JP2928042B2 - 携帯形fax・ocr端末装置を用いた情報伝送方式 - Google Patents

携帯形fax・ocr端末装置を用いた情報伝送方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め決められたデータ
シート形式で作成したデータをFAXデータに変換し公
衆通信網を介して情報受信処理装置に送り、情報受信処
理装置では受信したFAXデータの文字認識をしテキス
トコードデータに変換して情報処理する情報伝送方式、
さらに詳しくいえば、例えばある商品を問屋に注文する
ときに作成される注文書等を送る場合に適した携帯形F
AX・OCR端末装置を用いた情報伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ代替機として、電子手帳を
用いてデータを送信する方式が普及している。この装置
は、固定的な制御手順により手書きイメージ(文字,図
形を含む)あるいはキーボードないしタッチキースクリ
ーンから選択されたコンピュータ文字コードの字体(フ
ォント)をイメージとして記憶装置または外部記憶ファ
イルに一旦記憶しファクシミリのイメージスキャンデー
タとして伝送することができる。また、通信網の対応す
るファクシミリ装置から伝送されたファクシミリ信号を
受信し可視イメージに置換表示することが可能である。
さらに、対応する他のコンピュータ,データ端末に対し
テキストコード情報を相互に送受信することもできる能
力も備えている。上記装置の機能は、いずれも従来から
ファクシミリやデータ端末等の専用端末装置の機能を単
独に果たす代替機として用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、広く
普及しているファクシミリ装置を利用して注文書等を問
屋に送り、問屋ではそれをデータ処理して受注する通信
システムが用いられている。これはつぎのようにして発
注者の注文内容が伝送される。例えば図7に示すような
予め決められた枠で作られた注文書のデータシートの所
定の四角の枠に、発注すべき商品のコード番号,個数,
発注者の名前,日時等を手書きで書込む。また、選択欄
により所定の事項を選択し記号を記入する。このように
して作成された注文書をファクシミリ装置を用いて相手
に送る。注文書の記載内容は光走査によってイメージデ
ータに変換され注文先(問屋等)の情報処理装置にイメ
ージデータとして受信される。情報処理装置は、例えば
データシートのAに示す印部分を検出することによりそ
の行はどんな項目の欄かを判断し、順番に各項目の四角
の枠の中のイメージデータ(発注者が書いた手書き文
字)を読み込み文字認識していく。このような処理を行
うことによりイメージデータで伝達された内容をテキス
トコードデータに変換でき、その後の各処理、例えば、
読み取ったデータより受注書を作ったり、ファイル化し
て管理したりする等のコンピュータ処理が可能となる。
【0004】上記通信システムにおいて、発注者はかな
らず、所定形式のデータシートを用意する必要があっ
た。また、所定形式のデータシートに商品を書き込む場
合、通常は商品名ではなくその商品のコード名を書き込
む形式になっていることが多い。そのため、発注者は商
品コードを予め用意されている表から探し出す作業を行
わなければならず、記入に手間がかかるという欠点があ
った。また、各個人の筆跡の手書き文字がそのまま情報
処理装置に送られることと、不用意にデータシートをフ
ァクシミリ装置の光走査挿入口にセットした場合には、
送信画像が左右に傾くことが多いことから、着信画像を
正常に認識することができず、文字認識率が低下すると
いう欠点があった。本発明の目的は、上記各欠点を解決
するもので、所定形式のデータシートを用いずにデータ
をペンタッチ操作で容易に、かつ短時間で入力すること
ができ、入力したイメージデータをテキストコードに変
換しその字体(フォント)のOCR文字や活字イメージ
等を作成して送信することにより、受信側での文字認識
率の低下を防止しシステムの信頼性を向上させた携帯形
FAX・OCR端末装置を用いた情報送信方式を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による携帯形FAX・OCR端末装置を用いた
情報送信方式は、予め決められたデータシート形式でデ
ータを作成し、このデータをイメージデータに変換して
公衆通信網を介して情報受信処理装置に送り、情報受信
処理装置では受信したイメージデータを文字認識して機
械可読処理可能なコード情報に変換する情報送信方式に
おいて、送信側端末装置として、FAX部と、仮想デー
