JP2919454B1 - 家具などの収納ガイド装置 - Google Patents
家具などの収納ガイド装置Info
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- JP2919454B1 JP2919454B1 JP10059791A JP5979198A JP2919454B1 JP 2919454 B1 JP2919454 B1 JP 2919454B1 JP 10059791 A JP10059791 A JP 10059791A JP 5979198 A JP5979198 A JP 5979198A JP 2919454 B1 JP2919454 B1 JP 2919454B1
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Abstract
【要約】
【課題】 金庫などの重量物をキャリアに載せて、家具
などの収納部に対して出し入れする際に、前記キャリア
の円滑な移動を可能にすると共に、その移動過程で制動
力が作用し、キャリアの低速移動が維持でき、損傷など
の危険を回避できる、簡単な構造の、家具などの収納ガ
イド装置を提供する。 【解決手段】 家具などの収納ガイド装置は、その収納
部1の床部材1aには、重量物Wなどのキャリア2を載
せて出入方向に滑らせるように床部材1aに配置された
支持レール4を具備しており、支持レールは、前後に延
びるガイド溝5と、各区間毎にガイド溝5内に転動およ
び移動可能に配置されて、その頂部でキャリア2を支持
するコロ6とから構成されている。
などの収納部に対して出し入れする際に、前記キャリア
の円滑な移動を可能にすると共に、その移動過程で制動
力が作用し、キャリアの低速移動が維持でき、損傷など
の危険を回避できる、簡単な構造の、家具などの収納ガ
イド装置を提供する。 【解決手段】 家具などの収納ガイド装置は、その収納
部1の床部材1aには、重量物Wなどのキャリア2を載
せて出入方向に滑らせるように床部材1aに配置された
支持レール4を具備しており、支持レールは、前後に延
びるガイド溝5と、各区間毎にガイド溝5内に転動およ
び移動可能に配置されて、その頂部でキャリア2を支持
するコロ6とから構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、据置き
形の収納家具あるいは押入れなど造付け形の建具のよう
な家具などの収納ガイド装置に関するものであり、特
に、家具などの収納部に対して、金庫やテレビなどの重
量物を収納する際に使用する収納ガイド装置に関するも
のである。
形の収納家具あるいは押入れなど造付け形の建具のよう
な家具などの収納ガイド装置に関するものであり、特
に、家具などの収納部に対して、金庫やテレビなどの重
量物を収納する際に使用する収納ガイド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】金庫やテレビなどの重量物を、上述した
家具などの収納部に収納する際に、その重量物を抱えた
まま、前方から前記収納部内に装填するのは、甚だ困難
であり、危険を伴う。
家具などの収納部に収納する際に、その重量物を抱えた
まま、前方から前記収納部内に装填するのは、甚だ困難
であり、危険を伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
基づいてなされたもので、金庫やテレビなどの重量物を
キャリアに載せたままの状態で、家具などの収納部に対
して出し入れするとともに前記キャリアの円滑な移動を
可能にし、さらに、その移動過程で制動力が作用し、キ
ャリアの低速移動が維持でき、損傷などの危険を回避で
きる、簡単な構造の、家具などの収納ガイド装置を提供
しようとするものである。
基づいてなされたもので、金庫やテレビなどの重量物を
キャリアに載せたままの状態で、家具などの収納部に対
して出し入れするとともに前記キャリアの円滑な移動を
可能にし、さらに、その移動過程で制動力が作用し、キ
ャリアの低速移動が維持でき、損傷などの危険を回避で
きる、簡単な構造の、家具などの収納ガイド装置を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図示の実施の形態でも明らかにしたように、前方開放の
家具や建具などの収納部1に対して、キャリア2に載せ
