JP2919431B2 - ネジ切り制御装置 - Google Patents

ネジ切り制御装置

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JP2919431B2 JP10929797A JP10929797A JP2919431B2 JP 2919431 B2 JP2919431 B2 JP 2919431B2 JP 10929797 A JP10929797 A JP 10929797A JP 10929797 A JP10929797 A JP 10929797A JP 2919431 B2 JP2919431 B2 JP 2919431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネジ切り制御装置に
関し、特にバイト等の工具を有した送り軸と加工すべき
加工物を有した回転する主軸とを同期させてネジ切り加
工を制御するネジ切り制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のネジ切り制御装置は、N
Cプログラム12等によりネジ切り開始位置、終了位
置、主軸速度等のネジ切り加工サイクルに必要な指令を
することにより行われている。そして、通常ネジ切り加
工は、ネジ山に添って繰り返し切削を行うので、加工物
に対し刃物の相対的な経路を制御する必要がある。この
ため、ネジ切り時に加工物を保持する主軸の回転に同期
するとともに、主軸の1回転毎に1回発生される基準パ
ルスを使ってネジの切り込み開始位置を示すネジの切り
込み位相及び主軸の回転に同期する工具の送り量を制御
する。
【0003】この従来のネジ切り制御装置の構成を示す
図である図4を参照すると、従来のネジ切り制御装置1
3は、NCプログラム12等からネジ切りに必要な指令
を受け、1回転に1個の基準パルス(以後、一回転信号
46と記載する。)と回転位置パルス(以後、A相・B
相信号45と記載する。)を繰り返して発生するポジシ
ョンコーダ9を有する主軸10からの一回転信号46と
A相・B相信号45とを受け、バイト等の工具を有した
工具軸(以後、送り軸11と記載する。)を制御してい
る。そして、従来のネジ切り制御装置13は、送り軸1
1にこの送り軸11を送るための送り量を繰り返して供
給するときの周期を示す時間(以後、分配周期41と記
載する。)とネジ切り開始を指示する信号を示すネジ切
り開始信号43とネジ切りの開始位置を補正するための
開始位置シフト量44とを出力するとともにネジ切り加
工を制御するCPU14と、ポジションコーダ9より繰
り返して出力されるA相・B相信号45を基にして主軸
10の回転位置を示す主軸10の回転位置A47を算出
し、この算出した主軸10の回転位置A47を位相制御
部16と同期送り量算出部8とへ出力するとともに、ポ
ジションコーダ9から出力される一回転信号46とA相
・B相信号45とにより一回転信号46取り込み時のA
相・B相信号45を示す主軸10の回転位置B48を算
出し一回転信号検出部15と位相制御部16とに出力す
主軸位置検出部2と、主軸位置検出部2から出力され
る主軸10の回転位置A47を、CPU14により指定
される分配周期41(例えば2msec)毎に入力し今
回入力される主軸10の回転位置A47と前回入力した
主軸10の回転位置A47との差分を算出して送り量L
50として送り量切替え部7に出力するとともに今回入
力した主軸10の回転位置A47を記憶する同期送り量
算出部8と、CPU14から出力されるネジ切り開始信
号43を検出すると主軸位置検出部2から出力される主
軸10の回転位置B48を記憶し、この記憶した主軸1
0の回転位置B48と記憶した後に主軸位置検出部2か
ら出力される主軸10の回転位置B48とを比較し比較
値が異なる場合、次の一回転信号46が主軸位置検出部
2に入力されたとみなし検出信号49を位相制御部16
に出力する一回転信号検出部15と、ネジ切り開始信号
43を検出し一回転信号検出部15から出力される検出
信号49を検出すると主軸位置検出部2から出力される
主軸10の回転位置A47と主軸10の回転位置B48
との差を求めこの差とCPU14から出力される開始位
置シフト量44とを加算し送り量M52として送り量切
替え部7に出力し、送り量M52を出力し終わったとき
にネジ切り位相制御完了信号53を送り量切替え部7に
出力する位相制御部16と、位相制御部16からネジ切
り位相制御完了信号53が出力されていないときに、位
相制御部16から出力される送り量M52を送り量O5
1として送り軸11に出力し、位相制御部16からネジ
切り位相制御完了信号53が出力されると、同期送り量
算出部8から出力される送り量L50を送り量O51と
して送り軸11に出力する送り量切替え部7とを備えて
いる。
【0004】次に、この従来のネジ切り制御装置13の
動作を説明する。
【0005】まず、ネジ切り制御装置13が立上がる
と、ポジションコーダ9から出力されるA相・B相信号
45が主軸位置検出部2に出力され、この主軸位置検出
