JP2927495B2 - スクラップまたは未使用テレフタル酸ポリエステルの崩壊エステル交換によるテレフタル酸ジエステルの製造方法 - Google Patents

スクラップまたは未使用テレフタル酸ポリエステルの崩壊エステル交換によるテレフタル酸ジエステルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、テレフタル酸ポリエステル生成物の崩壊エ
ステル交換によるテレフタル酸ジエステルの製造方法に
関する。この方法のために用いられる反応体は、主にテ
レフタル酸ポリエステル生成物、好ましくはスクラップ
テレフタル酸ポリエステル生成物であり、よって、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)結晶ポリエチレンテレ
フタレート(CPET)、グリコール改質ポリエチレンテレ
フタレートコポリエステル(PETG)、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンジメチレンテ
レフタレート(PCT)、ならびにPCTの酸およびグリコー
ル改質コポリエステル(各々PCTAおよびPCTG)の如き材
料をリサイクルするための能率的な手段を提供する。こ
の方法は、可塑剤としてならびに、たぶん加工助剤およ
び/または一般目的滑剤として有用である低〜中くらい
の粘度の油またはワックスであるテレフタル酸ジエステ
ルを生じる。可塑剤は、すぐに、プラスチック工業にと
って有用な生成物の製造に用いられ得る。
〔発明の背景〕
PET,CPET,PETG,PBTおよびPCTのようなテレフタル酸ポ
リエステル樹脂は、プラスチック工業に広く用いられて
いる熱可塑性ポリマーである。PETおよびPETGは、あら
ゆる種類のフィルム、ボトルおよびプラスチック容器の
製造に用いられる。未使用PETおよびPETG樹脂は、食品
パッケージによいと認められている。PETは、広く、カ
ーボネートソフトドリンクおよびアルコール飲料の両方
のボトルの製造に用いられている。それは、また布およ
び織物材料の製造に用いられる。CPETおよびPCTAは、両
面オーブン可能(dual−ove−nable)な食品トレーの製
造に用いられる。フィラー入りのPETおよびPBT樹脂は、
自動車ボディーパネル、フェンダー、バンパーおよびグ
リル;リレー、鉄ハンドル、芝刈機ハウジング等の製造
に用いられる。
テレフタル酸ポリエステルを再製造する主要な問題
は、湿気の存在下で加熱されたとき、ポリエステルが、
部分的に加水分解して、溶融ポリマー中に、いくらかの
遊離グリコールおよびテレフタル酸を形成するというこ
とである。ポリエステルは、従って、どんな加水分解も
防止するために、処理の際、非常に乾燥、典型的に50pp
m未満の水分しか含んではならない。偶然に、これらの
材料は、たいてい、各々の処理サイクルの際、部分的に
加水分解し、それ故、厳密に未使用の材料のみに食品パ
ッケージ領域のPETの使用を限定する。
テレフタル酸ポリエステル生成物の増大する使用にと
もなって、主要な廃棄物処理および費用の問題が、製造
業者および消費者の両者により遭遇された。PETおよびC
PETは、現在、すべてのテレフタル酸ポリエステルの内
で最も広く用いられている。これらの化合物は、カーボ
ネートソフトドリングおよびアルコール飲料のためのボ
トル、および両面オーブン可能な食品トレーの如き消費
者製品を製造するのに用いられている。典型的なスクラ
ップポリエステル製品が、表Iに示してある。
現在、テレフタル酸ポリエステルを、リサイクルまた
は崩壊/解重合させるのに有効な多くの手段がある。PE
Tソフトドリンクボトルは、現在リサイクルされている
が、存在する従来技術の方法では、この材料は、カーペ
ット裏地、ポットたわし、ファイバー充填等の如き製品
に用いられる純粋原材料を提供するために、非常にきれ
いであって、ボトルキャップ、紙またはプラスチックラ
ベル、接着剤および高密度ポリエチレン(HDPE)耐衝撃
