JP2899643B2 - 海洋油田掘削装置 - Google Patents

海洋油田掘削装置

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JP2899643B2 JP4134792A JP4134792A JP2899643B2 JP 2899643 B2 JP2899643 B2 JP 2899643B2 JP 4134792 A JP4134792 A JP 4134792A JP 4134792 A JP4134792 A JP 4134792A JP 2899643 B2 JP2899643 B2 JP 2899643B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業デッキの構造を改
良した海洋油田掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に海洋油田掘削装置は、図6ないし
図7に示すように、海洋上に設置される海洋構造物(リ
グ)1を有し、この海洋構造物1上にはライザーパイプ
21やドリルパイプを構成するパイプの継足し作業等が
行われる作業デッキ3が設けられている。作業デッキ3
にはライザーパイプ21やドリルパイプを海底に降下さ
せるための作業穴10が形成され、作業デッキ3上には
そのライザーパイプ21等の上げ下ろしを行うための巻
上装置22を有する櫓(デリック)4が設置されてい
る。なお、作業デッキ3の下方の海洋構造物1には海面
に臨んで開口した下部開口部2が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、海底の掘削
に際しては、噴出防止装置(BOP)等の大型機器5を
ライザーパイプ21に接続して海底に下ろす場合があ
る。この場合、大型器機5が作業穴10を通過できない
ので、海洋構造物1上の大型器機5の格納場所9から大
型器機5をクレーンにより吊り上げて作業デッキ3下の
作業穴10の下方まで搬送し、作業穴10から下がって
いるライザーパイプ21の先端に接続する方法が採られ
る。
【0004】しかしながら、この様な海洋油田掘削装置
にあっては、作業デッキ3の下方に大型器機5が入るス
ペースを確保する必要があるため、作業デッキ3を高い
位置に設置しなければならなかった。そのため、海洋構
造物としての安定性の低下を招いたり、作業デッキ3と
パイプ23の格納場所24との間に高低差が生じて作業
能率の低下を招く問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、作業デッキを低
く設置することができ、海洋構造物としての安定性の向
上および作業能率の向上が図れる海洋油田掘削装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、パイプの継足し作業等が行われる作業デッ
キを有する海洋油田掘削装置において、上記作業デッキ
に大形器機を搬出入するための開口部を形成し、該開口
部に開閉蓋を設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】作業デッキには大型器機を搬出入するための開
口部が形成されているので、作業デッキの下方に大型器
機用のスペースを確保する必要がなく、作業デッキを低
い位置に設置することが可能となる。従って、作業デッ
キが低い位置に設置されることにより海洋構造物として
の安定性が向上し、しかも作業デッキとパイプの格納場
所との高低差がなくなるため、パイプ搬送作業の作業能
率が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0009】図1ないし図2において、1は海洋油田掘
削装置の本体を構成する海洋構造物で、一般的には浮体
式で海洋上に係留設置されるものであるが、海底に固定
設置されるものであってもよい。上記海洋構造物1の略
中央部には海面に臨んで開口した下部開口部2が形成さ
れ、海洋構造物1上にはパイプの継足し作業等を行うた
めの作業デッキ3が下部開口部2を覆うように設けられ
ている。また、作業デッキ3上には巻上装置(図示省
略)を有する櫓4が設置されている。
【0010】上記作業デッキ3には噴出防止装置(BO
P)等の大型機器5を搬出入するための開口部6が形成
され、この開口部6にはこれを開閉自在に覆う開閉蓋7
が取付けられている。本実施例では、開口部6は作業デ
ッキ3の中央部に縦長に連続して形成され、開閉蓋7は
作業デッキ3の一方にヒンジ8により回動自在に取付け
られている。海洋構造物1上における開口部6の長手方
向一端側には大型器機5の格納場所9が形成され、大型
器機5はこの格納場所9から図示しないクレーンにより
