JPH10315690A - 消去装置 - Google Patents

消去装置

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JPH10315690A
JPH10315690A JP8496498A JP8496498A JPH10315690A JP H10315690 A JPH10315690 A JP H10315690A JP 8496498 A JP8496498 A JP 8496498A JP 8496498 A JP8496498 A JP 8496498A JP H10315690 A JPH10315690 A JP H10315690A
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erasing
chamber
guide
blackboard
rollers
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JP8496498A
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Masami Honma
政美 本間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒,白板全面を自動的に消すことができ、さ
らに拭き取った粉を本体内でフィルターに吸収されるま
で循環させて、講堂,教室内の空気を汚すことのない消
去装置を提供する。 【解決手段】 消去装置1は、ガイドレール2と消去装
置本体11とからなっている。ガイドレール2は、黒板
10の上部及び下部の位置に取り付けられる。装置本体
11は枠体16を有し、この枠体16の内部は仕切壁1
2によって前部収容室17と後部収容室19が形成さ
れ、後部収容室19には、第1の駆動モータ21によっ
て回転させられる一対の消去ローラ23,25が設けら
れている。消去装置本体11の上部及び下部には、ガイ
ドレール2のガイド側壁5に沿って回転するガイドロー
ラ93,94と、ガイド路6を転動する転動円板86が
設けられている。枠体16内には、前記転動円板86を
駆動する第3の駆動モータ81が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、黒板,白板等に書かれ
た文字等を自動的に消去する消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、黒板,白板等に書かれた文字等を
消去するものとして、黒板拭き、白板拭きがあった。こ
の黒,白板拭きは、起毛状の布を弾性の芯材に巻き付け
た拭き取り部を台座に固定してなるものであった。しか
し、この黒,白板拭きは、使用する毎に布地の表面に白
粉,黒粉等の粉が目詰りするため、拭き取る能力が低下
し、いちいち叩いて目詰りした粉を取り除かなければな
らないという煩わしさがあった。
【0003】本願出願人は、実願平4−31945号及
び特願平6−167464号において、上記煩わしさか
ら解放するため、黒,白板等に書かれた文字を自動的に
消すことができ、しかも消すことによって生じた白粉,
黒粉等の粉を吸い込み集める手段を備え、さらに吸い込
み集めた粉を外部に排出することなく本体内において循
環せしめ、本体内のすべての粉をフィルターに吸収させ
る消去装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記消去装置
は、従来の黒,白板拭きと同様に、手で把持して使用す
るので、教室や、講堂等に用いられる大型の黒,白板を
消す場合、かなりの時間と労力を必要とするという問題
点があった。特に、大型の黒,白板全面にわたって書か
れた文字、図形等を消す時間は、かなり長く、実際の講
義時間に食い込み、講義の遅れの原因にもなるという問
題点があった。
【0005】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したも
のであって、黒,白板全面を自動的に消すことによっ
て、講義者の労力を省き、講義時間を無駄なく使用させ
ることができ、さらに拭き取った粉を本体内でフィルタ
ーに吸収されるまで循環させて、講堂,教室内の空気を
汚すことのない消去装置を提供することを第1の目的と
する。
【0006】又本願発明は、黒,白板の表面が撓んでい
ても、その表面状態に合わせて消去ローラの位置を調節
することができ、そのため消し残しが極めて少なく、
黒,白板全面を自動的に消すことができる消去装置を提
供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る消去装置
は、上記第1の目的を達成するため、下記の構成を有す
る。 (イ)ガイドレールと、ガイドレールに移動自在に取り
付けられる消去装置本体とからなること。 (ロ)ガイドレールは、黒板又は白板の上部又は下部若
しくは上部及び下部の位置に、左右方向に伸びるように
して取り付けられ、ガイド路と、ガイド側壁を備えてい
ること。 (ハ)消去装置本体は枠体を有し、この枠体の内部は仕
切壁によって前部収容室と後部収容室が形成され、後部
収容室の後部には開口が形成されていること。 (ニ)後部収容室には、第1の駆動モータによって回転
させられ、黒板又は白板の表面を摺接する少なくとも一
対の消去ローラが開口から突出するようにして設けられ
ており、少なくとも一対の消去ローラ間に粉の流出を防
ぐカバー体が設けられていること。 (ホ)後部収容室には、上記消去ローラに摺接する突条
が設けられ、この突条には、消去ローラ側に吸粉口が設
けられた流通溝が形成されていること。 (ヘ)前部収容室には、内部にフィルタを備えた集粉室
が設けられ、この集粉室と上記流通溝は連通孔によって
連通されていること。 (ト)集粉室の一側には、集粉室内の空気を吸入し、前
部収容室内の集粉室外に排出する吸引ファンと、この吸
引ファンを駆動する第2の駆動モータが設けられている
こと。 (チ)仕切壁には、集粉室外の前部収容室と後部収容室
を連通する連通開口が形成されていること。 (リ)消去装置本体の上部又は下部若しくは上部及び下
部には、ガイドレールのガイド側壁に沿って回転するガ
イドローラと、ガイド路を転動する転動円板が設けられ
ていること。 (ヌ)枠体内には、前記転動円板を駆動する第3の駆動
モータが設けられていること。
【0008】請求項2に係る消去装置は、上記ガイドレ
ールを黒板又は白板の左右方向の長さと略同じ長さに形
成し、消去ローラを黒板又は白板の上下方向の長さと略
同じ長さに形成することができる。
【0009】請求項3に係る消去装置は、上記第2の目
的を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)ガイドレールと、ガイドレールに移動自在に取り
付けられる消去装置本体とからなること。 (ロ)ガイドレールは、黒板又は白板の上部又は下部若
しくは上部及び下部の位置に、左右方向に伸びるように
して取り付けられ、ガイド路と、ガイド側壁を備えてい
ること。 (ハ)消去装置本体は枠体を有し、この枠体の内部には
複数の消去手段が調節手段によって黒板又は白板の表面
を摺接可能に設けられていること。 (ニ)消去手段は、中空状のケース本体を有し、このケ