ベースキャップの如きどんな汚染物もあってはならな
い。掃除/色別れ方法は、高価であり、スクラップPET
に重大なコストを与える。もし、それが、掃除されてい
なければ、汚染されたPETは、低い価値の決定的でない
適用にのみ用いられることがある。他方、きれいなPET
は、おそらく何回もリサイクルされ得る。しかし、各々
のリサイクル/処理行程の際、ポリエステルは、何回か
のリサイクルの“サイクル”後、ポリエステルが崩壊
し、機械特性の重大な損失を示し、望ましくない製品に
なる点までさらに加水分解される。
食品が、CPET両面オーブン可能なトレー中で料理され
るとき、ポリマーは、比較的長時間の中程度の加熱に、
実質的な量の、食品からレリースされる水分の存在下で
付される。料理の際に存在する水分により起こされる加
水分解と同様に、この熱ヒストリー(history)は、CPE
Tを、機械特性の重大な損失を示す点にまで崩壊させ
る。またCPET中の料理食品は、ポリマーの汚染および/
または変色を生じる。それ故、CPETの崩壊および変色
は、それを、リサイクルするのに望ましくない材料に
し、現在、CPETに対しては、リサイクルの努力がなされ
ていない。
これらの望ましくない材料は、枕および寝袋のファイ
バー充填の如き低い価格の決定的でない適用に用いられ
るか、またはそれらは、また高分子量ポリマーを、低分
子量ポリマーを製造するためのモノマーの存在下で部分
的に解重合することにより、リサイクルされ得る。これ
らのタイプの方法は、米国特許第3,037,048号に開示さ
れている。
米国特許第3,037,048号において、Lotzは、フィラメ
ント、フィルム、布等の如きスクラップPET製品が、リ
サイクルされて、化合物ジメチルテレフタレート(DM
T)を再生する方法を開示している。この方法は、DMTを
生じるためのメタノールの存在下で、PETの解重合およ
びエステル交換を含む。
さらに、Cudmoreに発行された米国特許第4,578,502号
は、エチレングリコールおよびテレフタル酸またはジメ
チルテレフタレートのいずれかを回収するためにPETス
クラップの使用を開示している。その方法は、加水分解
またはメタノール分解(methanolysis)に続く所望の製
品の結晶化によるスクラップPETのスラリーの解重合を
含む。米国特許第4,578,502号の開示は、ジメチルテレ
フタレートの製造に限定されている。事実、この書類の
3欄、22−28行に、メタノールより高分子量のアルコー
ルを用いることは好ましくないということが、述べられ
ている。
米国特許第3,037,048号(2ページ、64行)および米
国特許第4,578,502号(3ページ、58−59行)において
参照される方法を用いてスクラップテレフタル酸ポリエ
ステルから付加価値製品を得るために、極高圧反応器の
使用が、必要であり、それ故、設備のための主要な資本
投資を含むということに注目されるべきである。
従って、従来技術で現在公知のエステル交換を用いる
大部分のPET/ポリエステルリサイクル方法は、主に、新
たなテレフタル酸製品の合成に用いられ得る開始材料を
製造することを目的としている。従って、プラスチック
工業または他の分野ですぐに用いられ得る製品を生じる
テレフタル酸ポリエステルのリサイクルのための1行程
方法を提供することは、興味がある。可塑剤、滑剤、ワ
ックス等は、可塑剤が、プラスチック工業のすぐに使用
可能な製品であるこれらの有用な製品の好例である。
可塑剤は、いくつかのプラスチック製品の製造におい
て決定的な成分である。例えば、ジオクチルテレフタレ
ート(DOTP)は、PVC工業にとって特に有用である。こ
のタイプのエステルは、主に、テレフタル酸を適当なア
ルコールと反応させることにより、合成され得る。不幸
なことに、この場合、エステル化反応は、非常に遅く、
方法を経済的に望ましくなくする。代わりに、2−エチ
ルヘキサノールとの反応によるジメチルテレフタレート
