JP2920955B2 - 自動車用充電装置 - Google Patents
自動車用充電装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は自動車用充電装置に関し、特に、電圧の異な
る2種類の電池に充電する装置に関する。
る2種類の電池に充電する装置に関する。
「従来の技術」 近年、車両用ハーネス重量の軽減や高電圧負荷の出現
などにより、車両用電源に多電圧電源を採用することが
検討されている。
などにより、車両用電源に多電圧電源を採用することが
検討されている。
この種の多電圧電源に対応した従来の充電装置とし
て、特開昭62−296725号公報には発電機に2組の電機子
巻線を施し、それぞれの電機子巻線により異なった電圧
の電池に充電するものが開示されている。また、特開昭
62−58835号公報には、1組の電機子巻線の出力を2組
のサイリスタブリッジ整流器に接続し、位相制御により
異なった直流電圧を得るようにしたものが提案されてい
る。
て、特開昭62−296725号公報には発電機に2組の電機子
巻線を施し、それぞれの電機子巻線により異なった電圧
の電池に充電するものが開示されている。また、特開昭
62−58835号公報には、1組の電機子巻線の出力を2組
のサイリスタブリッジ整流器に接続し、位相制御により
異なった直流電圧を得るようにしたものが提案されてい
る。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、複数巻線の発電機は出力の割にサイズ
及び重量が大きくなり、軽量化の意義が失われるという
問題点があった。
及び重量が大きくなり、軽量化の意義が失われるという
問題点があった。
また、2組のサイリスタブリッジを用いるものは、位
相制御回路が複雑化すると共に、サイリスタ及び位相制
御回路を高温になるエンジンルーム内に搭載しなければ
ならないので、熱的余裕を考慮すると高価なものになり
易いという問題点があった。
相制御回路が複雑化すると共に、サイリスタ及び位相制
御回路を高温になるエンジンルーム内に搭載しなければ
ならないので、熱的余裕を考慮すると高価なものになり
易いという問題点があった。
本発明では上記の問題点を解決するためなされたもの
であり、その目的とするところは、従来の単一の電機子
巻線とダイオードブリッジを備えた交流発電機(オルタ
ネータ)をそのまま用いて、複数の電圧を供給すること
ができる多電圧充電装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、従来の単一の電機子
巻線とダイオードブリッジを備えた交流発電機(オルタ
ネータ)をそのまま用いて、複数の電圧を供給すること
ができる多電圧充電装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため、本発明では、実施例図面
第1図及び第2図に例示するように、交流発電機1の励
磁巻線12への励磁電流を制御し電機子巻線11に発生する
交流出力を整流器13で整流して低電圧の第1の電池4と
高電圧の第2の電池5の2つの電池に充電するようにし
た自動車用充電装置において、前記第1の電池4の電圧
を検出しその電圧が所定の第1基準電圧より低い場合に
信号を出力する第1比較回路33と、前期第1比較回路33
の出力信号の有無に従って前記励磁巻線12の励磁電流を
オンオフする第1スイッチング素子31と、前記第2の電
池5の電圧を検出しその電圧が所定の第2基準電圧より
低い場合に信号を出力する第2比較回路34と、前記第2
比較回路34の出力信号の有無に従って前記励磁巻線12の
励磁電流をオンオフする第2スイッチング素子32と、前
記第1比較回路33の出力信号の有無に従って前記整流器
13の出力を前記2つの電池4,5のいずれかに択一的に供
給するように構成された選択スイッチング回路2と、を
備えることを特徴とする自動車用充電装置が提供され
る。
第1図及び第2図に例示するように、交流発電機1の励
磁巻線12への励磁電流を制御し電機子巻線11に発生する
交流出力を整流器13で整流して低電圧の第1の電池4と
高電圧の第2の電池5の2つの電池に充電するようにし
