JP2923886B2 - ディジタルトーン信号発生回路 - Google Patents

ディジタルトーン信号発生回路

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JP2923886B2
JP2923886B2 JP9183395A JP18339597A JP2923886B2 JP 2923886 B2 JP2923886 B2 JP 2923886B2 JP 9183395 A JP9183395 A JP 9183395A JP 18339597 A JP18339597 A JP 18339597A JP 2923886 B2 JP2923886 B2 JP 2923886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機などの通信
装置に使用されるトーン信号発生回路に関し、特にディ
ジタル信号のトーン信号を発生するディジタルトーン信
号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機やファクシミリ装置におい
ては、ダイヤルトーンや通信制御のためのトーン信号の
発生源として、ディジタルトーン信号発生回路が使用さ
れている。
【0003】ディジタルトーン信号発生回路には、一般
にトーン信号発生専用のIC回路もしくは音声信号を発
生する為の音声専用IC回路が使用されている。また、
特開平2−277370号公報には、専用のICを使用
しない構成のディジタルトーン信号発生回路が開示され
ている。そのディジタルトーン信号発生回路は、マイク
ロプロセッサなどのCPUと、PCMデータの形態のト
ーンデータを格納したトーンデータエリアとそれをトー
ン信号として読み出すためのインターバルデータを格納
したインターバルデータエリアとを有するリードオンリ
メモリ(ROM)とを使用し、CPUがROMのインタ
ーバルエリア内のインターバルデータに基づいて、トー
ンデータエリア内のトーンデータを繰り返し読み出し、
その読み出しデータをトーン信号として発生するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−277370号公報に開示されているようにCPU
がインターバルデータに従ってトーンデータを読み出す
場合、CPUは、ROMのトーンデータエリアに格納さ
れているトーンデータを繰り返して読み出さなければな
らないので、CPUにかかる負担が大きく、トーンデー
タを読み出している間、CPUは他のデータ処理を待た
せなければならない。あるいは、トーンデータを読み出
してトーン信号を発生するための専用のCPUを用意し
なければならなかった。
【0005】もし、CPUが、他のデータ処理のために
ROMからトーンデータを読み出すタイミングをずらし
たり、遅らせたりすると、トーン信号が途切れてしまい
雑音のような信号となる。
【0006】また、トーン信号発生のための専用のIC
回路を用いると、回路が高価となり、通信装置の価格を
増加させる要因となる。
【0007】本発明の目的は、特別なIC回路を使用し
ない簡単な構成のディジタルトーン信号発生回路を提供
することにある。
【0008】本発明の他の目的は、CPUの負担を軽減
できるディジタルトーン信号発生回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、連続し
たPCM符号データにより構成されるディジタルトーン
信号を発生するディジタルトーン信号発生回路が得られ
る。そのディジタルトーン発生回路は、複数の種類のP
CM符号データをあらかじめ格納する第1の記憶手段
(図1の2)と、第1の記憶手段から所定のデジタルト
ーン信号の発生のために必要とされる少なくとも1つの
PCM符号データを読み出すためのCPU(図1の1)
と、そのCPUによって読み出されたPCM符号データ
を格納する第2の記憶手段(図1の3)と、第2の記憶
手段に格納されたPCM符号データを繰り返して読み出
して出力することによりディジタルトーン信号を発生す
るデータ読み取り手段(図1の4から10)とを含む。
【0010】これによって、ディジタルトーン信号発生
のためのPCM符号データの繰り返し読み出しが、CP
Uでなくデータ読み取り手段によって実行されるので、
CPUの負担を軽減することができる。また、第1の記
憶手段には、複数のPCM符号データが格納され、CP
Uがその格納されたPCM符号データを自由に選択して
第2の記憶手段に格納するので、トーン信号をCPUに
よる選択により自由に可変することができる。
【0011】本発明において、具体的に第2の記憶手段
は、CPUによって読み出された複数のPCM符号デー
タを格納する。また、データ読み取り手段は、第2の記