のDOTPへのエステル交換は、DOTPをかなり早く生じる興
味ある反応である。
従って、良好な商業的価値の製品を生じる適当なリサ
イクルの代わるべき手段が、非常に望まれる。
〔発明の要約〕
本発明に従って、次の一般式(I) を有する化合物を製造する方法が、提供されている。
式(I)において、置換基RおよびR′は、同じかま
たは異なり、直鎖、分枝または環式脂肪族基、芳香族
基、アルキルアリール基またはアラルキル基を表し、各
々の基は、6〜20個の炭素原子を有する。好ましくは、
RおよびR′は、同じかまたは異なり、6〜20個の炭素
原子を有する直鎖または分枝アルキル基を表す。その方
法は、テレフタル酸ポリエステルを生成物を、6〜20個
の炭素原子を有する高分子量アルコールまたは高分子量
アルコールの混合物と、触媒の存在下で反応させるこ
と、および式(I)の化合物を回収することを含む。ま
た、本発明の範囲内に、充填または未充填スクラップテ
レフタル酸ポリエステルを、テレフタル酸ジエステルに
リサイクルする方法がある。その方法は充填または未充
填スクラップテレフタル酸ポリエステルを6〜20個の炭
素原子を有する高分子量アルコールまたは各々6〜20個
の炭素原子を有する高分子量アルコールの混合物と、触
媒の存在下で、160〜260℃の範囲の温度で、反応させる
こと、および所望のテレフタル酸ジエステルを回収する
ことを含む。
好ましくは、テレフタル酸エステルの出所は、どんな
適当なテレフタル酸ポリエステルの出所(未使用、スク
ラップもしくは規格外材料)が、本発明の文脈で用いら
れ得ると理解されるにもかかわらず、スクラップテレフ
タル酸ポリエステル生成物からである。本発明の方法で
用いられるアルコールの炭素原子含量は、置換基Rおよ
びR′の所望の炭素原子含量に相当する。
それ故、スクラップテレフタル酸ポリエステル生成物
は、価値ある化合物を生じるために、高級アルコールと
のエステル交換により、うまくリサイクルされ得るとい
うことが発見された。好ましくは、スクラップPET,PET
G,CPETまたはPBTの如きテレフタル酸ポリエステルは、
プラスチック工業に有用な所望の製品にリサイクルされ
得る。本発明の文脈において、ここで用いられるとき
“リサイクル”なる語は、PET,PETG,CPET,PBTまたはPCT
およびそのコポリエステルPCTAおよびPCTGの如きスクラ
ップ材料が、可塑剤の如きテレフタル酸エステルを製造
するための開始材料として用いられる方法を定義するこ
とを意図されているということに注目されるべきであ
る。例えば、ジオクチルテレフタレート(DOTP)の如き
可塑剤が、本発明の方法を用いて、現在有効な方法のコ
ストに匹敵するコストで製造され得る。
本発明の方法は、例えば、米国特許第4,578,502号の
如きPETのリサイクルに関する適切な文献の教示が、明
らかに、PETスクラップを含む反応において、高級アル
コールの使用に導くという事実を考慮して、テレフタル
酸ポリエステル生成物のリサイクルにおいて明らかに予
期されない利益をもたらす。
さらに、本発明の方法を、大気圧、部分的な真空もし
くはわずかに過圧、すなわち約30psiもしくそれ以下の
いずれかにおいて操作する標準エステル化反応器内で行
ってよい。これは通常高価な高圧反応器を必要とする従
来技術の方法よりさらに改良を与える。また、本発明の
方法より得られる生成物は液体であり、またはわずかに
加熱することにより容易に液化し、従って容易に濾過さ
れるので、汚染された(紙、キャップ、HDPE)スクラッ
プテレフタル酸ポリエステルも含まれる。これは低粘性
液体の濾過が高粘性ポリマー溶融体の濾過よりもずっと
簡単であるからである。汚染されたスクラップの使用が
可能であるということは、リサイクルしたテレフタル酸
ポリエステル、従ってそれより得られる生成物のコスト
をかなり低下させる。
本発明の方法の利点は、次の説明を参照することによ
り、よりすみやかに説明される。
〔発明の詳細な説明〕
本発明は、テレフタル酸ジエステルの製造方法に関す
