JP2924174B2 - 海底石油掘削装置 - Google Patents
海底石油掘削装置Info
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- JP2924174B2 JP2924174B2 JP33338690A JP33338690A JP2924174B2 JP 2924174 B2 JP2924174 B2 JP 2924174B2 JP 33338690 A JP33338690 A JP 33338690A JP 33338690 A JP33338690 A JP 33338690A JP 2924174 B2 JP2924174 B2 JP 2924174B2
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Description
本発明は、海底石油掘削装置に関するものである。
一般に、半潜水式石油掘削装置や石油掘削船等の海底
石油掘削装置においては、海上の船体から同心状にドリ
ルパイプとライザーパイプとを降ろし、ドリルパイプを
介して下端のビットを回転させることにより掘削を行な
うとともに、ドリルパイプを経由して掘削部分に掘削泥
水を送り込んで、掘削時に生じた掘削屑及び掘削泥水を
ドリルパイプとライザーパイプとの環状中空部を経由し
て海上の船体部分に回収し、固形分やガス分の除去後
に、掘削泥水をドリルパイプを介して再度送り込む循環
を行なうようにしている。 第4図及び第5図は、半潜水式石油掘削装置(海底石
油掘削装置)の例を示すもので、図中、符号1は船体、
2は主デッキ、3はドリルフロア、4はデリック、5は
ライザーパイプ、6はドリルパイプ、7は格納庫、8は
オーバーヘッドクレーン、9は水平移送路、10は移送装
置、11はデリッククレーン、12はデッキクレーン、13は
ジョイントである。 かかる海底石油掘削装置において、掘削深度を大きく
する場合には、ドリルパイプ6とライザーパイプ5とを
ドリルフロア3の上で直列に接続しながら順次延長する
ことによって対応させることができる。(前述した石油
掘削船の場合も同様である。) また、ライザーパイプ5は、ドリルパイプ6と比較し
て直径が数倍と大きく、その格納容積が多大となるため
に、取り扱い性に格別の配慮が必要である。 つまり、第4図及び第5図に示した海底石油掘削装置
におけるライザーパイプ5の接続作業の例を説明する
と、予め必要本数のライザーパイプ5を格納庫7の中に
横置き状態に積み上げておき、オーバーヘッドクレーン
8によって上部位置のライザーパイプ5を吊持して水平
移送路9に載置し、移送装置10の作動によってライザー
パイプ5をドリルフロア3まで水平に移送した後、デリ
ッククレーン11によって吊持して垂直に立ち上げた状態
とし、ライザーパイプ5をジョイント13によって相互に
接続するものである。
石油掘削装置においては、海上の船体から同心状にドリ
ルパイプとライザーパイプとを降ろし、ドリルパイプを
介して下端のビットを回転させることにより掘削を行な
うとともに、ドリルパイプを経由して掘削部分に掘削泥
水を送り込んで、掘削時に生じた掘削屑及び掘削泥水を
ドリルパイプとライザーパイプとの環状中空部を経由し
て海上の船体部分に回収し、固形分やガス分の除去後
に、掘削泥水をドリルパイプを介して再度送り込む循環
を行なうようにしている。 第4図及び第5図は、半潜水式石油掘削装置(海底石
油掘削装置)の例を示すもので、図中、符号1は船体、
2は主デッキ、3はドリルフロア、4はデリック、5は
ライザーパイプ、6はドリルパイプ、7は格納庫、8は
オーバーヘッドクレーン、9は水平移送路、10は移送装
置、11はデリッククレーン、12はデッキクレーン、13は
ジョイントである。 かかる海底石油掘削装置において、掘削深度を大きく
する場合には、ドリルパイプ6とライザーパイプ5とを
ドリルフロア3の上で直列に接続しながら順次延長する
ことによって対応させることができる。(前述した石油
掘削船の場合も同様である。) また、ライザーパイプ5は、ドリルパイプ6と比較し
て直径が数倍と大きく、その格納容積が多大となるため
に、取り扱い性に格別の配慮が必要である。 つまり、第4図及び第5図に示した海底石油掘削装置
