JP2817161B2 - 装飾品用金属メッシュおよびその製造方法 - Google Patents

装飾品用金属メッシュおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、装飾品の素材として用いて好適な金属メッ
シュおよびその製造方法に関するものである。
「従来の技術およびその課題」 ブローチ、ペンダント、イヤリング等の装飾品の素材
としては種々のものが使用されるが、特に大形で豪華な
デザインの装飾品を製作し得る素材として、金、銀、白
金等の貴金属が一般に用いられている。ところが、それ
ら貴金属を無垢のままで使用して大形の装飾品を製作し
た場合、製品が極めて高価なものとなってしまうばかり
でなく、それら貴金属は比重が大きいので製品重量が過
度に大きくなってしまい、このため、実際に身につけて
使用する上では不便となって実用性に乏しいものとなっ
てしまう、という不具合がある。また、それら貴金属を
無垢のままで用いる場合、特にその厚みが厚くなると切
断や曲げ等の加工もしにくくなってしまうものである。
本発明は、大形であっても軽量かつ比較的安価な装飾
品を製作できるとともに加工も容易に行うことが可能で
あり、しかも独特の外観を呈していて装飾品の素材とし
て用いて好適な金属メッシュ、およびその製造方法を提
供することを目的としてなされたものである。
「課題を解決するための手段」 本発明の金属メッシュは、装飾品の素材として用いら
れる板状の金属メッシュであって、コイル状に立体的に
カール加工された第一の金属細線と平面的にカール加工
された第二の金属細線とが無秩序に交叉する状態で厚さ
方向に積層されるとともにそれら金属細線どうしの交叉
部が圧着もしくは固着されてなり、その表面に前記金属
細線自体による紋様が形勢されているとともに、それら
金属細線相互間に形状および大きさの異なる多数の空隙
が無秩序に形成されてなることを特徴とする。
また、本発明の金属メッシュは、装飾品の素材として
用いられる板状の金属メッシュであって、その厚さ方向
に見て、コイル状に立体的にカール加工された第一の金
属細線の上下両層に平面的にカール加工された第二の金
属細線が積層されるとともにそれら金属細線どうしの交
叉部が圧着もしくは固着されてなり、その表面に第一及
び第二の金属細線自体による紋様が形成されているとと
もに、それら金属細線相互間に形状および大きさの異な
る多数の空隙が無秩序に形成されてなることを特徴とす
る。
また本発明による装飾品用金属メッシュの製造方法
は、装飾品の素材として用いられる板状の金属メッシュ
の製造方法であって、コイル状に立体的にカール加工さ
れた第一の金属細線と平面的にカール加工された第二の
金属細線とが無秩序に交叉する状態で厚さ方向に積層さ
れ、それら集積された金属細線をプレスすることによっ
て板状となすとともに各金属細線どうしの交叉部を圧着
または固着することを特徴とする。
また本発明による装飾品用金属メッシュの製造方法
は、装飾品の素材として用いられる板状の金属メッシュ
の製造方法であって、その厚さ方向に見て、コイル状に
立体的にカール加工された第一の金属細線の上下両層に
平面的にカール加工された第二の金属細線が積層され、
それら集積された金属細線をプレスすることによって板
状となすとともに各金属細線どうしの交叉部を圧着また
は固着することを特徴とする。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本実施例の金属メッシュ1をハート形に加工
し、その周囲をフレーム2により縁取って製作した装飾
品を示すものである。
その金属メッシュ1は、多数の金属細線A,Bが無秩序
に交叉する状態で厚さ方向に積層され、かつ、それら金
属細線A,Bどうしの交叉部が固着されることによって形
成されており、その表面には金属細線A,B自体による紋
様が形成されているとともに、それら金属細線A,B相互
間には形状および大きさの異なる多数の空隙3が形成さ
れてなるものである。
その金属メッシュ1のより具体的な構成を、その製造