る。その方法は、ピン、写真/X線もしくは包装フィルム
及び布に用いられるPET、オーブンに使用できる食品皿
の製造に用いられるCPET並びに自動車車体パネル、フェ
ンダー、バンパー等の製造に用いられる充填PETおよびP
BTの如きスクラップテレフタル酸ポリエステル樹脂をリ
サイクルするのに有用である。
一般的に言って、本発明の方法は、160〜260℃、好ま
しくは185〜240℃の間で変化し得る温度で、炭素原子含
量を6〜20の範囲で有する、直鎖、分枝または環式脂肪
族アルコールを用いての、または芳香族、アルキルアリ
ールまたはアラルキルアルコールを用いてのテレフタル
酸ポリエステル生成物のエステル交換を含む。アルコー
ルの選択は、明らかに、所望の最終生成物に依存し、6
〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルコール
が、好ましいにもかかわらず、広い範囲のアルコール
が、本発明の文脈において用いられるということが、理
解されるべきである。エステル交換反応は、触媒で実施
されるので、なんらかの適当なエステル化またはエステ
ル交換触媒が意図されてよいということが述べられるべ
きである。蓚酸錫の如き錫をベースとする触媒が、本発
明の文脈で好ましい。
たいていのテレフタル酸ポリエステルのエステル交換
が起こる温度は、比較的高い。それは、たいてい185〜2
40℃の範囲である。しかし、本発明の方法で用いられ得
る多くの適当なアルコールは、所望のエステル交換温度
より低い沸点を有する。この小さな困難は、全沸点を上
げるために、反応器をわずか加圧することにより、また
は最初の反応混合物に、適当な量の最終製品を添加する
ことにより、克服され得る。いくつかの例において、し
かし、また、真空下で方法を実施することが必要であ
る。好ましくは、反応は、30psiの圧力までの部分的な
真空23″/Hg下で実施される。
いくつかの例において、本発明の方法を実施するのに
アルコールの混合物を用いることが、望ましいというこ
とが、述べられるべきである。2種のアルコールを含む
アルコール混合物の場合において、3種の異なる化合物
が、得られ、両方の置換基RおよびR′がある1種は、
第一アルコールのアルキル/アリル部分を有し、両方の
置換基RおよびR′がある1種は、第二アルコールのア
ルキル/アリル部分を有し、置換基RおよびR′がある
1種は異なるアルキル/アリル基を有するであろう。所
望のアルコール混合物を形成するアルコールの割合は、
最終製品の目標の組成に依存して変化するだろう。
テレフタル酸エステルを製造するため本発明において
用いるべきエステル交換反応器には、i)圧力反応器ま
たはii)大気圧で操作するエステル化反応器の2つのタ
イプがある。
i)圧力反応器および操作 このタイプの反応器は、アルコールもしくはアルコー
ルの混合物の沸点が最適反応温度より低い場合に用いら
れる。
圧力反応器は、例えば250℃に加熱でき、400ccのDean
&Starkトラップまたは同じ機能を果すために用いられ
るどんな装置にでも接続した500ccの容器からなってい
る。このトラップはグリコール副生成物の除去を助ける
ため冷却器に接続してもよい。
典型的には、0.25モル当量(約50g)の細断したスク
ラップPETを、1.0モル当量(約130g)のアルコールおよ
び0.3gの錫触媒と共に500ccの反応器に入れる。Dean&S
tarkトラップを200gの水および200gのアルコールでみた
す。この組み立てた圧力反応器を28〜29インチHgの真空
レベルに排気し、5〜10psiの圧力に不活性二酸化炭素
ガスで充たす。この反応器を185〜240℃、好ましくは20
5−235℃の範囲の温度に、4〜12時間、好ましくは4〜
7時間の間、用いられるアルコールのタイプに依存して
加熱する。反応工程の間、反応副生成物、例えばエチレ
ングリコールを蒸発させる。
グリコールの除去および/または過剰のアルコールの
