JP2927421B1 - 集粉式イレーサ - Google Patents

集粉式イレーサ

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JP2927421B1 JP25315598A JP25315598A JP2927421B1 JP 2927421 B1 JP2927421 B1 JP 2927421B1 JP 25315598 A JP25315598 A JP 25315598A JP 25315598 A JP25315598 A JP 25315598A JP 2927421 B1 JP2927421 B1 JP 2927421B1
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Abstract

【要約】 【課題】 空気の流路中の空気抵抗を小さくして、拭き
取ったチョーク粉を効率よく吸い込んでフィルタで完全
に除去することにより、ファンやファンモータ等の内部
機器にチョーク粉が付着しないようにする。 【解決手段】 上下に細長いイレーサ本体1の黒板と対
向する側に、円柱状の弾性材を芯材として外周に起毛部
3を有する2本のイレースローラ2,2を設け、それら
の両側をローラカバー板6とローラ区画板7とで挟み込
む。また、平ブラシ5,5を、イレースローラ2,2の
内側表面に先端部が全長にわたって当接するように設け
る。そして、イレーサ本体1のイレースローラ2,2の
部分と内部とを仕切る仕切壁8に空気の吸引口9,9を
設け、その内側にダストボックス12を設ける。該ダス
トボックス12の一側面にフィルタ11を設け、その外
側から吸引ファンにより吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒板にチョークで
書かれた文字等を拭き取ると共に、その時生じるチョー
ク粉を吸い取って周囲に飛散させないようにした集粉式
イレーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の集粉式イレーサの横断面
図であり、図9は、その縦断面図である。図8,図9に
おいて、40はイレーサ本体、41はイレースローラ、
42は回転ブラシ、43はモータ、44は仕切板、45
はファン、46はフィルタ、47は集塵室、48は吸入
孔、49〜51はプーリ、52,53はベルトである。
【0003】弾性材を芯材として外周に起毛状の布を巻
いたイレースローラ41,41,・・・を、イレーサ本
体40の底部に複数本平行に配設し、それらの上側に、
ブラシ先端がそれらと接触するようにして回転ブラシ4
2,42を配設している。イレースローラ41,41,
・・・と回転ブラシ42,42は、モータ43により、
プーリ49〜51,ベルト52,53を介して駆動され
る。また、モータ43の軸の他端にファン45を取り付
けて、その前にフィルタ46を配設している。
【0004】このイレーサを使用するときは、モータ4
3のスイッチ(図示せず)を入れてモータ43を回転さ
せる。その結果、イレースローラ41,41,・・・,
回転ブラシ42,42及びファン45が回転を始め、図
9中に矢印で示す方向に空気流が発生する。その状態
で、イレーサ本体40を手で持って、イレースローラ4
1,41,・・・を黒板の面に接触させて上下左右に滑
らすように動かすことにより、黒板に書かれた文字等を
拭き取る。
【0005】拭き取られたチョーク粉は、イレースロー
ラ41,41,・・・の表面に付着し、イレースローラ
41の回転に従ってイレーサ本体40の内部に送り込ま
れる。そして、回転ブラシ42でイレースローラ41か
ら掃き落とされた後、吸入孔48から集塵室47に入
り、その中に設けられているフィルタ46に取り込まれ
る。そのようにして、空気と一緒に集塵室47内に入っ
たチョーク粉は、フィルタ46によってある程度は取り
除かれるが、フィルタ46によって取り除かれなかった
残りのチョーク粉は、ファン45によってイレーサ本体
40内の隙間を通って、再び吸入孔48から集塵室47
