JP2925456B2 - 焼却灰の分離回収装置および焼却灰の分離回収方法 - Google Patents
焼却灰の分離回収装置および焼却灰の分離回収方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却プラントなどで発
生した焼却灰を、その大きさごとに分離回収するための
焼却灰の分離回収装置およびその方法に関する。
生した焼却灰を、その大きさごとに分離回収するための
焼却灰の分離回収装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼却プラントなどにおいて焼却
後の高温の焼却灰は、焼却プラント内の水冷ピット内に
落下して水冷され、所定の場所に排出される。
後の高温の焼却灰は、焼却プラント内の水冷ピット内に
落下して水冷され、所定の場所に排出される。
【0003】ところで近年、環境規制により、焼却プラ
ントなどで発生した焼却灰をセメントで固化させること
が必要となっており、この焼却灰は粒径別に、例えば5
0mmを基準にそれ以上、それ以下に分離し、50mm
以下のものをセメントで固化する。
ントなどで発生した焼却灰をセメントで固化させること
が必要となっており、この焼却灰は粒径別に、例えば5
0mmを基準にそれ以上、それ以下に分離し、50mm
以下のものをセメントで固化する。
【0004】そして従来の、焼却灰を粒径ごとに分離回
収するための分離回収装置を図7に示す。これは、焼却
灰50を排出する排出装置51の排出口52に、振動に
よって焼却灰50を所定の排出位置まで搬送するための
振動コンベヤー53が設けられ、この振動コンベヤー5
3上に焼却灰50中に含まれた金属を磁気的に取出す磁
選機54が配置され、振動コンベヤー53の搬送側に、
所定の大きさ以下の焼却灰50を回収するルーバー目5
5が設けられ、振動コンベヤー53の端部にルーバー目
55で回収されなかった粗い粒径の焼却灰50を受ける
粗灰ピット56が設けられている。
収するための分離回収装置を図7に示す。これは、焼却
灰50を排出する排出装置51の排出口52に、振動に
よって焼却灰50を所定の排出位置まで搬送するための
振動コンベヤー53が設けられ、この振動コンベヤー5
3上に焼却灰50中に含まれた金属を磁気的に取出す磁
選機54が配置され、振動コンベヤー53の搬送側に、
所定の大きさ以下の焼却灰50を回収するルーバー目5
5が設けられ、振動コンベヤー53の端部にルーバー目
55で回収されなかった粗い粒径の焼却灰50を受ける
粗灰ピット56が設けられている。
【0005】そしてこの分離回収装置においては、振動
コンベヤー53を振動させることにより、焼却灰50を
振動コンベヤー53で搬送している間に、水分を含んで
互いに付着し合った複数の焼却灰50の粒どうしを分離
し、回収するものである。
コンベヤー53を振動させることにより、焼却灰50を
振動コンベヤー53で搬送している間に、水分を含んで
互いに付着し合った複数の焼却灰50の粒どうしを分離
し、回収するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記分離回収装置は、
互いに付着し合った複数の焼却灰50の粒どうしを振動
コンベヤー53で搬送中に分離するものであるので、焼
却灰50の粒どうしを分離できる搬送距離を有する振動
コンベヤー53が必要になる。
互いに付着し合った複数の焼却灰50の粒どうしを振動
コンベヤー53で搬送中に分離するものであるので、焼
却灰50の粒どうしを分離できる搬送距離を有する振動
コンベヤー53が必要になる。
【0007】従って、搬送距離が不足していると、焼却
灰50の粒が付着し合ったまま分離し切れずに搬送さ
れ、各粒は50mm以下であっても、複数個付着した焼
却灰50となり、ルーバー目55で回収されなくなって
しまう。
灰50の粒が付着し合ったまま分離し切れずに搬送さ
れ、各粒は50mm以下であっても、複数個付着した焼
却灰50となり、ルーバー目55で回収されなくなって
しまう。
【0008】しかし、互いに付着し合った複数の焼却灰
50の粒どうしを充分に分離できる長さを有する振動コ
ンベヤー53を設置する場合は、大きな設置スペースを
必要とする。そこで、設置スペースを大きくしないため
に、分離回収装置に焼却灰50を掻き混ぜるドラムを設
けて、焼却灰50を投入してこのドラムを回転させるこ
