どうしの交叉部が
圧着もしくは固着されてなり、その表面に上記金属細線
自体による紋様が形成されているとともに、それら金属
細線相互間に形状および大きさの異なる多数の空隙が無
秩序に形成されてなる板状の金属メッシュにおいて、第
1の金属細線から構成された第1の金属メッシュと、上
記第1の金属細線と色調の異なる第2の金属細線から構
成された第2の金属メッシュとが連設されたものである
から、色調の異なる複数の金属メッシュを連設したこと
により、金属メッシュ間に色調の変化が生じ、特に、金
属メッシュ間境界部に微妙な色調の変化が生じることに
よって、さらに一層装飾性を高めることができ、かつ独
特の外観を有する多種多様な装飾品を柔軟にかつ容易に
製作することができるとともに、軽量かつ比較的安価で
しかも加工が容易な装飾品素材を得ることができる。
の上、両金属メッシュ間境界部に傾斜面を形成すること
により、この傾斜面によって、両金属メッシュ間境界部
の面積を大きくとることができて、両金属メッシュ間の
接合力(圧着力、固着力)を大きくすることができ、両
金属メッシュどうしが容易に離れることがないととも
に、両金属メッシュ間境界部において、各金属メッシュ
の厚さを漸次薄い状態から厚い状態まで滑らかにかつ自
然に変化させることができて、金属メッシュ間境界部に
生じる微妙な色調の変化をより顕著なものとすることが
できる。
【0048】また、請求項2に示すように、金属細線を
貴金属にすることにより、一層高級感、気品のある美し
さを引き出すことができ、請求項3に示すように、金属
メッシュの表面を光沢面とすることによって、よりひか
り輝く美しさを得ることができ、かつ請求項4に示すよ
うに、非円形断面形状の金属細線を用いることによっ
て、より変化に富んだ外観を得ることができる。
【0049】さらに、本発明の請求項5は、多数の金属
細線を集積し、それら集積した金属細線をプレスするこ
とによって板状となすとともに各金属細線どうしの交叉
部を当接させ、さらに交叉部どうしを圧着もしくは固着
する板状の金属メッシュの製造方法において、第1の金
属細線から構成された第1の金属メッシュを、各金属細
線どうしの交叉部を圧着もしくは固着することにより形
成した後に、上記第1の金属細線と色調の異なる第2の
金属細線を上記第1の金属メッシュに接した状態で多数
配置して、各金属細線どうしの交叉部を圧着もしくは固
着することにより第2の金属メッシュを形成するもので
あるから、第1の金属メッシュを圧着もしくは固着によ
り形成した後に、この第1の金属メッシュに接した状態
で、第2の金属メッシュを圧着もしくは固着により形成
することにより、上記多色金属メッシュを極めて容易
に、しかも多種多様な外観を呈する多色金属メッシュを
自由に製作することができる。その上、第1の金属メッ
シュを形成するに際して、上記第1の金属細線と色調の
異なる第2の金属細線を接触させる上記第1の金属メッ
シュの部位を傾斜面に形成した後に、上記第2の金属細
線を上記第1の金属メッシュの傾斜面に接した状態で多
数配置して、第2の金属メッシュを形成することによ
り、第1の金属メッシュの傾斜面に第2の金属細線を配
置しやすいとともに、傾斜面によって接合(圧着、固
着)面積を大きくすることができることで、両金属メッ
シュ間を確実に接合(圧着、固着)させることができ
る。
【0050】さらにまた、請求項6に示すように、上記
交叉部どうしの固着手段として拡散接合を用いることに
より、簡単に固着することができ、しかも確実な固着強
度が得られ、特に、請求項7に示すように、加圧しつつ
加熱して拡散接合することにより、固着強度をより一層
高めることができる。
【0051】また、請求項8にあっては、拡散接合によ
り第1の金属メッシュの金属細線の交叉部を固着した
後、この加熱温度より低い温度で第2の金属メッシュの
金属細線の交叉部を拡散接合により固着することによっ
て、第1の金属細線として第2金属細線の融点より高い
ものを選ぶことにより、第1の金属細線の交叉部の固着
強度を十分確保するとともに、第2の金属細線が融点を
越えて溶け出すという不具合も発生しない。
【0052】さらに、請求項9に示すように、拡散接合
を行う際には、あらかじめ金属細線の表面に樹脂コーテ
ィングを施すことによって、金属細線どうしを比較的低
温でかつ短時間で固着させることができる。
【0053】さらにまた、請求項10に示すように、拡
散接合によって金属細線どうしを固着させる代わりに、
貴金属メッキもしくは樹脂コーティングを用いることに
よっても、円滑にかつ確実に固着させることができる。
【0054】また、請求項11に示すように、金属細線
にあらかじめカール加工を施しておくことによって、カ
ール形状が変形してより複雑な紋様が得られるととも
に、直線的な金属細線を用いる場合に比べて交叉部が増
大することにより、金属細線どうしの付着強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】第1の金属メッシュの内部に第2の金属メッシ
