JP2921231B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2921231B2
JP2921231B2 JP33720391A JP33720391A JP2921231B2 JP 2921231 B2 JP2921231 B2 JP 2921231B2 JP 33720391 A JP33720391 A JP 33720391A JP 33720391 A JP33720391 A JP 33720391A JP 2921231 B2 JP2921231 B2 JP 2921231B2
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JP
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srn
transition
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豊 八ツ田
豊 斉藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSFC(Sequecial Func
tiont Chart)で記述されたプログラムの実行または非実
行を設定して動作するプログラマブルコントローラに関
し、特に、メインプログラムからサブプログラムを実行
し、メインプログラムへリターンする場合に、その動作
が正確に行われるように図られた処理手段を備えるプロ
グラマブルコントローラに係る。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラ(以下、P
Cと略称する)は、例えば、作業現場などにおいて、様
々な物量的情報(例えば、ベルトコンベアの出口を通過
した製品が所定数量に達した等という情報)、あるいは
論理的情報(例えば、裁断機が稼働中である場合に、危
険に対処するための信号を得るため、所定領域を走査す
るセンサが移動物を検出した等の情報)などに対応し
て、出力制御(シーケンス制御)を行うようにプログラ
ミングできるようになっている。
【0003】通常、工程の進行状況や作業手順は、元
来、初めから仕様がきちんと決められていることは稀で
あって、PCの試運転中であれ、実際の運転であれ、現
場の実情に合わせて変更や修正を絶えず繰り返すことに
よって決められて行くことが多い。このため、PCには
これらの変更を容易に行い得るように、必要な制御要素
が総て内蔵され、それらの制御要素を組み合わせて一つ
の出力を決定する複数の処理要素が予め設定されてい
る。そして、現場では、ユーザプログラムによって、そ
の中からいずれか一つの処理を選択して実行させること
を繰り返し行ってシーケンス制御を行うというものが多
い。
【0004】前記SFCプログラムはステップ(STEP)
と呼ばれる記述部とトランジション(TRANSITION) と呼
ばれる記述部とがリンク(LINK)によって接続され、ス
テップとトランジションとを交互に参照してプログラム
の実行または非実行が進行する。そして、PCは移行条
件であるトランジションがオンであれば続くステップを
選択し、トランジションがオフであれば続くステップを
非選択と判別する。
【0005】プログラムは、動作状態や命令の性質など
を適格に表わす略記号などを使って表現した、いわゆる
ニーモニック表現を用いて行い、このように記述された
プログラムは機械語に翻訳され、ワード単位のビット情
報となってRAMなどのプログラム格納メモリにアドレ
ス順に順次書き込まれる。
【0006】ところで、従来のSFCによる処理方式に
あっては、活性ステップから継続ステップへ移行する場
合、ステップ移行条件を決定するために一つの管理フラ
グを用い、この管理フラグのON/OFF状態の相違に
よって行っていた。即ち、活性ステップと継続ステップ
の間にあるトランジション(TNn)がONしていると
きに、継続ステップへの移行が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1ステ
ップに対し一つの管理フラグによってステップへの処理
の移行条件を決定する従来の手法では次のような不都合
がある。
【0008】図3はメインプログラムとサブプログラム
5とから構成される階層構造のプログラムのフローチャ
ートである。同図において、メインプログラムのステッ
プS1からサブプログラム5をコールした場合、先ず、
ステップS1からサブプログラム5の先頭に処理の移行
が行われる。そして、サブプログラム5に係るトランジ
ェント情報に従って、このサブプログラムの処理が進行
して行く。ところが、ステップS1は活性であるため、
メインプログラム側のトランジションTN1がONした