とにより、焼却灰50の粒どうしを分離したり、あるい
は振動コンベヤー53に反転装置を設けて焼却灰50を
反転させることにより搬送距離を長くして粒径ごとに焼
却灰50を分離回収する技術があるが、これらは装置が
複雑になり、またコストが高くなる。そこで本発明は、
上記課題を解決し得る焼却灰の分離回収装置および焼却
灰の分離回収方法の提供を目的とする。
50の粒どうしを充分に分離できる長さを有する振動コ
ンベヤー53を設置する場合は、大きな設置スペースを
必要とする。そこで、設置スペースを大きくしないため
に、分離回収装置に焼却灰50を掻き混ぜるドラムを設
けて、焼却灰50を投入してこのドラムを回転させるこ
とにより、焼却灰50の粒どうしを分離したり、あるい
は振動コンベヤー53に反転装置を設けて焼却灰50を
反転させることにより搬送距離を長くして粒径ごとに焼
却灰50を分離回収する技術があるが、これらは装置が
複雑になり、またコストが高くなる。そこで本発明は、
上記課題を解決し得る焼却灰の分離回収装置および焼却
灰の分離回収方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、冷却水にて冷却した焼却灰を、焼
却灰の粒径別に分離回収する焼却灰の分離回収装置であ
って、冷却後の焼却灰を振動させながら所定の位置まで
搬送するための振動コンベヤーが配置され、該振動コン
ベヤーの途中に、焼却灰の搬送を留保するためのゲート
が配置され、該ゲートを開閉するための開閉装置が設け
られ、前記ゲートの焼却灰搬送側に、所定の大きさ以下
の焼却灰を回収するための第一回収部が設けられ、該第
一回収部の焼却灰搬送側に、第一回収部で回収されなか
った所定の大きさ以上の焼却灰を回収するための第二回
収部が設けられたものである。
決するための手段は、冷却水にて冷却した焼却灰を、焼
却灰の粒径別に分離回収する焼却灰の分離回収装置であ
って、冷却後の焼却灰を振動させながら所定の位置まで
搬送するための振動コンベヤーが配置され、該振動コン
ベヤーの途中に、焼却灰の搬送を留保するためのゲート
が配置され、該ゲートを開閉するための開閉装置が設け
られ、前記ゲートの焼却灰搬送側に、所定の大きさ以下
の焼却灰を回収するための第一回収部が設けられ、該第
一回収部の焼却灰搬送側に、第一回収部で回収されなか
った所定の大きさ以上の焼却灰を回収するための第二回
収部が設けられたものである。
【0010】また、焼却灰の搬送を留保するためのゲー
トが、該ゲートを昇降によって開閉させるための開閉装
置を介して振動コンベヤーの搬送面に対して開閉自在に
設けられたものである。
トが、該ゲートを昇降によって開閉させるための開閉装
置を介して振動コンベヤーの搬送面に対して開閉自在に
設けられたものである。
【0011】また、冷却水で冷却後の焼却灰を搬出装置
により振動コンベヤー上に搬出し、搬出装置を駆動して
押出し、搬出装置の駆動に伴って、振動コンベヤーを駆
動して焼却灰を振動させながら搬送するとともに、振動
コンベヤーの途中に設けたゲートを閉じて、焼却灰の搬
送を留保することにより振動コンベヤーの振動で焼却灰
を分離し、所定時間経過後にゲートを開き、振動コンベ
ヤーの駆動で焼却灰を搬送し、ゲートの焼却灰搬送側に
設けた第一回収部で所定の大きさ以下の焼却灰を回収
し、第一回収部の焼却灰搬送側に設けた第二回収部で、
第一回収部で回収されなかった所定の大きさ以上の焼却
灰を回収するものである。
により振動コンベヤー上に搬出し、搬出装置を駆動して
押出し、搬出装置の駆動に伴って、振動コンベヤーを駆
動して焼却灰を振動させながら搬送するとともに、振動
コンベヤーの途中に設けたゲートを閉じて、焼却灰の搬
送を留保することにより振動コンベヤーの振動で焼却灰
を分離し、所定時間経過後にゲートを開き、振動コンベ
ヤーの駆動で焼却灰を搬送し、ゲートの焼却灰搬送側に
設けた第一回収部で所定の大きさ以下の焼却灰を回収
し、第一回収部の焼却灰搬送側に設けた第二回収部で、
第一回収部で回収されなかった所定の大きさ以上の焼却
灰を回収するものである。
【0012】そして、振動コンベヤーの途中に設けたゲ
ートを、振動コンベヤーの搬送面に対して下降させるこ
とによって閉じて焼却灰の搬送を留保して振動コンベヤ
ーの振動で焼却灰を分離し、所定時間経過後にゲートを
上昇させるものである。
ートを、振動コンベヤーの搬送面に対して下降させるこ
