JP3878880B2 - シャフトの撓み測定方法及びその装置 - Google Patents

シャフトの撓み測定方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シャフトの撓み測定方法及びその装置に係わり、更に詳しくはゴルフクラブ用の非金属製シャフト(カーボンシャフト, 樹脂シャフト等)または金属製シャフト(スチールシャフト等)等のシャフトの撓みを自動的に測定するシャフトの撓み測定方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、非金属製シャフトまたは金属製シャフト等のゴルフクラブ用シャフトの撓み測定方法は、テーパ状に形成されたシャフトの一端を固定し、他端側に測定治具を取付けて所定重量の錘りを吊り下げてシャフトを撓ませ、この時のシャフトの撓み量を、スケール等の目盛りを目視により読み取って測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記のような人手による測定では、シャフトのセット,荷重の選定及びセット,手動測定,手動によるデータ記録等に多大な時間を要し、測定作業を効率良く行うことが出来ず、また目視の測定で、手動によるデータ記入を行うために、データにバラツキが発生したり、データ記入ミス等が起こり、測定精度が極めて悪いと言う問題があった。
【0004】
この発明の目的は、シャフトの固定軸と同一方向に荷重をかけた時のシャフトの撓み測定及び記録データの記入等を全て自動的に行うことで、短時間に、しかも精度良く行うことができるシャフトの撓み測定方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
記目的を達成するため、この発明のシャフトの撓み測定方法は、支持フレームにシャフトの一端を固定し、他端側をクランプアームの一端に固定し、このクランプアームの他端側に自在継手を介して連結された荷重アームによりシャフトの固定軸と同一方向に荷重をかけてシャフトを撓ませ、該シャフトの撓みに沿って撓み量検出センサーを移動させながらシャフトの撓み量を測定する方法であって、前記シャフトにクランプアームを介して荷重をかけてシャフトを撓ませる際、前記シャフトにかける荷重をロードセルにより検出しながら一定荷重となるように制御するとともに、鉛直方向に対する前記荷重アームの角度を角度センサーにより検出し、この検出したデータに基づき制御装置により演算処理して前記荷重アームの水平方向位置を制御して荷重方向が常に一定になるように制御することを要旨とするものである。
【0006】
ここで、前記撓み量検出センサーにより測定したシャフトの撓み量を前記制御装置に出力し、該撓み量を前記制御装置に接続した表示手段に表示するとともに、前記制御装置に接続したX−Yレコーダに記録するようにすることもできる
【0007】
前記シャフトとしては、一端が小径で他端側に向かって大径となるテーパシャフトであって、該テーパシャフトが、ゴルフクラブ用の非金属製シャフトまたは金属製シャフトを例示できる
【0008】
このように、支持フレームにシャフトの一端を固定し、他端側に自在継手を介してシャフトの固定軸と同一方向に荷重をかけてシャフトを撓ませ、該シャフトの撓みに沿って撓み量検出センサーを移動させながら撓み量を自動的に測定すると共に、自動的に記録することで、測定ミスや測定誤差がなく測定精度を高めることが出来る上に測定作業を効率良く行うことが出来るものである。
【0009】