方法の一例とともに第2図ないし第5図を参照して詳細
に説明する。
この金属メッシュ1は、第2図に示すような2種類の
金属細線A、Bを原材料として製造されるものである。
これらの金属細線A,Bは、金、銀、白金等の貴金属、も
しくはそれら貴金属を含む合金(たとえば白金90%とパ
ラジウム10%の貴金属合金)によって形成され、かつカ
ール加工が施されたものである。
それら金属細線A,Bの径寸法は適宜で良いが、一例を
あげれば、金属細線Aの径を0.3mm程度、金属細線Bの
径を0.5mm程度と互いに異なるものとすることが良い。
また、それらの長さ寸法は数cm程度とすることが良い
が、両者の長さ寸法を互いに異なるものとすることが良
い。さらに、それら金属細線A,Bのカールの形状も互い
に異なるものとし、金属細線Aにはコイル状の立体的な
カールを施し、金属細線Bにはリング状の平面的なカー
ルを施すことが良い。
上記のような2種類の金属細線A,Bによって金属メッ
シュ1を製造するには、第3図に示すように、円板状の
対の押圧板4,4間に、上記の金属細線A,Bをたとえば3cm
程度の高さとなるように無秩序に多数集積する。この
際、金属細線A,Bの使用量を増減してその集積密度を適
宜調節することにより、形成される金属メッシュ1の空
隙率およびその比重を自由に調節することができる。ま
た、この際、多数の金属細線A,Bを全く無秩序に集積す
ることでも良いが、たとえば第3図に示されるように最
下層および最上層に金属細線Bを多く分布させるように
する等のある程度の規則性を持たせることでも良い。
そして、適宜のプレス装置(図示せず)を用いて、両
押圧板4,4間に集積した多数の金属細線A,Bをその厚み寸
法が0.5mm〜1.0mm程度の薄板状となるまでプレスする。
すると、カール加工の施されていた各金属細線A,Bは
押し潰されて塑性変形し、第4図に示すようにそれらは
無秩序に交叉した状態で重なり合うとともに相互に入り
組んで絡まり合い、同時に金属細線A,Bどうしの交叉部
がかしめられて機械的に圧着され、これによって、各金
属細線A,B相互間に形状や大きさの異なる空隙3が無秩
序に形成された金属メッシュ1が製造される。そして、
この金属メッシュ1の表面には、金属メッシュA,B自体
による紋様が多数無秩序に形成され、いわば極めて微細
な透かし彫りを施したような独特の外観が得られる。
なお、以上の説明で明らかであろうが、金属メッシュ
1表面の紋様で空隙3はほぼ偶然に支配されて形成され
ることになるが、金属細線A,Bに施しておくカール形状
や、プレス前における金属細線A,Bの集積の状態によっ
て紋様や空隙3の形態やそれらの大きさをある程度設定
することが可能である。たとえば、上記したように、平
面的なカール加工のなされた太径の金属細線Bを最下層
および最上層に多く分布させ、立体的なカール加工を施
した細径の金属細線Aをそれらの間に多く分布させた状
態で集積してプレスした場合には、金属細線Aは平面的
に押し潰されて大きく変形するが、金属細線Bは余り変
形することがなく、その金属細線Bによるリング状の紋
様が小径の金属細線Aによって連結された状態で表面に
浮き彫りされたような外観を呈することになる。
以上により形成された金属メッシュ1は、各金属細線
A,Bの交叉部が圧着されているので、この状態でそのま
ま装飾品の素材として使用することも可能であるが、金
属細線A,Bどうしをより強固に一体化させるために、こ
の金属メッシュ1を加熱することによって交叉部を拡散
接合することが望ましい。
この場合、金属メッシュ1を両押圧板4,4間に挟み込
んだままで適宜の加熱装置に装入して加熱を行うと良い
が、その加熱温度は金属細線A,Bの材料の融点温度を上
限とし、それより若干低い温度とすることが良い。加熱
温度が融点以上であると、金属細線A,Bが溶融して紋様
が消滅し、また、空隙3が塞がれてしまって好ましくな
いからである。たとえば、上記で例示した白金とパラジ
ウムの合金の場合においては、その融点温度は1,500℃
