JP2920061B2 - 高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置及び高負荷駆動ドライバ装置 - Google Patents
高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置及び高負荷駆動ドライバ装置Info
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- JP2920061B2 JP2920061B2 JP6012692A JP1269294A JP2920061B2 JP 2920061 B2 JP2920061 B2 JP 2920061B2 JP 6012692 A JP6012692 A JP 6012692A JP 1269294 A JP1269294 A JP 1269294A JP 2920061 B2 JP2920061 B2 JP 2920061B2
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ等の高負荷を制
御駆動する高負荷駆動ドライバ装置に関する。
御駆動する高負荷駆動ドライバ装置に関する。
【0002】
【従来技術】図1は、モータの回転方向を駆動制御する
ドライバ装置の回路構成を示す図である。図において、
トランジスタQ1〜Q4は、MOS(Metal Oxide Semi
conductor)構造のトランジスタである。トランジスタ
Q1及びQ3夫々のドレイン電極Dには負荷駆動電源電
圧VDDが印加されており、トランジスタQ2及びQ4夫
々のソース電極SにはGNDが印加されている。トラン
ジスタQ1のソース電極SとトランジスタQ2のドレイ
ン電極Dとは負荷駆動用出力端子Aにて接続されてい
る。トランジスタQ3のソース電極SとトランジスタQ
4のドレイン電極Dとは負荷駆動用出力端子Bにて接続
されている。上記負荷駆動用出力端子A及びB間に負荷
としてのモータMが接続される。
ドライバ装置の回路構成を示す図である。図において、
トランジスタQ1〜Q4は、MOS(Metal Oxide Semi
conductor)構造のトランジスタである。トランジスタ
Q1及びQ3夫々のドレイン電極Dには負荷駆動電源電
圧VDDが印加されており、トランジスタQ2及びQ4夫
々のソース電極SにはGNDが印加されている。トラン
ジスタQ1のソース電極SとトランジスタQ2のドレイ
ン電極Dとは負荷駆動用出力端子Aにて接続されてい
る。トランジスタQ3のソース電極SとトランジスタQ
4のドレイン電極Dとは負荷駆動用出力端子Bにて接続
されている。上記負荷駆動用出力端子A及びB間に負荷
としてのモータMが接続される。
【0003】かかる構成において、トランジスタQ1及
びQ4夫々のゲート電極に駆動制御信号を供給してこれ
らQ1及びQ4をオン状態にすると、破線の如き方向に
電流が流れてモータMが回転駆動する。又、トランジス
タQ2及びQ3夫々のゲート電極に駆動制御信号を供給
するとこれらQ2及びQ3がオン状態となって一点鎖線
の如き方向に電流が流れ、この際モータMは上述とは逆
回転にて回転駆動する。
びQ4夫々のゲート電極に駆動制御信号を供給してこれ
らQ1及びQ4をオン状態にすると、破線の如き方向に
電流が流れてモータMが回転駆動する。又、トランジス
タQ2及びQ3夫々のゲート電極に駆動制御信号を供給
するとこれらQ2及びQ3がオン状態となって一点鎖線
の如き方向に電流が流れ、この際モータMは上述とは逆
回転にて回転駆動する。
【0004】ここで、かかる回路をシリコン基板上に形
成して半導体集積装置化するにあたり、上記トランジス
タQ1及びQ3をpチャネルトランジスタ、上記トラン
ジスタQ2及びQ4をnチャネルトランジスタとしたC
MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
構造とする方法が考えられる。図2は、従来のCMOS
構造による半導体集積装置の構成例を示す図である。
成して半導体集積装置化するにあたり、上記トランジス
タQ1及びQ3をpチャネルトランジスタ、上記トラン
ジスタQ2及びQ4をnチャネルトランジスタとしたC
MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
構造とする方法が考えられる。図2は、従来のCMOS
構造による半導体集積装置の構成例を示す図である。
【0005】図において、p型半導体基板1の表面近傍
にはn+拡散領域2及びn+拡散領域3が形成されてい
る。かかるp型半導体基板1、n+拡散領域2及び3夫
々の表面に付着してゲート酸化膜4aが形成されてい
る。このゲート酸化膜4aに付着してポリシリコン層4
bが形成されている。ソース電極Sは、p型半導体基板
1及びn+拡散領域2に接続されている。ゲート電極G
は、ポリシリコン層4bに接続されている。ドレイン電
極Dは、n+拡散領域2に接続されている。かかる構成
により、p型半導体基板1上にnチャネルトランジスタ
が形成される。更に、このp型半導体基板1の表面近傍
にはnウェル5が形成されている。かかるnウェル5の
表面近傍にはp+拡散領域6及びp+拡散領域7がそれぞ
れ形成されている。かかるnウェル5、p+拡散領域6
及び7夫々の表面に付着してゲート酸化膜8aが形成さ
れている。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコ
ン層8bが形成されている。ソース電極Sは、nウェル
5及びp+拡散領域6に接続されている。ゲート電極G
は、ポリシリコン層8bに接続されている。ドレイン電
極Dは、p+拡散領域7に接続されている。かかる構成
により、p型半導体基板1上にpチャネルトランジスタ
が形成され、最終的に同一のp型半導体基板1上にpチ
ャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタが存在
する、いわゆるCMOS構造となっているのである。
にはn+拡散領域2及びn+拡散領域3が形成されてい
る。かかるp型半導体基板1、n+拡散領域2及び3夫
々の表面に付着してゲート酸化膜4aが形成されてい
る。このゲート酸化膜4aに付着してポリシリコン層4
bが形成されている。ソース電極Sは、p型半導体基板
1及びn+拡散領域2に接続されている。ゲート電極G
は、ポリシリコン層4bに接続されている。ドレイン電
極Dは、n+拡散領域2に接続されている。かかる構成