吊り上げられて開閉蓋7の開放された開口部6内に搬送
されるようになっている。開閉蓋7の略中央部には開閉
蓋7の自由端側が切り欠かれた作業穴10が形成され、
この作業穴10から海底にライザーパイプ等を上げ下ろ
しできるようになっている。
【0011】上記開閉蓋7を開閉駆動するために、図3
に示すように開閉蓋7の長手方向両側には台車11,1
2が設けられ、その大型器機格納場所9側の台車11は
大型器機5の搬送の邪魔にならないように高い位置に横
架された桁13上を移動するようになっており、他方の
台車12は海洋構造物1の上面よりも低い位置に形成さ
れた走行面14上を移動するようになっている。台車1
1,12は桁13上あるいは走行面14上に敷設された
レール15上を車輪16により走行移動するようになっ
ており、その駆動手段として例えばレール15と平行に
敷設されたラックと台車11,12側に設けられたピニ
オンとが用いられる。
【0012】大型器機格納場所9側の台車11には図4
に示すように開閉蓋7側に垂れ下がった支持腕17が設
けられ、この支持腕17には開閉蓋7の下面を水平に支
持する受部18が固定されている。他方の台車12には
図5に示すように開閉蓋7の下面を水平に支持する受部
19が固定されており、両台車11,12が実線で示す
位置から仮想線で示す位置に移動することにより開閉蓋
7が下方に開放され、これとは反対に移動することによ
り開閉蓋7が閉じられるように構成されている。また、
両台車11,12とも、台車11,12を所定位置に固
定するためのアウトリガー20が設けられている。
【0013】次に実施例の作用を述べる。大型器機5を
海底に下ろす場合には、図4ないし図5に示すように先
ず両台車11,12を実線で示す位置から仮想線で示す
位置に移動させることにより開閉蓋7を下方に回動させ
て開放する。次に図示しないクレーンにより格納場所9
から大型器機5を吊り上げて開閉蓋7の開放された開口
部6の略中央部に搬送し、その状態で図示しないライザ
ーパイプの先端に接続する。大型器機5がライザーパイ
プの先端に接続されたなら、クレーンを元の場所に戻
し、ライザーパイプの降下により大型器機5を海底に下
ろす。大型器機5が降下して開口部6から離れたなら、
台車11,12を仮想線で示す位置から実線で示す位置
に移動させることにより開閉蓋7を上方に回動させて閉
じればよい。この場合、ライザーパイプは作業穴10を
通って降下される。
【0014】この様に作業デッキ3に大型器機5を搬出
入するための開口部6を設けたので、作業デッキ3の下
方に大型器機5用のスペースを確保する必要がなくな
り、作業デッキ3を低い位置に設置することができる。
従って、作業デッキ3を低い位置に設置することにより
海洋構造物としての安定性が向上し、しかも作業デッキ
3とパイプの格納場所(海洋構造物1上)との高低差が
なくなるため、パイプ搬送作業の作業能率が向上する。
【0015】なお、前記実施例では、台車11,12の
移動により開閉蓋7の開閉を行うようにしたが、油圧シ
リンダや巻上装置により開閉蓋を開閉するようにしても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、作業デッ
キに設けた大型器機の搬出入用の開口部により、作業デ
ッキの下方に大型器機用のスペースを確保する必要がな
くなり、作業デッキを低い位置に設置することができる
ので、海洋構造物としての安定性が向上し、しかも作業
デッキとパイプの格納場所との高低差がなくなってパイ
プ搬送作業の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海洋油田掘削装置の一実施例を示
す一部断面正面図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】従来の海洋油田掘削装置の一例を示す一部断面
正面図である。
【図7】図6の装置の平面図である。
【符号の説明】
3 作業デッキ 5 大型器機 6 開口部 7 開閉蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの継足し作業等が行われる作業デ
    ッキを有する海洋油田掘削装置において、上記作業デッ
    キに大形器機を搬出入するための開口部を形成し、該開
    口部に開閉蓋を設けたことを特徴とする海洋油田掘削装
    置。
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JPH05239984A JPH05239984A (ja) 1993-09-17
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