タシート形式を構築するための書式制御情報を含む書式
制御データファイルを記憶する記憶部と、手書きで文字
等を入力する手書き入力部と、前記入力部より入力され
た文字等をテキストコードに変換し、さらにテキストコ
ードを文字形イメージに変換する変換部を少なくとも有
する携帯形FAX・OCR端末装置を備え、情報送信に
際し、前記書式制御データファイルの書式制御情報によ
って前記手書き入力部の入力面に前記仮想データシート
形式の各項目フィールドを表示させ、前記項目フィール
ドに書き込まれる文字等または入力面に表示されて選択
されたデータを前記変換部により変換することにより、
前記記憶部内で各項目フィールド毎のイメージデータを
作成し、その後に前記仮想データシート形式の頁イメー
ジデータを作成し、このイメージデータをFAXデータ
に変換して前記情報受信装置に送信し、前記情報受信処
理装置では自装置記憶部に記憶する書式制御データファ
イルの書式制御情報に基づき受信した前記仮想データシ
ート形式の各項目フィールドのイメージデータの文字認
識を行ってテキストコードデータに変換するように構成
されている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、据置形のファクシミリ装
置,所定の形式のシートを用いることなく、携帯形コン
ピュータのペンタッチ入力で所定形式のデータシートと
同等の仮想データシートの送信が可能になる。携帯形コ
ンピュータの入力画面ではイメージ文字を書き込むと、
それを認識してテキストコードに変換し、そのテキスト
コードのフォントをイメージとして表示し直したり、入
力面に表示される選択事項を選ぶことにより選択内容を
入力し、そのテキストコードのフォントをイメージ表示
するので、筆圧や筆記具の相違によるイメージの不安定
な濃淡も統一されたものとなり、受信側での文字認識率
が向上する。さらに入力面に入力項目が順番に表示指示
されるので、間違いは少なくなり、データ作成の時間も
短くなる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は、本発明による情報伝送方式に従って
構成した携帯形FAX・OCR端末装置および情報受信
処理装置の実施例を示すブロック図である。情報受信処
理装置と携帯形FAX・OCR端末装置は、公衆通信網
19に接続されている。情報受信処理装置は、中央演算
処理装置1,情報記憶装置2,表示制御装置3,表示装
置4,文字認識装置5,ファクシミリ通信装置6,入力
キーボード制御装置7,キーボード8,外部記憶制御装
置9および外部記憶装置10より構成されている。携帯
形FAX・OCR端末装置は、中央演算処理装置11,
情報記憶装置12,ICカード記憶装置13,表示入力
指示制御装置14,表示入力装置15,ファクシミリ通
信装置16,通信制御装置17およびタッチペン18よ
り構成されている。
【0008】情報受信処理装置の中央演算処理装置1
は、汎用制御システムDOSを用いた制御機能,かな漢
字変換日本語FEP機能,日本語辞書機能,イメージデ
ータ圧縮伸張機能,表示画像スクロール表示機能,縮小
表示制御機能およびイメージデータ・テキストデータ混
在処理制御管理機能を備えている。イメージデータ・テ
キストデータ混在処理制御管理機能とは、イメージデー
タが入力された場合にはイメージデータ領域に、テキス
トデータの場合はテキストデータ領域にそれぞれ保管し
管理するようにするものである。情報記憶装置2は、中
央演算処理装置1,表示装置4等の間でやり取りするデ
ータ,制御情報,受信データを記憶するとともに書式制
御情報を含む書式制御データファイルを記憶している。
文字認識装置5は、イメージの日本語手書き文字を読み
込んで認識し、テキストコードに変換するためのもので
ある。
【0009】携帯形FAX・OCR端末装置の中央演算
処理装置11は、汎用制御システム,PEN WINDOWS を用
いた制御機能,かな漢字変換日本語FEP機能,日本語
辞書機能,表示入力装置15のタッチスクリーン上の手
書き文字イメージをテキストコードに変換する機能,テ
キストコードデータを手書き文字イメージに変換する機
能,テキストコードデータを文字形イメージであるOCR
文字イメージまたは活字文字イメージに変換する機能,
イメージデータ・テキストデータ混在処理制御管理機
能,仮想フィールドおよびフレーム生成機能,リロケー
ダブルウインドウとアブソリュートウインドウ相互変換
機能,変数入力項目の定数入力項目変換機能,ペーパー
レスOCR データシートイメージデータ合成生成機能,イ
メージデータ圧縮伸張機能,表示画像スクロール表示機
能,縮小表示制御機能,絵表示選択動作指示機能および