ース本体の内部は、仕切壁によって前部収容室と後部収
容室に仕切られていること。 (ホ)前部収容室は密閉構造となっており、後部収容室
の後部には開口が形成されていること。 (ヘ)後部収容室には、黒板又は白板の表面を摺接する
少なくとも一対の消去ローラが開口から突出するように
して設けられており、少なくとも一対の消去ローラが互
いに接しているか、又は少なくとも一対の消去ローラ間
にカバー体が設けられていること。 (ト)後部収容室には、上記消去ローラに摺接する突条
が設けられ、この突条には、消去ローラ側に吸粉口が設
けられた流通溝が形成されていること。 (チ)前部収容室には、内部にフィルタを備えた集粉室
と排出室が設けられ、集粉室と上記流通溝は連通孔によ
って連通されていること。 (リ)集粉室の一側には、集粉室内の空気を吸入し、排
出室に排出する吸引装置が設けられていること。 (ヌ)前部収容室には、上記少なくとも一対の消去ロー
ラと、吸引装置を駆動する少なくとも一つの駆動モータ
が設けられていること。 (ル)仕切壁には、排出室と後部収容室を連通する連通
開口が形成されていること。 (オ)枠体の上部又は下部若しくは上部及び下部には、
ガイドレールのガイド側壁に沿って回転するガイドロー
ラと、ガイド路を転動する転動円板が設けられているこ
と。 (ワ)枠体内には、前記転動円板を駆動する移動用駆動
モータが設けられていること。
【0010】請求項4に係る消去装置は、ガイド路をラ
ックにし、転動円板を転動歯車にしている。
【0011】請求項5に係る消去装置は、ガイド路をチ
ェーンにし、転動円板をスプロケットにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本願請求項1の発明の実施の形態
を図1乃至図10に基づいて説明する。図1は、消去装
置全体の正面図である。図2は、図1のX−X断面図で
ある。図3は、図2の要部斜視図である。図4は、図1
のY−Y断面図である。図5は、図2の一部省略したA
−A断面図である。図6は、図2のB−B断面図であ
る。図7は、図2のC−C断面図である。図8は、図2
のD方向からみた平面図である。図9は、図2のE−E
断面図である。図10は、図2のF方向からみた底面図
である。
【0013】消去装置1は、図1に示すように、ガイド
レール2と、ガイドレール2に移動自在に取り付けられ
る消去装置本体11とからなっている。ガイドレール2
は、黒板10(又は白板)の上部又は下部若しくは上部
及び下部の位置に、左右方向に伸びるようにして取り付
けられ、ガイド路6と、ガイド側壁5を備えている。
【0014】消去装置本体11は、図2,5に示すよう
に、枠体16を有し、この枠体16の内部は仕切壁12
によって前部収容室17と後部収容室19が形成され、
後部収容室19の後部には開口20が形成されている。
後部収容室19には、第1の駆動モータ21によって回
転させられ、黒板10(又は白板)の表面を摺接する少
なくとも一対の消去ローラ23,25が開口20から突
出するようにして設けられており、少なくとも一対の消
去ローラ23,25間に粉の流出を防ぐカバー体40が
設けられている。なお、消去ローラは、枠体16に3つ
以上設けることもでき、この場合も消去ローラ間にカバ
ー体40を設ける必要がある。
【0015】後部収容室19には、上記消去ローラ2
3,25に摺接する突条41,42が設けられ、この突
条41,42には、消去ローラ23,25側に吸粉口4
6,47が設けられた流通溝43,44が形成されてい
る。前部収容室17には、内部にフィルタ53,55を
備えた集粉室50が設けられ、この集粉室50と上記流
通溝43,44は連通孔56,57によって連通されて
いる。
【0016】集粉室50の一側には、集粉室50内の空
気を吸入し、前部収容室17内の集粉室50外に排出す
る吸引ファン67と、この吸引ファン67を駆動する第
2の駆動モータ65が設けられている。仕切壁12に
は、集粉室50外の前部収容室17と後部収容室19を
連通する連通開口80が形成されている。第2の駆動モ
ータ65は、一つであっても構わない。
【0017】消去装置本体11の上部又は下部若しくは
上部及び下部には、ガイドレール2のガイド側壁5に沿
って回転するガイドローラ93,94と、ガイド路6を
転動する転動円板86が設けられている。枠体16内に
は、前記転動円板86を駆動する第3の駆動モータ81
が設けられている。
【0018】上記消去装置1は、上記構成を有し、消去
装置本体11が通常は黒板10(又は白板)の一方の端
部に位置している。第1,第2,第3の駆動モータ2
1,65,81を同時に作動させる。
【0019】第2の駆動モータ65が作動すると、吸引
ファン67が回転し、集粉室50内の空気が吸い込ま
れ、前部収容室17内の集粉室50外に排出される。集
粉室50内の空気が吸入されるから、この集粉室50内
と連通している連通孔56,57、流通溝43,44を
介して突条41,42に形成された吸粉口46,47か
ら空気が吸引される。
【0020】第1の駆動モータ21が作動すると、一対
の消去ローラ23,25が回転する。第3の駆動モータ
81が作動すると、転動円板86がガイド路6に沿って
転動するため、消去装置本体11は一方の端部から他方
の端部側に向かって移動する。この際、一対の消去ロー
ラ23,25は黒板10(又は白板)に摺接しながら回
転しているため、上記移動により、黒板10(又は白
板)に書かれた文字等を消去する。
【0021】黒板10(又は白板)の文字等を消すこと
によって発生する粉は、消去ローラ23,25の表面に
付着する。消去ローラ23,25は、突条41,42に
摺接しているので、これらに付着した粉が突条41,4
2によって払い落とされる。この払い落とされた粉は、
直ちに突条41,42に形成された吸粉口46,47か
ら上記したように吸い込まれる。
【0022】この吸粉口46,47から吸い込まれた、
流通溝43,44内にある粉は、連通口56,57を介
して前部収容室17の集粉室50内に吸い込まれる。集
粉室50内には、フィルタ53が設けられているので、
このフィルタ53に粉が吸収される。
【0023】フィルタ53に吸収されなかった粉は、吸
引ファン67によって吸い込まれ、前部収容室17内の
集粉室50外に排出される。この排出された粉は、連通
開口80を介して後部収容室19内に送り込まれ、再度
消去ローラ23,25の表面に付着する。消去ローラ2
3,25間には、これの隙間を塞ぐカバー体40が設け
られているため、消去ローラ23,25間から粉が外に
漏れることはない。
【0024】この消去ローラ23,25の表面に付着し
た粉は、黒板10(又は白板)の消去面に接する前に突
条41,42によって払い落とされ、前述の如く集粉室
50内に吸い込まれ、フィルタ53に吸収される。この
ように、消去ローラ23,25によって発生した粉は、
フィルタ53に吸収されるまで、前部収容室17内と後
部収容室19内を循環し、消去装置本体11外に漏れる
ことはない。
【0025】請求項2の消去装置1は、上記ガイドレー
ル2が黒板10(又は白板)の左右方向の長さと略同じ
長さに形成され、消去ローラ23,25が黒板10(又
は白板)の上下方向の長さと略同じ長さに形成されてい
