JP4172074B2 - 造粒装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチールの飲料缶等を造粒する場合の如き被造粒物を固定歯とハンマーとの間で叩き潰して造粒するために用いる造粒装置に関するもので、特に固定歯及びハンマーのメンテナンス作業を容易にできるようにした造粒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、使用済みのスチール缶やアルミ缶は、回収してそれぞれスチール原料やアルミ原料としてリサイクルすることが行われており、このために、回収した使用済み各種容器の混合物を風力選別機やトロンメルにかけてスチール缶やアルミ缶の如き空缶を瓶やペットボトル等の他の使用済み容器から分別した後、缶潰し機にかけ、その後、磁力選別機によりスチール缶のみを分離して回収し、更に、渦電流選別機によりアルミ缶のみを分離して回収するようにし、回収したスチール缶及びアルミ缶はそれぞれスチール原料あるいはアルミ原料としての純度を高めるための缶高純度化システムによって処理するようにしている。
【0003】
缶高純度化システムでは、図6に示す如く、スチール缶あるいはアルミ缶の如き空缶1を解砕機2に送って所要サイズに解砕した後、ロータリーキルン式の焙焼炉3に送って空缶1表面の塗装やメッキ、異物を焼却除去し、この際、上記空缶1がスチール製飲料缶である場合には、アルミ製の蓋を熱膨張率や融点の違いから分離するようにし、その後、造粒装置4に送り、叩き潰して造粒することで所定粒度のスチール原料あるいはアルミ原料のペレット5とし、しかる後、ペレット5を磁選コンベヤ6にてスチールペレット5aとアルミペレット5bに分離してそれぞれ回収するようにしている。
【0004】
上記缶純度化システムで用いる造粒装置4は横型2軸式としてあり、図7及び図8にその一例の概略を示す如く、供給口8を上端に設けると共に、下端に排出口9を設けた箱形形状のケーシング7の頂部に、上端に投入ホッパ10を備えた回転パドル式の定量供給装置11を取り付け、且つ該ケーシング7内の上下2個所に、各々内表面が内径側となるように円弧形状として該内表面に固定歯12を多数突設してなる前後の固定歯取付板13a及び13bと、該固定歯取付板13aと13bの下端部間に配設した円弧形状のすのこ14aとから形成される上段の造粒室15と、同じく前後の固定歯取付板13c及び13dと、該固定歯取付板13cと13dの下端部間に配設した円弧形状の多孔板14bとから形成してなる下段の造粒室16を備え、且つ該上下の各造粒室15と16内に、外周部に複数の扇形ハンマー部材17を回動自在に取り付けたドラム18aと18bを左右方向横向きとなるようそれぞれ回転自在に配置して、該各ドラム18aと18bを図示しない駆動装置によりそれぞれ回転駆動させるようにしてあり、又、上段造粒室15では、固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスを60mm位とすると共に、すのこ14aを、上記クリアランスに合わせて幅60mmのスリット19を有する構成とし、下段造粒室16では、固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスを40mm位とすると共に、多孔板14bを、直径40mmの孔20を有する構成としてあり、投入ホッパ10に投入された空缶1が、定量供給装置11により供給され、更に、供給口8を通して上段造粒室15内へ供給されると、該上段造粒室15内で固定歯12とハンマー部材17との間で叩き潰されて、上記固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスの大きさ、すなわち、60mmの厚さに1次造粒された後、上段のすのこ14aのスリット19を通過し得る大きさとなったものだけが下段造粒室16に落下供給されるようになり、上記スリット19を通過し得ないものは通過するようになるまで上段造粒室15内を繰り返し回転させられながら固定歯12とハンマー部材17との間で造粒させられるようにし、更に、下段造粒室16内に移されたものは、40mmという狭いクリアランスとしてある固定歯12とハンマー部材17との間で再度叩き潰されて2次造粒され、下段の多孔板14bの孔20を通過することのできる直径40mm以下の粒度としたペレット5が排出口9から排出されて回収されるようにしてある。
【0005】
なお、上段造粒室15の後側固定歯取付板13bは上部を垂直なものとして、対向する前側固定歯取付板13aの上端部との間に供給口8を連通させ、供給される空缶1が供給口8から上段造粒室15に受け入れられるようにし、又、下段造粒室16の前側固定歯取付板13cは上部を垂直なものとして、対向する後側固定歯取付板13dとの間に上段造粒室15より落下供給される空缶1を受け入れられるようにしてあり、上下段の各造粒室15,16のドラム18はそれぞれ受け入れた空缶1を固定歯12とハンマー部材17との間に噛み込む方向に回転駆動されるようにしてある。
【0006】