た重量物Wなどを出し入れするための家具などの収納ガ
イド装置Aであって、前記収納部1の床部材1aには、
前記キャリア2を載せて出入方向に滑らせるように前記
床部材1aに配置された支持レール4を具備しており、
前記支持レール4は、前記出入方向に延びるガイド溝5
と、該ガイド溝5内に転動および移動可能に配置され
て、その頂部で前記キャリア2を支持するコロ6とから
構成されていることを特徴としている。
図示の実施の形態でも明らかにしたように、前方開放の
家具や建具などの収納部1に対して、キャリア2に載せ
た重量物Wなどを出し入れするための家具などの収納ガ
イド装置Aであって、前記収納部1の床部材1aには、
前記キャリア2を載せて出入方向に滑らせるように前記
床部材1aに配置された支持レール4を具備しており、
前記支持レール4は、前記出入方向に延びるガイド溝5
と、該ガイド溝5内に転動および移動可能に配置され
て、その頂部で前記キャリア2を支持するコロ6とから
構成されていることを特徴としている。
【0005】さらに、詳しくは、収納部1の床部材1a
には、前後に延びるガイドレール3と、キャリア2を載
せて出入方向に滑らせるように床部材1aの左右に配置
された支持レール4、4とが具備されており、各支持レ
ール4は、区間を分割して前後に延びるガイド溝5と、
各区間(5a〜5f)毎にガイド溝5内に転動および移
動可能に配置されて、その頂部でキャリア2を支持する
コロ6とから構成されている。
には、前後に延びるガイドレール3と、キャリア2を載
せて出入方向に滑らせるように床部材1aの左右に配置
された支持レール4、4とが具備されており、各支持レ
ール4は、区間を分割して前後に延びるガイド溝5と、
各区間(5a〜5f)毎にガイド溝5内に転動および移
動可能に配置されて、その頂部でキャリア2を支持する
コロ6とから構成されている。
【0006】この場合、その実施の形態として、各支持
レール4のガイド溝5は、各区間を通す連続した溝であ
り、前記区間の分割箇所には、前記コロの移動を阻止す
るストッパー7が設けられていること、ガイド溝5はV
字形溝であり、コロ6はベアリングによるボール形状で
あること、更には、キャリア2と前記床部材とを、少な
くともキャリア2の収納状態においてロックするロック
機構8が装備されていることが好ましい。また、キャリ
ア2と床部材との対向面には、互いに凹凸係合してキャ
リア2を前後方向に案内するガイドレール3と溝条2a
が形成されていることが、キャリア2の引出しの安定性
及び横揺れ防止のために好ましい。
レール4のガイド溝5は、各区間を通す連続した溝であ
り、前記区間の分割箇所には、前記コロの移動を阻止す
るストッパー7が設けられていること、ガイド溝5はV
字形溝であり、コロ6はベアリングによるボール形状で
あること、更には、キャリア2と前記床部材とを、少な
くともキャリア2の収納状態においてロックするロック
機構8が装備されていることが好ましい。また、キャリ
ア2と床部材との対向面には、互いに凹凸係合してキャ
リア2を前後方向に案内するガイドレール3と溝条2a
が形成されていることが、キャリア2の引出しの安定性
及び横揺れ防止のために好ましい。
【0007】また、本発明では、更に、収納部1の前側
において、支持レール4のレベルに、キャリア2を支持
する支持レール9を具備したアタッチメントBが装備さ
れている。支持レール9、9は、上記左右の支持レール
4、4に沿って左右に設けられることが望ましい。アタ
ッチメントBは、家具本体Cに結合されていても、家具
本体Cとは分離されていても良い。
において、支持レール4のレベルに、キャリア2を支持
する支持レール9を具備したアタッチメントBが装備さ
れている。支持レール9、9は、上記左右の支持レール
4、4に沿って左右に設けられることが望ましい。アタ
ッチメントBは、家具本体Cに結合されていても、家具
本体Cとは分離されていても良い。
【0008】この場合、その実施の形態として、アタッ
チメントBの支持レール9、9は、収納部1側の支持レ
ール4、4と同等な構造を持っていること、アタッチメ
ントBは、使用状態でキャリア2の左右を支持する支持
レール9、9をそれぞれ備えた台部材10、10、およ
び、台部材10、10をヒンジ機構11、12を介して
連結する連結部材13から構成されていることが好まし
い。
チメントBの支持レール9、9は、収納部1側の支持レ
