JP2923204B2 - エレベーター - Google Patents

エレベーター

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JP2923204B2
JP2923204B2 JP6146157A JP14615794A JP2923204B2 JP 2923204 B2 JP2923204 B2 JP 2923204B2 JP 6146157 A JP6146157 A JP 6146157A JP 14615794 A JP14615794 A JP 14615794A JP 2923204 B2 JP2923204 B2 JP 2923204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に高層ビルに設置さ
れるエレベーターで、利用者数の増減に対応した大量輸
送用のエレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層ビルや超高層ビルには、利用
者を上部に高速で輸送するために、従来例として高速
用エレベーター及び低速エレベーターを別々に備えた
り、従来例として低層階に停止しないで所定の階以上
から順次停止する高層階用エレベーターと低層階のみに
停止する低層階用エレベーターとを備えたり、したもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のようなエレベーターを備えた高層ビル等で
は、フロアーに占めるエレベーターシャフトの割合が大
きくなり、床面積の有効利用が図れないと言う問題点が
あった。
【0004】また、高速エレベーターによる大量輸送方
法には、エレベーターの速度に限界があるので自ずと制
約があり、一方、高層階用と低層階用のエレベーターに
分けるのでは、高速階用エレベーターが止まらない途中
階の人が高層階に行く場合には低層階用エレベーターか
ら高層階用エレベーターに乗り換えをしなければならな
らず、これの不便を解消するには更に全階に停止する低
速用エレベーターを増設しなければならない、等と言っ
た問題点があった。
【0005】このように、従来の高層ビル等におけるエ
レベーターにおいては、床面積の有効利用や輸送の点に
おいて解決すべき課題を有していた。本発明は、上記の
課題に鑑みてなされたもので、エレベーターシャフトの
本数を少なくして床面積の有効利用を図ると共に、大量
輸送できるエレベーターの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、一つのエレベータ
ーシャフトに、親篭と子篭とが連結装置を介して連結自
在にされ、かつ、前記親篭と子篭とが連結状態では一体
となって親篭用の巻き上げ機で昇降され、連結解除状態
では各々に装備された前記巻き上げ機と子篭用の昇降機
とによって各々独立して昇降自在にされて、設けられて
いることである。
【0007】そして、前記子篭は、親篭の下面に設けら
れたそらせ車を介して昇降用のロープで吊されると共
に、ガイドレールに沿って昇降する昇降機であるリニア
モータによって昇降されるものである。
【0008】
【作用】本発明のエレベーターによれば、大量輸送がで
きると共に、エレベーターシャフトの数を少なくでき
る。また、子籠のそらせ車にロック装置を設けて、前記
親子籠を連結したり別々に昇降させたりすることが可能
となる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係るエレベ
ーターを高層ビル等に適用した場合の縦断面図である。
【0010】このエレベーターAは、一つのエレベータ
ーシャフトにおいて親籠1と子籠2とをタンデム型に連
結し、かつ、連結解除可能な連結自在にしたものであ
る。
【0011】前記親籠1には、昇降用のロープ1aの端
部が繋着され、該ロープ1aが巻き上げ機3とそらせ車
4に巻回され、他端部はカウンターウエイト5に繋着さ
れている。
【0012】一方、子篭2は、前記親篭1の下端面に設
けられたそらせ車4,4を介してロープ2aで吊るさ
れ、昇降用のロープ2aがその一端部を子篭に繋着さ
れ、他端部を建物の上部躯体に繋着されて巻回されてい
る。
【0013】前記ロープ2aの途中においては、図2に
示すように、建物の上部躯体に備えられたそらせ車4,
4と、子篭2用の昇降機としてのリニアモータ6の上端
面に設けられたそらせ車4a,4aに巻回されている。
前記リニアモータ6は上下に敷設されたガイドレール7
に沿って昇降する。
【0014】このようにロープ2aを巻装してあるの
で、図示のように、子籠2の昇降量6aは、例えばロー
プ2aの繰り出し量2fの約1/4となる。この昇降量
6aを繰り出し量2fの1/2等にすることもロープの
掛け方によりできるのは当然である。
【0015】また、前記親籠1と子籠2との連結方法と
しては、例えば、図3に示すように、親籠1の下端面に
取り付けた框体1bに、その左右側面から突出した係合
ロッド1c,1dを電動モータ1eの駆動によりラック
・ピニオン手段で出没自在にする。
【0016】そして、子籠2の上端面には、左右両側に
設けられた框体2e内にコイルバネ2bと、該コイルバ
ネ2bによって常に内側方向へと付勢され先端部が框体
2eの側面から出没する係合板2c,2dとが設けられ
ている。そして、前記係合板2c,2dの先端部が、前
記係合ロッド1c,1dに係合するように配置されてい
る。
【0017】この連結装置によれば、子籠2をロープ2
aで上昇させると、前記係合板2c,2dの先端部が前
記係合ロッド1c,1dの先端部に当接し、該各々先端
部が斜めにカットされた斜面を有しているので、互いの
斜面で摺接しながらコイルバネ2bの弾発力に抗して係
合板2c,2dの先端部が框体内へと没入する。
【0018】更に、子籠2が上昇して前記各先端部の斜
面の摺接が終わって前記係合板2c,2dがコイルバネ
2bで内側に戻されて出没し、その後、ロープ2aで子
籠2を降下させると係合ロッド1c,1dの上面と係合
板2c,2dの下面とが当接して係合し、親籠1と子籠
2とが連結状態となる。
【0019】この連結状態を解除する場合には、一旦、