上記造粒装置4を製作する場合、従来は上下の各造粒室15,16の前後の固定歯取付板13a,13bと13c,13dの各背面にケーシング7の内側面に沿って前後方向に延びるサイドプレート21a,21bと21c,21dをそれぞれ左右対称的に設けて固定歯ブロック22a,22bと22c,22dを作製し、又、上段の造粒室15内のドラム18aと下段造粒室16内のドラム18bの各駆動軸23をケーシング7の外側位置まで突出させてケーシング7外壁上の支持台35に軸受26にてケーシング7に支承させると共に、該駆動軸23の一端部にフライホイール24を、又、他端部に図示しない駆動装置に無端状ベルトを介して接続するための動力伝達用のプーリ25をそれぞれ取り付け、駆動軸23の回転でドラム18a,18bと共にハンマー部材17が回転させられるようにしたハンマーユニット27を作製し、更に、ケーシング7を上下方向に複数分割して分割ブロック7a,7b,7c,7dとし、各分割ブロック7aと7b、7bと7c、7cと7dをフランジ28で着脱可能に連結した構造としてある。なお、29は上記各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dのそれぞれサイドプレート21a,21b,21c,24dに設けたねじ孔、30は対応する各段のケーシングブロック7a,7b,7c,7dの左右の側壁を貫通させたボルト、31はすのこ14aの一端部に設けたねじ孔、32はケーシング7の分割ブロック7bの左右の側壁を貫通させたボルト、33は多孔板14bの一端部に設けたねじ孔、34はケーシング7の分割ブロック7cの左右の側壁を貫通させたボルト、36は上記駆動軸23が貫通するケーシング7の分割ブロック7aと7b及び7cと7dの境界部に設けた半円形の切り欠き、37はケーシング7を支持するために、排出口9と連通する開口部38を設けた水平架台である。
【0007】
ところで、上記上下の各造粒室15,16内では、空缶1を固定歯12とハンマー部材17との間で叩き潰して造粒する際、固定歯12及びハンマー部材17が徐々に摩耗してゆくことは避けられないので、定期的に固定歯ブロック22a,22b,22c,22d及びハンマーユニット27をケーシング7から取り外して固定歯12及びハンマー部材17を点検し、必要に応じて固定歯12やハンマー部材17を修復あるいは交換する等のメンテナンス作業を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の造粒装置4はケーシング7を分割ブロック7a,7b,7c,7dに分割して積み重ねてフランジ接合した構成としてあるため、上記造粒室15の固定歯ブロック22a,22b、下段造粒室16の固定歯ブロック22c,22d及びハンマーユニット27の保守点検や交換等を行う場合には、上下についている3個所のフランジ28を全て開放し、上方より順に分割ブロック7a,7b,7cを吊り上げて装置全体を分解するようにしなければならず、固定歯12及びハンマー部材17のメンテナンス作業に多大な労力を要するという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、固定歯ブロック及びハンマーユニットのケーシングからの取り外しを容易にして固定歯及びハンマー部材のメンテナンス作業を容易なものとすることができるようにしようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、上端部に供給口を設け且つ下端部に排出口を設けた箱形形状のケーシング内の上下位置に造粒室を形成して、各造粒室にハンマーを駆動軸上に備えてなるハンマーユニットを回転自在に設置すると共に、該ハンマーユニットのハンマーの回転軌跡との間に所要のクリアランスを設けるように内側に固定歯を多数突設してなる固定歯ブロックを前後両側部に配置し、且つ上段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に多数のスリットを有するすのこを設け、下段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に上記スリットより小さい孔を多数有する多孔板を設け、供給口より供給された被造粒物を、上段造粒室内で固定歯とハンマーとにより叩いて1次造粒した後、上段のすのこを通して下段造粒室に落下供給し、該下段造粒室内で再度固定歯とハンマーとにより叩いて2次造粒して所定粒度とした粒子を、下段の多孔板を通過させて排出口より排出させるようにしてある造粒装置において、ケーシングの前面側と後面側に上記各固定歯ブロックを引き出すための開口部をそれぞれ設け、且つ上下段の各造粒室の前後の各固定歯ブロックの背部にカウンターウエイトを連結するための連結部材をそれぞれ設け、該各固定歯ブロックを上記開口部よりケーシング内に前後方向より挿入、引き抜きできるように組み付けた構成とし、又、ハンマーユニットの駆動軸の駆動側となるケーシングの側面に、該ハンマーユニットを通し得る大きさの大径開口部を上下段のハンマーユニットに対応させて形成すると共に、反対側のケーシングの側面に、該大径開口部よりも小径の小径開口部を上下2個所に形成し、上下の各ハンマーユニットの駆動軸の駆動側の端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を設け、且つ該駆動軸に、上記小径開口部を閉塞する大きさの小径板と、上記大径開口部を閉塞する大径板を設け、上記小径開口部の周縁部となるケーシング外側位置に、係合部材を取り付けてフランジ部を形成させ、上記小径開口部を閉塞する小径板の周縁部を係合させるようにし、更に、上記大径板の周縁部に、係止部材を取り付けてケーシングの大径開口部の周縁部を係合させるためのフランジ部を形成して、該フランジ部をケーシングの側壁に着脱可能に取り付けるようにした構成とする。
