JP2923605B2 - ヒュージブルリンクの誤挿入防止構造 - Google Patents

ヒュージブルリンクの誤挿入防止構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用配電箱に収容
される電源供給用バスバーとヒュージブルリンク(fusi
ble-link)との接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車等の配線処理では、供給電
源と、例えば、照明や計器類等との間に過大電流が流れ
た時に溶断するヒューズを備えたヒュージブルリンク
(以下、「FL」という。)が設けられている。このF
Lは金属薄板にて形成されたバスバーと接続した状態で
配電箱内に収容される。この種の配電箱で、FLに複数
枚のバスバーが接続状態となる一例を図4及び図5に基
づいて説明する。図4は配電箱の平面図であり、図5は
バスバーとFL端子との接続状態を示す図4のA−A断
面図である。
【0003】図4に示すように配電箱本体1にはバスバ
ー収容孔3が形成され、バスバー収容孔3は配電箱本体
1の上下面を貫通している。また、図5に示すようにバ
スバー収容孔3には中央部に段部を有する第1バスバー
5が配電箱本体1の上面側から挿入され、バスバー収容
孔3の一方の内壁面に密接して配置される。また、バス
バー収容孔3には平板状の第2バスバー7が配電箱本体
1の下面側から挿入され、バスバー収容孔3内で第1バ
スバー5と密接するように配置される。従って、一方の
内壁面側に第1バスバー5が配置され、該第1バスバー
5に接するように第2バスバー7が収容されるため、バ
スバー収容孔3内には第2バスバー7と他方の内壁面と
の間に間隙9が形成されることになる。
【0004】この間隙9にはFL11の端子板13が配
電箱本体1の上面側から挿入され、端子板13の外側面
が第2バスバー7に密接するとともに、内側面がバスバ
ー収容孔3の他方の内壁面に接触状態となる。即ち、間
隙9に端子板13が挿入されることで、第1バスバー
5、第2バスバー7、端子板13が重なり合った状態で
バスバー収容孔3に嵌挿され、良好な接触状態が確保さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FL挿入構造では、FL11の端子板13が間隙9に挿
入される構造となっているため、配電箱本体1或いはバ
スバー5,7の公差等により第1バスバー5と第2バス
バー7との位置がずれる。よって、バスバー5,7相互
の接触面部15に隙間が形成され、FL11挿入時に端
子板13がこの接触面部15に誤って挿入されてしまう
可能性がある。即ち、この端子板13が接触面部15に
誤挿入されると、第1バスバー5と第2バスバー7との
間に端子板13の板厚分の間隙が生ずることになり、第
1バスバー5と第2バスバー7及びバスバー5,7とF
L11の端子板13とに接触不良が発生する恐れがあ
る。
【0006】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、バスバー相互の接触面部にFLの端子板
が誤挿入されることを確実に防止できるヒュージブルリ
ンクの誤挿入防止構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、バ
スバーを挿入するためのバスバー収容孔が配電箱本体に
形成され、第1バスバーと第2バスバーがバスバー収容
孔に接触状態で収容されるとともに、FLの端子板が第
2バスバーとバスバー収容孔の内壁面との間に挿入され
るFLの挿入構造において、第1バスバーと第2バスバ
ーとの間の接触面部を封鎖する突起が第1バスバーの第
2バスバー接触面側に形成されていることを特徴とする
ヒュージブルリンクの誤挿入防止構造により達成するこ
とができる。
【0008】上記目的は、前記突起が第1バスバーの第
2バスバー先端が当接する位置に配設されることで、よ
り効果的に達成できる。
【0009】上記目的は、前記突起が端子板の挿入案内
となる傾斜面を備えていることで、より効果的に達成で
きる。
【0010】
【作用】本発明のヒュージブルリンクの誤挿入防止構造
においては、第1バスバーと第2バスバーとの間の接触
面部を封鎖する突起が第1バスバーの第2バスバー接触
面側に形成されている。これにより、配電箱本体或いは
バスバーの公差等により第1バスバーと第2バスバーの
位置がずれ、接触面部が広がることで接触面部に隙間が
形成されても、第1バスバーに設けられた突起によりこ
の隙間が部分的に封鎖される。よって、この間隙へのF
Lの端子板の誤挿入が阻止され、第2バスバーとバスバ
ー収容孔の内壁面との間に形成された本来の間隙に確実
に挿入されることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るヒュージブルリンクの誤
挿入防止構造の一実施例を図1乃至図3に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のヒュージブルリンクの誤挿
入防止構造を示す斜視図、図2は図1におけるFL挿入
前の状態を示す断面図、図3は図1におけるFL挿入後
の状態を示す断面図である。図1に示すように配電箱本
体21には該配電箱本体21の上下面を貫通するバスバ
ー収容孔23が形成されている。このバスバー収容孔2
3には中央部に段部を有する金属薄板からなる第1バス
バー25が配電箱本体21の上面側から挿着され、バス
バー収容孔23の一方の内壁面に密接して配置される。
更に、バスバー収容孔23には第2バスバー27が配電
箱本体21の下面側から挿着され、第1バスバー25と
密接して配置される。従って、一方の内壁面側に第1バ
スバー25と第2バスバー27を収容したバスバー収容
孔23は、第2バスバー27と他方の内壁面との間に間
隙29が形成されることになる。
【0012】また、第1バスバー25の第2バスバー2
7との接触面側には段部近傍を切り起こすことで形成さ
れた突起31が設けられており、配電箱本体21の上面
側が基端となり、下面側が先端となるように切り起こさ
れている。従って、先端側が切り起こされて突出された
