JP2923291B2 - 免震装置の耐火被覆構造 - Google Patents

免震装置の耐火被覆構造

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JP2923291B2
JP2923291B2 JP15153298A JP15153298A JP2923291B2 JP 2923291 B2 JP2923291 B2 JP 2923291B2 JP 15153298 A JP15153298 A JP 15153298A JP 15153298 A JP15153298 A JP 15153298A JP 2923291 B2 JP2923291 B2 JP 2923291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震装置の耐火被
覆構造に関し、特に、積層された耐火材に設けられた突
出片を免震装置の外周面に接触又は非接触とすることに
より、免震装置の変形に応じて耐火材を追従させ、耐火
材を破損することなく免震装置を確実に耐火被覆するた
めの新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、免震装置は建物空間内に露出する
ことがなかったため、耐火被覆は不要であったが、近年
になり、建物の地下や1階を駐車場等で利用することを
要求され、免震装置も露出するため耐火被覆を施すこと
が必要となっている。そのため、この種の免震装置の耐
火被覆構造としては、第1、第2従来例として、実公平
7−1369号公報及び特公平8−3283号公報に開
示された構成が提案されている。この実公平7−136
9号公報に開示された構成においては、セラミックファ
イバー製のフェルト等の可撓性の耐火材を巻きつけてい
た。また、特公平8−3283号公報に開示された構成
においては、免震装置の周囲に断熱材を積層させ、この
断熱材と可撓性及び耐火性を有する金属板材で囲ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の免震装置の耐火
被覆構造は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、第1従来例の場
合、セラミックファイバー製のフェルト等の可撓性の耐
火材を多重に巻付けていたため、免震装置の変形に対す
る追従性が良好でなく、かつ、外観の出来栄えが不良で
あった。また、第2従来例の場合、各断熱材には所定の
厚さがありかつ各断熱材の内側が直接免震装置に当接し
ているため、各断熱材が硬質材料で構成されている場合
には、破損を生じ、耐久性に問題が生じていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、積層された耐火材に設けら
れた突出片を免震装置の外周面に接触又は非接触とする
ことにより、免震装置の変形に応じて耐火材を追従さ
せ、耐火材を破損することなく免震装置を確実に耐火被
覆するようにした免震装置の耐火被覆構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による免震装置の
耐火被覆構造は、積層構造の免震装置の周囲に、その下
端から上端まで全高にわたり、輪状の耐火材を積層した
状態で設け、前記耐火材に設けられ内側に突出する突出
片を前記免震装置の外周面に接触又は非接触とすると共
に、前記突出片の厚さは前記耐火材の厚さよりも薄くし
た構成である。
【0006】さらに詳細には、前記耐火材は、扇形をな
す複数の扇形体よりなる構成である。
【0007】さらに詳細には、前記耐火材と突出片は、
同一種の耐火材料よりなると共に一体に形成されている
構成である。
【0008】さらに詳細には、前記耐火材と突出片は、
互いに異種の耐火材料よりなると共に一体状に結合され
ている構成である。
【0009】さらに詳細には、前記耐火材には減摩材料
が設けられている構成である。
【0010】さらに詳細には、前記各耐火材のうちの少
なくとも一層は、圧縮復元性及び/または可撓性を有す
る弾性材よりなる構成である。
【0011】さらに詳細には、前記各耐火材のうちの少
なくとも一層は、加熱膨張性材料を有する構成である。
【0012】さらに詳細には、前記各突出片には係止部