また、この発明のシャフトの撓み測定装置は、水平なベースフレームに対して鉛直に立設された支持フレーム上に、Y軸駆動手段を介して鉛直方向に移動可能なY軸ベースプレートと、このY軸ベースプレート上に、X軸駆動手段を介して水平方向に移動可能なX軸ベースプレートとを配設し、前記支持フレームの上方にシャフトの一端を着脱可能にクランプするクランプ手段を設けると共に、前記支持フレーム上にシャフトの撓みに沿って移動可能な撓み量検出センサーを設け、前記X軸ベースプレート上に、自在継手を介してクランプアームの基端部と荷重アームの一端とを揺動可能に連結し、前記クランプアームの先端に、前記シャフトの他端を係合保持するクランプ部を設け、前記荷重アームの他端側に自在継手を介して鉛直荷重のロードセルを設け、この荷重アームの近傍に、鉛直方向に対する荷重アームの角度を常時検出する角度センサーを設け、該角度センサーで検出したデータを制御装置に出力し、該制御装置で前記荷重アームの荷重方向が常に鉛直になるように演算処理して前記X軸駆動手段を駆動制御するように構成したことを要旨とするものである。
【0010】
ここで、前記制御装置に表示手段とX−Yレコーダとを接続し、前記撓み量検出センサーにより測定して前記制御装置に出力したシャフトの撓み量を前記表示手段に表示するとともに、前記X−Yレコーダに記録するように構成することもできる。また、前記シャフトとしては、一端が小径で他端側に向かって大径となるテーパシャフトであって、該テーパシャフトが、ゴルフクラブ用の非金属製シャフトまたは金属製シャフトを例示できる
【0011】
このように、支持フレームにシャフトの一端を鉛直向きに固定し、他端側に自在継手を介して鉛直荷重をかけてシャフトを撓ませ、該シャフトの撓みに沿って撓み量検出センサーを移動させながら撓み量を自動的に測定する装置であるため、装置自体は幅方向に広いスペースを取ることなく設置でき、狭いスペースで効率良く測定作業を行うことが出来るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は、この発明のシャフトの撓み測定方法を実施するための測定装置全体の概略正面図、図2は図1の平面図を示し、この測定装置は、フレーム本体1の水平なベースフレーム2に対して鉛直に立設された支持フレーム3上に、サーボモータ4及びボールネジ5から成るY軸駆動手段6を介してガイドレール7に沿って鉛直方向(図1の上下方向)に移動可能なY軸ベースプレート8と、このY軸ベースプレート8上に配設されたガイドレール9に沿ってサーボモータ10及びボールネジ11から成るX軸駆動手段12を介して水平方向(図1の左右方向)に移動可能なL字状のX軸ベースプレート13とが配設されている。
【0014】
前記支持フレーム3の上方には、シャフトSの一端を着脱可能にクランプするチャック等のクランプ手段14を設ける。前記X軸ベースプレート13上には、図3及び図4に示すように、自在継手15を介して一端が揺動可能に支持された荷重アーム16が水平方向に取付けられ、荷重アーム16の先端には、前記シャフトSの他端を支持する断面コ字状の支持手段17が設けられている。
【0015】
この発明の実施形態におけるシャフトSとしては、一端が小径で他端側に向かって大径となるテーパシャフトであって、該テーパシャフトとしては、ゴルフクラブ用の非金属製シャフト(カーボンシャフト,樹脂シャフト等)または金属製シャフト(スチールシャフト等)等である。
【0016】
前記荷重アーム16の一端を揺動可能に支持し、荷重アーム16の揺動支点となる自在継手15の支持軸18には、図3及び図4に示すように、前記X軸駆動手段12によりシャフトSの他端側に付与する水平荷重Waを検出するためのロードセル19が設けてある。
【0017】
また荷重アーム16の近傍には、鉛直方向に対する荷重アーム16の角度を常時検出する角度センサー20が配設され、この角度センサー20は、図1に示すように、制御装置21を介してY軸駆動手段6のサーボモータ4及びX軸駆動手段12のサーボモータ10に接続されている。
【0018】
前記制御装置21には、シャフトSの撓み量を表示する表示手段22と、シャフトSの撓み状態を記録するX−Yレコーダ23とが接続され、これによりシャフトSの撓み測定状態を即座に判断でき、また記録することが可能である。
【0019】