により、p型半導体基板1上にnチャネルトランジスタ
が形成される。更に、このp型半導体基板1の表面近傍
にはnウェル5が形成されている。かかるnウェル5の
表面近傍にはp+拡散領域6及びp+拡散領域7がそれぞ
れ形成されている。かかるnウェル5、p+拡散領域6
及び7夫々の表面に付着してゲート酸化膜8aが形成さ
れている。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコ
ン層8bが形成されている。ソース電極Sは、nウェル
5及びp+拡散領域6に接続されている。ゲート電極G
は、ポリシリコン層8bに接続されている。ドレイン電
極Dは、p+拡散領域7に接続されている。かかる構成
により、p型半導体基板1上にpチャネルトランジスタ
が形成され、最終的に同一のp型半導体基板1上にpチ
ャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタが存在
する、いわゆるCMOS構造となっているのである。
【0006】ここで、上述の如き構造からなる各トラン
ジスタは、スイッチングオン時のオン抵抗が比較的高い
ので電流供給能力が低い。従って、モータの如き高駆動
電流を必要とする負荷を駆動するためには、チャネル長
を小さくするかもしくはチャネル幅を大きくする等して
オン抵抗を低くする必要がある。すなわち、図2に示さ
れるが如きp+拡散領域6及び7(n+拡散領域2及び
3)間の距離Lを小さくするか、もしくはp+拡散領域
6及び7(n+拡散領域2及び3)の幅を大きくするの
である。
ジスタは、スイッチングオン時のオン抵抗が比較的高い
ので電流供給能力が低い。従って、モータの如き高駆動
電流を必要とする負荷を駆動するためには、チャネル長
を小さくするかもしくはチャネル幅を大きくする等して
オン抵抗を低くする必要がある。すなわち、図2に示さ
れるが如きp+拡散領域6及び7(n+拡散領域2及び
3)間の距離Lを小さくするか、もしくはp+拡散領域
6及び7(n+拡散領域2及び3)の幅を大きくするの
である。
【0007】しかしながら、かかる拡散領域間の距離を
小さくすることはプロセス技術上困難であり、又チャネ
ル幅を大とすべく各拡散領域の幅を大きくすると全体の
ダイサイズが大きくなるという問題が発生する。そこ
で、各拡散領域間の距離を狭めることなく、比較的高い
電流を供給することが出来るnチャネルLD(lateral
diffused)−MOS構造のトランジスタが知られてい
る。
小さくすることはプロセス技術上困難であり、又チャネ
ル幅を大とすべく各拡散領域の幅を大きくすると全体の
ダイサイズが大きくなるという問題が発生する。そこ
で、各拡散領域間の距離を狭めることなく、比較的高い
電流を供給することが出来るnチャネルLD(lateral
diffused)−MOS構造のトランジスタが知られてい
る。
【0008】図3は、かかるnチャネルLD−MOSト
ランジスタの構成を示す図である。図において、p型半
導体基板1の表面近傍にはnウェル9が形成されてお
り、このnウェル9には、p型半導体の拡散層としての
pタブ10が形成されている。かかるpタブ10の表面
近傍にはn+拡散領域2が形成されている。nウェル9
の表面近傍にはn+拡散領域3が形成されている。かか
るn+拡散領域2、pタブ10、nウェル9及びn+拡散
領域3夫々の表面に付着してゲート酸化膜4aが形成さ
れている。ポリシリコン層4bは、このゲート酸化膜4
aに付着して形成されている。ソース電極Sは、pタブ
10及びn+拡散領域2に接続されている。ゲート電極
Gは、ポリシリコン層4bに接続されている。ドレイン
電極Dは、n+拡散領域3に接続されている。
ランジスタの構成を示す図である。図において、p型半
導体基板1の表面近傍にはnウェル9が形成されてお
り、このnウェル9には、p型半導体の拡散層としての
pタブ10が形成されている。かかるpタブ10の表面
近傍にはn+拡散領域2が形成されている。nウェル9
の表面近傍にはn+拡散領域3が形成されている。かか
るn+拡散領域2、pタブ10、nウェル9及びn+拡散
領域3夫々の表面に付着してゲート酸化膜4aが形成さ
れている。ポリシリコン層4bは、このゲート酸化膜4
aに付着して形成されている。ソース電極Sは、pタブ
10及びn+拡散領域2に接続されている。ゲート電極
Gは、ポリシリコン層4bに接続されている。ドレイン
電極Dは、n+拡散領域3に接続されている。
【0009】かかる構成によれば、チャネルは、ゲート
酸化膜4a下のn+拡散領域2の境界からpタブ10の
境界間に形成される。従って、チャネル長Lはpタブ1
0の拡散で決定することになるので、拡散領域間の距離
を小さくせずとも、チャネル長を小さくしてオン抵抗を
低く出来るのである。ここで、かかるnチャネルLD−
MOSトランジスタを図1に示されるが如きトランジス
タQ1〜Q4の夫々に適用することを考える。
酸化膜4a下のn+拡散領域2の境界からpタブ10の
境界間に形成される。従って、チャネル長Lはpタブ1
0の拡散で決定することになるので、拡散領域間の距離
を小さくせずとも、チャネル長を小さくしてオン抵抗を
低く出来るのである。ここで、かかるnチャネルLD−
MOSトランジスタを図1に示されるが如きトランジス
タQ1〜Q4の夫々に適用することを考える。
【0010】図1の如き構成において、例えば、破線の
方向に駆動電流を流してモータMを回転駆動させるため
には、トランジスタQ1、Q4をオン状態にして、負荷
駆動用出力端子AをVDD電圧、かつ負荷駆動用出力端子
BをGNDにしなければならない。この際、かかるトラ
ンジスタQ1、Q4はnチャネルタイプのトランジスタ
であるので、上述の如きオン状態を維持するためにその
ゲート電極GにはかかるVDDよりも十分に大なる電圧
(例えば、VDDの2〜3倍の電圧)の駆動制御信号を印
加しなければならない。従って、かかるnチャネルLD
−MOSトランジスタを図1に示されるが如き高負荷駆
動ドライバに適用する場合は、その駆動制御信号の電圧
レベルを、例えばチャージポンプ回路等を用いて負荷駆
動電源電圧の2〜3倍に引き上げなければならないとい
う問題が発生する。
方向に駆動電流を流してモータMを回転駆動させるため
には、トランジスタQ1、Q4をオン状態にして、負荷
駆動用出力端子AをVDD電圧、かつ負荷駆動用出力端子
BをGNDにしなければならない。この際、かかるトラ
ンジスタQ1、Q4はnチャネルタイプのトランジスタ
であるので、上述の如きオン状態を維持するためにその