た自動車用充電装置において、前記第1の電池4の電圧
を検出しその電圧が所定の第1基準電圧より低い場合に
信号を出力する第1比較回路33と、前期第1比較回路33
の出力信号の有無に従って前記励磁巻線12の励磁電流を
オンオフする第1スイッチング素子31と、前記第2の電
池5の電圧を検出しその電圧が所定の第2基準電圧より
低い場合に信号を出力する第2比較回路34と、前記第2
比較回路34の出力信号の有無に従って前記励磁巻線12の
励磁電流をオンオフする第2スイッチング素子32と、前
記第1比較回路33の出力信号の有無に従って前記整流器
13の出力を前記2つの電池4,5のいずれかに択一的に供
給するように構成された選択スイッチング回路2と、を
備えることを特徴とする自動車用充電装置が提供され
る。
「作用」 上記のように構成された自動車用充電装置では、交流
発電機1の外部負荷特性における動作点が、第1の電池
4に対応する低電圧と第2の電池5に対応する高電圧と
に順次切換えて使用される。
発電機1の外部負荷特性における動作点が、第1の電池
4に対応する低電圧と第2の電池5に対応する高電圧と
に順次切換えて使用される。
すなわち、第1の電池4の電圧が第1基準電圧より低
い場合には、選択スイッチング回路2により整流器13の
出力が第1の電池4に接続され、第1比較回路33及び第
1スイッチング素子31により第1基準電圧を動作点とし
て交流発電機1が励磁され動作される。
い場合には、選択スイッチング回路2により整流器13の
出力が第1の電池4に接続され、第1比較回路33及び第
1スイッチング素子31により第1基準電圧を動作点とし
て交流発電機1が励磁され動作される。
一方、第2の電池5が第2基準電圧より低い場合に
は、選択スイッチング回路2により整流器13の出力が第
2の電池5に接続され、第2スイッチング素子32により
第2基準電圧を動作点として交流発電機1が励磁され動
作される。
は、選択スイッチング回路2により整流器13の出力が第
2の電池5に接続され、第2スイッチング素子32により
第2基準電圧を動作点として交流発電機1が励磁され動
作される。
また、2つの電池4,5が両者共にそれぞれの基準電圧
より低い場合には、選択スイッチング回路2により第1
の電池4が優先的に充電される。
より低い場合には、選択スイッチング回路2により第1
の電池4が優先的に充電される。
「実施例」 本発明の実施例について図面を参照し説明する。第1
図は第1の実施例を示す回路図である。交流発電機1
は、3相の電機子巻線11と励磁巻線12のほかに中性点ダ
イオード1を含むダイオードブリッジ13からなる整流器
を備えた、通常のオルタネータである。
図は第1の実施例を示す回路図である。交流発電機1
は、3相の電機子巻線11と励磁巻線12のほかに中性点ダ
イオード1を含むダイオードブリッジ13からなる整流器
を備えた、通常のオルタネータである。
整流器13の出力は選択スイッチング回路2に接続され
ている。選択スイッチング回路2はPNP型のスイッチン
グトランジスタ21とダイオード22とからなる回路であ
り、スイッチンズトランジスタ21のコレクタは低電圧
(たとえば12V)の第1の電池4の陽極に接続され、ダ
イオード22のカソードは高電圧(たとえば24V)の第2
の電池5の陽極に接続されている。スイッチングトラン
ジスタ21のベースはレギュレータ3に接続される。各電
池4,5にはそれぞれの負荷6,7が接続されている。
ている。選択スイッチング回路2はPNP型のスイッチン
グトランジスタ21とダイオード22とからなる回路であ
り、スイッチンズトランジスタ21のコレクタは低電圧
(たとえば12V)の第1の電池4の陽極に接続され、ダ
イオード22のカソードは高電圧(たとえば24V)の第2
の電池5の陽極に接続されている。スイッチングトラン
ジスタ21のベースはレギュレータ3に接続される。各電
池4,5にはそれぞれの負荷6,7が接続されている。
発電機1の励磁巻線12の一方の端子は第1の電池4の
陽極に接続され、他方の端子はレギュレータ3に接続さ
れて、アース端子Eとの間でスイッチングが行われる。
陽極に接続され、他方の端子はレギュレータ3に接続さ
れて、アース端子Eとの間でスイッチングが行われる。