が設けられ、前記各係止部間が弾性体で結合されること
により、複数の扇形体が前記免震装置の周囲に輪状の耐
火材として配置される構成である。
【0013】さらに詳細には、前記各突出片の内端が輪
状弾性体で接続されることにより、複数の扇形体が前記
免震装置の周囲に輪状の耐火材として配置される構成で
ある。
【0014】さらに詳細には、前記各扇形体は外周面で
係止部材により結合されることにより、前記免震装置の
周囲に輪状の耐火材として配置される構成である。
【0015】さらに詳細には、前記各突出片間は係止部
材により結合されることにより、前記各扇形体が前記免
震装置の周囲に輪状の耐火材として配置される構成であ
る。
【0016】さらに詳細には、前記各耐火材と免震装置
との間の空隙には可撓性及び/または圧縮復元性を有す
る断熱材が設けられている構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による免
震装置の耐火被覆構造の好適な実施の形態について述べ
る。図1において符号1で示されるものは、支柱等の下
部構造体であり、この下部構造体1と柱等の上物2との
間には免震装置3が設けられている。この免震装置3は
周知のように金属板とゴム等が多重状に積層された積層
構造で構成されており、この免震装置3の周囲には、そ
の下端から上端まで全高にわたり例えば、ケイ酸カルシ
ウム板、石膏成形板、セラミック板、ロックウール板、
難燃性発泡樹脂板、セメント成形板、金属板等からなる
輪状の耐火材4が積層して設けられている。
【0018】前記各耐火材4は、全体が一体の輪状に形
成されている構成、あるいは図4で示すように、扇形を
なす複数の扇形体4aよりなり全体が輪状に形成された
構成の何れでもよく、後者の場合には輪状の締結体5ま
たは図5及び図6で示す接合用固定プレート5a、もし
くは図23で示す係止部材5aA、もしくは図18及び
図19で示す弾性体、もしくは図21で示す輪状弾性体
によって全体が輪状を保つことができるように構成され
ている。前記耐火材4は、図1で示されるように免震装
置1が変形していない場合には、免震装置3の外周面3
aとは間隔Dを保つような位置関係で構成され、この耐
火材4に設けられその内側に突出する突出片6の内端6
aは前記外周面3aに接触又は非接触すなわち当接又は
近傍に配置され、この突出片6の厚さは前記耐火材4の
厚さよりも十分薄く(例えば約1/2〜1/20)に構
成されている。
【0019】前記突出片6の形状は、種々可能であり、
図3及び図4のように扇形であったり、図13から図1
6で示されるように複数の三角形及び棒状の形状を連続
して設けてもよい。また、これらの断面形状も図7〜図
12で示すような種々の形状が可能であり、これらの平
面及び断面形状は特に限定されるものではない。さらに
この突出片6と耐火材4との結合構成は種々可能であ
り、耐火材4と同じ材料である同一種の耐火材料で一体
に成形した場合、図7のように、耐火材4と異種の平板
状の金属、セメント成形板、樹脂成形板、セラミック等
の耐火材料よりなる突出片6を接着、ステープル、クリ
ップ、ねじ、釘等により耐火材4に一体的に結合した場
合、図8のようにL型の突出片6を図7と同様に結合さ
せた場合、図9のように、平板状の突出片6を耐火材4
中に一体成形した場合等が可能である。また、図10か
ら図12で示すように、耐火材4と突出片6を同一材料
で一体成形することもできる。この一体成形の場合、耐
火材4の突出片6の部分に図示しない鉄筋等の補強材を
設けることもでき、突出片6の補強及び耐火性の向上を
得ることができる。
【0020】また、前記免震装置3の軸方向における上
下端には、例えば図1においては輪状をなす所定厚の
上、下保持耐火部材20A,20Bが上、下側保持耐火
部材20a,20bを介して前記下部構造体1及び上物
2にボルトあるいは接着等により、固設されている。ま
たボルトあるいは接着等による固設をせず、図25及び
26のように上、下保持耐火部材20A,20Bを免震
装置3の上下取り付けフランジ3c,3bに当接するよ
うに単に載置するのみでも良い。なお、各耐火材4の一
面又は両面にはポリテトラフルオロエチレン(商品名:
テフロン)等の減摩材料を塗布又は貼り付け等により設