添加はエステル交換反応を促進することに注目すべきで
ある。この反応器内では通常蒸気を冷却器に送るため用
いられる不活性ガスの泡立ちがおこらないので、過剰、
好ましくは100パーセント過剰のアルコールが反応を促
進するため用いられる。
(蒸発している)アルコール/グリコール凝縮液から
のエチレングリコールの除去は、5〜400ccしかし好ま
しくは150〜250ccの範囲にある好適な量の水が400ccのD
ean&Starkトラップまたは同じ機能を果すのに用いられ
るどんな装置中にでも存在するようにすることにより達
成される。
グリコールに可溶であって、6〜20個の炭素原子を有
するアルコールが可溶でないどんな物質でも、本発明の
文脈において用いられるということが、述べられるべき
である 反応の最後において、蒸発したグリコールはDean&St
arkトラップ内に含まれる水中の溶液内に存在する。ま
た、反応器内に最初に入れたPETのモル当量数にほぼ相
当する約0.25モルの所望のテレフタル酸ジエステル、最
初の100パーセント過剰と共に残留グリコールおよびDea
n&Starkトラップよりオーバーフローしたアルコールが
反応容器にみられる。
ii)大気圧エステル化反応器および操作 このタイプの反応器は、反応の操作範囲内の沸点を有
するアルコールもしくはアルコールの混合物用に用いて
よい。この他に、操作温度範囲内に沸点を上げるため適
当な量の最終生成物を加える場合、この装置において最
適の操作温度より低い沸点を有するアルコールもしくは
アルコールの混合物を用いてよい。
この反応器は典型的には、500ccのDean&Starkトラッ
プまたは同様の機能を果すために用いられるどんな装
置、続いて400mmの二重外被冷却器を取り付けた5lの五
口丸底反応容器からなる。アルコールおよび/またはグ
リコールの損失を最小にするため、冷却器の頂上から出
る蒸気をドライアイスで冷却した冷トラップに通し、次
いでフリードリッヒ冷却器に通す。凝縮物はすべてDean
&Starkトラップにもどす。この反応器は加圧されず、
大気圧または部分真空下で操作される。
典型的には、2.5モル当量(約500g)の細断したスク
ラップPETを6モル当量(約800〜1800g)のアルコール
(20パーセント過剰)及び1.5gの錫触媒と共に5lの容器
に入れる。500ccのDean&Starkトラップを50〜450ccの
水、好ましくは250〜350ccの水および200gのアルコール
でみたす。この反応器を不活性二酸化炭素を連続して流
しながら165〜260℃に3〜6時間(用いるアルコールの
タイプにより異なる)加熱する。グリコール副生成物は
いくらかDean&Starkトラップ内の水層に除去される。
アルコールの還流を助け、従ってグリコールの除去を促
進するため一部真空にしてもよい。
反応の最後において、蒸発したグリコールはすべてト
ラップ内の水の溶液に存在する。また、反応器に最初に
入れたPETのモル当量数にほぼ相当する約2.5モルの所望
のテレフタル酸ジエステル、最初の20パーセント過剰ア
ルコールと共に残留グリコールおよびDean&Starkトラ
ップよりオーバーフローしたアルコールが反応容器にみ
られる。
本発明の方法を用いて得られるであろう生成物の典型
的例は、ジ−n−ヘキシルテレフタレート、ジオクチル
テレフタレート、ジ−n−オクチルn−デシルテレフタ
レート、ジイソノニルテレフタレート、ジイソデシルテ
レフタレート、ジ−n−トリデシルn−ペンタデシルテ
レフタレートおよびジイソエイコシルテレフタレートを
含む。
以下の例は、本発明の範囲を限定するものではなくよ
り詳しく説明するため含まれる。
例1〜7は、原料としてスクラップPETを用いるテレ
フタル酸エステルの製造を説明する。
例1 スクラップPETからのジノルマルヘキシルテレフタレー
ト(DNHTP)の調製 清涼飲料水の透明なびんからの細断されたスクラップ
PET 100g(0.52モル当量)、n−ヘキサノール128g(1.
