JP2923500B1 - 放射線検出器および放射線計測システム、並びに放射線計測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

放射線検出器および放射線計測システム、並びに放射線計測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2923500B1
JP2923500B1 JP10156223A JP15622398A JP2923500B1 JP 2923500 B1 JP2923500 B1 JP 2923500B1 JP 10156223 A JP10156223 A JP 10156223A JP 15622398 A JP15622398 A JP 15622398A JP 2923500 B1 JP2923500 B1 JP 2923500B1
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Abstract

【要約】 【課題】 波長シフトファイバの耐熱温度より高い温度
環境下における放射線検出を行うことのできる放射線検
出器の提供。 【解決手段】 放射線検出器Dは、シンチレータ1と、
第1ライトガイド4と、この第1ライトガイド4を貫通
する波長シフトファイバ5と、上記シンチレータ1と上
記第1ライトガイド4との間に介設された第2ライトガ
イド2とを備えている。そして、シンチレータ1および
第2ライトガイド2が、波長シフトファイバ5よりも耐
熱温度の高い材料でからなるので、波長シフトファイバ
5をその耐熱温度以下の環境下に置いたまま、シンチレ
ータ1を波長シフトファイバ5の耐熱温度より高い温度
環境下に晒すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンチレータを利
用した放射線検出器および放射線計測システムに係り、
とりわけ、高温の環境下や温度変化のある環境下に適用
できる放射線検出器および放射線計測システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、放射線の入射によりシンチレ
ーション光を発するシンチレータを利用した放射線検出
器が知られている。このような従来の放射線検出器の例
が、図9および図10に示されている。
【0003】まず、図9に示す放射線検出器(特開平6
−258446記載の光導波型シンチレータ参照)は、
放射線の入射によりシンチレーション光を発するシンチ
レータ1と、このシンチレータ1と光学結合剤3を介し
て光学的に接続されたライトガイド(第1ライトガイ
ド)4と、このライトガイド4を貫通する波長シフトフ
ァイバ5とを備えている。
【0004】上記ライトガイド4は、シンチレータ1か
ら発せられたシンチレーション光を入射させる入射面
(上記学結合剤3による接続面)を除いて、入射したシ
ンチレーション光を内側へ反射させる反射面で囲まれて
いる。そして、これらの反射面の作用で、ライトガイド
4内に入射したシンチレーション光がライトガイド4内
に充満する過程で、上記波長シフトファイバ5に確率的
に入射するようになっている。
【0005】そして、上記波長シフトファイバ5は、入
射したシンチレーション光を吸収してより長波長の光
(蛍光パルス)として再放出し、この再放出された光を
両端部から同時性を有して放出するように構成されてい
る。
【0006】この波長シフトファイバ5の両端から放出
された光は、それぞれ導光ファイバ6A,6Bによっ
て、光検出器等からなる信号処理部7A,7Bに導か
れ、そこで電気パルス信号に変換されるようになってい
る。
【0007】そして、このような放射線検出器によれ
ば、信号処理部7A,7B等の電子回路部品をシンチレ
ータ1から離して置くことができる。
【0008】次に、第10図に示す放射線検出器は、シ
ンチレータ1と光検出器等からなる信号処理部17と
が、光学結合剤3を介して直接結合されているものであ
る。この放射線検出器においては、シンチレータ1から
発せられたシンチレーション光が信号処理部17に直接
入射するので、シンチレーション光の損失が少なく、高
い放射線計数感度が得られる。
【0009】この場合、図10に示す放射線検出器のよ
うに信号処理部17において検出器自体に電子回路部品
を内包したものに対して、図9に示す放射線検出器は、
検出器自体の近傍に電子回路が不要であるため、耐熱性
の点で有利である(一般的な電子回路部品の耐熱温度は
約50℃が上限である)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような放射線
検出器には、以下のような問題点がある。すなわち、シ
ンチレータ1は約200℃の耐熱温度を有するものも存
在しているが、構成部品の中で波長シフトファイバ5だ
けは、ポリスチレンやメタクリル樹脂といったプラスチ
ック系材料で作られ70〜80℃の耐熱温度しか有して
いない。そして、現在それ以上の耐熱性を有した代替可
能な部品がないことから、従来の放射線検出器では70
〜80℃を越える温度環境に晒して使用することができ
ないという問題がある。
【0011】また、温度変化のある環境に放射線検出器
を設置する場合、そのような温度変化に対応して放射線
計測の精度を正確に保つのが難しい。特に、図10に示
す放射線検出器においては、シンチレータ1と信号処理
部17とがほぼ一体の構造になっており、それぞれの構
成部品の熱伝導の違いや温度影響の違いなどが複雑に絡
んでいるため、放射線計測における温度補正は、例えば
サーミスタなどを用いて光検出器への高圧印加電圧を制
御するような温度補償回路手段やドリフト監視用の光パ
ルサを付加するなど、容易なものではない。
【0012】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、波長シフトファイバの耐熱温度より高い
温度環境下における放射線検出を行うことのできる放射
線検出器を提供すると共に、温度変化を伴う環境下の放
射線計測を簡単な構成で正確に行うことのできる放射線
計測システムを提供することを主目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、放射線の
入射によりシンチレーション光を発するシンチレータ