ール4、4と同等な構造を持っていること、アタッチメ
ントBは、使用状態でキャリア2の左右を支持する支持
レール9、9をそれぞれ備えた台部材10、10、およ
び、台部材10、10をヒンジ機構11、12を介して
連結する連結部材13から構成されていることが好まし
い。
【0009】このような構成では、キャリア2を、ガイ
ドレール3に沿って案内する際に、ガイド溝5内でコロ
6が転動し、収納部1に対するキャリア2の出し入れを
円滑に行うことができ、しかも、転動に伴って、所要区
間の範囲で移動したコロ6は区間の終端で、その移動が
停止されると、ガイド溝5との接触面およびキャリア2
との支持面で滑り摩擦を生じ、キャリア2に制動力を作
用させるから、収納部2に対する過剰な速度でのキャリ
ア2の出し入れを防止し、所望の低速度に維持できる。
従って、出し入れ操作に危険がなく、しかも、運動慣性
力で、衝撃による損傷を家具などに負わせる虞もない。
ドレール3に沿って案内する際に、ガイド溝5内でコロ
6が転動し、収納部1に対するキャリア2の出し入れを
円滑に行うことができ、しかも、転動に伴って、所要区
間の範囲で移動したコロ6は区間の終端で、その移動が
停止されると、ガイド溝5との接触面およびキャリア2
との支持面で滑り摩擦を生じ、キャリア2に制動力を作
用させるから、収納部2に対する過剰な速度でのキャリ
ア2の出し入れを防止し、所望の低速度に維持できる。
従って、出し入れ操作に危険がなく、しかも、運動慣性
力で、衝撃による損傷を家具などに負わせる虞もない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して、具体的に説明する。本発明の収納ガイド装
置Aは、前方開放の収納部1に対して、キャリア2に載
せた重量物Wを出し入れするためのもので、基本的に
は、収納部1の床部材には、前後に延びるガイドレール
3と、キャリア2を載せて出入方向に滑らせるように前
記床部材の左右に配置された支持レール4、4とが具備
されており、各支持レール4は、区間を分割して前後に
延びるガイド溝5と、各区間(5a〜5f)毎にガイド
溝5内に転動および移動可能に配置されて、その頂部で
キャリア2を支持するコロ6とから構成されている。
を参照して、具体的に説明する。本発明の収納ガイド装
置Aは、前方開放の収納部1に対して、キャリア2に載
せた重量物Wを出し入れするためのもので、基本的に
は、収納部1の床部材には、前後に延びるガイドレール
3と、キャリア2を載せて出入方向に滑らせるように前
記床部材の左右に配置された支持レール4、4とが具備
されており、各支持レール4は、区間を分割して前後に
延びるガイド溝5と、各区間(5a〜5f)毎にガイド
溝5内に転動および移動可能に配置されて、その頂部で
キャリア2を支持するコロ6とから構成されている。
【0011】なお、この実施の形態では、キャリア2は
板状であり、その底面には、ガイドレール3に対応し
て、これに摺動する溝条2aが形成されている。ガイド
レール3と溝条2aは、互いに係合する凹凸形状であ
る。キャリア2にガイドレール3を形成し、家具の内底
面に溝条2aを形成してもよい。また、各支持レール4
のガイド溝5は、V字形溝であり、各区間(5a〜5
f)を通す連続した溝であり、前記区間の分割箇所に
は、前記コロの移動を阻止するストッパー7が設けられ
ている。なお、このストッパー7は、支持レール4の上
方から植え込まれたピン形状であり、その胴部をガイド
溝5の側面から内側に迫り出した状態で取り付けられて
いるが、前記区間の分割箇所毎にストッパー用ネジを支
持レール4にネジ込んで置いてもよい。また、この実施
の形態では、コロ6はベアリングによるボール形状であ
る。また、キャリア2の底面には、支持レール4に沿っ
てプラスチックテープなどによる滑り板4cが添着され
ている。
板状であり、その底面には、ガイドレール3に対応し
て、これに摺動する溝条2aが形成されている。ガイド
レール3と溝条2aは、互いに係合する凹凸形状であ
る。キャリア2にガイドレール3を形成し、家具の内底
面に溝条2aを形成してもよい。また、各支持レール4
のガイド溝5は、V字形溝であり、各区間(5a〜5
f)を通す連続した溝であり、前記区間の分割箇所に
は、前記コロの移動を阻止するストッパー7が設けられ
ている。なお、このストッパー7は、支持レール4の上
方から植え込まれたピン形状であり、その胴部をガイド
