JP2922009B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP2922009B2 JP2922009B2 JP3086706A JP8670691A JP2922009B2 JP 2922009 B2 JP2922009 B2 JP 2922009B2 JP 3086706 A JP3086706 A JP 3086706A JP 8670691 A JP8670691 A JP 8670691A JP 2922009 B2 JP2922009 B2 JP 2922009B2
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- heat exchanger
- indoor
- temperature
- dew point
- air
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は輻射冷房方式の空気調和
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の冷房空気調和装置は、ヒートポン
プによる対流方式の冷房が大半を占めていた。すなわ
ち、設定室温を定め設定室温になるまでと、設定室温を
保つように室内機の熱交換器で熱交換されて冷やされた
空気を室内に送風していた。また、少数ながら対流方式
の代わりに天井、床、壁表面を冷却したパネルを用いる
輻射方式で冷房を行うものがあった。この輻射方式は、
気流が直接人体に当たらず、また、室内の温度ムラも小
さくできるため、快適性を高めた空調であると言われて
いる。
プによる対流方式の冷房が大半を占めていた。すなわ
ち、設定室温を定め設定室温になるまでと、設定室温を
保つように室内機の熱交換器で熱交換されて冷やされた
空気を室内に送風していた。また、少数ながら対流方式
の代わりに天井、床、壁表面を冷却したパネルを用いる
輻射方式で冷房を行うものがあった。この輻射方式は、
気流が直接人体に当たらず、また、室内の温度ムラも小
さくできるため、快適性を高めた空調であると言われて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の輻射方式の冷房装置では、冷輻射パネル表面
の結露が問題となっていた。すなわち、夏期の高温高湿
な空気が冷輻射パネル表面に触れると空気中の水分が凝
縮し水滴となるもので、例えば30℃,60%の空気中に20℃
の冷却面があると冷却面表面に結露が生じる。このため
従来より、輻射冷房時は除湿機を併用して室内空気を低
湿なものとしなければいけなかった。しかしながら、除
湿機と冷輻射パネルの温度制御のマッチングがとれてい
ないと、冷輻射パネル面に結露が生じたり、室内空気が
乾燥し過ぎたりするという課題が生じていた。
うな従来の輻射方式の冷房装置では、冷輻射パネル表面
の結露が問題となっていた。すなわち、夏期の高温高湿
な空気が冷輻射パネル表面に触れると空気中の水分が凝
縮し水滴となるもので、例えば30℃,60%の空気中に20℃
の冷却面があると冷却面表面に結露が生じる。このため
従来より、輻射冷房時は除湿機を併用して室内空気を低
湿なものとしなければいけなかった。しかしながら、除
湿機と冷輻射パネルの温度制御のマッチングがとれてい
ないと、冷輻射パネル面に結露が生じたり、室内空気が
乾燥し過ぎたりするという課題が生じていた。
【０００４】本発明はかかる点に鑑み、結露を生じるこ
とがなく、適度な湿度を保てる輻射冷房方式による空気
調和装置を提供することを目的とするものである。
とがなく、適度な湿度を保てる輻射冷房方式による空気
調和装置を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の技術的手段は、圧縮機と室外熱交換器と膨張弁とを
有する室外機と、第１の室内熱交換器と第２の室内熱交
換器を順次接続したものとファンを有する室内機と、前
記室内機を設置した室内空気の露点温を検知する露点温
検知手段と、前記第２の室内熱交換器の表面温を検知す
る手段と、前記露点温検知手段の出力と前記表面温の出
力を入力し、前記室内機のファンの回転数を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は前記露点温検知手段の
出力と前記表面温検知手段の出力に応じて、前記ファン
の回転数を制御することである。
明の技術的手段は、圧縮機と室外熱交換器と膨張弁とを
有する室外機と、第１の室内熱交換器と第２の室内熱交
換器を順次接続したものとファンを有する室内機と、前
記室内機を設置した室内空気の露点温を検知する露点温
検知手段と、前記第２の室内熱交換器の表面温を検知す
る手段と、前記露点温検知手段の出力と前記表面温の出
力を入力し、前記室内機のファンの回転数を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は前記露点温検知手段の
出力と前記表面温検知手段の出力に応じて、前記ファン
の回転数を制御することである。
【０００６】
【作用】この技術的手段による作用は次のようになる。
【０００７】第１の室内熱交換器と第２の室内熱交換器
を順次接続し、冷媒をこの順に流すことにより、第１の
室内熱交換器では、室内空気を除湿、冷却するため冷媒
温は通常露点温前後まで上昇し、この温度の冷媒が第２
の室内熱交換器を流れても、冷輻射パネル面に結露が生
じることはない。さらには、冷輻射パネル表面温を常に