ジェスチャアマーク動作指示機構を備えている。
【0010】仮想フィールドおよびフレーム生成機能
は、仮想紙の一部をイメージで表示し、文字を書く領域
を例えば図5,図6に示すように各項目の領域を順番に
表示しフレームを作成する機能である。リロケーダブル
ウインドウとアブソリュートウインドウ相互変換機能
は、表示入力装置15の入力表示面に1枚の画面を表示
したり、画面上の一部のフィールドを移動させる機能で
ある。変数入力項目の定数入力項目変換機能は、予め決
められている項目、すなわち携帯形FAX・OCR端末
装置がデータとして持っている年月日,時間を自動的に
入力する機能である。ペーパーレスOCR データシートイ
メージデータ合成生成機能は、入力したデータをOCR
のデータシートとして作成しファックス送信するための
機能である。ジェスチャアマーク動作指示機能は、例え
ば「ゝ」の記号,「×」の記号をそれぞれ「入力する動
作」,「取り消す動作」を示すマークとした場合、タッ
チペンでコンピュータに指示させるためにこれらを表示
する機能である。
【0011】携帯形FAX・OCR端末装置および情報
受信処理装置は、本発明による伝送方式を実現するため
の書式制御データファイルがそれぞれ情報記憶装置2,
12に記憶される。書式制御データファイルは、汎用の
マン/マシンユーザーインタフェースを提供するため帳
票毎のデータシート形式の各項目フィールドを表示する
ための制御や帳票毎に予め決められた動作手順の制御を
規定するものである。図2は、本発明による情報伝送方
式のシステムを構築する手順および通信形態を説明する
ためのフローチャートである。まず、帳票のレイアウト
を行い、フォーマットの下書きを行う(ステップ20
1)。この下書きに基づき帳票の設計を行い(ステップ
202)、帳票フォーマットデータのファイルを作成す
る(ステップ203)。つぎに携帯形FAX・OCR端
末装置の入力表示面は、同時に1枚のデータシートを表
示できないことから商品コード番号等を入力する領域と
なる枠を分けて表示するためのウインドウを作成する書
式制御データ形式に上記帳票フォーマットデータを変換
する(ステップ204)。これを保管し(ステップ20
5)、ウインドウインタフェース書式制御データ形式を
さらにICカード用ウインドウデータに変換してICカ
ードに記憶させる(ステップ206)。ウインドウデー
タを記憶したICカードを携帯形FAX・OCR端末装
置に装着することにより、送信側の準備が整う。
【0012】一方、ステップ203で作成された帳票フ
ォーマットデータより情報受信処理装置の制御ファイル
も作成される(ステップ210)。この制御ファイルは
保管ファイルに保持され(ステップ211)、情報受信
処理装置としてのFAX・OCRシステムに読み込まれ
る(ステップ212)。これにより情報受信処理側の準
備も整う。携帯形FAX・OCR端末装置でデータがタ
ッチインプットされ(ステップ208)、FAXデータ
に変換生成され発信が行われる(ステップ209)と、
情報受信処理装置側は受信したイメージ情報を読取り、
文字認識しテキストデータに変換する(ステップ21
2)。テキストデータはホストマシンの管理の下に種々
のアプリケーション処理が実行されて例えば受注書等が
作成される(ステップ213)。また、通信用メッセー
ジが作成されFAXデータに変換され、携帯形FAX・
OCR端末装置に送られる。受信したデータに認識間違
いがあったか否かを確認するための動作である。
【0013】図3は、図2とは異なった手順でシステム
を構築する場合のフローチャートである。図2の例は書
式制御データファイルを携帯形FAX・OCR端末装置
のICカード記憶装置に予め記憶させた例であるが、本
例の場合は書式制御データファイルを予め記憶せず、必
要な時点でデータとして通信網を経由して伝送するよう
にしたものである。図2とはステップ304〜306が
異なっており、他の手順は同じである。ステップ304
において、ステップ303で作成した帳票ファイルデー
タファイルをファイルデータ伝送情報処理装置により通
信網を介して送信する。携帯形FAX・OCR端末装置
は送信されたデータを受信し(ステップ306)、IC
カードに読み込む(ステップ307)。
【0014】図4は、携帯形FAX・OCR端末装置に
よって手書きデータを入力して仮想データシートを作成
し送信するまでの手順を説明するためのフローチャート
である。ICカード記憶装置13より書式制御データが
中央演算処理装置11に読み出される(ステップ40
1)。中央演算処理装置11はこの書式制御データによ
りデータフォーマット制御データファイルを作成し、表
示入力装置15の入力表示面(タッチパネル)に仮想デ