けておくと、各耐火材4の摺動が円滑に行われる。さら
に、図1のように前記各耐火材4を硬質材料のみで積層
した場合には、各耐火材4及び上、下保持耐火部材20
A,20B及び上、下側保持耐火部材20a,20bが
強く当接すると摺動しにくくなるが故に、図25及び2
6のように例えば上保持耐火部材20Aと上物2との間
に隙間を形成する必要がでて来る。しかし、隙間を大き
くすると耐火上の弱点となるため、例えば図1におい
て、上保持耐火部材20Aと当接する耐火材4の一層の
一部又は全部を周知のロックウールフェルト(マッ
ト)、セラミックフェルト(マット)等の圧縮復元性及
び/または可撓性を有する無機繊維質耐火物で構成する
ことにより、前述の隙間を設けることなく各耐火材の円
滑な摺動が可能となる。また、図25又は26のように
各耐火材4のうち少なくとも一層に加熱膨張性材料(例
えば、膨張黒鉛、バーミキュライト等の熱膨張性物質を
含むシート材の張り付け、シート状の発泡性耐火塗料の
貼り付けもしくは発泡性耐火塗料の塗布等)を設けるこ
とにより、摺動のクリアランスを残したまま耐火性を確
保することも可能である。
【0021】次に、動作について述べる。図1は地震が
発生していない静止状態であり、免震装置3が変形して
いない状態である。この静止状態において地震が発生す
ると、下部構造体1に対して上物2が移動するため免震
装置3も例えば図2のように変形する。この場合、免震
装置3の変形に追従して各突出片6を介して各耐火材4
が摺動し、変形した状態の免震装置3に対する耐火状態
を確実に維持することができる。
【0022】さらに、本発明の他の形態について述べ
る。まず、図17及び図18で示される形態の場合、耐
火材4の各突出片6に設けられたフック等からなる係止
部材30間にスプリング等からなる弾性体31が張設さ
れており、この弾性体31は免震装置3の外周側に位置
して耐火材4を輪状に維持し、火災時等の耐火材4の形
状崩れを防止している。なお、この場合、図5で示す輪
状の締結体5を併用する場合もある。
【0023】また、図23及び図24で示される形態の
場合、前記各耐火材4の継目部分に図5及び図6で示す
接合用固定プレート5aに類する固定体5aAとして、
周知のバックル型を用いることもできる。また、この場
合、前記各突出片6間の継目部分に前述の外周に代わり
固定体5aAを設けることもできる。
【0024】また、図19及び図20で示されるよう
に、前述の図11の構成の突出片6の継目部分を係止部
材30と弾性体31を用いて弾性的に結合し、形状崩れ
を防止している。
【0025】また、図21及び図22で示されるよう
に、各耐火材4の内側に突出する各突出片6を棒状とし
て1個の耐火材4当たり複数とし、この各突出片6の内
端をスプリング等の耐火性の輪状弾性体31Aで接続し
て免震装置3を囲んで配設することもできる。
【0026】また、図25で示されるように、各耐火材
4と免震装置3との間に形成された空隙50内には、グ
ラスウール等からなる可撓性及び/または圧縮復元性を
有する断熱材51が充填されるように内設されているこ
とにより、高温時に空隙50内で発生する恐れのある対
流を抑え、免震装置3のゴム表面温度の上昇を抑制する
ことができる。また、この断熱材51は、セラミックウ
ール、ロックウール、ガラスウール等のマット、フェル
ト、バルク等無機繊維系断熱材はもちろんのこと、ウレ
タン系、シリコン系、ゴム系等のスポンジ状断熱材も可
能である。さらに、この断熱材51は、リング状の耐火
材4と接着等による一体化はもちろん、現場での組立時
に耐火材4と断熱材51とを交互に組込む又は別々に組
付けることも可能である。なお、上保持耐火部材20A
は上部取り付けフランジ3c及び耐火材4にのみ当接
し、上物2と上保持耐火部材20Aとの間には加熱膨張
材52が設けられ、上物2と加熱膨張材52との間には
免震装置の変形や経時変化による沈み込みに対応できる
だけの隙間が設けてある。あるいは、加熱膨張材52は
上物2に固定され、加熱膨張材52と上保持耐火部材2
0Aとの間に隙間が設けてある。また、この隙間は火災
等で高温にさらされた場合には加熱膨張材の膨張により
埋められるため熱気がこの隙間を通って侵入する事がな
い。また他の例としては図示していないが、上保持耐火