憶手段をアクセスして第2の記憶手段から複数のPCM
符号データを個別のタイミングで読み出し、それを連続
して出力する読み出し出力手段(図1、図3の4)と、
その読み出し出力手段による複数のPCM符号データの
それぞれのデータの読み出し回数を個別に設定する回数
設定手段(図1、図3の6、7)とを含む。そして読み
出し出力手段は、PCM符号データを回数設定手段によ
って設定された回数分だけ前記第2の記憶手段から読み
出し時系列的に出力することを特徴とする。
【0012】この構成によって、データ読み取り手段か
ら得られるディジタルトーン信号は、回数設定手段で設
定された回数分の複数のPCM符号データが時系列的に
ならんで構成されることになり、複数のトーンを時系列
的に組み合わせて構成できる。また回数設定手段の設定
回数に応じてディジタルトーン信号の調子を可変するこ
とができる。
【0013】また、本発明において、データ読み取り手
段は、第2の記憶手段をアクセスして複数のPCM符号
データを個別のタイミングで読み出し、それを連続して
出力する読み出し出力手段(図1の4)と、その読み出
し出力手段による複数のPCM符号データのそれぞれの
データの読み出し回数を個別に設定する回数設定手段
(図1の6、7)と、複数のPCM符号データのそれぞ
れの読み出しを行うか否かを決定する複数の起動データ
を発生する起動回路(図1の9、10)とを含む。そし
て読み出し出力手段は、起動データに基づいて、PCM
符号データを回数設定手段によって設定された回数分だ
け前記第2の記憶手段から読み出し時系列的に出力する
ことを特徴とする。
【0014】この構成によって、複数のPCM符号デー
タの組み合わせの自由度がさらに増す。その理由は、起
動データによって複数のPCM符号データの全てをディ
ジタルトーン信号に含めるか一部を含めないようにする
かを選択できるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明のディジタルトーン発生回路
の実施の形態を示す回路図である。図において、CPU
1、ROM(リードオンリメモリ)2、RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)3およびメモリデータ転送処理部4
を含む各回路は、アドレス、データ、制御バス20に接
続されている。
【0017】ROM2は、公衆回線網などのPCMハイ
ウェイ30に送信されるディジタルトーン信号の基とな
る各種PCM符号データを記憶する。PCM符号データ
は、トーン信号の周波数(一周期)をPCM符号化した
符号データで、たとえば、400Hzのトーン信号は、
20バイトのPCM符号データによって構成される。す
なわち、400Hzのトーン信号を連続して発生する場
合、トーン信号はこの20バイトのPCM符号データが
時系列的に繰り返されたものとなる。ROM2は、トー
ン信号の周波数毎のPCM符号データを記憶するだけで
なく、2つ以上の周波数を組み合わせたPCM符号デー
タも記憶する。これにより、PCMハイウェイ30に送
信するトーン信号の音色を種々のものに設定することが
できる。
【0018】RAM3は、CPU1の指示によってRO
M2から選択されたPCM符号データを格納する。本実
施の形態の場合、第1及び第2のPCM符号データを格
納する。第1、第2のPCM符号データは、それぞれ単
一周波数のPCM符号データでも複数の周波数のPCM
符号データを時系列的に並べたものでも良い。
【0019】メモリデータ転送処理部4は、RAM3に
格納された第1、第2のPCM符号データを繰り返し読
み出すことによってPCMハイウェイ30へのトーン信
号(パラレルデータ)を発生する。このメモリデータ転
送処理部4は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)に
よるRAM3のデータ読み出しを実行する。メモリデー
タ転送処理部4で読み出されたPCM符号データは、デ
ータ変換部5によってシリアルデータに変換されトーン
信号としてPCMハイウェイ30に送信される。
【0020】メモリデータ転送処理部4で発生するトー
ン信号は、RAMスタートアドレス格納部6、任意送信
カウンタ7、常時送信カウンタ8、任意送信カウンタ起
動部9及び常時送信カウンタ繰り返し設定部10の設定
によって様々に変化する。それら設定は、CPU1によ
ってバス20を介して行われる。
【0021】RAMスタートアドレス格納部6は、RA
M3に格納された第1、第2のPCM符号データの格納
位置の先頭アドレス(第1、第2の先頭アドレス)を格
納する。メモリデータ転送処理部4は、第1、第2の先
頭アドレスを読み出すことによりRAM3の第1、第2