と、このシンチレータから発せられたシンチレーション
光を入射させる入射面と、この入射面から入射したシン
チレーション光を内側へ反射させる反射面とで囲まれた
第1ライトガイドと、この第1ライトガイドを貫通する
と共に、前記第1ライトガイド内に入射したシンチレー
ション光を吸収して再放出し、この再放出された光を両
端部から出す波長シフトファイバと、前記シンチレータ
と前記第1ライトガイドの入射面との間に介設され、前
記シンチレーション光を前記第1ライトガイドの入射面
へ導くための第2ライトガイドとを備え、前記シンチレ
ータおよび前記第2ライトガイドは、前記波長シフトフ
ァイバよりも耐熱温度の高い材料からなることを特徴と
する放射線検出器である。
【0014】この第1の手段によれば、波長シフトファ
イバをその耐熱温度以下の環境下に置いたまま、シンチ
レータを波長シフトファイバの耐熱温度より高い温度環
境下に晒すことができる。
【0015】第2の手段は、第1の手段において、前記
第2ライトガイドは、前記シンチレーション光を透過可
能で且つ空気より屈折率の大きい材料からなる柱状体に
よって構成されているものである。
【0016】この第2の手段によれば、第1の手段にお
いて、シンチレータから第2ライトガイドに入射したシ
ンチレーション光は、第2ライトガイドの表面(周囲の
空気との境界面)内側における全反射作用によって第1
ライトガイドの入射面まで導かれる。
【0017】第3の手段は、第1の手段において、前記
第2ライトガイドは、光ファイバによって構成されてい
るものである。
【0018】第4の手段は、第1の手段において、前記
第2ライトガイドは、前記シンチレーション光を透過可
能な液体と、この液体が封入されると共に前記シンチレ
ーション光を内側に全反射又は鏡面反射可能なチューブ
とによって構成されているものである。
【0019】この第4の手段によれば、第1の手段にお
いて、シンチレータから第2ライトガイドに入射したシ
ンチレーション光は、第2ライトガイドのチューブにお
ける内側への全反射作用又は鏡面反射作用によって第1
ライトガイドの入射面まで導かれる。
【0020】第5の手段は、第1の手段において、前記
第2ライトガイドは、前記シンチレーション光を内側に
鏡面反射可能なチューブによって構成されているもので
ある。
【0021】この第5の手段によれば、第1の手段にお
いて、シンチレータから第2ライトガイドに入射したシ
ンチレーション光は、第2ライトガイドを構成するチュ
ーブにおける内側にへの鏡面反射作用によって第1ライ
トガイドの入射面まで導かれる。
【0022】第6の手段は、第1乃至第5の手段のいず
れかにおいて、特定波長を有した光を発する光源を更に
備え、前記第1ライトガイドと第2ライトガイドのいず
れか又は両方が、前記特定波長を有した光の照射による
フォトブリーチング効果の得られる材料からなると共
に、当該第1ライトガイドと第2ライトガイドのいずれ
か又は両方に対して、前記光源の発する光が入射可能と
なっているものである。この第6の手段によれば、第1
乃至第5の手段のいずれかにおいて、第1ライトガイド
と第2ライトガイドのいずれか又は両方に対して光源の
発する特定波長を有した光を入射させることにより、入
射した光特定波長の光によるフォトブリーチング効果
で、1ライトガイドと第2ライトガイドのいずれか又は
両方の放射線による光透過損失の増大を抑制又は回復さ
せることができる。
【0023】第7の手段は、第1乃至6の手段のいずれ
かの放射線検出器と、この放射線検出器の波長シフトフ
ァイバの両端部から出る光を、それぞれ電気パルス信号
に変換する一対の信号処理部と、これらの信号処理部が
変換した電気パルス信号の同時計数処理を行って、同時
計数処理データを出力する同時計数処理部と、前記放射
線検出器のシンチレータの温度又はこのシンチレータの
周囲の温度を検出する温度検出手段と、前記同時計数処
理データに基づく放射線強度の算出を行うと共に、この
放射線強度の算出の際に、前記温度検出手段の検出温度
値に基づいて前記シンチレータの温度依存性を考慮した
補正を加えるように構成されたデータ処理部とを備え、
少なくとも、前記一対の信号処理部、前記同時計数処理
部および前記データ処理部は、これらの耐熱温度以下で
あって略一定温度の環境下に置かれていることを特徴と
する放射線計測システムである。
【0024】この第7の手段によれば、少なくとも、一
対の信号処理部、同時計数処理部およびデータ処理部
は、略一定温度の環境下に置かれて温度変化の影響を受
けない。そこで、データ処理部が同時計数処理データに
基づく放射線強度の算出を行う際に、温度検出手段の検
出温度値に基づいてシンチレータの温度依存性を考慮し
た補正を加えるだけで、放射線検出器の設置環境の温度
変化に対して、放射線強度の計測精度を高くつ保つこと
ができる。
【0025】第8の手段は、第7の手段において、前記
データ処理部は、前記放射線強度の算出の際に、予め得
られた前記放射線検出器におけるシンチレータの温度と
計数感度の相対値との対応関係を表す校正データに基づ
いて、前記温度検出手段の検出温度値に対応した前記計
数感度の相対値を用いた前記補正を加えるように構成さ
れているものである。
【0026】第9の手段は、第1乃至第6の手段のいず
れかの放射線検出器と、この放射線検出器の波長シフト
ファイバの両端部から出る光を、それぞれ電気パルス信
号に変換する一対の信号処理部と、各信号処理部が変換
した電気パルス信号を、それぞれ2種類以上の異なるパ
ルス幅のパルス信号に設定する各パルス幅設定器と、こ
れらのパルス幅設定器が設定した各パルス信号につい
て、それぞれ同時計数処理を行って、各パルス信号にそ
れぞれ対応した同時計数処理データを出力する各同時計
数処理部と、前記同時計数処理データに基づく放射線強
度の算出を行うと共に、この放射線強度の算出の際に、
各同時計数処理データ同士の関係に基づいて前記シンチ
レータの温度依存性を考慮した補正を加えるように構成
されたデータ処理部とを備え、前記信号処理部、各パル
ス幅設定器、各同時計数処理部および前記データ処理部
は、これらの耐熱温度以下であって略一定温度の環境下
に置かれていることを特徴とする放射線計測である。
【0027】この第9の手段によれば、信号処理部、各