とによって閉じて焼却灰の搬送を留保して振動コンベヤ
ーの振動で焼却灰を分離し、所定時間経過後にゲートを
上昇させるものである。
【0013】
【作用】上記課題解決手段において、冷却水で冷却後の
焼却灰を、振動コンベヤーを駆動して焼却灰を振動させ
ながら搬送するとともに、振動コンベヤーの途中に設け
たゲートを閉じて、焼却灰の搬送を留保することにより
振動コンベヤーの振動で焼却灰を分離し、所定時間経過
後にゲートを開き、振動コンベヤーの駆動で焼却灰を搬
送し、ゲートの焼却灰搬送側に設けた第一回収部で所定
の大きさ以下の焼却灰を回収し、第一回収部の焼却灰搬
送側に設けた第二回収部で、第一回収部で回収されなか
った所定の大きさ以上の焼却灰を回収する。
焼却灰を、振動コンベヤーを駆動して焼却灰を振動させ
ながら搬送するとともに、振動コンベヤーの途中に設け
たゲートを閉じて、焼却灰の搬送を留保することにより
振動コンベヤーの振動で焼却灰を分離し、所定時間経過
後にゲートを開き、振動コンベヤーの駆動で焼却灰を搬
送し、ゲートの焼却灰搬送側に設けた第一回収部で所定
の大きさ以下の焼却灰を回収し、第一回収部の焼却灰搬
送側に設けた第二回収部で、第一回収部で回収されなか
った所定の大きさ以上の焼却灰を回収する。
【0014】そして、水分を含んで付着し合った焼却灰
を、ゲートを閉じることにより振動コンベヤー上で搬送
を留保して所定時間だけ振動させることにより、確実に
焼却灰を粒径別に分離できる。
を、ゲートを閉じることにより振動コンベヤー上で搬送
を留保して所定時間だけ振動させることにより、確実に
焼却灰を粒径別に分離できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例を示す分離回収装置の全
体構成図、図2はゲートを閉じた状態の拡大側面図、図
3は開閉装置の駆動を示すフローチャートである。
明する。図1は本発明の実施例を示す分離回収装置の全
体構成図、図2はゲートを閉じた状態の拡大側面図、図
3は開閉装置の駆動を示すフローチャートである。
【0016】図示のように本発明の実施例を示す焼却灰
2の分離回収装置1は、例えばごみ焼却プラントで発生
して熱処理後に冷却水で冷却された焼却灰2を、その粒
径別に分離回収するものである。
2の分離回収装置1は、例えばごみ焼却プラントで発生
して熱処理後に冷却水で冷却された焼却灰2を、その粒
径別に分離回収するものである。
【0017】冷却後の焼却灰2を焼却灰排出口3に向け
て押出すための搬出装置4が設けられ、前記焼却灰排出
口3の下方近傍に、前記焼却灰2を振動させながら搬送
部5によって所定の位置まで搬送するための搬送部5を
有する振動コンベヤー6が設けられている。
て押出すための搬出装置4が設けられ、前記焼却灰排出
口3の下方近傍に、前記焼却灰2を振動させながら搬送
部5によって所定の位置まで搬送するための搬送部5を
有する振動コンベヤー6が設けられている。
【0018】該振動コンベヤー6は、基台7にばね8を
介して振動自在に設けられた振動台9と、前記搬送部5
と振動台9とを連結するための振動駆動装置10とから
構成され、該振動駆動装置10は、前記搬送部5の側面
に先端部が取付けられるとともに基端部が偏芯軸11に
取付けられた駆動棒12と、前記振動台9に取付けられ
て前記偏芯軸11を回転するためのモーター13と、前
記振動台9の前後部と搬送部5の前後部との間に差渡し
て、それぞれ支軸14,15を介して揺動自在に連結さ
れるとともに、振動台9上に立設された支持部材16の
上端部に途中部分が揺動軸16aを介して揺動自在に取
付けられた連結部材17,18と、該各連結部材17,
18の搬送部5側の支軸14と振動台9上との間に傾斜
して配置されたばね19とから構成されている。
介して振動自在に設けられた振動台9と、前記搬送部5
と振動台9とを連結するための振動駆動装置10とから
構成され、該振動駆動装置10は、前記搬送部5の側面
に先端部が取付けられるとともに基端部が偏芯軸11に
取付けられた駆動棒12と、前記振動台9に取付けられ
て前記偏芯軸11を回転するためのモーター13と、前
記振動台9の前後部と搬送部5の前後部との間に差渡し
て、それぞれ支軸14,15を介して揺動自在に連結さ
れるとともに、振動台9上に立設された支持部材16の
上端部に途中部分が揺動軸16aを介して揺動自在に取
付けられた連結部材17,18と、該各連結部材17,