第2図はレギュレータ3の内部を示す回路図である。
レギュレータ3内には、励磁巻線12と接地端子Eとの間
を断続する2つのスイッチングトランジスタ31,32を備
えている。第1スイッチングトランジスタ31のベースは
第1比較回路33に接続され、その出力信号の有無により
オンオフされる。第2スイッチングトランジスタ32のベ
ースは第2比較回路34に接続され、その出力信号の有無
によりオンオフされる。
レギュレータ3内には、励磁巻線12と接地端子Eとの間
を断続する2つのスイッチングトランジスタ31,32を備
えている。第1スイッチングトランジスタ31のベースは
第1比較回路33に接続され、その出力信号の有無により
オンオフされる。第2スイッチングトランジスタ32のベ
ースは第2比較回路34に接続され、その出力信号の有無
によりオンオフされる。
第1比較回路33は比較器A1と抵抗R1〜R4からなるヒス
テリシス特性を有する比較回路であり、比較器A1の+端
子にはツェナーダイオードZD1の降伏電圧が分圧されて
入力され、一端子には第1の電池4の電圧が電圧検出線
8及びSL端子を経由して入力されている。第1比較回路
33はツェナーダイオードZD1の降伏電圧で決定される基
準電圧V1,V2(V1<V2とする)と第1の電池4の電圧と
を比較する回路であり、第1の電池4の電圧が基準電圧
V1より低いときに出力がHレベルに、基準電圧V2より高
いときに出力がLレベルになり、基準電圧V1とV2との間
の中間電圧のときは以前の状態を維持するヒステリシス
回路である。基準電圧V1及びV2は第1の電池4の充電電
圧に対応した比較的接近した電圧に設定される。この基
準電圧V1,V2は第1基準電圧をなす。
テリシス特性を有する比較回路であり、比較器A1の+端
子にはツェナーダイオードZD1の降伏電圧が分圧されて
入力され、一端子には第1の電池4の電圧が電圧検出線
8及びSL端子を経由して入力されている。第1比較回路
33はツェナーダイオードZD1の降伏電圧で決定される基
準電圧V1,V2(V1<V2とする)と第1の電池4の電圧と
を比較する回路であり、第1の電池4の電圧が基準電圧
V1より低いときに出力がHレベルに、基準電圧V2より高
いときに出力がLレベルになり、基準電圧V1とV2との間
の中間電圧のときは以前の状態を維持するヒステリシス
回路である。基準電圧V1及びV2は第1の電池4の充電電
圧に対応した比較的接近した電圧に設定される。この基
準電圧V1,V2は第1基準電圧をなす。
第2比較回路34はツェナーダイオードZD2,トランジス
タTr1,保護用ダイオードD1,D2及び抵抗R6,R7からなる通
常のレギュレータに用いられる回路であり、ダイオード
D1の入力には第2の電池5の電圧が電圧検出線9及びSH
端子を経由して入力されている。第2比較回路34はツェ
ナーダイオードZD2の降伏電圧で決定される第2基準電
圧V3と第2の電池5の電圧とを比較する回路であり、第
2の電池5の電圧が第2基準電圧V3より高いとツェナー
ダイオードZD2が導通しトランジスタTr1がオンになって
出力がLレベルになる。第2の電池5の電圧が第2基準
電圧V3より低いときはHレベルの信号を第2スイッチン
グトランジスタ32に出力する。第2基準電圧V3は第2の
電池5の充電電圧に対応した電圧に設定される。
タTr1,保護用ダイオードD1,D2及び抵抗R6,R7からなる通
常のレギュレータに用いられる回路であり、ダイオード
D1の入力には第2の電池5の電圧が電圧検出線9及びSH
端子を経由して入力されている。第2比較回路34はツェ
ナーダイオードZD2の降伏電圧で決定される第2基準電
圧V3と第2の電池5の電圧とを比較する回路であり、第
2の電池5の電圧が第2基準電圧V3より高いとツェナー
ダイオードZD2が導通しトランジスタTr1がオンになって
出力がLレベルになる。第2の電池5の電圧が第2基準
電圧V3より低いときはHレベルの信号を第2スイッチン
グトランジスタ32に出力する。第2基準電圧V3は第2の
電池5の充電電圧に対応した電圧に設定される。
また、第1比較回路33の出力はダイオード35を介して
第2比較回路34のツェナーダイオードZD2とトランジス