部2では、このA相・B相信号45を基に主軸10の回
転位置A47が算出され位相制御部16および同期送り
量算出部8へ出力される。次に、この同期送り量算出部
8では、主軸位置検出部2から出力される主軸10の回
転位置A47を、CPU14により指定される分配周期
41(例えば2msec)毎に入力し今回入力される主
軸10の回転位置A47と前回入力した主軸10の回転
位置A47との差分を算出して送り量L50として送り
量切替え部7に出力するとともに今回入力した主軸10
の回転位置A47を記憶する。また、主軸位検出部は、
ポジションコーダ9から出力される一回転信号46とA
相・B相信号45とにより一回転信号46取り込み時の
A相・B相信号45を示す主軸10の回転位置B48を
算出し一回転信号検出部15と位相制御部16とに出力
する。次に、一回転信号検出部15は、CPU14から
ネジ切り開始信号43を検出すると、主軸位置検出部
2から出力される主軸10の回転位置B48を記憶す
る。さらに、この記憶した主軸10の回転位置B48と
記憶した後に主軸位置検出部2から出力される主軸10
の回転位置B48とを比較し比較値が異なる場合、次の
一回転信号46が主軸位置検出部2に入力されたとみな
し位相制御部16に検出信号49を出力する。位相制御
部16は、CPU14からのネジ切り開始信号43を検
出し、一回転信号検出部15から出力される検出信号4
9を検出すると主軸位置検出部2から出力される主軸1
0の回転位置A47と主軸10の回転位置B48との差
を求めこの差とCPU14から出力される開始位置シフ
ト量44とを加算し送り量M52として送り量切替え部
7に出力し、送り量M52を出力し終わったときにネジ
切り位相制御完了信号53を送り量切替え部7に出力す
る。送り量切替え部7は、位相制御部16からネジ切り
位相制御完了信号53が出力されていないときに、位相
制御部16から出力される送り量M52を送り量O51
として送り軸11に出力し、位相制御部16からネジ切
り位相制御完了信号53が出力されると、同期送り量算
出部8から出力される送り量L50を送り量O51とし
て送り軸11に出力する。従って、工具を有する送り軸
11がこの送り量O51に従い動作し、この送り軸11
と同期して回転する主軸10に設定された加工物にネジ
を切る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のネジ切
り制御装置は、一回転信号検出部と位相制御部とが、ポ
ジションコーダからのA相・B相信号と一回転信号とを
基にして主軸位置検出部が算出した主軸の回転位置Aと
主軸の回転位置Bとをそのまま使用しているので、主軸
のポジションコーダから出力されるA相・B相信号が不
良なとき及び正規な位置以外で一回転信号が出力された
ときには、加工不良が発生するという問題がある。
【0007】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、主軸のポジションコーダから出力されるA
相・B相信号が不良なとき及び正規な位置以外で一回転
信号が出力されたときに加工不良を発生させないネジ切
り制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のネジ切り
制御装置は、送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの送
った位置からネジ切りをするように前記送り軸と主軸と
を同期させてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装置
において、前記主軸の回転位置を検出するためのA相・
B相信号と前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信
号とを出力する前記主軸に接続されたポジションコーダ
からの前記A相・B相信号と前記一回転信号とにより前
記A相・B相信号の不良を検出するようにするととも
に、前記A相・B相信号より検出した、ネジ切り加工の
動作を開始してから最初の前記一回転信号発生時の主軸
の回転位置Aを示す主軸の回転位置Bを基準値Qとして
格納し、この格納した基準値Qと前記A相・B相信号よ
り検出した前記主軸の回転位置Aとの差の絶対値が0又
は前記予め定められた前記一回転距離値の整数倍になっ
たときに、前記ポジションコーダから出力される前記一
回転信号に対して疑似的な前記一回転信号を示す疑似一
回転信号が発生したとしてこの発生した前記疑似一回転
信号を使用して前記送り軸を前記ネジ切り開始位置まで
送るようにしている。
【0009】本発明の第2のネジ切り制御装置は、送り
軸をネジ切り開始位置まで送りこの送った位置からネジ
切りをするように前記送り軸と主軸とを同期させてネジ
切り加工を制御するネジ切り制御装置において、前記主
軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と前記主
軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力する前
記主軸に接続されたポジションコーダからの前記A相・
B相信号と前記一回転信号とにより、前記主軸が1回転
したときの前記主軸の回転距離を検出し、この検出した
回転距離と予め定められた前記主軸の1回転の距離を示
す一回転距離値とを比較し、一致しないときに前記A相
・B相信号を不良と判定するようにするとともに、前記
A相・B相信号より検出した、ネジ切り加工の動作を開
始してから最初の前記一回転信号発生時の主軸の回転位
置Aを示す主軸の回転位置Bを基準値Qとして格納し、
この格納した基準値Qと前記A相・B相信号より検出し
た前記主軸の回転位置Aとの差の絶対値が0又は前記予
め定められた前記一回転距離値の整数倍になったとき
に、前記ポジションコーダから出力される前記一回転信
号に対して疑似的な前記一回転信号を示す疑似一回転信
号が発生したとしてこの発生した前記疑似一回転信号を
使用して前記送り軸を前記ネジ切り開始位置まで送るよ
うにしている。
【0010】
【0011】本発明の第3のネジ切り制御装置は、送り
軸をネジ切り開始位置まで送りこの送った位置からネジ
切りをするように前記送り軸と主軸とを同期させてネジ
切り加工を制御するネジ切り制御装置において、前記主
軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と前記主
軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力する前
記主軸に接続されたポジションコーダからの前記A相・
B相信号と前記一回転信号とを受け、前記A相・B相信
号より検出した前記一回転信号を受けたときの前記主軸
の回転位置Aを示す前記主軸の回転位置Bを前記一回転
信号を受ける毎に出力する主軸位置検出部と、前記主軸
位置検出部が前回出力した前記主軸の回転位置Bと今回
出力した前記主軸の回転位置Bとの差を示す回転距離を
求めこの回転距離と予め定められた前記主軸の1回転の
距離を示す一回転距離値とを比較し、一致しないときに
前記A相・B相信号を不良と判定しA相・B相信号アラ
ームを出力するA相・B相信号検出部と、を備えて構成
されている。
【0012】また、本発明の第3のネジ切り制御装置
は、前記A相・B相信号検出部は、主軸の回転位置Sと
前記主軸の回転位置Bとを入力し、前記主軸の回転位置
Bを出力するとともにこの主軸の回転位置Bと前記主軸
の回転位置Sとの差の絶対値を差分として出力する減算
部と、前回格納した主軸の回転位置Bを前記主軸の回転
位置Sとして出力し、今回前記減算部が出力した前記主
軸の回転位置Bを格納する記憶部と、前記予め定められ
た前記一回転距離値と前記減算部が出力した前記差分と
を入力して比較し、比較した結果が一致したことを示さ
ないときに、前記A相・B相信号を不良と判定し前記A
相・B相信号アラームを出力する比較部と、を備えて構
成されている。
【0013】更に、本発明の第3のネジ切り制御装置
は、送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの送った位置
からネジ切りをするように前記送り軸と主軸とを同期さ
せてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装置におい
て、ネジ切り加工の動作の開始を指示するネジ切り開始
信号を出力するとともにネジ切り加工を制御するCPU
と、前記主軸の回転位置を検出するためのA相・B相信
号と前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを
出力する前記主軸に接続されたポジションコーダからの
前記A相・B相信号と前記一回転信号とを受け、前記A
相・B相信号より検出した前記A相・B相信号を受けた
ときの前記主軸の回転位置Aを前記A相・B相信号を受
ける毎に出力するとともに、前記A相・B相信号より検
出した前記主軸の回転位置Bを前記一回転信号を受ける
毎に出力する主軸位置検出部と、前記主軸位置検出部よ
り前記主軸の回転位置Bを受け、取り込み完了信号を受
けていないときには、前記主軸の回転位置Bを主軸の回
転位置Cとして出力し、前記取り込み完了信号を受けて
いるときには、この取り込み完了信号を受けたときに受
けた基準値Qと前記主軸位置検出部が出力する前記主軸
の回転位置Aとの差の絶対値を求め、この絶対値が0又
は前記予め定められた前記一回転距離値の整数倍になっ
たときに、前記ポジションコーダから出力される前記一
回転信号に対して疑似的な前記一回転信号を示す疑似一
回転信号が発生したとして、前記基準値Qと前記予め定
められた前記一回転距離値とにより前記主軸の回転位置
を算出しこの算出した前記主軸の回転位置を前記主軸の
回転位置Cとして出力する疑似一回転信号算出部と、前
記CPUより前記ネジ切り開始信号を受け、受けてから
最初の前記疑似一回転信号算出部が出力した前記主軸の
回転位置Cを前記基準値Qとして格納し、前記主軸の回