に入る。そのようにして、チョーク粉は、イレーサ本体
40内を循環しながら、フィルタ46で少しずつ取り除
かれていく。
【0006】このような集粉式イレーサを用いれば、黒
板に書かれた文字等を簡単に消すことができ、その上、
文字等を消す際に発生するチョーク粉は、フィルタ46
で吸収されて周囲に飛散する割合が少なくなる。
【0007】なお、このような集粉式イレーサに関連す
る従来の文献としては、例えば、実開平5-80792 号公報
(B43L 21/02)がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の集粉式イレーサでは、ファン45により循環さ
せる空気の流路中に、断面積の大きな回転ブラシ42,
42があって、空気抵抗が大きくなる。そのため、フィ
ルタ46の目をあまり細かくすることができず、フィル
タ46をすり抜けるチョーク粉の量が多くなる。その結
果、モータ43,ファン45等の機器にチョーク粉が付
着して、それらの機器の故障の原因になるという問題点
があった。
【0009】また、一般に黒板の表面には少なからず凹
凸があるが、上記した従来の集粉式イレーサのイレース
ローラ41は、弾性材を芯材として外周に起毛状の布を
巻いて形成していたため、外周の起毛状の布に皺が生じ
たりして、黒板表面の凹凸に十分に対応することができ
ない。その上、長期間使っている内に弾性材の弾力性が
劣化してローラが変形したりして、拭きむらが発生し易
いという問題点もあった。
【0010】そしてまた、上記した従来の集粉式イレー
サでは、1個のモータ43により、イレースローラ41
とファン45の駆動を行っていたため、イレースローラ
41に過大な負荷がかかる等して、その回転が停止する
と、ファン45の回転も停止してしまい、チョーク粉の
吸い込みができなくなってしまうという問題点もあっ
た。
【0011】本発明は、そのような問題点を解決し、空
気の流路中の空気抵抗を小さくして、拭き取ったチョー
ク粉を効率よく吸い込んでフィルタでほぼ完全に除去す
ることにより、ファンやファンモータ等の内部機器にチ
ョーク粉がほとんど付着しないようにすることを目的と
するものである。
【0012】また、黒板の表面に凹凸があっても、イレ
ースローラがそれに十分に対応して、文字等をきれいに
拭き取ることができるようにすることを目的とするもの
である。さらにまた、イレースローラに過大な負荷がか
かってその回転が停止するようなことがあっても、チョ
ーク粉の吸い込みは継続できるようにすることを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の集粉式イレーサは、黒板と対向す
る面に空気の吸引口と吐出口とを有する長方形箱体の内
部に、一側面にフィルタを有するダストボックスを、前
記吸引口を囲むように設け、該ダストボックスの外側
に、ダストボックス内の空気を前記フィルタを通して吸
引する吸引ファンを設けたイレーサ本体と、該イレーサ
本体の両側面から黒板側に向かって延設したローラカバ
ー板と、前記イレーサ本体の黒板と対向する面に、前記
ローラカバー板と平行に、前記吸引口と吐出口とを挟む
ように設けたローラ区画板と、円柱状の弾性材を芯材と
して外周に起毛部を有し、前記ローラカバー板とローラ
区画板との間で、それらと平行な軸を中心にして回転す
るように配設したイレースローラと、該イレースローラ
と前記ローラカバー板とローラ区画板とイレーサ本体と
で囲まれた空間内において、先端部がイレースローラの
表面全長にわたって当接するように設けられた平ブラシ
とを具えたことを特徴とする。このようにすると、空気
の流路中の空気抵抗が小さくなって、目の細かいフィル
タを取り付け可能にし、拭き取ったチョーク粉を効率よ
く吸い込んでフィルタでほぼ完全に除去することによ
り、ファンやファンモータ等の機器にチョーク粉が付着
するようなことがほとんどなくなる。
【0014】そして、請求項2に記載の集粉式イレーサ
は、前記吸引口を前記イレーサ本体の黒板と対向する面
の長さ方向中央部に設け、前記吐出口を前記イレーサ本
体の黒板と対向する面の長さ方向両端部に設けたことを