ゲート電極GにはかかるVDDよりも十分に大なる電圧
(例えば、VDDの2〜3倍の電圧)の駆動制御信号を印
加しなければならない。従って、かかるnチャネルLD
−MOSトランジスタを図1に示されるが如き高負荷駆
動ドライバに適用する場合は、その駆動制御信号の電圧
レベルを、例えばチャージポンプ回路等を用いて負荷駆
動電源電圧の2〜3倍に引き上げなければならないとい
う問題が発生する。
【0011】そこで、かかる高負荷駆動ドライバのトラ
ンジスタQ1〜Q4の内、トランジスタQ1及びQ3を
図4に示されるが如きpチャネルLD−MOSトランジ
スタにすることが考えられる。図において、p型半導体
基板1の表面近傍にはnタブ10’が形成されており、
かかるnタブ10’の表面近傍にはp+拡散領域6が形
成されている。更に、かかるp型半導体基板1の表面近
傍にはp+拡散領域7が形成されており、このp+拡散領
域7及びp型半導体基板1を互いに電気的に分離するた
めに誘電体層11が形成されている。かかるp型半導体
基板1、nタブ10’、誘電体層11、p+拡散領域6
及び7夫々の表面に付着してゲート酸化膜8aが形成さ
れている。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコ
ン層8bが形成されている。ソース電極Sは、nタブ1
0’及びp+拡散領域6に接続されている。ゲート電極
Gは、ポリシリコン層8bに接続されている。ドレイン
電極Dは、p+拡散領域7に接続されている。
ンジスタQ1〜Q4の内、トランジスタQ1及びQ3を
図4に示されるが如きpチャネルLD−MOSトランジ
スタにすることが考えられる。図において、p型半導体
基板1の表面近傍にはnタブ10’が形成されており、
かかるnタブ10’の表面近傍にはp+拡散領域6が形
成されている。更に、かかるp型半導体基板1の表面近
傍にはp+拡散領域7が形成されており、このp+拡散領
域7及びp型半導体基板1を互いに電気的に分離するた
めに誘電体層11が形成されている。かかるp型半導体
基板1、nタブ10’、誘電体層11、p+拡散領域6
及び7夫々の表面に付着してゲート酸化膜8aが形成さ
れている。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコ
ン層8bが形成されている。ソース電極Sは、nタブ1
0’及びp+拡散領域6に接続されている。ゲート電極
Gは、ポリシリコン層8bに接続されている。ドレイン
電極Dは、p+拡散領域7に接続されている。
【0012】上述の如く、図4に示される構成において
は、p型半導体基板1及びp+拡散領域7を互いに電気
的に分離するために誘電体層11を形成してある。(さ
もなくば、ドレイン電極Dが、p型半導体基板1自体に
印加されている電圧、すなわちGNDレベルに固定され
て正常な動作をなさなくなる。) しかしながら、既存のCMOS製造プロセスにおいて
は、上述の如き誘電体層を形成するという製造行程は存
在しない。従って、この際かかる誘電体層を形成するた
めの新たな製造行程を追加しなくてはならず製造コスト
が高くなるという問題が発生する。
は、p型半導体基板1及びp+拡散領域7を互いに電気
的に分離するために誘電体層11を形成してある。(さ
もなくば、ドレイン電極Dが、p型半導体基板1自体に
印加されている電圧、すなわちGNDレベルに固定され
て正常な動作をなさなくなる。) しかしながら、既存のCMOS製造プロセスにおいて
は、上述の如き誘電体層を形成するという製造行程は存
在しない。従って、この際かかる誘電体層を形成するた
めの新たな製造行程を追加しなくてはならず製造コスト
が高くなるという問題が発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、高負荷駆動ドライバ
装置に用いることが出来、更に既存のCMOS製造プロ
セスにて製造可能な高負荷駆動ドライバ用半導体集積装
置及びその高負荷駆動ドライバを提供することを目的と
する。
を解決すべくなされたものであり、高負荷駆動ドライバ
装置に用いることが出来、更に既存のCMOS製造プロ
セスにて製造可能な高負荷駆動ドライバ用半導体集積装
置及びその高負荷駆動ドライバを提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による高負荷駆動
ドライバ用半導体集積装置は、第1導電型の半導体基板
の表面近傍に形成された第2導電型の第1ウェル領域
と、前記第1ウェル領域内の表面近傍に形成された第1
導電型の第1拡散層と、前記第1拡散層内の表面近傍に
形成された第2導電型の第1拡散領域と、前記第1ウェ
ル領域内の表面近傍に形成された第2導電型の第2拡散
領域と、前記第1拡散領域、前記第1拡散層、前記第1
ウェル領域及び前記第2拡散領域夫々に付着して形成さ
れた第1ゲート酸化膜と、前記第1ゲート酸化膜に付着
して形成された第1ポリシリコン層と、前記第1拡散層
及び前記第1拡散領域を接続して形成された第1ソース
電極と、前記第1ポリシリコン層に接続して形成された
第1ゲート電極と、前記第2拡散領域に接続して形成さ
れた第1ドレイン電極とからなる第2導電型トランジス
タと、前記半導体基板の表面近傍に形成された第2導電
型の第2ウェル領域と、前記第2ウェル領域内の表面近
傍に形成された前記第2ウェル領域よりも高濃度の第2
導電型の第2拡散層と、前記第2拡散層内の表面近傍に
形成された第1導電型の第3拡散領域と、前記第2ウェ
ル領域内の表面近傍に形成された第1導電型の第4拡散
領域と、前記第2ウェル領域内の表面近傍における前記
第2拡散層と前記第4拡散領域との間に形成された前記
第2ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層
と、前記第3拡散領域、前記第2拡散層、前記第3拡散
層及び前記第4拡散領域夫々に付着して形成された第2
ゲート酸化膜と、前記第2ゲート酸化膜に付着して形成
された第2ポリシリコン層と、前記第2拡散層及び前記
第3拡散領域を接続して形成された第2ソース電極と、
前記第2ポリシリコン層に接続して形成された第2ゲー
ト電極と、前記第4拡散領域に接続して形成された第2
ドレイン電極とからなる第1導電型トランジスタとを有
する。
ドライバ用半導体集積装置は、第1導電型の半導体基板
の表面近傍に形成された第2導電型の第1ウェル領域
と、前記第1ウェル領域内の表面近傍に形成された第1
導電型の第1拡散層と、前記第1拡散層内の表面近傍に