【0011】
固定歯のメンテナンスを行う場合は、固定歯ブロックの連結部材にカウンターウエイトを連結し、カウンターウエイトとバランスさせて吊ることで、固定歯ブロック自体に作用する下向き荷重を相殺した後、カウンターウエイトと一体に水平移動させるようにすることで固定歯ブロックはケーシングの開口部より前後方向へ抜き出されて取り外され、その後、固定歯のメンテナンスが行われるようにし、又、ハンマーのメンテナンスを行う場合は、ハンマーユニットの連結部材にカウンターウエイトを連結し、カウンターウエイトとバランスさせて吊ることでハンマーユニット自体に作用する下向き荷重を相殺した後、カウンターウエイトと一体に水平移動させるようにすることでハンマーユニットはケーシングの大径開口部より左右方向へ抜き出されて取り外され、その後ハンマーのメンテナンスが行われるようにする。
【0012】
又、すのこの下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる上段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの前側面に設けた開口部より挿入引出しできるようにし、且つ該上段スクリーンユニットの前端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を前方に向けて突設してなる補強部材を設け、又、多孔板の下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる下段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの後側面に設けた開口部より挿入、引き出しできるようにし、且つ該下段スクリーンユニットの後端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を後方に向けて突設してなる補強部材を設けた構成とすることにより、各スクリーンユニットをカウンターウエイトを用いて上記固定歯ブロックと同様にケーシングの前後端の開口部より抜き出して取り外すことができ、目詰まりや破損が生じた場合等におけるすのこや多孔板のメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1(イ)(ロ)乃至図5は本発明の造粒装置の実施の一形態を示すもので、図7及び図8に示したものと同様に、横型の造粒室15と16をケーシング7内の上下に形成し、上段造粒室15の内部にハンマー部材17を外周部に取り付けたドラム18aを回転自在に配置して、その前側と後側に、固定歯取付板13aと13bの各内側面に固定歯12を取り付けてハンマー部材17とのクリアランスを所定に設定した固定歯ブロック22aと22bを備え、又、下段造粒室16にも同様に内部にハンマー部材17を外周部に取り付けたドラム18bを回転自在に配置して、その前側と後側に内側面に取り付けた固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスが小さくなるように固定歯ブロック22cと22dを備え、且つ上段の前後固定歯ブロック22aと22bの各固定歯取付板13aと13bの下端部間に、ハンマー部材17と固定歯12とのクリアランスに合わせたスリット19を有するすのこ14aを設けると共に、下段の前後固定歯ブロック22cと22dの各固定歯取付板13cと13dの下端部間に、ハンマー部材17と固定歯12とのクリアランスに合わせた径の孔20を有する多孔板14bを設けて横型2軸方式とした構成において、ケーシング7を上下方向に一体構造とすると共に、該ケーシング7の前側面及び後側面の全面をそれぞれ開口部39として開放し、上下段の各造粒室15,16の前後の各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの各下端位置に対応するケーシング7内の所定位置に、上記各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの下端を載置させるための固定歯ブロック支持板40を水平に配設して、各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dをケーシング7の開口部39より挿入して上記固定歯ブロック支持板40上に前後方向にスライド可能に載置させるようにし、又、各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの左右のサイドプレート21a,21b,21c,21dは,開口部39からケーシング7の外側へ所要量突出させて、各突出端の上下方向所要位置に、左右方向に延びる断面形状横向きT字型の補強部材41を固定して取り付け、該補強部材41の左右方向中間部にカウンターウエイト73を連結するための連結部材42をケーシング7外方に向くよう突設し、該各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dとケーシング7とを固定部43においてボルトを介して着脱可能に接続する。