程度であるので、加熱温度は1,200℃程度とすることが
良い。
また、上記のような拡散接合を行う場合、金属細線A,
Bの材質や加熱温度によっては交叉部を加圧しつつ加熱
することがより効果的な場合があり、その場合には、金
属メッシュ1を両押圧板4,4間に挟み込んだままで適宜
の加圧加熱装置に装入し、金属メッシュ1に適宜の押圧
力を付加しつつ加熱するようにすれば良い。そして、こ
のように加圧しつつ加熱することで拡散接合を行う場合
には、はじめから加圧加熱装置を使用すると良い。すな
わち、両押圧板4,4間に金属細線A,Bを集積したらそれを
加圧加熱装置内に装入し、まず常温下でプレス(プリプ
レス)を行い、引き続いて本プレスを行いつつ装置内を
加熱して高温とすれば良い。このようにすれば、1台の
加圧加熱装置によって圧着と拡散接合の双方を連続的に
行うことができ、作業効率が良い。
なお、拡散接合を行う場合、押圧板4には耐熱性が要
求されるから、その材料としてたとえばカーボングラフ
ァイトあるいはアルミナ等の耐熱材料を使用すると良
い。ただし、金属細線A,Bが白金または白金を含む合金
である場合にカーボングラファイトの押圧板4を使用す
ると、白金と炭素とが高温下で反応してしまうので好ま
しくなく、その場合には、押圧板4の材料として炭素を
含まない耐熱材料を使用するか、あるいはカーボングラ
ファイトを使用する場合にはその表面にたとえば窒化ボ
ロン等の離型材をスプレーコーティングしておくことが
望ましい。
次いで、仕上げ工程として、上記の金属メッシュ1を
冷間圧延することにより、第5図に示すようにその表面
の凸部に平坦面5を形成し、さらにその表面をバフ研摩
すれば、上記の平坦面5に光沢が付与されるとともにバ
フの接触し得ない凹部は金属細線A,B自体の半光沢のま
ま残され、これにより、より変化に富んだ好ましい外観
を得ることができる。なお、これらの仕上げ工程は不要
であれば省略して良い。また、冷間圧延することに代え
てたとえばハンマーにより表面を殴打したり、表面を研
摩することでも、平坦面5を形成することが可能であ
る。
そして、上記の金属メッシュ1を所望の形状たとえば
ハート形に切断し、その周縁部に別途製作したフレーム
2をろう付けしたり、あるいはフレーム2を鋳込みによ
り形成すれば、第1図に示したような装飾品が完成す
る。
以上で説明したように、本実施例の金属メッシュ1
は、表面に金属細線A,Bによる微細な紋様が無秩序に形
成され、かつ多数の空隙3が無秩序に形成された独特の
外観を呈するものであるので、装飾品の新規な素材とし
て用いて好適である。
そして、この金属メッシュ1は、多数の空隙3を有し
ているからその比重は無垢の金属板に比して小さなもの
となり、したがって大形で豪華な装飾品を製作しても製
品重量を実用上不便のない程度に軽いものとできるし、
また、その大きさに比して実際に使用する貴金属の量も
少なくて済むから比較的安価なものとでき、しかも、無
垢の金属板に比して切断や曲げ等の加工も容易に行うこ
とができる、という利点がある。
また、上記の製造方法によれば、金属細線A,Bを多数
集積してプレスするのみで上記の金属メッシュ1を極め
て容易に製造できることは勿論であるが、金属細線A,B
にカール加工を施しておくことによりそれらによって形
成される紋様が複雑なものとなり、しかも、直線的な金
属細線を用いる場合に比してそれらの交叉部の数が著し
く増大し、したがって、各金属細線どうしを確実に一体
化することができる、という利点がある。
そして、上記の方法では、金属細線A,Bの径や長さ、
カール形状、その使用量、プレス前の集積の状態、等を
適宜変更することで、紋様の形態や空隙率の異なる多種
多様な外観を呈する金属メッシュ1を自由に製造するこ
とができるものである。
さらに、この方法では、全く同一の外観を呈する金属
メッシュ1を複数製造することは不可能であるが、この
ことは、希少価値も要求される装飾品用の素材を製造す
る方法としては有利である。
なお、上記実施例の金属メッシュは、金属細線の材料
として貴金属を使用したが、貴金属以外の任意の金属や