形成された第2導電型の第1拡散領域と、前記第1ウェ
ル領域内の表面近傍に形成された第2導電型の第2拡散
領域と、前記第1拡散領域、前記第1拡散層、前記第1
ウェル領域及び前記第2拡散領域夫々に付着して形成さ
れた第1ゲート酸化膜と、前記第1ゲート酸化膜に付着
して形成された第1ポリシリコン層と、前記第1拡散層
及び前記第1拡散領域を接続して形成された第1ソース
電極と、前記第1ポリシリコン層に接続して形成された
第1ゲート電極と、前記第2拡散領域に接続して形成さ
れた第1ドレイン電極とからなる第2導電型トランジス
タと、前記半導体基板の表面近傍に形成された第2導電
型の第2ウェル領域と、前記第2ウェル領域内の表面近
傍に形成された前記第2ウェル領域よりも高濃度の第2
導電型の第2拡散層と、前記第2拡散層内の表面近傍に
形成された第1導電型の第3拡散領域と、前記第2ウェ
ル領域内の表面近傍に形成された第1導電型の第4拡散
領域と、前記第2ウェル領域内の表面近傍における前記
第2拡散層と前記第4拡散領域との間に形成された前記
第2ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層
と、前記第3拡散領域、前記第2拡散層、前記第3拡散
層及び前記第4拡散領域夫々に付着して形成された第2
ゲート酸化膜と、前記第2ゲート酸化膜に付着して形成
された第2ポリシリコン層と、前記第2拡散層及び前記
第3拡散領域を接続して形成された第2ソース電極と、
前記第2ポリシリコン層に接続して形成された第2ゲー
ト電極と、前記第4拡散領域に接続して形成された第2
ドレイン電極とからなる第1導電型トランジスタとを有
する。
【0015】又、本発明による高負荷駆動ドライバ装置
は、前記第1導電型トランジスタからなりそのドレイン
電極に負荷駆動用高電圧が印加されている第1及び第3
トランジスタと、前記第2導電型トランジスタからなり
そのソース電極に負荷駆動用低電圧が印加されている第
2及び第4トランジスタと、前記第1トランジスタのソ
ース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とを接
続する第1負荷駆動出力端子と、前記第3トランジスタ
のソース電極と前記第4トランジスタのドレイン電極と
を接続する第2負荷駆動出力端子とを有する。
は、前記第1導電型トランジスタからなりそのドレイン
電極に負荷駆動用高電圧が印加されている第1及び第3
トランジスタと、前記第2導電型トランジスタからなり
そのソース電極に負荷駆動用低電圧が印加されている第
2及び第4トランジスタと、前記第1トランジスタのソ
ース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とを接
続する第1負荷駆動出力端子と、前記第3トランジスタ
のソース電極と前記第4トランジスタのドレイン電極と
を接続する第2負荷駆動出力端子とを有する。
【0016】
【発明の作用】本発明による高負荷駆動ドライバ用半導
体集積装置は、第1導電型の半導体基板の表面近傍に第
2導電型の第1及び第2ウェル領域を形成して、この第
1ウェル領域内の表面近傍に第1導電型の第1拡散層及
び第2導電型の第2拡散領域を形成する。更にこの第1
拡散層内の表面近傍に第2導電型の第1拡散領域を形成
し、これら第1拡散領域、第1拡散層、第1ウェル領域
及び第2拡散領域夫々に付着した第1ゲート酸化膜、及
びこの第1ゲート酸化膜に付着した第1ポリシリコン層
を形成する。上述の第1拡散層及び第1拡散領域をソー
ス電極、第1ポリシリコン層をゲート電極、第2拡散領
域をドレイン電極として第2導電型のトランジスタを形
成する。更に、上述の第2ウェル領域内の表面近傍にこ
の第2ウェル領域よりも高濃度である第2導電型の第2
拡散層、及び第1導電型の第4拡散領域を形成する。こ
の第2拡散層内の表面近傍に第1導電型の第3拡散領域
を形成し、第2ウェル領域内の表面近傍における上記第
2拡散層と第4拡散領域との間にかかる第2ウェル領域
よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層を形成し、これ
ら第3拡散領域、第2拡散層、第3拡散層及び第4拡散
領域夫々に付着した第2ゲート酸化膜、及びこの第2ゲ
ート酸化膜に付着した第2ポリシリコン層を形成する。
上述の第2拡散層及び第3拡散領域をソース電極、第2
ポリシリコン層をゲート電極、第4拡散領域をドレイン
電極として第1導電型のトランジスタを形成する。
体集積装置は、第1導電型の半導体基板の表面近傍に第
2導電型の第1及び第2ウェル領域を形成して、この第
1ウェル領域内の表面近傍に第1導電型の第1拡散層及
び第2導電型の第2拡散領域を形成する。更にこの第1
拡散層内の表面近傍に第2導電型の第1拡散領域を形成
し、これら第1拡散領域、第1拡散層、第1ウェル領域
及び第2拡散領域夫々に付着した第1ゲート酸化膜、及
びこの第1ゲート酸化膜に付着した第1ポリシリコン層
を形成する。上述の第1拡散層及び第1拡散領域をソー
ス電極、第1ポリシリコン層をゲート電極、第2拡散領
域をドレイン電極として第2導電型のトランジスタを形
成する。更に、上述の第2ウェル領域内の表面近傍にこ
の第2ウェル領域よりも高濃度である第2導電型の第2
拡散層、及び第1導電型の第4拡散領域を形成する。こ
の第2拡散層内の表面近傍に第1導電型の第3拡散領域
を形成し、第2ウェル領域内の表面近傍における上記第
2拡散層と第4拡散領域との間にかかる第2ウェル領域
よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層を形成し、これ
ら第3拡散領域、第2拡散層、第3拡散層及び第4拡散
領域夫々に付着した第2ゲート酸化膜、及びこの第2ゲ
ート酸化膜に付着した第2ポリシリコン層を形成する。
上述の第2拡散層及び第3拡散領域をソース電極、第2
ポリシリコン層をゲート電極、第4拡散領域をドレイン
電極として第1導電型のトランジスタを形成する。
【0017】本発明による高負荷駆動ドライバ装置は、
そのドレイン電極に負荷駆動用高電圧が印加されている
上記第1導電型トランジスタからなる第1及び第3トラ
ンジスタと、そのソース電極に負荷駆動用低電圧が印加
されている上記第2導電型トランジスタからなる第2及
び第4トランジスタと、上記第1トランジスタのソース
電極及び第2トランジスタのドレイン電極を接続した第
1負荷駆動出力端子と、上記第3トランジスタのソース