特徴とする。このようにすると、吐出口から吸引口への
空気の流れがスムースになって、イレースローラで拭き
取られたチョーク粉の吸引が良好になる。
【0015】また、請求項3に記載の集粉式イレーサ
は、前記イレーサ本体の側面に排気口を設けたことを特
徴とする。このようにすると、イレーサ本体内の圧力が
過大になるのを防止して、内部の空気がイレースローラ
とローラカバー板,ローラ区画板との間の隙間等から吹
き出すようなことがなくなる。
【0016】また、請求項4に記載の集粉式イレーサ
は、前記ローラ区画板のイレーサ本体幅方向の取り付け
位置を調整可能にしたことを特徴とする。このようにす
ると、ローラカバー板とローラ区画板の間隔を最適に調
整できて、イレースローラの回転を維持しながら、イレ
ースローラとローラカバー板,ローラ区画板との間の隙
間を最小限にすることができる。
【0017】そしてまた、請求項5に記載の集粉式イレ
ーサは、前記イレースローラは、芯材をラテックスの発
泡体で形成し、その外周に直接植毛処理を施して起毛部
を形成したことを特徴とする。このようにすると、黒板
の表面に凹凸があっても、イレースローラがそれに十分
に対応して、文字等をきれいに拭き取ることができるよ
うになる。
【0018】さらに、請求項6に記載の集粉式イレーサ
は、前記イレースローラの回転駆動と前記吸引ファンの
駆動とを個別のモータで行うことを特徴とする。このよ
うにすると、イレースローラの回転が低下したり停止し
たりすることがあっても、吸引ファンはそれに関係なく
回転を継続させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明を適用した
集粉式イレーサの断面図である。図1において、1はイ
レーサ本体、2はイレースローラ、3は起毛部、4はロ
ーラ軸、5は平ブラシ、6はローラカバー板、7はロー
ラ区画板、8は仕切壁、9は吸引口、10はイレーサを
後述するガイドレールに沿って移動させるための移動歯
車駆動軸、11はフィルタ、12はダストボックス、1
3はダストボックス蓋である。
【0020】イレーサ本体1は、上下に長い長方形の箱
型をしており、黒板と対向する側にイレースローラ2,
2を具えている。イレースローラ2,2は、ラテックス
の発泡体よりなる円柱状の弾性材を芯材としており、そ
の外周に接着材を塗布した後、静電植毛を施すことによ
り起毛部3を形成している。それらのイレースローラ
2,2は、それぞれ両側をローラカバー板6,6とロー
ラ区画板7,7とで挟まれていて、それらと平行なロー
ラ軸4を中心にして回転する。ローラカバー板6,6
は、イレーサ本体1の両側面から黒板側に向かって延設
されている。一方、ローラ区画板7,7は、ローラカバ
ー板6,6と平行に、かつ、固定用のボルト孔を長孔に
する等して、イレーサ本体の幅方向の取り付け位置を調
整可能にして仕切壁8に設けられている。そのため、ロ
ーラカバー板6,6とローラ区画板7,7の間を最適な
幅に調整できて、イレースローラとローラカバー板,ロ
ーラ区画板との間の隙間を必要最小限に調整することが
できる。
【0021】イレースローラ2,2のイレーサ本体側に
は、それぞれ、ローラカバー板6,ローラ区画板7,仕
切壁8との間に空間部が画成されており、それの空間部
内に、仕切壁8からイレースローラ2に向かって、平ブ
ラシ5,5が設けられている。また、イレーサ本体1の
内部には、連続気泡発泡樹脂等よりなるフィルタ11を
具えたダストボックス12が設けられており、仕切壁8
には、ダストボックス12と上記空間部との間を通す吸
引口9が形成されている。平ブラシ5,5は、図2
(イ),(ロ)に上面図、及び、その側面図として示す
ように、仕切壁8へブラシを取り付けるための平板状の
取付部5bの端縁部に多数本の波毛ナイロンを全体が平
板状になるように並列させてブラシ部5aを設けてい
る。さらに、取付部5bには、上記吸引口9の位置に開
口部5cを設けている。
【0022】このように、本発明の集粉式イレーサで
は、イレースローラ2,2とイレーサ本体1の仕切壁8