におけるライザーパイプ5の接続作業の例を説明する
と、予め必要本数のライザーパイプ5を格納庫7の中に
横置き状態に積み上げておき、オーバーヘッドクレーン
8によって上部位置のライザーパイプ5を吊持して水平
移送路9に載置し、移送装置10の作動によってライザー
パイプ5をドリルフロア3まで水平に移送した後、デリ
ッククレーン11によって吊持して垂直に立ち上げた状態
とし、ライザーパイプ5をジョイント13によって相互に
接続するものである。
しかし、このような構造の海底石油掘削装置である
と、ライザーパイプ5の格納庫7の容積が船体の大き
さ等によって左右されて、格納容積を大きくすることに
は限度あること、積み上げ状態にあるライザーパイプ
5は、荷重等による相互干渉を生じ易いこと、ライザ
ーパイプ5を横置き状態に搭載するため、積み付け時の
逆順に搬出する必要があり、作業手順の制限が大きくな
ること、ライザーパイプ5を水平状態から垂直状態に
起こす作業が必要となって、安全性や労力の点で好まし
くない等の解決すべき課題が多い。 本発明は、このような課題を解決するもので、ライザ
ーパイプの格納量の増大、ライザーパイプの保管性、搬
出搬入時の手順や選別の任意性、作業性、安全性の向上
等を目的としている。
と、ライザーパイプ5の格納庫7の容積が船体の大き
さ等によって左右されて、格納容積を大きくすることに
は限度あること、積み上げ状態にあるライザーパイプ
5は、荷重等による相互干渉を生じ易いこと、ライザ
ーパイプ5を横置き状態に搭載するため、積み付け時の
逆順に搬出する必要があり、作業手順の制限が大きくな
ること、ライザーパイプ5を水平状態から垂直状態に
起こす作業が必要となって、安全性や労力の点で好まし
くない等の解決すべき課題が多い。 本発明は、このような課題を解決するもので、ライザ
ーパイプの格納量の増大、ライザーパイプの保管性、搬
出搬入時の手順や選別の任意性、作業性、安全性の向上
等を目的としている。
かかる課題を解決するために、二つの手段を提案して
いる。 第1の手段として、デリッククレーンを用いてライザ
ーパイプを縦状態に吊り上げ、複数のライザーパイプを
縦状態に順次直列接続して海底を掘削する海底石油掘削
装置において、主デッキ上で多数のライザーパイプを縦
置きかつ上端を露出させた状態で格納する格納庫と、該
格納庫に格納されたライザーパイプの上端を吊持して移
送するデッキクレーンとを具備する手段を採用する。 また、第2の手段として、格納庫の隣接位置にライザ
ーパイプを傾斜状態でデリッククレレーンの作業範囲ま
で移送する傾斜移送手段を設け、デッキクレーンによっ
て傾斜移送手段上にライザーパイプを載置するという手
段を採用する。
いる。 第1の手段として、デリッククレーンを用いてライザ
ーパイプを縦状態に吊り上げ、複数のライザーパイプを
縦状態に順次直列接続して海底を掘削する海底石油掘削
装置において、主デッキ上で多数のライザーパイプを縦
置きかつ上端を露出させた状態で格納する格納庫と、該
格納庫に格納されたライザーパイプの上端を吊持して移
送するデッキクレーンとを具備する手段を採用する。 また、第2の手段として、格納庫の隣接位置にライザ
ーパイプを傾斜状態でデリッククレレーンの作業範囲ま
で移送する傾斜移送手段を設け、デッキクレーンによっ
て傾斜移送手段上にライザーパイプを載置するという手
段を採用する。
上記第1の手段では、主デッキ上で多数のライザーパ
イプを縦置きかつ上端を露出させた状態で格納するの
で、格納庫の容積以上のライザーパイプを格納すること
ができる。 ライザーパイプの接続作業時には、露出状態にあるラ
イザーパイプの上端がデッキクレーンによって吊持して
格納庫から取り出すことにより、ライザーパイプの取出
順序の任意性が生じる。 第2の手段では、デッキクレーンによって傾斜移送手
段上に載置されたライザーパイプは、傾斜移送手段によ
って傾斜状態でデリッククレーンの作業範囲まで移送さ
れるので、デリッククレーンによるライザーパイプの吊
り上げを容易に行うことができる。
イプを縦置きかつ上端を露出させた状態で格納するの
で、格納庫の容積以上のライザーパイプを格納すること
ができる。 ライザーパイプの接続作業時には、露出状態にあるラ
イザーパイプの上端がデッキクレーンによって吊持して