パルス幅設定器、各同時計数処理部およびデータ処理部
は、略一定温度の環境下に置かれて温度変化の影響を受
けない。そこで、データ処理部が同時計数処理データに
基づく放射線強度の算出を行う際に、各同時計数処理デ
ータ同士の関係に基づいてシンチレータの温度依存性を
考慮した補正を加えるだけで、放射線検出器の設置環境
の温度変化に対して、放射線強度の計測精度を保高く保
つことができる。
【0028】第10の手段は、第9の手段において、前
記同時計数処理部は、2つのパルス幅設定器が設定した
2つのパルス信号について、それぞれ同時計数処理を行
うと共に、前記同時計数処理データとして各パルス信号
にそれぞれ対応した同時計数率を出力するように構成さ
れ、前記データ処理部は、前記放射線強度の算出の際
に、予め得られた前記2つの同時計数率同士の比と計数
感度の相対値との対応関係を表す校正データに基づい
て、前記同時計数処理部の出力した2つの同時計数率同
士の比に対応した前記計数感度の相対値を用いた前記補
正を加えるように構成されているものである。
【0029】第11の手段は、第1乃至第6の手段のい
ずれかの放射線検出器の波長シフトファイバの両端部か
ら出る光を、それぞれ電気パルス信号に変換する信号処
理行程と、この信号処理行程において変換された電気パ
ルス信号を、それぞれ2種類以上の異なるパルス幅のパ
ルス信号に設定するパルス幅設定行程と、このパルス幅
設定行程において設定された各パルス信号について、そ
れぞれ同時計数処理を行って、各パルス信号にそれぞれ
対応した同時計数処理データを出力する同時計数処理行
程と、前記同時計数処理データに基づく放射線強度の算
出を行うと共に、この放射線強度の算出の際に、各同時
計数処理データ同士の関係に基づいて前記放射線検出器
のシンチレータの温度依存性を考慮した補正を加えるデ
ータ処理行程とを含む手順をコンピュータに実行させる
ための放射線計測プログラムを記録したことを特徴とす
るコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0030】第12の手段は、第7乃至第10のいずれ
かの手段において、前記放射線検出器の第2ライトガイ
ドを省略したものである。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図8は本発明によ
る放射線検出の実施の形態を示す図である。なお、図1
乃至図8に示す本発明の実施の形態において、図9およ
び図10に示す従来例と同一の構成部分には同一符号を
付して説明する。
【0032】[第1の実施形態]まず、図1により本発
明の第1の実施形態の放射線検出器について説明する。
図1において、放射線検出器Dは、シンチレータ1と、
第1ライトガイド4と、この第1ライトガイド4を貫通
する波長シフトファイバ5と、上記シンチレータ1と上
記第1ライトガイド4との間に介設された第2ライトガ
イド2とを備えている。
【0033】上記シンチレータ1は、例えばタリウム活
性化ヨウ化ナトリウム(NaI(Tl))等で作られ、放射
線の入射によりシンチレーション光を発するようになっ
ている。また、上記第1ライトガイド4は、シンチレー
タ1から発せられたシンチレーション光を入射させる入
射面4aと、この入射面4aから入射したシンチレーシ
ョン光を内側へ反射させる反射面(入射面4a以外の表
面)とで囲まれている。この場合、反射面は、例えば酸
化チタン等の反射材を塗布することによって形成されて
いる。
【0034】また、上記波長シフトファイバ5は、例え
ば蛍光体を含むコアとこのコアを覆うクラッドとからな
り、第1ライトガイド4内に入射したシンチレーション
光を吸収して、より長波長の蛍光パルスとして再放出
し、この再放出された蛍光パルスを両端部5a,5bか
ら同時性を有して放出するようになっている。
【0035】なお、第1ライトガイド4の上記反射面
は、入射したシンチレーション光を乱反射作用で第1ラ
イトガイド4内に満たすことにより、波長シフトファイ
バ5へのシンチレーション光の入射・吸収の確率を向上
させる機能を有している。
【0036】次に、上記第2ライトガイド2は、シンチ
レータ1の光出力面1aと光学的に密接に接続される入
射面2aと、第1ライトガイド4の入射面4aと光学的
に密接に接続される光出力面2bとを有している。そし
て、この第2ライトガイド2は、シンチレータ1から入
射面2aを通して入射したシンチレーション光を、全反
射作用又は鏡面反射作用によって光出力面2bまで導
き、第1ライトガイド4の入射面4aへ入射させるよう
になっている。
【0037】なお、第1ライトガイド4の入射面4aと
第2ライトガイド2の光出力面2bとの間は、透明シリ
コングリース等の光学結合剤3を介して接続されている
が、シンチレータ1の光出力面1aと第2ライトガイド
2の入射面2aとの間は、高温による状態変化を避ける
ため、光学結合剤等を介することなく直接接続されてい
る。
【0038】そして、この放射線検出器Dにおいて、シ
ンチレータ1および第2ライトガイド2は、波長シフト
ファイバ5よりも耐熱温度の高い材料からなっている。
具体的には、波長シフトファイバ5が、例えばポリスチ
レンやメタクリル樹脂等の耐熱温度70〜80℃のプラ
スチック系材料で作られているのに対して、シンチレー
タ1および第2ライトガイド2は、例えば100℃以上
の耐熱温度を有する材料で作られている。
【0039】なお、上記第2ライトガイド2は、例えば
シンチレーション光を透過可能で且つ空気より屈折率の
大きい材料からなる角柱や円柱等の柱状体によって構成
されている。この場合、シンチレータ1から第2ライト
ガイド2に入射したシンチレーション光は、第2ライト
ガイド2の表面(周囲の空気との境界面)内側における
全反射作用によって第1ライトガイド4の入射面4aま
で導かれる。同様に、第2ライトガイド2を、複数本の
光ファイバを束ねて構成した光ファイババンドルで構成
してもよい。
【0040】また、第2ライトガイド2は、シンチレー
ション光を透過可能な液体と、この液体が封入されると
共にシンチレーション光を内側に全反射又は鏡面反射可
能なチューブとによって構成されていてもよい。
【0041】具体的には、透明のチューブを用いる場合
は、周囲の空気との屈折率の違いによる全反射作用を利
用することができる。また、内側に鏡面反射処理を施し