との間を、ローラカバー板6,ローラ区画板7とで囲む
ことにより、広い空気の流路を形成し、しかも、イレー
スローラ2からチョーク粉を掃き取るためのブラシとし
て、断面積の小さな平ブラシ5を用いた。そのため、空
気の流路中の空気抵抗が小さくなって、その分、目の細
かいフィルタを取り付け可能にし、拭き取ったチョーク
粉を効率よく吸い込んでフィルタでほぼ完全に除去する
ことが可能になる。その結果、ファンやファンモータ等
の機器にチョーク粉が付着するようなことがほとんどな
くなる。
【0023】このイレーサの使用時には、黒板に書かれ
た文字等は、回転しているイレースローラ2で拭き取ら
れるが、その際、イレースローラ2の芯材はラテックス
の発泡体で形成されているため、長期間使った後でも弾
力性は劣化しにくく、ローラの変形は少ない。また、起
毛部3は、芯材に直接植毛しているため、黒板に凹凸が
あっても表面に皺が発生しない。それらのことが相まっ
て、拭きむらは発生しにくくなる。一方、拭き取ったチ
ョーク粉は、平ブラシ5でイレースローラ2から掃き取
られて、イレースローラ2とローラカバー板6,ローラ
区画板7,仕切壁8の間の空間部に飛散する。それを、
吸引口9,フィルタ11を通して後述する吸引ファンで
吸引することにより除去する。
【0024】図3は、集粉式イレーサ内の空気流路の構
造を示す図であり、図3(イ)は、正面図、図3(ロ)
は、側面図である。符号は、図1のものに対応してお
り、14はファンモータ、15は吸引ファン、16は吐
出口、17は上部駆動機構室、18は下部駆動機構室、
19は排気口である。
【0025】仕切壁8の長さ方向中央部に吸引口9,9
を設け、吸引ファン15により吸い込まれた空気のイレ
ースローラ側への吐出口16,16,16,16を仕切
壁8の長さ方向両端部に設けている。吸引口9,9と吐
出口16,16,・・・は、このように配置した場合
が、イレースローラ2とローラカバー板6,ローラ区画
板7,仕切壁8との間に形成された空間部における空気
の流れが、最もスムーズになって、イレースローラ2か
ら除去されたチョーク粉の吸い込みが良くなることが分
かった。
【0026】また、イレーサ本体1の内部に、両吸引口
9,9を覆うようにダストボックス12を設け、その下
側面にフィルタ11を取り付けるようにしている。そし
て、フィルタ11に対向させて吸引ファン15を設け、
それをファンモータ14で回転駆動させるようにしてい
る。さらに、イレーサ本体1の側面に排気口19を設け
ている。
【0027】ファンモータ14により吸引ファン15を
回転させると、図中矢印で示すように、イレースローラ
2の内側空間から吸引口9を通して、ダストボックス1
2の中に空気が吸い込まれる。さらに、フィルタ11を
通って仕切壁8の内側空間に入り、吐出口16を通して
再びイレースローラ2の内側空間に戻る。その際、吸引
口9から吸い込まれた空気の中のチョーク粉は、フィル
タ11で捕捉されて、仕切壁8の内側空間には入り込ま
ない。また、吸引ファン15が大きな力でダストボック
ス12の空気を吸引した結果、仕切壁8の内側空間に大
量の空気が吐き出されても、余分な空気は排気口19か
ら外部に排出されるため、仕切壁8の内側空間の圧力上
昇は防止される。
【0028】このイレーサは、上下に設けられた上部駆
動機構室17及び下部駆動機構室18内の駆動機構によ
り、図4に示すように、黒板20の上下に設けられたガ
イドレール21に沿って左右に移動しながら、イレース
ローラ2,2により、黒板20に書かれた文字等を拭き
取る。
【0029】図5は、走行駆動部を示す図である。符号
は、図1,図4のものに対応しており、22は走行駆動
モータ、23〜25は走行駆動歯車、26は係合歯車、
27はチェーン、28はガイドローラである。この走行
駆動部は、イレーサ本体1の上部駆動機構室17に設け
られている。
【0030】走行駆動モータ22が回転すると、走行駆
動歯車23,24を介して走行駆動歯車25が回転し、
その軸と同軸に取り付けられている係合歯車26がチェ
ーン27と噛み合いながら回転する。また、係合歯車2