転位置Cを前記基準値Qとして格納したことを示す前記
取り込み完了信号と前記基準値Qとを前記疑似一回転信
号算出部に出力する一回転信号検出部と、を備えて構成
されている。
【0014】また、本発明の第3のネジ切り制御装置
は、前記疑似一回転信号算出部は、最初に前記基準値Q
を入力してこの基準値を基準値Uとして出力し、次から
は、前記基準値Qを元にして作成した基準値Wとこの基
準値Wを前記基準値Uとして出力することを指示する更
新信号とを受け、前記基準値Wを前記基準値Uとして出
力する切替え部と、前記主軸の回転位置Aと前記切替え
部が出力した前記基準値Uとの差を求め差分Tとして出
力する減算部と、前記予め定められた前記一回転距離値
と前記減算部が出力した前記差分Tとを比較し、比較し
た結果が一致したことを示すときに検出信号を出力する
検出部と、前記検出部が出力した前記検出信号を受け、
前記予め定められた前記一回転距離値と前記切替え部が
出力した前記基準値Uとを加算して基準値Yとして出力
する演算部と、前記演算部が出力した前記基準値Yを格
納し、この基準値Yを前記基準値Wとして前記更新信号
とともに前記切替え部に出力する記憶部と、前記主軸の
回転位置Bを受け、前記取り込み完了信号を受けていな
いときには、この主軸の回転位置Bを前記主軸の回転位
置Cとして出力し、前記取り込み完了信号を受けている
ときには、前記演算部が出力した前記基準値Yを前記主
軸の回転位置Cとして出力する切替え部と、を備えて構
成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明のネジ切り制御装置の一つ
の実施の形態を示すブロック図である。尚、従来技術の
欄と図4とで示した主軸10,送り軸11及び加工物は
本実施の形態でも同様であるので、図1はこれらを省い
て図示している。
【0017】図1に示す本実施の形態は、送り軸11を
ネジ切り開始位置まで送りこの送った位置からネジ切り
をするように送り軸11と主軸10とを同期させてネジ
切り加工を制御するネジ切り制御装置において、ネジ切
り加工の動作の開始を指示するネジ切り開始信号43を
出力するとともにネジ切り加工を制御するCPU1と、
主軸10の回転位置を検出するためのA相・B相信号4
5と主軸10の1回転毎に1回発生する一回転信号46
とを出力する主軸10に接続されたポジションコーダ9
からのA相・B相信号45と一回転信号46とを受け、
A相・B相信号45より検出したA相・B相信号45を
受けたときの主軸10の回転位置A47をA相・B相信
号45を受ける毎に出力するとともに、A相・B相信号
45より検出した一回転信号46を受けたときの主軸1
0の回転位置A47を示す主軸10の回転位置B48を
一回転信号46を受ける毎に出力する主軸位置検出部2
と、主軸位置検出部2が前回出力した主軸10の回転位
置B48と今回出力した主軸10の回転位置B48との
差を示す回転距離を求めこの回転距離と予め定められた
主軸10の1回転の距離を示す一回転距離値42とを比
較し、一致しないときにA相・B相信号45を不良と判
定しA相・B相信号アラームを出力するA相・B相信号
検出部3と、主軸位置検出部2より主軸10の回転位置
B48を受け、取り込み完了信号56を受けていないと
きには、主軸10の回転位置B48を主軸10の回転位
置C55として出力し、取り込み完了信号56を受けて
いるときには、この取り込み完了信号56を受けたとき
に受けた基準値Q57と主軸位置検出部2が出力する主
軸10の回転位置A47との差の絶対値を求め、この絶
対値が0又は予め定められた一回転距離値42の整数倍
になったときに、ポジションコーダ9から出力される一
回転信号46に対して疑似的な一回転信号46を示す疑
似一回転信号が発生したとして、基準値Q57と予め定
められた一回転距離値42とにより主軸10の回転位置
を算出しこの算出した主軸10の回転位置を主軸10の
回転位置C55として出力する疑似一回転信号算出部4
と、CPU1よりネジ切り開始信号43を受け、受けて
から最初の疑似一回転信号算出部4が出力した主軸10
の回転位置C55を基準値として格納し、主軸10の回
転位置C55を基準値として格納したことを示す取り込
み完了信号56と基準値Q57を疑似一回転信号算出部
4に出力する一回転信号検出部5とにより構成されてい
る。
【0018】なお、図1には、ポジションコーダ9と位
相制御部6と、図4に示して説明した従来のネジ切り制
御装置の構成の一部である同期送り算出部と送り量切替
え部7とを併せて示している。また、CPU1は、従来
の技術の欄に記載した図4の中のCPU14の有する機
能も具備している。
【0019】次に、本実施の形態のネジ切り制御装置1
8の動作を図2及び図3を参照して詳細に説明する。
【0020】図2は、A相・B相信号検出部の動作の一
例を示すブロック図であり、A相・B相信号検出部3
は、主軸10の回転位置Sと主軸10の回転位置B48
とを入力し、主軸10の回転位置B48を出力するとと
もにこの主軸10の回転位置B48と主軸10の回転位