るので、黒板10(又は白板)全体の隅々に書かれた文
字、図形等を完全に消去することができる。
【0026】請求項3の発明の実施の形態を図11乃至
図18に基づいて説明する。図11は、消去装置全体の
一部切り欠いた正面図である。図12は、図11のX−
X断面図である。図13は、図12の要部拡大図であ
る。図14は、図11の平面図である。図15は、消去
手段のY−Y断面図である。図16は、消去手段のZ−
Z断面図である。図17(a)は、図15のA−A断面
図である。図17(b)は、図15のB−B断面図であ
る。図17(c)は、図15のC方向から視た平面図で
ある。図18は、他の調節手段を説明する断面図であ
る。
【0027】消去装置101は、図11に示すように、
ガイドレール2と、ガイドレール2に移動自在に取り付
けられる消去装置本体111とからなっている。ガイド
レール2は、黒板10(又は白板)の上部又は下部若し
くは上部及び下部の位置に、左右方向に伸びるようにし
て取り付けられ、ガイド路6と、ガイド側壁5を備えて
いる。
【0028】消去装置本体111は枠体112を有し、
この枠体112の内部には複数の消去手段161が調節
手段150によって黒板10(又は白板)の表面を摺接
可能に設けられている。消去手段161は、中空状のケ
ース本体162を有し、このケース本体162の内部
は、仕切壁163によって前部収容室171と後部収容
室172に仕切られている。前部収容室171は密閉構
造となっており、後部収容室172の後部には開口17
3が形成されている。
【0029】後部収容室172には、黒板10(又は白
板)の表面を摺接する少なくとも一対の消去ローラ17
6,177が開口173から突出するようにして設けら
れており、少なくとも一対の消去ローラ176,177
が互いに接しているか、又は少なくとも一対の消去ロー
ラ176,177間にカバー体40が設けられている。
【0030】後部収容室172には、上記消去ローラ1
76,177に摺接する突条190,191が設けら
れ、この突条190,191には、消去ローラ176,
177側に吸粉口194,195が設けられた流通溝1
92,193が形成されている。
【0031】前部収容室171には、内部にフィルタ2
06を備えた集粉室201と排出室202が設けられ、
集粉室201と上記流通溝192,193は連通孔20
3,205によって連通されている。集粉室201の一
側には、集粉室201内の空気を吸入し、排出室202
に排出する吸引装置67が設けられている。
【0032】前部収容室171には、上記少なくとも一
対の消去ローラ176,177と、吸引装置67を駆動
する少なくとも一つの駆動モータ65,175が設けら
れている。少なくとも一対の消去ローラ176,177
と吸引装置67は、一つの駆動モータで駆動することが
でき、また二つの駆動モータ65,175でれぞれを別
個に駆動しても良い。
【0033】仕切壁163には、排出室202と後部収
容室172を連通する連通開口213が形成されてい
る。枠体112の上部又は下部若しくは上部及び下部に
は、ガイドレール2のガイド側壁5に沿って回転するガ
イドローラ141,142,143と、ガイド路6を転
動する転動円板139が設けられている。枠体112内
には、前記転動円板139を駆動する移動用駆動モータ
131が設けられている。
【0034】上記消去装置101は、上記構成を有し、
消去装置本体111が通常は黒板10(又は白板)の一
方の端部に位置している。調節手段150を調節して、
各消去手段161の消去ローラ176,177を黒板1
0(又は白板)の表面状態に合わせる。即ち調節手段1
50により、各消去ローラ176,177の黒板10
(又は白板)に対する位置、傾き、接触圧を調節する。
この状態で、駆動モータ65,175及び移動用駆動モ
ータ131を同時に作動させる。
【0035】駆動モータ65が作動すると、吸引装置6
7が作動し、集粉室201内の空気が吸い込まれ、排出
室202内に排出される。集粉室201内の空気が吸入
されるから、この集粉室201内と連通している連通孔
203,205、流通溝192,193を介して突条1
90,191に形成された吸粉口194,195から空
気が吸引される。
【0036】駆動モータ175が作動すると、図17
(c)に示すように、少なくとも一対の消去ローラ17
6,177が回転する。移動用駆動モータ131が作動
すると、図13,14に示すように、転動円板139,
140がガイド路6に沿って転動するため、消去装置本
体111は一方の端部から他方の端部側に向かって移動
する。この際、一対の消去ローラ176,177は黒板
10(又は白板)に摺接しながら回転しているため、上
記移動により、黒板10(又は白板)に書かれた文字等
を消去する。
【0037】黒板10(又は白板)の文字等を消すこと
によって発生する粉は、消去ローラ176,177の表
面に付着する。消去ローラ176,177は、突条19
0,191に摺接しているので、これらに付着した粉が
突条190,191によって払い落とされる。この払い
落とされた粉は、直ちに突条190,191に形成され
た吸粉口194,195から上記したように吸い込まれ
る。
【0038】この吸粉口194,195から吸い込まれ
た、流通溝192,193内にある粉は、連通孔20
3,205を介して前部収容室171内の集粉室201
内に吸い込まれる。集粉室201内には、フィルタ20
6が設けられているので、このフィルタ206に粉が吸
収される。
【0039】フィルタ206に吸収されなかった粉は、
吸引装置67によって吸い込まれ、前部収容室171内
の排出室202内に排出される。この排出された粉は、
連通開口213を介して後部収容室172内に送り込ま
れ、再度消去ローラ176,177の表面に付着する。
消去ローラ176,177は、互いに当接又は間の隙間
を塞ぐカバー体40が設けられているため、消去ローラ
176,177間から粉が外に漏れることはない。
【0040】この消去ローラ176,177の表面に付
着した粉は、黒板10(又は白板)の消去面に接する前
に突条190,191によって払い落とされ、前述の如
く集粉室201内に吸い込まれ、フィルタ206に吸収
される。このように、消去ローラ176,177によっ
て発生した粉は、フィルタ206に吸収されるまで、前
部収容室171内と後部収容室172内を循環し、消去
装置本体111外に漏れることはない。
【0041】請求項4に係る消去装置1,101は、ガ
イド路6をラックにし、転動円板86,139,140
を転動歯車にしているので、消去装置本体1,111の
移動が確実に行われる。
【0042】請求項5に係る消去装置1,101は、ガ
イド路6をチェーンにし、転動円板86,139,14
0をスプロケットにしているので、チェーンの撓みを利
用して、湾曲した黒板10(又は白板)の表面に対応さ
せることができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図1乃至図1
0に基づいて説明する。消去装置1は、図1,2に示す
ように、ガイドレール2と、ガイドレール2に移動自在
に取り付けられる消去装置本体11とからなっている。
ガイドレール2は、黒板10の上部及び下部の位置に、
左右方向に伸びるようにして、図示しないネジ、接着剤
