JP2921884B2 - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、環境状態の検出値に基づいて内蔵のマイク
ロコンピュータにより火災発生の有無を判別する火災感
知器に関する。
[従来技術及びその問題点] 従来の火災判別は、検出した環境量に対応する電圧、
または電流を比較器に入力し、この入力信号値と、比較
器に設定された感度に相当する基準値(火災閾値)との
比較を行うものである。上記基準値は、一般的に定抵抗
と可変抵抗を直列に接続し、その両端に電圧を印加し、
感知器特性のバラツキあるいは設定する感度に応じて可
変抵抗を調整するものである。
上記のように可変抵抗を用いるものにあっては、可変
抵抗の経年変化、あるいは感知器への振動衝撃等により
基準値が変化して火災検出感度が変動してしまう問題と
共に、可変抵抗が一般の定抵抗に比べ高価であるといっ
た問題があった。
同時に可変調整の程度が、個々の設定者により異なる
ことから、その設定精度も設定者によりバラツキを生じ
るといった問題があった。
また、可変抵抗に代え、複数の抵抗の組合わせにより
所定の抵抗値を得る場合も、その選択及び取付けが煩雑
であるばかりでなく、常時複数の抵抗値を在庫していな
くてはならず、管理、製造上のコスト増加といった問題
があった。
上記問題は、環境情報の種類や、火災判別の違いによ
り感知器の種類が増加することで、さらに大きな問題と
なる。
[問題を解決するための手段及び作用] 従って、本発明によれば、火災現象に基づく物理量を
検出する環境検出手段と、該環境検出手段からの出力値
により火災判別を行う、少なくともマイクロプロセッサ
及び、火災判定を行う上での補正値が記憶されるリード
・オンリ・メモリを有する信号処理手段と、火災受信機
等へ火災信号を出力する信号送出手段を有する火災感知
器において、前記補正値により調整される基準値をディ
ジタル的に設定変更可能の基準値設定手段を備えたこと
を特徴とする火災感知器が提供される。
具体的な態様によれば、基準値設定手段は、ジャンパ
線等の接続素子や、ディップ・スイッチとすることがで
き、また、マイクロコンピュータが搭載されるプリント
基板の配線により行う場合には、該プリント基板の配線
とすることができる。さらに、書込み可能なリード・オ
ンリ・メモリや、内部に電源を有するランダム・アクセ
ス・メモリとすることもできる。
このようにディジタル的に感度もしくは基準値を設定
すれば、アナログ的なバラツキの問題は解消される。
また、前記基準値設定手段により設定された前記基準
値をリード・オンリ・メモリに記憶された補正値により
補正して用いるようにすることもできる。これにより基
準値の内の可変部分のみを基準値設定手段により設定
し、固定部分は、リード・オンリ・メモリに補正値とし
て記憶しておき、固定部分と可変部分とを加算すること
により、実際の火災基準値もしくは火災閾値が設定され
る。
本発明のさらなる態様によれば、火災現象に基づく物
理量を検出する環境検出手段と、該環境検出手段からの
出力値により火災判別を行う、少なくともマイクロプロ
セッサ及びリード・オンリ・メモリを有する信号処理手
段と、火災受信機等へ火災信号を出力する信号送出手段
を有する火災感知器において、前記リード・オンリ・メ
モリには、少なくとも2つ以上の火災判別処理動作を行
う処理シーケンスが格納され、前記格納されている処理
シーケンスの任意の火災判別処理の動作を禁止する設定
が可能な禁止手段を備えたものである。
ここに処理シーケンスもしくは処理命令群が用意され
る環境情報の種類としては、熱、煙、ガスを挙げること
ができ、また、火災判別処理方式の種類としては、環境
情報値が所定値以上である場合に火災とする方式(熱感
知器の場合の定温式や、煙感知器の光電式の場合のレベ
ル法)や、環境情報値の変化が所定値以上である場合に
火災とする方式(熱感知器の場合の差動式)等を挙げる
ことができる。
また、本発明のもう1つの態様によれば、前記格納さ
れている処理シーケンスもしくは処理命令群の任意の火
災判別処理動作を禁止することができ、これにより複数
の処理シーケンスの内、所望の処理シーケンスだけを用