た不透明のチューブか、外面又は内面に鏡面反射処理を
施した透明のチューブを用いる場合は、鏡面反射作用を
利用することができる。
【0042】この場合、第2ライトガイド2に入射した
シンチレーション光は、第2ライトガイド2のチューブ
における内側への全反射作用又は鏡面反射作用によって
第1ライトガイド4の入射面4aまで導かれる。
【0043】更に、第2ライトガイド2は、前記シンチ
レーション光を内側に鏡面反射可能なチューブによって
構成されていてもよい。この場合、第2ライトガイド2
に入射したシンチレーション光は、第2ライトガイド2
を構成するチューブにおける内側への鏡面反射作用によ
って第1ライトガイド4の入射面4aまで導かれる。
【0044】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、シ
ンチレータ1および第2ライトガイド2が、波長シフト
ファイバ5よりも耐熱温度の高い材料からなっているの
で、波長シフトファイバ5をその耐熱温度以下の環境下
に置いたまま、シンチレータ1を波長シフトファイバ5
の耐熱温度より高い温度環境下に晒すことができる。こ
のため、特別な冷却手段等を用いることなく、波長シフ
トファイバ5の耐熱温度より高い温度環境下における放
射線検出を行うことができる。
【0045】具体的には、例えば波長シフトファイバ5
の耐熱温度を約70℃とすれば、図1に示すように、波
長シフトファイバ5を70℃以下の環境下に置いたま
ま、シンチレータ1を波長シフトファイバ5の耐熱温度
より高い70℃以上(例えば100℃)の温度環境下に
晒して、放射線検出を行うことができる。
【0046】[第2の実施形態]次に、図2乃至図4に
より本発明の第2の実施形態の放射線計測システムにつ
いて説明する。なお、図2に示す本実施形態において、
図1に示す上記第1の実施形態と同一の構成部分には同
一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0047】図2において、放射線計測システムは、上
記第1の実施形態の放射線検出器Dと、一対の信号処理
部7A,7B、同時計数処理部8、データ処理部9およ
び温度検出手段10,11とを備えている。
【0048】上記一対の信号処理部7A,7Bは、それ
ぞれ導光ファイバ等の光伝送手段6A,6Bによって、
上記放射線検出器Dにおける波長シフトファイバ5の両
端部5a,5bと接続されている。そして、これらの信
号処理部7A,7Bは、波長シフトファイバ5の両端部
5a,5bから出る蛍光パルスを、それぞれ電気パルス
信号に変換するように構成されている。具体的には、各
信号処理部7A,7Bは、例えば、光電子贈倍管等から
なる光検出器、信号増幅回路および信号検出回路等から
構成されている。
【0049】また、上記同時計数処理部8は、信号処理
部7A,7Bが変換した電気パルス信号の同時計数処理
を行って、同時計数処理データとしての同時計数率Rを
出力するように構成されている。具体的には、同時計数
処理部8は、例えば、同時計数器、カウンタおよび上記
データ処理装置9とのインターフェイス回路等から構成
されている。
【0050】次に、上記温度検出手段10,11は、放
射線検出器Dにおけるシンチレータ1の表面又は近傍に
配設された温度センサ(例えば熱電対)10と、この温
度センサ10に接続された温度計測器11とから構成さ
れている。
【0051】また、上記データ処理部9に対して、同時
計数処理部8および温度計測器11が接続されている。
そして、同時計数処理部8の上記インターフェイス回路
を利用して、同時計数処理部8の出力した同時計数率R
がデータ処理部9へオンラインで伝送されるようになっ
ている。また、データ処理部9は、温度値読み取り手段
を用いて、温度計測器11から検出温度値を読みとって
記録できるようになっている。
【0052】そして、データ処理部9は、上記同時計数
処理データとしての同時計数率Rに基づく放射線強度の
算出を行うと共に、この放射線強度の算出の際に、温度
検出手段10,11の検出温度値に基づいて、後述する
ようなシンチレータ1の温度依存性を考慮した補正を加
えるように構成されている。
【0053】この放射線計測システムにおいて、放射線
検出器Dおよび温度センサ10は、温度変化のある環境
下に置かれている。一方、信号処理部7A,7B、同時
計数処理部8、データ処理部9および温度計測器11
は、これらの耐熱温度(例えば50℃)以下であって略
一定温度の環境下(例えば、原子力施設における温度管
理された計測室)に置かれている。
【0054】この場合、放射線検出器Dおよび温度セン
サ10は、高温(例えば50℃以上)になる環境下に置
いてもよいが、上記第1の実施形態の場合と同様、少な
くとも波長シフトファイバ5は、その耐熱温度(例えば
70℃)以下の環境下に置く必要がある。また、本実施
形態では、温度検出手段10,11に電子回路部品を有
する温度測定器11を用いているため、この温度測定器
11だけはデータ処理部9等と同様の温度環境下に置く
ようにしている。
【0055】次に、上記データ処理部9における、シン
チレータ1の温度依存性を考慮した補正を含む放射線強
度の算出について詳細に説明する。例えばタリウム活性
化ヨウ化ナトリウム(NaI(Tl))で作られたシンチレ
ータ1は温度依存性を有し、温度が上昇すると発光減衰
時間が短くなり発光量が減少する。このため、放射線検
出器Dの放射線計数感度は、シンチレータ1の温度上昇
に伴って低下する。
【0056】そこで、予め一定強度の放射線場の計測で
得られる計数感度とシンチレータ1の温度Tとの関係を
調べて、図3に例示するような、温度Tと計数感度の相
対値Cとの対応関係を表す校正データを得ておく。
【0057】図3に示す校正データは、規格化温度T0
=19℃における計数感度を1.0とした場合の、各温
度Tにおける計数感度の相対値Cを表すデータの例を、
それぞれ校正曲線(図3(a))、および校正数値テー
ブル(図3(b))の形式で示したものである。
【0058】次に、図4のフローチャートを参照して、
データ処理部9における放射線強度算出の手順を説明す
る。図4において、まず温度測定器11からの検出温度
値の取得(ステップS1)および同時計数処理部8から
の同時計数率Rの取得(ステップS2)がなされる。次