のPCM符号データの読み出しを開始する。なお、最初
に第1と第2のPCM符号データのどちらを読み出すか
は、CPU1によって決められる。
【0022】任意送信カウンタ7には、RAM3に格納
された第1のPCM符号データの送信データ数(読み出
し回数)がCPU1によりあらかじめ設定され、常時送
信カウンタ8には、RAM3に格納された第2のPCM
符号データの送信データ数(読み出し回数)がCPU1
によりあらかじめ設定され、またそれぞれのカウンタ
は、メモリデータ転送処理部4による第1、第2のPC
M符号データの読み出し回数を計数(カウントダウン)
する。本実施の形態の場合、常時送信カウンタ8には、
トーン信号として第2のPCM符号データの送信回数が
設定され、任意送信カウンタ7には、第2のPCM符号
データの間に任意に挿入されるトーン信号としての第1
のPCM符号データの送信回数が設定される。
【0023】第1のPCM符号データを送信する場合、
任意送信カウンタ7がメモリデータ転送処理部4による
第1のPCM符号データの読み出し回数を計数(カウン
トダウン)する。その後、任意送信カウンタ7が0にな
ると、メモリデータ転送処理部4は、常時送信カウンタ
繰り返し設定部10を監視して常時送信カウンタの起動
があるかを判断し、起動があるときには、メモリデータ
転送処理部4は第2のPCM符号データを読み出し、常
時送信カウンタ8の設定回数分だけ第2のPCM符号デ
ータを出力する。
【0024】常時送信カウンタ8の設定回数分だけ第2
のPCM符号データを送信すると、任意送信カウンタ起
動部9に任意送信カウンタ7の起動を示す起動データが
格納されているときには、次に第1のPCM符号データ
の送信を開始するため、カウンタの動作は任意送信カウ
ンタ7に切り替わる。このように、任意送信カウンタ起
動部9及び常時送信カウンタ繰り返し設定部10の起動
設定に応じて第1、第2のPCM符号データの切り換え
と各カウンタ7と8の切り換えが実行される。
【0025】図2は図1のディジタルトーン発生回路の
動作を示すフローチャートである。最初、CPU1がP
CMハイウェイ30に送信すべき第1、第2のPCM符
号データをROM2から読み出し、RAM3に格納する
(ステップS1)。
【0026】次に、CPU1は、第1、第2のPCM符
号データのRAM3における格納位置のスタートアドレ
スに対応する第1、第2のスタートアドレスをRAMス
タートアドレス格納部6に格納し、さらに、任意送信カ
ウンタ7に第1のPCM符号データの送信回数を、また
常時送信カウンタ8に第2のPCM符号データの送信回
数を設定する(ステップS2)。
【0027】上記設定を行った後に、CPU1がトーン
信号の送信開始を設定すると、メモリデータ転送処理部
4は、PCMハイウェイ上にPCM符号データを送信す
るタイミングでCPU1に対してアドレス/データバス
の使用許可依頼信号を出力してバス20の使用許可依頼
を行う。バス20の使用許可依頼信号を受けたCPU1
は、バスの使用許可信号を返してバス20の使用権をメ
モリデータ転送処理部4に渡す。
【0028】メモリデータ転送処理部4は、バスの使用
権を受けると、RAMスタートアドレス格納部6に格納
されている第1の先頭アドレスによってRAM3から第
1のPCM符号データを読み出す。読み出された第1の
PCM符号データは、データ変換部でシリアルデータに
変換された後、PCMハイウェイ30に送信される(ス
テップS3)。
【0029】メモリデータ転送処理部4が第1のPCM
符号データをRAM3から読み出して出力する毎に、任
意送信カウンタ7が送信回数のカウントダウンを行い、
計数値が0になるまで、メモリデータ転送処理部4は第
1のPCM符号データの読み出し、データ変換部5への
出力、送信を繰り返す(ステップS4)。
【0030】任意送信カウンタ7で設定された送信回数
だけ連続して第1のPCM符号データを送信すると、メ
モリデータ転送処理部4は常時送信カウンタ繰り返し起
動部10に「1」が設定されているかどうかを判定する
(ステップS5)。すなわち、第2のPCM符号データ
をつぎに送信するときには「1」が設定され、その場合
には、その設定値により常時送信カウンタ8が起動し、
さらにメモリデータ転送処理部4は、RAMスタートア
ドレス格納部6に格納されている第2の先頭アドレスに
よってRAM3から第2のPCM符号データを読み出
し、第2のPCM符号データを出力する(ステップS
6)。ステップS5で、常時送信カウンタ繰り返し設定
部10に「1」が設定されていない場合(「0」が設定
される場合)には、トーン信号の発生処理を終了する。
【0031】ステップS6でメモリデータ転送処理部4
が第2のPCM符号データをRAM3から読み出す毎
に、常時送信カウンタ8が送信回数のカウントダウンを