6の回転は、移動歯車駆動軸10を介して、下端部に係
合歯車26と同様に取り付けられた係合歯車に伝えら
れ、下端部でも、係合歯車がチェーンと噛み合いながら
回転する。その結果、イレーサ本体1は、ガイドレール
21とガイドローラ28,28でガイドされながら、横
方向に移動する。そして、黒板20の左又は右の端部に
達したら、図示しない反転スイッチにより回転方向が切
り換えられて反対方向に移動する。そのようにして、1
回の拭き取り動作について、左右に所定の回数往復(例
えば、2往復)させる。
【0031】一方、イレースローラ2,2の駆動は、イ
レーサ本体1の下部駆動機構室18に設けたローラ駆動
部により行う。図6は、ローラ駆動部を示す図であり、
図7は、その下面図である。符号は、図5のものに対応
しており、30はローラ駆動モータ、31〜35はロー
ラ駆動歯車である。
【0032】ローラ駆動モータ30の回転に伴ってロー
ラ駆動歯車31が回転すると、ローラ駆動歯車32,3
4を介して、ローラ軸4に取り付けられたローラ駆動歯
車33,35が回転し、イレースローラ2,2が図7中
矢印で示す方向に回転する。
【0033】このように、本発明の集粉式イレーサで
は、係合歯車26,26や、イレースローラ2,2の回
転駆動を、吸引ファン15を駆動するファンモータ14
とは別の走行駆動モータ22やローラ駆動モータ30で
行うようにした。その結果、イレーサ本体1の移動が停
止したり、イレースローラ2,2の回転が低下あるいは
停止したりするようなことがあっても、吸引ファン15
の回転はそれに関係なく継続させることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1に記載の集粉式イレーサは、ローラカバー
板,ローラ区画板でイレースローラを挟むようにして、
空気の流路を確保し、その中に配置してイレースローラ
に付着したチョーク粉を除去するためのブラシを断面積
の小さい平ブラシとしたので、吸引ファンによる空気流
路の空気抵抗が小さくなり、その分、目の細かいフィル
タを用いることが可能になった。その結果、フィルタで
チョーク粉をほぼ完全に捕捉することができ、ファンや
ファンモータ等の機器にチョーク粉が付着することがほ
とんどなくなった。
【0035】そして、請求項2に記載の集粉式イレーサ
は、ダストボックスへの空気の吸引口をイレーサ本体の
黒板と対向する面の長さ方向中央部に設け、吸引ファン
により吸い込まれた空気のイレースローラ側への吐出口
をイレーサ本体の同じ面の長さ方向両端部に設けた。そ
の結果、吐出口から吸引口への空気の流れがスムースに
なって、イレースローラで拭き取られたチョーク粉の吸
引を良好にすることができた。
【0036】また、請求項3に記載の集粉式イレーサ
は、イレーサ本体の側面に排気口を設けたので、吸引フ
ァンで吸い込まれた空気によるイレーサ本体内の圧力の
過大な上昇が防止でき、内部の空気がイレースローラと
ローラカバー板,ローラ区画板との間の隙間等から吹き
出すようなことを防止できるようになった。
【0037】また、請求項4に記載の集粉式イレーサ
は、ローラ区画板の幅方向の取り付け位置を調整可能に
したので、ローラカバー板とローラ区画板の間隔を最適
に調整できて、イレースローラの回転が維持される範囲
で、イレースローラとローラカバー板,ローラ区画板と
の間の隙間を最小限にすることができる。その結果、イ
レースローラとローラカバー板,ローラ区画板との間の
隙間からチョーク粉等が漏れ出るようなことを防止でき
るようになった。
【0038】そしてまた、請求項5に記載の集粉式イレ
ーサは、イレースローラは、芯材をラテックスの発泡体
で形成し、その外周に直接植毛処理を施して起毛部を形
成した。その結果、芯材の弾力性が長期間維持されると
共に、イレースローラの表面に皺が発生するようなこと
がなくなって、黒板の表面に凹凸があっても、イレース
ローラがそれに十分に対応して、文字等をきれいに拭き
取ることができるようになった。
【0039】さらに、請求項6に記載の集粉式イレーサ
は、イレースローラの回転駆動と吸引ファンの駆動とを