に、図3に例示したような校正データを参照して、検出
温度値に対応した計数感度の相対値Cを求める(ステッ
プS3)。そして、予め定められた放射線強度換算計数
と、上記同時計数率Rおよび計数感度の相対値Cとを用
いて、補正の加えられた放射線強度(=同時計数率R/
放射線強度換算計数×(1/C))が算出される(ステ
ップS4)。
【0059】なお、同時計数処理部8が同時計数処理デ
ータとして同時計数率Rを出力する場合について説明し
たが、同時計数処理部8が同時計数処理データとして同
時計数値rおよび計測時間tを出力し、これらの同時計
数値rおよび計測時間tのデータに基づいてデータ処理
部9が同時計数率Rを算出するように構成してもよい。
【0060】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、信
号処理部7A,7B、同時計数処理部8、データ処理部
9および温度測定器11は、略一定温度の環境下に置か
れて温度変化の影響を受けない。
【0061】そこで、データ処理部9が同時計数処理デ
ータRに基づく放射線強度の算出を行う際に、温度検出
手段10,11の検出温度値に基づいてシンチレータ1
の温度依存性を考慮した補正を加えるだけで、放射線検
出器Dの設置環境の温度変化に対して、放射線強度の計
測精度を高くつ保つことができる。このため、温度変化
を伴う環境下の放射線計測を、簡単な構成で極めて正確
に行うことができる。
【0062】[第3の実施形態]次に、図5乃至図7に
より本発明の第3の実施形態の放射線計測システムにつ
いて説明する。図5に示すように、本実施形態は、上記
温度検出手段10,11を省略すると共に、上記同時計
数処理部8とデータ処理部9とに代えて、それぞれ信号
系統A,Bとデータ処理部9′とを備えた点で上記第2
の実施形態と異なり、その他の構成は図2に示す上記第
2の実施形態と略同様である。
【0063】具体的には、図5に示すように、上記信号
系統AおよびBは、それぞれ、一対のパルス幅設定器1
2A,12Bおよび12C,12Dと、同時計数処理部8
Aおよび8Bとを有している。
【0064】このうち、信号系統Aのパルス幅設定器1
2A,12Bは、各信号処理部7B,7Aが変換した電気
パルス信号b,aを、それぞれ、例えばパルス幅500n
secのパルス信号b1,a1に設定し、信号系統Bのパル
ス幅設定器12C,12Dは、各電気パルス信号a,b
を、それぞれ、例えばパルス幅100nsecのパルス信号
a2,b2 に設定するように構成されている。
【0065】この場合、各パルス幅設定器12A,12
Bおよび12C,12Dが設定する上記パルス幅は、上
記タリウム活性化ヨウ化ナトリウムで作られたシンチレ
ータ1におけるシンチレーション光の発光減衰時間が約
230nsecであることに基づいて例示したものである
(例えば、パルス幅500nsecは、発光減衰時間230
nsecの約2倍)。
【0066】また、信号系統Aの同時計数処理部8A
は、対応するパルス幅設定器12A,12Bが設定した
各パルス信号b1,a1について、それぞれ同時計数処理
を行って、パルス信号b1,a1に対応した同時計数率R
aを同時計数処理データとして出力する。一方、信号系
統Bの同時計数処理部8Bは、対応するパルス幅設定器
12C,12Dが設定した各パルス信号a2,b2 につい
て、それぞれ同時計数処理を行って、パルス信号a2,b
2に対応した同時計数率Rbを同時計数処理データとして
出力する。
【0067】なお、各同時計数処理部8A,8Bのその
他の構成は、上記第2の実施形態の同時計数処理部8と
略同様であり、同時計数処理部8A,8Bのインターフ
ェイス回路を利用して、同時計数処理部8A,8Bの出
力した同時計数率Ra,Rbがデータ処理部9′へオンラ
インで伝送されるようになっている。
【0068】そして、データ処理部9′は、同時計数処
理データとしての同時計数率Ra,Rbに基づく放射線強
度の算出を行うと共に、この放射線強度の算出の際に、
各同時計数率Ra,Rb同士の関係に基づいてシンチレー
タ1の温度依存性を考慮した補正を加えるように構成さ
れている。
【0069】この放射線計測システムにおいても、上記
第2の実施形態の放射線計測システム(図2参照)の場
合と同様、放射線検出器Dは温度変化のある環境下に置
かれているが、信号処理部7A,7B、パルス幅設定器
12A〜12D、同時計数処理部8A,8Bおよびデー
タ処理部9′は、これらの耐熱温度(例えば50℃)以
下であって略一定温度の環境下に置かれている。
【0070】また、上記第2の実施形態の場合と同様、
放射線検出器Dは、高温(例えば50℃以上)になる環
境下に置いてもよいが、少なくとも波長シフトファイバ
5は、その耐熱温度(例えば70℃)以下の環境下に置
く必要がある。
【0071】次に、上記データ処理部9′における、シ
ンチレータ1の温度依存性を考慮した補正を含む放射線
強度の算出について詳細に説明する。
【0072】上述したように、例えばタリウム活性化ヨ
ウ化ナトリウム(NaI(Tl))で作られたシンチレータ
1は温度依存性を有し、温度が上昇すると発光減衰時間
が短くなる。このことにより、発光効率が低下して放射
線検出器Dの放射線計数感度が低下すると共に、信号処
理部7A,7Bに到達する蛍光パルスの発生するタイム
ジッタ(time jitter)が小さくなる。
【0073】そして、上記異なるパルス幅(500nse
c,100nsec)による2つの同時計数率同士の比(同時
計数率比)Rc=Rb/Raは、図6(a)に示すように、
シンチレータ1の温度Tの上昇に従って増大する。
【0074】一方、図6(b)には、予め一定強度の放
射線場の計測で得られる計数感度と温度Tとの関係を調
べて得られた、シンチレータ1の温度Tと計数感度の相
対値Cとの対応関係(規格化温度T0=20℃)が例示
されている。
【0075】そして、図6(a)に示す同時計数率同士
の比Rcと温度Tとの関係、および図6(b)に示す計
数感度の相対値Cと温度Tとの関係から、図6(c)に
例示するような、同時計数率同士の比Rcと計数感度の
相対値Cとの対応関係を表す校正データが得られる。
【0076】次に、図7のフローチャートを参照して、
データ処理部9′における放射線強度算出の手順を説明