いることができる。
さらに、任意の火災判別処理動作を禁止するには、前
記基準値設定手段を特定の状態に設定することで達成さ
れる。
このように複数の処理命令群を格納しておき、その所
望のものだけを選択使用できるので、種々の異なった処
理方式に対して、同じ信号処理手段を用いることがで
き、部品管理を容易に行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を熱感知器を例に取り、定温
式用プログラムと差動式用プログラムを格納している場
合について説明する。
図において、REは火災受信機、SEは火災感知器であ
り、火災受信機REに複数が接続される内の1つだけにつ
いて内部回路を詳細に示している。他の火災感知器の内
部回路も同様の構成を有している。
火災感知器SEにおいて、 MPUは、マイクロプロセッサ、 ROM0は、共通プログラム用の記憶領域、 ROM1は、定温式用プログラム用の記憶領域、 ROM2は、差動式用プログラム用の記憶領域、 ROM3は、定温式の動作を行う場合の基準値の補正値用
の記憶領域、 ROM4は、差動式の動作を行う場合の基準値の補正用の
記憶領域、 SW1は、定温式の場合の基準値設定用のディップ・ス
イッチであり、電源+と接地−間で抵抗を介して4つの
スイッチ部を有する4ビット構成となっている。
SW2は、差動式の場合の基準値設定用のディップ・ス
イッチであり、同様に電源+と接地−間で抵抗を介して
4つのスイッチ部を有する4ビット構成となっている。
FSは、火災現象に基づく環境の物理量を検出する火災
現象検出手段であり、本実施例では、環境温度を検出す
るための、例えばサーミスタを有する温度検出部として
いる。
A/Dは、温度検出部FSでの検出値をアナログ・ディジ
タル変換するためのアナログ・ディジタル(A/D)変換
器、 TMは、温度検出部FSから所定時間間隔ごとに検出値も
しくはセンサ・レベルを読込むためのタイミング設定用
のタイマ、 RAM1〜RAM5は作業用領域であり、 RAM1は、温度検出部FSから読込まれた検出値を格納す
るための記憶領域、 RAM2は、基準値を格納するための記憶領域、 RAM3は、差動式の場合に用いられるもので、差分値を
格納するための記憶領域、 RAM4は、同じく差動式の場合に用いられるもので、今
回の温度検出値を格納するための記憶領域、 RAM5も、同じく差動式の場合に用いられるもので、前
回の温度検出値を格納するための記憶領域、 TXは、信号送出部、 I/F1、I/F2、I/F3及びI/F4は、インターフェース、 である。
熱感知器すなわち火災感知器SEは、ROM0内に共通プロ
グラム、ROM1及びROM2内に火災判断処理を行うそれぞれ
定温式用及び差動式用プログラム(処理シーケンスもし
くは処理命令群)を内蔵している。また、定温式用及び
差動式用の各々の基準値の設定用としてそれぞれディッ
プ・スイッチSW1及びSW2を有しており、各基準値の補正
値はそれぞれROM3及びROM4に内蔵されている。
本実施例では、ディップ・スイッチSW1及びSW2の構成
を4ビットとしており、第1図から分かるように、各ビ
ットのスイッチ部をオン(閉成)にすると接地電位−す
なわち“L"レベルがマイクロプロセッサMPU側に与えら
れ、オフ(開放)にすると各々抵抗を介して電源+の高
電位すなわち“H"レベルがマイクロプロセッサ側に与え
られる。
このように基準値設定用のディップ・スイッチSW1
たはSW2は4ビット構成であるのでそれぞれ16通りの設
定が可能であるが、それぞれすべてのスイッチ部がオン
にされて“L"レベルとされたときには基準値設定用以外
の別の用途に用いられるようにしている。すなわち、デ
ィップ・スイッチSW1のスイッチ部のすべてがオンにさ
れて“L"レベルに設定された場合には定温式の動作が行
われなくされ、またディップ・スイッチSW2のすべての
スイッチ部がオンされて“L"レベルに設定された場合に
は差動式の動作が行われなくされるようにしている。従
って、それぞれディップ・スイッチSW1及びSW2は基準値
設定のためには15通りが用いられる。
また、定温式用または差動式用の最終的な火災閾値す
なわち火災基準値は、ディップ・スイッチSW1及びSW2