部材20Aを上部取り付けフランジ3cに当接させて上
物2に固定し、上保持耐火部材20Aとその直下の耐火
材4との間に加熱膨張材52を設置し、加熱膨張材52
と上保持耐火部材20Aの間あるいは加熱膨張材52と
耐火材4との間に隙間を設けることも可能である。下保
持耐火部材20Bは下部取り付けフランジ3bに当接さ
せて下部構造体1に設置されるが、これにボルトあるい
は接着剤等で固定しても、単に載置するのみでも良い。
突出片6は耐火材4とは別体で形成されたもので、繊維
混入セメント成形板、繊維混入珪酸カルシウム板、セラ
ミック成形板等の無機質板、あるいは金属板、樹脂成形
板等を用いても良いし、耐火材4と同一材質で一体で成
型された物でも良い。なお、耐火材4と上、下保持耐火
部材20A、20Bは同質材料であっても良いし、異種
材料であっても良い。
【0027】また、図26で示される形態は、図25の
他の形態であり、前記空隙50に設けられた可撓性及び
/または圧縮復元性を有する断熱材50を、各突出片6
毎に設け、各断熱材51と上方の突出片6との間にわず
かな隙間50aを形成した構成であり、この構成とする
ことにより、免震装置の変形時に生ずる摩擦等による断
熱材の損傷を防ぐことができる。他の部分は図25と同
一であるため、同一部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明による免震装置の耐火被覆構造
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、免震装置に対して突出
片を介して耐火材が接触又は非接触の状態で近接してい
るため、如何なる変形に対しても追従性がよく、耐火材
に不要な曲げや鉛直荷重がかからず、円滑な耐火材の摺
動が可能となる。従って、本発明の構造の出現により耐
火被覆の破損を伴うことなく安定した耐火性能を維持す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による免震装置の耐火被覆構造を示す断
面図である。
【図2】図1の動作状態を示す断面図である。
【図3】図1の要部の1例の拡大斜視図である。
【図4】図1の要部の1例の平面図である。
【図5】図4の他の形態を示す平面図である。
【図6】図5の要部を示す側面図である。
【図7】図1の要部の断面図である。
【図8】図7の他の形態を示す断面図である。
【図9】図7の他の形態を示す断面図である。
【図10】図7の他の形態を示す断面図である。
【図11】図10の他の形態を示す断面図である。
【図12】図10の他の形態を示す断面図である。
【図13】図3の他の形態を示す平面図である。
【図14】図13の断面図である。
【図15】図13の他の形態を示す平面図である。
【図16】図15の断面図である。
【図17】図1の他の形態を示す断面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図18の他の形態の平面図である。
【図20】図19の断面図である。
【図21】図19の他の形態を示す平面図である。
【図22】図21の断面図である。
【図23】図19の他の形態を示す平面図である。
【図24】図23の正面図である。
【図25】図1の他の形態を示す要部断面図である。
【図26】図25の他の形態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 免震装置 3a 外周面 4 耐火材 4a 扇形体 5aA 係止部材 6 突出片 20A 上保持耐火部材 20B 下保持耐火部材 20a 上側保持耐火部材 20b 下側保持耐火部材 30 係止部材 31 弾性体 31A 輪状弾性体 50 空隙 51 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊澤 清治 兵庫県三田市狭間が丘4−7−3 (72)発明者 田中 治 千葉県千葉市稲毛区柏台1丁目19番地 708 (72)発明者 大沢 光春 茨城県新治郡八郷町下林3417番地の6 (72)発明者 三宅 雅之 茨城県石岡市東光台4丁目13番地の1− 404 (72)発明者 藤 雅史 茨城県石岡市東光台4丁目13番地の2 (72)発明者 小田 正章 茨城県石岡市東光台4丁目13番地の2 (72)発明者 柴田 忠則 茨城県石岡市東光台4丁目13番地の2 (56)参考文献 特開 平2−134109(JP,A) 特開 昭59−62742(JP,A) 特開 平1−154926(JP,A) 特開 平3−107075(JP,A) 特開 昭62−121280(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 9/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層構造の免震装置(3)の周囲に、その