する。図7において、まず各同時計数処理部8A,8B
からの同時計数率Ra,Rbの取得がなされる(ステップ
S11)。次に、2つの同時計数率同士の比Rc=Rb/
Raを求め、図6(c)に例示したような校正データを
参照して、同時計数率同士の比Rcに対応した計数感度
の相対値Cを求める(ステップS12)。そして、予め
定められた放射線強度換算計数、上記同時計数率および
計数感度の相対値Cを用いて、補正の加えられた放射線
強度(=同時計数率/放射線強度換算計数×(1/C))
が算出される(ステップS13)。
【0077】なお、同時計数処理部8A,8Bが同時計
数処理データとしてそれぞれ同時計数率Ra,Rbを出力
する場合について説明したが、同時計数処理部8A,8
Bが同時計数処理データとしてそれぞれ同時計数値ra,
rbおよび計測時間ta,tbを出力し、これらの同時計数
値ra,rbおよび計測時間ta,tbのデータに基づいてデ
ータ処理部9′が同時計数率Ra,Rbを算出するように
構成してもよい。
【0078】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、信
号処理部7A,7B、各パルス幅設定器12A〜12
D、各同時計数処理部8A,8Bおよびデータ処理部
9′は、略一定温度の環境下に置かれて温度変化の影響
を受けない。
【0079】そこで、データ処理部9′が同時計数処理
データに基づく放射線強度の算出を行う際に、同時計数
率同士の比Rc=Rb/Raに基づいてシンチレータ1の温
度依存性を考慮した補正を加えるだけで、放射線検出器
Dの設置環境の温度変化に対して、放射線強度の計測精
度を高く保つことができる。このため、温度変化を伴う
環境下の放射線計測を、簡単な構成で極めて正確に行う
ことができる。
【0080】また、上記第2の実施形態の放射線計測シ
ステムで用いたような温度検出手段や温度依存性を有す
る付加的な電子部品、或いは時間間隔の計測に一般的に
用いられるTAC(time-to-amplitude converter:時
間波高変換器)やTDC(time-to-digital converte
r:時間デジタル変換器)といった複雑な装置も不要で
ある。
【0081】なお、放射線強度計測における温度補正の
基準として同時計数率同士の比Rcを用いる場合につい
て説明したが、この同時計数率同士の比Rcに代えて、
同時計数率同士の差を用いることもできる。また、2つ
の信号系統A,Bを設けて、2つの異なるパルス幅のパ
ルス信号による同時計数率Ra,Rb同士の関係を用いる
場合について説明したが、3つ以上の信号系統を設け
て、3つ以上の異なるパルス幅のパルス信号による同時
計数率同士の関係を用いることもできる。
【0082】また、本実施形態の放射線計測システムに
おいて実行される放射線計測の手順、すなわち、(1)
放射線検出器Dの波長シフトファイバ5の両端部5a,
5bから出る光を、それぞれ電気パルス信号a,bに変
換する信号処理行程と、(2)この信号処理行程におい
て変換された電気パルス信号a,bを、それぞれ2種類
以上の異なるパルス幅のパルス信号a1,b1、a2,b2に
設定するパルス幅設定行程と、(3)このパルス幅設定
行程において設定された各パルス信号a1,b1、a2,b2
について、それぞれ同時計数処理を行って、各パルス信
号a1,b1、a2,b2にそれぞれ対応した同時計数率(同
時計数処理データ)Ra,Rbを出力する同時計数処理行
程と、(4)上記同時計数率(同時計数処理データ)R
a,Rbに基づく放射線強度の算出を行うと共に、この放
射線強度の算出の際に、各同時計数処理データ同士の関
係に基づいて放射線検出器Dのシンチレータ1の温度依
存性を考慮した補正を加えるデータ処理行程とを含む手
順をコンピュータに実行させるための放射線計測プログ
ラムとして、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録することができる。
【0083】そして、この放射線計測プログラムを記録
媒体からコンピュータに読み取らせることにより、本実
施形態の放射線計測システムにおける上記のような放射
線計測の手順を、コンピュータによって実行させること
が可能である。
【0084】ここで、上記第2又は第3の実施形態にお
いて、上記第1の実施形態の放射線検出器Dを用いる場
合について説明したが、この放射線検出器Dにおいて第
2ライトガイド2を省略したもの(例えば、図9に示す
従来の放射線検出器)を用いてもよい。
【0085】[第4の実施形態]次に、図8により本発
明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、
図1、図2又は図5に示す上記放射線検出器Dに代え
て、図8に示す放射線検出器D′を用いるものであり、
この放射線検出器D′を上記第2又は第3の実施形態に
適用する場合のその他の構成は、図2に示す上記第2の
実施形態又は図5に示す上記第3の実施形態とそれぞれ
同様である。
【0086】ここで、図8に示す本実施形態の放射線検
出器D′は、特定波長を有した光を発する光源16を備
え、第1ライトガイド4′と第2ライトガイド2のいず
れか又は両方が、上記特定波長を有した光の照射による
フォトブリーチング効果の得られる材料からなると共
に、第1ライトガイド4′と第2ライトガイド2に対し
て、上記光源16の発する光が入射可能となっている。
そして、その他の構成は図1に示す上記放射線検出器D
と略同様である。
【0087】ここで、上記フォトブリーチング効果と
は、放射線によって光透過損失の増大したガラスや透明
樹脂等の材料に対して、特定波長の光を照射することに
より、当該材料の光透過損失の増大が抑制又は回復され
る現象をいう。
【0088】上記光源16としては、例えば白色光源を
用いることができる。また、図8に示すように、例えば
第1ライトガイド4′の底面4bに光入射窓を設け、こ
の第1ライトガイド4′の底面4bと光源16の光出力
面16aとの間に、光出力面14aと入射面14bとを
有する第3ライトガイド14を介設することで、光源1
6の発する光を第1ライトガイド4′に入射させるよう
にしている。
【0089】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、第