置Sとの差の絶対値を差分として出力する減算部21
と、前回格納した主軸10の回転位置Bを主軸10の回
転位置Sとして出力し、今回減算部21が出力した主軸
10の回転位置B48を格納する記憶部22と、予め定
められた主軸10の一回転距離値42と減算部21が出
力した差分とを入力して比較し、比較した結果が一致し
たことを示さないときに、A相・B相信号45を不良と
判定しA相・B相信号アラームを出力し、比較した結果
が一致したことを示すときに、A相・B相信号45を正
常と判定しA相・B相検出完了信号54を出力する比較
部23とにより構成されている。
【0021】図3は、疑似一回転信号算出部の動作の一
例を示すブロック図であり、疑似一回転信号算出部4
は、最初に基準値Q57を入力してこの基準値を基準値
Uとして出力し、次からは、基準値Q57を元にして作
成した基準値Wとこの基準値Wを基準値Uとして出力す
ることを指示する更新信号とを受け、基準値Wを基準値
Uとして出力する切替え部31と、主軸10の回転位置
A47と切替え部31が出力した基準値Uとの差を求め
差分Tとして出力する減算部32と、予め定められた一
回転距離値42と減算部32が出力した差分Tとを比較
し、比較した結果が一致したことを示すときに検出信号
49を出力する検出部33と、検出部33が出力した検
出信号49を受け、予め定められた一回転距離値42と
切替え部31が出力した基準値Uとを加算して基準値Y
として出力する演算部34と、演算部34が出力した基
準値Yを格納し、この基準値Yを基準値Wとして更新信
号とともに切替え部31に出力する記憶部35と、主軸
10の回転位置B48を受け、取り込み完了信号56を
受けていないときには、この主軸10の回転位置B48
を主軸10の回転位置C55として出力し、取り込み完
了信号56を受けているときには、演算部34が出力し
た基準値Yを主軸10の回転位置C55として出力する
切替え出力部36とにより構成されている。
【0022】図1において、まず、ポジションコーダ9
から出力されるA相・B相信号45が不良のときの動作
について説明する。
【0023】ネジ切り動作の開始にあたって、CPU1
は主軸10の一回転距離値42をA相・B相信号検出部
3に出力する。主軸位置検出部2は、主軸10の回転位
置を検出するためのA相・B相信号45と主軸10の1
回転毎に1回発生する一回転信号46とを出力する主軸
10に接続されたポジションコーダ9からのA相・B相
信号45と一回転信号46とを受け、A相・B相信号4
5より検出した一回転信号46を受けたときの主軸10
の回転位置A47を示す主軸10の回転位置B48を一
回転信号46を受ける毎に出力する。A相・B相信号検
出部3は、図2に示すように、主軸位置検出部2が前回
出力した主軸10の回転位置B48と今回出力した主軸
10の回転位置B48との差を示す回転距離を求め、こ
の回転距離とCPU1より出力された一回転距離値42
とを比較し、一致しないときにA相・B相信号45を不
良と判定しA相・B相信号アラームをCPU1に出力す
る。そして、CPU1は、A相・B相信号検出部3から
出力されるA相・B相信号アラームを受信するとネジ切
り動作を停止する。したがって、従来加工後にしかわか
らなかったネジ切りの位置ズレ等の加工不良を防ぐこと
ができる。
【0024】次に、正規な位置以外で一回転信号46が
出力されても加工不良を発生させないようにする動作に
ついて説明する。従来の技術の欄に記載した図4と同一
の構成部については同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0025】ネジ切り動作の開始にあたって、CPU1
は主軸10の一回転距離値42をA相・B相信号検出部
3に出力する。主軸位置検出部2は、ポジションコーダ
9からのA相・B相信号45と一回転信号46とを受
け、主軸10の回転位置B48を一回転信号46を受け
る毎に出力する。A相・B相信号検出部3は、図2に示
すように、主軸位置検出部2が前回出力した主軸10の
回転位置B48と今回出力した主軸10の回転位置B4
8との差を示す回転距離を求め、この回転距離とCPU
1より出力された一回転距離値42とを比較し、一致し
たとき、A相・B相検出完了信号54を一回転信号検出
部5に出力する。また、CPU1は、ネジ切り加工の動
作の開始を指示するねじ切り開始信号とネジ切りの開始
位置を補正するための開始位置シフト量44とを出力す
る。疑似一回転信号算出部4は、図3に示すように、主
軸位置検出部2より主軸10の回転位置B48を受け、
一回転信号検出部5より取り込み完了信号56を受けて
いないときには、この主軸10の回転位置B48を主軸
10の回転位置C55として出力する。一回転信号検出
部5は、CPU1よりネジ切り開始信号43を受け、受
けてから最初の疑似一回転信号算出部4が出力した主軸
10の回転位置C55を基準値Q57として格納し、こ
の主軸10の回転位置C55を基準値Q57として格納
したことを示す取り込み完了信号56と基準値Q57と