25モル)およびシュウ酸第一錫0.3gを、500ccの圧力容
器に入れた。ディーン・アンド・スターク(Dean&Star
k)トラップに、206gの水および206gのn−ヘキサノー
ルを入れた。反応器を二酸化炭素で8psi(0.56kg/cm2
の圧力まで昇圧し、次いで3時間にわたって室温から20
7℃まで加熱し、そして207℃でさらに8時間維持した。
最終生成物のガスクロマトグラフィー分析から、DNHTP
の存在することが示された。減圧下でのDNHTPの水蒸気
蒸留(ストリッピング)によって、このエステルから残
留n−ヘキサノールおよびエチレングリコールを除去し
た。蒸留容器は、3時間にわたって室温から約150℃ま
で加熱された。生成物の洗浄前の酸度当量は、0.95mg/K
OH/g−生成物であった。エステルを洗浄し、乾燥させ、
そしてろ過した後に、合計して107g(0.32モル)の最終
生成物が回収された。これは、総括の収率が61%である
ことを示す。この最終生成物は、室温においてワックス
であって、融点の範囲が56〜59℃であった。回収された
グリコール副生物は、屈折率が23℃で1.4298であった。
例2 スクラップPETからのジオクチルテレフタレート(DOT
P)の調製 スクラップPET(清涼飲料水の透明なびん)を2−エ
チルヘキサノールと反応させた。手順の一般的な概要に
ついては例1を参照されたい。反応条件については表2
を参照されたい。ジエステルの性質については表3を参
照されたい。
例3 スクラップPETからのジイソノニルテレフタレート(DIN
TP)の調製 スクラップPET(清涼飲料水の緑色のびん)をイソノ
ニルアルコールと反応させた。手順の一般的な概要につ
いては例4を参照されたい。反応条件については表2を
参照されたい。
例4 スクラップPETからのジイソデシルテレフタレート(DID
TP)の調製 細断されたスクラップPET(清涼飲料水の透明なび
ん)430g(2.24モル当量)、イソデカノール848g(5.36
モル)およびシュウ酸第一錫0.98gを、5lの反応容器に
入れた。ディーン・アンド・スタークトラップに300gの
水および188gのイソデカノールを入れた。不活性の二酸
化炭素(バブリングして入れられる)の連続流の下で、
反応混合物を室温から約229℃まで2時間にわたって加
熱し、そして約229℃でさらに4時間維持した。最終生
成物のガスクロマトグラフィー分析から、DIDTPの存在
することが示された。減圧下でDIDTPの水蒸気蒸留(ス
トリッピング)によって、このエステルから残留イソデ
カノールおよびエチレングリコールを除去した。蒸留容
器は6時間にわたって室温から147℃まで加熱され、そ
の後978g(2.19モル)の所望の生成物が回収されて、ス
トリッピング後の収率が98%であることが示された。こ
の生成物の洗浄前の酸度当量は、0.22mg−KOH/g−生成
物であった。エステルを洗浄し、乾燥させ、次いでろ過
した。最終生成物の酸価は0.09mg−KOH/g、23℃におけ
る密度は0.971g/cc、23℃における屈折率は1.4914であ
った。
例5 スクラップPETからのジノルマルオクチルノルマルデシ
ルテレフタレート(DNODTP)の調製 スクラップPET(清涼飲料水の透明なびん)を、Alfol
810の商品名で市販されるn−オクタノールとn−デカ
ノールとの50/50混合物と反応させた。手順の一般的な
概要については例4を参照されたい。反応条件について
は表2を参照されたい。ジエステルの性質については表
3を参照されたい。結果として得られた生成物は、室温
ではワックスであって、融点の範囲が33〜34℃であっ
た。
例6 スクラップPETからのジノルマルトリデシルノルマルペ
ンタデシルテレフタレート(DNTDPDTP)の調製 スクラップPET(清涼飲料水の透明なびん)を、Exxal
L 1315の商品名で市販されるn−トリデカノールとn
−ペンタデカノールとの70/30混合物と反応させた。手
順の一般的概要については例4を参照されたい。反応条
件については表2を参照されたい。ジエステルの性質に
ついては表3を参照されたい。結果として得られた生成