1ライトガイド4′と第2ライトガイド2のいずれか又
は両方に対して光源16の発する特定波長を有した光を
入射させることにより、入射した光特定波長の光による
フォトブリーチング効果で、第1ライトガイド4′と第
2ライトガイド2のいずれか又は両方について、放射線
による光透過損失の増大を抑制又は回復させることがで
きる。
【0090】なお、光源16の発する光に含まれる紫外
線の影響で、第1乃至第3のライトガイド2,4′,14
のいずれか(例えば、ある種の樹脂材料からなるもの)
に損傷のおそれがある場合は、図8に示すように、光源
16の光出力面16aと第3ライトガイド14の入射面
14bとの間に紫外線フィルタ15を介在させることに
より、そのよう損傷のおそれを回避することができる。
【0091】
【発明の効果】請求項1乃至6のいずれかに記載の発明
によれば、波長シフトファイバをその耐熱温度以下の環
境下に置いたまま、シンチレータを波長シフトファイバ
の耐熱温度より高い温度環境下に晒すことができるの
で、特別な冷却手段を用いることなく、波長シフトファ
イバの耐熱温度より高い温度環境下における放射線検出
を行うことができる。
【0092】請求項7又は8記載の発明によれば、少な
くとも、一対の信号処理部、同時計数処理部およびデー
タ処理部は、略一定温度の環境下に置かれて温度変化の
影響を受けない。そこで、データ処理部が同時計数処理
データに基づく放射線強度の算出を行う際に、温度検出
手段の検出温度値に基づいてシンチレータの温度依存性
を考慮した補正を加えるだけで、放射線検出器の設置環
境の温度変化に対して、放射線強度の計測精度を高くつ
保つことができる。このため、温度変化を伴う環境下の
放射線計測を、簡単な構成で極めて正確に行うことがで
きる。
【0093】請求項9又は10記載の発明によれば、信
号処理部、各パルス幅設定器、各同時計数処理部および
データ処理部は、略一定温度の環境下に置かれて温度変
化の影響を受けない。そこで、データ処理部が同時計数
処理データに基づく放射線強度の算出を行う際に、各同
時計数処理データ同士の関係に基づいてシンチレータの
温度依存性を考慮した補正を加えるだけで、放射線検出
器の設置環境の温度変化に対して、放射線強度の計測精
度を保高く保つことができる。このため、温度変化を伴
う環境下の放射線計測を、簡単な構成で極めて正確に行
うことができる。
【0094】請求項12記載の発明によっても、基本的
に、請求項7又は8記載の発明、或いは請求項9又は1
0記載の発明の上述した効果と同様の効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の放射線検出器を示す
模式図。
【図2】本発明の第2の実施形態の放射線計測システム
を示すブロック図。
【図3】図2に示す放射線計測システムの温度補正に用
いる校正データの例を示す図であって、(a)は、校正
曲線の形式のものを示すグラフ、(b)は、校正数値テ
ーブルの形式のものを示す表。
【図4】図2に示す放射線計測システムの温度補正を含
む放射線強度算出の手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施形態の放射線計測システム
を示すブロック図。
【図6】図5に示す放射線計測システムの温度補正に用
いる校正曲線の例を示すグラフであって、(a)は、温
度と同時計数率比との関係、(b)は、温度と計数感度
の相対値との関係、(c)は、同時計数率比と計数感度
の相対値との関係をそれぞれ示すグラフ。
【図7】図5に示す放射線計測システムの温度補正を含
む放射線強度算出の手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施形態の放射線検出器を示す
模式図。
【図9】従来の放射線検出器の一例を示す図。
【図10】従来の放射線検出器の他の例を示す図。
【符号の説明】
1 シンチレータ 2 第2ライトガイド 4 第1ライトガイド 4a 第1ライトガイドの入射面 5 波長シフトファイバ 5a,5b 波長シフトファイバの両端部 6A,6B 導光ファイバ 7A,7B 信号処理部 8,8A,8B 同時計数処理部 9,9′ データ処理部 10 温度検出器 11 温度計測部 12A〜12D パルス幅設定器 14 第3ライトガイド 15 紫外線フィルタ 16 光源 A,B パルス幅の異なるパルス信号に対応する各信号
系統 C 計数感度の相対値 D,D′ 放射線検出器 R,Ra,Rb 同時計数率(同時計数処理データ) Rc 同時計数率同士の比
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−243585(JP,A) 特開 昭62−59884(JP,A) 特開 昭53−125087(JP,A) 特開 平6−258446(JP,A) 特開 平9−43355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01T 1/00 - 7/12

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線の入射によりシンチレーション光を
    発するシンチレータと、 このシンチレータから発せられたシンチレーション光を
    入射させる入射面と、この入射面から入射したシンチレ
    ーション光を内側へ反射させる反射面とで囲まれた第1
    ライトガイドと、 この第1ライトガイドを貫通すると共に、前記第1ライ
    トガイド内に入射したシンチレーション光を吸収して再
    放出し、この再放出された光を両端部から出す波長シフ
    トファイバと、 前記シンチレータと前記第1ライトガイドの入射面との
    間に介設され、前記シンチレーション光を前記第1ライ
    トガイドの入射面へ導くための第2ライトガイドとを備
    え、 前記シンチレータおよび前記第2ライトガイドは、前記
    波長シフトファイバよりも耐熱温度の高い材料からなる
    ことを特徴とする放射線検出器。
  2. 【請求項2】前記第2ライトガイドは、前記シンチレー
    ション光を透過可能で且つ空気より屈折率の大きい材料
    からなる柱状体によって構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の放射線検出器。