溝5の側面から内側に迫り出した状態で取り付けられて
いるが、前記区間の分割箇所毎にストッパー用ネジを支
持レール4にネジ込んで置いてもよい。また、この実施
の形態では、コロ6はベアリングによるボール形状であ
る。また、キャリア2の底面には、支持レール4に沿っ
てプラスチックテープなどによる滑り板4cが添着され
ている。
【0012】更に、収納部1にキャリア2を収納した状
態で、キャリア2と床部材1aとをロックするロック機
構8が装備されている。このロック機構には、図示のよ
うに、頭付きのロックピン8aを床部材1aの前縁に取
付け、また、このロックピン8aに係合するフック8b
をキャリア2の前縁に枢支した構造を採用することがで
きる。なお、ロック機構として、床部材の前縁に近い位
置で、前記床部材に、その上面からネジ孔を形成すると
共に、これに対応する位置で、キャリアにネジ挿通孔を
形成し、これに対してネジを挿通して、前記ネジ孔に螺
合することにより、キャリアを前記床部材に固定する構
造を採用してもよい。
態で、キャリア2と床部材1aとをロックするロック機
構8が装備されている。このロック機構には、図示のよ
うに、頭付きのロックピン8aを床部材1aの前縁に取
付け、また、このロックピン8aに係合するフック8b
をキャリア2の前縁に枢支した構造を採用することがで
きる。なお、ロック機構として、床部材の前縁に近い位
置で、前記床部材に、その上面からネジ孔を形成すると
共に、これに対応する位置で、キャリアにネジ挿通孔を
形成し、これに対してネジを挿通して、前記ネジ孔に螺
合することにより、キャリアを前記床部材に固定する構
造を採用してもよい。
【0013】また、本発明では、更に、収納部1の前側
において、キャリア2を収納部1に対して出し入れする
際に、支持レール4の水平レベルにキャリア2を維持す
るように、キャリア2を、その左右で支持する支持レー
ル9、9を具備したアタッチメントBが装備されてい
る。なお、この実施の形態では、アタッチメントBの支
持レール9、9は、収納部1側の支持レール4、4と同
等な構造を持っており、アタッチメントBは、使用状態
でキャリア2の左右を支持する支持レール9、9をそれ
ぞれ備えた梁状の台部材10、10、および、これら台
部材10、10をヒンジ機構11、12を介して連結す
る連結部材13から構成されている。
において、キャリア2を収納部1に対して出し入れする
際に、支持レール4の水平レベルにキャリア2を維持す
るように、キャリア2を、その左右で支持する支持レー
ル9、9を具備したアタッチメントBが装備されてい
る。なお、この実施の形態では、アタッチメントBの支
持レール9、9は、収納部1側の支持レール4、4と同
等な構造を持っており、アタッチメントBは、使用状態
でキャリア2の左右を支持する支持レール9、9をそれ
ぞれ備えた梁状の台部材10、10、および、これら台
部材10、10をヒンジ機構11、12を介して連結す
る連結部材13から構成されている。
【0014】更に詳述すれば、この実施の形態では、支
持レール4、4あるいは支持レール9、9の各々は、そ
の収納部1の床部材1aあるいは台部材10、10に形
成した溝に、区間毎に分割されたV字形断面の金属製レ
ール4a、4a(例えば、アルミ製レール)を埋め込
み、そこに所要個数のボールベアリング状のコロ6を載
せ、各レールの両側縁に貼り付けた帯状の滑り板4b、
4bで、コロ6の抜け出しを防止している。また、上述
のヒンジ機構11は通常の蝶番形式であるが、ヒンジ機
構12は、図6に示すように、360度旋回できる二重
蝶番形式(それぞれの台部材10、10に対して、ヒン
ジ取付板12a、12bでヒンジされた第1ヒンジピン
12c、12dと、これらに対して、ヒンジ板12e、
12fを介して、ヒンジされた第2ヒンジピン12g、
12hとを具備している)になっている。
持レール4、4あるいは支持レール9、9の各々は、そ
の収納部1の床部材1aあるいは台部材10、10に形
成した溝に、区間毎に分割されたV字形断面の金属製レ
ール4a、4a(例えば、アルミ製レール)を埋め込
み、そこに所要個数のボールベアリング状のコロ6を載
せ、各レールの両側縁に貼り付けた帯状の滑り板4b、
4bで、コロ6の抜け出しを防止している。また、上述
のヒンジ機構11は通常の蝶番形式であるが、ヒンジ機
構12は、図6に示すように、360度旋回できる二重