18の搬送部5側の支軸14と振動台9上との間に傾斜
して配置されたばね19とから構成されている。
【0019】また前記搬送部5の途中に、焼却灰2の搬
送を留保するための板状のゲート20が、昇降により開
閉自在に設けられ、該ゲート20を開閉するための油圧
シリンダー装置(あるいはエアーシリンダー装置)より
なる開閉装置21が設けられ、前記ゲート20の焼却灰
搬送側に、磁気によって焼却灰中の金属片を回収するた
めの磁選機22が設けられている。
送を留保するための板状のゲート20が、昇降により開
閉自在に設けられ、該ゲート20を開閉するための油圧
シリンダー装置(あるいはエアーシリンダー装置)より
なる開閉装置21が設けられ、前記ゲート20の焼却灰
搬送側に、磁気によって焼却灰中の金属片を回収するた
めの磁選機22が設けられている。
【0020】前記磁選機22の焼却灰搬送側に、所定の
大きさ以下の焼却灰2を落下によって回収するための第
一回収部23が設けられ、該第一回収部23は、搬送面
上に設けられたルーバー目24と、該ルーバー目24の
下方に配置された第一回収ピット25とから構成され、
第一回収部23の焼却灰搬送側に、第一回収部23で回
収されなかった所定の大きさ以上の焼却灰2を回収する
ための第二回収部(第二回収ピット)26が配置されて
いる。
大きさ以下の焼却灰2を落下によって回収するための第
一回収部23が設けられ、該第一回収部23は、搬送面
上に設けられたルーバー目24と、該ルーバー目24の
下方に配置された第一回収ピット25とから構成され、
第一回収部23の焼却灰搬送側に、第一回収部23で回
収されなかった所定の大きさ以上の焼却灰2を回収する
ための第二回収部(第二回収ピット)26が配置されて
いる。
【0021】また前記搬出装置4、モーター13の駆動
に伴って開閉装置21の駆動を制御する制御装置27が
設けられ、該制御装置27の入力側には、前記ゲート2
0の搬出装置側近傍に設けられて焼却灰2の到着を検出
するための焼却灰検出器(例えば遮光式検出器)28
と、搬送部5に設けられてゲート20の上限位置を検出
する上限スイッチ29および下限スイッチ30(例え
ば、いづれもリミットスイッチが用いられる)とが接続
され、前記制御装置27の出力側には、前記開閉装置2
1の駆動部が接続されている。
に伴って開閉装置21の駆動を制御する制御装置27が
設けられ、該制御装置27の入力側には、前記ゲート2
0の搬出装置側近傍に設けられて焼却灰2の到着を検出
するための焼却灰検出器(例えば遮光式検出器)28
と、搬送部5に設けられてゲート20の上限位置を検出
する上限スイッチ29および下限スイッチ30(例え
ば、いづれもリミットスイッチが用いられる)とが接続
され、前記制御装置27の出力側には、前記開閉装置2
1の駆動部が接続されている。
【0022】そして前記下限スイッチ30は、ゲート2
0が搬送部5の搬送面に対して所定の距離(例えば50
mm)だけ隙間を有する高さまで下降した状態を検出す
るものであって、搬送部5の側部などに取付けられてい
る。
0が搬送部5の搬送面に対して所定の距離(例えば50
mm)だけ隙間を有する高さまで下降した状態を検出す
るものであって、搬送部5の側部などに取付けられてい
る。
【0023】次に、上記構成における焼却灰2の分離回
収方法を説明する。まず搬出装置4を駆動すると、冷却
水で冷却されて水分を含んだ焼却灰2が焼却灰排出口3
から搬送部5の搬送面上に落下する。また、モーター1
3を駆動すると、偏芯軸11が回転して駆動棒12が駆
動し、搬送部5が振動して搬送部5の搬送面上に落下し
た焼却灰2が搬送面上を振動しながら移動する。
収方法を説明する。まず搬出装置4を駆動すると、冷却
水で冷却されて水分を含んだ焼却灰2が焼却灰排出口3
から搬送部5の搬送面上に落下する。また、モーター1
3を駆動すると、偏芯軸11が回転して駆動棒12が駆
動し、搬送部5が振動して搬送部5の搬送面上に落下し
た焼却灰2が搬送面上を振動しながら移動する。
【0024】そして焼却灰2が搬送方向に搬送されて焼
却灰検出器28が焼却灰2の到着を検出すると、この検
出信号が制御装置27に出力され、制御装置27は開閉
装置21の駆動部に駆動信号を出力する。するとゲート
20が下降し、ゲート20の下降によって下限スイッ3
0がオンされると、この信号が制御装置27に出力さ
れ、制御装置27は所定時間(例えば2分間)だけゲー