電極及び上記第4トランジスタのドレイン電極を接続し
た第2負荷駆動出力端子とを有する。
そのドレイン電極に負荷駆動用高電圧が印加されている
上記第1導電型トランジスタからなる第1及び第3トラ
ンジスタと、そのソース電極に負荷駆動用低電圧が印加
されている上記第2導電型トランジスタからなる第2及
び第4トランジスタと、上記第1トランジスタのソース
電極及び第2トランジスタのドレイン電極を接続した第
1負荷駆動出力端子と、上記第3トランジスタのソース
電極及び上記第4トランジスタのドレイン電極を接続し
た第2負荷駆動出力端子とを有する。
【0018】
【実施例】図5は、本発明による高負荷駆動ドライバ用
半導体集積装置の構成を示す図である。図の如く、p型
半導体基板1の表面近傍にはnウェル9が形成されてお
り、このnウェル9にはp型半導体の拡散層としてのp
タブ10が形成されている。この際、かかるpタブ10
の不純物濃度は、nウェル9の濃度よりも高濃度とす
る。pタブ10の表面近傍にはn+拡散領域2が形成さ
れている。nウェル9の表面近傍にはn+拡散領域3が
形成されている。かかるn+拡散領域2、pタブ10、
nウェル9及びn+拡散領域3夫々の表面にゲート酸化
膜4aが付着して形成されている。このゲート酸化膜4
aに付着してポリシリコン層4bが形成されている。ソ
ース電極Sは、pタブ10及びn+拡散領域2に接続さ
れている。ゲート電極Gは、ポリシリコン層4bに接続
されている。ドレイン電極Dは、n+拡散領域3に接続
されている。
半導体集積装置の構成を示す図である。図の如く、p型
半導体基板1の表面近傍にはnウェル9が形成されてお
り、このnウェル9にはp型半導体の拡散層としてのp
タブ10が形成されている。この際、かかるpタブ10
の不純物濃度は、nウェル9の濃度よりも高濃度とす
る。pタブ10の表面近傍にはn+拡散領域2が形成さ
れている。nウェル9の表面近傍にはn+拡散領域3が
形成されている。かかるn+拡散領域2、pタブ10、
nウェル9及びn+拡散領域3夫々の表面にゲート酸化
膜4aが付着して形成されている。このゲート酸化膜4
aに付着してポリシリコン層4bが形成されている。ソ
ース電極Sは、pタブ10及びn+拡散領域2に接続さ
れている。ゲート電極Gは、ポリシリコン層4bに接続
されている。ドレイン電極Dは、n+拡散領域3に接続
されている。
【0019】かかる構成により、p型半導体基板1上に
nチャネルLD−MOSトランジスタが形成されるので
ある。このnチャネルLD−MOSトランジスタのチャ
ネルは、ゲート酸化膜4aの下のn+拡散領域2の境界
からpタブ10の境界間に形成される。従って、図に示
されるチャネル長L1はpタブ10の拡散で決定するこ
とになるので、n+拡散領域2及び3間の距離を小さく
せずとも、チャネル長を小さくしてオン抵抗を低く出来
るのである。又、pタブ10の不純物濃度はnウェル9
の濃度よりも高いので、ソース−ドレイン耐圧が高耐圧
となるのである。
nチャネルLD−MOSトランジスタが形成されるので
ある。このnチャネルLD−MOSトランジスタのチャ
ネルは、ゲート酸化膜4aの下のn+拡散領域2の境界
からpタブ10の境界間に形成される。従って、図に示
されるチャネル長L1はpタブ10の拡散で決定するこ
とになるので、n+拡散領域2及び3間の距離を小さく
せずとも、チャネル長を小さくしてオン抵抗を低く出来
るのである。又、pタブ10の不純物濃度はnウェル9
の濃度よりも高いので、ソース−ドレイン耐圧が高耐圧
となるのである。
【0020】更に、p型半導体基板1の表面近傍にはn
ウェル5が形成されている。このnウェル5には、かか
るnウェル5より不純物濃度が高いn型拡散半導体層で
あるNH層20が形成されている。かかるNH層20の表
面近傍にはp+拡散領域6が形成されている。nウェル
5の表面近傍にはp+拡散領域7が形成されている。n
ウェル5の表面近傍におけるNH層20とp+拡散領域7
との間には、nウェル5よりも不純物濃度が低いn型半
導体層であるNL層21が形成されている。かかるp+拡
散領域6、NH層20、NL層21及びp+拡散領域7夫
々の表面にゲート酸化膜8aが付着して形成されてい
る。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコン層8
bが形成されている。ソース電極Sは、NH層20及び
p+拡散領域6に接続されている。ゲート電極Gは、ポ
リシリコン層8bに接続されている。ドレイン電極D
は、p+拡散領域7に接続されている。
ウェル5が形成されている。このnウェル5には、かか
るnウェル5より不純物濃度が高いn型拡散半導体層で
あるNH層20が形成されている。かかるNH層20の表
面近傍にはp+拡散領域6が形成されている。nウェル
5の表面近傍にはp+拡散領域7が形成されている。n
ウェル5の表面近傍におけるNH層20とp+拡散領域7
との間には、nウェル5よりも不純物濃度が低いn型半
導体層であるNL層21が形成されている。かかるp+拡
散領域6、NH層20、NL層21及びp+拡散領域7夫
々の表面にゲート酸化膜8aが付着して形成されてい
る。このゲート酸化膜8aに付着してポリシリコン層8
bが形成されている。ソース電極Sは、NH層20及び
p+拡散領域6に接続されている。ゲート電極Gは、ポ
リシリコン層8bに接続されている。ドレイン電極D
は、p+拡散領域7に接続されている。
【0021】かかる構成により、p型半導体基板1上に
pチャネルLD−MOSトランジスタが形成される。こ
のpチャネルLD−MOSトランジスタにおいては、濃
度の高いNH層20にてソース側を囲み、これにより空
乏層が広がることによるパンチスルーが発生しないよう
にしている。更に、NH層20及びp+拡散領域7間に
は、低いドレイン電圧で空乏層が十分に広がるようにボ
ロンを注入して濃度を低くしたNL層21を形成してあ
る。この際、かかるpチャネルLD−MOSトランジス
タのチャネルは、ゲート酸化膜8aの下のp+拡散領域
6の境界からNH層20間に形成される。よって、チャ
ネル長L2は、NH層20の拡散で決定するためp+拡散
領域6及び7間の距離を小さくせずとも、チャネル長を
小さくしてオン抵抗を低くしたpチャネルMOSトラン
ジスタを形成することが出来るのである。又、NH層2
0の不純物濃度はnウェル5の濃度よりも高いので、ソ
ース−ドレイン耐圧が高耐圧となる。
pチャネルLD−MOSトランジスタが形成される。こ
のpチャネルLD−MOSトランジスタにおいては、濃