室内空気の露点温より高く保つために、室内空気の露点
温と冷輻射パネルの表面温を検知し、比較を行い、第２
の室内熱交換器である冷輻射パネルを流れる冷媒温を第
１の室内熱交換器を通過するファン風量により制御す
る。
を順次接続し、冷媒をこの順に流すことにより、第１の
室内熱交換器では、室内空気を除湿、冷却するため冷媒
温は通常露点温前後まで上昇し、この温度の冷媒が第２
の室内熱交換器を流れても、冷輻射パネル面に結露が生
じることはない。さらには、冷輻射パネル表面温を常に
室内空気の露点温より高く保つために、室内空気の露点
温と冷輻射パネルの表面温を検知し、比較を行い、第２
の室内熱交換器である冷輻射パネルを流れる冷媒温を第
１の室内熱交換器を通過するファン風量により制御す
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【０００９】図に示すように、室外機１は、圧縮機２と
室外熱交換器３と膨張弁４とを有し、室内機５に配管６
により接続して閉回路を形成し、閉回路の内部に冷媒を
封入している。室内機５は、第１の室内熱交換器７と第
２の室内熱交換器８などを有しており、第２の室内熱交
換器８は輻射パネル１４に冷媒配管１３を取着、輻射パ
ネル１４と熱交換するようにしている。第１の室内熱交
換器７はフィン構造のものが良く、フィン表面での室内
空気との熱伝達量を変え冷媒温を制御できるように、そ
の近傍にファン１２を取り付けてある。表面温検知手段
９はサーミスタなどで構成し輻射パネル１４の表面温を
検知するもの、また露点温検知手段１０は電極に交流電
圧を加えて、水分による電気伝導度の変化に応じた発生
熱を測温抵抗体で測定する電気式水分測定法等が良く、
室内機５を設置した室内の露点温を検知するもので、こ
の表面温検知手段９と露点温検知手段１０の出力を制御
手段１１に入力している。制御手段１１は、温度比較器
とインバータよりなるもので、ファン１２の回転数を制
御する。
室外熱交換器３と膨張弁４とを有し、室内機５に配管６
により接続して閉回路を形成し、閉回路の内部に冷媒を
封入している。室内機５は、第１の室内熱交換器７と第
２の室内熱交換器８などを有しており、第２の室内熱交
換器８は輻射パネル１４に冷媒配管１３を取着、輻射パ
ネル１４と熱交換するようにしている。第１の室内熱交
換器７はフィン構造のものが良く、フィン表面での室内
空気との熱伝達量を変え冷媒温を制御できるように、そ
の近傍にファン１２を取り付けてある。表面温検知手段
９はサーミスタなどで構成し輻射パネル１４の表面温を
検知するもの、また露点温検知手段１０は電極に交流電
圧を加えて、水分による電気伝導度の変化に応じた発生
熱を測温抵抗体で測定する電気式水分測定法等が良く、
室内機５を設置した室内の露点温を検知するもので、こ
の表面温検知手段９と露点温検知手段１０の出力を制御
手段１１に入力している。制御手段１１は、温度比較器
とインバータよりなるもので、ファン１２の回転数を制
御する。
【００１０】つぎに、上記構成における動作を説明す
る。膨張弁４からの冷媒は、まず第１の室内熱交換器７
を通り室内空気を冷却、除湿するとともに、温度が上昇
し第２の室内熱交換器８の冷媒配管１３を通り輻射パネ
ル１４を冷却し、輻射冷房を行う。例えば室温が30℃で
湿度が50％であれば、露点温検知手段１０は露点温を1
8.2℃と検知する。表面温検知手段９により輻射パネル
１４の表面温が18.2℃より高ければ、ファン１２はその
ままの回転数で回転を続けるか、下げるか停止する。し
かし、輻射パネル１４の表面温が18.2℃か低ければ、フ
ァン１２の回転数を上げ、第１の室内熱交換器７で冷媒
と室内空気との熱伝達量を増加させ、冷媒温を高くし、
輻射パネル１４の表面温を室内空気の露点温より高くす
る。ここで、ファン１２の回転数は制御手段１１に内蔵
される温度比較器により、室内空気の露点温と輻射パネ
ル１４の表面温を比較し、その温度差に従いインバータ
により変化させる。従って、常に輻射パネル１４の表面
温が室内空気の露点温より高くなるように制御されるた
め、結露は生じることがなく、また、室内空気の露点温
と輻射パネル１４の表面温を一定温度差内に保持するよ
うに制御できるため、極端に室内空気が乾燥しすぎるこ
ともない。
る。膨張弁４からの冷媒は、まず第１の室内熱交換器７
を通り室内空気を冷却、除湿するとともに、温度が上昇
し第２の室内熱交換器８の冷媒配管１３を通り輻射パネ
ル１４を冷却し、輻射冷房を行う。例えば室温が30℃で
湿度が50％であれば、露点温検知手段１０は露点温を1
8.2℃と検知する。表面温検知手段９により輻射パネル
１４の表面温が18.2℃より高ければ、ファン１２はその
ままの回転数で回転を続けるか、下げるか停止する。し
かし、輻射パネル１４の表面温が18.2℃か低ければ、フ
ァン１２の回転数を上げ、第１の室内熱交換器７で冷媒
と室内空気との熱伝達量を増加させ、冷媒温を高くし、
輻射パネル１４の表面温を室内空気の露点温より高くす
る。ここで、ファン１２の回転数は制御手段１１に内蔵
される温度比較器により、室内空気の露点温と輻射パネ
ル１４の表面温を比較し、その温度差に従いインバータ
により変化させる。従って、常に輻射パネル１４の表面
温が室内空気の露点温より高くなるように制御されるた
め、結露は生じることがなく、また、室内空気の露点温
と輻射パネル１４の表面温を一定温度差内に保持するよ
うに制御できるため、極端に室内空気が乾燥しすぎるこ