格納庫から取り出すことにより、ライザーパイプの取出
順序の任意性が生じる。 第2の手段では、デッキクレーンによって傾斜移送手
段上に載置されたライザーパイプは、傾斜移送手段によ
って傾斜状態でデリッククレーンの作業範囲まで移送さ
れるので、デリッククレーンによるライザーパイプの吊
り上げを容易に行うことができる。
第1図ないし第3図は本発明における海底石油掘削装
置の一実施例を示すものである。 これら各図において、従来例の説明と共通する箇所に
は同一符号を付して説明を簡略化する。 一実施例における船体に設置される格納庫20は、長尺
なライザーパイプ5の上端部を船体1の主デッキ2から
突出させた状態で、かつ、ライザーパイプ5を縦置き状
態で多数格納するものであり、該格納庫20は第2図に示
すように複数設置される。 前記格納庫20の底部には、ライザーパイプ5の装填時
の衝撃を緩和しかつ荷重を支持するための緩衝部材21が
設けられ、該緩衝部材21の表面等には、ライザーパイプ
5の下端の穴との係合によって基準装填位置を設定する
突出状態の案内部材22がライザーパイプ5の本数分だけ
配設される。また、格納庫20の近接位置等には、その内
部の貯留水を排出するためのビルジポンプ23が適宜数設
置される。 また、格納庫20の上部近傍等には、装填されたライザ
ーパイプ5の転倒及び振れ止めを行なうための振れ止め
手段24が配設され、該振れ止め手段24は、例えば第3図
に示すように、金属板にライザーパイプ5より大きな口
径の装填穴25を明けたもの等とされる。 さらに、隣り合う二つの格納庫20の間には、格納庫20
の下部位置とドリルフロア3との間を接続する機能と、
後述するライザーパイプ5の姿勢保持機能とを有する傾
斜移送手段26が設置される。 該傾斜移送手段26は、格納庫20の底部位置とドリルフ
ロア3との間にこれを接続するように配される幅の狭い
傾斜移送路27と、該傾斜移送路27に沿ってライザーパイ
プ5を傾斜状態のまま移送してその上端部を主デッキ2
から突出させる駆動機構28とからなるものである。 なお、図中符号29はライザーパイプ5を吊持するため
にライザーパイプ5の上端部に取り付けられたライザー
キャップである。 このような構成を有する海底石油掘削装置であると、
船体1の格納庫20へのライザーパイプ5の格納時には、
デッキクレーン12等によってライザーパイプ5を振れ止
め手段24の装填穴25に挿入し、この挿入を案内部材22に
よって補助させながらライザーパイプ5の下端部を緩衝
部材21の上に載置する。この場合、ライザーパイプ5の
吊り降ろし時の衝撃は、緩衝部材21によって緩和され
る。そして、格納庫20に多数格納されたライザーパイプ
5は、振れ止め手段24によって転倒防止と振れ止めがな
され、かつ、格納時には、第1図に示すように、多数の
ライザーパイプ5が格納庫20に立てられた縦置き状態と
なるとともに、ライザーパイプ5の上端部が主デッキ2
よりも上方に突出した状態となるが、その分だけ格納量
が大きくなる。 次いで、掘削準備時や掘削進行時において、ライザー
パイプ5の接続作業を必要とする場合には、デッキクレ
ーン12の作動によって、格納庫20に装填されているライ
ザーパイプ5を垂直状態に吊持して、二つの間の傾斜移
送手段26の傾斜移送路27の上に傾斜状態に載置する。 傾斜移送手段26における駆動機構28を作動させてライ
ザーパイプ5の傾斜状態を保持したまま、ライザーパイ
プ5をデリッククレーン11の作動範囲であるドリルフロ
ア3の高さ近傍まで移送する。傾斜移送手段26へのライ
ザーパイプ5の搭載や傾斜状態での移送によって、ライ
ザーパイプ5の上端部が、主デッキ2よりも高くなった
傾斜状態の姿勢で保持される。なお、格納庫20に格納さ
れているライザーパイプ5に引き出す順番が設定されて
いる場合には、該当するライザーパイプ5を任意に吊持
することで対応する。 そして、デリッククレーン11の作動によって、姿勢が
保持されているライザーパイプ5の上端部のライザーキ
ャップ29にワイヤロープ等を掛け、第1図に鎖線の矢印
で示すように、吊持初期に傾斜移送路27による誘導を行
ないながらライザーパイプ5を垂直状態に吊持して、ジ
ョイント13によるライザーパイプ5の相互接続等を行な
うものである。 一方、ライザーパイプ5の撤収にともなう格納時は、