前記支持フレーム3上には、図1に示すように、シャフトSの撓みに沿って移動可能な光学的検出センサー等(例えば、レーザーセンサー等)の撓み量検出センサー24が配設され、この撓み量検出センサー24は、支持部材25に支持されると共に、この支持部材25は、アクチュエータ38及びサーボモータ39により水平方向に移動可能になっている。
【0020】
前記支持部材25が連結されたアクチュエータ38及びサーボモータ39は、図示しないナット部材を介してガイドレール26上に支持されたボールネジ27に連結され、ボールネジ27はサーボモータ40により回転駆動される。従って、サーボモータ40によりボールネジ27が回転駆動されるとナット部材を介してアクチュエータ38及びサーボモータ39がガイドレール26に沿って昇降し、これと同時に、支持部材25に支持された撓み量検出センサー24も昇降するように構成されている。また撓み量検出センサー24は、前記制御装置21にも接続されている。
【0021】
前記支持フレーム3上には、上述したシャフトSと直交する方向の荷重の撓み測定装置(水平荷重の撓み測定装置)の他に、シャフトSの固定軸と同一方向の荷重の撓み測定装置(鉛直荷重の撓み測定装置)も備えている。
【0022】
このシャフトSの固定軸と同一方向の荷重の撓み測定装置は、上記のシャフトSと直交する方向の荷重の撓み測定装置の構成要素を共用できるものは共用して測定するように構成されている。即ち、Y軸駆動手段6を介してガイドレール7に沿って鉛直方向に移動可能なY軸ベースプレート8、及びY軸ベースプレート8上に設けられた水平方向に移動可能なX軸ベースプレート13は共用し、また支持フレーム3の上方に設けたシャフトSの一端を着脱可能にクランプするクランプ手段14も共用するように構成されている。
【0023】
前記X軸ベースプレート13上には、図3及び図4に示すように、自在継手28を介してクランプアーム29の基端部29aと荷重アーム30の一端30aとが揺動可能に連結され、前記クランプアーム29の先端には、前記シャフトSの他端を係合保持する断面凹状のクランプ部31がクランプアーム29と直交する向き(断面L字状)に一体的に形成されている。
【0024】
前記荷重アーム30の他端30b側には、自在継手41の支持軸42を介して前記Y軸駆動手段6によりシャフトSの他端側に付与する鉛直荷重Wbを検出するためのロードセル32が設けてあり、この荷重アーム30の近傍には、鉛直方向に対する荷重アーム30の角度を常時検出する角度センサー33が設けてあり、この角度センサー33と前記X軸ベースプレート13を駆動制御するX軸駆動手段12と、前記Y軸ベースプレート8を駆動制御するY軸駆動手段6とは制御装置21を介して接続されている。
【0025】
前記角度センサー33で検出したデータを制御装置21に出力し、制御装置21で荷重アーム30の方向が常に鉛直方向になるように演算処理し、X軸駆動手段12を介してX軸ベースプレート13の水平方向の移動量を駆動制御するものである。そして、このシャフトSの固定軸と同一方向の荷重の重撓み測定は、上記撓み量検出センサー24を用いて、シャフトSの鉛直荷重Wbに対する撓みを測定する。
【0026】
更に、前記支持フレーム3上には、上述したシャフトSのキックポイントKを自動的に測定するキックポイント測定装置が設けてある。
【0027】
このキックポイント測定装置は、図1及び図3に示すように、支持フレーム3の上方に設けたシャフトSの一端を着脱可能に保持するクランプ手段14を共用し、また前記X軸ベースプレート13の先端部分には、シャフトSの他端を着脱可能に嵌合保持する断面凹状の支持手段35が設けてある。
【0028】
また、支持フレーム3の上方とベースフレーム2とには、シャフトSのキックポイント計測用の光電管等の投光器36aと受光器36bとが相対向する位置に平行に設置され、前記投光器36aはベースフレーム2上に移動可能に取付けられ、また受光器36bはガイドレール7とガイドレール26とを連結するフレーム26aに移動可能に取付けられている。
【0029】
なお、投光器36aと受光器36bとは、ベースフレーム2及びフレーム26a上を手動により移動させても良いが、ボールネジ及びサーボモータ等を介して個別に、または同時に駆動制御するように構成しても良い。