物は、室温においてワックスであって、融点の範囲が45
〜46℃であった。
例7 スクラップPETからのジイソエイコシルテレフタレート
(DIETP)の調製 スクラップPET(清涼飲料水の透明なびん)を、Exxal
20(イソアラキジル)アルコールの商品名で市販され
るイソエイコシルアルコールと反応させた。手順の一般
的な概要については例4を参照されたい。反応条件につ
いては表2を参照されたい。ジエステルの性質について
は表3を参照されたい。
例8および例9は、原料としてスクラップCPETを使用
するテレフタル酸エステルの調製を例示する。
例8 スクラップCPETからのジノルマルヘキシルテレフタレー
ト(DNHTP)の調製 スクラップCPET(オーブンにかけられる二重の食品
皿)をn−ヘキサノールと反応させた。手順の一般的概
要については例1を参照されたい。反応条件については
表2を参照されたい。ジエステルの性質については表3
を参照されたい。
例9 スクラップCPETからのジイソエイコシルテレフタレート
(DIETP)の調製 スクラップCPET(オーブンにかけられる二重の食品皿)
をイソエイコシルアルコールと反応させた。手順の一般
的な概要については例4を参照されたい。反応条件につ
いては表2を参照されたい。ジエステルの性質について
は表3を参照されたい。
例10および例11は、原料としてPETGを使用するテレフ
タル酸エステルの調製を例示する。
例10 PETGからのジノルマルヘキシルテレフタレート(DNHT
P)の調製 PETG樹脂をn−ヘキサノールと反応させた。手順の一
般的概要については例1を参照されたい。反応条件につ
いては表2を参照されたい。ジエステルの性質について
は表3を参照されたい。
例11 PETGからのジイソエイコシルテレフタレート(DIETP)
の調製 PETG樹脂をイソエイコシルアルコールと反応させた。
手順の一般的概要については例4を参照されたい。反応
条件については表2を参照されたい。ジエステルの性質
については表3を参照されたい。
例12および例13は、原料としてPBTを使用するテレフ
タル酸エステルの調製を例示する。
例12 PBTからのジノルマルヘキシルテレフタレート(DNHTP)
の調製 PBT樹脂をn−ヘキサノールと反応させた。手順の一
般的な概要については例1を参照されたい。反応条件に
ついては表2を参照されたい。ジエステルの性質につい
ては表3を参照されたい。
例13 PBTからのジイソエイコシルテレフタレート(DIETP)の
調製 PBT樹脂をイソエイコシルアルコールと反応させた。
手順の一般的概要については例4を参照されたい。反応
条件については表2を参照されたい。ジエステルの性質
については表3を参照されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 69/82,67/03

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) (式中、RおよびR′は、同じかまたは異なり、6〜20
    個の炭素原子を有する直鎖、分枝または環式脂肪族基、
    芳香族基、アルキルアリール基またはアラルキル基を表
    し、各々の基は、6〜20個の炭素原子を有する)を有す
    る化合物の製造方法であって、テレフタル酸ポリエステ
    ルを、高分子量アルコールまたは各々6〜20個の炭素原
    子を有する高分子量アルコールの混合物と、触媒の存在
    下で反応させること、および式(I)の化合物を回収す
    ることを含む前記方法。
  2. 【請求項2】RおよびR′が、同じかまたは異なり、6
    〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルキル基を
    表す請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記テレフタル酸ポリエステルが、前記高
    分子量アルコールまたは高分子量アルコールの混合物
    と、23インチHg(77.9kPa)の部分真空から30psi(206.