【0015】
上記固定部43は、図2に示す如く、各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの突出端部の上下方向の所要位置にケーシング7の左右外側位置まで張り出す支持板44を設け、一方、該各支持板44と所要間隔を隔てて対峙するようケーシング7の前後両端部の所要位置にそれぞれ支持突部45を設けて、上記支持板44にねじ孔46及びばか孔47を上下に並べて穿設し、上記ねじ孔46に螺合させた押しボルト48の先端が支持突部45の対向面に衝合するようにさせると共に、上記ばか孔47に貫通させた引きボルト49の先端部を支持突部45に穿設したねじ孔50に螺合させ、押しボルト48及び引きボルト49のねじ込み量を調整することで、上記支持板44と支持突部45との間隔を調整して固定歯ブロック22a,22b,22c,22dのケーシング7内への挿入量を調整することができるようにしてある。
【0016】
又、図1(ロ)に示す如く、上段造粒室15と下段造粒室16のハンマーユニット27の駆動軸23が貫通するケーシング7の左右両側壁のうち、一方の側壁には、フライホイール24の外径より少し大きな内径とした小径開口部51をそれぞれ設け、該各小径開口部51の周辺部の外側には、内径を該小径開口部51の内径よりもやや小さくしたリング状の係合部材57を取り付けて、フランジ部58とするようにし、且つケーシング7の他方の側壁には、ハンマーユニット27のハンマー部材17の回転円弧より大きな内径とした大径開口部52を設ける。一方、上記上下の造粒室15,16内に組み込まれる上記の各ハンマーユニット27には、駆動軸23のプーリ25側の端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材53を取り付けると共に、駆動軸23のフライホイール24側位置に、該駆動軸23を中央部に貫通させ且つ上記小径開口部51と対応する外径とした閉塞用小径板54を配して、該小径板54の外側面に駆動軸23の軸受26を支持する支持部材55を取り付けて、小径板54を駆動軸23側に支持させるようにし、又、駆動軸23のドラム18のプーリ25側位置には、該駆動軸23を中央部に貫通させ且つ上記大径開口部52と対応する外径として外周部にリング状の係合部材59を取り付けてフランジ部60とするようにしてある閉塞用大径板56を配して、該大径板56の外側面に駆動軸23の軸受26を支持する支持部材55を取り付けて大径板56を駆動軸23側に支持させるようにし、各ハンマーユニット27をフライホイール24の方からケーシング7の大径開口部52を通してケーシング7内に挿入して小径板54の周辺部をフランジ部58の係合部材57の内面に当接させると同時に大径板56外周の係合部材59を大径開口部52の周辺部に当接させ、該係合部材59をケーシング7にボルト61により着脱可能に連結する。
【0017】
更に、上段造粒室15側のすのこ14aの下側面にサイドプレート62を、ケーシング7の内側面に沿って該ケーシング7の前側面の開口部39へ達するよう左右対称的に設け、該左右の各サイドプレート62の前端部に、左右方向に延びる断面形状横向きT字型の補強部材63を固定して取り付け、該補強部材63の左右方向中間部にカウンターウエイトを連結するための連結部材64を前方に向くよう突設して上段スクリーンユニット65を形成させるようにし、該上段スクリーンユニット65は、ケーシング7前側面の開口部39における上段の前側固定歯ブロック22aを支持するための固定歯ブロック支持板40の下面と、下段の前側固定歯ブロック22cの上面との間から前後水平方向に挿入して配置するようにしてケーシング7の側壁を貫通させるよう配したボルト66により着脱可能に取り付けるようにしてある。
【0018】
一方、下段の造粒室16側の多孔板14bの下側面にはサイドプレート67を、ケーシング7の内側面に沿って該ケーシング7の後側面の開口部39へ達するよう左右対称的に設け、該左右の各サイドプレート67の後端部に、左右方向に延びる断面形状横向きT字型の補強部材63を固定して取り付け、該補強部材63の左右方向中間部にカウンターウエイトを連結するための連結部材64を後方に向けて突設して下段スクリーンユニット68を形成させるようにし、該下段スクリーンユニット68は、ケーシング7後側面の開口部39における下段の後側固定歯ブロック22dを支持するための固定歯ブロック支持板40の下側位置より前後水平方向に挿入して配置するようにして、ケーシング7の側壁を貫通させるよう配したボルト69により着脱可能に取り付けるようにしてある。
【0019】