度の高いNH層20にてソース側を囲み、これにより空
乏層が広がることによるパンチスルーが発生しないよう
にしている。更に、NH層20及びp+拡散領域7間に
は、低いドレイン電圧で空乏層が十分に広がるようにボ
ロンを注入して濃度を低くしたNL層21を形成してあ
る。この際、かかるpチャネルLD−MOSトランジス
タのチャネルは、ゲート酸化膜8aの下のp+拡散領域
6の境界からNH層20間に形成される。よって、チャ
ネル長L2は、NH層20の拡散で決定するためp+拡散
領域6及び7間の距離を小さくせずとも、チャネル長を
小さくしてオン抵抗を低くしたpチャネルMOSトラン
ジスタを形成することが出来るのである。又、NH層2
0の不純物濃度はnウェル5の濃度よりも高いので、ソ
ース−ドレイン耐圧が高耐圧となる。
【0022】以上の如く、本発明による高負荷駆動ドラ
イバ用半導体集積装置においては、第1導電型(p型)
の半導体基板(p型半導体基板1)の表面近傍に、第2
導電型(n型)の第1及び第2ウェル領域(nウェル5
及び9)を形成して、この第1ウェル領域内の表面近傍
に第1導電型の第1拡散層(pタブ10)及び第2導電
型の第2拡散領域(n+拡散領域3)を形成する。更に
この第1拡散層内の表面近傍に第2導電型の第1拡散領
域(n+拡散領域2)を形成し、これら第1拡散領域、
第1拡散層、第1ウェル領域及び第2拡散領域夫々に付
着しているゲート酸化膜を挟んで第1ポリシリコン層
(ポリシリコン層4b)を形成する。ここで、上述の第
1拡散層及び第1拡散領域をソース電極、第1ポリシリ
コン層をゲート電極、第2拡散領域をドレイン電極とし
て第2導電型のトランジスタ(nチャネルLD−MOS
トランジスタ)を形成する。
イバ用半導体集積装置においては、第1導電型(p型)
の半導体基板(p型半導体基板1)の表面近傍に、第2
導電型(n型)の第1及び第2ウェル領域(nウェル5
及び9)を形成して、この第1ウェル領域内の表面近傍
に第1導電型の第1拡散層(pタブ10)及び第2導電
型の第2拡散領域(n+拡散領域3)を形成する。更に
この第1拡散層内の表面近傍に第2導電型の第1拡散領
域(n+拡散領域2)を形成し、これら第1拡散領域、
第1拡散層、第1ウェル領域及び第2拡散領域夫々に付
着しているゲート酸化膜を挟んで第1ポリシリコン層
(ポリシリコン層4b)を形成する。ここで、上述の第
1拡散層及び第1拡散領域をソース電極、第1ポリシリ
コン層をゲート電極、第2拡散領域をドレイン電極とし
て第2導電型のトランジスタ(nチャネルLD−MOS
トランジスタ)を形成する。
【0023】更に、上述の第2ウェル領域(nウェル
5)内の表面近傍にこの第2ウェル領域よりも高濃度で
ある第2導電型の第2拡散層(NH層20)及び第1導
電型の第4拡散領域(p+拡散領域7)を形成する。更
にこの第2拡散層内の表面近傍に第1導電型の第3拡散
領域(p+拡散領域6)を形成し、第2ウェル領域内の
表面近傍における上記第2拡散層と第4拡散領域との間
にかかる第2ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第
3拡散層(NL層21)を形成し、これら第3拡散領
域、第2拡散層、第3拡散層及び第4拡散領域夫々に付
着しているゲート酸化膜を挟んで第2ポリシリコン層
(ポリシリコン層8b)を形成する。ここで、上述の第
2拡散層及び第3拡散領域をソース電極、第2ポリシリ
コン層をゲート電極、第4拡散領域をドレイン電極とし
て第1導電型のトランジスタ(pチャネルLD−MOS
トランジスタ)を形成するのである。
5)内の表面近傍にこの第2ウェル領域よりも高濃度で
ある第2導電型の第2拡散層(NH層20)及び第1導
電型の第4拡散領域(p+拡散領域7)を形成する。更
にこの第2拡散層内の表面近傍に第1導電型の第3拡散
領域(p+拡散領域6)を形成し、第2ウェル領域内の
表面近傍における上記第2拡散層と第4拡散領域との間
にかかる第2ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第
3拡散層(NL層21)を形成し、これら第3拡散領
域、第2拡散層、第3拡散層及び第4拡散領域夫々に付
着しているゲート酸化膜を挟んで第2ポリシリコン層
(ポリシリコン層8b)を形成する。ここで、上述の第
2拡散層及び第3拡散領域をソース電極、第2ポリシリ
コン層をゲート電極、第4拡散領域をドレイン電極とし
て第1導電型のトランジスタ(pチャネルLD−MOS
トランジスタ)を形成するのである。
【0024】よって、かかる構成によれば、誘電体分離
を行うことなく、pn接合にてpチャネルLD−MOS
トランジスタ及びnチャネルLD−MOSトランジスタ
を同一のp型半導体基板上に形成出来るのである。図6
は、かかる本発明による高負荷駆動ドライバ用半導体集
積装置により、図1に示されるが如き高負荷駆動ドライ
バを集積回路化した場合の構成を示す図である。
を行うことなく、pn接合にてpチャネルLD−MOS
トランジスタ及びnチャネルLD−MOSトランジスタ
を同一のp型半導体基板上に形成出来るのである。図6
は、かかる本発明による高負荷駆動ドライバ用半導体集
積装置により、図1に示されるが如き高負荷駆動ドライ
バを集積回路化した場合の構成を示す図である。
【0025】図の如く、図1におけるトランジスタQ1
及びQ3を図5に示されるが如きpチャネルLD−MO
Sトランジスタにて形成し、トランジスタQ2及びQ4
を図5に示されるが如きnチャネルLD−MOSトラン
ジスタにて形成する。かかる構成においては、負荷に負
荷駆動電源VDDを供給する高電圧側のトランジスタすな
わちトランジスタQ1及びQ3がpチャネルタイプであ
るので、かかるトランジスタをオン・オフ制御する駆動
制御信号の信号レベルを負荷駆動電源VDDよりも大レベ
ルにする必要がない。更に、全てのトランジスタがLD
−MOS構造となっているのでオン抵抗が低い。よって
ダイサイズを大きくすることなく負荷に十分な電流を供
給することが出来るのである。
及びQ3を図5に示されるが如きpチャネルLD−MO
Sトランジスタにて形成し、トランジスタQ2及びQ4
を図5に示されるが如きnチャネルLD−MOSトラン
ジスタにて形成する。かかる構成においては、負荷に負
荷駆動電源VDDを供給する高電圧側のトランジスタすな
わちトランジスタQ1及びQ3がpチャネルタイプであ
るので、かかるトランジスタをオン・オフ制御する駆動