突起31は、基端と先端との間で傾斜面を形成すること
になる。更に、突起31の先端は、第2バスバー27が
所定の位置に挿入された際、該第2バスバー27の先端
と当接する位置に配設されている。従って、突起31は
第1バスバー25と第2バスバー27との間の接触面部
33(図2参照)を部分的に封鎖している。
【0013】また、接触面部33を封鎖した突起31
は、第2バスバー27より間隙29側へは先端が突出し
ない高さに切り起こされている。即ち、突起31は、F
L35の端子板37と第2バスバー27との接触を妨げ
ないように突出されている。
【0014】上記のように構成されたヒュージブルリン
クの誤挿入防止構造におけるバスバー及びFLの組付け
手順を説明する。図2に示すように、第1バスバー25
が配電箱本体21の上面側から挿入された後、第2バス
バー27が配電箱本体21の下面側から挿入されると、
第2バスバー27の先端が突起31の下端部に当接し
て、第2バスバー27が所定の位置に位置規制される。
即ち、突起31が第2バスバー27のストッパーとして
作用することになり、第1バスバー25と第2バスバー
27との接触面部33を突起31が部分的に封鎖した状
態となる。
【0015】次に、FL35が配電箱本体21の上面側
から挿着されると、端子板37が挿入口41から挿入さ
れ、端子板37の先端が突起31の傾斜面に当接し、突
起31の傾斜面に案内されてスムースに間隙29内に導
かれる。
【0016】この際、配電箱本体21或いはバスバーの
公差等により第1バスバー25と第2バスバー27との
位置ずれが起こることがある。この場合、第1バスバー
25と第2バスバー27との接触面部33に隙間が形成
されることになるが、この隙間は突起31により部分的
に封鎖されることになる。従って、挿入される端子板3
7の先端はこの隙間に挿入されることなく、突起31の
傾斜面に案内されて間隙29内に確実に挿入されること
になる。
【0017】即ち、第1バスバー25と第2バスバー2
7との接触面部33に端子板37が挿入し得る隙間が存
在しても、突起31が形成されることにより端子板37
の誤挿入は確実に阻止されることになる。そして、図3
に示すようにFL35の挿入後、固定用ボルト43によ
り締結されることで、第1バスバー25、第2バスバー
27及び端子板37は、確実に接続固定状態となる。
【0018】上述した実施例に係るヒュージブルリンク
の誤挿入防止構造によれば、バスバー相互の接触面部3
3へのFL35の誤挿入が防止されるのはもとより、端
子板37先端が突起31の傾斜面に案内されるため、F
L35の挿入性も向上させることができる。
【0019】なお、本発明のヒュージブルリンクの誤挿
入防止構造は上述した実施例に限定されるものでないこ
とは言うまでもない。例えば、上記実施例では突起31
が接触面部33の一部分を封鎖するものであるが、第2
バスバー27の全幅方向に亘って接触面部33を封鎖し
ても良い。また、突起31が複数形成されることにより
複数箇所を部分的に封鎖するものであっても良い。
【0020】また、上記実施例の突起31は、切り起こ
し加工により形成されているが、プレス加工によって形
成させることも可能である。この場合、打ち抜き工程が
なくなるため加工性を向上させることができる。更に、
突起31は接着剤、溶接等により別部材を付設すること
により形成することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヒュー
ジブルリンクの誤挿入防止構造によれば、第1バスバー
と第2バスバーとの間の接触面部を封鎖する突起が第1
バスバーの第2バスバー接触面側に形成されている。こ
れにより、第1バスバーと第2バスバーの位置ずれが生
じて、接触面部に隙間が存在する場合でも、突起によっ
てこの隙間が封鎖されることで、ヒュージブルリンクの
この隙間への誤挿入が確実に阻止され、接触不良等の発
生を防止することができる。更には、ヒュージブルリン
ク及びバスバーの挿入性が向上することで、作業性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒュージブルリンクの誤挿入防止構造
を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるFL挿入前の状態を示す断面図で
ある。
【図3】図1におけるFL挿入後の状態を示す断面図で
ある。
【図4】従来の配電箱の平面図である。
【図5】図4におけるバスバーとFLの接続状態を示す
A−A断面図である。
【符号の説明】
21 配電箱本体 23 バスバー収容孔 25 第1バスバー 27 第2バスバー 29 間隙 31 突起 33 接触面部 35 FL(ヒュージブルリンク) 37 端子板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 85/24 H01H 85/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスバーを挿入するためのバスバー収容
    孔が配電箱本体に形成され、第1バスバーと第2バスバ
    ーが前記バスバー収容孔に接触状態で収容されるととも
    に、ヒュージブルリンクの端子板が前記第2バスバーと
    前記バスバー収容孔の内壁面との間に挿入されるヒュー
    ジブルリンクの挿入構造において、 前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間の接触面部
    を封鎖する突起が前記第1バスバーの前記第2バスバー
    接触面側に形成されていることを特徴とするヒュージブ
    ルリンクの誤挿入防止構造。
  2. 【請求項2】 前記突起が前記第1バスバーの前記第2
    バスバー先端が当接する位置に配設された請求項1記載
    のヒュージブルリンクの誤挿入防止構造。
  3. 【請求項3】 前記突起が前記端子板の挿入案内となる
    傾斜面を備えている請求項1記載のヒュージブルリンク
    の誤挿入防止構造。
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