上記各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dに設けた連結部材42は、図3(イ)(ロ)にその一例として上段後側の固定歯ブロック22bの連結部材42について示す如く、いずれも水平方向に所要長さ延びる円柱形状とすると共に、長手方向中間部に周方向に全周にわたり係合溝70を設けた構造としてあり、カウンターウエイト73を構成する重錘となるカウンターウェイト本体71の一側方向に水平に長く延びる円筒状のロッド部材72の先端に軸方向に挿入して、ロッド部材72の先端部上側に設けたねじ孔74にねじ込んだ係止用ねじ75の先端を上記係合溝70に嵌合させることで上記連結部材42とカウンターウエイト73とが連結されるようにしてある。
【0020】
図4は上下段の各ハンマーユニット27に設けた連結部材53に、図3(イ)(ロ)に示したと同様にカウンターウエイト73のロッド部材72の先端を連結して、係止用ねじ75で係止させた状態を示し、又、図5は上下段の各スクリーンユニット65,68に設けた連結部材64に、同様にカウンターウエイト73のロッド部材72の先端を連結して、係止用ねじ75で係止させた状態を示すものであり、図3(イ)(ロ)と同一のものには同一符号が付してある。
【0021】
なお、76は上段スクリーンユニット65の左右のサイドプレート62の間から一次造粒した空缶1がケーシング外側へ抜け出るのを防ぐための遮蔽板であり、77は二次造粒した後のペレット5を排出口9へ導くために下段スクリーンユニット68の左右のサイドプレート67間に配設したガイド板、78はカウンターウエイト本体71に取り付けた吊下用アイピース、79はロッド部材72の先端部に取り付けた吊下用アイピースである。その他、図7及び図8に示したと同一のものには同一符号が付してある。
【0022】
空缶1の造粒を行う場合は、従来と同様に、上下段の各造粒室15,16における固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスをそれぞれ所定の値、たとえば、上段造粒室15においては、60mmとし、下段造粒室16においては、40mmとすると共に、各造粒室15,16内でドラム18をそれぞれ回転駆動させた状態において、投入ホッパ10に焙焼処理した空缶1が投入されると、先ず、該空缶1は、上段造粒室15内で、上段のすのこの14aのスリット19を通過することができるようになるまで固定歯12とハンマー部材17との間で叩き潰されて1次造粒され、次に、下段造粒室16に落下供給されて、より小さいクリアランスの固定歯12とハンマー部材17との間で下段の多孔板14bの孔20を通過することができるようになるまで叩き潰されて2次造粒され、上記孔20を通過したペレット5のみが排出口9より排出されて回収されるようになる。
【0023】
長時間に亘る造粒作業の後、固定歯12やハンマー部材17のメンテナンスを行う場合において、たとえば、上段造粒室15側の固定歯12とハンマー部材17のメンテナンスを行う場合は、固定歯ブロック22aと22bを前後方向へ移動させてケーシング7内より取り出すようにする。今、固定歯ブロック22bを移動させる場合は、図3(イ)(ロ)に示す如く、固定歯ブロック22bとバランスさせるためのカウンターウエイト73を、カウンターウエイト本体71の中央部付近の吊下用アイピース78を介しクレーンで吊って移動させ、該カウンターウエイト73のロッド部材72の先端部を固定歯ブロック22bの連結部材42が嵌入させた後、係止用ねじ75をロッド部材72先端部のねじ孔74にねじ込んで、該ロッド部72と連結部材42とを連結させ、次に、カウンターウエイト73のロッド部材72の先端部上側に設けてある吊下用アイピース79を図示しない別のクレーンで吊ると共に、上記吊下用アイピース78からクレーンを外して、吊下用アイピース79を支点として固定歯ブロック22bとカウンターウエイト73とをバランスさせて固定歯ブロック22b自体に作用する下向き荷重を相殺した後、該固定歯ブロック22bとケーシング7を接続しているボルト、すなわち、固定部43の押しボルト48及び引きボルト49をすべて弛めて取り外し、しかる後、上記クレーンで吊られているカウンターウエイト73と固定歯ブロック22bを一緒に後方に水平移動させるようにする。これにより固定歯ブロック22bはケーシング7の後側面の開口部39より抜き出されて取り外される。その後、固定歯12のメンテナンスを行うようにする。この際、固定歯ブロック22bのサイドプレート21bの下端面と支持板40の上面との摺動部を錆が付かないで滑動し易いように銅板を支持板40上に置くことは任意である。
【0024】
固定歯ブロック22aも同様な要領でクレーンで吊って前方へ移動させ取り外すようにする。下段造粒室16側の固定歯12とハンマー部材のメンテナンスに際して、固定歯ブロック22c,22dをケーシング7より抜き出す場合も上記と同様の手順により、ケーシング7の前側面あるいは後側面の開口部39より前後水平方向に抜き出して取り外しを行うようにする。
【0025】
