JP2925912B2 - ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置 - Google Patents
ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置Info
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Description
の大型ロール等の円形状被測定物の真直度を加工工場や
使用現場で測定するための真直度測定装置に関する。
レーザー計測器、(b)オートコリメーター及び(c)
水準器などがある。(a)レーザー計測器は、レーザー
光の直進性を利用するもので、ターゲットを円形状被測
定物の外周面に載置した状態で該被測定物の軸心方向に
沿って所定ピッチごとに移動させると共に、そのターゲ
ットにレーザー光を照射し、その各測定点におけるター
ゲット上のレーザー光の位置から真直度を測定する。
(b)オートコリメーターは、ターゲットを円形状被測
定物の外周面に載置した状態で該被測定物の軸心方向に
沿って所定ピッチごとに移動させると共に、そのターゲ
ットを測量方式で肉眼で測定し、その各測定点における
ターゲットの位置から真直度を測定する。(c)水準器
は、該水準器を円形状被測定物の外周面に載置した状態
で該被測定物の軸心方向に沿って所定ピッチごとに移動
させ、その各測定点の傾斜角度を連続的につないで真直
度を測定する。
は、ターゲットまたは水準器を所定ピッチごとに手動で
移動させており、自動化が困難で、測定に手間がかか
る。また、測定点間の間隔を小さくすることが困難で、
測定精度が低い。更に、ターゲットまたは水準器を被測
定物の軸心と平行する稜線に沿って正確に移動させるこ
とが困難で、その稜線からターゲットまたは水準器が左
右に位置ずれしやすく、測定誤差が生じやすい。
密に自動測定することができるようにしたロール等の円
形状被測定物の真直度測定装置を提供することを目的と
している。
め、本発明は、水平状態にしたロール等の円形状の被測
定物に所定間隔を置いて鞍乗する一対の支持枠と、該両
支持枠間に架設したガイド部材と、該ガイド部材に移動
自在に嵌合するキャリッジと、該キャリッジを往復移動
させる駆動装置と、前記キャリッジに取り付けられ、そ
の下端部に設けた接触子が被測定物の外周面に接触され
る変位センサーとを備えており、かつ被測定物への接触
部として前記接触子の下端に、キャリッジの移動方向に
対して直交する方向の水平軸部を設けたことを特徴とし
ている。
物の真直度を測定する場合には、両支持枠を被測定物に
鞍乗させた後、駆動装置によりキャリッジを移動させれ
ばよい。これによって、キャリッジに取り付けた変位セ
ンサーの接触子の水平軸部が被測定物の外周面に接触し
た状態で被測定物の軸心に沿って移動し、被測定物の真
直度を連続的に測定することができ、この場合、変位セ
ンサーの接触子における接触部である水平軸部が、キャ
リッジの移動方向、すなわちセンシング方向と直交する
方向に沿うように配置されているため、接触子が被測定
物の表面からはずれることがなく、精度良く測定するこ
とができる。
する。図1は本発明の一実施例である真直度測定装置を
示し、水平状態にした大型ロール(被測定物)Rに所定
間隔を置いて鞍乗する一対の支持枠1,1と、該両支持
枠1,1間に架設した例えば板状(棒状であってもよ
い)のガイド部材2と、該ガイド部材2に移動自在に嵌
合するキャリッジ3と、該キャリッジ3を往復移動させ
る駆動装置4と、前記キャリッジ3に取り付けられ、そ
の下端部に設けた接触子5aがロールRの外周面に接触
される変位センサー5とを備えている。
本体1aの下端部から斜め下方に所定の対向間隔αをお
いて互いに離間する方向に延びる一対の脚部1b,1c
とからなり、該各脚部1b,1cにはマグネットホルダ
ー7が取り付けられおり、その磁力によって、支持枠
1,1をロールRの外周面所定位置に吸着できるように
なっている。
杆にセラミックスを被覆したものであって、その真直度
が5μ〜10μ以下、長さが1m〜1.5mであり、そ
の両端部が支持枠本体1aの貫通孔8に嵌着されてお
り、両支持枠1,1をロールRに鞍乗させることによ
り、ガイド部材2をロールRの軸心Oと平行させること
ができる。
材2に移動自在に嵌合している。駆動装置4は、ガイド
部材2の両端に回転自在に設けた一対のスプロケットホ
イール10,11と、該両スプロケットホイール10,
11に巻回されると共に、その両端がキャリッジ3に連
結されたワイヤーロープ12と、一方のスプロケットホ
イール10を正逆回転させることにより、ワイヤーロー
プ12を介してキャリッジ3をガイド部材2に沿って往
復移動させる駆動モータ13とから構成されている。
ストレンゲージなどからなり、接触子5aの上下方向へ
の変位に対応する電圧変化に基づいて電気信号を出力す
るようになっている。
ンサー5の本体から垂下された垂直軸部15の下端部か
らロールRの軸心方向とは直交する方向に沿って左右に
延びる水平軸部16からなっており、変位センサー5を