蝶番形式(それぞれの台部材10、10に対して、ヒン
ジ取付板12a、12bでヒンジされた第1ヒンジピン
12c、12dと、これらに対して、ヒンジ板12e、
12fを介して、ヒンジされた第2ヒンジピン12g、
12hとを具備している)になっている。
【0015】なお、この実施の形態で採用された家具
は、家具匡体Cの上部に複数段の抽出匡体14を収納す
る収納部C1を具備しており、その下側に、前述の収納
部1を構成している。そして、収納部1の頂部両側壁に
は、それぞれ、ガイドピン15、15が設けてあり、こ
れにガイドされる溝条16aを両外側に形成した落戸1
6が、収納部1の頂部に出入可能に収納されていて、引
き出した際に、その前縁を引き下ろして、収納部1の前
方開放部を閉じられるようになっている。
は、家具匡体Cの上部に複数段の抽出匡体14を収納す
る収納部C1を具備しており、その下側に、前述の収納
部1を構成している。そして、収納部1の頂部両側壁に
は、それぞれ、ガイドピン15、15が設けてあり、こ
れにガイドされる溝条16aを両外側に形成した落戸1
6が、収納部1の頂部に出入可能に収納されていて、引
き出した際に、その前縁を引き下ろして、収納部1の前
方開放部を閉じられるようになっている。
【0016】このような構成では、キャリア2を、その
溝条2aをガイドレール3に沿って案内する際に、キャ
リア2の底面に接触しているコロ6が、ガイド溝5内で
転動し、移動することで、収納部1に対するキャリア2
の出し入れを円滑に行うことができる。しかも、転動に
伴って、所要区間(5a〜5f)の範囲で移動したコロ
6は、各区間の終端で、その移動が停止されると、ガイ
ド溝5との接触面およびキャリア2との支持面で滑り摩
擦を生じ、キャリア2に制動力を作用させるから、収納
部2に対する過剰な速度でのキャリア2の出し入れを防
止し、その結果として、所望の低速度に維持できる。従
って、出し入れ操作に危険がなく、しかも、キャリア2
上に、仮に、金庫などの重量物Wを載せていても、その
運動慣性力で、衝撃による損傷を家具に負わせる虞もな
い。
溝条2aをガイドレール3に沿って案内する際に、キャ
リア2の底面に接触しているコロ6が、ガイド溝5内で
転動し、移動することで、収納部1に対するキャリア2
の出し入れを円滑に行うことができる。しかも、転動に
伴って、所要区間(5a〜5f)の範囲で移動したコロ
6は、各区間の終端で、その移動が停止されると、ガイ
ド溝5との接触面およびキャリア2との支持面で滑り摩
擦を生じ、キャリア2に制動力を作用させるから、収納
部2に対する過剰な速度でのキャリア2の出し入れを防
止し、その結果として、所望の低速度に維持できる。従
って、出し入れ操作に危険がなく、しかも、キャリア2
上に、仮に、金庫などの重量物Wを載せていても、その
運動慣性力で、衝撃による損傷を家具に負わせる虞もな
い。
【0017】特に、この実施の形態では、アタッチメン
トBを採用することにより、キャリア2を収納部1の前
側に引き出して、支持レール9、9上に置いて、そこに
重量物を載せ、水平に収納部1側に押し込むことで、床
部材1a側にキャリア2を乗り移らせることができるの
で、収納部1への重量物Wの装填が容易に行える。な
お、このようなキャリアの移動操作は、逆に、収納部1
から重量物Wを取り出す際にも採用される。
トBを採用することにより、キャリア2を収納部1の前
側に引き出して、支持レール9、9上に置いて、そこに
重量物を載せ、水平に収納部1側に押し込むことで、床
部材1a側にキャリア2を乗り移らせることができるの
で、収納部1への重量物Wの装填が容易に行える。な
お、このようなキャリアの移動操作は、逆に、収納部1
から重量物Wを取り出す際にも採用される。
【0018】なお、この実施の形態では、アタッチメン
トBを、単に収納部1の前側に置いて、収納部への、あ
るいは、収納部からのキャリアの乗り換えを行うように
しているが、所要の連係手段で、アタッチメントBと収
納部1とを互いに連係して、例えば、アタッチメントB
側に設けたガイドレール(図示せず)を収納部1側のガ
イドレール3に接続して、キャリア2を正確にガイドす
る構成にしてもよい。また、支持レール9、9を備えた
台部材10、10を独立して、収納部1内で、その床部
材1aの両側に出し入れ自在に収納して置き、必要な時
に、前方に引き出して、キャリア2の出し入れに際し