ライザーパイプ5を接続する工程の逆順になるので説明
を省略する。 <他の実施態様> 以上の一実施例に代えて以下の技術を採用することが
できる。 (1) 第1図尾よ第2図に示した傾斜移送手段26を省
略し、格納庫20からドリルフロア3までの移送をデッキ
クレーン12によって行ない、姿勢の保持をデリック4の
近傍の適宜部材に立て掛けること等によって行ない、こ
の部分に姿勢保持手段としての機能持たせること。 (2) 船体1が半潜水式石油掘削装置、石油掘削船あ
るいはこれに類似するものであること。 (3) 仕様の相異するライザーパイプ5を同一の格納
庫20に格納すること。 (4) 振れ止め手段24が格子状、スリット状をなすも
のであること。
置の一実施例を示すものである。 これら各図において、従来例の説明と共通する箇所に
は同一符号を付して説明を簡略化する。 一実施例における船体に設置される格納庫20は、長尺
なライザーパイプ5の上端部を船体1の主デッキ2から
突出させた状態で、かつ、ライザーパイプ5を縦置き状
態で多数格納するものであり、該格納庫20は第2図に示
すように複数設置される。 前記格納庫20の底部には、ライザーパイプ5の装填時
の衝撃を緩和しかつ荷重を支持するための緩衝部材21が
設けられ、該緩衝部材21の表面等には、ライザーパイプ
5の下端の穴との係合によって基準装填位置を設定する
突出状態の案内部材22がライザーパイプ5の本数分だけ
配設される。また、格納庫20の近接位置等には、その内
部の貯留水を排出するためのビルジポンプ23が適宜数設
置される。 また、格納庫20の上部近傍等には、装填されたライザ
ーパイプ5の転倒及び振れ止めを行なうための振れ止め
手段24が配設され、該振れ止め手段24は、例えば第3図
に示すように、金属板にライザーパイプ5より大きな口
径の装填穴25を明けたもの等とされる。 さらに、隣り合う二つの格納庫20の間には、格納庫20
の下部位置とドリルフロア3との間を接続する機能と、
後述するライザーパイプ5の姿勢保持機能とを有する傾
斜移送手段26が設置される。 該傾斜移送手段26は、格納庫20の底部位置とドリルフ
ロア3との間にこれを接続するように配される幅の狭い
傾斜移送路27と、該傾斜移送路27に沿ってライザーパイ
プ5を傾斜状態のまま移送してその上端部を主デッキ2
から突出させる駆動機構28とからなるものである。 なお、図中符号29はライザーパイプ5を吊持するため
にライザーパイプ5の上端部に取り付けられたライザー
キャップである。 このような構成を有する海底石油掘削装置であると、
船体1の格納庫20へのライザーパイプ5の格納時には、
デッキクレーン12等によってライザーパイプ5を振れ止
め手段24の装填穴25に挿入し、この挿入を案内部材22に
よって補助させながらライザーパイプ5の下端部を緩衝
部材21の上に載置する。この場合、ライザーパイプ5の
吊り降ろし時の衝撃は、緩衝部材21によって緩和され
る。そして、格納庫20に多数格納されたライザーパイプ
5は、振れ止め手段24によって転倒防止と振れ止めがな
され、かつ、格納時には、第1図に示すように、多数の
ライザーパイプ5が格納庫20に立てられた縦置き状態と
なるとともに、ライザーパイプ5の上端部が主デッキ2
よりも上方に突出した状態となるが、その分だけ格納量
が大きくなる。 次いで、掘削準備時や掘削進行時において、ライザー
パイプ5の接続作業を必要とする場合には、デッキクレ
ーン12の作動によって、格納庫20に装填されているライ
ザーパイプ5を垂直状態に吊持して、二つの間の傾斜移
送手段26の傾斜移送路27の上に傾斜状態に載置する。 傾斜移送手段26における駆動機構28を作動させてライ
ザーパイプ5の傾斜状態を保持したまま、ライザーパイ
プ5をデリッククレーン11の作動範囲であるドリルフロ
ア3の高さ近傍まで移送する。傾斜移送手段26へのライ
ザーパイプ5の搭載や傾斜状態での移送によって、ライ
ザーパイプ5の上端部が、主デッキ2よりも高くなった
傾斜状態の姿勢で保持される。なお、格納庫20に格納さ
れているライザーパイプ5に引き出す順番が設定されて
いる場合には、該当するライザーパイプ5を任意に吊持
することで対応する。 そして、デリッククレーン11の作動によって、姿勢が