    下端から上端まで全高にわたり、輪状の耐火材(4)を積
    層した状態で設け、前記耐火材(4)に設けられ内側に突
    出する突出片(6)を前記免震装置(3)の外周面(3a)に接触
    又は非接触とすると共に、前記突出片(6)の厚さは前記
    耐火材(4)の厚さよりも薄くしたことを特徴とする免震
    装置の耐火被覆構造。
  2. 【請求項2】 前記耐火材(4)は、扇形をなす複数の扇
    形体(4a)よりなることを特徴とする請求項1記載の免震
    装置の耐火被覆構造。
  3. 【請求項3】 前記耐火材(4)と突出片(6)は、同一種の
    耐火材料よりなると共に一体に形成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の免震装置の耐火被覆構
    造。
  4. 【請求項4】 前記耐火材(4)と突出片(6)は、互いに異
    種の耐火材料よりなると共に一体状に結合されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の免震装置の耐火被
    覆構造。
  5. 【請求項5】 前記耐火材(4)には減摩材料が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記
    載の免震装置の耐火被覆構造。
  6. 【請求項6】 前記各耐火材(4)のうち少なくとも一層
    は、圧縮復元性及び/または可撓性を有する弾性材より
    なることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載
    の免震装置の耐火被覆構造。
  7. 【請求項7】 前記各耐火材(4)のうち少なくとも一層
    は、加熱膨張性材料を有することを特徴とする請求項1
    ないし5の何れかに記載の免震装置の耐火被覆構造。
  8. 【請求項8】 前記各突出片(6)には係止部(30)が設け
    られ、前記各係止部(30)間が弾性体(31)で結合されるこ
    とにより、複数の扇形体(4a)が前記免震装置(3)の周囲
    に輪状の耐火材として配置されることを特徴とする請求
    項2ないし7の何れかに記載の免震装置の耐火被覆構
    造。
  9. 【請求項9】 前記各突出片(6)の内端が輪状弾性体(31
    A)で接続されることにより、複数の扇形体(4a)が前記免
    震装置(3)の周囲に輪状の耐火材として配置されること
    を特徴とする請求項2ないし7の何れかに記載の免震装
    置の耐火被覆構造。
  10. 【請求項10】 前記各扇形体(4a)は外周面で係止部材
    (5aA)により結合されることにより、前記免震装置(3)の
    周囲に輪状の耐火材として配置されることを特徴とする
    請求項2ないし9の何れかに記載の免震装置の耐火被覆
    構造。
  11. 【請求項11】 前記各突出片(6)間は係止部材(5aA)に
    より結合されることにより、前記各扇形体(4a)が前記免
    震装置(3)の周囲に輪状の耐火材として配置されること
    を特徴とする請求項2ないし9の何れかに記載の免震装
    置の耐火被覆構造。
  12. 【請求項12】 前記耐火材(4)と免震装置(3)との間の
    空隙(50)には可撓性及び/または圧縮復元性を有する断
    熱材(51)が設けられていることを特徴とする請求項1な
    いし11の何れかに記載の免震装置の耐火被覆構造。
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