て、アタッチメントBとして、使用する構成にしてもよ
い。更に、本発明の収納ガイド装置Aは、この実施の形
態では、据置き形の家具について説明しているが、造付
け形の家具(建具)などにも採用できることは、勿論で
ある。さらに、上記のようなアタッチメントBを使用す
ることなく、引出し状態としたキャリア2の底部を本や
桟木で支えて押し込むようにして使用することもでき
る。
トBを、単に収納部1の前側に置いて、収納部への、あ
るいは、収納部からのキャリアの乗り換えを行うように
しているが、所要の連係手段で、アタッチメントBと収
納部1とを互いに連係して、例えば、アタッチメントB
側に設けたガイドレール(図示せず)を収納部1側のガ
イドレール3に接続して、キャリア2を正確にガイドす
る構成にしてもよい。また、支持レール9、9を備えた
台部材10、10を独立して、収納部1内で、その床部
材1aの両側に出し入れ自在に収納して置き、必要な時
に、前方に引き出して、キャリア2の出し入れに際し
て、アタッチメントBとして、使用する構成にしてもよ
い。更に、本発明の収納ガイド装置Aは、この実施の形
態では、据置き形の家具について説明しているが、造付
け形の家具(建具)などにも採用できることは、勿論で
ある。さらに、上記のようなアタッチメントBを使用す
ることなく、引出し状態としたキャリア2の底部を本や
桟木で支えて押し込むようにして使用することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、簡
単な構造でありながら、金庫やテレビなどの重量物をキ
ャリアに載せて、家具などの収納部に対して出し入れす
る際に、前記キャリアの円滑な移動を可能にする。
単な構造でありながら、金庫やテレビなどの重量物をキ
ャリアに載せて、家具などの収納部に対して出し入れす
る際に、前記キャリアの円滑な移動を可能にする。
【0020】また、コロの移動をガイド溝内の途中でス
トッパーにより停止させる構造とすることにより、その
移動過程で制動力が作用し、キャリアの低速移動が維持
でき、損傷などの危険を回避できる。
トッパーにより停止させる構造とすることにより、その
移動過程で制動力が作用し、キャリアの低速移動が維持
でき、損傷などの危険を回避できる。
【0021】さらに、キャリアを凹凸形状の溝条とガイ
ドレールにより前後に案内させるようにすれば、キャリ
アの横揺れが防止でき、キャリアの円滑な移動がさらに
可能となる。
ドレールにより前後に案内させるようにすれば、キャリ
アの横揺れが防止でき、キャリアの円滑な移動がさらに
可能となる。
【図1】本発明の実施の形態を説明するための概略斜視
図である。
図である。
【図2】同じく、要部の横断平面図である。
【図3】同じく、縦断側面図である。
【図4】同じく、縦断正面図である。
【図5】同じく、アタッチメントの使用態様を示す要部
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図6】同じく、アタッチメントのヒンジ機構の一方を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
A 収納ガイド装置 B アタッチメント C 家具本体 C1 収納部 1 収納部 1a 床部材 2 キャリア 2a 溝条 3 ガイドレール 4 支持レール 4a 金属製レール 4b 滑り板 5 ガイド溝 5a〜5f 区間 6 コロ 7 ストッパー 8 ロック機構 8a ロックピン 8b フック 9 支持レール 10 台部材 11、12 ヒンジ機構 12a、12b ヒンジ取付板 12c、12d 第1ヒンジピン 12e、12f ヒンジ板 12g、12h 第2ヒンジピン 13 連結部材 14 抽出匡体 15 ガイドピン 16 落戸 16a 溝条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−125642(JP,U) 実開 昭61−184445(JP,U) 実開 昭64−1525(JP,U) 実公15916(大正13年)(JP,Y1 T) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 88/00 - 88/22
Claims (5)
- 【請求項1】 前方開放の収納部に対して、キャリアに
載せた重量物などを出し入れするための家具などの収納
ガイド装置であって、 前記収納部の床部材には、前記キャリアを載せて出入方