【0030】
次に上述した撓み測定装置によるシャフトSと直交する方向の荷重の撓み測定方法について説明する。
【0031】
この測定方法は、図1,図3及び図5に示すように、シャフトSの一端を支持フレーム3の上方に設けたクランプ手段14に鉛直向きにクランプさせると共に、シャフトSの他端をX軸ベースプレート13上に設けた荷重アーム16の先端に設けた断面コ字状の支持手段17に保持させる。
【0032】
そして、荷重アーム16を設けたX軸ベースプレート13を、Y軸ベースプレート8上のガイドレール9に沿ってサーボモータ10及びボールネジ11から成るX軸駆動手段12を介して水平方向(図1の右方向)に移動させ、図5に示すようにシャフトSを撓ませながら水平荷重Waをかけて行く。
【0033】
この際、シャフトSにかける水平荷重Waをロードセル19により検出しながら一定荷重となるように制御し、また水平荷重WaをシャフトSにかけて撓ませた際、荷重アーム16はシャフトSに引っ張られて自在継手15の荷重支点Qaを介して斜め上向きとなる。
【0034】
この際、荷重アーム16の角度を角度センサー20により常時検出して、X軸ベースプレート13をY軸方向に上昇移動させて荷重アーム16を水平制御することで、シャフトSの水平荷重Waは常に水平方向、即ち、シャフトSと直交する方向から負荷された状態となる。
【0035】
なお、この水平制御は、前記角度センサー20により検出した角度データを制御装置21に出力し、この制御装置21で演算処理してY軸駆動手段6のサーボモータ4の回転数を設定し、ボールネジ5を介してY軸ベースプレート8を上昇移動させることにより水平制御を行うものである。
【0036】
このようにして、シャフトSに一定の水平荷重Waをかけた状態で、シャフトSの撓みに沿ってレーザーセンサー等の撓み量検出センサー24を、上述したようにサーボモータ40によりボールネジ27を回転駆動させることにより支持部材25を介してガイドレール26に沿って昇降移動させ、シャフトSの水平荷重Waに対する撓み(外径)を測定する。
【0037】
この撓み量検出センサー24で測定されたシャフトSの撓みは、表示手段22及びX−Yレコーダ23に表示されると共に記録される。
【0038】
次に、上記のようなシャフトSの撓み測定装置によるシャフトSの固定軸と同一方向の荷重の撓み測定方法について説明する。
【0039】
この測定方法は、図1,図3及び図6に示すように、シャフトSの一端を支持フレーム3の上方に設けたクランプ手段14に鉛直向きにクランプさせると共に、シャフトSの他端を断面L字状のクランプアーム29のクランプ部31に固定する。
【0040】
そして、このクランプアーム29の他端側に自在継手28を介して連結された荷重アーム30にY軸ベースプレート8を鉛直方向に移動させ、自在継手41の支持軸42に設けたロードセル32により鉛直荷重Wbを検出しながら鉛直荷重Wbをかけると、シャフトSはクランプアーム29,荷重アーム30により図6に示すように斜め上方(図6の右方向)に向かって撓む。
【0041】
この際、荷重支点Qbと鉛直荷重Wbとの方向、即ち、荷重アーム30の方向が常に鉛直になるように制御し、更にシャフトSの撓みに沿って上記と同様な撓み量検出センサー24をサーボモータ40の駆動によりボールネジ27及び支持部材25を介してガイドレール26に沿って昇降移動させ、シャフトSの鉛直荷重Wbに対する撓み(外径)を測定する。
【0042】
即ち、前記シャフトSにかける鉛直荷重Wbを自在継手41の支持軸42に設けたロードセル32により検出しながら一定荷重となるように制御し、前記荷重アーム30に対して荷重方向が常に鉛直になるように角度センサー33により検出し、この検出したデータに基づき、制御装置21を介して荷重支点Qbと鉛直荷重Wbとの方向とが鉛直になるようにY軸ベースプレート8上に配設されたX軸ベースプレート3の左右方向の位置を制御する。