ロープ2aで子籠2を上昇させて、係合ロッド1c,1
dの上面と係合板2c,2dの下面とを離間させて係合
を解き、そして、電動モータ1eを駆動させて係合ロッ
ド1c,1dを框体1b内へと没入させる。
【0020】次ぎに、ロープ2aをリニアモータ6で繰
り出して子籠2を降下させる。係合板2c,2dの先端
部は框体から出没した状態であるが、前記係合ロッド1
c,1dが框体1bに没入して側表面から突出していな
いので、当接しないものである。こうして、親籠1と子
籠2とが別々に運行できるようになる。
【0021】上記のような連結装置に限らず、親籠1と
子籠2とに貨車や電車等における連結器を備えるように
することもできる。
【0022】また、前記巻き上げ機3においては、親籠
1と子籠2とを連結して昇降させる場合に備えて、ディ
スクブレーキ3aを駆動軸に設けることで、吊り下げ荷
重が約2倍になったときも十分な制御ができるようにし
ておく。
【0023】このようにした一つのエレベーターシャフ
トに親籠1と子籠2とを備えたものを、超高層ビルに複
数設けることで、エレベーターの運行をコンピューター
システムで制御することにより種々の運行が可能とな
る。
【0024】例えば、朝夕の利用者が多い時には、親籠
1と子籠2とを前記連結装置によって連結し、ダブルデ
ッキエレベーターにして運行する。
【0025】そして、親籠1と子籠2の昇降には巻き上
げ機3を使用し、また、リニアモータ6は通電を中止し
て子籠2用のロープ2aのカウンターウエイトにする。
【0026】これによって、親籠1と子籠2によるダブ
ルデッキで利用者の大量輸送ができるようになり、輸送
効率が向上するものである。
【0027】一方、利用者が少ない閑散時には、ダブル
デッキにする必要もないので、前記親籠1または子籠2
のみを運行する。
【0028】この場合において、親籠1を運行させる時
は子籠2をエレベーターシャフトの最下層の待避階8に
待避させておく。また、子籠2を運行させる時は親籠1
をエレベーターシャフトの上部に固定停止させ、リニア
モータ6により子籠2を運行する。
【0029】このほか、親籠1と子籠2とを同時に運行
して親籠1を高層階用とし、子籠2を低層階用とするこ
ともできる。この場合に、どの階を乗り換え階とするか
は任意に設定できる。よって、複数のエレベーターシャ
フトについて、各々乗り換え階を互いに違えたり若しく
は同じとしたりして、利用の便宜を図ることができる。
【0030】そして、子籠2のロープを巻き上げ等する
リニアモータ6は、親籠1の下端面に設けてあるそらせ
車4,4も該親籠1と共に昇降するので、親籠1と子籠
2との運行差に見合うようにガイドレール7に沿って昇
降制御されることになる。
【0031】こうして、一つのエレベーターシャフトに
2台のエレベーターが同時に別々に昇降することにな
り、運転効率が向上するものである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエレベー
ターは、一つのエレベーターシャフトに、親篭と子篭と
が連結装置を介して連結自在にされ、かつ、前記親篭と
子篭とが連結状態では一体となって親篭用の巻き上げ機
で昇降され、連結解除状態では各々に装備された前記巻
き上げ機と子篭用の昇降機とによって各々独立して昇降
自在にされて、設けられているので、エレベーターの利
用状況に対応してダブルデッキエレベーターとして大量
輸送したり、親篭と子篭のうちの一方を単独で運行して
直接利用階まで行けるようにして便宜を図ると共に小エ
ネルギーとなるようにしたり、更に、親篭を高層階用
に、そして子籠を低層階用に同時に運行させたりして運
行効率を向上させたりする等、種々の設定にすることが
できると言う優れた効果を奏する。
【0033】また、従来のエレベーターシステムに比べ
て、一つのエレベーターシャフトに2台の籠を設けるの
で、建物の床面積を有効に利用できると言う優れた効果
を奏する。
【0034】更に、子籠は、親籠の下面に設けられたそ
らせ車を介して昇降用のロープで吊されると共に、ガイ
ドレールに沿って昇降する昇降機であるリニアモータに
よって昇降されるものであることとしたので、親籠と子
籠を任意に連結してダブルデッキエレベーターとして使
用することができるという優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベーターを高層ビル等に適用
した場合の縦断面図である。
【図2】図1の一部の拡大正面図である。
【図3】同本発明に係るエレベーターの親籠と子籠との
連結装置の構造を示す正面図である。
【図4】同本発明に係るエレベーターの巻き上げ機の一
部正面図である。
【符号の説明】
1 親籠、 1a ロープ、 1b 框体、 1c,1d 係合ロッド、 1e 電動モータ、 2 子籠、 2a ロープ、 2b コイルバネ、 2c,2d 係合板、 2e 框体、 2f 繰り出し量、 3 巻き上げ機、 4 そらせ車、 5 カウンターウエイト、 6 リニアモータ、 6a 昇降量、 7 ガイドレール、 8 待避階。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのエレベーターシャフトに、親篭と子
    篭とが連結装置を介して連結自在にされ、かつ、前記親
    篭と子篭とが連結状態では一体となって親篭用の巻き上
    げ機で昇降され、連結解除状態では各々に装備された前
    記巻き上げ機と子篭用の昇降機とによって各々独立して
    昇降自在にされて、設けられていること、 を特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】子篭は、親篭の下面に設けられたそらせ車
    を介して昇降用のロープで吊されると共に、ガイドレー
    ルに沿って昇降する昇降機であるリニアモータによって
    昇降されるものであること、 を特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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