制御信号の信号レベルを負荷駆動電源VDDよりも大レベ
ルにする必要がない。更に、全てのトランジスタがLD
−MOS構造となっているのでオン抵抗が低い。よって
ダイサイズを大きくすることなく負荷に十分な電流を供
給することが出来るのである。
【0026】
【発明の効果】上記したことから明らかな如く、本発明
による高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置は、比較的
高い電流供給能力をもつLD(lateral diffused)−M
OS構造トランジタにおけるCMOS化を実現したもの
である。かかる半導体集積装置にて構成された本発明に
よる高負荷駆動ドライバ装置は、負荷に負荷駆動電源を
供給する高電圧側のトランジスタをpチャネルLD−M
OS構造にて構成している。
による高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置は、比較的
高い電流供給能力をもつLD(lateral diffused)−M
OS構造トランジタにおけるCMOS化を実現したもの
である。かかる半導体集積装置にて構成された本発明に
よる高負荷駆動ドライバ装置は、負荷に負荷駆動電源を
供給する高電圧側のトランジスタをpチャネルLD−M
OS構造にて構成している。
【0027】よって、本発明によれば、負荷に駆動電源
を供給するトランジスタをオン・オフ制御する駆動制御
信号の信号レベルを、かかる負荷駆動電源電圧よりも大
レベルにする必要がないので、チャージポンプ回路等の
制御信号用レベルシフト回路が不要となり好ましいので
ある。又、全てのトランジスタがLD−MOS構造とな
っているので、スイッチングオン状態時のでオン抵抗が
低い。従って、ダイサイズを大きくすることなく負荷に
十分な電流を供給することが出来るので、製造上の歩留
まりを高くすることが出来る。更に、全ての製造行程が
pn接合分離によりなされるので、通常のCMOSプロ
セス技術にて製造が可能となり好ましいのである。
を供給するトランジスタをオン・オフ制御する駆動制御
信号の信号レベルを、かかる負荷駆動電源電圧よりも大
レベルにする必要がないので、チャージポンプ回路等の
制御信号用レベルシフト回路が不要となり好ましいので
ある。又、全てのトランジスタがLD−MOS構造とな
っているので、スイッチングオン状態時のでオン抵抗が
低い。従って、ダイサイズを大きくすることなく負荷に
十分な電流を供給することが出来るので、製造上の歩留
まりを高くすることが出来る。更に、全ての製造行程が
pn接合分離によりなされるので、通常のCMOSプロ
セス技術にて製造が可能となり好ましいのである。
【図1】高負荷駆動ドライバの回路構成を示す図であ
る。
る。
【図2】従来のCMOS構造による半導体集積装置の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】nチャネルLD−MOSトランジスの構成を示
す図である。
す図である。
【図4】pチャネルLD−MOSトランジスの構成を示
す図である。
す図である。
【図5】本発明による高負荷駆動ドライバ用半導体集積
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図6】本発明による高負荷駆動ドライバ装置の構成を
示す図である。
示す図である。
20 NH層 21 NL層
Claims (6)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板の表面近傍に形
成された第2導電型の第1ウェル領域と、前記第1ウェ
ル領域内の表面近傍に形成された第1導電型の第1拡散
層と、前記第1拡散層内の表面近傍に形成された第2導
電型の第1拡散領域と、前記第1ウェル領域内の表面近
傍に形成された第2導電型の第2拡散領域と、前記第1
拡散領域、前記第1拡散層、前記第1ウェル領域及び前
記第2拡散領域夫々に付着して形成された第1ゲート酸
化膜と、前記第1ゲート酸化膜に付着して形成された第
1ポリシリコン層と、前記第1拡散層及び前記第1拡散
領域を接続して形成された第1ソース電極と、前記第1
ポリシリコン層に接続して形成された第1ゲート電極
と、前記第2拡散領域に接続して形成された第1ドレイ
ン電極とからなる第2導電型トランジスタと、 前記半導体基板の表面近傍に形成された第2導電型の第
2ウェル領域と、前記第2ウェル領域内の表面近傍に形
成された前記第2ウェル領域よりも高濃度の第2導電型
の第2拡散層と、前記第2拡散層内の表面近傍に形成さ
れた第1導電型の第3拡散領域と、前記第2ウェル領域
内の表面近傍に形成された第1導電型の第4拡散領域
と、前記第2ウェル領域内の表面近傍における前記第2
拡散層と前記第4拡散領域との間に形成された前記第2
ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層と、
前記第3拡散領域、前記第2拡散層、前記第3拡散層及
び前記第4拡散領域夫々に付着して形成された第2ゲー
ト酸化膜と、前記第2ゲート酸化膜に付着しで形成され
た第2ポリシリコン層と、前記第2拡散層及び前記第3
拡散領域を接続して形成された第2ソース電極と、前記
第2ポリシリコン層に接続して形成された第2ゲート電
極と、前記第4拡散領域に接続して形成された第2ドレ
イン電極とからなる第1導電型トランジスタとを有する
ことを特徴とする高負荷駆動ドライバ用半導体集積装
置。 - 【請求項2】 前記第3拡散層は、前記第2ウェル領域
内の表面近傍における前記第2拡散層と前記第4拡散領
域との間にボロンを注入して形成されることを特徴とす
る請求項1記載の高負荷駆動ドライバ用半導体集積装
置。 - 【請求項3】 前記第1拡散層の不純物濃度は前記第1
ウェル領域の濃度よりも高濃度であることを特徴とする
請求項1記載の高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置。 - 【請求項4】各々のドレイン電極に負荷駆動用高電圧が
印加されている第1及び第3トランジスタと、各々のソ
ース電極に負荷駆動用低電圧が印加されている第2及び
第4トランジスタと、前記第1トランジスタのソース電
極と前記第2トランジスタのドレイン電極とを接続する
第1負荷駆動出力端子と、前記第3トランジスタのソー
ス電極と前記第4トランジスタのドレイン電極とを接続
する第2負荷駆動出力端子とを有する高負荷駆動ドライ
バ装置であって、 前記第2及び第4トランジスタの各々は、 第1導電型の半導体基板の表面近傍に形成された第2導