【0043】
即ち、この鉛直制御は、前記角度センサー33により検出した角度データを制御装置21に出力し、この制御装置21で演算処理してX軸駆動手段12のサーボモータ10の回転数を設定し、ボールネジ11を介してX軸ベースプレート13を水平方向に移動させることにより行うものである。
【0044】
そして、このような状態で上述した撓み量検出センサー24でシャフトSの鉛直荷重Wbに対する撓みを測定し、この撓み量検出センサー24で測定されたシャフトSの撓みは、制御装置21を介して表示手段22及びX−Yレコーダ23に表示されると共に記録される。
【0045】
次に、前記キックポイント測定装置によるシャフトSのキックポイント測定方法は、図1,図3及び図7に示すように、シャフトSの一端を支持フレーム3の上方に設けたクランプ手段14にクランプさせると共に、シャフトSの他端側(小径側)をX軸ベースプレート13の先端部分に設けた断面凹状の支持手段35に係合保持させる。
【0046】
このような状態から、Y軸駆動手段6のサーボモータ4及びボールネジ5を駆動させて、Y軸ベースプレート8をガイドレール7に沿って鉛直方向に移動させる。これと同時に、Y軸ベースプレート8上に載置されているX軸ベースプレート13を鉛直方向に移動させることで、シャフトSを所定の方向に所定量撓ませる。
【0047】
このようにして、所定の方向にシャフトを撓ませた時における所定量、即ち、シャフトSの最大撓み点K(一般にキックポイントと呼称されている)を投光器36aと受光器36bとで検出し、またその撓んだシャフトSの撓み状態を撓み量検出センサー24により計測するものである。
【0048】
なお、撓み量検出センサー24により計測されたシャフトSの撓み状態及び最大撓み点Kのデータは、制御装置21を介して表示手段22及びX−Yレコーダ23に表示されると共に記録される。
【0049】
以上のように、この発明では支持フレーム3にシャフトSの一端を鉛直向きに固定し、他端側の所定位置にシャフトSと直交する水平方向から水平荷重WaをかけてシャフトSを撓ませ、該シャフトSの撓みに沿って撓み量検出センサー24を移動させながら撓み量を自動的に測定するため、装置自体は幅方向に広いスペースを取ることなく設置でき、狭いスペースで効率良く測定作業を行うことが出来るものである。
【0050】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成したので、以下のような優れた効果を奏するものである。
(a).シャフトの鉛直荷重の撓み測定及び記録データの記入等を全て自動的に行うことで、短時間に、しかも測定ミス,測定誤差が少なく、精度良く測定を行うことができる。
【0051】
因みに、この発明の実施形態における実験では、従来の手動計測に比べて、1本のシャフト当たり1/35〜1/40程度時間を短縮でき、測定精度も12倍〜15倍程度向上させることが出来た。
(b).シャフトを鉛直向きに固定して、鉛直方向から鉛直荷重を自動的にかけてシャフトの撓み量を測定するので、狭いスペースで効率良く測定作業を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のシャフトの撓み測定方法を実施するための測定装置全体の概略正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】この発明のX軸ベースプレートの拡大正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】シャフトと直交する方向の荷重の撓み測定方法の説明図である。
【図6】シャフトの固定軸と同一方向の荷重の撓み測定方法の説明図である。
【図7】シャフトのキックポイントの測定方法の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム本体 2 ベースフレーム
3 支持フレーム 4 サーボモータ
5 ボールネジ 6 Y軸駆動手段