  3. 【請求項3】前記第2ライトガイドは、光ファイバによ
    って構成されていることを特徴とする請求項1記載の放
    射線検出器。
  4. 【請求項4】前記第2ライトガイドは、前記シンチレー
    ション光を透過可能な液体と、この液体が封入されると
    共に前記シンチレーション光を内側に全反射又は鏡面反
    射可能なチューブとによって構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の放射線検出器。
  5. 【請求項5】前記第2ライトガイドは、前記シンチレー
    ション光を内側に鏡面反射可能なチューブによって構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の放射線検出
    器。
  6. 【請求項6】特定波長を有した光を発する光源を更に備
    え、 前記第1ライトガイドと第2ライトガイドのいずれか又
    は両方が、前記特定波長を有した光の照射によるフォト
    ブリーチング効果の得られる材料からなると共に、 当該第1ライトガイドと第2ライトガイドのいずれか又
    は両方に対して、前記光源の発する光が入射可能となっ
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の放射線検出器。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の放射線
    検出器と、 この放射線検出器の波長シフトファイバの両端部から出
    る光を、それぞれ電気パルス信号に変換する一対の信号
    処理部と、 これらの信号処理部が変換した電気パルス信号の同時計
    数処理を行って、同時計数処理データを出力する同時計
    数処理部と、 前記放射線検出器のシンチレータの温度又はこのシンチ
    レータの周囲の温度を検出する温度検出手段と、 前記同時計数処理データに基づく放射線強度の算出を行
    うと共に、この放射線強度の算出の際に、前記温度検出
    手段の検出温度値に基づいて前記シンチレータの温度依
    存性を考慮した補正を加えるように構成されたデータ処
    理部とを備え、 少なくとも、前記一対の信号処理部、前記同時計数処理
    部および前記データ処理部は、これらの耐熱温度以下で
    あって略一定温度の環境下に置かれていることを特徴と
    する放射線計測システム。
  8. 【請求項8】前記データ処理部は、前記放射線強度の算
    出の際に、予め得られた前記放射線検出器におけるシン
    チレータの温度と計数感度の相対値との対応関係を表す
    校正データに基づいて、前記温度検出手段の検出温度値
    に対応した前記計数感度の相対値を用いた前記補正を加
    えるように構成されていることを特徴とする請求項7記
    載の放射線計測システム。
  9. 【請求項9】請求項1乃至6のいずれかに記載の放射線
    検出器と、 この放射線検出器の波長シフトファイバの両端部から出
    る光を、それぞれ電気パルス信号に変換する一対の信号
    処理部と、 各信号処理部が変換した電気パルス信号を、それぞれ2
    種類以上の異なるパルス幅のパルス信号に設定する各パ
    ルス幅設定器と、 これらのパルス幅設定器が設定した各パルス信号につい
    て、それぞれ同時計数処理を行って、各パルス信号にそ
    れぞれ対応した同時計数処理データを出力する各同時計
    数処理部と、 前記同時計数処理データに基づく放射線強度の算出を行
    うと共に、この放射線強度の算出の際に、各同時計数処
    理データ同士の関係に基づいて前記シンチレータの温度
    依存性を考慮した補正を加えるように構成されたデータ
    処理部とを備え、 前記信号処理部、各パルス幅設定器、各同時計数処理部
    および前記データ処理部は、これらの耐熱温度以下であ
    って略一定温度の環境下に置かれていることを特徴とす
    る放射線計測システム。
  10. 【請求項10】前記同時計数処理部は、2つのパルス幅
    設定器が設定した2つのパルス信号について、それぞれ
    同時計数処理を行うと共に、前記同時計数処理データと
    して各パルス信号にそれぞれ対応した同時計数率を出力
    するように構成され、 前記データ処理部は、前記放射線強度の算出の際に、予
    め得られた前記2つの同時計数率同士の比と計数感度の
    相対値との対応関係を表す校正データに基づいて、前記
    同時計数処理部の出力した2つの同時計数率同士の比に
    対応した前記計数感度の相対値を用いた前記補正を加え
    るように構成されていることを特徴とする請求項9記載
    の放射線計測システム。
  11. 【請求項11】請求項1乃至6のいずれかに記載の放射
    線検出器の波長シフトファイバの両端部から出る光を、
    それぞれ電気パルス信号に変換する信号処理行程と、 この信号処理行程において変換された電気パルス信号
    を、それぞれ2種類以上の異なるパルス幅のパルス信号
    に設定するパルス幅設定行程と、 このパルス幅設定行程において設定された各パルス信号
    について、それぞれ同時計数処理を行って、各パルス信
    号にそれぞれ対応した同時計数処理データを出力する同
    時計数処理行程と、 前記同時計数処理データに基づく放射線強度の算出を行
    うと共に、この放射線強度の算出の際に、各同時計数処
    理データ同士の関係に基づいて前記放射線検出器のシン
    チレータの温度依存性を考慮した補正を加えるデータ処
    理行程とを含む手順をコンピュータに実行させるための
    放射線計測プログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】前記放射線検出器の第2ライトガイドを
    省略したことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか
    に記載の放射線計測システム。
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