電型の第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域内の表面
近傍に形成された第1導電型の第1拡散層と、前記第1
拡散層内の表面近傍に形成された第2導電型の第1拡散
領域と、前記第1ウェル領域内の表面近傍に形成された
第2導電型の第2拡散領域と、前記第1拡散領域、前記
第1拡散層、前記第1ウェル領域及び前記第2拡散領域
夫々に付着して形成された第1ゲート酸化膜と、前記第
1ゲート酸化膜に付着して形成された第1ポリシリコン
層と、前記第1拡散層反び前記第4拡散領域を接続して
形成された第1ソース電極と、前記第1ポリシリコン層
に接続して形成された第1ゲート電極と、前記第2拡散
領域に接続して形成された第1ドレイン電極とからなる
第2導電型のトランジスタであり、 前記第1及び第3トランジスタの各々は、 前記半導体基板の表面近傍に形成された第2導電型の第
2ウェル領域と、前記第2ウェル領域内の表面近傍に形
成された前記第2ウェル領域よりも高濃度の第2導電型
の第2拡散層と、前記第2拡散層内の表面近傍に形成さ
れた第1導電型の第3拡散領域と、前記第2ウェル領域
内の表面近傍に形成された第1導電型の第4拡散領域
と、前記第2ウェル領域内の表面近傍における前記第2
拡散層と前記第4拡散領域との間に形成された前記第2
ウェル領域よりも低濃度の第2導電型の第3拡散層と、
前記第3拡散領域、前記第2拡散層、前記第3拡散層及
び前記第4拡散領域夫々に付着して形成された第2ゲー
ト酸化膜と、前記第2ゲート酸化膜に付着して形成され
た第2ポリシリコン層と、前記第2拡散層及び前記第3
拡散領域を接続して形成された第2ソース電極と、前記
第2ポリシリコン層に 接続して形成された第2ゲート電
極と、前記第4拡散領域に接続して形成された第2ドレ
イン電極とからなる第1導電型のトランジスタであるこ
とを特徴とする高負荷駆動ドライバ装置。 - 【請求項5】 前記第3拡散層は、前記第2ウェル領域
内の表面近傍における前記第2拡散層と前記第4拡散領
域との間にボロンを注入して形成されることを特徴とす
る請求項4記載の高負荷駆動ドライバ装置。 - 【請求項6】 前記第1拡散層の不純物濃度は前記第1
ウェル領域の濃度よりも高濃度であることを特徴とする
請求項4記載の高負荷駆動ドライバ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012692A JP2920061B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置及び高負荷駆動ドライバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012692A JP2920061B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置及び高負荷駆動ドライバ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221196A JPH07221196A (ja) | 1995-08-18 |
JP2920061B2 true JP2920061B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=11812438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012692A Expired - Lifetime JP2920061B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 高負荷駆動ドライバ用半導体集積装置及び高負荷駆動ドライバ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920061B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10189762A (ja) | 1996-12-20 | 1998-07-21 | Nec Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP6651957B2 (ja) * | 2016-04-06 | 2020-02-19 | 株式会社デンソー | 半導体装置およびその製造方法 |
CN111628002B (zh) * | 2020-06-08 | 2023-05-23 | 无锡光磊电子科技有限公司 | 一种mos管 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2940954A1 (de) * | 1979-10-09 | 1981-04-23 | Nixdorf Computer Ag, 4790 Paderborn | Verfahren zur herstellung von hochspannungs-mos-transistoren enthaltenden mos-integrierten schaltkreisen sowie schaltungsanordnung zum schalten von leistungsstromkreisen unter verwendung derartiger hochspannungs-mos-transistoren |
JPS63104463A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Nec Corp | 絶縁ゲ−ト電界効果半導体装置 |
US4712124A (en) * | 1986-12-22 | 1987-12-08 | North American Philips Corporation | Complementary lateral insulated gate rectifiers with matched "on" resistances |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6012692A patent/JP2920061B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07221196A (ja) | 1995-08-18 |
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