保持されているライザーパイプ5の上端部のライザーキ
ャップ29にワイヤロープ等を掛け、第1図に鎖線の矢印
で示すように、吊持初期に傾斜移送路27による誘導を行
ないながらライザーパイプ5を垂直状態に吊持して、ジ
ョイント13によるライザーパイプ5の相互接続等を行な
うものである。 一方、ライザーパイプ5の撤収にともなう格納時は、
ライザーパイプ5を接続する工程の逆順になるので説明
を省略する。 <他の実施態様> 以上の一実施例に代えて以下の技術を採用することが
できる。 (1) 第1図尾よ第2図に示した傾斜移送手段26を省
略し、格納庫20からドリルフロア3までの移送をデッキ
クレーン12によって行ない、姿勢の保持をデリック4の
近傍の適宜部材に立て掛けること等によって行ない、こ
の部分に姿勢保持手段としての機能持たせること。 (2) 船体1が半潜水式石油掘削装置、石油掘削船あ
るいはこれに類似するものであること。 (3) 仕様の相異するライザーパイプ5を同一の格納
庫20に格納すること。 (4) 振れ止め手段24が格子状、スリット状をなすも
のであること。
第1の発明、つまり、請求項1の海底石油掘削装置に
よれば、以下のような効果を奏するものとなる。 (1)主デッキ上で多数のライザーパイプを縦置きかつ
上端を露出させた状態で格納するので、上端を露出させ
た分だけライザーパイプの格納量を増大することが可能
であり、かつ、ハッチカバーが省略されるのでデッキク
レーンによるライザーパイプの吊持作業の作業性を向上
させることができる。 (2) ライザーパイプを縦置き状態で格納することに
よって搬出搬入時の手順や選別の任意性が得られ、作業
性等を向上させることができる。 (3) ライザーパイプが縦置き状態に保管されてお
り、これを吊持する作業の安全性が高く、かつ、労力を
低減できる。 第2の発明、つまり、請求項2の海底石油掘削装置に
よれば、第1の発明による作用効果に加えて、格納庫の
隣接位置に傾斜移送手段が配設されているので、デッキ
クレーン等による吊持作業と並行して、ライザーパイプ
をデリッククレーンの作業範囲に移送させ、また、傾斜
状態の姿勢を保持して、垂直吊持作業性を向上させるこ
とができる等の効果を奏する。
よれば、以下のような効果を奏するものとなる。 (1)主デッキ上で多数のライザーパイプを縦置きかつ
上端を露出させた状態で格納するので、上端を露出させ
た分だけライザーパイプの格納量を増大することが可能
であり、かつ、ハッチカバーが省略されるのでデッキク
レーンによるライザーパイプの吊持作業の作業性を向上
させることができる。 (2) ライザーパイプを縦置き状態で格納することに
よって搬出搬入時の手順や選別の任意性が得られ、作業
性等を向上させることができる。 (3) ライザーパイプが縦置き状態に保管されてお
り、これを吊持する作業の安全性が高く、かつ、労力を
低減できる。 第2の発明、つまり、請求項2の海底石油掘削装置に
よれば、第1の発明による作用効果に加えて、格納庫の
隣接位置に傾斜移送手段が配設されているので、デッキ
クレーン等による吊持作業と並行して、ライザーパイプ
をデリッククレーンの作業範囲に移送させ、また、傾斜
状態の姿勢を保持して、垂直吊持作業性を向上させるこ
とができる等の効果を奏する。
第1図は本発明に係る海底石油掘削装置の一実施例を示
す一部の記載を省略した正断面図である。 第2図は第1図例における格納庫及び傾斜移送手段部分
を示す平面図である。 第3図は第2図例における格納庫の振れ止め手段とライ
ザーパイプとの関係を示す一部を省略した平面図であ
る。 第4図は半潜水式石油掘削装置の従来例を示す一部の記
載を省略した正断面図である。 第5図は第4図例の要部の平面図である。
す一部の記載を省略した正断面図である。 第2図は第1図例における格納庫及び傾斜移送手段部分
を示す平面図である。 第3図は第2図例における格納庫の振れ止め手段とライ
ザーパイプとの関係を示す一部を省略した平面図であ
る。 第4図は半潜水式石油掘削装置の従来例を示す一部の記
載を省略した正断面図である。 第5図は第4図例の要部の平面図である。
1……船体、2……主デッキ、3……ドリルフロア、4
……デリック、5……ライザーパイプ、6……ドリルパ
イプ、7……格納庫、8……オーバーヘッドクレーン、