向に滑らせるように前記床部材に配置された支持レール
を具備しており、 前記支持レールは、前記出入方向に延びるガイド溝と、
該ガイド溝内に転動および移動可能に配置されて、その
頂部で前記キャリアを支持するコロとから構成され、前
記支持レールのガイド溝の途中には、前記コロの移動を
阻止するストッパーが設けられ、ストッパー前後のガイ
ド溝の区間内にコロが設けられていることを特徴とする
家具などの収納ガイド装置。 - 【請求項2】 前記ガイド溝はV字形溝であり、前記コ
ロはボール形状であることを特徴とする請求項1に記載
の家具などの収納ガイド装置。 - 【請求項3】 前記キャリアと前記床部材との対向面に
は、互いに係合してキャリアを前後方向に案内するガイ
ドレールと溝条が形成されていることを特徴とする請求
項1又は2に記載の家具などの収納ガイド装置。 - 【請求項4】 前記キャリアと前記床部材とを少なくと
もキャリアの収納状態でロックするロック機構が装備さ
れていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の
家具などの収納ガイド装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の収納ガイド装置におい
て、 前記収納部前側において、前記収納部の床部のレベル
に、前記キャリアを支持する支持レールを具備した構造
のアタッチメントを備え、前記支持レールは前記出し入
れ方向に延びるガイド溝と、該ガイド溝内に転動および
移動可能に配置されて、その頂部で前記キャリアを支持
するコロとから構成されていることを特徴とする家具な
どの収納ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10059791A JP2919454B1 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 家具などの収納ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10059791A JP2919454B1 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 家具などの収納ガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2919454B1 true JP2919454B1 (ja) | 1999-07-12 |
JPH11253254A JPH11253254A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13123471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10059791A Expired - Fee Related JP2919454B1 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 家具などの収納ガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2919454B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089790A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Kunisada Seisakusho:Kk | 物品保管庫 |
KR101352439B1 (ko) * | 2012-07-26 | 2014-01-20 | (주)세고스 | 서랍용 슬라이드 장치 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP10059791A patent/JP2919454B1/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
実公15916(大正13年)(JP,Y1 T) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11253254A (ja) | 1999-09-21 |
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