行い、計数値が0になるまで、メモリデータ転送処理部
4は第2のPCM符号データを繰り返し読み出し、デー
タ変換部5への出力、送信を繰り返す(ステップS
7)。
【0032】常時送信カウンタ8で設定された送信回数
だけ連続して第2のPCM符号データが読み出され、送
信されると、つぎにメモリデータ転送処理部4は任意送
信カウンタ起動部9を監視し、つぎに第1のPCM符号
データの送信があるかどうかを判定する(ステップS
8)。任意送信カウンタ起動部9の設定値が「1」でな
いとき(「0」のとき)、第1のPCM符号データの送
信がないと判断し、つぎにメモリデータ転送処理部4は
常時送信カウンタ繰り返し起動部10に「1」が設定さ
れているかどうかを判定する(ステップS9)。ここで
「1」が設定されているということは第2のPCM符号
データの送信が継続する場合で、常時送信カウンタ8が
再び起動し、メモリデータ転送処理部4は、RAMスタ
ートアドレス格納部6に格納されている第2のスタート
アドレスによってRAM3から第2のPCM符号データ
の読み出しを、常時設定カウンタ8に設定されている送
信回数分行い、その回数だけの第2のPCM符号データ
を送信する(ステップS6、S7へ)。
【0033】したがって、常時送信カウンタ8が第2の
PCM符号データの送信回数の計数を終了しても、常時
送信カウンタ繰り返し設定値が「1」である限り、第2
のPCM符号データの送信が何度も繰り返される。
【0034】ステップS8において、任意送信カウンタ
起動部9の設定値が「1」であるとき(「0」のと
き)、第1のPCM符号データの送信があると判断し、
任意送信カウンタ7が起動し、さらにRAM3から読み
出される第1のPCM符号データの送信を任意送信カウ
ンタ7で設定された送信回数分だけ送信する(ステップ
S11およびS12)。その送信後、メモリデータ転送
処理部4は、常時送信カウンタ繰り返し設定部10の設
定値を監視し、設定値が「0」であればトーン信号送信
処理を終了し、「1」であれば、ステップS6にもど
る。
【0035】したがって、常時送信カウンタ8の送信回
数分の第2のPCM符号データの送出後に、再び第2の
PCM符号データを送信するか、あるいは、第1のPC
M符号データを挿入するかを、CPU1により任意に選
択できる。
【0036】また、任意送信カウンタ起動部9及び常時
送信カウンタ繰り返し設定部10の各設定値が「1」で
あるかぎり、図2のステップS6、S7、S8、S1
0、S11、S12、S6が順に繰り返し実行され、任
意送信カウンタ7と常時送信カウンタ8に設定された送
信回数分の第1及び第2のPCM符号データが交互に連
続して送信され、各設定値が「0」になることによっ
て、トーン信号の送信処理を終了する。
【0037】本発明の実施の形態によれば、RAM3を
繰り返して読み出すのは、CPU1ではなく、メモリデ
ータ転送処理部4であり、また、PCMハイウェイ30
へのトーン信号を構成する第1、第2のPCM符号デー
タの送信回数の管理もCPU1とは別なハードウェア
(任意送信カウンタ7と常時送信カウンタ8)によって
行われるので、CPU1の処理の負担が小さい。
【0038】また、常時送信カウンタ9の計数による第
2のPCM符号データの送信中に、任意送信カウンタ起
動部9へ設定値「1」を設定するタイミングを任意に変
化させることで、第1のPCM符号データを挿入(送
信)するタイミングを可変出来、これにより様々なトー
ン信号を発生することができる。
【0039】また、ROM1には、複数のPCM符号デ
ータが格納され、CPU1がその格納されたPCM符号
データを自由に選択してRAM3に格納できるので、ト
ーン信号を自由に可変することができる。
【0040】図3は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。本実施の形態は、図1の任意送信カウン
タ起動部9と常時送信カウンタ繰り返し設定部10がな
く、任意送信カウンタ7、常時送信カウンタ8が交互に
計数を行う点で図1と異なる。この構成では、第1、第
2のPCM符号は、各カウンタで設定された送信回数だ
け交互に時系列的に送信されるのみであるが、各カウン
タの設定値を変えることで、ディジタルトーン信号の音
色を可変できる。
【0041】本発明は、以上説明した実施の形態のディ
ジタルトーン信号発生回路に限定されるものではない。
例えば、カウンタは、任意送信カウンタ7と常時送信カ
ウンタ9の2つであったが、3つ以上、n個のカウンタ
を使用しても良い。この場合、RAM3には、第1、第
2、第3、・・・、第nのPCM符号データが格納さ
れ、RAMスタートアドレス格納部6には、各PCM符
号データの格納位置の先頭を示すn個のスタートアドレ