ト20を下降した状態を維持するよう開閉装置21の駆
動部を制御する。
却灰検出器28が焼却灰2の到着を検出すると、この検
出信号が制御装置27に出力され、制御装置27は開閉
装置21の駆動部に駆動信号を出力する。するとゲート
20が下降し、ゲート20の下降によって下限スイッ3
0がオンされると、この信号が制御装置27に出力さ
れ、制御装置27は所定時間(例えば2分間)だけゲー
ト20を下降した状態を維持するよう開閉装置21の駆
動部を制御する。
【0025】しかし、制御装置27が開閉装置21の駆
動部に駆動信号を出力してから基準時間(例えば1分
間)経過しても下限スイッ30がオンされない場合は、
異常信号を出力し、作業者に異常を報知する。
動部に駆動信号を出力してから基準時間(例えば1分
間)経過しても下限スイッ30がオンされない場合は、
異常信号を出力し、作業者に異常を報知する。
【0026】そしてゲート20が閉状態を維持している
間、焼却灰2の搬送が留保され振動する。しかし図2に
示すように、ゲート20と搬送部5の搬送面との間には
隙間があるので、この隙間より粒径の小さな焼却灰2は
適宜搬送される。
間、焼却灰2の搬送が留保され振動する。しかし図2に
示すように、ゲート20と搬送部5の搬送面との間には
隙間があるので、この隙間より粒径の小さな焼却灰2は
適宜搬送される。
【0027】そしてゲート20の閉状態が所定時間だけ
経過すると、制御装置27は開閉装置21の駆動部に再
び駆動信号を出力する。そして、上限スイッチ29がゲ
ート20の上昇を検出すると、この検出信号が制御装置
27に出力され、制御装置27は開閉装置21の駆動部
に停止信号を出力する。そしてゲート20が開状態とな
ると、振動コンベヤー6の振動によって分離された焼却
灰2が搬送方向に搬送される。
経過すると、制御装置27は開閉装置21の駆動部に再
び駆動信号を出力する。そして、上限スイッチ29がゲ
ート20の上昇を検出すると、この検出信号が制御装置
27に出力され、制御装置27は開閉装置21の駆動部
に停止信号を出力する。そしてゲート20が開状態とな
ると、振動コンベヤー6の振動によって分離された焼却
灰2が搬送方向に搬送される。
【0028】なお、制御装置27が開閉装置21の駆動
部に駆動信号を出力して基準時間内に上限スイッチ29
がオンされない場合、異常信号を出力し、作業者に異常
を報知する。
部に駆動信号を出力して基準時間内に上限スイッチ29
がオンされない場合、異常信号を出力し、作業者に異常
を報知する。
【0029】ゲート20が上昇して振動コンベヤー6の
振動によって分離された焼却灰2が搬送方向に搬送され
ると、分離された焼却灰2のうち、所定の大きさ以下の
ものが、ルーバー目24によって落下し、第一回収ピッ
ト25に回収され、第一回収ピット25に回収されなか
った焼却灰2はさらに搬送方向に搬送されて第二回収部
26に落下し回収される。
振動によって分離された焼却灰2が搬送方向に搬送され
ると、分離された焼却灰2のうち、所定の大きさ以下の
ものが、ルーバー目24によって落下し、第一回収ピッ
ト25に回収され、第一回収ピット25に回収されなか
った焼却灰2はさらに搬送方向に搬送されて第二回収部
26に落下し回収される。
【0030】上記のような動作を繰り返すことにより、
焼却灰2をその粒径別に分離回収し、所定の大きさ以下
のものをセメントにより固化して処理する。このように
本発明の実施例によれば、搬送部5の搬送面上に落下し
た、水分を含んだ焼却灰2を、ゲート20を閉じること
により振動コンベヤー6の搬送部5上で搬送を留保して
振動させ、充分に焼却灰2の粒どうしを分離した後、ゲ
ート20を開いて第一回収部23および第一回収ピット
25で回収するので、ゲート20を設けてこれを開閉す
るといった簡単な構成で、短い振動コンベヤー6の搬送
面であっても、焼却灰2を充分に分離することが出来、
焼却灰2を確実に粒径別に分離出来る。
焼却灰2をその粒径別に分離回収し、所定の大きさ以下
のものをセメントにより固化して処理する。このように
本発明の実施例によれば、搬送部5の搬送面上に落下し
た、水分を含んだ焼却灰2を、ゲート20を閉じること
により振動コンベヤー6の搬送部5上で搬送を留保して
振動させ、充分に焼却灰2の粒どうしを分離した後、ゲ
ート20を開いて第一回収部23および第一回収ピット
25で回収するので、ゲート20を設けてこれを開閉す