7 ガイドレール 8 Y軸ベースプレート
9 ガイドレール 10 サーボモータ 11 ボールネジ
12 X軸駆動手段 13 X軸ベースプレート
14 クランプ手段 15 自在継手
16 荷重アーム 17 支持手段
18 支持軸 19 ロードセル
20 角度センサー 21 制御装置
22 表示手段 23 X−Yレコーダ
24 撓み量検出センサー 25 支持部材
26 ガイドレール 26a フレーム
27 ボールネジ 28 自在継手
29 クランプアーム 29a クランプアームの基端部
30 荷重アーム 30a 荷重アームの一端
30b 荷重アームの他端 31 クランプ部
32 ロードセル 33 角度センサー
35 支持手段 36a 投光器
36b 受光器 38 アクチュエータ
39 サーボモータ 40 サーボモータ
41 自在継手 42 支持軸
S シャフト Wa 水平荷重
Wb 鉛直荷重 Qa,Qb 荷重支点

Claims (6)

  1. 支持フレームにシャフトの一端を固定し、他端側をクランプアームの一端に固定し、このクランプアームの他端側に自在継手を介して連結された荷重アームによりシャフトの固定軸と同一方向に荷重をかけてシャフトを撓ませ、該シャフトの撓みに沿って撓み量検出センサーを移動させながらシャフトの撓み量を測定する方法であって、前記シャフトにクランプアームを介して荷重をかけてシャフトを撓ませる際、前記シャフトにかける荷重をロードセルにより検出しながら一定荷重となるように制御するとともに、鉛直方向に対する前記荷重アームの角度を角度センサーにより検出し、この検出したデータに基づき制御装置により演算処理して前記荷重アームの水平方向位置を制御して荷重方向が常に一定になるように制御するシャフトの撓み測定方法。
  2. 前記撓み量検出センサーにより測定したシャフトの撓み量を前記制御装置に出力し、該撓み量を前記制御装置に接続した表示手段に表示するとともに、前記制御装置に接続したX−Yレコーダに記録するようにした請求項1に記載のシャフトの撓み測定方法。
  3. 前記シャフトが、一端が小径で他端側に向かって大径となるテーパシャフトであって、該テーパシャフトが、ゴルフクラブ用の非金属製シャフトまたは金属製シャフトである請求項1または2に記載のシャフトの撓み測定方法。
  4. 水平なベースフレームに対して鉛直に立設された支持フレーム上に、Y軸駆動手段を介して鉛直方向に移動可能なY軸ベースプレートと、このY軸ベースプレート上に、X軸駆動手段を介して水平方向に移動可能なX軸ベースプレートとを配設し、前記支持フレームの上方にシャフトの一端を着脱可能にクランプするクランプ手段を設けると共に、前記支持フレーム上にシャフトの撓みに沿って移動可能な撓み量検出センサーを設け、前記X軸ベースプレート上に、自在継手を介してクランプアームの基端部と荷重アームの一端とを揺動可能に連結し、前記クランプアームの先端に、前記シャフトの他端を係合保持するクランプ部を設け、前記荷重アームの他端側に自在継手を介して鉛直荷重のロードセルを設け、この荷重アームの近傍に、鉛直方向に対する荷重アームの角度を常時検出する角度センサーを設け、該角度センサーで検出したデータを制御装置に出力し、該制御装置で前記荷重アームの荷重方向が常に鉛直になるように演算処理して前記X軸駆動手段を駆動制御するように構成したシャフトの撓み測定装置。
  5. 前記制御装置に表示手段とX−Yレコーダとを接続し、前記撓み量検出センサーにより測定して前記制御装置に出力したシャフトの撓み量を前記表示手段に表示するとともに、前記X−Yレコーダに記録するように構成した請求項4に記載のシャフトの撓み測定装置。
  6. 前記シャフトが、一端が小径で他端側に向かって大径となるテーパシャフトであって、該テーパシャフトが、ゴルフクラブ用の非金属製シャフトまたは金属製シャフトである請求項4または5に記載のシャフトの撓み測定装置。
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