一方、ハンマーユニット27のハンマー部材17のメンテナンスを行う場合には、図4に示す如く、上記固定歯ブロック22bを引き抜く場合と同様の手順によりカウンターウエイト73のロッド部材72をハンマーユニット27の連結部材53に連結してバランスさせた後、大径板56のフランジ部60とケーシング7とを連結しているボルト61をすべて取り外し、しかる後、カウンターウエイト73とハンマーユニット27を一緒に駆動軸の基端方向に水平移動させるようにする。これにより、ハンマーユニット27はケーシング7の大径開口部52より抜き出されて取り外され、その後、ハンマー部材17のメンテナンスを行うようにする。この際、ケーシング7の大径開口部52はドラム18や小径板54を通し得る大きさとしてあるので、支障なく引き抜くことができる。
【0026】
下段のスクリーンユニット68の多孔板14bのメンテナンスを行う場合は、図5に示す如く、上記固定歯ブロック22bの場合と同様の手順によりカウンターウエイト73のロッド部材72を下段スクリーンユニット68の連結部材64に連結してバランスさせた後、該スクリーンユニット68の取り付けを行うためのボルト69をすべて取り外し、しかる後、カウンターウエイト73と一緒に後方へ水平移動させて、ケーシング7の後側面の開口部39から前後水平方向に抜き出して取り外し、その後、多孔板14bのメンテナンスを行うようにする。
【0027】
上段スクリーンユニット65のすのこ14aのメンテナンスを行う場合には、上記下段スクリーンユニット68の場合と同様の手順により連結部材64にカウンターウエイト73を連結してバランスさせた後、取り付けを行っているボルト66をすべて取り外し、その後カウンターウエイト73と一体に上段スクリーンユニット65を前方へ水平移動させてケーシング7前側面の開口部39より抜き出して取り外してから、すのこ14aのメンテナンスを行うようにする。
【0028】
固定歯12をメンテナンスした後の固定歯ブロック22a,22b,22c,22d、及び、ハンマー部材17をメンテナンスした後のハンマーユニット27、及び、すのこ14aあるいは多孔板14bをメンテナンスした後の上下段の各スクリーンユニット65,68はそれぞれ上記した手順と逆の手順によりケーシング7への取り付けを行うようにする。
【0029】
このように、固定歯ブロック22a,22b,22c,22d及びハンマーユニット27は、従来のように装置全体を順次上方より分解する作業を要することなくケーシング7からの取り外しを行うことができ、したがって、固定歯12及びハンマー部材17のメンテナンス作業を容易なものとすることができ、又、上下各段のスクリーンユニット65,68のケーシング7からの取り外しも容易なものとしてすのこ14a及び多孔板14bのメンテナンス作業を容易なものとすることができる。更に、ケーシング7の小径開口部51とハンマーユニット27の小径板54との接続部、及び、ケーシング7の大径開口部52とハンマーユニット27の大径板56との接続部に同方向から係合させるためのフランジ部58,60をそれぞれ設けてあることから、各フランジ部58,60において、ハンマーユニット27とケーシング7とを一方向より衝合させることで該ハンマーユニット27をケーシング7内の所定位置に配することができて、ハンマーユニット27のケーシング7への取り付けを容易なものとすることができ、更に又、固定歯ブロック22a,22b,22c,22dとケーシング7との取り付けを行う固定部43の押しボルト48及び引きボルト49のねじ込み量を適宜調整することで固定歯ブロック22a,22b,22c,22dのケーシング7内への挿入量を変化させて固定歯12とハンマー部材17とのクリアランスの調整を行うことができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、カウンターウエイト73を連結するための連結部材42,53,64は、カウンターウエイト73と着脱自在に且つ確実に連結することができれば形状は任意のものを用いてもよいこと、又、固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの連結部材42及び上下段の各スクリーンユニット65,68の連結部材64は荷重を分散させるようそれぞれ補強部材41,63に複数本並べて突設するようにしてもよいこと、固定歯ブロック22a,22b,22c,22dのケーシング7への取り付けはボルトを用いて着脱可能となるようにすれば、支持板44と支持部材45との間に押しボルト48と引きボルト49を配した固定部43によるものでなくてもよく、更に、図1(イ)に二点鎖線で示す如くケーシング7の側壁を貫通させて配した着脱可能なボルト80により固定歯ブロック22a,22b,22c,22dのサイドプレート21a,21b,21c,21dとケーシング7を連結して各固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの左右方向へのブレを抑えるようにしてもよいこと、すのこ14a及び多孔板14bはそれぞれスクリーンユニット65,68を形成させて着脱可能に取り付けることが望ましいが、ケーシング7内に位置固定として配設するようにしてもよいこと、固定歯12の形状は半球状ではなく鋸歯状としてあってもよいこと、上段及び下段の各造粒室15,16内における固定歯12とハンマー部材17とのクリアランス及び上段のすのこ14aのスリット19の幅や下段の多孔板14bの孔20の径は所望する粒度のペレット5が得られるよう、自在に決定してよいこと