スが格納される。また、トーン信号における第1から第
nのPCM符号データの挿入位置を設定するための起動
部もn個使用され、図1の任意送信カウンタ起動部9と
常時送信カウンタ繰り返し設定部10と同様な動作を実
行する。
【0042】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、PCM符号データを連続させて構成されるディジタ
ルトーン信号を発生するディジタルトーン信号発生回路
が得られる。そのディジタルトーン発生回路は、複数の
種類のPCM符号データをあらかじめ格納する第1の記
憶手段と、第1の記憶手段から所定のデジタルトーン信
号の発生のために必要とされる少なくとも1つのPCM
符号データを前記第1の記憶手段から読み出すためのC
PUと、そのCPUによって読み出されたPCM符号デ
ータを格納する第2の記憶手段と、第2の記憶手段に格
納されたPCM符号データを繰り返して読み出して出力
することによりディジタルトーン信号を発生するデータ
読み取り手段とを含む。
【0043】これによって、ディジタルトーン信号発生
のためのPCM符号データの繰り返し読み出しが、CP
Uでなくデータ読み取り手段によって実行されるので、
CPUの負担を軽減することができる。また、第1の記
憶手段には、複数のPCM符号データが格納され、CP
Uがその格納されたPCM符号データを自由に選択して
第2の記憶手段に格納するので、トーン信号をCPUに
よる選択により自由に可変することができる。
【0044】具体的に第2の記憶手段は、CPUによっ
て読み出された複数のPCM符号データを格納する。ま
た、データ読み取り手段は、第2の記憶手段をアクセス
して第2の記憶手段から複数のPCM符号データを個別
のタイミングで読み出し、それを連続して出力する読み
出し出力手段と、その読み出し出力手段による複数のP
CM符号データのそれぞれのデータの読み出し回数を個
別に設定する回数設定手段とを含む。そして読み出し出
力手段は、PCM符号データを回数設定手段によって設
定された回数分だけ前記第2の記憶手段から読み出し時
系列的に出力することを特徴とする。
【0045】この構成によって、データ読み取り手段か
ら得られるディジタルトーン信号は、回数設定手段で設
定された回数分の複数のPCM符号データが時系列的に
ならんで構成されることになり、複数のトーンを時系列
的に組み合わせて構成できる。また回数設定手段の設定
回数に応じてディジタルトーン信号の調子を可変するこ
とができる。
【0046】また、データ読み取り手段は、第2の記憶
手段をアクセスして複数のPCM符号データを個別のタ
イミングで読み出し、それを連続して出力する読み出し
出力手段と、その読み出し出力手段による複数のPCM
符号データのそれぞれのデータの読み出し回数を個別に
設定する回数設定手段と、複数のPCM符号データのそ
れぞれの読み出しを行うか否かを決定する複数の起動デ
ータを発生する起動回路とを含む。そして読み出し出力
手段は、起動データに基づいて、PCM符号データを回
数設定手段によって設定された回数分だけ前記第2の記
憶手段から読み出し時系列的に出力することを特徴とす
る。
【0047】この構成によって、複数のPCM符号デー
タの組み合わせの自由度がさらに増す。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、R
OMに格納されたPCM符号データの組み合わせによっ
て様々なトーン信号を発生することができ、またメモリ
転送機能によってPCM符号データをCPUの負担を掛
けずに送信することができる。
【0049】また、ダイレクトメモリアクセス機能によ
ってPCM符号データの読み出しを実現できるので、ト
ーン信号発生の為の専用のICを使用する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルトーン信号発生回路の実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタルトーン信号の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明のディジタルトーン信号発生回路の他の
実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 メモリデータ転送処理部 5 データ変換部 6 RAMスタートアドレス格納部 7 任意送信カウンタ 8 常時送信カウンタ 9 任意送信カウンタ起動部 10 常時送信カウンタ繰り返し設定部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続したPCM符号データにより構成さ
    れるディジタルトーン信号を発生するディジタルトーン