を疑似一回転信号算出部4に出力する。疑似一回転信号
算出部4は、図3に示すように、取り込み完了信号56
を受けているときには、この取り込み完了信号56を受
けたときに受けた基準値Q57と主軸位置検出部2が出
力する主軸10の回転位置A47との差の絶対値を求
め、この絶対値が0又はCPU1より出力された一回転
距離値42の整数倍になったときに、ポジションコーダ
9から出力される一回転信号46に対して疑似的な一回
転信号46を示す疑似一回転信号が発生したとして、基
準値Q57と一回転距離値42とにより主軸10の回転
位置を算出しこの算出した主軸10の回転位置を主軸1
0の回転位置C55として出力する。一回転信号検出部
5は、基準値Q57を格納した後に疑似一回転信号算出
部4が出力した主軸10の回転位置C55とこの基準値
Q57とを比較し比較値が異なる場合、次の一回転信号
46が主軸位置検出部2から出力されたとみなし位相制
御部6に検出信号49を出力する。位相制御部6は、C
PU1からのネジ切り開始信号43を検出し、一回転信
号検出部5から出力される検出信号49を検出すると主
軸位置検出部2から出力される主軸10の回転位置A4
7と疑似一回転信号算出部4から出力される主軸10の
回転位置C55との差を求めこの差とCPU1から出力
される開始位置シフト量44とを加算し送り量M52と
して送り量切替え部7に出力し、送り量M52を出力し
終わったときにネジ切り位相制御完了信号53を送り量
切替え部7に出力する。送り量切替え部7は、位相制御
部6からネジ切り位相制御完了信号53が出力されてい
ないときに、位相制御部6から出力される送り量M52
を送り量O51として送り軸11に出力し、位相制御部
6からネジ切り位相制御完了信号53が出力されると、
同期送り量算出部8から出力される送り量L50を送り
量O51として送り軸11に出力する。従って、工具を
有する送り軸11この送り量に従い動作し、位相制御
部6からネジ切り位相制御完了信号53が出力されてい
ないときには、ネジ切り開始位置まで動作し、位相制御
部6からネジ切り位相制御完了信号53が出力されてい
るときには、この送り軸11と同期して回転する主軸1
0に設定された加工物にネジを切る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネジ切り
制御装置によれば、A相・B相信号検出部により、ポジ
ションコーダから出力されるA相・B相信号の不良を検
出しCPUに通知することによりA相・B相信号の不良
によるネジ切り加工の不良を未然に防ぐことができる。
【0027】また、疑似一回転信号算出部により、ポジ
ションコーダからの一回転信号に対応する疑似一回転信
号を発生させ、この疑似一回転信号が発生したときの主
軸の回転位置を算出しこの算出した回転位置を位相制御
部に出力して位相制御するので、正規な位置以外で一回
転信号が出力されてもネジ切り開始位置がズレない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ切り制御装置の一つの実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】A相・B相信号検出部の動作の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】疑似一回転信号算出部の動作の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】従来のネジ切り制御装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 主軸位置検出部 3 A相・B相信号検出部 4 疑似一回転信号算出部 5 一回転信号検出部 6 位相制御部 7 送り量切替え部 8 同期送り量算出部 9 ポジションコーダ 10 主軸 11 送り軸 12 NCプログラム 13 ネジ切り制御装置 14 CPU 15 一回転信号検出部 16 位相制御部 18 ネジ切り制御装置 21 減算部 22 記憶部 23 比較部 31 切替え部 32 減算部 33 検出部 34 演算部 35 記憶部 36 切替え出力部 41 分配周期 42 一回転距離値 43 ネジ切り開始信号 44 開始位置シフト量 45 A相・B相信号 46 一回転信号 47 回転位置A 48 回転位置B 49 検出信号 50 送り量L 51 送り量O 52 送り量M 53 ネジ切り位相制御完了信号 54 A相・B相検出完了信号 55 回転位置C 56 取り込み完了信号 57 基準値Q
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 佳史 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−95189(JP,A) 特開 平5−189019(JP,A) 特開 平5−305501(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/19 B23G 1/02 B23Q 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの
    送った位置からネジ切りをするように前記送り軸と主軸
    とを同期させてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装
    置において、 前記主軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と
    前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力
    する前記主軸に接続されたポジションコーダからの前記
    A相・B相信号と前記一回転信号とにより前記A相・B
    相信号の不良を検出するようにするとともに、 前記A相・B相信号より検出した、ネジ切り加工の動作
    を開始してから最初の前記一回転信号発生時の主軸の回
    転位置Aを示す主軸の回転位置Bを基準値Qとして格納
    し、この格納した基準値Qと前記A相・B相信号より検
    出した前記主軸の回転位置Aとの差の絶対値が0又は前
    記予め定められた前記一回転距離値の整数倍になったと
    きに、前記ポジションコーダから出力される前記一回転
    信号に対して疑似的な前記一回転信号を示す疑似一回転
    信号が発生したとしてこの発生した前記疑似一回転信号
    を使用して前記送り軸を前記ネジ切り開始位置まで送る
    ようにした ことを特徴とするネジ切り制御装置。
  2. 【請求項2】 送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの
    送った位置からネジ切りをするように前記送り軸と主軸
    とを同期させてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装
    置において、 前記主軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と
    前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力
    する前記主軸に接続されたポジションコーダからの前記
    A相・B相信号と前記一回転信号とにより、前記主軸が
    1回転したときの前記主軸の回転距離を検出し、この検
    出した回転距離と予め定められた前記主軸の1回転の距
    離を示す一回転距離値とを比較し、一致しないときに前
    記A相・B相信号を不良と判定するようにするととも
    に、 前記A相・B相信号より検出した、ネジ切り加工の動作
    を開始してから最初の前記一回転信号発生時の主軸の回
    転位置Aを示す主軸の回転位置Bを基準値Qとして格納
    し、この格納した基準値Qと前記A相・B相信号より検
    出した前記主軸の回転位置Aとの差の絶対値が0又は前
    記予め定められた前記一回転距離値の整 数倍になったと
    きに、前記ポジションコーダから出力される前記一回転
    信号に対して疑似的な前記一回転信号を示す疑似一回転
    信号が発生したとしてこの発生した前記疑似一回転信号
    を使用して前記送り軸を前記ネジ切り開始位置まで送る
    ようにした ことを特徴とするネジ切り制御装置。
  3. 【請求項3】 送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの
    送った位置からネジ切りをするように前記送り軸と主軸
    とを同期させてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装
    置において、 前記主軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と
    前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力
    する前記主軸に接続されたポジションコーダからの前記
    A相・B相信号と前記一回転信号とを受け、前記A相・
    B相信号より検出した前記一回転信号を受けたときの前
    記主軸の回転位置Aを示す前記主軸の回転位置Bを前記
    一回転信号を受ける毎に出力する主軸位置検出部と、 前記主軸位置検出部が前回出力した前記主軸の回転位置
    Bと今回出力した前記主軸の回転位置Bとの差を示す回
    転距離を求めこの回転距離と予め定められた前記主軸の
    1回転の距離を示す一回転距離値とを比較し、一致しな
    いときに前記A相・B相信号を不良と判定しA相・B相
    信号アラームを出力するA相・B相信号検出部と、 を備えたことを特徴とするネジ切り制御装置。
  4. 【請求項4】 前記A相・B相信号検出部は、主軸の回
    転位置Sと前記主軸の回転位置Bとを入力し、前記主軸