、固定歯ブロック22a,22b,22c,22dの固定歯ブロック支持板40との錆付きを防止するために、各固定歯ブロック支持板40上に銅板を設けるようにしてもよいこと、更に、空缶1以外の他の被造粒物を叩き潰して造粒するために用いるようにしてもよいこと、ハンマー部材17をドラム18a,18bの外周部に取り付けた場合を示したが、駆動軸23に棒状のハンマーを放射方向に取り付けた構成としてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の造粒装置によれば、上端部に供給口を設け且つ下端部に排出口を設けた箱形形状のケーシング内の上下位置に造粒室を形成して、各造粒室にハンマーを駆動軸上に備えてなるハンマーユニットを回転自在に設置すると共に、該ハンマーユニットのハンマーの回転軌跡との間に所要のクリアランスを設けるように内側に固定歯を多数突設してなる固定歯ブロックを前後両側部に配置し、且つ上段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に多数のスリットを有するすのこを設け、下段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に上記スリットより小さい孔を多数有する多孔板を設け、供給口より供給された被造粒物を、上段造粒室内で固定歯とハンマーとにより叩いて1次造粒した後、上段のすのこを通して下段造粒室に落下供給し、該下段造粒室内で再度固定歯とハンマーとにより叩いて2次造粒して所定粒度とした粒子を、下段の多孔板を通過させて排出口より排出させるようにしてある造粒装置において、ケーシングの前面側と後面側に上記各固定歯ブロックを引き出すための開口部をそれぞれ設け、且つ上下段の各造粒室の前後の各固定歯ブロックの背部にカウンターウエイトを連結するための連結部材をそれぞれ設け、該各固定歯ブロックを上記開口部よりケーシング内に前後方向より挿入、引き抜きできるように組み付けた構成とし、又、ハンマーユニットの駆動軸の駆動側となるケーシングの側面に、該ハンマーユニットを通し得る大きさの大径開口部を上下段のハンマーユニットに対応させて形成すると共に、反対側のケーシングの側面に、該大径開口部よりも小径の小径開口部を上下2個所に形成し、上下の各ハンマーユニットの駆動軸の駆動側の端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を設け、且つ該駆動軸に、上記小径開口部を閉塞する大きさの小径板と、上記大径開口部を閉塞する大径板を設け、上記小径開口部の周縁部となるケーシング外側位置に、係合部材を取り付けてフランジ部を形成させ、上記小径開口部を閉塞する小径板の周縁部を係合させるようにし、更に、上記大径板の周縁部に、係止部材を取り付けてケーシングの大径開口部の周縁部を係合させるためのフランジ部を形成して、該フランジ部をケーシングの側壁に着脱可能に取り付けるようにした構成としてあるので、各固定歯ブロック及び各ハンマーユニットにそれぞれカウンターウエイトを連結してバランスさせた後、カウンターウエイトと一体にそれぞれ水平移動させて、各固定歯ブロックをケーシングの前側面あるいは後側面の開口部より、又、各ハンマーユニットはケーシングの大径開口部より抜き出して取り外すことができ、したがって、固定歯ブロック及びハンマーユニットのケーシングからの取り外しのために従来要していた装置全体を順次上方から分解する作業をなくすことができて、固定歯及びハンマー部材のメンテナンス作業を容易なものとすることができ、又、上記各フランジ部においてハンマーユニットとケーシングとを一方向より衝合させてハンマーユニットをケーシング内の所定位置に配することができて、ハンマーユニットのケーシングへの取り付けを容易なものとすることができる等の優れた効果を発揮し、更に、すのこの下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる上段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの前側面に設けた開口部より挿入引出しできるようにし、且つ該上段スクリーンユニットの前端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を前方に向けて突設してなる補強部材を設け、又、多孔板の下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる下段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの後側面に設けた開口部より挿入、引き出しできるようにし、且つ該下段スクリーンユニットの後端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を後方に向けて突設してなる補強部材を設けた構成とすることにより上下段のスクリーンユニットをカウンターウエイトを用いて上記固定歯ブロックと同様にケーシングの前後端の開口部より抜き出して取り外すことができ、目詰まりや破損が生じた場合等におけるすのこ及び多孔板のメンテナンス作業を容易なものとすることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造粒装置の実施の一形態を示すもので、(イ)は一部切断概略側面図、(ロ)は一部切断概略正面図である。