場合、移行条件が満たされ、まだ、サブプログラムのう
ちの実行すべきステップの総ての処理を終えていないに
もかかわらず、強制的にプログラムの処理がステップS
2へ移行させられてしまう。
【0009】このように、SFCおける従来の手法では
サブプログラムを有する階層構造のプログラムを構成す
ることができず、プログラムの構造が分かり難かった
り、メモリの使用効率が良好ではないと云った問題があ
った。
【0010】そこで、本発明はこうした従来の問題点を
考慮して、プログラマブルコントローラにおいて、メイ
ンプログラムとサブプログラムとで階層構造のプログラ
ムを構成した場合であっても、メインプログラムからサ
ブプログラムへ分岐し、サブプログラムで実行すべきス
テップを完全に実行し、メインプログラムのコールステ
ップの次のステップへ正しく戻るような正確な処理の移
行を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する構成図である。同図において、SFCの各ステッ
プには第1管理フラグSrnと第2管理フラグSrn’
を設けている。また、各ステップの活性、不活性に対応
させて第1管理フラグSrnをONにしたりOFFにす
る第1管理フラグ設定・解除手段10と、サブプログラ
ムの実行・非実行に対応させて第2管理フラグSrn’
をONにしたりOFFにする第2管理フラグ設定・解除
手段11とを備えて構成している。
【0012】
【作用】第1管理フラグSrnと第2管理フラグSr
n’にそれぞれ1ビットのメモリを割り当てると、各フ
ラグは2値、即ち、ON・OFFを区別することができ
る。ステップが活性にされたときは、第1管理フラグS
rnをONに設定し、ステップを活性から不活性に戻す
必要のあるときは第1管理フラグSrnをOFFに設定
する。
【0013】また、第2管理フラグSrn’はメインプ
ログラムのステップからサブプログラムがコールされた
ときに前記第2管理フラグ設定・解除手段11によりO
Nにされ、サブプログラムから前記メインプログラムの
ステップの次のステップにプログラムの実行が戻ったと
きに前記第2管理フラグSrn’は前記第2管理フラグ
設定・解除手段11によりOFFにされる。従って、第
1管理フラグSrnがONであり、且つ、第2管理フラ
グSrn’がOFFであると判断すれば、現在、サブプ
ログラムは実行されていないことが分かり、第1管理フ
ラグSrnがONであり、且つ、第2管理フラグSr
n’がONであると判断すれば、サブプログラムが実行
されていることが分かる。その結果、正確なステップへ
の実行の移行を実現させることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。プログラマブルコントローラ
は、CPU、RAM、ROM、クロック発生回路、入出
力インターフェース等の電子回路を有し、コンピュータ
システムとして動作するコントローラに構成してある。
【0015】前記RAMには図2の模式図に示すよう
に、第1管理フラグ領域と第2管理フラグ領域とを割り
当ててあり、第1管理フラグ領域にはSFCの各ステッ
プに対応させて第1管理フラグSrn(Sr0,Sr1,S
r2,...,Srn)を設けてある。また、前記第2管理
フラグ領域には同様に、SFCの各ステップに対応させ
て第2管理フラグSrn’(Sr0' ,Sr1' ,Sr2'
,...,Srn' )を設けている。
【0016】前記ROMには種々の制御プログラムがあ
り、その中に、各ステップの活性、不活性に対応させて
第1管理フラグSrnをONにしたりOFFにする第1
管理フラグ設定・解除プログラム(第1管理フラグ設定
・解除手段)と、サブプログラムの実行・非実行に対応
させて第2管理フラグSrn’をONにしたりOFFに
する第2管理フラグ設定・解除プログラム(第2管理フ
ラグ設定・解除手段)を含んでいる。なお、第1管理フ
ラグ設定・解除プログラムや第2管理フラグ設定・解除
プログラムはフローチャートを示して説明するまでもな
く、必要なら書き変わっては都合の悪いビットをマスク
して、第1管理フラグや第2管理フラグの置かれるメモ
リのアドレスをポインタで指定し、アキュムレータの内
容を書き込むだけのことである。
【0017】以下、図3のフローチャートに示す階層構
造のプログラムを実行する場合を例に本発明の作用を説
明する。図3のフローチャートに示すプログラムはメイ
ンプログラムとしてステップS0、ステップS1、ステ
ップS2で構成されており、各ステップの間には、トラ
ンジションTN0、トランジションTN1、トランジシ
ョンTN2が存在している。そして、ステップS1では
サブプログラム5をコールする階層構造となっている。
【0018】サブプログラム5はステップS3、ステッ