ロールRの軸心Oと平行する稜線Aに沿って移動させた
ときに、該稜線Aに水平軸部16が常時確実に接触して
その稜線Aから左右に位置ずれすることがなく、真直度
を精密に測定することができる。
水平軸部16の換わりにボール17を垂直軸部15の下
端部に取り付けることが考えられるが、これでは、変位
センサー5をロールRの軸心Oと平行する稜線Aに沿っ
て移動させたときに、同図にBで示すように、ロール1
7が稜線Aから左右に位置ずれする虞れがあり、精度誤
差が生じやすい。
なる制御器であって、駆動モータ13を制御すると共
に、変位センサー5から出力された電気信号に基づいて
ロールRの断面形状(表面形状)と真直度を演算して割
り出し、それをメモリーに書き込むと共に、表示器20
に画面表示するものである。
定する場合には、両支持枠1,1をロールRに鞍乗させ
た後、制御器19により駆動モータ13を駆動すること
により、ガイド部材2の一端に位置させたキャリッジ3
を該ガイド部材2の他端に向けて移動させればよい。こ
れによって、キャリッジ3に取り付けた変位センサー5
の接触子5aがロールRの外周面に接触した状態で該ロ
ールRの軸心Oと平行する稜線Aに沿って移動し、その
移動に伴って接触子5aが上下方向に変位すると、その
変位に対応して変位センサー5から電気信号が出力さ
れ、その電気信号に基づいて制御器19によりロールR
の断面形状と真直度を演算して割り出し、それをメモリ
ーに書き込むと共に、表示器20に画面表示する。
鞍乗させた後、駆動装置によりキャリッジを移動させる
だけで、ロール等の被測定物の真直度をその軸心に沿っ
て連続的且つ自動的に測定することができ、特に、変位
センサーの接触子における接触部である水平軸部が、キ
ャリッジの移動方向、すなわちセンシング方向と直交す
る方向に沿うように配置されているため、接触子が被測
定物の表面からはずれることがなく、常に、精度良く測
定することができる。
ロールの真直度を測定している状態を示す斜視図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】水平状態にしたロール等の円形状の被測定
物に所定間隔を置いて鞍乗する一対の支持枠と、該両支
持枠間に架設したガイド部材と、該ガイド部材に移動自
在に嵌合するキャリッジと、該キャリッジを往復移動さ
せる駆動装置と、前記キャリッジに取り付けられ、その
下端部に設けた接触子が被測定物の外周面に接触される
変位センサーとを備えており、かつ被測定物への接触部
として前記接触子の下端に、キャリッジの移動方向に対
して直交する方向の水平軸部を設けたことを特徴とする
ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1560694A JP2925912B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1560694A JP2925912B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225104A JPH07225104A (ja) | 1995-08-22 |
JP2925912B2 true JP2925912B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=11893384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1560694A Expired - Fee Related JP2925912B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ロール等の円形状被測定物の真直度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925912B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103278079A (zh) * | 2013-05-30 | 2013-09-04 | 苏州创丰精密五金有限公司 | 一种长轴类产品直线度检测夹具 |
KR101440346B1 (ko) * | 2013-07-22 | 2014-09-15 | 한국타이어 주식회사 | 압연기의 롤 크라운 측정기 |
CN111207657B (zh) * | 2020-03-05 | 2024-07-02 | 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 | 一种大尺寸圆柱类零件素线直线度误差检测装置及方法 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1560694A patent/JP2925912B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07225104A (ja) | 1995-08-22 |
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