【図2】図1に示した造粒装置の取付部を示すもので、(イ)は拡大切断正面図、(ロ)は拡大切断側面図である。
【図3】図1に示した造粒装置の上段後側の固定歯ブロックをカウンターウエイトと連結した状態を示すもので、(イ)は一部切断側面図、(ロ)は連結部分の拡大図である。
【図4】図1に示した造粒装置のハンマーユニットをカウンターウエイトと連結した状態を示す一部切断側面図である。
【図5】図1に示した造粒装置の下段スクリーンユニットをカウンターウエイトと連結した状態を示す一部切断側面図である。
【図6】缶高純度化システムを示す概要図である。
【図7】従来の造粒装置の一例の概略を示す切断側面図である。
【図8】図5に示した造粒装置の一部切断正面図である。
【符号の説明】
1 空缶(被造粒物)
5 ペレット(粒子)
7 ケーシング
8 供給口
9 排出口
12 固定歯
14a すのこ
14b 多孔板
15 造粒室
16 造粒室
17 ハンマー部材(ハンマー)
19 スリット
20 孔
22a,22b,22c,22d 固定歯ブロック
23 駆動軸
27 ハンマーユニット
39 開口部
42 連結部材
51 小径開口部
52 大径開口部
53 連結部材
54 小径板
56 大径板
57 係合部材
58 フランジ部
59 係止部材
60 フランジ部
62 サイドプレート
63 補強部材
64 連結部材
65 上段スクリーンユニット
66 ボルト
67 サイドプレート
68 下段スクリーンユニット
69 ボルト
73 カウンターウエイト

Claims (3)

  1. 上端部に供給口を設け且つ下端部に排出口を設けた箱形形状のケーシング内の上下位置に造粒室を形成して、各造粒室にハンマーを駆動軸上に備えてなるハンマーユニットを回転自在に設置すると共に、該ハンマーユニットのハンマーの回転軌跡との間に所要のクリアランスを設けるように内側に固定歯を多数突設してなる固定歯ブロックを前後両側部に配置し、且つ上段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に多数のスリットを有するすのこを設け、下段の造粒室の前後の固定歯ブロックの下端間に上記スリットより小さい孔を多数有する多孔板を設け、供給口より供給された被造粒物を、上段造粒室内で固定歯とハンマーとにより叩いて1次造粒した後、上段のすのこを通して下段造粒室に落下供給し、該下段造粒室内で再度固定歯とハンマーとにより叩いて2次造粒して所定粒度とした粒子を、下段の多孔板を通過させて排出口より排出させるようにしてある造粒装置において、ケーシングの前面側と後面側に上記各固定歯ブロックを引き出すための開口部をそれぞれ設け、且つ上下段の各造粒室の前後の各固定歯ブロックの背部にカウンターウエイトを連結するための連結部材をそれぞれ設け、該各固定歯ブロックを上記開口部よりケーシング内に前後方向より挿入、引き抜きできるように組み付けた構成を有することを特徴とする造粒装置。
  2. ハンマーユニットの駆動軸の駆動側となるケーシングの側面に、該ハンマーユニットを通し得る大きさの大径開口部を上下段のハンマーユニットに対応させて形成すると共に、反対側のケーシングの側面に、該大径開口部よりも小径の小径開口部を上下2個所に形成し、上下の各ハンマーユニットの駆動軸の駆動側の端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を設け、且つ該駆動軸に、上記小径開口部を閉塞する大きさの小径板と、上記大径開口部を閉塞する大径板を設け、上記小径開口部の周縁部となるケーシング外側位置に、係合部材を取り付けてフランジ部を形成させ、上記小径開口部を閉塞する小径板の周縁部を係合させるようにし、更に、上記大径板の周縁部に、係止部材を取り付けてケーシングの大径開口部の周縁部を係合させるためのフランジ部を形成して、該フランジ部をケーシングの側壁に着脱可能に取り付けるようにした請求項1記載の造粒装置。
  3. すのこの下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる上段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの前側面に設けた開口部より挿入引出しできるようにし、且つ該上段スクリーンユニットの前端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を前方に向けて突設してなる補強部材を設け、又、多孔板の下面側に前後方向に延びるサイドプレートを設けてなる下段スクリーンユニットをボルトにてケーシングに着脱自在に取り付けて、ケーシングの後側面に設けた開口部より挿入、引き出しできるようにし、且つ該下段スクリーンユニットの後端部にカウンターウエイトを連結するための連結部材を後方に向けて突設してなる補強部材を設けた請求項1又は2記載の造粒装置。
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