等によって取り付けられる。ガイドレール2は、略コ字
状に形成されたガイド溝3と、略L字状のガイド側壁5
を備えており、ガイド溝3内にチェーン6が設けられて
いる。なお、ガイドレール2は、黒板10の上部のみ、
又は下部のみに設けてもよい。
【0044】消去装置本体11は、仕切壁12と、仕切
壁12の上端に設けられた上軸受け壁13と、仕切壁1
2の下端に設けられた下軸受け壁15と、仕切壁12、
上軸受け壁13、下軸受け壁15に取付けられる断面略
コ字状の枠体16を有している。この枠体16の内部
は、仕切壁12によって前部収容室17と後部収容室1
9に仕切られる。後部収容室19の後部には、開口20
が形成されている。
【0045】後部収容室19には、第1の駆動モータ2
1によって回転させられ、黒板10の表面を摺接する一
対の消去ローラ23,25が開口20から突出するよう
にして設けられている。第1の駆動モータ21は、前部
収容室17側の仕切壁12の上部にネジ等によって取付
けられている。この第1の駆動モータ21の駆動軸22
は、上軸受け壁13から突出し、図7に示すように、こ
の駆動軸22には駆動小歯車24が取付けられている。
【0046】消去ローラ23は、回転軸26に固定して
取付けられ、消去ローラ25は、回転軸27に固定して
取付けられている。この消去ローラ23、25は、円筒
状の発泡ウレタンで形成されているが、起毛状の布、例
えば静電植毛された布、コールテン、ビロードを円形弾
性芯材に巻き付けたもの等、黒板,白板の表面に書かれ
た文字等を拭き取れる素材であれば何でも構わない。
【0047】回転軸26,27は、上軸受け壁13と下
軸受け壁15に回動自在に取付けられている。上軸受け
壁13から突出する回転軸26,27の先端には、従動
歯車31,32が取付けられている。さらに上軸受け壁
13には、第1,第2の中間歯車33,35が回動自在
に設けられている。第1の中間歯車33は、駆動小歯車
24と従動歯車32とに噛み合っている。又、第2の中
間歯車35は、第1の中間歯車33と従動歯車31とに
噛み合っている。後部収容室19には、図5,6に示す
ように、消去ローラ23,25間の隙間を塞ぐ断面略コ
字状のカバー体40が上軸受け壁13と下軸受け壁15
に取付けられている。
【0048】仕切壁12の後面には、消去ローラ23,
25に摺接する突条41,42が設けられている。この
突条41,42には、流通溝43,44が長手方向に向
かって形成され、この流通溝43,44の後部に形成さ
れた開口が吸粉口46,47となって、消去ローラ2
3,25側に対向するように設けられている。
【0049】仕切壁12の前面には、上隔壁51と下隔
壁52が設けられており、この上隔壁51と下隔壁52
と枠体16によって集粉室50が形成されている。この
集粉室50内には、繊維状のフィルタ53,55が設け
られている。この集粉室50の側壁、即ち仕切壁12に
は前記流通溝43,44と集粉室50内を連通する連通
孔56,57が形成されている(図5参照)。
【0050】上,下隔壁51,52には、筒状のファン
カバー61が固定されている。このファンカバー61
に、図3に示すように、これと同心状となるモータ取付
環62が取付片63によって設けられている。このモー
タ取付環62に第2の駆動モータ65の一側が取り付け
られている。第2の駆動モータ65の駆動軸66には、
ファンカバー61内に位置する吸引用ファン67が設け
られている。この吸引用ファン67は、駆動軸66に取
り付けられるボス70を有する側板71と、吸引口72
を備えた側板73と、側板71,73間に設けられた複
数の羽根75・・・とで構成されている。
【0051】この側板73の吸引口72の周囲には、ガ
イド環76が突設され、このガイド環76は、上記上,
下隔壁51,52に形成された開口77,78内に回動
自在に挿設されている。一対の第2の駆動モータ65,
65と吸引用ファン67,67とで、集粉室50内の空
気を吸入し、集粉室50外に排出する吸引装置を構成す
る。第2の駆動モータ65側の仕切壁12には、前部収
容室17と後部収容室19を連通する連通開口80が設
けられている。
【0052】後部収容室19には、第3の駆動モータ8
1によって強制的に回動させられる回動軸85が設けら
れている。この回動軸85は、上軸受け壁13と下軸受
け壁15に回動自在に取付けられ、上,下軸受け壁1
3,15から突出する両端にスプロケット86,86が
取付けられている。
【0053】第3の駆動モータ81は、前部収容室17
側の仕切壁12の下部に、ネジ等によって取付けられて
いる。この第3の駆動モータ81の駆動軸82は、下軸
受け壁15から突出し、この駆動軸82には駆動小歯車
83が取付けられている。又、下軸受け壁15には、図
9に示すように、中間平歯車84が回動自在に設けられ
ている。この中間平歯車84は、駆動小歯車83と回転
軸85に固設された従動歯車87に噛み合っている。ス
プロケット86,86は、前記した上下のガイドレール
2のチェーン6に噛み合うようになっている。
【0054】上,下軸受け壁13,15には、略L字状
のガイドローラ保持部材91,92が取付けられてい
る。この保持部材91,92には、上下のガイドレール
2の略L字状のガイド側壁5の垂直壁5aに沿って回転
するガイドローラ93と、水平壁5bに沿って回転する
ガイドローラ94が設けられている。
【0055】なお、前部収容室17内において、第2の
駆動モータ65,65によって排出される粉が第1の駆
動モータ21及び第3の駆動モータ81に付着しないよ
うにするため、防護壁95,96を設けることができ
る。又、集粉室50内のフィルター53,55を交換す
るため枠体16の一部に開閉扉97を設けても良い。
【0056】枠体16の正面には、図1に示すように、
第1,第2,第3の駆動モータ21,65,81を同時
に作動させるスタートスイッチ7が設けられている。枠
体16の右側面には、黒板10の右端に設けられた突起
10aに当接すると、第3の駆動モータ81の回転方向
を変える切換スイッチ8が設けられている。又、枠体1
6の左側面には、黒板10の左端に設けられた突起10
bに当接すると、第1,第2,第3の駆動モータ21,
65,81の作動を停止させる停止スイッチ9が設けら
れている。
【0057】第1,第2,第3の駆動モータ21,6
5,81は、枠体16内に設けたバッテリーによって駆
動させることができる他、外部電源と電気コードによっ
て接続するようにしても良い。
【0058】上記実施例に係る消去装置1は、上記構成
を有し、消去装置本体11が通常は黒板10の左端に位
置している。枠体16の正面に設けられたスタートスイ
ッチ7をONにすると、第1,第2,第3の駆動モータ
21,65,81が同時に作動する。
【0059】第2の駆動モータ65,65が作動する
と、駆動軸66,66及び吸引用ファン67,67が回
転し、吸引口72,72を介して集粉室50内の空気が
吸い込まれ、ファンカバー61内を経て集粉室50外の
前部収容室17内に排出される。集粉室50内の空気が
吸入されるから、この集粉室50内と連通している連通
孔56,57、流通溝43,44を介して突条41,4
2に形成された吸粉口46,47から空気が吸引され
る。