調整された値に、それぞれ記憶領域ROM3及びROM4に格納
されている固定値もしくは補正値を加算することにより
得られる。このように基準値の内の設置条件や感知器個
々の条件等により変動する可変部分の値のみをディップ
・スイッチで調整するようにし、各種条件により変動し
ない固定部分はROMに格納するようにすることにより、
設定に要するマイクロプロセッサの端子数を減らすこと
ができ、その分、端子を他の用途に用いることが可能と
なる。
このようなディップ・スイッチ並びに補正値を格納し
たROMにより火災感知器感度すなわち基準値を火災感知
器に設定するには、例えば、火災感知器に火災に相当す
る所定の環境量を与えておき、火災信号を出力しない側
から出力する側に基準値を徐々に変化させるように、設
定機により自動的にH/Lレベルに切り替えながら火災感
知器に内蔵されているマイクロコンピュータの基準値設
定用端子に信号を印加していき、火災信号を出力したと
きの該設定用端子に印加されている信号を設定機が基準
値として記録する。その後、ディップ・スイッチにより
設定機が記録した基準値をマイクロコンピュータに設定
する等の方法が考えられる。
この際、設定機が記録した基準値をマイクロコンピュ
ータに対して設定するのに本実施例ではディップ・スイ
ッチを用いた場合を示しているが、これに限定されるも
のではなく、ジャンパ線等の接続素子であっても良く、
また、書き込み可能なROM(EPROM、EEPROM、ワンタイム
PROM)を用いることもできる。さらに、感知器特性が均
一で、上記感知器個々での調整が必要ない場合は、感度
を切り替える際に、既に各感度用に設定されたプリント
基板を選択使用することも可能である。
このようにして各火災感知器個々の感度に応じた基準
値が設定されると、火災監視の動作が可能となる。第1
図に示した火災感知器SEの火災監視の動作を第2A図及び
第2B図のフローチャートをも用いて説明する。
なお、第2A図及び第2B図のフローチャートにおいて、
定温式用のプログラム1及び差動式用のプログラム2
は、共通もしくは主プログラムから分岐するように示さ
れている。
マイクロプロセッサMPUは、初期設定後(ステップ20
2)、温度検出器FSからインターフェースI/F3を介して
温度検出値を読込み(ステップ204)、まず、差動式の
動作に用いるために記憶領域RAM4及びRAM5に格納する
(ステップ206)。
その後、温度検出部FSから所定時間間隔ごとに読込み
を行うタイミング設定用のタイマTMの出力を監視し、タ
イマTMからの出力が得られると(ステップ208のY)、
次の温度検出値の読込みが行われ(ステップ210)、記
憶領域RAM1に格納される(ステップ212)。
次にインターフェースI/F1を介してディップ・スイッ
チSW1から定温式の動作に用いられる基準値の可変部分
が読込まれ(ステップ214)、記憶領域RAM2に格納され
て(ステップ216)、その格納された値がゼロであるか
否かが判定される(ステップ218)。
記憶領域RAM2に格納された値がゼロであるならば(ス
テップ218のY)、定温式の火災監視が行われるべきで
ないことを意味するので、次に、ディップ・スイッチSW
2から差動式の動作に用いられる基準値の可変部分が読
込まれて(ステップ230)、同様に記憶領域RAM2に格納
される(ステップ232)。
記憶領域RAM2に格納された値がゼロでなければ(ステ
ップ218のN)、記憶領域ROM1に格納された定温式用の
プログラム1に分岐し、まず記憶領域RAM2内の値に、記
憶領域ROM3に格納された定温式用の基準値の固定値もし
くは補正値が加算されて(ステップ220)、火災閾値
(火災基準値)が算出され、記憶領域RAM2の内容はこの
火災閾値でもって更新される(ステップ222)。次に、
記憶領域RAM2内の火災閾値は記憶領域RAM1内の現温度検
出値と比較され(ステップ224)、もし、現温度検出値
が火災閾値以上であるならば(ステップ224のY)、信
号送出部TXから火災受信機REに対して定温式による火災
信号が送出される(ステップ226)。
現温度検出値が火災閾値よりも小さいか(ステップ22