合金たとえばステンレスを使用することも可能であり、
その場合、貴金属を用いた場合と同様の外観を呈する金
属メッシュを極めて安価に得ることができる。
また、上記実施例では径、長さ、カール形状の異なる
2種類の金属細線を使用することとしたが、1種類の金
属細線のみを使用することでも、さらに多種類の金属細
線を使用することでも勿論良いし、径や長さ、カール形
状のみならず、材質、色、質感の異なる複数種類の金属
細線(たとえば金と銀)を自由に組み合わせて使用する
ことでも良い。さらには、金属の切り屑(チップ)や金
属片あるいは金属箔の断片等を金属細線に混入してプレ
スすることも可能であり、そのようにすれば、より一層
変化に富んだ紋様、外観を呈する金属メッシュを得るこ
とができるとともに、貴金属の切り屑や断片の有効利用
を図ることができる。
また、上記実施例では断面形状が円形の金属細線を用
いたが、金属細線の断面形状は円形に限らず、たとえば
三角形や多角形等の角形断面、星形等の任意の形状の断
面、偏平なテープ状の断面等、種々のものが使用できる
し、さらには、金属細線に捻り加工を施しておいたり、
複数本の素線を撚り合わせた金属細線を使用することも
考えられ、そのような種々の断面形状、種々の形態の金
属細線を単独であるいは適宜組み合わせて用いることに
より、それら金属細線によって形成される紋様がより変
化に富んだものとなり、また、表面の光反射率が複雑に
変化するものとなり、より好ましい外観を得ることがで
きる。
また、上記実施例の製造方法では、カール加工を施し
た金属細線を多数集積してプレスすることによって、金
属細線どうしの交叉部を圧着するようにし、必要に応じ
て交叉部をさらに拡散接合により固着するようにしたの
であるが、本発明の製造方法は上記実施例に限定され
ず、種々の変形、応用が可能である。
また、集積した金属細線をプレスする際には、金属細
線どうしの交叉部を圧着することなくそれらが接触する
程度に止どめておき、その後、接触部を適宜手段により
固着させるようにしても良い。このようにすれば、プレ
ス時における各金属細線の変形量が少なくて済み、比較
的厚み寸法の大きい、したがってかさ比重がより小さく
て軽い金属メッシュを得ることができる。
また、上記実施例では、交叉部どうしの固着を拡散接
合により行うことを例示したが、拡散接合によることな
く、たとえば交叉部どうしが圧着あるいは接触している
金属メッシュに樹脂を含浸させたり、貴金属メッキを施
す等の手段によっても、各金属細線どうしを固着して強
固に一体化させることができ、そのような手段を採用し
ても良い。
さらに、金属細線どうしを拡散接合により固着する場
合においても、金属細線に予め適宜の樹脂をコーティン
グしておき、その樹脂を溶融、再固化させることで金属
細線どうしを固着させることも考えられ、その場合に
は、金属細線どうしを直接的に固着する場合に比して十
分な低温、かつ短時間で固着することができる、という
利点がある。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、本発明の金属メッシュ
及び金属メッシュの製造方法は、コイル状に立体的にカ
ール加工された第一の金属細線と平面的にカール加工さ
れた第二の金属細線とが無秩序に交叉する状態で厚さ方
向に積層されて圧着または固着されているから、特に第
一の金属細線が含まれることによって金属メッシュの体
積に対して内部の空隙が多くなり、かさ比重が小さくて
軽量の金属メッシュを得ることができる。
また本発明による金属メッシュ及び金属メッシュの製
造方法は、コイル状に立体的にカール加工された第一の
金属細線の上下両層に平面的にカール加工された第二の
金属細線が積層されるとともにそれら金属細線どうしの
交叉部が圧着もしくは固着されているから、中央の層は
第一の金属細線によって内部の空隙が多く形成されてか
さ比重を一層小さくできる上に、その上下層に第二の金
属細線を積層したことで、板状の金属メッシュ上下層の
平面度が比較的高くなり金属メッシュの外形の整形性が