タTr1のベースとを接続する線に接続されている。第1
比較回路33の出力がHレベルのときはツェナーダイオー
ドZD2の導通の有無にかかわらず、トランジスタTr1を導
通させ第2比較回路34の出力をLレベルとするためであ
る。2つの比較回路33,34を接続するダイオード35は、
第1比較回路33の出力信号の有無に従って第2比較回路
34の信号の出力を禁止する禁止回路を構成する。
第2比較回路34のツェナーダイオードZD2とトランジス
タTr1のベースとを接続する線に接続されている。第1
比較回路33の出力がHレベルのときはツェナーダイオー
ドZD2の導通の有無にかかわらず、トランジスタTr1を導
通させ第2比較回路34の出力をLレベルとするためであ
る。2つの比較回路33,34を接続するダイオード35は、
第1比較回路33の出力信号の有無に従って第2比較回路
34の信号の出力を禁止する禁止回路を構成する。
さらに、第1比較回路33の出力信号はトランジスタTr
2により反転され、A端子を経由して選択スイッチング
回路2のスイッチングトランジスタ21のベースに入力さ
れている。第1比較回路の出力はHレベルのときは(Tr
2の出力がLレベル)、強制的に選択スイッチング回路
2のスイッチングトランジスタ21を導通状態とし、第1
の電池4を選択して発電機1からの出力を供給するため
である。
2により反転され、A端子を経由して選択スイッチング
回路2のスイッチングトランジスタ21のベースに入力さ
れている。第1比較回路の出力はHレベルのときは(Tr
2の出力がLレベル)、強制的に選択スイッチング回路
2のスイッチングトランジスタ21を導通状態とし、第1
の電池4を選択して発電機1からの出力を供給するため
である。
作動について説明する。一般に交流発電機1は、電機
子反作用等の影響を受け、第4図に示すような外部負荷
特性を示す。第4図では交流発電機1の回転数をパラメ
ータに示している。そして、その動作点は励磁巻線12へ
の励磁電流を変化することにより変化させ得る。
子反作用等の影響を受け、第4図に示すような外部負荷
特性を示す。第4図では交流発電機1の回転数をパラメ
ータに示している。そして、その動作点は励磁巻線12へ
の励磁電流を変化することにより変化させ得る。
本実施例では、第1の電池4を充電する低圧充電モー
ドの際と、第2の電池5を充電する高圧充電モードの際
とで交流発電機1の動作点をレギュレータ3により変
え、それぞれの電池4,5の電圧に対応した端子電圧で動
作させようとするのである。充電モードの切替えは各電
池4,5の電圧を検出することにより行い、低圧の第1の
電池4の充電を優先させる。
ドの際と、第2の電池5を充電する高圧充電モードの際
とで交流発電機1の動作点をレギュレータ3により変
え、それぞれの電池4,5の電圧に対応した端子電圧で動
作させようとするのである。充電モードの切替えは各電
池4,5の電圧を検出することにより行い、低圧の第1の
電池4の充電を優先させる。
具体的に説明する。第1の電池4の電圧が基準電圧V1
より低い場合は、第1比較回路33の出力は無条件でHレ
ベルになり、選択スイッチング回路2のスイッチングト
ランジスタ21は導通状態にされる。このため、発電機1
からの電流は低圧の第1の電池4に供給される低圧充電
モードとなる。高圧の第2の電池5からの電流はダイオ
ード22により阻止され、低圧の第1の電池4に逆流する
ことはない。
より低い場合は、第1比較回路33の出力は無条件でHレ
ベルになり、選択スイッチング回路2のスイッチングト
ランジスタ21は導通状態にされる。このため、発電機1
からの電流は低圧の第1の電池4に供給される低圧充電
モードとなる。高圧の第2の電池5からの電流はダイオ
ード22により阻止され、低圧の第1の電池4に逆流する
ことはない。
レギュレータ3では、第1比較回路33からダイオード
35を経由して第2比較回路34に流れる電流により第2比
較回路34の動作が禁止される。また、第1比較回路33の
出力信号により第1スイッチングトランジスタ31がオン
オフされ、発電機1の端子電圧が基準電圧V1とV2との間
に入る動作点となるようにヒステリシス動作により励磁
巻線12の励磁電流が制御される。これにより、低圧の第
