JP2927306B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JP2927306B2
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正之 藤本
泰久 浅輪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式冷凍機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の吸収式冷凍機を示す。この
吸収式冷凍機は、冷房運転時を例にすると、発生器1を
加熱すると臭化リチウム希溶液は熱せられて水蒸気を発
生し、揚液管2を通って上部に吹き出す。このとき発生
器1内の水蒸気を出した残りの臭化リチウム濃溶液は、
同時に熱気泡ポンプの原理で管2内を上昇して分離器3
に至り、水蒸気と分離して下部にたまる。分離器3で分
離した高圧側水蒸気はさらに上昇し、管4を経て凝縮器
5に至り、冷却水管で冷やされ、凝縮して下部に流れU
字管6にたまる。一方分離器3で分離した濃溶液は、管
9を通って熱交換器10に入り、外部を流れる希溶液に
熱を与えて管11内を上昇し、吸収器8内に装置された
小孔から散布され、吸収器8内の水蒸気を吸収し、希溶
液となって下部にたまる。
【0003】このように吸収器8内の水蒸気が吸収され
て低圧となるので、これに連なっている蒸発器7内も水
蒸気圧が減少し、U字管6にたまった水が蒸発器7内に
流入して蒸発し、気化熱を奪う。吸収器8内は吸収熱に
よる温度上昇のため吸収作用が低下するので、冷却水管
を通じて冷却を行なう。吸収器8の底部にたまった希溶
液は、管12、熱交換器10を通り発生器1に流れ、再
び以上の循環を繰り返す。
【0004】前述のように、吸収器8内は濃溶液により
水蒸気が吸収されて、内圧7mmHg程度となり、蒸発
器7内もほぼこれと同程度となるので、水は6℃前後で
蒸発し、冷房作用を行なうのに十分な温度が得られる。
【0005】吸収式冷凍機の運転は以上の如きものであ
り、吸収器8の構成は、図からも明らかなようにパイプ
8′内に冷却水を通し、このパイプ8′の外側に濃溶液
(吸収液)を滴下させるものである。なお、パイプ内に
濃溶液を通し、このパイプの外側を空冷式で冷却する方
式も存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の吸
収器の構造は、パイプを介して熱交換を行なう方式のた
め、性能を向上させるためにはパイプの延長を長くして
伝熱面積を拡大する必要がある。しかし、このような方
法を採ると、吸収器が大型化する欠点がある。
【0007】本発明の目的は、水蒸気の吸収率の向上を
図った吸収器を備えた吸収式冷凍機を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。
【0009】1.冷却水通路の外側に濃溶液流下面を形
成すると共にこの濃溶液流下面に沿って移動することに
より濃溶液を分散して均し、かつ混合する均し装置を取
り付けた構成の吸収器を備えて成る吸収式冷凍機。
【0010】2.濃溶液流下面を円弧面となし、この円
弧面の中心上に濃溶液噴出ノズルを配置すると共にこの
ノズルと同軸上に配置した回転軸に流下面に沿って回転
するブレード又はブラシを取り付け、かつ流下面の内側
に冷却水通路を構成して成る吸収式冷凍機用吸収器。
【0011】
【0012】なお、濃溶液流下面の表面又は内面又は双
方に溝を加工したり、濃溶液流下面の内側であって冷却
水通路側にフィンを取り付けてもよい。
【0013】
【作用】濃溶液はノズルから濃溶液流下面を流下する。
この流下する濃溶液は均し装置のブレード又はブラシに
より濃溶液流下面上に薄く拡散され、均一な膜状を呈し
て流下する。又、均し装置のブレード又はブラシは濃溶
液を混合し、この作用により、蒸気との界面状態を活性
化させる。
【0014】冷却水通路内を流れる冷却水は、濃溶液流
下面に拡散された濃溶液を冷却する。
【0015】
【実施例】図1に本発明に係る吸収器8の実施例を示
す。
【0016】吸収器8は、上向きの同心円弧状の傾斜板
100によって形成された濃溶液流下面100′と、こ
の傾斜板100の内側に形成された冷却水通路101
と、傾斜板100上の中心に配置されたノズル102
と、このノズル102と同軸の回転軸103に取り付け
られたブレード104を主構成要素としている。図中1
01′は冷却水入口、101″は冷却水出口である。
【0017】上記吸収器8は、濃溶液をノズル102か
ら傾斜板100の表面に形成された濃溶液流下面10
0′上に流出させると、通常この濃溶液は放射、すじ状
に流下面100′上を流下するが、回転するブレード1
04により拡散均されて薄い膜状を呈し、この状態で流
下する。
【0018】冷却水通路101内を流れる冷却水は、こ
の膜状の濃溶液に冷熱を与えて吸収器8内の水蒸気を吸
収させる。水蒸気を吸収した希溶液は、希溶液出口10
5から回収され、熱交換器10に至る。
【0019】なお、ブレード104は傾斜板100(濃
溶液流下面100′)の表面よりやや浮かしてある。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように、濃溶液を面上に
薄く、均一に拡散した状態で冷却水により冷却を行なう
ようにした。また、ブレードまたはブラシによる混合作
用により蒸気との界面状態を活性化させた。
【0021】この結果、水蒸気の吸収率が向上し、実験
によると、同一面積当りで吸収量は約3倍を示した。
【0022】よって、この吸収率の向上分吸収器を小型
化することができると共に冷凍機の性能向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸収器の説明図。
【図2】吸収式冷凍機の説明図。
【符号の説明】
8 吸収器 100 傾斜板 100′濃溶液流下面 101 冷却水通路 101′冷却水入口 101″冷却水出口 102 ノズル 103 回転軸 104 ブレード 105 希溶液出口

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水通路の外側に濃溶液流下面を形成
    すると共にこの濃溶液流下面に沿って移動することによ
    り濃溶液を分散して均し、かつ混合する均し装置を取り
    付けた構成の吸収器を備えて成る吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 濃溶液流下面を円弧面となし、この円弧
    面の中心上に濃溶液噴出ノズルを配置すると共にこのノ
    ズルと同軸上に配置した回転軸に流下面に沿って回転す
    るブレード又はブラシを取り付け、かつ流下面の内側に
    冷却水通路を構成して成る吸収式冷凍機用吸収器。
  3. 【請求項3】 濃溶液流下面が傘状から成る請求項2記
    載の吸収式冷凍機用吸収器。
  4. 【請求項4】 濃溶液流下面の表面に溝を加工して成る
    請求項2記載の吸収式冷凍機用吸収器。
  5. 【請求項5】 濃溶液流下面の内面であって冷却水通路
    側に溝又はフィンを取り付けて成る請求項2記載の吸収
    式冷凍機用吸収器。
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JP6264013B2 (ja) * 2013-12-16 2018-01-24 アイシン精機株式会社 吸収式ヒートポンプ装置
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