【0060】第1の駆動モータ21が作動すると、図7
に示すように、駆動軸22、駆動小歯車24、第1,第
2の中間歯車33,35、従動歯車31,32、回転軸
26,27を介して、一対の消去ローラ23,25が互
いに反対方向に回転する。右側の消去ローラ23は時計
方向に回転し、左側の消去ローラ25は反時計方向に回
転する。
【0061】第3の駆動モータ81が作動すると、図9
に示すように、駆動軸82、駆動小歯車83、中間歯車
84、従動歯車87を介して回動軸85を回動させる。
回動軸85の両端に設けたスプロケット86,86がガ
イド溝3に固定されたチェーン6に噛み合いながら回転
するため、消去装置本体11は左端の位置から右端側に
向かって移動する。この際、一対の消去ローラ23,2
5は黒板10に摺接しながら回転しているため、上記移
動により、黒板10に書かれた文字等を消去する。
【0062】黒板10の文字等を消すことによって発生
するチョークの白粉や、白板の文字等を消すことによっ
て発生する黒粉等の粉は、消去ローラ23,25の表面
に付着する。消去ローラ23,25は、突条41,42
に摺接しているので、これらに付着した粉が突条41,
42によって払い落とされる。この払い落とされた粉
は、直ちに突条41,42に形成された吸粉口46,4
7から上記したように吸い込まれる。
【0063】この吸粉口46,47から吸い込まれた、
流通溝43,44内にある粉は、連通口56,57を介
して前部収容室17内の集粉室50内に吸い込まれる。
集粉室50内には、フィルタ53,55が設けられてい
るので、このフィルタ53,55に粉が吸収される。
【0064】フィルタ53,55に吸収されなかった粉
は、吸引用ファン67,67の吸引口72から吸い込ま
れ、ファンカバー61内を経て前部収容室17内の集粉
室50外に排出される。この排出された粉は、連通開口
80,80を介して後部収容室19内に送り込まれ、再
度消去ローラ23,25の表面に付着する。消去ローラ
23,25間には、これの隙間を塞ぐカバー体40が設
けられているため、消去ローラ23,25間から粉が外
に漏れることはない。
【0065】この消去ローラ23,25の表面に付着し
た粉は、黒,白板の消去面に接する前に突条41,42
によって払い落とされ、前述の如く集粉室50内に吸い
込まれ、フィルタ53,55に吸収される。このよう
に、消去ローラ23,25によって発生した粉は、フィ
ルタ53,55に吸収されるまで、前部収容室17内と
後部収容室19内を循環し、消去装置本体11外に漏れ
ることはない。
【0066】消去装置本体11は、上記したように、黒
板10の表面を消去しながら右端方向に移動し、枠体1
6の右側面に設けられた切替スイッチ8が、黒板10の
右端に設けられた突起10aに当接すると、前記第3の
駆動モータ81の回転方向が変わり、左端方向に移動す
ることになる。この左端方向に移動する消去装置本体1
1は、枠体16の左側面に設けられた停止スイッチ9が
黒板10の左端に設けられた突起10bに当接すると、
第1,第2,第3の駆動モータ21,65,81の作動
が停止し、元の位置に復帰する。
【0067】なお、フィルター53,55は、枠体16
に開閉自在に設けられた開閉扉97を開くことによっ
て、簡単に交換することができる。上記実施例では、ガ
イド路をチェーンとしたが、チェーンに代えてラック又
はゴム体とすることができ、ラックにした場合は、スプ
ロケットの代わりに転動歯車とし、ゴム体にした場合
は、スプロケットの代わりにゴムタイヤとすることがで
きる。
【0068】以下、本発明の第二の実施例を図11乃至
図18に基づいて説明する。消去装置101は、図1
1,12に示すように、ガイドレール2と、ガイドレー
ル2に移動自在に取り付けられる消去装置本体111と
からなっている。ガイドレール2に関しては、第一の実
施例で説明したので省略する。
【0069】消去装置本体111は、黒板10の上下方
向の長さより長い略コの字型の枠体112を有してい
る。この枠体112は、前面板113と、前面板113
の上端に略直角に取付けられた上面板115と、前面板
113の下端に略直角に取付けられた下面板116と、
上面板115の後端に略直角に取付けられた上補助板1
17と、下面板116の後端に略直角に取付けられた下
補助板118とで構成されている。
【0070】さらに、枠体112内には、枠体112の
幅の略半分の長さであって、上面板115及び下面板1
16と略平行となる第1,第2,第3,第4,第5の仕
切板121,122,123,124,125が上から
順番に設けられている。枠体112の左右両側には、側
面カバー体126,127が取付けられている。
【0071】第1の仕切板121(第5の仕切板12
5)には、移動用駆動モータ131が取付けられてい
る。この移動用駆動モータ131の駆動軸132は、図
13に示すように、第1の仕切板121(第5の仕切板
125)から突出し、この駆動軸132には駆動歯車1
33が取付けられている。
【0072】又、第1の仕切板121(第5の仕切板1
25)には、図13,14に示すように、駆動歯車13
3と噛み合う中間平歯車134が回動自在に設けられて
いる。この中間平歯車134は、回転軸135に固設さ
れた従動歯車137に噛み合っている。
【0073】回転軸135は、図11に示すように、第
1,第2,第3,第4,第5の仕切板121,122,
123,124,125によって回動自在に軸受けされ
ており、第1の仕切板121と第5の仕切板125から突
出する両端にスプロケット139,140が取付けられ
ている。スプロケット139,140は、前記した上下
のガイドレール2のチェーン6に噛み合うようになって
いる。
【0074】ガイドレール2は、垂直壁5aと水平壁5
bからなる略L字状のガイド側壁5を有している。上面
板115と下面板116には、上下のガイドレール2の
垂直壁5a両側に沿って回転するガイドローラ141,
142が設けられている。また、上補助板117と下補
助板118には、水平壁5bに沿って回転するガイドロ
ーラ143が設けられている。
【0075】この枠体112の内部には、図11に示す
ように、3個の消去手段161が調節手段150によっ
て黒板10の表面を摺接可能に設けられている。消去手
段161は、図15,16に示すように、中空状のケー
ス本体162を有している。ケース本体162は、仕切
壁163と、仕切壁163の上端に設けられた上軸受け
壁165と、仕切壁163の下端に設けられた下軸受け
壁166と、上軸受け壁165及び下軸受け壁166の
前端に取付けられた前軸受け壁167と、図17に示す
ように、上軸受け壁165、下軸受け壁166及び前軸
受け壁167の両側に取付けられたカバー体169,1
69とで構成されている。
【0076】ケース本体162の内部は、仕切壁163
によって前部収容室171と後部収容室172に仕切ら
れる。前部収容室171は、仕切壁163と、上軸受け
壁165と、下軸受け壁166と、前軸受け壁167
と、両側のカバー体169,169によって密閉構造と
なっている。また、後部収容室172は、仕切壁163
と、上軸受け壁165と、下軸受け壁166と、両側の
カバー体169,169によって、後部に開口173が
形成された形の構造になっている。