るといった簡単な構成で、短い振動コンベヤー6の搬送
面であっても、焼却灰2を充分に分離することが出来、
焼却灰2を確実に粒径別に分離出来る。
【0031】なお上記実施例では、ゲート20は搬送部
5の搬送面に対して昇降して開閉するよう構成したが、
これに限定されるものではなく、図4に示すように、搬
送部5の側部に取付けた水平軸35を中心に跳上げるよ
うにゲート20を開閉したり、図5に示すように、搬送
部5の側部に取付けた水平軸36を中心に放射状に取付
けた羽根状のゲート20を回転することにより開閉する
よう構成したり、あるいは、図6に示すように、ゲート
20を搬送部5の側部に形成した凹部37に出退自在に
設けて、この凹部37からゲート20を出退することに
より開閉するよう構成してもよく、これらの実施例にお
いて、上記実施例と同様にゲート20の開閉のタイミン
グを制御することにより、上記実施例と同様の作用効果
を奏し得る。
5の搬送面に対して昇降して開閉するよう構成したが、
これに限定されるものではなく、図4に示すように、搬
送部5の側部に取付けた水平軸35を中心に跳上げるよ
うにゲート20を開閉したり、図5に示すように、搬送
部5の側部に取付けた水平軸36を中心に放射状に取付
けた羽根状のゲート20を回転することにより開閉する
よう構成したり、あるいは、図6に示すように、ゲート
20を搬送部5の側部に形成した凹部37に出退自在に
設けて、この凹部37からゲート20を出退することに
より開閉するよう構成してもよく、これらの実施例にお
いて、上記実施例と同様にゲート20の開閉のタイミン
グを制御することにより、上記実施例と同様の作用効果
を奏し得る。
【0032】またゲート20の開閉はシリンダー装置に
よって行ったが、これに限定されるものではなく、例え
ば電動機構を用いた開閉装置であってもよい。さらに上
記実施例では、ゲート20の開閉動作は、制御装置27
によって搬出装置4と振動コンベヤー6の駆動に連動し
て行ったが、これに限定されるものではなく、搬出装置
4と振動コンベヤー6の駆動とは別に、作業者が搬出装
置4や振動コンベヤー6の駆動のタイミングに合わせ
て、ゲート20の開閉を手動によって行っても、上記実
施例と同様の作用効果を奏し得る。
よって行ったが、これに限定されるものではなく、例え
ば電動機構を用いた開閉装置であってもよい。さらに上
記実施例では、ゲート20の開閉動作は、制御装置27
によって搬出装置4と振動コンベヤー6の駆動に連動し
て行ったが、これに限定されるものではなく、搬出装置
4と振動コンベヤー6の駆動とは別に、作業者が搬出装
置4や振動コンベヤー6の駆動のタイミングに合わせ
て、ゲート20の開閉を手動によって行っても、上記実
施例と同様の作用効果を奏し得る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、水分を含んで付着し合った焼却灰を、ゲートを閉じ
ることにより振動コンベヤー上で搬送を留保して所定時
間だけ振動させた後、ゲートを開いて振動コンベヤーの
振動で焼却灰を搬送して、第一回収部および第二回収部
で焼却灰を回収するので、振動コンベヤーの長さを長く
することなく、従来から用いられている振動コンベヤー
を用い、この振動コンベヤーにゲートを開閉自在に設け
るといった簡単な構成かつ低コストの装置で、確実に焼
却灰を粒径別に分離できる。
は、水分を含んで付着し合った焼却灰を、ゲートを閉じ
ることにより振動コンベヤー上で搬送を留保して所定時
間だけ振動させた後、ゲートを開いて振動コンベヤーの
振動で焼却灰を搬送して、第一回収部および第二回収部
で焼却灰を回収するので、振動コンベヤーの長さを長く
することなく、従来から用いられている振動コンベヤー
を用い、この振動コンベヤーにゲートを開閉自在に設け
るといった簡単な構成かつ低コストの装置で、確実に焼
却灰を粒径別に分離できる。
【0034】さらに、金属片に付着している焼却灰の分
離がよくなり、磁選機による金属片の回収率が向上し
た。
離がよくなり、磁選機による金属片の回収率が向上し
た。
【図1】本発明の実施例における分離回収装置の全体構
成図である。
成図である。
【図2】同じくゲートを閉じた状態の拡大側面図であ
る。
る。
【図3】同じく開閉装置の駆動を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】他の実施例を示すゲートの概略側面図である。