    信号発生回路において、 複数の種類のPCM符号データをあらかじめ格納する第
    1の記憶手段と、 所定のデジタルトーン信号の発生のために必要とされる
    少なくとも1つのPCM符号データを前記第1の記憶手
    段から読み出すためのCPUと、 前記CPUによって読み出されたPCM符号データを格
    納する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に格納された前記PCM符号データ
    を繰り返し読み出して出力することにより前記ディジタ
    ルトーン信号を発生するデータ読み取り手段とを含むデ
    ィジタルトーン信号発生回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段は、前記CPUによ
    って読み出された複数の前記PCM符号データを格納
    し、 前記データ読み取り手段は、前記第2の記憶手段をアク
    セスして前記第2の記憶手段から前記複数のPCM符号
    データを個別のタイミングで読み出し、出力する読み出
    し出力手段と、前記読み出し出力手段による前記複数の
    PCM符号データのそれぞれのデータの読み出し回数を
    個別に設定する回数設定手段とを含み、前記読み出し出
    力手段は、前記PCM符号データを前記回数設定手段に
    よって設定された回数分だけ前記第2の記憶手段から読
    み出して時系列的に出力することを特徴とする請求項1
    に記載されたディジタルトーン信号発生回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の記憶手段は、前記CPUによ
    って読み出された複数の前記PCM符号データを格納
    し、 前記データ読み取り手段は、前記第2の記憶手段をアク
    セスして前記複数のPCM符号データを個別のタイミン
    グで読み出し、出力する読み出し出力手段と、前記読み
    出し出力手段による前記複数のPCM符号データのそれ
    ぞれのデータの読み出し回数を個別に設定する回数設定
    手段と、前記複数のPCM符号データのそれぞれの読み
    出しを行うか否かを決定する複数の起動データを発生す
    る起動回路とを含み、前記読み出し出力手段は、前記起
    動データに基づいて、前記PCM符号データを前記回数
    設定手段によって設定された回数分だけ前記第2の記憶
    手段から読み出し時系列的に出力することを特徴とする
    請求項1に記載されたディジタルトーン信号発生回路。
  4. 【請求項4】 前記回数設定手段は、前記CPUによっ
    て設定される計数値まで前記読み出し出力手段による読
    み出し回数を計数するカウンタであり、前記読み出し出
    力手段は、前記カウンタが前記計数値を計数したときに
    前記起動回路の前記起動データを参照し、前記PCM符
    号データの読み出しを行うか否かを決定するを特徴とす
    る請求項3に記載されたディジタルトーン信号発生回
    路。
  5. 【請求項5】 PCM符号データを連続させて構成され
    るディジタルトーン信号を発生するディジタルトーン信
    号発生回路において、 複数の種類のPCM符号データをあらかじめ格納する第
    1のメモリと、 所定のデジタルトーン信号の発生のために必要とされる
    第1、第2のPCM符号データを前記第1のメモリから
    読み出すためのCPUと、 前記CPUによって読み出された前記第1、第2のPC
    M符号データを格納する第2のメモリと、 前記第2のメモリに格納された前記第1、第2のPCM
    符号データをダイレクトメモリアクセス機能によって読
    み出して出力するメモリデータ転送処理部と、 前記メモリデータ転送処理部による前記第1のPCM符
    号データの読み出し回数を設定する第1の計数手段と、 前記メモリデータ転送処理部による前記第2のPCM符
    号データの読み出し回数を設定する第2の計数手段と、 前記第1のPCM符号データの前記メモリデータ転送処
    理部による読み出しを行うための起動データを発生する
    起動部と、 を含み、前記メモリデータ転送処理部は、前記第2のP
    CM符号データを前記第2の計数手段による計数分読み
    出すことに続けて前記起動データに基づいて前記第1の
    PCM符号データを前記第1の計数手段によって設定さ
    れた回数分だけ読み出すことを特徴とするディジタルト
    ーン信号発生回路。
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