4のN)、またはディップ・スイッチSW1から読込まれた
値がゼロであるならば(ステップ218のY)、次に、デ
ィップ・スイッチSW2から差動式の動作に用いられる基
準値の可変部分が読込まれて(ステップ230)、記憶領
域RAM2の内容はこの差動式の基準値の可変部分で更新さ
れる(ステップ232)。
同様に記憶領域RAM2内の内容がゼロであるか否かが判
定され、ゼロであれば(ステップ234のY)、差動式の
火災監視が行われるべきではないことを意味するので、
記憶領域RAM4並びにRAM5の書き換えを行った後(ステッ
プ250)、次の温度検出値の読込みのためにタイマTMか
らの出力の監視を行う(ステップ208)。
記憶領域RAM2に格納された値がゼロでなければ(ステ
ップ234のN)、記憶領域ROM2に格納された差動式用の
プログラム2に分岐し、まず記憶領域RAM2内の値に、記
憶領域ROM4に格納された差動式用の基準値の固定値もし
くは補正値が加算されて(ステップ236)、火災閾値す
なわち火災基準値が算出され、この火災閾値でもって記
憶領域RAM2の内容が更新される(ステップ238)。
次に、記憶領域RAM1内の現温度検出値と、記憶領域RA
M5内の前回の温度検出値との温度差が算出され(ステッ
プ240)、その算出結果は記憶領域RAM3に格納され(ス
テップ242)、該記憶領域RAM3に格納された温度差は、
記憶領域RAM2に格納されている火災閾値と比較される
(ステップ244)。
比較の結果、記憶領域RAM3の温度差が記憶領域RAM2の
火災閾値以上であれば(ステップ244のY)、インター
フェースI/F4を介して信号送出部TXから差動式による火
災信号が送出される(ステップ246)。
また、温度差が火災閾値よりも小さければ(ステップ
244のN)、以後の差分値の算出に用いるため、記憶領
域RAM4の内容が記憶領域RAM5に移され、かつ記憶領域RA
M1の内容が記憶領域RAM4に移されて(ステップ250)、
タイマTMからの次の出力を待つ(ステップ208)。
タイマTMからの出力が得られるごとに上記動作が繰り
返される。
上記実施例の場合、検出環境は温度で、火災判別を定
温方式と差動方式としており、片方のみの基準値を設定
し、他を禁止した場合には定温式感知器、または差動式
感知器となり、共に基準値を設定した場合は、各々の火
災判別結果のORで火災信号を送出する、いわゆる補償式
感知器の構成となる。勿論、共に基準値を設定した場合
に各々の火災判別結果のANDで火災信号を送出する構成
とすることもできるのは容易に理解されよう。このよう
にディップ・スイッチやジャンパ線であって良い接続素
子等の設定を変更するだけで、種々の構成を容易に実現
できる。
なお、上記実施例では、2つのディップ・スイッチSW
1及びSW2の設定により、定温式と差動式の2種類の火災
判別方式を同時にもしくはいずれかを選択して用いるこ
とができるようにしたものを示したが、用いる火災判別
方式としては熱感知器に限らず、熱煙複合式火災感知器
の場合や、自火報と防排煙と兼ねるような二段階の火災
判別を行う場合等が考えられる。これらの構成上の差異
は、熱煙複合式の場合には検出部が2つ必要であり、火
災動作時の信号も2種類必要である。二段階の場合にも
信号は2種類必要である。
また、上記実施例では定温式及び差動式の2通りの火
災判別方式を選択して用いることができるようにした場
合を説明したが、用いられる火災判別方式としては、2
通りに限定されるものではなく、ディップ・スイッチ等
の基準値設定手段の数を増やすことにより2通り以上の
複数の火災判別方式を同時に選択・採用するようにする
ことができる。
また、第2A図及び第2B図のフローチャートに示した実
施例では、定温式及び差動式の双方またはそのいずれか
により火災判別を行うようにしたものを示したが、両方
の火災判別を行わない場合には、温度検出部FSからの出
力をそのまま火災受信機等へ送出するといういわゆるア
ナログ式の熱感知器として働くように構成しても良い。
また、本発明では、ROMに環境情報、あるいは火災判
定手段の別に複数のプログラムを内蔵させ、各々のプロ
グラムごとに個々に基準値を設定する方式とし、環境情
報、処理手段により、その都度、必要とするプログラム
部分の基準値のみを設定することができるようにし、不
必要なプログラムの動作は禁止すうように構成したの
で、異なった火災判別処理を用いる場合でも、共通のマ
イクロコンピュータ、及びROMを使用でき、部品管理が
容易となる利点がある。さらに、複数のプログラムを用
いた場合でも、前述の2通りの場合と同様、複数のプロ
グラム個々の基準値を設定して複数のプログラムを用い
れば、複数のプログラムによる複数の火災判別結果が得
られ、これら複数の火災判別の結果、いずれかが火災を
示せば火災発生と判断するように構成するか、またはす
べてが火災を示した場合にのみ火災発生と判断するよう
に構成するか、等の種々の火災判別の処理方式を構成と
することが可能であり、このような任意の処理方式を簡
単なOR及びAND論理回路で構成することが可能である。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、火災感知器個々に感度すなわ
ち火災閾値をディジタル的に設定することができるよう
に構成したので、 ◎ 安価な接続端子を使用できる; ◎ 基準値の設定者によるアナログ的なバラツキがな
い; ◎ 振動・衝撃等による変化がない;及び ◎ 設定用素子が共通で在庫管理が容易となる; 等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による火災感知器を示すブ
ロック回路図、第2A図及び第2B図は、第1図の動作を説
明するためのフローチャート、である。図において、RE
は火災受信機、SEは火災感知器、MPUはマイクロプロセ
ッサ、FSは温度検出部、SW1及びSW2はディップ・スイッ
チ、TMはタイマ、ROM0は共通プログラムの記憶領域、RO
M1は定温式用プログラムの記憶領域、ROM2は差動式用プ
ログラムの記憶領域、ROM3及びROM4はそれぞれ定温式用
及び差動式用補正値の記憶領域、RAM1〜RAM3は作業用領
域、RAM4及びRAM5は検出値の差分値を算出するための温
度検出値用の記憶領域である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災現象に基づく物理量を検出する環境検
    出手段と、 該環境検出手段からの出力値により火災判別を行う、少
    なくともマイクロプロセッサ及び、火災判定を行う上で
    の補正値が記憶されるリード・オンリ・メモリを有する
    信号処理手段と、 火災受信機等へ火災信号を出力する信号送出手段を有す
    る火災感知器において、 前記補正値により調整される基準値をディジタル的に設
    定変更可能の基準値設定手段を備えたことを特徴とする
    火災感知器。
  2. 【請求項2】前記信号処理手段は、2つ以上の火災判別
    処理動作を行うものであって、前記基準値設定手段は、
    各火災判別処理動作ごとに基準値をディジタル的に設定
    変更可能とされている請求項1に記載の火災感知器。
  3. 【請求項3】火災現象に基づく物理量を検出する環境検
    出手段と、 該環境検出手段からの出力値により火災判別を行う、少
    なくともマイクロプロセッサ及びリード・オンリ・メモ
    リを有する信号処理手段と、 火災受信機等へ火災信号を出力する信号送出手段を有す
    る火災感知器において、 前記リード・オンリ・メモリには、少なくとも2つ以上
    の火災判別処理動作を行う処理シーケンスが格納され、 前記格納されている処理シーケンスの任意の火災判別処
    理の動作を禁止する設定が可能な禁止手段を備えたこと
    を特徴とする火災感知器。
  4. 【請求項4】前記禁止手段は、火災判定を行う上での基
    準値を前記信号処理手段に対してディジタル的に設定変
    更可能な基準値設定手段を共用する請求項3に記載の火
    災感知器。
  5. 【請求項5】前記基準値設定手段は、手動で変更可能な
    接点機構に基づく手段を利用する請求項1、2または4
    に記載の火災感知器。
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