プS4、ステップS5によって構成してあり、各ステッ
プの間には、メインプログラムと同様に、トランジショ
ンTN3、トランジションTN4が設けられている。
【0019】ステップS1が活性すると、第1管理フラ
グ設定・解除プログラムにより、第1管理フラグSr1
がONに設定される。ステップS1内ではサブプログラ
ム5がコールされ、このとき、第2管理フラグ設定・解
除プログラムにより、第2管理フラグSr1’がONに
設定される。そして、処理はサブプログラム5に移行す
る。
【0020】サブプログラム5の実行が進行して行き、
ステップS5のリターン命令が実行されると、第2管理
フラグ設定・解除プログラムにより、第2管理フラグS
r1’がOFFに解除される。この時、トランジション
TN1がONであると、図4に示すように、第1管理フ
ラグSr1がONで第2管理フラグSr1’がOFF、
且つ、トランジェントTN1がONというステップ移行
条件に従い、処理は、ステップS2に移行し、ステップ
S2での第1管理フラグSr2がONで、ステップS2
での第2管理フラグSr2’がOFFである場合、ステ
ップS2が実行される。
【0021】図5は3段階の階層構造を有するプログラ
ムのフローチャートである。ステップS1ではサブプロ
グラム1をコールし、サブプログラム1におけるステッ
プS4ではサブプログラム2をコールする階層構造に構
成されたSFCのプログラムである。
【0022】ステップS1からステップS3に処理が移
行するには、第1管理フラグSr1がONで第2管理フ
ラグSr1’がOFF、且つ、トランジェントTN1が
ONというステップ移行条件が成立する必要がある。こ
れはステップS5のRET命令を実行する際、第2管理
フラグ設定・解除プログラムにより、第2管理フラグS
r1’がOFFにされ、且つ、トランジェントTN1が
ONであるときに実現される。また、ステップS4から
ステップS6に処理が移行する場合にも、第1管理フラ
グSr4がONで第2管理フラグSr4’がOFF、且
つ、トランジェントTN5がONというステップ移行条
件が成立する必要がある。これはステップS7のRET
命令の後、第2管理フラグ設定・解除プログラムによ
り、第2管理フラグSr4’がOFFにされ、且つ、ト
ランジェントTN5がONであるときに実現される。こ
のように、多段階の階層構造に構成されたプログラムで
あっても、ステップS1からステップS2への処理の移
行は、第1管理フラグ設定・解除プログラムと、第2管
理フラグ設定・解除プログラムとの機能が相俟って正確
に行われる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ステップへの処理の移行を管理する管理フラグを
第1管理フラグSrnと第2管理フラグSrn’とで管
理し、かつ、第2管理フラグ設定・解除プログラムによ
り、サブプログラムのRET命令の実行の際、第2管理
フラグSrn’をOFFするようにしたので、或るステ
ップからサブプログラムをコールする階層構造をとった
プログラムを構成した場合においても、ステップへの処
理の移行を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する構成図である。。
【図2】RAMに割り当てた第1管理フラグ領域と第2
管理フラグ領域とに設けられる第1管理フラグSrnと
第2管理フラグSrn’を示す模式図である。
【図3】メインプログラムとサブプログラムとから構成
される階層構造のプログラムのフローチャートである。
【図4】第1管理フラグSr1と第2管理フラグSr
1’の状態の変遷を知り得るようフローチャートに示し
た説明図である。
【図5】3段階の階層構造を有するプログラムのフロー
チャートである。
【符号の説明】 10 第1管理フラグ設定・解除手段 11 第2管理フラグ設定・解除手段 Srn 第1管理フラグ Srn’第2管理フラグ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SFC(Sequecial Function Chart) 記
    述に基づいて、プログラムの実行または非実行を設定し
    て動作するプログラマブルコントローラにおいて、 SFCの各ステップには第1管理フラグと第2管理フラ
    グを設け、 各ステップの活性、不活性に対応させて前記第1管理フ
    ラグをONにしたりOFFにする第1管理フラグ設定・
    解除手段と、 サブプログラムの実行・非実行に対応させて前記第2管
    理フラグをONにしたりOFFにする第2管理フラグ設
    定・解除手段とを備えることを特徴とするプログラマブ
    ルコントローラ。
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