【図5】他の実施例を示すゲートの概略側面図である。
【図6】他の実施例を示すゲートの概略平面図である。
【図7】従来の分離回収装置の全体構成図である。
2 焼却灰 4 搬出装置 5 搬送部 6 振動コンベヤー 9 振動台 10 振動駆動装置 20 ゲート 21 開閉装置 23 第一回収部 27 制御装置
Claims (4)
- 【請求項1】 冷却水にて冷却した焼却灰を、焼却灰の
粒径別に分離回収する焼却灰の分離回収装置であって、
冷却後の焼却灰を振動させながら所定の位置まで搬送す
るための振動コンベヤーが配置され、該振動コンベヤー
の途中に、焼却灰の搬送を留保するためのゲートが配置
され、該ゲートを開閉するための開閉装置が設けられ、
前記ゲートの焼却灰搬送側に、所定の大きさ以下の焼却
灰を回収するための第一回収部が設けられ、該第一回収
部の焼却灰搬送側に、第一回収部で回収されなかった所
定の大きさ以上の焼却灰を回収するための第二回収部が
設けられたことを特徴とする焼却灰の分離回収装置。 - 【請求項2】 焼却灰の搬送を留保するためのゲート
が、該ゲートを昇降によって開閉させるための開閉装置
を介して振動コンベヤーの搬送面に対して開閉自在に設
けられたことを特徴とする請求項1記載の焼却灰の分離
回収装置。 - 【請求項3】 冷却水で冷却後の焼却灰を搬出装置によ
り振動コンベヤー上に搬出し、搬出装置を駆動して押出
し、搬出装置の駆動に伴って、振動コンベヤーを駆動し
て焼却灰を振動させながら搬送するとともに、振動コン
ベヤーの途中に設けたゲートを閉じて、焼却灰の搬送を
留保することにより振動コンベヤーの振動で焼却灰を分
離し、所定時間経過後にゲートを開き、振動コンベヤー
の駆動で焼却灰を搬送し、ゲートの焼却灰搬送側に設け
た第一回収部で所定の大きさ以下の焼却灰を回収し、第
一回収部の焼却灰搬送側に設けた第二回収部で、第一回
収部で回収されなかった所定の大きさ以上の焼却灰を回
収することを特徴とする焼却灰の分離回収方法。 - 【請求項4】 振動コンベヤーの途中に設けたゲート
を、振動コンベヤーの搬送面に対して下降させることに
よって閉じて焼却灰の搬送を留保して振動コンベヤーの
振動で焼却灰を分離し、所定時間経過後にゲートを上昇
させることを特徴とする請求項3記載の焼却灰の分離回
収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12719194A JP2925456B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 焼却灰の分離回収装置および焼却灰の分離回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12719194A JP2925456B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 焼却灰の分離回収装置および焼却灰の分離回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07328550A JPH07328550A (ja) | 1995-12-19 |
JP2925456B2 true JP2925456B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=14953947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12719194A Expired - Fee Related JP2925456B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 焼却灰の分離回収装置および焼却灰の分離回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925456B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12719194A patent/JP2925456B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07328550A (ja) | 1995-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |