JP2921760B2 - フタルイミド誘導体及びそれら誘導体を含んでなる医薬 - Google Patents

フタルイミド誘導体及びそれら誘導体を含んでなる医薬

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JP2921760B2
JP2921760B2 JP10153777A JP15377798A JP2921760B2 JP 2921760 B2 JP2921760 B2 JP 2921760B2 JP 10153777 A JP10153777 A JP 10153777A JP 15377798 A JP15377798 A JP 15377798A JP 2921760 B2 JP2921760 B2 JP 2921760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフタルイミ
ド誘導体及びそれら化合物を含む抗アレルギー剤に関す
る。 更に詳しくは、選択的にIgE及びIL−5の産
生を抑制する作用を持ち、即時型アレルギー及び慢性型
アレルギーに効果を示す、アレルギー予防及び治療に有
用な新規フタルイミド誘導体及びそれら化合物を有効成
分としてなる抗アレルギー剤に関する。
【0002】
【 従来の技術】アレルギーとは、免疫反応が過度に或
るいは不適当な形で起こり、組織障害を引き起こす現象
であり、例えば、気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚
炎、蕁麻疹等がその代表症例である。クームスとゲル
は、このアレルギーを抗原に対する反応が正常より変化
した状態と定義し、I型からIV型に分類した。 I型アレルギーとは、まず抗原に特異的な免疫グロブリ
ンE(IgE)の産生の誘導が起こり、この誘導された
IgEを介して活性化された肥満細胞や好塩基球から各
種のケミカルメディエーター(ヒスタミン、ロイコトリ
エン、トロンボキサン、好酸球遊走因子、好中球遊走因
子、血小板活性化因子等)が産生、遊離される。このケ
ミカルメディエーターにより炎症を引き起こす反応であ
る。 II型アレルギーとは、抗体(IgG、IgM)が生体自
身の細胞に作用し、その結果、自らの細胞に貧食細胞や
補体が障害を起こす反応である。 III型アレルギーとは、免疫複合体{抗原と抗体(Ig
G、IgM)が結合したもの}が、組織に沈着し、活性
化された補体、白血球、血小板等により組織が傷害され
る反応である。 IV型アレルギーとは、抗体によらず、抗原とT細胞との
反応によりケミカルメディエーターが放出され、この結
果、白血球、血小板等により組織が傷害される反応であ
る。 I型アレルギーは即時型アレルギー若しくはアナフィラ
キシー型アレルギーとも言われ、現在、狭義の意味でI
型アレルギーのみを指しアレルギーと呼ぶことが多い。
【0003】アレルギー反応の中でも本発明に特に深く
関わる生体機構として、第1にT細胞の分化に始まるB
細胞からのIgE産生がある。即ち、抗原刺激を受けて
いないナイーブなヘルパーT細胞は抗原刺激により、そ
のサイトカイン産生パターンから少なくともTh1とT
h2の2つのタイプに分かれ、さらにTh2細胞から産
生されるIL−4といったサイトカイン及びB細胞上の
CD40分子を介して、クラススイッチを誘導しIgE
の産生を促す。このようにTh2細胞への分化に伴って
産生されたIgEは肥満細胞上の高親和性IgE受容体
であるFCεRIを介して結合し、次に抗原に接触する
と抗原とIgEが架橋することにより脱顆粒と呼ばれる
ケミカルメディエーターの放出が起こる。これにはヒス
タミン、ロイコトリエンやPAF(血小板活性化因子)
といったいわゆるI型アレルギー反応を引き起こす物質
が含まれ、さらに肥満細胞もIL−4を産生することに
よりT細胞、B細胞及び肥満細胞自身の増殖とIgE産
生の亢進を引き起こし悪循環をもたらす。第2の機構と
して、Th2細胞からのIL−5の産生がある。IL−
5はアレルギーの重症化に関わるとされる好酸球の特異
的な分化、増殖、活性化因子であり、例えば喘息患者に
おいては抗原刺激により末梢血単核球からのIL−5の
産生亢進と、肺胞洗浄液中での高濃度の存在が認めら
れ、気道に於ける好酸球の浸潤と活性化をもたらし、遊
離される様々なメディエーターにより炎症を持続させ、
重症化させると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、アレルギ
ー反応の中心となるIgEの産生とそれを介して引き起
こされる現象、さらにはIL−5による好酸球の活性化
は、喘息や皮膚炎の発症及び慢性化、重症化につながる
要因として極めて重要であり、このIgEとIL−5を
選択的に強く抑制する抗アレルギー薬の開発が強く望ま
れている。このIgE産制抑制剤及びIL−5産制抑制
剤の期待される適応症としては、気管支炎、皮膚炎、結
膜炎、鼻炎、湿疹、好酸球性炎症、天疱瘡、乾癬、慢性
閉塞性肺疾患、肝臓炎、肺アスペルギルス症、好酸球性
肺炎、好酸球性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、レフレル
心内膜炎、播種性好酸球性膠原病、好酸球性胃腸炎、潰
瘍性大腸炎、好酸球増多症が挙げられ、特にアトピー性
皮膚炎、アトピー性気管支喘息への適応が期待される。
現在まで、様々な基本骨格を有した抗アレルギー剤の開
発がなされてきた。その中でも、特開昭56−1157
73号(PAF拮抗作用)、特開平6−220044号
(抗補体作用)、特開平6−312978号(ホスホリ
パーゼA2阻害作用)、WO94/06431号(Ig
E産生抑制作用)に記載される化合物はフタルイミド骨
格を有しているが、本発明のごとく、IgE及びIL−
5の産生を選択的に抑制する記載はない。一方、抗アレ
ルギー剤以外でフタルイミド骨格を有するものとして
は、特開平8−143546号(抗血栓剤)、WO96
/20705号、WO96/20926号及びUS57
03098号(TNFα阻害剤)の開示があるが、本発
明のごとくIgE及びIL−5の産生を選択的に抑制す
るとの記載はない。同様に医薬用途以外でも数多くのフ
タルイミド誘導体の開示があり(例えば、特開平6−2
39017号等)、合成中間体の保護基として広く化学
合成に使用されているが、本発明の様な作用を有する記
載は全くない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、新規フタルイミド
誘導体が、選択的にIgE及びIL−5の産生を抑制
し、それによって優れた抗アレルギー効果を示すことを
見出し、本発明を完成した。本発明は、下記一般式
[I]で示される化合物又はその製薬上許容される塩を
有効成分として含有するIgE及びIL−5産生抑制薬
に関する。本発明はまた、IgE及びIL−5産生抑制
作用を有する新規フタルイミド化合物又はその製薬上許
容される塩に関する。より詳しくは下記(1)から(1
4)に示す通りである。
【0006】(1) 一般式[I]
【化3】 [式中、R1、R2、R3及びR4は同一又は異なって水素
原子、水酸基、低級アルキル基、置換されてもよい低級
アルコキシ基、置換されてもよいアルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基、カ
ルボキシ基、アミノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示
し;Aは−CB1−(式中、B1は水素原子、置換されて
もよい低級アルキル基、シクロアルキル基、置換されて
もよいアリール基、アラルキル基、複素環基、カルボキ
シ基又はアラルキルオキシアルキル基を示す。)又は窒
素原子を示し;Bは水素原子、置換されてもよい低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、置換されてもよいアリー
ル基、アラルキル基、複素環基、カルボキシ基又はアラ
ルキルオキシアルキル基を示し、B、B1及びAが一緒
になってシクロアルキル又は置換されてもよい複素環を
形成してもよく;Xは炭素数1乃至4のアルキレン又は
−(CONH)p−(CHR5q−(式中、R5は水素原
子、低級アルキル基、アリール基又はアラルキル基を示
し、pは0又は1の整数、qは0又は1乃至2の整数で
ある。)を示し;Yは酸素原子、−NR6−(式中、R6
は水素原子又は低級アルキル基である。)又は硫黄原子
を示し;Zは炭素数1乃至4のアルキレン、炭素数2乃
至4のアルケニレン、−CHR7−(式中、R7はフェニ
ル基である。)、−CONH−、−CO−又は−SO2
−を示し;l、m及びnはそれぞれ独立して0又は1を
示し、Cyは置換されてもよいアリール基、置換されて
もよいシクロアルキル基又は置換されてもよい複素環基
を示す。]で表されるフタルイミド誘導体又はその製薬
上許容される塩を有効成分として含有するIgE産生抑
制剤。
【0007】(2) 一般式[I]で表されるフタルイ
ミド誘導体又はそれら化合物の製薬上許容される塩を有
効成分として含有するIL−5産生抑制剤。
【0008】(3) 一般式[II]
【化4】 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、水酸基、低
級アルキル基、置換されてもよい低級アルコキシ基、置
換されてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、アルキルアミノカルボニル基、カルボキシ基、アミ
ノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、但し、R1
2、R3及びR4の少なくとも1つは水素原子以外の置
換基であり;Aは炭素原子又は窒素原子を示し;B2
シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、アラ
ルキル基又は複素環基を示し;Y1は酸素原子、−NH
−又は硫黄原子を示し;Z1は炭素数1乃至4のアルキ
レン又は−CHR7−(式中、R7はフェニル基であ
る。)を示し;tは0又は1乃至4の整数を示し;m及
びnはそれぞれ独立して0又は1を示し;Cyは置換さ
れてもよいアリール基、置換されてもよいシクロアルキ
ル基又は置換されてもよい複素環基を示す。)で表され
るフタルイミド誘導体又はその製薬上許容される塩。
【0009】(4) R1、R3及びR4が水素原子であ
り;R2が置換されてもよいアルコキシカルボニル基、
カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基又はカル
ボキシ基であり;Aが炭素原子であり;B2がシクロア
ルキル基、置換されてもよいアリール基又は複素環基で
ある(3)のフタルイミド誘導体又はその製薬上許容さ
れる塩。
【0010】(5) R2がカルボキシ基であり;B2
シクロアルキル基又は置換されてもよいアリール基であ
り;Z1が炭素数1乃至4のアルキレンであり;Cyが
置換されてもよいアリール基又は置換されてもよいシク
ロアルキル基である(4)記載のフタルイミド誘導体又
はその製薬上許容される塩。
【0011】(6) Cyが置換されてもよいシクロア
ルキル基である(4)又は(5)記載のフタルイミド誘
導体又はその製薬上許容される塩。
【0012】(7) Y1が−NH−又は硫黄原子であ
り、mが1であり、Cyが置換されてもよいアリール基
である(4)又は(5)記載のフタルイミド誘導体又は
その製薬上許容される塩。 (8) Z1が炭素数2乃至4のアルキレンであり、m
が1である(4)又は(5)記載のフタルイミド誘導体
又はその製薬上許容される塩。 (9) mが0である(6)記載のフタルイミド誘導体
又はその製薬上許容される塩。
【0013】(10) 2−[(S)−2−ベンジルオ
キシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
酸、2−[(R)−2−シクロヘキシルメチルオキシ−
1−フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジオ
ン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニル
エチル]−4−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジ
オン、2−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−フェニ
ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−
2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
5−カルボン酸 トリス(ヒドロキシメチル)メチルア
ミン塩、2−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−フェ
ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒド
ロキシメチル)メチルアミン塩、2−[(S)−1−ベ
ンジル−2−ベンジルオキシエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
ルボン酸、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フ
ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
−1H−イソインドール−4−カルボン酸、2−
[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]
−5−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジオン、
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
[(R)−1−フェニル−2−(2−ピリジルオキシ)
エチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−1−
フェニル−2−ピコリルオキシエチル]イソインドール
−5−カルボン酸、2−[(S)−1−フェニル−2−
ピコリルオキシエチル]イソインドール−1,3−ジオ
ン 塩酸塩、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−
フェニルエチル]−4,5,6,7−テトラフルオロイ
ソインドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベ
ンジルオキシ−1−フェニルエチル]−4−メトキシイ
ソインドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−
(4−メトキシベンジルオキシ)−1−フェニルエチ
ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−シ
クロヘキシルメチルオキシ−1−フェニルエチル]−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸、2−[(S)−1−フェニル
−2−(3−フェニルプロピルオキシ)エチル]−2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドー
ル−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
キソ−1H−2−[(S)−2−(4−メチルスルホニ
ルベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインド
ール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−2−[(S)−2−(4−メチルベンジ
ルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5
−カルボン酸、
【0014】2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
H−2−[(S)−2−(3−メチルベンジルオキシ)
−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン
酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
[(S)−2−(2−メチルベンジルオキシ)−1−フ
ェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(S)−2−(3,5−ジメチルベンジルオキシ)−
1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(S)−2−(2−シクロヘキシルエチルオキシ)−
1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
(2−ベンジルオキシ−1−シクロヘキシルエチル)−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−シクロペ
ンチルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
ルボン酸、2−[(S)−2−シクロヘキシルメチルオ
キシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸
トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン塩、2−
[(S)−ジフェニルメトキシ−1−フェニルエチル]
−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[(S)−1−ナフチルメトキ
シ−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カルボ
ン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2
−[(S)−2−ナフチルメトキシ−1−フェニルエチ
ル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2
−メトキシベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イ
ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−
(2−クロロベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]
−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2,6−ジメ
チルベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]−イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−2−[(S)−2−ジフェニルメトキシ−
1−フェニルエチル]−1H−イソインドール−5−カ
ルボン酸 トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン
塩、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
[(S)−2−ジフェニルメトキシ−1−フェニルエチ
ル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸 N−メ
チル−D−グルコン酸塩、2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(3−ヒドロキシ
ベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドー
ル−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
キソ−2−[(R)−2−ジフェニルメトキシ−1−フ
ェニルエチル)−1H−イソインドール−5−カルボン
酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
[(S)−2−(9−フルオレニル)−1−フェニルエ
チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、
【0015】2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2
−[(S)−2−ジフェニルメトキシ−1−ベンジルエ
チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(S)−2−(2−クロロベンジルオキシ)−1−フ
ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
−1H−イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒ
ドロキシメチル)メチルアミン塩、2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2−フ
ルオロベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2−フェニル
ベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドー
ル−5−カルボン酸、2−[(S)−2−(3−クロロ
ベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5
−カルボン酸、2−[(S)−2−(4−クロロベンジ
ルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸、2−[(S)−2−(2,6−ジクロロベンジ
ルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸、2−[(S)−2−(2−ブロモベンジルオキ
シ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
[(S)−2−(2−ニトロベンジルオキシ)−1−フ
ェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(S)−2−(2−シアノベンジルオキシ)−1−フ
ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−
(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)−1−フェ
ニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(R)−2−シクロヘキシルメチルオキシ−1−フェ
ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[2−ベ
ンジルオキシ−1−(4−クロロフェニル)エチル]−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸、2−[2−ベンジルオキシ−
1−(2−チエニル)エチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
[(S)−2−ジフェニルメチルオキシ−1−フェニル
エチル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸 ナ
トリウム塩、2−[(S)−2−シクロヘキシルメチル
オキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 ナトリウム塩、2−[(S)−2−ベンジルオキ
シ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸
ナトリウム塩、2−[(S)−2−シクロヘキシルオキ
シ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、
2−[(S)−1−ベンジル−2−シクロヘキシルオキ
シエチル]イソインドール−1,3−ジオン、2−
[(S)−2−シクロヘキシル−1−フェニルオキシエ
チル]−5−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジオ
ン、
【0016】2−[(S)−1−ベンジル−2−シクロ
ヘキシルオキシエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2
−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニル
エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
−イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒドロキ
シメチル)メチルアミン塩、2−[(R)−2−シクロ
ヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
カルボン酸、2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ
−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 ナ
トリウム塩、2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ
−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 1
/2カルシウム塩、2−[(S)−2−シクロヘキシル
オキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 カリウム塩、2−[(R)−2−シクロヘキシル
オキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 ナトリウム塩、2−(1−フェニル−2−フェニ
ルオキシエチル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−ジベ
ンジルメチル−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(4−メト
キシフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイン
ドール−5−カルボン酸、2−[2−(4−ベンジルオ
キシフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3
−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール
−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−2−[2−(4−ヒドロキシフェニルオキ
シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
2−[2−(2−メチルフェニルオキシ)−1−フェニ
ルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3−
メチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[2−(4−メチルフェニルオ
キシ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カ
ルボン酸、2−[2−(4−クロロフェニルオキシ)−
1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
[2−(3,5−ジメチルフェニルオキシ)−1−フェ
ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)
−2−(3−tert−ブチルフェニルオキシ)−1−
フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[2−(3,5−ジ
−tert−ブチルフェニルオキシ)−1−フェニルエ
チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−
(3−メトキシフェニルオキシ)−1−フェニルエチ
ル]イソインドール−5−カルボン酸、
【0017】2−[2−(4−tert−ブチルフェニ
ルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
2−[2−(3−イソプロピルフェニルオキシ)−1−
フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2
−(4−イソプロピルフェニルオキシ)−1−フェニル
エチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4
−メチレンジオキシフェニルオキシ)−1−フェニルエ
チル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[2−
(3,5−ジメトキシフェニルオキシ)−1−フェニル
エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4,5−
トリメトキシオキシ)−1−フェニルエチル]イソイン
ドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−2−[2−(3,4−ジメトキシオキ
シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
[2−(4−エチルフェニルオキシ)−1−フェニルエ
チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−
(1−ナフチルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイ
ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[2−(2−ナフチルオキシ)
−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン
酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[2−
(3−エチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]
−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[2−
(3,4−ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエ
チル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4,5−ト
リメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソ
インドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,
3−ジオキソ−2−(1,4−ジフェニルブチル)−1
H−イソインドール−5−カルボン酸、2−(2−シク
ロヘキシル−1−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸、2−[N−(3−フェニルプロピル)アニリ
ノ]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
ソインドール−5−カルボン酸、2−[N−(2−シク
ロヘキシルエチル)アニリノ]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸、2−(2−ベンジルスルファニル−1−フェニル
エチル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−2[(S)−2−ジフェニルメチ
ルアミノ−1−フェニルエチル]−1H−イソインドー
ル−5−カルボン酸、2−[(R)−1−ベンジル−2
−モルホリノエチル]イソインドール−1,3−ジオ
ン、2−[(R)−1−ベンジル−2−モルホリノエチ
ル]−4−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジオ
ン、
【0018】2−[(S)−2−アニリノ−1−フェニ
ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−
(ベンジルカルバモイル)フェニルメチル]−2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
5−カルボン酸、2−[(S)−フェニル(フェニルカ
ルバモイル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[(S)−
(1,4−ジフェニルブチル)]−1H−イソインドー
ル−5−カルボン酸、2−[(R)−3−シクロヘキシ
ル−1−フェニルプロピル]イソインドール−1,3−
ジオン 、2−[(R)−4−シクロヘキシル−1−フ
ェニルブチル]イソインドール−1,3−ジオン、2−
[(S)−3−シクロヘキシル−1−フェニルプロピ
ル]イソインドール−1,3−ジオン、2−[(R)−
1,4−ジフェニルブチル]イソインドール−1,3−
ジオン、2−[(S)−1,4−ジフェニルブチル]イ
ソインドール−1,3−ジオン、2−[(R)−1,4
−ジフェニルブチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(R)−1,4−ジフェニルブチル]−2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
カルボン酸 ナトリウム塩、2−[(R)−3−シクロ
ヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸、2−[(R)−4−シクロヘキシル−1−フェ
ニルブチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)
−2−シクロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドー
ル−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
キソ−2−[(R)−1,3−ジフェニルプロピル]−
1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−2−[(S)−1,3−ジフ
ェニルプロピル]−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸、2−[(R)−3−シクロヘキシル−1−フェニ
ルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
1H−イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒド
ロキシメチル)メチルアミン塩、2−[(R)−3−シ
クロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
カルボン酸 コリン塩、2−[(S)−2−(3,5−
ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸、2−[(R)−2−(3,5
−ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸、
【0019】2−[(S)−2−(3,5−ジメチルフ
ェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドール
−1,3−ジオン、2−[(R)−2−(3,5−ジメ
チルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイン
ドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジル
オキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−N−メチル
−5−カルボキサミド、メチル 2−[(S)−2−ベ
ンジル−1−フェニルオキシエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
ルボキシラート、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−
1−フェニルエチル]−5−カルバモイルイソインドー
ル−1,3−ジオン、エトキシエチル 2−[(S)−
シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3
−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール
−5−カルボキシラート、エチル 2−[(S)−シク
ロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5
−カルボキシラート、2−(N,N−ジメチルアミノ)
エチル 2−[(S)−シクロヘキシルオキシ−1−フ
ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
−1H−イソインドール−5−カルボキシラート塩酸
塩、ピバロイルオキシメチル 2−[(S)−シクロヘ
キシルオキシ−1−フェニルエチル)−2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
ルボキシラート、[2−{(S)−2−ベンジルオキシ
−1−フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−1H−イソインドール−4−イルオキシ]酢
酸 tert−ブチルエステル、[2−{(S)−2−
ベンジルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
イルオキシ]酢酸 tert−ブチルエステル、4−
[2−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)エ
チルオキシ]−2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1
−フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジオン、
5−[2−(tert−ブチルオキシカルボニルアミ
ノ)エチルオキシ]−2−[(S)−2−ベンジルオキ
シ−1−フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジ
オン、5−シアノメトキシ−2−[(S)−2−シクロ
ヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]イソインドール
−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
−1−フェニルエチル]−5−メトキシイソインドール
−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
−1−フェニルエチル]−4−ペンチルオキシイソイン
ドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジル
オキシ−1−フェニルエチル]−5−ペンチルオキシイ
ソインドール−1,3−ジオン、4−(2−アミノエチ
ルオキシ)−2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−
フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジオン 塩
酸塩、5−(2−アミノエチルオキシ)−2−[(S)
−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]イソイン
ドール−1,3−ジオン 塩酸塩、[2−{(S)−2
−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−4
−イルオキシ]酢酸、
【0020】[2−{(S)−2−ベンジルオキシ−1
−フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
キソ−1H−イソインドール−5−イルオキシ]酢酸、
2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニ
ルエチル]−5−(1H−テトラゾール−5−イルメト
キシ)イソインドール−1,3−ジオン、2−(N,N
−ジフェニルアミノ)イソインドール−1,3−ジオ
ン、2−(N,N−ジフェニルアミノ)−4−ヒドロキ
シ−イソインドール−1,3−ジオン、2−ジフェニル
メチルイソインドール−1,3−ジオン、2,3−ジヒ
ドロ−1,3−ジオキソ−2−ジフェニルメチル−1H
−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(R)−3
−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル−1−フ
ェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
[(R)−3−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル
−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸及
び(+)−2−[(R)−3−シクロヘキシル−1−フ
ェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 トリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩 一水和物からな
る群より選ばれる化合物又はその製薬上許容される塩。
【0021】(11) 請求項3乃至10のいずれかに
記載の化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分と
して含有してなる医薬組成物。
【0022】(12) 請求項3乃至10のいづれかに
記載のフタルイミド誘導体又はその製薬上許容される塩
を有効成分として含有するIgE産生抑制剤。
【0023】(13) 請求項3乃至10のいづれかに
記載のフタルイミド誘導体又はその製薬上許容される塩
を有効成分として含有するIL−5産生抑制剤。
【0024】(14) 請求項1又は3乃至10のいず
れかに記載の化合物又はその製薬上許容される塩を有効
成分として含有してなる抗アレルギー剤。
【0025】本明細書において使用する各置換基及び語
句の定義は、次の通りである。「ハロゲン原子」とは、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であ
る。「低級アルキル基」とは、炭素数1乃至6個の直鎖
又は分岐鎖アルキル基を表し、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、tert−ペンチル基、ヘキシ
ル基等が挙げられる。R1、R2、R3及びR4において好
ましくは、炭素数1乃至4個の直鎖又は分岐鎖アルキル
基であり、特に好ましくは、メチル基及びtert−ブ
チル基である。R6において好ましくは、炭素数1乃至
4個の直鎖又は分岐鎖アルキル基であり、特に好ましく
は、メチル基である。
【0026】「炭素数1乃至4のアルキレン」とは、メ
チレン、エチレン、トリメチレン又はテトラメチレンで
あり、好ましくは、メチレン、エチレン又はトリメチレ
ンである。「炭素数2乃至4のアルキレン」とは、エチ
レン、トリメチレン又はテトラメチレンであり、好まし
くは、エチレン又はトリメチレンである。「炭素数2乃
至4のアルケニレン」とは、ビニレン、1−プロペニレ
ン、2−プロペニレン、1−ブテニレン、2−ブテニレ
ン又は3−ブテニレンであり、好ましくは1−プロペニ
レン又は2−プロペニレンである。
【0027】「低級アルコキシ基」とは、炭素数1乃至
6個の直鎖又は分岐鎖アルコキシ基を表し、例えばメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基、sec−ブト
キシ基、ペンチルオキシ基、tert−ペンチルオキシ
基、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。好ましくは、メ
トキシ基、エトキシ基である。
【0028】「シクロアルキル基」とは、炭素数3乃至
10の環状飽和アルキル基であり、例えばシクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げ
られる。好ましくは、シクロペンチル基及びシクロヘキ
シル基であり、特に好ましくはシクロヘキシル基であ
る。
【0029】「アルコキシカルボニル基」とは、炭素数
1乃至6個の直鎖又は分岐鎖状のアルコキシカルボニル
基であり、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカル
ボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカ
ルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキ
シカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、ペン
チルオキシカルボニル基、tert−ペンチルオキシカ
ルボニル基等が挙げられる。好ましくは、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基である。
【0030】「アルキルアミノカルボニル基」とは、炭
素数1乃至6個の直鎖又は分岐鎖状アルキル基がアミノ
基にモノ若しくはジ置換したものであり、例えばメチル
アミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、プロ
ピルアミノカルボニル基、イソプロピルアミノカルボニ
ル基、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカ
ルボニル基等が挙げられる。好ましくは、炭素数1乃至
6個の直鎖状アルキル基がアミノ基にモノ置換したもの
であり、特に好ましくはメチルアミノカルボニル基であ
る。
【0031】「アリール基」としては、フェニル基、ナ
フチル基、アントラセン基、インデン基、アズレン基、
フルオレン基、フェナントレン基、ピレン基等の芳香族
炭化水素基が挙げられ、好ましくは、フェニル基、ナフ
チル基及びフルオレン基であり、特に好ましくはフェニ
ル基である。
【0032】「アラルキル基」とは、炭素数1乃至6個
の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基にアリール基が置換し
たものであり、例えばベンジル基、フェネチル基、3−
フェニルプロピル基、ナフチルメチル基等が挙げられ
る。好ましくは、ベンジル基及びフェネチル基であり、
特に好ましくはベンジル基である。
【0033】「アラルキルオキシアルキル基」とは、上
記定義の低級アルキル基に上記定義のアラルキル基が置
換した酸素原子が置換したものであり、基幹のアルキル
部位に置いて好ましくは炭素数1乃至6の直鎖アルキル
基であり、アラルキル部位において好ましくはベンジル
基である。
【0034】「シクロアルケン−3−イル基」とは、炭
素数4乃至10の環状アルケニルが3位で置換するもの
であり、例えばシクロペンチル−3−イル基、シクロヘ
キシル−3−イル基、シクロヘプチル−3−イル基等が
挙げられる。好ましくはシクロペンチル−3−イル基及
びシクロヘキシル−3−イル基である。
【0035】「複素環基」とは、フリル基、ピラニル
基、ベンゾフラニル基、クロメニル基、インダニル基、
1,3−ジオキサインダニル基、クロマニル基、ピロリ
ル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピ
ラジニル基、ピリミジニル基、イミダゾール基、インド
リル基、インドリニル基、キノリル基、チエニル基、チ
アゾリル基等の飽和若しくは不飽和の複素環基が挙げら
れ、B、B1及びB2において好ましくはチエニル基であ
る。
【0036】「B、B1及びAが一緒になって形成する
シクロアルキル」とは、炭素数5乃至7個の飽和シクロ
アルキルであるシクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチルを表し、好ましくはシクロヘキシルである。
「B、B1及びAが一緒になって形成する置換されても
よい複素環」とは、炭素数5乃至7個の飽和シクロアル
キル上の炭素原子が酸素原子、窒素原子、硫黄原子等の
ヘテロ原子に1若しくは複数個置き換わった(A部位を
除く)ものが、原子A以外でアラルキル基に置換されて
もよいものである。複素環としては、例えばピペリジ
ン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、オキサシク
ロヘキサン、チアシクロヘキサン等が挙げられ、好まし
くはピペリジンであり、置換基としては好ましくは無置
換若しくはベンジル基である。
【0037】「置換されてもよい低級アルキル基」と
は、上記定義の低級アルキル基が、1乃至3個の水酸基
又は上記定義のハロゲン原子によって置換されてもよい
ものである。低級アルキル部位において好ましくは、炭
素数1乃至4個の直鎖又は分岐鎖アルキル基であり、特
に好ましくはメチル基、エチル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基である。
【0038】「置換されてもよいアリール基」とは、フ
ェニル基、ナフチル基、アントラセン基、インデン基、
アズレン基、フルオレン基、フェナントレン基、ピレン
基等の芳香族炭化水素基が、水酸基、ニトロ基、シアノ
基、フェニル基、モルホリノ基、ベンジル基、ベンジル
オキシ基、ベンジルアミノ基、メチルスルホニル基、上
記定義のハロゲン原子、上記定義の低級アルキル基又は
上記定義の低級アルコキシ基でそれぞれ独立して1乃至
5置換されてもよいものである。アリール部位として好
ましくは、フェニル基、ナフチル基及びフルオレン基で
あり、特に好ましくはフェニル基である。置換基として
は、B、B1及びB2において無置換若しくは上記定義の
ハロゲン原子が好ましく、Cyにおいては無置換が好ま
しい。
【0039】「置換されてもよい複素環基」とは、フリ
ル基、ピラニル基、ベンゾフラニル基、クロメニル基、
インダニル基、1,3−ジオキサインダニル基、クロマ
ニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、
ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、イミダゾ
ール基、インドリル基、インドリニル基、キノリル基、
チエニル基、チアゾリル基等の飽和若しくは不飽和の複
素環基が水酸基、ニトロ基、シアノ基、フェニル基、モ
ルホリノ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、ベンジル
アミノ基、メチルスルホニル基、上記定義のハロゲン原
子、上記定義の低級アルキル基又は上記定義の低級アル
コキシ基でそれぞれ独立して1乃至3置換されてもよい
ものである。複素環として好ましくはピリジル基及びピ
ペリジル基であり、置換基として好ましくは無置換若し
くはモルホリノ基である。
【0040】「置換されてもよいシクロアルキル基」と
は、上記定義のシクロアルキル基がヒドロキシ基によっ
て置換されてもよいものであり、例えばシクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、4−ヒド
ロキシシクロヘキシル基、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ル基、2,4−ジヒドロキシシクロヘキシル基等が挙げ
られる。好ましくは、シクロペンチル基及びシクロヘキ
シル基であり、特に好ましくはシクロヘキシル基であ
る。
【0041】「置換されてもよい低級アルコキシ基」と
は、上記定義の低級アルコキシ基がアミノ基、シアノ
基、カルボキシ基、上記定義の複素環基、上記定義の低
級アルコキシ基、上記定義のアルコキシカルボニル基若
しくは上記定義のアルコキシカルボニル基に置換される
アミノ基に置換されてもよいものであり、基幹となるア
ルコキシ部位において好ましくは、炭素数1乃至6個の
直鎖上のアルキル基を有するアルコキシ基であり、特に
好ましくは、メトキシ基、エトキシ基、ペンチルオキシ
基である。
【0042】「置換されてもよいアルコキシカルボニル
基」とは、上記定義のアルコキシカルボニル基がフェニ
ル基、tert−ブチルオキシカルボニル基、tert
−ブチルカルボニルオキシ基、上記定義の低級アルコキ
シ基、上記定義の低級アルキルで置換されてもよいアミ
ノ基若しくは複素環基で置換されてもよいものである。
アルコキシカルボニル部位として好ましくはエトキシカ
ルボニル基、メトキシカルボニル基である。
【0043】「アミノ保護基」とは、通常用いられる保
護基であり、諸反応からアミノ基を保護するものであれ
ば特に限定されない。例えば、アセチル基、ベンゾイル
基、フタロイル基等のアシル基;tert−ブトキシカ
ルボニル基等のアルコキシカルボニル基;ビニルオキシ
カルボニル基等のアルケニルオキシカルボニル基;ベン
ジルオキシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニ
ル基;トリメチルシリル基等の低級アルキルシリル基;
アルキレンビス(ジアルキルシリル)基;tert−ブ
チルチオカルボニル基等のアルキルチオカルボニル基;
ベンジルチオカルボニル基等のアラルキルチオカルボニ
ル基;ジフェニルホスホリル基等のホスホリル基;ジフ
ェニルホスフィニル基等のホスフィニル基が挙げられ
る。
【0044】また、「製薬上許容される塩」とは、上記
一般式[I]で示されるフタルイミド誘導体と無毒の塩
を形成するものであればいかなる塩でもよく、例えば塩
酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、又はシュウ
酸、マロン酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、
コハク酸、酒石酸、酢酸、グルコン酸、アスコルビン酸
等の有機酸、又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アンモ
ニウム等の無機塩基、又はメチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミ
ン、グアニジン、コリン、シンコニン等の有機塩基、又
はリジン、アルギニン、アラニン等のアミノ酸と反応を
させ得ることができる。また、場合によっては含水物又
は水和物或るいは溶媒和物であってもよい。また、それ
らはプロドラッグであってもよい。「プロドラッグ」と
は、化学的又は代謝的に分解し得る基を有し、生体に投
与された後、元の化合物に復元して本来の薬効を示す本
発明化合物の誘導体であり、共有結合によらない複合体
及び塩を含む。
【0045】また、上記一般式[I]で示されるフタル
イミド誘導体においては、種々の異性体が存在し得る。
例えば、幾何異性体としてE体及びZ体が存在し得る。
また、不斉炭素原子が存在する場合は、これらに基づく
立体異性体としての鏡像異性体及びジアステレオマーが
存在し得る。場合によっては互変異性体が存在し得る。
従って、本発明の範囲にはこれらすべての異性体及びそ
れらの混合物が包含される。
【0046】本発明化合物を抗アレルギー剤として用い
る場合、通常全身的或るいは局所的に、経口若しくは非
経口で投与される。投与量は年齢、体重、症状、治療効
果、投与方法等により異なるが、通常成人ひとり当た
り、1回に10mg乃至1gの範囲で、1日1回乃至数
回が投与される。本発明化合物は、経口投与のための固
体組成物及び液体組成物、若しくは非経口投与のための
注射剤、塗布剤等の製剤とするために適当な希釈剤、分
散剤、吸着剤、溶解剤等を混合することができる。ま
た、本発明化合物はヒトはもちろん、ヒト以外の動物、
特にほ乳類の治療及び予防に用いることもできる。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施するための化
合物の製造方法の一例を説明する。しかしながら、本発
明化合物の製造方法はこれらに限定されるものではな
い。また、各工程において、反応処理は通常行われる方
法を行えばよく、単離精製、結晶化、再結晶化、シリカ
ゲルクロマトグラフィー、分取HPLC等の慣用される
方法を適宜選択し、また組み合わせて行えばよい。
【0048】一般製法 製法a−1 本製法は、アミノ基を有するアルコールとハロゲン化物
とをエーテル結合させアミノ基を有するエーテルを得る
方法である。
【化5】 (式中、A'は−CB1'−(式中、B1'は水素原子、低
級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラル
キル基、複素環基又はアラルキルオキシカルボニル基を
示す。)であり、B'は水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基、アリール基、アラルキル基、複素環基
又はアラルキルオキシカルボニル基を示し、B'、B1'
及びAが一緒になってシクロアルキル又は置換されても
よい複素環を形成してもよく、Halはハロゲン原子で
あり、X、Z、l、n及びCyは請求項1記載の通りで
ある。) 化合物[1]を塩基の存在下、溶媒中で化合物[2]と
室温或るいは還流温度で反応させることにより化合物
[3]を得ることができる。塩基としては、水素化リチ
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムが挙げられ、
溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒及び1,4−ジオキサン、ジエチル
エーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒が好ましい。
【0049】製法a−2 化合物[3]においてCyが置換されてもよいシクロア
ルキル基であり、かつnが0の場合は、収率を高めるた
め以下に示す製法を用いてもよい。
【化6】 (式中、A'、B'、X、l及びHalは製法a−1記載
の通りであり、Cy'はシクロアルケン−3−イル基で
あり、Cy''は置換されてもよいシクロアルキル基を示
す。) 第1工程 化合物[1]を塩基の存在下、溶媒中で化合物[2']
と室温或るいは還流温度で反応させることにより化合物
[3']を得ることができる。塩基としては、水素化リ
チウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムが挙げら
れ、溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の極性溶媒及び1,4−ジオキサン、ジエ
チルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒド
ロフラン等のエーテル系溶媒が好ましい。 第2工程 製法a−2の第1工程で得られた化合物[3']を溶媒
中、水素雰囲気下、室温にて触媒を用い還元することに
より化合物[3'']を得ることができる。溶媒として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル等のアルコール溶媒及び1,4−ジオキサン、ジエチ
ルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロ
フラン等のエーテル系溶媒が好ましい。触媒としては、
パラジウム−炭素、水酸化パラジウム、パラジウムブラ
ック等のパラジウム触媒が挙げられる。
【0050】製法b−1 本製法は、ハロゲン原子を有するカルボニル化合物のエ
ーテル結合生成反応、アミノ化反応を経てアミノ基を有
するエーテルを得る方法である。
【化7】 (式中、B'、X、Z、l、n、Cy及びHalは、製
法a−1記載の通りである。) 第1工程 化合物[4]を塩基の存在下、溶媒中で化合物[5]と
室温或るいは還流温度で反応させることにより化合物
[6]を得ることができる。塩基としては、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水素化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ムが挙げられ、溶媒としては、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、アセトン等の
極性溶媒及び1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、
1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶媒が好ましい。 第2工程 製法b−1の第1工程で得られた化合物[6]を、塩化
アンモニウム、酢酸アンモニウム等のアンモニア源の存
在下、室温でシアノ化ホウ素ナトリウム、水素化シアノ
ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて反応系中で生成す
るイミン部位を還元することにより化合物[7]を得る
ことができる。必要に応じて反応液中にモレキュラシー
ブ等の乾燥剤を加えてもよい。溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール溶媒が好ましい。
【0051】製法b−2 本製法は、アルデヒドをグリニャール反応によりアルキ
ル化した後、光延反応(第4工程)又はアルコールの酸
化により生成するカルボニル化合物のアミノ化(第2、
3工程)を行うことによりアミンを得る方法である。
【化8】 (式中、B''は水素原子、低級アルキル基、シクロアル
キル基、アリール基又はアラルキル基であり、Cy'''
は置換されてもよいアリール基、置換されてもよいシク
ロアルキル基であり、X、Z、l、n及びHalは、製
法a−1記載の通りである。) 第1工程 化合物[8]を溶媒中、化合物[9]と室温或るいは還
流温度で反応させることにより化合物[10]が得られ
る。溶媒としては、1,4−ジオキサン、ジエチルエー
テル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン
等のエーテル系溶媒が好ましい。 第2工程 化合物[10]をクロム酸等の酸化剤を用いて酸化する
ことにより化合物[11]を得ることができる。溶媒と
しては、クロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、ニ
トロベンゼン、酢酸等の有機溶媒が好ましい。 第3工程 製法b−2の第2工程で得られた化合物[11]を製法
b−1の第2工程と同様にして還元することにより化合
物[13]を得ることができる。 第4工程 製法b−2の第1工程で得られた化合物[10]を溶媒
中、縮合剤の存在下、氷冷下でフタルイミドと混合した
後、室温或るいは還流温度で反応させることにより化合
物[12]を得ることができる。縮合剤としてはトリフ
ェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチル
ホスフィン、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸トリメチ
ル、亜リン酸トリエチル等とアゾジカルボン酸ジイソプ
ロピル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸
ジシクロヘキシル等とを組み合わせたものが好ましい。
溶媒としては1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、
1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶媒及びベンゼン、トルエン、ヘキサン、キシ
レン等の炭化水素系溶媒若しくはそれらの混合溶媒が好
ましい。 第5工程 製法b−2の第4工程で得られた化合物[12]を溶媒
中、ヒドラジン又はその水和物の存在下、室温或るいは
還流温度で脱フタロイル化することにより化合物[1
3]を得ることができる。溶媒としてはメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール溶
媒、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、1,2−
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル系
溶媒が好ましい。
【0052】製法b−3 本製法は、第2アミンをN−ニトロソ化合物とした後、
還元によりヒドラジンを得る方法であり、先行技術(特
開平1−224333号)記載の方法を参考に合成を行
った。
【化9】 [式中、B'、X、Z、l、n及びCyは、製法a−1
記載の通りであり、Y'は酸素原子、−NR6'−(式中
6'は低級アルキル基である。)又は硫黄原子であり、
mは請求項1記載の通りである。] 第1工程 公知の方法により得られた化合物[14]を溶媒中、酢
酸等の無機酸及び亜硝酸又は亜硝酸ナトリウム等の亜硝
酸塩を順次加え、室温若しくは還流温度で反応させるこ
とにより化合物[15]を得ることができる。溶媒とし
てはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル等のアルコール溶媒が好ましい。 第2工程 製法b−3の第1工程で得られた化合物[15]に溶媒
中、塩基及び二酸化チオ尿素を順次加え還元反応を行な
うことにより化合物[16]を得ることができる。塩基
としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナト
リウム、水素化カリウム等が挙げられ、溶媒としてはメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の
アルコール溶媒が好ましい。
【0053】製法b−4 本製法は、カルボン酸化合物と芳香族化合物をフリーデ
ルクラフツ反応によりアシル化した後、オキシム化を経
てアミンを得る方法である。
【化10】 (式中、B''''はアリール基であり、X、Y、Z、l、
m、n及びCyは前記記載の通りである。) 第1工程 化合物[42]を溶媒中、塩化チオニル、塩化チオニル
−ジメチルホルムアミド又はオキシ塩化リン等と還流温
度で反応させ後、氷冷下でルイス酸と化合物[43]の
混合溶液に滴下し、室温下で反応させることにより化合
物[44]を得ることができる。溶媒としては、ジクロ
ロメタン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル等のアシル
ハライドと反応を起こさない溶媒を用いる。ルイス酸と
しては塩化アルミニウム、塩化亜鉛等が挙げられる。ル
イス酸に換えてポリリン酸、フッ化水素等の触媒を用い
てもよい。 第2工程 製法b−4の第1工程で得られた化合物[44]を酢酸
ナトリウム等で弱塩基性とした溶媒中、ヒドロキシアミ
ンの塩酸塩又は硫酸塩或るいはヒドロキシアミンスルホ
ン酸ナトリウム等のオキシム化剤を用い反応させること
で化合物[45]を得ることができる。溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール溶媒及び水若しくはこれらの混合溶媒が好
ましい。 第3工程 製法b−4の第2工程で得られた化合物[45]を溶媒
中、中圧下でパラジウム−炭素等のパラジウム触媒、ニ
ッケル触媒、白金触媒等の触媒を用いて接触還元を行
う、或るいは水素化アルミニウム、ナトリウム−アルコ
ール等の還元剤を用い還元することにより化合物[4
6]を得ることができる。溶媒としては、メタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
溶媒が好ましい。
【0054】製法c 本製法は、ハロゲン原子を有するカルボニル化合物のス
ルフィド化を経てアミノ基を有するスルフィドを得る方
法である。
【化11】 (式中、B'、X、Z、l、n、Cy及びHalは、製
法a−1記載の通りである。) 第1工程 化合物[17]を塩基の存在下、溶媒中でテトラ−n−
ブチルアンモニウムブロミド及び化合物[18]と室温
或るいは還流温度で反応させることにより化合物[1
9]を得ることができる。塩基としては、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水素化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム等が挙げられ、溶媒としては、ベンゼン、トルエン、
ヘキサン、キシレン等の炭化水素系溶媒が好ましい。 第2工程 製法b−1の第2工程と同様にして化合物[19]のカ
ルボニル部位をアミノ化することにより、化合物[2
0]を得ることができる。
【0055】製法d−1 本製法は、アミノ保護基を使用しアミノ基を有するアル
コールを縮合後、脱保護することによりアミノ基を有す
るエステル若しくはアミノ基を有するスルホナートを得
る方法である。
【化12】 (式中、B''、X、l、n、Hal及びCy''は、前記
記載の通りであり、Z'は−CONH−、−CO−又は
−SO2−であり、Proはアミノ保護基である。) 第1工程 (保護基がtert−ブトキシカルボニル基の場合)化
合物[21]を溶媒中、ジ−tert−ブチルカルボナ
ートと室温若しくは還流温度で反応させアミノ基の保護
を行なった化合物[22]を得ることができる。溶媒と
してはクロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、ニト
ロベンゼン、酢酸等の有機溶媒が好ましい。 (保護基がベンジルオキシカルボニル基の場合)化合物
[21]を溶媒中、塩基の存在下、室温若しくは還流温
度でベンジルオキシカルボニルクロリドと反応させ、ア
ミノ基を保護した化合物[22]を得ることができる。
塩基としては炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水
酸化ナトリウム、トリエチルアミン等が挙げられ、溶媒
としてはクロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、ニ
トロベンゼン、酢酸等の有機溶媒が好ましい。 第2工程 製法d−1の第1工程で得られた化合物[22]を溶媒
中、塩基の存在下、氷冷下で化合物[23]を加えた
後、室温若しくは還流温度でエステル縮合させることに
より化合物[24]を得ることができる。塩基としては
ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン等
が挙げられ、溶媒としては、ジクロロメタン、テトラヒ
ドロフラン、酢酸エチル、ピリジン等のアシルハライド
と反応を起こさない溶媒を用いる。 第3工程 (保護基がtert−ブトキシカルボニル基の場合)製
法d−1の第2工程で得られた化合物[24]を溶媒
中、塩酸、臭化水素酸、塩酸−酢酸、トリフルオロ酢酸
−ジクロロメタン等の酸触媒の存在下、室温若しくは還
流温度で反応させ、脱保護化した化合物[25]を得る
ことができる。溶媒としては、1,4−ジオキサン、ジ
エチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒;クロロホルム、四塩化
炭素、塩化メチレン、ニトロベンゼン、酢酸等の有機溶
媒;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル等のアルコール溶媒及びベンゼン、トルエン、ヘキサ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、水若しくはこれらの
混合溶媒又は無溶媒が好ましい。 (保護基がベンジルオキシカルボニル基の場合)製法d
−1の第2工程で得られた化合物[24]を溶媒中、パ
ラジウム炭素、ラネーニッケル等の金属触媒の存在下、
室温若しくは還流温度で水素ガスにて接触還元させ、脱
保護化した化合物[25]を得ることができる。溶媒と
しては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール溶媒;1,4−ジオキサン、ジエ
チルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒド
ロフラン等のエーテル系溶媒;ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、アセトン等の
極性溶媒:クロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、
ニトロベンゼン、酢酸等の有機溶媒、水若しくはこれら
の混合溶媒が挙げられる。
【0056】製法d−2 本製法は、アミノ基を保護されたアルコールをイソシア
ナートでエステル化した後、脱保護によりアミノ基を有
するエステルを得る方法である。
【化13】 (式中、B''、X、l、Cy''及びProは前記記載の
通りである。) 第1工程 製法b−2の第4工程若しくは製法d−1の第1工程と
同様にしてアミノ基を保護した化合物[26]を溶媒
中、塩化水素等の酸触媒の存在下、室温若しくは還流温
度で化合物[27]と反応させることにより化合物[2
8]を得ることができる。溶媒としては、1,4−ジオ
キサン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒が好まし
い。 第2工程 製法d−2の第1工程で得られた化合物[28]を製法
b−2の第4工程若しくは製法d−1の第5工程と同様
にして、脱保護化をすることにより化合物[29]を得
ることができる。
【0057】製法d−3 本製法は、アミノ保護されたカルボン酸を第2若しくは
第3アミンと縮合させた後、脱保護によりアミンを得る
方法である。
【化14】 [式中、X、l及びProは前記記載の通りであり、
B'''は水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アラルキル基又は複素環基であり、−
Nrr'部位は、−Cy(一般式[I]で示される置換
されてもよい複素環基の内で窒素原子を含み、かつ窒素
原子で当該反応式中のカルボニル基に置換するものであ
る。)又は−NR6'−Cy(Cy及びR6'は、前記記載
の通りである。)である。] 第1工程 製法b−2の第4工程若しくは製法d−1の第1工程と
同様にしてアミノ保護した化合物[30]を溶媒中、塩
基及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド 塩酸塩、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド、カルボニルジイミダゾール等の縮合剤の存在
下、氷冷下で化合物[31]を加え、室温若しくは還流
温度で反応させることにより化合物[32]を得ること
ができる。必要に応じてヒドロキシスクシンイミド、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール等の活性化剤を加えて
もよい。塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水素化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ジメチルアミ
ノピリジン等が挙げられ、溶媒としては、クロロホル
ム、四塩化炭素、塩化メチレン、ニトロベンゼン、酢酸
等の有機溶媒、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の極性溶媒が好ましい。 第2工程 製法d−3の第1工程で得られた化合物[32]を製法
b−2の第5工程若しくは製法d−1の第3工程と同様
にして、脱保護化をすることにより化合物[33]を得
ることができる。 第3工程 製法d−3の第2工程で得られた化合物[33]に溶媒
中、水素化アルミニウムリチウム、ジボラン等の還元剤
を加え、室温若しくは還流温度で還元することで化合物
[34]を得ることができる。溶媒としては、クロロホ
ルム、四塩化炭素、塩化メチレン、ニトロベンゼン、酢
酸等の有機溶媒、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒が好ましい。
【0058】製法e 本製法は、ラセミ体アミンの光学分割により光学活性ア
ミンを得る方法である。
【化15】 (式中、B''、X、l及びCyは、前記記載の通りであ
り、*は当該炭素原子が不斉原子であることを示す。) 製法e−1 上記製法と同様な製法により得られた化合物[35]を
溶媒中、光学活性な酒石酸、リンゴ酸、アスパラギン
酸、N−アセチル−L−ロイシン等の光学活性カルボン
酸を用いて光学分割を行なうことにより光学活性アミン
を得ることができる。溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール溶
媒、水若しくはそれらの混合溶媒、又はアルコール溶媒
と酢酸エチル、クロロホルム、トルエン等との混合溶媒
が好ましく、光学分割の際の再結晶溶媒にはこれらアル
コールの混合溶媒が好ましい。
【0059】製法e−2 本製法は、カルボニル化合物の不斉還元後、光延反応に
より光学活性アミンを得る方法である。
【化16】 (式中、X、Z、l、n、Cy、B'''及び*は前記記
載の通りである。) 第1工程 製法b−2の第2工程と同様にして得られた化合物[3
7]を溶媒中、冷却下で(−)−B−クロロジイソピノ
カンフェニルボラン等の不斉還元剤を用い不斉還元を行
うことにより化合物[38]を得ることができる。溶媒
としては、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、
1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶媒が好ましい。 第2工程 製法e−2の第1工程で得られた化合物[38]を製法
b−2の第4工程と同様にしてフタロイル化することに
より、立体配置の逆転した化合物[39]を得ることが
できる。 第3工程 製法e−2の第2工程で得られた化合物[39]を製法
b−2の第5工程と同様にして脱フタロイル化すること
により化合物[40]を得ることができる。
【0060】製法f 本製法は、無水フタル酸と第1アミンとの縮合によりフ
タルイミド誘導体を得る方法である。
【化17】 (式中、R1、R2、R3、R4、A、B、X、Y、Z、C
y、l、m及びnは請求項1記載の通りである。) 市販の無水フタル酸誘導体若しくはそれらから常法によ
り製造される無水フタル酸誘導体である化合物[40]
と、上記製法により得られた第1アミン若しくは市販の
第1アミンである化合物[41]を無溶媒又は溶媒中
で、室温若しくは還流温度で反応させることにより化合
物[I]を得ることができる。溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、ヘキサン、キシレン等の炭化水素系溶
媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ア
セトニトリル、アセトン等の極性溶媒;クロロホルム、
四塩化炭素、塩化メチレン、ニトロベンゼン、酢酸、ピ
リジン等の有機溶媒が好ましい。
【0061】製法g−1〜g−6 本製法は、上記製法により得られたフタルイミド誘導体
を用い、新たな置換基を導入する方法である。
【化18】 (式中、A、B、X、Y、Z、Cy、l、m及びnは請
求項1記載の通りであり、R'は水酸基、カルボキシ
基、シアノメチルオキシ基、ニトロ基、−O−(C
2)u−Pro及び−O−(CH2)u−NHPro
(式中uは炭素数1乃至4の整数、Proはアミノ保護
基を示す。)でありR''は置換されてもよいアルコキシ
カルボニル基、カルバモイル基又はアルキルアミノカル
ボニル基であり、R'''は置換されてもよいアルコキシ
カルボニル基であり、R''''は置換されてもよい低級ア
ルコキシ基である。) 製法g−1 化合物[I']においてR'がカルボキシ基の場合(但
し、Cyにおいてリングの置換基として水酸基、アミノ
基又はカルボキシ基を持つ化合物を除く。) 化合物[I']を塩基の存在下、縮合剤の存在下、室温
若しくは還流温度で第1アルコールと反応させることに
よりエステルを、また、第1アミンと縮合させることに
より化合物[I'']を得ることができる。必要に応じて
ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール等の活性化剤を加えてもよい。塩基としては炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチル
モルホリン等が挙げられ、溶媒としては、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ア
セトン等の極性溶媒、クロロホルム、四塩化炭素、塩化
メチレン、ニトロベンゼン、酢酸等の有機溶媒が好まし
い。縮合剤としては,1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等若
しくはトリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィ
ン、トリエチルホスフィン、亜リン酸トリフェニル、亜
リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル等とアゾジカル
ボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボン酸ジエチル、ア
ゾジカルボン酸ジシクロヘキシル等とを組み合わせたも
のが好ましい。 製法g−2 化合物[I']においてR'がカルボキシ基の場合(但
し、Cyにおいてリングの置換基として水酸基、アミノ
基、カルボキシ基を持つ化合物を除く。) 化合物[I']を溶媒中、塩基の存在下、室温若しくは
還流温度でハロゲン化合物と反応させることにより化合
物[I''']を得ることができる。塩基としては炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水素化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン等が挙げられ、溶媒としては、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、アセト
ン、メチルエチルケトン等の極性溶媒、クロロホルム、
四塩化炭素、塩化メチレン、ニトロベンゼン、酢酸等の
有機溶媒が好ましい。 製法g−3 化合物[I']においてR'が水酸基の場合(但し、Cy
においてリングの置換基として水酸基、アミノ基、カル
ボキシ基を持つ化合物を除く。) 化合物[I']を製法g−2と同様にしてハロゲン化合
物と反応させることにより、化合物[I''']を得るこ
とができる。 製法g−4 化合物[I']においてR'がシアノメチルオキシ基の場
合 化合物[I']を溶媒中、室温或るいは還流温度でアジ
化ナトリウム及び塩化アンモニウムと反応させることに
よりR'''が1H−テトラゾール−5−イルメトキシで
ある化合物[I'''']を得ることができる。溶媒として
は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ア
セトニトリル、アセトン等の極性溶媒が好ましい。 製法g−5 化合物[I']においてR'が−O−(CH2)u−Pr
o若しくは−O−(CH2)u−NHPro(式中、u
は1乃至4の整数、Proはアミノ保護基を示す。)の
場合 化合物[I']を製法d−1の第3工程と同様にして脱
保護することにより、それぞれの脱保護体である化合物
[I'''']を得ることができる。 製法g−6 化合物[I']においてR'がニトロ基の場合 化合物[I']を溶媒中、室温若しくは還流温度で塩化
スズ等の還元剤を用い還元することにより化合物
[I''''']を得ることができる。溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のア
ルコール溶媒が好ましい。
【0062】
【実施例】次に、本発明に係る一般式[I]で示される
化合物及びその製造方法を、実施例によって具体的に説
明する。しかしながら、本発明は、これら実施例によっ
て限定されるものではないことは勿論である。
【0063】実施例1 2−[(S)−2−ベンジルオ
キシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 a)(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル
アミン (S)−フェニルグリシノール(5.0g)のテトラヒドロ
フラン(THF、100ml)溶液に60%油性水素化ナト
リウム(1.60g)を加え、1時間加熱還流した。放冷し
た後、反応液に臭化ベンジル(6.23g)を加え、室温下
で16時間攪拌した。反応液を飽和食塩水に加えジエチ
ルエーテルで抽出し、有機層を10%塩酸で抽出した。
水層を水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にした後、有
機層を飽和食塩水で洗浄し、ジエチルエーテルで抽出し
た。炭酸カリウムで乾燥後、減圧濃縮することにより表
題化合物(6.69g)を得た。 b)2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニル
エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
−イソインドール−5−カルボン酸 実施例1のa)で得られた(S)−2−ベンジルオキシ
−1−フェニルエチルアミン(258mg)及びトリメリト
酸無水物(258mg)を酢酸(5ml)に溶解させ、7時間加
熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸=30:
1)にて精製し、表題化合物(383mg)を得た。物性値
を表1に示す。実施例2〜74 実施例1と同様にして
実施例2〜74の化合物を得た。物性値を表1〜19に
示す。
【0064】実施例75 2−[(S)−2−シクロヘ
キシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
ルボン酸 a)(1S)−2−(3−シクロヘキセニルオキシ)−
1−フェニルエチルアミン (S)−フェニルグリシノール(5.0g)のTHF(100m
l)溶液に、60%油性水素化ナトリウム(1.60g)を加
え、1時間加熱還流した。放冷した後、反応液に3−ブ
ロモシクロヘキセン(5.87g)を加え、室温下で16時
間攪拌した。反応液を飽和食塩水に加え、ジエチルエー
テルで抽出した。有機層を炭酸カリウムで乾燥後、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲルカカラムクロマトグラフィ
ー(トリエチルアミン:酢酸エチル:ヘキサン=1:
4:12)にて精製し表題化合物(3.06g)を得た。 b)(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニル
エチルアミン 実施例75のa)で得られた(1S)−2−(3−シク
ロヘキセニルオキシ)−1−フェニルエチルアミン(3.
06g)のエタノール(60ml)溶液を10%パラジウム−
炭素(0.3g)存在下、水素気流下で2時間激しく攪拌し
た。反応液をセライト濾過後、減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(トリエチルアミン:酢酸
エチル:ヘキサン=1:4:12)にて精製し表題化合
物(2.89g)を得た。 c)2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フ
ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
−1H−イソインドール−5−カルボン酸 実施例75のb)で得られた(S)−2−シクロヘキシ
ルオキシ−1−フェニルエチルアミン(658mg)より実
施例1のb)と同様にして表題化合物(888mg)を得
た。物性値を表19に示す。実施例76〜88 実施例
75と同様にして実施例76〜88の化合物を得た。物
性値を表19〜22に示す。
【0065】実施例89 2−(1−フェニル−2−フ
ェニルオキシエチル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 a)2−フェノキシ−1−フェニルエタノン フェノール(0.94g)のジメチルホルムアミド(DM
F、30ml)溶液に炭酸カリウム(2.76g)、臭化フェナ
シル(1.99g)を順次加え、80℃で20分間攪拌し
た。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮するとにより表題化合物
(2.29g)を得た。 b)2−フェノキシ−1−フェニルエチルアミン 実施例89のa)で得られた2−フェノキシ−1−フェ
ニルエタノン(2.29g)のメタノール(50ml)溶液に、
モレキュラシーブ3A(5g)、酢酸アンモニウム(7.71
g)、水素化シアノホウ素ナトリウム(628mg)を室温下
で順次加え、12時間攪拌した。反応液をセライト濾過
後、減圧濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、1
N水酸化ナトリウム水溶液及び水で順次洗浄した。有機
層を1N塩酸で抽出した後、水層を水酸化ナトリウム水
溶液でアルカリ性にし、ジエチルエーテルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥後、
減圧濃縮することにより、表題化合物を得た(1.03
g)。 c)2−(1−フェニル−2−フェニルオキシエチル)
−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
ンドール−5−カルボン酸 実施例89のb)で得られた2−フェノキシ−1−フェ
ニルエチルアミン(469mg)より実施例1のb)と同様
にして表題化合物(740mg)を得た。物性値を表23に
示す。 実施例90〜115 実施例89と同様にして実施例9
0〜115の化合物を得た。物性値を表23〜29に示
す。
【0066】実施例116 2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−2−(1,4−ジフェニルブチル)−1H
−イソインドール−5−カルボン酸 a)1,4−ジフェニルブタン−1−オール ベンズアルデヒド(2.09g)のTHF(10ml)溶液に、
氷冷下でフェニルプロピルマグネシウムブロミド(1M
/THF、30ml)を加えた。室温下で1時間攪拌した
後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に加え、ジエ
チルエーテルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:9)にて
精製し表題化合物(4.21g)を得た。 b)2−(1,4−ジフェニルブチル)イソインドール
−1,3−ジオン 実施例116のa)で得られた1,4−ジフェニルブタ
ン−1−オール(1.0g)、フタルイミド(715mg)及び
トリフェニルホスフィン(1.28g)をTHF(10ml)に
加え、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(848mg)の
THF(4ml)溶液を加え、室温下で16時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン:クロムホ
ルム=1:25:4)にて精製し、表題化合物(1.04
g)を得た。 c)1,4−ジフェニルブチルアミン 実施例116のb)で得られた2−(1,4−ジフェニ
ルブチル)イソインドール−1,3−ジオン(972mg)
のエタノール(30ml)にヒドラジン一水和物(1.3ml)
を加え、1時間加熱還流した。析出した白色個体を濾去
後、濾液を減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、
水、飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧濃縮することにより表題化合物(578mg)を得
た。 d)2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−(1,
4−ジフェニルブチル)−1H−イソインドール−5−
カルボン酸 実施例116のc)で得られた1,4−ジフェニルブチ
ルアミン(562mg)より実施例1のb)と同様にして表
題化合物(920mg)を得た。物性値を表29に示す。 実施例117〜126 実施例116と同様にして実施
例117〜126の化合物を得た。物性値を表30〜3
2に示す。
【0067】実施例127 2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−2−[N−(3−フェニルプロピ
ル)アニリノ]イソインドール−5−カルボン酸 a)3−フェニルプロピオンアニリド アミド縮合の常法に従い、アニリン(2.05g)及び3−
フェニルプロピオン酸(3.00g)のDMF(100ml)溶液
に氷冷下で1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物
(HOBT・H2O、2.97g)及び1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩
(WSC・HCl、4.22g)を順次加え、室温下で12
時間攪拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、1N塩酸、水、飽和重曹水、水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮することにより表題化合物(4.01g)を得た。 b)1−フェニル−1−(3−フェニルプロピル)アミ
ン カルボニル基の還元の常法に従い、実施例127のa)
で得られた3−フェニルプロピオンアニリド(3.38g)
のTHF(70ml)溶液に、氷冷下で水素化アルミニウム
リチウム(1.71g)を分割添加し、2時間加熱還流し
た。反応液に、氷冷下で、水(1.7ml)、15%水酸化
ナトリウム(1.7ml)、水(5.1ml)を順次加えた。反応
液に炭酸カリウムを加え、乾燥、セライト濾過を行なっ
た後、減圧濃縮することにより表題化合物(2.94g)を
得た。 c)1−フェニル−1−(3−フェニルプロピル)ヒド
ラジン 実施例127のb)で得られた1−フェニル−1−(3
−フェニルプロピル)アミン(2.0g)のメタノ−ル(20
ml)溶液に、酢酸(1.35ml)、亜硝酸ナトリウム(1.31
mg)の水溶液(5ml)を順次加え、室温下で2時間攪拌
した。反応液に氷冷下、10%水酸化ナトリウム水溶液
(20ml)、二酸化チオ尿素(2.43g)を順次加え、室温
下で16時間、50℃で1時間攪拌した。反応液を減圧
濃縮し、水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥後、減圧濃縮する
ことにより表題化合物(1.55g)を得た。 d)2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
[N−(3−フェニルプロピル)アニリノ]イソインド
ール−5−カルボン酸 実施例127のc)で得られた1−フェニル−1−(3
−フェニルプロピル)ヒドラジン(679mg)より実施例
1のb)と同様にして表題化合物(1.06g)を得た。物
性値を表33に示す。 実施例128 実施例127と同様にして実施例128
の化合物を得た。物性値を表32に示す。
【0068】実施例129 2−(2−ベンジルスルフ
ァニル−1−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 a)2−ベンジルスルファニル−1−フェニルエタノン 臭化フェナシル(3.98g)、ベンジルイソチオウレア
塩酸塩(4.05g)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブ
ロミド(64mg)のベンゼン(35ml)懸濁液に、30%水
酸化ナトリウム水溶液(35ml)を加え、室温下で16時
間攪拌した。反応液を分液後、水層をベンゼンで抽出し
た。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することにより
表題化合物(3.90g)を得た。 b)2−ベンジルスルファニル−1−フェニルエチルア
ミン 実施例129のa)で得られた2−ベンジルスルファニ
ル−1−フェニルエタノン(3.80g)のメタノール(80m
l)溶液に、室温下でモレキュラーシーブ3A(8g)、
酢酸アンモニウム(12.1g)、シアノ水素化ホウ素ナト
リウム(1.18g)を順次加え、16時間攪拌した。反応
液をセライト濾過後、減圧濃縮した。残渣に1N水酸化
ナトリウムを加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機
層を10%塩酸で抽出し、水層を水酸化ナトリウム水溶
液でアルカリ性にした後、ジエチルエーテルで抽出し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し表題化合物(0.
57g)を得た。 c)2−(2−ベンジルスルファニル−1−フェニルエ
チル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
イソインドール−5−カルボン酸 実施例129のb)で得られた2−ベンジルスルファニ
ル−1−フェニルエチルアミン(243mg)より実施例1
のb)と同様にして表題化合物(244mg)を得た。物性
値を表33に示す。
【0069】実施例130 2−((S)−2−シクロ
ヘキサンカルボニルオキシ−1−フェニルエチル)−
2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
ドール−5−カルボン酸 a) N−tert−ブトキシカルボニル−(S)−フ
ェニルグリシノール フェニルグリシノール(1.37g)の塩化メチレン(50m
l)溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボナート(2.4
0g)を加え、室温下で2時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮後、残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し
た。得られた個体を酢酸エチル:ヘキサンより再結晶し
表題化合物(1.93g)を得た。 b)N−ブトキシカルボニル−(S)−2−シクロヘキ
サンカルボニルオキシ−1−フェニルエチルアミン 実施例130のa)で得られたN−tert−ブトキシ
カルボニル−(S)−フェニルグリシノール(1.0g)の
ピリジン(20ml)溶液に、シクロヘキサンカルボニルク
ロリド(679mg)を氷冷下で加え、室温で2時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮後、残渣に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を5%クエン酸水溶液、水、飽和重
曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物(820m
g)を得た。 c)(S)−2−シクロヘキサンカルボニルオキシ−1
−フェニルエチルアミン 実施例130のb)で得られたN−ブトキシカルボニル
−(S)−2−シクロヘキサンカルボニルオキシ−1−
フェニルエチルアミン(1.49g)に、4N塩化水素−ジ
オキサン溶液(20ml)を加え、室温下で1時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮後、残渣に飽和重曹水を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和食塩水で順次
洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=6:4)にて精製し表題化合物(820m
g)を得た。 d)2−[(S)−2−シクロヘキサンカルボニルオキ
シ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 実施例130のc)で得られた(S)−2−シクロヘキ
サンカルボニルオキシ−1−フェニルエチルアミン(49
5mg)より実施例1のb)と同様にして表題化合物(620
mg)を得た。物性値を表33に示す。 実施例131 実施例130と同様にして実施例131
の化合物を得た。物性値を表33に示す。
【0070】実施例132 2−[(S)−(2−シク
ロヘキサンカルバモイルオキシ)−1−フェニルエチ
ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
ソインドール−5−カルボン酸 a)N−フタロイル−(S)−フェニルグリシノール フタロイル化の常法に従い、無水フタル酸(4.44g)、
(S)−フェニルグリシノール(4.12g)のトルエン(1
20ml)懸濁液を2時間加熱還流した。反応液を1N塩
酸、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物(7.69
g)を得た。 b)2−[(S)−2−(シクロヘキシルカルバモイル
オキシ)−1−フェニルエチル]−イソインドール−
1,3−ジオン 実施例132のa)で得られたN−フタロイル−(S)
−フェニルグリシノール(500mg)のTHF(15ml)溶
液に、シクロヘキシルイソシアナート(516mg)、4N
塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(0.2ml)を順次加
え、室温下で12時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:4)にて精製することにより表題化
合物(712mg)を得た。 c)(S)−2−(シクロヘキシルカルバモイルオキ
シ)−1−フェニルエチルアミン 実施例132のb)で得られた2−[(S)−2−(シ
クロヘキシルカルバモイルオキシ)−1−フェニルエチ
ル)−イソインドール−1,3−ジオン(700mg)より
実施例116のc)と同様にして表題化合物(454mg)
を得た。 d)2−[(S)−2−(シクロヘキシルカルバモイル
オキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 実施例132のc)で得られた(S)−2−(シクロヘ
キシルカルバモイルオキシ)−1−フェニルエチルアミ
ン(158mg)より実施例1のb)と同様にして表題化合
物(178mg)を得た。物性値を表33に示す。 実施例133 実施例132と同様にして実施例133
の化合物を得た。物性値を表34に示す。
【0071】実施例134 2,3−ジヒドロ−1,3
−ジオキソ−2[(S)−2−ジフェニルメチルアミノ
−1−フェニルエチル]−1H−イソインドール−5−
カルボン酸 a)N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−フェ
ニルグリシンベンズヒドリルアミド N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−フェニル
グリシン(3.02g)、ベンズヒドリルアミン(2.20g)の
DMF(60ml)溶液に、氷冷下でHOBT・H2O(1.7
8g)及びWSC・HCl(2.53g)を順次加え、室温下
で12時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、1
0%クエン酸、水、飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。
残渣をカラムシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=3:7)にて精製し表題化合物(5.24
g)を得た。 b)L−フェニルグリシンベンズヒドリルアミド 塩酸
塩 実施例134のa)で得られたN−(tert−ブトキ
シカルボニル)−L−フェニルグリシンベンズヒドリル
アミド(5.2g)より実施例130のc)と同様にして表
題化合物(4.54g)を得た。 c)(S)−2−ジフェニルメチルアミノ−1−フェニ
ルエチルアミン 実施例134のb)で得られたL−フェニルグリシンベ
ンズヒドリルアミド塩酸塩(3.41g)のTHF(45ml)
懸濁液に、水素化アルミニウムリチウム(1.03g)を氷
冷下で加え、4時間加熱還流した。反応液に水(1m
l)、15%水酸化ナトリウム(1ml)、水(3ml)を氷
冷下で順次加えた。反応液に炭酸カリウムを加え乾燥
後、セライト濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9
6:4)にて精製し、表題化合物(2.39g)を得た。 d)2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2[(S)
−2−ジフェニルメチルアミノ−1−フェニルエチル]
−1H−イソインドール−5−カルボン酸 実施例134のc)で得られた(S)−2−ジフェニル
メチル−1−フェニルエチルアミン(605mg)より実施
例1のb)と同様にして表題化合物(436mg)を得た。
物性値を表34に示す。 実施例135〜142 実施例134と同様にして実施
例135〜142の化合物を得た。物性値を表34〜3
6に示す。
【0072】実施例143 2−[(S)−(1,4−
ジフェニルブチル)]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 a)(S)−1,4−ジフェニルブチルアミン 1,4−ジフェニルブチルアミン(2.25g、ラセミ体)
及びL−りんご酸(1.34g)の混合物を、エタノール:
2−プロパノール(1:1)にて3回再結晶した。得ら
れた結晶(1.03g)に1N水酸化ナトリウム水溶液を加
え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
濃縮することにより表題化合物(618mg、光学純度99%
以上)を得た。 b)2−[(S)−1,4−ジフェニルブチル]−2,
3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドー
ル−5−カルボン酸 実施例143のa)で得られた(S)−1,4−ジフェ
ニルブチルアミン(501mg)より実施例1のb)と同様
にして表題化合物(822mg)を得た。物性値を表36に
示す。
【0073】実施例151 2−[(R)−3−シクロ
ヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸 a)3−シクロヘキシル−1−フェニルプロパン−1−
オン 3−シクロヘキサンプロピオン酸(312g)の酢酸エチル
(2L)溶液に塩化チオニル(219ml)、DMF(3ml)を
順次加え、3時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、
ベンゼンで共沸溜去した。残渣を氷冷下、塩化アルミニ
ウム(307g)のベンゼン(2L)懸濁液に滴下し、室温下
で12時間攪拌した。反応液を氷水に注ぎトルエンで抽
出した。有機層を水、5%炭酸カリウム、水で順次洗浄
し、減圧の濃縮した。残渣をエタノール−水(5:1)で
再結晶し表題化合物(393g)を得た。 b)3−シクロヘキシル−1−フェニルプロパン−1−
オン オキシム 実施例151のa)で得られた3−シクロヘキシル−1
−フェニルプロパン−1−オン(392g)のエタノール
(1.44L)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(139
g)、酢酸ナトリウム(164g)、水(360ml)を順次加
え、1.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮した
後、残渣に水を加えトルエンで抽出した。有機層を水洗
後、減圧濃縮し表題化合物(446g)を得た。 c)3−シクロヘキシル−1−フェニルプロピルアミン 7.5%パラジウム炭素(wet、水分50%)(40.7g)の
メタノール懸濁液に実施例151のb)で得られた3−
シクロヘキシル−1−フェニルプロパン−1−オン オ
キシム(407g)を加え、室温で3時間中圧水素添加(3.
0kgf/cm2)した。反応液をセライト濾過し、減圧濃縮
した。残渣にトルエンを加え、1N水酸化ナトリウム水
溶液、水で順次洗浄後減圧濃縮して表題化合物(372g)
を得た。 d)(R)−3−シクロヘキシル−1−フェニルプロピ
ルアミン 実施例151のc)で得られたシクロヘキシル−1−フ
ェニルプロピルアミン(371g、ラセミ体)のメタノール
−水(2:1、8.5L)溶液に室温下、N−アセチル−L−
ロイシン(296g)を加え、1時間加熱還流した。放冷
後、析出した結晶をろ取し、得られた結晶(254g)をメ
タノール−水(2:1、3.8L)にて再結晶した。得られた
結晶(191g)に1N水酸化ナトリウム水溶液(510ml)
を加えトルエンで抽出した。有機層を水洗後、減圧濃縮
して表題化合物(103g、光学純度99%以上)を得た。 e)2−[(R)−3−シクロヘキシル−1−フェニル
プロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
H−イソインドール−5−カルボン酸 実施例151のd)で得られた(R)−3−シクロヘキ
シル−1−フェニルプロピルアミン(95.0g)の酢酸(4
50ml)溶液にトリメリト酸無水物(84.0g)を加え、1
2時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮した後、残渣に
酢酸エチルを加え、10%炭酸水素ナトリウム水溶液、
1N塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧濃縮することにより表題化合物
(171g)を得た。物性値を表38に示す。 実施例144〜157 実施例143又は実施例151
と同様にして実施例144〜157の化合物を得た。物
性値を表36〜40に示す。
【0074】実施例158 2,3−ジヒドロ−2−
[(S)−2−(3,5−ジメチルフェニルオキシ)−
1−フェニルエチル]−1,3−ジオキソ−1H−イソ
インドール−5−カルボン酸 a)2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1−フェニ
ルエタノン 実施例89のa)と同様にして3,5−ジメチルフェノ
ール(6.72g)のDMF(150ml)溶液と炭酸カリウム
(15.2g)、臭化フェナシル(9.95g)より表題化合物
(9.55g)を得た。 b)(R)−2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1
−フェニルエタノール (−)−B−クロロジイソピノカンフェニルボラン(2.
94g)のTHF(30ml)溶液に、実施例158のa)で
得られた2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1−フ
ェニルエタノン(2.0g)のTHF(10ml)溶液を−25
℃で加え、同温度を保ち19時間攪拌した。反応液を減
圧濃縮し、残渣にエーテル(30ml)、ジエタノールアミ
ン(1.93g)を加え、室温下で3時間攪拌した。白色固
体を濾去後、濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
9)にて精製し表題化合物(1.76g)を得た。 c)2−[(S)−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−1−フェニルエチル]−イソインドール−1,3
−ジオン 実施例158のb)で得られた(R)−2−(3,5−
ジメチルフェノキシ)−1−フェニルエタノール(727m
g)、フタルイミド(486mg)、トリフェニルホスフィン
(866mg)のTHF(15ml)溶液に、氷冷下でアゾジカ
ルボン酸ジエチル(575mg)を加え、室温下で12時間
攪拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:9)にて精製し表題化合物(925mg)を得た。 d)(S)−2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1
−フェニルエチルアミン 実施例158のc)で得られた2−[(S)−2−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−1−フェニルエチ
ル]−イソインドール−1,3−ジオン(918mg)より
実施例116のc)と同様にして表題化合物(624mg)
を得た。 e)2,3−ジヒドロ−2−[(S)−2−(3,5−
ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
ン酸 実施例158のd)で得られた(S)−2−(3,5−
ジメチルフェノキシ)−1−フェニルエチルアミン(48
3mg)より実施例1のb)と同様にして表題化合物(731
mg)を得た。物性値を表40に示す。 実施例159〜161 実施例158と同様にして実施
例159〜161の化合物を得た。物性値を表40〜4
1に示す。
【0075】実施例162 2−[(S)−2−ベンジ
ルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−N−メチル
−5−カルボキサミド 実施例1と同様にして得られた2−[(S)−2−ベン
ジルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
ボン酸(300mg)のDMF(5ml)溶液に、氷冷下でHO
BT・H2O(111mg)、WSC・HCl(158mg)、ト
リエチルアミン(83mg)、メチルアミン塩酸塩(56mg)
を順次加え、室温下で12時間攪拌した。反応液を酢酸
エチルで希釈し、10%クエン酸、水、飽和重曹水、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:2)にて精製
し表題化合物(266mg)を得た。物性値を表41に示
す。 実施例163〜168 実施例162と同様にして実施
例163〜168の化合物を得た。物性値を表41〜4
2に示す。
【0076】実施例169 ピバロイルオキシメチル
2−[(S)−シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエ
チル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
イソインドール−5−カルボキシラート 実施例75と同様にして得られた2−[(S)−2−シ
クロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
5−カルボン酸(300mg)のDMF(2ml)溶液に、氷冷
下でトリエチルアミン(93mg)、ピバリン酸クロロメチ
ル(138mg)を順次加え、室温下で12時間攪拌した。
反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
9)にて精製し表題化合物(309mg)を得た。物性値を
表43に示す。
【0077】実施例170 [2−{(S)−2−ベン
ジルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ
−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−4−イル
オキシ]酢酸 tert−ブチルエステル 実施例1と同様にして得られた2−[(S)−2−ベン
ジルオキシ−1−フェニルエチル]−4−ヒドロキシ−
イソインドール−1,3−ジオン(373mg)及びブロモ
酢酸 tert−ブチルエステル(390mg)のDMF(5
ml)溶液に、氷冷下で60%油性水素化ナトリウム(48
mg)を加え、室温下で14時間攪拌した。反応液を10
%クエン酸水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)に
て精製し表題化合物(481mg)を得た。物性値を表43
に示す。 実施例171〜177 実施例170と同様にして実施
例171〜177の化合物を得た。物性値を表43〜4
5に示す。
【0078】実施例178 4−(2−アミノエトキ
シ)−2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニ
ルエチル]イソインドール−1,3−ジオン 塩酸塩 a)[2−{2−((S)−2−ベンジルオキシ−1−
フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−4−イルオキシ}エチル]
カルバミン酸 tert−ブチルエステル 実施例162と同様にして、(2−ヒドロキシエチル)
カルバミン酸 tert−ブチルエステル(177mg)、
トリフェニルホスフィン(289mg)及び実施例1と同様
にして得られた2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1
−フェニルエチル]−4−ヒドロキシ−イソインドール
−1,3−ジオン(373mg)のTHF(3ml)溶液に、氷
冷下でアゾジカルボン酸ジエチル(192mg)のTHF(3
ml)溶液を加え、室温下で14時間攪拌した。反応液を
減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ヘキサン:クロロホルム=1:3:
2)にて精製し表題化合物(460mg)を得た。 b)4−(2−アミノエトキシ)−2−[(S)−2−
ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]イソインドール
−1,3−ジオン 塩酸塩 実施例178のa)により得られた[2−{2−
((S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル)
−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
ンドール−4−イルオキシ}エチル]カルバミン酸 t
ert−ブチルエステル(451mg)に4N塩化水素−ジ
オキサン溶液(6ml)を加え、室温下で2時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、残渣にヘキサンを加え結晶化
させることにより表題化合物(354mg)を得た。物性値
を表45に示す。 実施例179〜181 実施例178と同様にして実施
例179〜181の化合物を得た。物性値を表45〜4
6に示す。
【0079】実施例182 2−[(S)−2−シクロ
ヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−5−(1H−
テトラゾール−5−イルメトキシ)イソインドール−
1,3−ジオン a)[2−{(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−
フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
ソ−1H−イソインドール−5−イルオキシ)アセトニ
トリル 実施例75と同様にして得られた2−[(S)−2−シ
クロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−5−ヒド
ロキシイソインドール−1,3−ジオン(1.0g)を実施
例169と同様にして、メチルエチルケトン(30ml)に
溶解させ、ブロムアセトニトリル(0.99g)、炭酸カリ
ウム(0.38g)を加え、2時間加熱還流した。反応液を
10%クエン酸水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)にて
精製し表題化合物(1.11g)を得た。 b)2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フ
ェニルエチル)−5−(1H−テトラゾール−5−イル
メトキシ)イソインドール−1,3−ジオン 実施例182のa)で得られた[2−{(S)−2−シ
クロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
5−イルオキシ)アセトニトリル(101mg)のDMF(5
ml)溶液に塩化アンモニウム(40mg)、アジ化ナトリウ
ム(49mg)を加え、80℃にて22時間攪拌した。反応
液を1N塩酸に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール:酢酸=15
0:10:1)にて精製し表題化合物(112mg)を得
た。物性値を表46に示す。
【0080】実施例183 4−アミノ−2−[(S)
−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]イソイン
ドール−1,3−ジオン 実施例1と同様にして得られた2−[(S)−2−ベン
ジルオキシ−1−フェニルエチル]−4−ニトロイソイ
ンドール−1,3−ジオン(402mg)のエタノール(2m
l)溶液に、塩化スズ(II)二水和物(1.13g)を加え、
3時間加熱還流した。反応液を水に加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
=1:4)にて精製し表題化合物(372mg)を得た。物
性値を表46に示す。 実施例184 実施例183と同様にして実施例184
の化合物を得た。物性値を表46に示す。
【0081】実施例185〜219 市販試薬若しくは
上記製法の組合せにより得られるアミン及び市販試薬若
しくは上記製法の組合せにより得られるフタルイミドよ
り実施例1のb)と同様にして実施例185〜219を
得た。物性値を表47〜55に示す。 実施例220〜221 実施例151と同様にして実施
例220〜221を得た。物性値を表55〜56に示
す。
【0082】実施例222 (+)−2−[(R)−3
−シクロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−
ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
5−カルボン酸 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タン塩 一水和物 実施例151と同様にして得られた2−[(R)−3−
シクロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジ
ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5
−カルボン酸(170g)の酢酸エチル−エタノール−水
(20:2:1)溶液にトリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン(50.1g)を加え、1時間加熱還流した。放冷後
得られた結晶をろ取して表題化合物(194g)を得た。物
性値を表56に示す。
【0083】次に、本発明化合物のIgE産生抑制作用
及びIL−5産生抑制作用について試験した。 試験例[I] in vitro IgE産生抑制試
験 Balb/cマウス(雌、7週齢)を断頭により屠殺
し、脾細胞をFicoll分離液上に重層し比重分離を
行った(r.t. 700g,30min)。得られた単核球を2mM
EDTA−PBS(−)溶液で洗浄し、10%FCS、
50μM 2−MEを含むRPMI1640にて細胞濃
度を1×107cells/mlに調製した。抗-Thy1.2-magnetic
beadsを添加し冷蔵庫で15分間反応させた。Magnetic
cell separetor(MACS)に細胞をアプライし、非吸着細
胞を回収した。この細胞を1×107cells/mlに調製し、1
×106cells/100μl/wellで播き込み、LPS(Salmon
ella typhosa由来 SIGMA;最終濃度20μg/ml)を添加
した。24時間後に被験物質及びIL−4(Recombinan
t mouse IL-4、GIBCO BRL;最終濃度200U/ml)を添加
し7日間培養した。これら操作はすべて無菌的に行っ
た。7日後の培養上清をIgE又はIgM測定用ELI
SAプレートに添加し、産生量を求めた。結果を表57
〜59に示す。
【0084】試験例[II] in vivo IgE
産生抑制試験 Balb/cマウス(雌、7週齢)に 2,4-dinitrophen
ilate-Ascaris(10μg)を抗原としてalum(3mg/m
l)とともに腹空内に感作を行った。感作10日後に採
血を行い血清を分離した。なお、被験物質は感作の30
分前より投与を開始し、9日後まで1日1回連続経口投
与した。得られた血清中の抗体価をELISAにて測定
した。対照化合物としてトシル酸スプラタスト(大鵬薬
品)と供に結果を表60に示す。
【0085】試験例[III] in vitro I
L−5産生抑制試験 Balb/cマウス(雌、7週齢)を断頭により屠殺
し、無菌的に脾臓を摘出した。得られた脾細胞を1×107
cells/mlに調製し、1×106cells/100μl/wellで播き
込み、ConA(最終濃度2μg/ml)を添加し3〜4
日培養する。同じ細胞をConA(最終濃度2μg/m
l)及びPMA(Phenylmercuric acetate、最終濃度5n
g/ml)で再刺激した。被験物質は再刺激時に添加し、
24時間後に培養上清を回収し、ELISAにてIL−
5量及びIL−4量を測定した。結果を表61に示す。
【0086】以下に製剤例を挙げるが、本発明化合物の
製剤例はこれに限定されるものではない。 製剤例 (a)実施例1の化合物 10g (b)乳糖 50g (c)トウモロコシデンプン 15g (d)カルボキシメチルセルロースナトリウム 44g (e)ステアリン酸マグネシウム 1g (a)、(b)、(c)の全量及び(d)の30gを水
で練合し、真空乾燥後、製粒を行う。この製粒末に14
gの(d)及び1gの(e)を混合し、打錠機で錠剤と
することにより、1錠あたり10mgの(a)を含有す
る錠剤1000個を製造する。
【0087】
【発明の効果】上記試験結果から明らかなように、本発
明の新規化合物はIgE産生を選択的に抑制し、かつI
L−5産生を選択的に抑制した。これら化合物は、即時
型アレルギー及び慢性型アレルギーに効果を示し、アレ
ルギーの予防及び治療に有用な抗アレルギー剤となる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【表41】
【表42】
【表43】
【表44】
【表45】
【表46】
【表47】
【表48】
【表49】
【表50】
【表51】
【表52】
【表53】
【表54】
【表55】
【表56】
【表57】
【表58】
【表59】
【表60】
【表61】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/44 A61K 31/44 31/445 31/445 31/535 31/535 C07D 401/04 209 C07D 401/04 209 401/06 209 401/06 209 401/12 209 401/12 209 405/12 209 405/12 209 409/06 209 409/06 209 (56)参考文献 特開 平6−175313(JP,A) 特開 平9−124556(JP,A) 特開 平2−209875(JP,A) 特表 平8−501564(JP,A) 国際公開97/12872(WO,A1) 国際公開98/7702(WO,A1) J.Mol.Catal., (1988),49(1),L13−17 Bull.Soc.Chim.Bel g.,(1984),93(11),p.945− 8 Tetrahedron,(1982), 38(17),p.2733−9 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 209/48 C07D 401/04 C07D 405/12 C07D 409/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は同一又は異なって水素
    原子、水酸基、低級アルキル基、置換されてもよい低級
    アルコキシ基、置換されてもよいアルコキシカルボニル
    基、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基、カ
    ルボキシ基、アミノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示
    し;Aは−CB1−(式中、B1は水素原子、置換されて
    もよい低級アルキル基、シクロアルキル基、置換されて
    もよいアリール基、アラルキル基、複素環基、カルボキ
    シ基又はアラルキルオキシアルキル基を示す。)又は窒
    素原子を示し;Bはシクロアルキル基、置換されてもよ
    いアリール基、アラルキル基又は複素環基;Xは炭素数
    1乃至4のアルキレン又は−(CONH)p−(CH
    5q−(式中、R5は水素原子、低級アルキル基、ア
    リール基又はアラルキル基を示し、pは0又は1の整
    数、qは0又は1乃至2の整数である。)を示し;Yは
    酸素原子、−NR6−(式中、R6は水素原子又は低級ア
    ルキル基である。)又は硫黄原子を示し;Zは炭素数1
    乃至4のアルキレン、炭素数2乃至4のアルケニレン、
    −CHR7−(式中、R7はフェニル基である。)、−C
    ONH−、−CO−又は−SO2−を示し;l、m及び
    nはそれぞれ独立して0又は1を示し、Cyは置換され
    てもよいアリール基、置換されてもよいシクロアルキル
    基又は置換されてもよい複素環基(当該複素環基はフリ
    ル基、ピラニル基、ベンゾフラニル基、クロメニル基、
    1,3−ジオキサインダニル基、クロマニル基、ピロリ
    ル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピ
    ラジニル基、ピリミジニル基、インドリル基、インドリ
    ニル基、キノリル基、チエニル基、チアゾリル基から選
    ばれる。)を示す。]で表されるフタルイミド誘導体又
    はその製薬上許容される塩を有効成分として含有するI
    gE産生抑制剤。
  2. 【請求項2】 一般式[I]で表されるフタルイミド誘
    導体又はそれら化合物の製薬上許容される塩を有効成分
    として含有するIL−5産生抑制剤。
  3. 【請求項3】 一般式[II] 【化2】 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、水酸基、低
    級アルキル基、置換されてもよい低級アルコキシ基、置
    換されてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル
    基、アルキルアミノカルボニル基、カルボキシ基、アミ
    ノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、但し、R1
    2、R3及びR4の少なくとも1つは水素原子以外の置
    換基であり;Aは炭素原子又は窒素原子を示し;B2
    シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、アラ
    ルキル基又は複素環基を示し;Y1は酸素原子、−NH
    −又は硫黄原子を示し;Z1は炭素数1乃至4のアルキ
    レン又は−CHR7−(式中、R7はフェニル基であ
    る。)を示し;tは0又は1乃至4の整数を示し;m及
    びnはそれぞれ独立して0又は1を示し;Cyは置換さ
    れてもよいアリール基、置換されてもよいシクロアルキ
    ル基又は置換されてもよい複素環基(当該複素環基はフ
    リル基、ピラニル基、ベンゾフラニル基、クロメニル
    基、1,3−ジオキサインダニル基、クロマニル基、ピ
    ロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル
    基、ピラジニル基、ピリミジニル基、インドリル基、イ
    ンドリニル基、キノリル基、チエニル基、チアゾリル基
    から選ばれる。)を示す。)で表されるフタルイミド誘
    導体又はその製薬上許容される塩。
  4. 【請求項4】 R1、R3及びR4が水素原子であり;R2
    が置換されてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモ
    イル基、アルキルアミノカルボニル基又はカルボキシ基
    であり;Aが炭素原子であり;B2がシクロアルキル
    基、置換されてもよいアリール基又は複素環基である請
    求項3記載のフタルイミド誘導体又はその製薬上許容さ
    れる塩。
  5. 【請求項5】 R2がカルボキシ基であり;B2がシクロ
    アルキル基又は置換されてもよいアリール基であり;Z
    1が炭素数1乃至4のアルキレンであり;Cyが置換さ
    れてもよいアリール基又は置換されてもよいシクロアル
    キル基である請求項4記載のフタルイミド誘導体又はそ
    の製薬上許容される塩。
  6. 【請求項6】 Cyが置換されてもよいシクロアルキル
    基である請求項4又は5記載のフタルイミド誘導体又は
    その製薬上許容される塩。
  7. 【請求項7】 Y1が−NH−又は硫黄原子であり、m
    が1であり、Cyが置換されてもよいアリール基である
    請求項4又は5記載のフタルイミド誘導体又はその製薬
    上許容される塩。
  8. 【請求項8】 Z1が炭素数2乃至4のアルキレンであ
    り、mが1である請求項4又は5記載のフタルイミド誘
    導体又はその製薬上許容される塩。
  9. 【請求項9】 mが0である請求項6記載のフタルイミ
    ド誘導体又はその製薬上許容される塩。
  10. 【請求項10】 2−[(S)−2−ベンジルオキシ−
    1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
    オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
    [(R)−2−シクロヘキシルメチルオキシ−1−フェ
    ニルエチル]イソインドール−1,3−ジオン、2−
    [(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]
    −4−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジオン、2
    −[(R)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチ
    ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−ベ
    ンジルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
    ルボン酸 トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン
    塩、2−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−フェニル
    エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒドロキ
    シメチル)メチルアミン塩、2−[(S)−1−ベンジ
    ル−2−ベンジルオキシエチル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニ
    ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
    H−イソインドール−4−カルボン酸、2−[(S)−
    2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]−5−ヒド
    ロキシイソインドール−1,3−ジオン、2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(R)−1−フ
    ェニル−2−(2−ピリジルオキシ)エチル]イソイン
    ドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−2−[(S)−1−フェニル−2−ピ
    コリルオキシエチル]イソインドール−5−カルボン
    酸、2−[(S)−1−フェニル−2−ピコリルオキシ
    エチル]イソインドール−1,3−ジオン 塩酸塩、2
    −[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチ
    ル]−4,5,6,7−テトラフルオロイソインドール
    −1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
    −1−フェニルエチル]−4−メトキシイソインドール
    −1,3−ジオン、2−[(S)−2−(4−メトキシ
    ベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジ
    ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5
    −カルボン酸、2−[(S)−2−シクロヘキシルメチ
    ルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2−[(S)−1−フェニル−2−(3−フェニ
    ルプロピルオキシ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
    [(S)−2−(4−メチルスルホニルベンジルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
    ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    2−[(S)−2−(4−メチルベンジルオキシ)−1
    −フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、
    2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
    [(S)−2−(3−メチルベンジルオキシ)−1−フ
    ェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)
    −2−(2−メチルベンジルオキシ)−1−フェニルエ
    チル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)
    −2−(3,5−ジメチルベンジルオキシ)−1−フェ
    ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
    1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)
    −2−(2−シクロヘキシルエチルオキシ)−1−フェ
    ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
    1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−(2−ベ
    ンジルオキシ−1−シクロヘキシルエチル)−2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
    5−カルボン酸、2−[(S)−2−シクロペンチルオ
    キシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2−[(S)−2−シクロヘキシルメチルオキシ−
    1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
    オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸 トリ
    ス(ヒドロキシメチル)メチルアミン塩、2−[(S)
    −ジフェニルメトキシ−1−フェニルエチル]−2,3
    −ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール
    −5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
    ソ−1H−2−[(S)−1−ナフチルメトキシ−1−
    フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、
    2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
    [(S)−2−ナフチルメトキシ−1−フェニルエチ
    ル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2
    −メトキシベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−
    (2−クロロベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]
    −2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
    ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
    −ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2,6−ジメ
    チルベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]−イソイ
    ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
    −ジオキソ−2−[(S)−2−ジフェニルメトキシ−
    1−フェニルエチル]−1H−イソインドール−5−カ
    ルボン酸 トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン
    塩、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
    [(S)−2−ジフェニルメトキシ−1−フェニルエチ
    ル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸 N−メ
    チル−D−グルコン酸塩、2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(3−ヒドロキシ
    ベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドー
    ル−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
    キソ−2−[(R)−2−ジフェニルメトキシ−1−フ
    ェニルエチル)−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
    [(S)−2−(9−フルオレニル)−1−フェニルエ
    チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[(S)−2−
    ジフェニルメトキシ−1−ベンジルエチル]−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−
    (2−クロロベンジルオキシ)−1−フェニルエチル]
    −2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイ
    ンドール−5−カルボン酸 トリス(ヒドロキシメチ
    ル)メチルアミン塩、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
    キソ−1H−2−[(S)−2−(2−フルオロベンジ
    ルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5
    −カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
    1H−2−[(S)−2−(2−フェニルベンジルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
    ボン酸、2−[(S)−2−(3−クロロベンジルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2−[(S)−2−(4−クロロベンジルオキシ)
    −1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2
    −[(S)−2−(2,6−ジクロロベンジルオキシ)
    −1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2
    −[(S)−2−(2−ブロモベンジルオキシ)−1−
    フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキ
    ソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2
    −(2−ニトロベンジルオキシ)−1−フェニルエチ
    ル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−
    2−(2−シアノベンジルオキシ)−1−フェニルエチ
    ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−2−[(S)−2−(2−ト
    リフルオロメチルベンジルオキシ)−1−フェニルエチ
    ル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[(R)−
    2−シクロヘキシルメチルオキシ−1−フェニルエチ
    ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2−[2−ベンジルオ
    キシ−1−(4−クロロフェニル)エチル]−2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
    5−カルボン酸、2−[2−ベンジルオキシ−1−(2
    −チエニル)エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジ
    オキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[(S)−2−
    ジフェニルメチルオキシ−1−フェニルエチル]−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸 ナトリウム塩、2
    −[(S)−2−シクロヘキシルメチルオキシ−1−フ
    ェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
    −1H−イソインドール−5−カルボン酸 ナトリウム
    塩、2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−フェニル
    エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸 ナトリウム塩、2
    −[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニル
    エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−1
    −ベンジル−2−シクロヘキシルオキシエチル]イソイ
    ンドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−シクロ
    ヘキシル−1−フェニルオキシエチル]−5−ヒドロキ
    シイソインドール−1,3−ジオン、2−[(S)−1
    −ベンジル−2−シクロヘキシルオキシエチル]−2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドー
    ル−5−カルボン酸、2−[(S)−2−シクロヘキシ
    ルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン塩、2−
    [(R)−2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエ
    チル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    イソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−
    シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3
    −ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール
    −5−カルボン酸 ナトリウム塩、2−[(S)−2−
    シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3
    −ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール
    −5−カルボン酸 1/2カルシウム塩、2−[(S)
    −2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−
    2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
    ドール−5−カルボン酸 カリウム塩、2−[(R)−
    2−シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−
    2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
    ドール−5−カルボン酸 ナトリウム塩、2−(1−フ
    ェニル−2−フェニルオキシエチル)−2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
    ルボン酸、2−ジベンジルメチル−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2
    −[2−(4−メトキシフェニルオキシ)−1−フェニ
    ルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[2
    −(4−ベンジルオキシフェニルオキシ)−1−フェニ
    ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1
    H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(4−ヒドロ
    キシフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイン
    ドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−2−[2−(2−メチルフェニルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
    ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    2−[2−(3−メチルフェニルオキシ)−1−フェニ
    ルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(4−
    メチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイ
    ンドール−5−カルボン酸、2−[2−(4−クロロフ
    ェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
    カルボン酸、2−[2−(3,5−ジメチルフェニルオ
    キシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2−[(S)−2−(3−tert−ブチルフェ
    ニルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
    ルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
    [2−(3,5−ジ−tert−ブチルフェニルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]−1H−イソインドール−
    5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ
    −1H−2−[2−(3−メトキシフェニルオキシ)−
    1−フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン
    酸、2−[2−(4−tert−ブチルフェニルオキ
    シ)−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−
    [2−(3−イソプロピルフェニルオキシ)−1−フェ
    ニルエチル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3
    −ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(4
    −イソプロピルフェニルオキシ)−1−フェニルエチ
    ル]イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4−メ
    チレンジオキシフェニルオキシ)−1−フェニルエチ
    ル]イソインドール−5−カルボン酸、2−[2−
    (3,5−ジメトキシフェニルオキシ)−1−フェニル
    エチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ
    −1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4,5−
    トリメトキシオキシ)−1−フェニルエチル]イソイン
    ドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−2−[2−(3,4−ジメトキシオキ
    シ)−1−フェニルエチル]イソインドール−5−カル
    ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−
    [2−(4−エチルフェニルオキシ)−1−フェニルエ
    チル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−2−[2−
    (1−ナフチルオキシ)−1−フェニルエチル]イソイ
    ンドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3
    −ジオキソ−1H−2−[2−(2−ナフチルオキシ)
    −1−フェニルエチル]イソインドール−5−カルボン
    酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−[2−
    (3−エチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]
    −1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−[2−
    (3,4−ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエ
    チル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−2−[2−(3,4,5−ト
    リメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソ
    インドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−2−(1,4−ジフェニルブチル)−1
    H−イソインドール−5−カルボン酸、2−(2−シク
    ロヘキシル−1−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ
    −1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カル
    ボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    2−[N−(3−フェニルプロピル)アニリノ]−イソ
    インドール−5−カルボン酸、2−[N−(2−シクロ
    ヘキシルエチル)アニリノ]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン
    酸、2−(2−ベンジルスルファニル−1−フェニルエ
    チル)−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−2[(S)−2−ジフェニルメチル
    アミノ−1−フェニルエチル]−1H−イソインドール
    −5−カルボン酸、2−[(R)−1−ベンジル−2−
    モルホリノエチル]イソインドール−1,3−ジオン、
    2−[(R)−1−ベンジル−2−モルホリノエチル]
    −4−ヒドロキシイソインドール−1,3−ジオン、2
    −[(S)−2−アニリノ−1−フェニルエチル]−
    2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソイン
    ドール−5−カルボン酸、2−[(S)−(ベンジルカ
    ルバモイル)フェニルメチル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2−[(S)−フェニル(フェニルカルバモイ
    ル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−
    1H−イソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−2−[(S)−(1,4−ジ
    フェニルブチル)]−1H−イソインドール−5−カル
    ボン酸、2−[(R)−3−シクロヘキシル−1−フェ
    ニルプロピル]イソインドール−1,3−ジオン 、2
    −[(R)−4−シクロヘキシル−1−フェニルブチ
    ル]イソインドール−1,3−ジオン、2−[(S)−
    3−シクロヘキシル−1−フェニルプロピル]イソイン
    ドール−1,3−ジオン、2−[(R)−1,4−ジフ
    ェニルブチル]イソインドール−1,3−ジオン、2−
    [(S)−1,4−ジフェニルブチル]イソインドール
    −1,3−ジオン、2−[(R)−1,4−ジフェニル
    ブチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H
    −イソインドール−5−カルボン酸、2−[(R)−
    1,4−ジフェニルブチル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸
    ナトリウム塩、2−[(R)−3−シクロヘキシル−
    1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−
    ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2
    −[(R)−4−シクロヘキシル−1−フェニルブチ
    ル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2−[(S)−2−シ
    クロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
    カルボン酸、2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2
    −[(R)−1,3−ジフェニルプロピル]−1H−イ
    ソインドール−5−カルボン酸、2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−2−[(S)−1,3−ジフェニル
    プロピル]−1H−イソインドール−5−カルボン酸、
    2−[(R)−3−シクロヘキシル−1−フェニルプロ
    ピル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−
    イソインドール−5−カルボン酸 トリス(ヒドロキシ
    メチル)メチルアミン塩、2−[(R)−3−シクロヘ
    キシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸 コリン塩、2−[(S)−2−(3,5−ジメチ
    ルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
    5−カルボン酸、2−[(R)−2−(3,5−ジメチ
    ルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]−2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
    5−カルボン酸、2−[(S)−2−(3,5−ジメチ
    ルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソインド
    ール−1,3−ジオン、2−[(R)−2−(3,5−
    ジメチルフェニルオキシ)−1−フェニルエチル]イソ
    インドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベン
    ジルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ
    −1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−N−メチ
    ル−5−カルボキサミド、メチル 2−[(S)−2−
    ベンジル−1−フェニルオキシエチル]−2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
    カルボキシラート、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
    −1−フェニルエチル]−5−カルバモイルイソインド
    ール−1,3−ジオン、エトキシエチル 2−[(S)
    −シクロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドー
    ル−5−カルボキシラート、エチル 2−[(S)−シ
    クロヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]−2,3−
    ジヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−
    5−カルボキシラート、2−(N,N−ジメチルアミ
    ノ)エチル 2−[(S)−シクロヘキシルオキシ−1
    −フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1,3−ジオ
    キソ−1H−イソインドール−5−カルボキシラート
    塩酸塩、ピバロイルオキシメチル2−[(S)−シクロ
    ヘキシルオキシ−1−フェニルエチル)−2,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−
    カルボキシラート、[2−{(S)−2−ベンジルオキ
    シ−1−フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ−1,3
    −ジオキソ−1H−イソインドール−4−イルオキシ]
    酢酸 tert−ブチルエステル、[2−{(S)−2
    −ベンジルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジ
    ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5
    −イルオキシ]酢酸 tert−ブチルエステル、4−
    [2−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)エ
    チルオキシ]−2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1
    −フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジオン、
    5−[2−(tert−ブチルオキシカルボニルアミ
    ノ)エチルオキシ]−2−[(S)−2−ベンジルオキ
    シ−1−フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジ
    オン、5−シアノメトキシ−2−[(S)−2−シクロ
    ヘキシルオキシ−1−フェニルエチル]イソインドール
    −1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
    −1−フェニルエチル]−5−メトキシイソインドール
    −1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジルオキシ
    −1−フェニルエチル]−4−ペンチルオキシイソイン
    ドール−1,3−ジオン、2−[(S)−2−ベンジル
    オキシ−1−フェニルエチル]−5−ペンチルオキシイ
    ソインドール−1,3−ジオン、4−(2−アミノエチ
    ルオキシ)−2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−
    フェニルエチル]イソインドール−1,3−ジオン 塩
    酸塩、5−(2−アミノエチルオキシ)−2−[(S)
    −2−ベンジルオキシ−1−フェニルエチル]イソイン
    ドール−1,3−ジオン 塩酸塩、[2−{(S)−2
    −ベンジルオキシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジ
    ヒドロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−4
    −イルオキシ]酢酸、[2−{(S)−2−ベンジルオ
    キシ−1−フェニルエチル}−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−イルオキ
    シ]酢酸、2−[(S)−2−シクロヘキシルオキシ−
    1−フェニルエチル]−5−(1H−テトラゾール−5
    −イルメトキシ)イソインドール−1,3−ジオン、2
    −(N,N−ジフェニルアミノ)イソインドール−1,
    3−ジオン、2−(N,N−ジフェニルアミノ)−4−
    ヒドロキシ−イソインドール−1,3−ジオン、2−ジ
    フェニルメチルイソインドール−1,3−ジオン、2,
    3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2−ジフェニルメチ
    ル−1H−イソインドール−5−カルボン酸、2−
    [(R)−3−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキ
    シル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−
    1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボ
    ン酸、2−[(R)−3−(シス−4−ヒドロキシシク
    ロヘキシル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カ
    ルボン酸及び(+)−2−[(R)−3−シクロヘキシ
    ル−1−フェニルプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,
    3−ジオキソ−1H−イソインドール−5−カルボン酸
    トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩 一水和
    物からなる群より選ばれる請求項3記載の化合物又はそ
    の製薬上許容される塩。
  11. 【請求項11】 請求項3乃至10のいずれかに記載の
    化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含
    有してなる医薬組成物。
  12. 【請求項12】 請求項3乃至10のいづれかに記載の
    フタルイミド誘導体又はその製薬上許容される塩を有効
    成分として含有するIgE産生抑制剤。
  13. 【請求項13】 請求項3乃至10のいづれかに記載の
    フタルイミド誘導体又はその製薬上許容される塩を有効
    成分として含有するIL−5産生抑制剤。
  14. 【請求項14】 請求項1又は3乃至10のいずれかに
    記載の化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分と
    して含有してなる抗アレルギー剤。
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