【0077】後部収容室172には、駆動モータ175
によって回転させられ、黒板10の表面を摺接する一対
の消去ローラ176,177が開口173から突出する
ようにして設けられている。駆動モータ175は、前部
収容室171内側の上軸受け壁165にネジ等によって
取付けられている。この駆動モータ175の駆動軸17
9は、上軸受け壁165から突出し、図15に示すよう
に、この駆動軸179には駆動小歯車180が取付けら
れている。
【0078】上記一対の消去ローラ176,177は、
図17に示すように、互いに接するように設けている
が、図5,6,19に示すように、カバー体40又は中
間ローラ178の両側に設けても良い。このように設け
れば、消去ローラ176,177間の隙間が断面略コ字
状のカバー体40又は中間ローラ178によって塞がれ
る。
【0079】消去ローラ176は、回転軸181に固定
して取付けられ、消去ローラ177は、回転軸182に
固定して取付けられている。この消去ローラ176、1
77は、円筒状の発泡ウレタンで形成されているが、起
毛状の布、例えば静電植毛された布、コールテン、ビロ
ードを円形弾性芯材に巻き付けたもの等、黒板,白板の
表面に書かれた文字等を拭き取れる素材であれば何でも
構わない。
【0080】回転軸181,182は、上軸受け壁16
5と下軸受け壁166に回動自在に取付けられている。
上軸受け壁165から突出する回転軸181,182の
先端には、図17(c)に示すように、従動歯車18
5,186が取付けられている。さらに上軸受け壁16
5には、第1,第2の中間歯車187,189が回動自
在に設けられている。第1の中間歯車187は、駆動小
歯車180と従動歯車185とに噛み合っている。又、
第2の中間歯車189は、第1の中間歯車187と従動
歯車186とに噛み合っている。
【0081】仕切壁163の後面には、図17(a),
(b)に示すように、消去ローラ176,177に摺接
する突条190,191が設けられている。この突条1
90,191には、流通溝192,193が長手方向に
向かって形成され、この流通溝192,193の後部に
形成された開口が吸粉口194,195となって、消去
ローラ176,177側に対向するように設けられてい
る。
【0082】前記密閉構造の前部収容室171は、上隔
壁196と下隔壁197によって、前記駆動モータ17
5を収納する収納室200と、集粉室201と、排出室
202が形成されている。集粉室201内には、繊維状
のフィルタ206が設けられている。仕切壁163に
は、図16,図17(b)に示すように、集粉室201
内と上記流通溝192,193を連通する連通孔20
3,205が形成されている。
【0083】排出室202内側の下隔壁197には、図
3と同様に、筒状のファンカバー61が固定されてい
る。このファンカバー61には、図15に示すように、
これと同心状となるモータ取付環62が取付片63によ
って設けられている。このモータ取付環62に駆動モー
タ65の一側が取り付けられている。駆動モータ65の
駆動軸66には、ファンカバー61内に位置する吸引用
ファン67が設けられている。この吸引用ファン67
は、駆動軸66に取り付けられるボス70を有する側板
71と、吸引口72を備えた側板73と、側板71,7
3間に設けられた複数の羽根75・・・とで構成されて
いる。
【0084】この側板73の吸引口72の周囲には、ガ
イド環76が突設され、このガイド環76は、上記下隔
壁197に形成された開口210内に回動自在に挿設さ
れている。駆動モータ65と吸引用ファン67とで、集
粉室201内の空気を吸入し、排出室202内に排出す
る吸引装置を構成する。仕切壁163には、排出室20
2と後部収容室172を連通する連通開口213が設け
られている。
【0085】消去手段161は、消去ローラ176,1
77を駆動する駆動モータ175と、吸引装置を駆動す
る駆動モータ65を備えているが、図20に示すよう
に、一つの駆動モータ183で消去ローラ176,17
7と吸引装置を同時に駆動するようにしても良い。
【0086】前記した調節手段150は、枠体112の
前面板113に設けられている。調節手段150は、前
面板113に埋設された雌ねじ部151と、この雌ねじ
部151に螺合する雄ねじ部152を備えた調整軸15
3とで構成されている。この調整軸153は、表面にプ
ラスドライバーの差込穴を備えた頭部154と、雄ねじ
部152と、差込軸155とからなり、差込軸155に
係合段部156が形成されている。
【0087】この調節手段150は、各消去手段161
の四隅近傍に位置するようにして設けられ、差込軸15
5が消去手段161の前軸受け壁167に形成された差
込孔168に、係合段部156が前軸受け壁167に当
接するまで差し込まれる。3つの消去手段161は、直
列状に配置すると、消し残しが生じるので、中央の消去
手段161を横にずらし、中央の消去手段161の消去
ローラ176,177の両端と、両側の消去手段16
1,161の消去ローラ176,177の内側の端部が
同じ部分を重ねて消すように、配置されている。
【0088】枠体112の正面には、駆動モータ65,
175及び移動用駆動モータ131を同時に作動させる
スタートスイッチ(図示せず)が設けられている。第1
の実施例と同様に、枠体112の右側面には、黒板10
の右端に設けられた突起10aに当接すると、移動用駆
動モータ131の回転方向を変える切換スイッチ(図示
せず)が設けられている。又、枠体112の左側面に
は、黒板10の左端に設けられた突起10bに当接する
と、駆動モータ65,175及び移動用駆動モータ13
1の作動を停止させる停止スイッチ(図示せず)が設け
られている。
【0089】駆動モータ65,175及び移動用駆動モ
ータ131は、枠体112内に設けたバッテリーによっ
て駆動させることができる他、外部電源と電気コードに
よって接続するようにしても良い。
【0090】上記第2の実施例に係る消去装置101
は、上記構成を有し、消去装置本体111が通常は黒板
10の左端に位置している。調節手段150を調節し
て、各消去手段161の消去ローラ176,177を黒
板10の表面に当接させる。即ち、プラスドライバーに
より調整軸153の頭部154を回転させると、差込軸
155が突出し、差込軸155の係合段部156が消去
手段161の前軸受け壁16を押圧して、各消去ローラ
176,177の傾き、圧接力を調節することができ
る。この状態で、枠体112の正面に設けられたスター
トスイッチをONにすると、駆動モータ65,175及
び移動用駆動モータ131が同時に作動する。
【0091】駆動モータ65が作動すると、駆動軸66
及び吸引用ファン67が回転し、吸引口72を介して集
粉室201内の空気が吸い込まれ、ファンカバー61内
を経て排出室202内に排出される。集粉室201内の
空気が吸入されるから、この集粉室201内と連通して
いる連通孔203,205、流通溝192,193を介
して突条190,191に形成された吸粉口194,1
95から空気が吸引される。
【0092】駆動モータ175が作動すると、図17
(c)に示すように、駆動軸179、駆動小歯車18
0、第1の中間歯車187、従動歯車185、回転軸1
81を介して、左側の消去ローラ176を反時計方向に