1の電池4が充電される。
35を経由して第2比較回路34に流れる電流により第2比
較回路34の動作が禁止される。また、第1比較回路33の
出力信号により第1スイッチングトランジスタ31がオン
オフされ、発電機1の端子電圧が基準電圧V1とV2との間
に入る動作点となるようにヒステリシス動作により励磁
巻線12の励磁電流が制御される。これにより、低圧の第
1の電池4が充電される。
第1の電池4の電圧が基準電圧V1以下に低下しなくな
るまで充電されると、第1比較回路33の出力はLレベル
になり、選択スイッチング回路2のスイッチングトラン
ジスタ21は遮断状態にされる。このため、発電機からの
電流は高圧の第2の電池5に供給される高圧充電モード
になる。
るまで充電されると、第1比較回路33の出力はLレベル
になり、選択スイッチング回路2のスイッチングトラン
ジスタ21は遮断状態にされる。このため、発電機からの
電流は高圧の第2の電池5に供給される高圧充電モード
になる。
レギュレータ3では、第1比較回路33の出力がLレベ
ルであるので第1スイッチングトランジスタ31は休止
し、第2比較回路34の動作が許容される。第2の電池5
の電圧が第2基準電圧V3より低い場合は、第2の比較回
路34の出力信号により第2スイッチングトランジスタ32
がオンされる。第2スイッチングトランジスタ32のオン
オフにより、発電機1の端子電圧が第2基準電圧V3とな
る動作点となるように励磁巻線12の励磁電流が制御さ
れ、高圧の第2の電池5が充電される。
ルであるので第1スイッチングトランジスタ31は休止
し、第2比較回路34の動作が許容される。第2の電池5
の電圧が第2基準電圧V3より低い場合は、第2の比較回
路34の出力信号により第2スイッチングトランジスタ32
がオンされる。第2スイッチングトランジスタ32のオン
オフにより、発電機1の端子電圧が第2基準電圧V3とな
る動作点となるように励磁巻線12の励磁電流が制御さ
れ、高圧の第2の電池5が充電される。
この間に、第1の電池4の放電が進み、その電圧が第
1基準電圧V1より低下した場合は、第1比較回路33によ
り低圧充電モードに切換わり、第1の電池4の充電が優
先して再開される。
1基準電圧V1より低下した場合は、第1比較回路33によ
り低圧充電モードに切換わり、第1の電池4の充電が優
先して再開される。
第3図は第2の実施例を示す回路図である。本実施例
では、第2の電池5′が第1の電池4に直列に接続され
て高電圧負荷7用の電源を構成している。また、発電機
1の励磁巻線12の一端が低圧の電池4ではなく、高圧の
第2の電池5′の陽極に接続されている。その他の構成
は第1図及び第2図に示すものである。
では、第2の電池5′が第1の電池4に直列に接続され
て高電圧負荷7用の電源を構成している。また、発電機
1の励磁巻線12の一端が低圧の電池4ではなく、高圧の
第2の電池5′の陽極に接続されている。その他の構成
は第1図及び第2図に示すものである。
本実施例は、高電圧用と低電圧用との2つの電圧を供
給する電池4,5′が、全体としてコンパクトに構成でき
る利点がある。また、高電圧の電池5′から励磁電流を
供給することにより、発電機1により高い励磁力を与え
ることができ、出力に比較して発電機1を小型化するこ
とができる。
給する電池4,5′が、全体としてコンパクトに構成でき
る利点がある。また、高電圧の電池5′から励磁電流を
供給することにより、発電機1により高い励磁力を与え
ることができ、出力に比較して発電機1を小型化するこ
とができる。
また、いずれの実施例においても、レギュレータ3及
び選択スイッチング回路2は交流発電機1から離して設
けることができるから、レギュレータ3及び選択スイッ
チング回路2をエンジンレーム内で比較的温度変化の少
ない電池4,5の近傍に配慮することにより、基準電圧V1,
V2,V3の温度による変動をより少なくして動作の安定性
を向上させることができる。また、比較的大電流が流れ
発熱が問題になる選択スイッチング回路2のトランジス
タ21及びダイオード22の放熱も、電池4,5の近傍に配置
すれば周辺温度が比較的低いため容易になる。この放熱
は、高温になるエンジン近傍の交流発電機1に搭載され