ータシートのデータを記入する項目フィールド(ウイン
ドウ)を表示する。この項目フィールドは、予め決めら
れた事項が表示され選択する項目である。表示された項
目内のいずれかの事項を選択すると、選択された事項の
テキストデータはその字体のイメージ(活字体イメージ
等)に変換される。そして変換されたイメージデータは
一旦情報記憶装置12(またはICカード記憶装置1
3)に記憶され、全ての必要事項の選択が終了すると、
図7に示すような仮想データシートにイメージを書き込
んだものを情報記憶装置12(またはICカード記憶装
置13)内に再構築する(ステップ402,403)。
【0015】ステップ403は、入力内容に対応しどの
ように変換するかを示しており、例えばグラフィック等
のイメージが入力された場合は、そのままイメージ情報
として取り込む。また、タッチキーボードによって入力
した場合には、選択されたテキストデータをイメージに
変換する。さらに、手書きで文字が書き込まれた場合に
は、その文字が認識されテキストデータに変換され、そ
のテキストデータの字体がイメージ情報(活字体イメー
ジ等)として取り込まれる。所定事項記入項目の選択表
記を終了すると、つぎは変動入力のための項目のフィー
ルドが表示される(ステップ404)。図6に製品発注
書の上記変動入力項目のフィールドの表示例を示す。例
えば、入力表示面に発注指定製品コード番号を記入すべ
き項目フィールド31が表示され、その入力が終了する
とつぎは発注数量を記入すべき項目フィールド32が表
示され、さらに製品単価を記入すべき項目フィールド3
3,指定納期を記入すべき項目フィールド34が順次表
示される。ステップ405では、手書きによって文字を
入力する。なお、毎回変わらない内容の変数は、予め事
前に1回だけプリセットするだけで、以後は自動的に表
記される。図5に製品発注書の1回だけプリセットすれ
ばよい項目フィールドの例を示す。例えば、発注会社登
録番号の項目フィールド22,発注元担当者名の項目フ
ィールド23,発注元会社通信FAX番号24等であ
る。必要な全てのデータ表記入力が終了すると、図7に
示すような仮想データシートにイメージを書き込んだも
のを情報記憶装置12(またはICカード記憶装置1
3)内に再構築する(ステップ404,405)。
【0016】選択事項および変動事項のすべての表記入
力が完了すると、中央演算処理装置11は上記情報記憶
装置12(またはICカード記憶装置13)で頁イメー
ジの合成を行い(ステップ406)、画像(イメージ)
の圧縮処理を行う(ステップ407)。圧縮処理された
イメージデータは、通信制御装置17の制御の下にファ
クシミリ通信装置16によってFAXデータに変換され
G3ファクシミリ通信の公衆通信網19を介して情報受
信処理装置に送られる(ステップ408)。情報受信処
理装置側では、ファクシミリ通信装置6によってFAX
データを受信し、元のイメージデータに戻す。中央演算
処理装置1は情報記憶装置2から読み出した書式制御デ
ータに基づき文字認識装置5の文字認識を行う。すなわ
ち、文字認識装置5は書式制御データによって仮想デー
タシートのどの項目であるかを判別してイメージ情報の
文字認識を行う。そして認識した文字をテキストコード
に変換する。情報受信処理装置は、テキストコードに変
換すれば、その後は表示装置4に表示しそのデータを外
部記憶装置10に保存するとともに文字認識に間違いが
あったかいなかを確認するための通信用メッセージ等を
作成する。
【0017】以上の実施例では公衆通信網としてG3フ
ァクシミリ通信を利用した場合を説明したが、他の実施
例としてISDN通信網等を利用して対応する情報受信
処理装置に対してデータとして送信することが可能であ
る。この場合には、通常のファクシミリ通信ではA4版
標準原稿1頁の送信に20秒〜40秒程度必要とする通
信時間が3秒〜6秒で送信が完了する。また、G3ファ
クシミリによるアナログ通信では、通信回線上のノイズ
等により原画像の再現性に支障を来たしたり、ノイズが
発生したりするが、INS等のディジタル通信回路網で
はノイズ等通信上の障害に対する対応が可能で、画像の
再現性に関して耐久性が高い。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、書式制
御データに基づき携帯形FAX・OCR端末装置の入力
表示面に表示された仮想データシートの項目単位のフィ
ールドに、ペンタッチで必要データを入力し、FAXデ
ータに変換して、情報受信処理装置に送信し、情報受信
処理装置では書式制御データに基づきイメージデータの
文字認識を行いテキストコードに変換するように構成さ
れているので、従前のようにデータシートを用意してお