ュを形成する場合の説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 多色金属メッシュ 2 第1の金属メッシュ 3 第2の金属メッシュ4 傾斜面 A 金属細線 B 金属細線 C 金属細線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横溝 昌弘 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社 商品開発センタ ー内 (56)参考文献 特開 平2−203803(JP,A) 特開 昭48−40564(JP,A) 特開 昭64−11045(JP,A) 特開 昭60−148634(JP,A) 実開 昭63−138120(JP,U) 実開 昭61−49642(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44C 27/00 A44C 25/00 B21F 45/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の金属細線が無秩序に交叉する状態
    で厚さ方向に積層されるとともにそれら金属細線どうし
    の交叉部が圧着もしくは固着されてなり、その表面に上
    記金属細線自体による紋様が形成されているとともに、
    それら金属細線相互間に形状および大きさの異なる多数
    の空隙が無秩序に形成されてなる板状の金属メッシュに
    おいて、第1の金属細線から構成された第1の金属メッ
    シュと、上記第1の金属細線と色調の異なる第2の金属
    細線から構成された第2の金属メッシュとが連設され、
    かつ上記両金属メッシュ間境界部に傾斜面が形成された
    ことを特徴とする多色金属メッシュ。
  2. 【請求項2】 金属細線は、金、銀、白金等の貴金属も
    しくは貴金属を含む合金からなることを特徴とする請求
    項1記載の多色金属メッシュ。
  3. 【請求項3】 表面に光沢が付与された平坦面が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の多色
    金属メッシュ。
  4. 【請求項4】 金属細線の断面形状が非円形とされてい
    ることを特徴とする請求項1,2または3記載の多色金
    属メッシュ。
  5. 【請求項5】 多数の金属細線を集積し、それら集積し
    た金属細線をプレスすることによって板状となすととも
    に各金属細線どうしの交叉部を当接させ、さらに交叉部
    どうしを圧着もしくは固着する板状の金属メッシュの製
    造方法において、第1の金属細線から構成された第1の
    金属メッシュを、各金属細線どうしの交叉部を圧着もし
    くは固着することにより形成するとともに、上記第1の
    金属細線と色調の異なる第2の金属細線を接触させる上
    記第1の金属メッシュの部位を傾斜面に形成した後に、
    上記第2の金属細線を上記第1の金属メッシュの傾斜面
    接した状態で多数配置して、各金属細線どうしの交叉
    部を圧着もしくは固着することにより第2の金属メッシ
    ュを形成することを特徴とする多色金属メッシュの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 金属細線どうしの交叉部を加熱して拡散
    接合することにより固着することを特徴とする請求項5
    記載の多色金属メッシュの製造方法。
  7. 【請求項7】 金属細線どうしの交叉部を加圧しつつ加
    熱することにより固着することを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の多色金属メッシュの製造方法。
  8. 【請求項8】 第1の金属細線どうしの交叉部を加熱し
    て拡散接合することにより固着した後に、この加熱温度
    より低い温度で第2の金属細線どうしの交叉部を拡散接
    合することにより固着することを特徴とする請求項5,
    6または7記載の多色金属メッシュの製造方法。
  9. 【請求項9】 金属細線の表面に樹脂コーティングを施
    しておくことを特徴とする請求項6,7または8記載の
    多色金属メッシュの製造方法。
  10. 【請求項10】 金属細線どうしの交叉部を貴金属メッ
    キもしくは樹脂コーティングにより固着することを特徴
    とする請求項5記載の多色金属メッシュの製造方法。
  11. 【請求項11】 金属細線にカール加工を施しておくこ
    とを特徴とする請求項5,6,7,8,9または10記
    載の多色金属メッシュの製造方法。
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