9……水平移送路、10……移送装置、11……デリックク
レーン、12……デッキクレーン、13……ジョイント、20
……格納庫、21……緩衝部材、22……案内部材、23……
ビルジポンプ、24……振れ止め手段、25……装填穴、26
……傾斜移送手段、27……傾斜移送路、28……駆動機
構、29……ライザーキャップ。
……デリック、5……ライザーパイプ、6……ドリルパ
イプ、7……格納庫、8……オーバーヘッドクレーン、
9……水平移送路、10……移送装置、11……デリックク
レーン、12……デッキクレーン、13……ジョイント、20
……格納庫、21……緩衝部材、22……案内部材、23……
ビルジポンプ、24……振れ止め手段、25……装填穴、26
……傾斜移送手段、27……傾斜移送路、28……駆動機
構、29……ライザーキャップ。
Claims (2)
- 【請求項1】デリッククレーンを用いてライザーパイプ
を縦状態に吊り上げ、複数のライザーパイプを縦状態に
順次直列接続して海底を掘削する海底石油掘削装置であ
って、 主デッキ上で多数のライザーパイプを縦置きかつ上端を
露出させた状態で格納する格納庫と、 該格納庫に格納されたライザーパイプの上端を吊持して
移送するデッキクレーンと、 を具備することを特徴とする海底石油掘削装置。 - 【請求項2】格納庫の隣接位置にライザーパイプを傾斜
状態でデリッククレーンの作業範囲まで移送する傾斜移
送手段を設け、デッキクレーンによって傾斜移送手段上
にライザーパイプを載置することを特徴とする請求項1
記載の海底石油掘削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33338690A JP2924174B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 海底石油掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33338690A JP2924174B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 海底石油掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04197889A JPH04197889A (ja) | 1992-07-17 |
JP2924174B2 true JP2924174B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=18265539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33338690A Expired - Fee Related JP2924174B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 海底石油掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924174B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101159192B1 (ko) * | 2009-09-22 | 2012-06-25 | 삼성중공업 주식회사 | 관형시추장비 이송방법 |
US9382767B2 (en) * | 2012-11-06 | 2016-07-05 | Transocean Sedco Forex Ventures Limited | Cantilever contained drilling unit utilizing vertical tubular conveyance and standbuilding system |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33338690A patent/JP2924174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04197889A (ja) | 1992-07-17 |
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