ともない。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明においては、２つの
室内熱交換器を有し、除湿機能を持たせた室内熱交換器
と、冷輻射パネルとした室内熱交換器に冷媒をこの順で
通過させ、また冷輻射パネルの表面温と室内空気の露点
温を検知し、冷輻射パネル表面温を室内空気の露点温よ
り高くするようにファンの回転数を制御することで、結
露をなくした冷輻射パネルとすることができ実用上極め
て有用である。
室内熱交換器を有し、除湿機能を持たせた室内熱交換器
と、冷輻射パネルとした室内熱交換器に冷媒をこの順で
通過させ、また冷輻射パネルの表面温と室内空気の露点
温を検知し、冷輻射パネル表面温を室内空気の露点温よ
り高くするようにファンの回転数を制御することで、結
露をなくした冷輻射パネルとすることができ実用上極め
て有用である。
【図１】本発明の一実施例の空気調和装置のシステム構
成図
成図
【図２】同空気調和装置の室内機の一部切欠斜視図
１ 室外機 ２ 圧縮機 ５ 室内機 ７ 第１の室内熱交換器 ８ 第２の室内熱交換器 ９ 表面温検知手段 10 露点温検知手段 11 制御手段 12 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 宮本 博幸 大阪府大阪市城東区今福西６丁目２番61 号 松下精工株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24F 11/053
Claims (1)
- 【請求項１】 室内機と室外機を具備し、前記室外機は
圧縮機と室外熱交換器と膨張弁を有し、前記室内機は前
記膨張弁と圧縮機の間に直列接続した第１および第２の
室内熱交換器，ファン，前記室内機を設置した室内空気
の露点温を検知する露点温検知手段と，前記第２の室内
熱交換器の表面温を検知する手段と，前記露点温検知手
段の出力と前記表面温の出力を入力し前記ファンの回転
数を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記露
点温検知手段の出力と前記表面温検知手段の出力に応じ
て前記ファンの回転数を制御することを特徴とする空気
調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086706A JP2922009B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086706A JP2922009B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05346261A JPH05346261A (ja) | 1993-12-27 |
| JP2922009B2 true JP2922009B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13894371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3086706A Expired - Lifetime JP2922009B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922009B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100854154B1 (ko) * | 2007-01-26 | 2008-08-26 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화시스템 |
| KR100854153B1 (ko) * | 2007-01-26 | 2008-08-26 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화시스템 |
| KR100854152B1 (ko) * | 2007-01-26 | 2008-08-26 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화시스템 |
| IT1397613B1 (it) | 2009-07-16 | 2013-01-18 | Termal Srl | Dispositivo di riscaldamento ad irraggiamento |
| US20130091874A1 (en) * | 2011-04-07 | 2013-04-18 | Liebert Corporation | Variable Refrigerant Flow Cooling System |
| CN106642537A (zh) * | 2016-11-22 | 2017-05-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 辐射空调系统的控制方法和装置 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP3086706A patent/JP2922009B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05346261A (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
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