    8kPa)において反応させられる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】過剰の前記高分子量アルコールまたは高分
    子量アルコールの混合物が、前記テレフタル酸ポリエス
    テルと反応させられる請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】反応が、160〜260℃の範囲の温度で実施さ
    れる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】前記テレフタル酸ポリエステルが、前記高
    分子量アルコールまたは高分子量アルコールの混合物
    と、反応容器およびDean&Starkトラップまたは同じ機
    能を果す同様の装置を含む反応器中で反応させられる請
    求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】グリコール用の溶剤でありかつ6〜20個の
    炭素原子を有するアルコールが可溶でない物質が、前記
    Dean&Starkトラップ中に添加され、よって反応副生物
    の除去を増す請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】前記物質が、水である請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】前記テレフタル酸ポリエステルが、ポリエ
    チレンテレフタレート、結晶化ポリエチレンテレフタレ
    ート、グリコール改質ポリエチレンテレフタレートコポ
    リエステル、ポリブチレンテレフタレートならびにポリ
    シクロヘキサンジメチレンテレフタレートおよびその酸
    およびグリコール改質コポリエステルからなる群から選
    ばれる請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】前記高分子量アルコールが、ノルマルヘ
    キサノール、2−エチル−ヘキサノール、イソノナノー
    ル、イソデカノール、イソエイコサノール、ノルマルオ
    クタノール、ノルマルデカノール、ノルマルトリデカノ
    ールおよびノルマルペンタデカノールからなる群から選
    ばれる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】高分子量アルコールの前記混合物が、ノ
    ルマルオクタノールとノルマルデカノールの混合物なら
    びにノルマルトリデカノールとノルマルペンタデカノー
    ルの混合物からなる群から選ばれる請求項1記載の方
    法。
  12. 【請求項12】回収される式Iの化合物が、ジノマルヘ
    キシルテレフタレート、ジ−オクチルテレフタレート、
    ジイソノニルテレフタレート、ジイソデシルテレフタレ
    ート、ジ−n−オクチルn−デシルテレフタレート、ジ
    −n−トリデシルn−ペンタデシルテレフタレートなら
    びにジイソエイコシルテレフタレートからなる群から選
    ばれる請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】充填材入りまたは充填材を含まないスク
    ラップテレフタル酸ポリエステルをテレフタル酸ジエス
    テルにリサイクルするための方法であって、充填材入り
    または充填材を含まないスクラップテレフタル酸ポリエ
    ステルを、6〜20個の炭素原子を有する高分子量アルコ
    ールまたは各々6〜20個の炭素原子を有する高分子量ア
    ルコールの混合物と、触媒の存在下で、160〜260℃の範
    囲の温度で反応させること、および所望のテレフタル酸
    ジエステルを回収することを含む前記方法。
  14. 【請求項14】前記テレフタル酸ポリエステルが、ポリ
    エチレンテレフタレート、結晶ポリエチレンテレフタレ
    ート、グリコール改質ポリエチレンテレフタレートコポ
    リエステル、ポリブチレンテレフタレートならびにポリ
    シクロヘキサンジメチレンテレフタレートおよびその酸
    およびグリコール改質コポリマーからなる群から選ばれ
    る請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記テレフタル酸ポリエステルが、前記
    高分子量アルコールまたは高分子量アルコールの混合物
    と、23インチHg(77.9kPa)の部分真空から30psi(206.
    8kPa)において反応させられる請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】テレフタル酸ポリエステルが、ポリブチ
    レンテレフタレートである請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】テレフタル酸ポリエステルが、結晶化ポ
    リエチレンテレフタレートである請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】テレフタル酸ポリエステルが、グリコー
    ル改質ポリエチレンテレフタレートコポリエステルであ
    る請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】テレフタル酸ポリエステルが、ポリブチ
    レンテレフタレートである請求項15記載の方法。
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