た回路では大きな余裕を見なければならず、困難なもの
の一つである。
び選択スイッチング回路2は交流発電機1から離して設
けることができるから、レギュレータ3及び選択スイッ
チング回路2をエンジンレーム内で比較的温度変化の少
ない電池4,5の近傍に配慮することにより、基準電圧V1,
V2,V3の温度による変動をより少なくして動作の安定性
を向上させることができる。また、比較的大電流が流れ
発熱が問題になる選択スイッチング回路2のトランジス
タ21及びダイオード22の放熱も、電池4,5の近傍に配置
すれば周辺温度が比較的低いため容易になる。この放熱
は、高温になるエンジン近傍の交流発電機1に搭載され
た回路では大きな余裕を見なければならず、困難なもの
の一つである。
「発明の効果」 本発明は、上記の構成を有し単一の交流発電機の動作
点を順次切換えて異なった端子電圧で動作させ、それぞ
れの電圧の電池に充電するようにしたものであるから、
簡単な回路構成で、別巻線を設けることなく単一巻線の
交流発電機を用いて電圧の異なる電池に充電することが
できるという優れた効果がある。このため、コンパクト
で、かつ、安価な多電圧の充電装置を提供することがで
きる。
点を順次切換えて異なった端子電圧で動作させ、それぞ
れの電圧の電池に充電するようにしたものであるから、
簡単な回路構成で、別巻線を設けることなく単一巻線の
交流発電機を用いて電圧の異なる電池に充電することが
できるという優れた効果がある。このため、コンパクト
で、かつ、安価な多電圧の充電装置を提供することがで
きる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図、第2図は
レギュレータを示す回路図、第3図は第2の実施例を示
す回路図、第4図は外部負荷特性を示す特性図である。 1……交流発電機、2……選択スイッチング回路、3…
…レギュレータ、4……第1の電池、5……第2の電
池、11……電機子巻線、12……励磁巻線、13……整流
器、31……第1スイッチングトランジスタ(素子)、32
……第2スイッチングトランジスタ(素子)、33……第
1比較回路、34……第2比較回路、35……ダイオード
(禁止回路)。
レギュレータを示す回路図、第3図は第2の実施例を示
す回路図、第4図は外部負荷特性を示す特性図である。 1……交流発電機、2……選択スイッチング回路、3…
…レギュレータ、4……第1の電池、5……第2の電
池、11……電機子巻線、12……励磁巻線、13……整流
器、31……第1スイッチングトランジスタ(素子)、32
……第2スイッチングトランジスタ(素子)、33……第
1比較回路、34……第2比較回路、35……ダイオード
(禁止回路)。
Claims (1)
- 【請求項1】交流発電機の励磁巻線への励磁電流を制御
し電機子巻線に発生する交流出力を整流器で整流して低
電圧の第1の電池と高電圧の第2の電池の2つの電池に
充電するようにした自動車用充電装置において、 前記第1の電池の電圧を検出しその電圧が所定の第1基
準電圧より低い場合に信号を出力する第1比較回路と、 前記第1比較回路の出力信号の有無に従って前記励磁巻
線の励磁電流をオンオフする第1スイッチング素子と、 前記第2の電池の電圧を検出しその電圧が所定の第2基
準電圧より低い場合に信号を出力する第2比較回路と、 前記第2比較回路の出力信号の有無に従って前記励磁巻
線の励磁電流をオンオフする第2スイッチング素子と、 前記第1比較回路の出力信号の有無に従って前記整流器
の出力を前記2つの電池のいずれかに択一的に供給する
ように構成された選択スイッチング回路と を備えることを特徴とする自動車用充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25091389A JP2920955B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 自動車用充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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