個別のモータで行うようにしたので、イレースローラの
回転が低下あるいは停止するようなことがあっても、吸
引ファンの回転はそれに関係なく継続させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した集粉式イレーサの断面図であ
る。
【図2】平ブラシの構造を示す図である。
【図3】集粉式イレーサ内の空気流路の構造を示す図で
ある。
【図4】本発明を適用した集粉式イレーサを黒板に取り
付けた状態を示す図である。
【図5】走行駆動部を示す図である。
【図6】ローラ駆動部を示す図である。
【図7】ローラ駆動部の下面図である。
【図8】従来の集粉式イレーサの横断面図である。
【図9】従来の集粉式イレーサの縦断面図である。
【符号の説明】
1…イレーサ本体 2…イレースローラ 3…起毛部 4…ローラ軸 5…平ブラシ 6…ローラカバー板 7…ローラ区画板 8…仕切壁 9…吸引口 10…移動歯車駆動軸 11…フィルタ 12…ダストボックス 15…吸引ファン 16…吐出口 19…排気口 20…黒板 21…ガイドレール 22…走行駆動モータ 26…係合歯車 27…チェーン 28…ガイドローラ 30…ローラ駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43L 21/02 B43L 1/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒板と対向する面に空気の吸引口と吐出
    口とを有する長方形箱体の内部に、一側面にフィルタを
    有するダストボックスを、前記吸引口を囲むように設
    け、該ダストボックスの外側に、ダストボックス内の空
    気を前記フィルタを通して吸引する吸引ファンを設けた
    イレーサ本体と、該イレーサ本体の両側面から黒板側に
    向かって延設したローラカバー板と、前記イレーサ本体
    の黒板と対向する面に、前記ローラカバー板と平行に、
    前記吸引口と吐出口とを挟むように設けたローラ区画板
    と、円柱状の弾性材を芯材として外周に起毛部を有し、
    前記ローラカバー板とローラ区画板との間で、それらと
    平行な軸を中心にして回転するように配設したイレース
    ローラと、該イレースローラと前記ローラカバー板とロ
    ーラ区画板とイレーサ本体とで囲まれた空間内におい
    て、先端部がイレースローラの表面全長にわたって当接
    するように設けられた平ブラシとを具えたことを特徴と
    する集粉式イレーサ。
  2. 【請求項2】 前記吸引口を前記イレーサ本体の黒板と
    対向する面の長さ方向中央部に設け、前記吐出口を前記
    イレーサ本体の黒板と対向する面の長さ方向両端部に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の集粉式イレーサ。
  3. 【請求項3】 前記イレーサ本体の側面に排気口を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の集粉式イレー
    サ。
  4. 【請求項4】 前記ローラ区画板のイレーサ本体幅方向
    の取り付け位置を調整可能にしたことを特徴とする請求
    項1,2又は3記載の集粉式イレーサ。
  5. 【請求項5】 前記イレースローラは、芯材をラテック
    スの発泡体で形成し、その外周に直接植毛処理を施して
    起毛部を形成したことを特徴とする請求項1,2,3又
    は4記載の集粉式イレーサ。
  6. 【請求項6】 前記イレースローラの回転駆動と前記吸
    引ファンの駆動とを個別のモータで行うことを特徴とす
    る請求項1,2,3,4又は5記載の集粉式イレーサ。
JP25315598A 1998-09-08 1998-09-08 集粉式イレーサ Expired - Lifetime JP2927421B1 (ja)

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