回転させる。また、同様に駆動モータ175が作動する
と、駆動軸179、駆動小歯車180、第1の中間歯車
187、第2の中間歯車189、従動歯車186、回転
軸182を介して、右側の消去ローラ177を時計方向
に回転させる。
【0093】移動用駆動モータ131が作動すると、図
13,14に示すように、駆動軸132、駆動小歯車1
33、中間平歯車134、従動歯車137を介して回転
軸135を回転させる。回転軸135の両端に設けたス
プロケット139,140がガイド溝3に固定されたチ
ェーン6に噛み合いながら回転するため、消去装置本体
111は左端の位置から右端側に向かって移動する。こ
の際、一対の消去ローラ176,177は黒板10に摺
接しながら回転しているため、上記移動により、黒板1
0に書かれた文字等を消去する。
【0094】黒板10の文字等を消すことによって発生
するチョークの白粉や、白板の文字等を消すことによっ
て発生する黒粉等の粉は、消去ローラ176,177の
表面に付着する。消去ローラ176,177は、突条1
90,191に摺接しているので、これらに付着した粉
が突条190,191によって払い落とされる。この払
い落とされた粉は、直ちに突条190,191に形成さ
れた吸粉口194,195から上記したように吸い込ま
れる。
【0095】この吸粉口194,195から吸い込まれ
た、流通溝192,193内にある粉は、連通孔20
3,205を介して前部収容室171内の集粉室201
内に吸い込まれる。集粉室201内には、フィルタ20
6が設けられているので、このフィルタ206に粉が吸
収される。
【0096】フィルタ206に吸収されなかった粉は、
吸引用ファン67の吸引口72から吸い込まれ、ファン
カバー61内を経て前部収容室171内の排出室202
内に排出される。この排出された粉は、連通開口213
を介して後部収容室172内に送り込まれ、再度消去ロ
ーラ176,177の表面に付着する。消去ローラ17
6,177は、互いに当接又は間の隙間を塞ぐカバー体
40が設けられているため、消去ローラ176,177
間から粉が外に漏れることはない。
【0097】この消去ローラ176,177の表面に付
着した粉は、黒,白板の消去面に接する前に突条19
0,191によって払い落とされ、前述の如く集粉室2
01内に吸い込まれ、フィルタ206に吸収される。こ
のように、消去ローラ176,177によって発生した
粉は、フィルタ206に吸収されるまで、前部収容室1
71内と後部収容室172内を循環し、消去装置本体1
11外に漏れることはない。
【0098】消去装置本体111は、上記したように、
黒板10の表面を消去しながら右端方向に移動し、枠体
112の右側面に設けられた切替スイッチが、黒板10
の右端に設けられた突起10aに当接すると、前記移動
用駆動モータ131の回転方向が変わり、左端方向に移
動することになる。この左端方向に移動する消去装置本
体111は、枠体112の左側面に設けられた停止スイ
ッチが黒板10の左端に設けられた突起10bに当接す
ると、駆動モータ65,175及び移動用駆動モータ1
31の作動が停止し、元の位置に復帰する。
【0099】上記実施例では、ガイド路をチェーンとし
たが、チェーンに代えてラック又はゴム体とすることが
でき、ラックにした場合は、スプロケットの代わりに転
動歯車とし、ゴム体にした場合は、スプロケットの代わ
りにゴムタイヤとすることができる。また、調節手段1
50は、係合段部156に替えて、図18に示すよう
に、雄ねじ部152によって押圧されるコイルスプリン
グ157を差込軸155に巻装し、このコイルスプリン
グ157の弾発力で消去手段161を黒板10に押圧す
るようにしても良い。
【0100】
【発明の効果】本願請求項1に係る消去装置は、黒,白
板全面を自動的に消すことができ、これにより、講義者
の労力を省き、講義時間を無駄なく使用させることがで
きるという効果がある。さらに拭き取った粉を本体内で
フィルターに吸収されるまで循環させるので、講堂,教
室内の空気を汚すことがないという効果もある。
【0101】本願請求項2に係る消去装置は、上記効果
に加え、ガイドレールが黒板(又は白板)の左右方向の
長さと略同じ長さに形成され、消去ローラが黒板(又は
白板)の上下方向の長さと略同じ長さに形成されている
ので、黒板(又は白板)全体の隅々までを完全に消去す
ることができるという効果がある。
【0102】本願請求項3に係る消去装置は、上記効果
に加え、黒板(又は白板)の表面が撓んでいても、その
表面状態に合わせて消去ローラの位置、傾き、接触圧を
調節することができ、そのため消し残しが極めて少なく
黒板(又は白板)全面を自動的に消すことができるとい
う効果がある。
【0103】本願請求項4に係る消去装置は、さらに、
ガイド路がラックで形成され、転動円板が転動歯車で形
成されているため、消去装置本体の移動が確実に行われ
るという効果がある。
【0104】本願請求項5に係る消去装置は、また、ガ
イド路がチェーンで形成され、転動円板がスプロケット
で形成されているため、消去装置本体の移動が確実に行
われると共に、チェーンが撓むため、湾曲した黒板(又
は白板)の表面であっても、その表面に沿って消去装置
本体を移動させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】消去装置全体の正面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図2の要部斜視図である。
【図4】図1のY−Y断面図である。
【図5】図2の一部省略したA−A断面図である。
【図6】図2のB−B断面図である。
【図7】図2のC−C断面図である。
【図8】図2のD方向からみた平面図である。
【図9】図2のE−E断面図である。
【図10】図2のF方向からみた底面図である。
【図11】消去装置全体の一部切り欠いた正面図であ
る。
【図12】図11のX−X断面図である。
【図13】図12の要部拡大図である。
【図14】図11の平面図である。
【図15】消去手段のY−Y断面図である。
【図16】消去手段のZ−Z断面図である。
【図17(a)】図15のA−A断面図である。
【図17(b)】図15のB−B断面図である。
【図17(c)】図15のC方向から視た平面図であ
る。
【図18】他の調節手段を説明する断面図である。
【図19】他の実施例を説明する正面断面図である。
【図20】他の実施例を説明する側面断面図である。
【符号の説明】
1 消去装置 2 ガイドレール 3 ガイド溝 5 ガイド側壁 5a 垂直壁 5b 水平壁 6 チェーン 7 スタートスイッチ 8 切替スイッチ 9 停止スイッチ 10 黒板 11 消去装置本体 12 仕切壁 13 上軸受け壁 15 下軸受け壁 16 枠体 17 前部収容室 19 後部収容室 20 開口 21 第1の駆動モータ 22 駆動軸 23 消去ローラ 24 駆動小歯車 25 消去ローラ 26 回転軸 27 回転軸 31 従動歯車 32 従動歯車 33 第1の中間歯車 35 第2の中間歯車 40 カバー体 41 突条 42 突条 43 流通溝 44 流通溝 46 吸粉口 47 吸粉口 50 集粉室 51 上隔壁 52 下隔壁 53 フィルター 55 フィルター 56 連通孔 57 連通孔 61 ファンカバー 62 モータ取付環 63 取付片 65 第2の駆動モータ 66 駆動軸 67 吸引用ファン(吸引装置) 70 ボス 71 側板 72 吸引口 73 側板 75 羽根 76 ガイド環 77 開口 78 開口 80 連通開口 81 第3の駆動モータ 82 駆動軸 83 駆動小歯車 84 中間平歯車 85 回転軸 86 スプロケット 87 従動歯車 91 保持部材 92 保持部材 93 ガイドローラ 94 ガイドローラ 95 防護壁 96 防護壁 97 開閉扉 101 消去装置 111 消去装置本体 112 枠体 113 前面板 115 上面板 116 下面板 117 上補助板 118 下補助板 121 第1の仕切板 122 第2の仕切板 123 第3の仕切板 124 第4の仕切板 125 第5の仕切板 126 側面カバー体 127 側面カバー体 131 移動用駆動モータ 132 駆動軸 133 駆動歯車 134 中間平歯車 135 回転軸 137 従動歯車 139 スプロケット 140 スプロケット 141 ガイドローラ 142 ガイドローラ 143 ガイドローラ 150 調節手段 151 雌ねじ部 152 雄ねじ部 153 調整軸 154 頭部 155 差込軸 156 係合段部 157 コイルスプリング 161 消去手段 162 ケース本体 163 仕切壁 165 上軸受け壁 166 下軸受け壁 167 前軸受け壁 168 差込孔 169 カバー体 171 前部収容室 172 後部収容室 173 開口 175 駆動モータ 176 消去ローラ 177 消去ローラ 178 中間ローラ 179 駆動軸 180 駆動小歯車 181 回転軸 182 回転軸 183 駆動モータ 185 従動歯車 186 従動歯車 187 第1の中間歯車 189 第2の中間歯車 190 突条 191 突条 192 流通溝 193 流通溝 194 吸粉口 195 吸粉口 196 上隔壁 197 下隔壁 200 収納室 201 集粉室 202 排出室 203 連通孔 205 連通孔 206 フィルタ 210 開口 213 連通開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする消
    去装置。 (イ)ガイドレールと、ガイドレールに移動自在に取り
    付けられる消去装置本体とからなること。 (ロ)ガイドレールは、黒板又は白板の上部又は下部若
    しくは上部及び下部の位置に、左右方向に伸びるように
    して取り付けられ、ガイド路と、ガイド側壁を備えてい
    ること。 (ハ)消去装置本体は枠体を有し、この枠体の内部は仕
    切壁によって前部収容室と後部収容室が形成され、後部
    収容室の後部には開口が形成されていること。 (ニ)後部収容室には、第1の駆動モータによって回転
    させられ、黒板又は白板の表面を摺接する少なくとも一
    対の消去ローラが開口から突出するようにして設けられ
    ており、少なくとも一対の消去ローラ間に粉の流出を防
    ぐカバー体が設けられていること。 (ホ)後部収容室には、上記消去ローラに摺接する突条
    が設けられ、この突条には、消去ローラ側に吸粉口が設
    けられた流通溝が形成されていること。 (ヘ)前部収容室には、内部にフィルタを備えた集粉室
    が設けられ、この集粉室と上記流通溝は連通孔によって
    連通されていること。 (ト)集粉室の一側には、集粉室内の空気を吸入し、前
    部収容室内の集粉室外に排出する吸引ファンと、この吸
    引ファンを駆動する第2の駆動モータが設けられている
    こと。 (チ)仕切壁には、集粉室外の前部収容室と後部収容室
    を連通する連通開口が形成されていること。 (リ)消去装置本体の上部又は下部若しくは上部及び下
    部には、ガイドレールのガイド側壁に沿って回転するガ
    イドローラと、ガイド路を転動する転動円板が設けられ
    ていること。 (ヌ)枠体内には、前記転動円板を駆動する第3の駆動
    モータが設けられていること。
  2. 【請求項2】 ガイドレールが黒板又は白板の左右方向
    の長さと略同じ長さに形成され、消去ローラが黒板又は
    白板の上下方向の長さと略同じ長さに形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の消去装置。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする消
    去装置。 (イ)ガイドレールと、ガイドレールに移動自在に取り
    付けられる消去装置本体とからなること。 (ロ)ガイドレールは、黒板又は白板の上部又は下部若
    しくは上部及び下部の位置に、左右方向に伸びるように
    して取り付けられ、ガイド路と、ガイド側壁を備えてい
    ること。 (ハ)消去装置本体は枠体を有し、この枠体の内部には
    複数の消去手段が調節手段によって黒板又は白板の表面
    を摺接可能に設けられていること。 (ニ)消去手段は、中空状のケース本体を有し、このケ
    ース本体の内部は、仕切壁によって前部収容室と後部収
    容室に仕切られていること。 (ホ)前部収容室は密閉構造となっており、後部収容室
    の後部には開口が形成されていること。 (ヘ)後部収容室には、黒板又は白板の表面を摺接する
    少なくとも一対の消去ローラが開口から突出するように
    して設けられており、少なくとも一対の消去ローラが互
    いに接しているか、又は少なくとも一対の消去ローラ間
    にカバー体が設けられていること。 (ト)後部収容室には、上記消去ローラに摺接する突条
    が設けられ、この突条には、消去ローラ側に吸粉口が設
    けられた流通溝が形成されていること。 (チ)前部収容室には、内部にフィルタを備えた集粉室
    と排出室が設けられ、集粉室と上記流通溝は連通孔によ
    って連通されていること。 (リ)集粉室の一側には、集粉室内の空気を吸入し、排
    出室に排出する吸引装置が設けられていること。 (ヌ)前部収容室には、上記少なくとも一対の消去ロー
    ラと、吸引装置を駆動する少なくとも一つの駆動モータ
    が設けられていること。 (ル)仕切壁には、排出室と後部収容室を連通する連通
    開口が形成されていること。 (オ)枠体の上部又は下部若しくは上部及び下部には、
    ガイドレールのガイド側壁に沿って回転するガイドロー
    ラと、ガイド路を転動する転動円板が設けられているこ
    と。 (ワ)枠体内には、前記転動円板を駆動する移動用駆動
    モータが設けられていること。
  4. 【請求項4】 ガイド路がラックであって、転動円板が
    転動歯車であることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の消去装置。
  5. 【請求項5】 ガイド路がチェーンであって、転動円板
    がスプロケットであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の消去装置。
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