く必要はなく、項目単位で表示されるフィールドに手書
き入力または選択入力するだけで、必要なデータを送信
でき、入力に時間を要せず、操作も簡単になる。また、
携帯形FAX・OCR端末装置によってデータの送信が
行え、携帯性の良好な情報伝送方式を提供できる。さら
に、手書きした文字も一旦テキストコードに変換され、
そのテキストコードの字体(フォント)をイメージデー
タにしているので、情報受信処理装置側での文字認識率
の低下を防止できシステムとしての信頼性を大幅に向上
させることができる。本発明は携帯形FAX・OCR端
末装置および情報受信処理装置双方に共通の書式制御デ
ータを用い、書式制御データは多数の業種の送信すべき
各書類フォーマットおよびその制御手順(プロトコル)
を持っているので、各業務に柔軟に対応でき幅広く利用
することができる。さらには、使用する公衆網も限定さ
れず、有線,無声方式いずれを用いても良く、さらにア
ナログ伝送,ディジタル伝送いずれも対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報通信方式に従って構成したF
AX・OCR端末装置,情報受信処理装置および通信網
の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明による情報通信方式のシステムを構築す
る手順および通信形態を説明するためのフローチャート
である。
【図3】図2とは異なった手順でシステムを構築する場
合のフローチャートである。
【図4】手書きデータを入力することによりFAX・O
CR端末装置で仮想データシートを作成して送信するま
での手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】製品発注書の1回だけプリセットすればよい項
目フィールドの例を示す図である。
【図6】入力表示面に表示される変動入力項目仮想フィ
ールドウインドウの例を示す図である。
【図7】作成されるデータシート形式として製品発注書
のフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
1,11 中央演算処理装置(CPU) 2,12 情報記憶装置 3 表示制御装置 4 表示装置 5 文字認識装置 6,16 ファクシミリ通信装置(FAX装置) 7 入力キーボード制御装置 8 キーボード 9 外部記憶制御装置 10 外部記憶装置 13 ICカード記憶装置 14 表示入力指示制御装置 15 表示入力装置 17 通信制御装置 18 タッチペン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 G06F 17/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め決められたデータシート形式でデー
    タを作成し、このデータをイメージデータに変換して公
    衆通信網を介して情報受信処理装置に送り、情報受信処
    理装置では受信したイメージデータを文字認識して機械
    可読処理可能なコード情報に変換する情報送信方式にお
    いて、 送信側端末装置として、FAX部と、仮想データシート
    形式を構築するための書式制御情報を含む書式制御デー
    タファイルを記憶する記憶部と、手書きで文字等を入力
    する手書き入力部と、前記入力部より入力された文字等
    をテキストコードに変換し、さらにテキストコードを文
    字形イメージに変換する変換部を少なくとも有する携帯
    形FAX・OCR端末装置を備え、 情報送信に際し、前記書式制御データファイルの書式制
    御情報によって前記手書き入力部の入力面に前記仮想デ
    ータシート形式の各項目フィールドを表示させ、前記項
    目フィールドに書き込まれる文字等または入力面に表示
    されて選択されたデータを前記変換部により変換するこ
    とにより、前記記憶部内で各項目フィールド毎のイメー
    ジデータを作成し、その後に前記仮想データシート形式
    の頁イメージデータを作成し、このイメージデータをF
    AXデータに変換して前記情報受信装置に送信し、 前記情報受信処理装置では自装置記憶部に記憶する書式
    制御データファイルの書式制御情報に基づき受信した前
    記仮想データシート形式の各項目フィールドのイメージ
    データの文字認識を行ってテキストコードデータに変換
    することを特徴とする携帯形FAX・OCR端末装置を
    用いた情報伝送方式。
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