良好になる。従って、金属メッシュ全体としての整形性
が良い上に内部に配設された第一の金属細線によってか
さ比重を非常に小さく軽量にすることができるという格
別の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の実施例を説明するための
図であって、第1図は本実施例の金属メッシュを素材と
して製作した装飾品の一例を示す図、第2図ないし第5
図はその金属メッシュの構成および製造方法を説明する
ための図であって、第2図(イ),(ロ)はそれぞれ金
属細線の形状を示す図、第3図は金属細線を多数集積し
た状態を示す図、第4図は形成された金属メッシュの拡
大図であって、このうち(イ)は断面図、(ロ)は平面
図、第5図は金属メッシュの表面に平坦面を形成した状
態の拡大断面図である。 A,B……金属細線、1……金属メッシュ、2……フレー
ム、3……空隙、4……押圧板、5……平坦面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 正俊 東京都千代田区大手町1丁目5番2号 三菱金属株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−40564(JP,A) 特開 昭64−11045(JP,A) 特開 昭60−148634(JP,A) 実開 昭63−138120(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44C 7/00 - 27/00 A44C 1/00 - 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装飾品の素材として用いられる板状の金属
    メッシュであって、コイル状に立体的にカール加工され
    た第一の金属細線と平面的にカール加工された第二の金
    属細線とが無秩序に交叉する状態で厚さ方向に積層され
    るとともにそれら金属細線どうしの交叉部が圧着もしく
    は固着されてなり、その表面に前記金属細線自体による
    紋様が形成されているとともに、それら金属細線相互間
    に形状および大きさの異なる多数の空隙が無秩序に形成
    されてなることを特徴とする装飾品用金属メッシュ。
  2. 【請求項2】装飾品の素材として用いられる板状の金属
    メッシュであって、その厚さ方向に見て、コイル状に立
    体的にカール加工された第一の金属細線の上下両層に平
    面的にカール加工された第二の金属細線が積層されると
    ともにそれら金属細線どうしの交叉部が圧着もしくは固
    着されてなり、その表面に前記金属細線自体による紋様
    が形成されているとともに、それら金属細線相互間に形
    状および大きさの異なる多数の空隙が無秩序に形成され
    てなることを特徴とする装飾品用金属メッシュ。
  3. 【請求項3】装飾品の素材として用いられる板状の金属
    メッシュの製造方法であって、コイル状に立体的にカー
    ル加工された第一の金属細線と平面的にカール加工され
    た第二の金属細線とが無秩序に交叉する状態で厚さ方向
    に積層され、それら集積された金属細線をプレスするこ
    とによって板状となすとともに各金属細線どうしの交叉
    部を圧着または固着することを特徴とする装飾品用金属
    メッシュの製造方法。
  4. 【請求項4】装飾品の素材として用いられる板状の金属
    メッシュの製造方法であって、その厚さ方向に見て、コ
    イル状に立体的にカール加工された第一の金属細線の上
    下両層に平面的にカール加工された第二の金属細線が積
    層され、それら集積された金属細線をプレスすることに
    よって板状となすとともに各金属細線どうしの交叉部を
    圧着または固着することを特徴とする装飾品用金属メッ
    シュの製造方法。
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