    の回転位置Bを出力するとともにこの主軸の回転位置B
    と前記主軸の回転位置Sとの差の絶対値を差分として出
    力する減算部と、 前回格納した主軸の回転位置Bを前記主軸の回転位置S
    として出力し、今回前記減算部が出力した前記主軸の回
    転位置Bを格納する記憶部と、 前記予め定められた前記一回転距離値と前記減算部が出
    力した前記差分とを入力して比較し、比較した結果が一
    致したことを示さないときに、前記A相・B相信号を不
    良と判定し前記A相・B相信号アラームを出力する比較
    部と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載のネジ切り制御
    装置。
  5. 【請求項5】 送り軸をネジ切り開始位置まで送りこの
    送った位置からネジ切りをするように前記送り軸と主軸
    とを同期させてネジ切り加工を制御するネジ切り制御装
    置において、 ネジ切り加工の動作の開始を指示するネジ切り開始信号
    を出力するとともにネジ切り加工を制御するCPUと、 前記主軸の回転位置を検出するためのA相・B相信号と
    前記主軸の1回転毎に1回発生する一回転信号とを出力
    する前記主軸に接続されたポジションコーダからの前記
    A相・B相信号と前記一回転信号とを受け、前記A相・
    B相信号より検出した前記A相・B相信号を受けたとき
    の前記主軸の回転位置Aを前記A相・B相信号を受ける
    毎に出力するとともに、前記A相・B相信号より検出し
    た前記主軸の回転位置Bを前記一回転信号を受ける毎に
    出力する主軸位置検出部と、 前記主軸位置検出部より前記主軸の回転位置Bを受け、
    取り込み完了信号を受けていないときには、前記主軸の
    回転位置Bを主軸の回転位置Cとして出力し、前記取り
    込み完了信号を受けているときには、この取り込み完了
    信号を受けたときに受けた基準値Qと前記主軸位置検出
    部が出力する前記主軸の回転位置Aとの差の絶対値を求
    め、この絶対値が0又は前記予め定められた前記一回転
    距離値の整数倍になったときに、前記ポジションコーダ
    から出力される前記一回転信号に対して疑似的な前記一
    回転信号を示す疑似一回転信号が発生したとして、前記
    基準値Qと前記予め定められた前記一回転距離値とによ
    り前記主軸の回転位置を算出しこの算出した前記主軸の
    回転位置を前記主軸の回転位置Cとして出力する疑似一
    回転信号算出部と、 前記CPUより前記ネジ切り開始信号を受け、受けてか
    ら最初の前記疑似一回転信号算出部が出力した前記主軸
    の回転位置Cを前記基準値Qとして格納し、前記主軸の
    回転位置Cを前記基準値Qとして格納したことを示す前
    記取り込み完了信号と前記基準値Qとを前記疑似一回転
    信号算出部に出力する一回転信号検出部と、 を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載のネジ切
    り制御装置。
  6. 【請求項6】 前記疑似一回転信号算出部は、最初に前
    記基準値Qを入力してこの基準値を基準値Uとして出力
    し、次からは、前記基準値Qを元にして作成した基準値
    Wとこの基準値Wを前記基準値Uとして出力することを
    指示する更新信号とを受け、前記基準値Wを前記基準値
    Uとして出力する切替え部と、 前記主軸の回転位置Aと前記切替え部が出力した前記基
    準値Uとの差を求め差分Tとして出力する減算部と、 前記予め定められた前記一回転距離値と前記減算部が出
    力した前記差分Tとを比較し、比較した結果が一致した
    ことを示すときに検出信号を出力する検出部と、 前記検出部が出力した前記検出信号を受け、前記予め定
    められた前記一回転距離値と前記切替え部が出力した前
    記基準値Uとを加算して基準値Yとして出力する演算部
    と、 前記演算部が出力した前記基準値Yを格納し、この基準
    値Yを前記基準値Wとして前記更新信号とともに前記切
    替え部に出力する記憶部と、 前記主軸の回転位置Bを受け、前記取り込み完了信号を
    受けていないときには、この主軸の回転位置Bを前記主
    軸の回転位置Cとして出力し、前記取り込み完了信号を
    受けているときには、前記演算部が出力した前記基準値
    Yを前記主軸の回転位置Cとして出力する切替え部と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載のネジ切り制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0295189A (ja) * 1988-09-27 1990-04-05 Okuma Mach Works Ltd 電動機の同期運転制御装置
JPH05189019A (ja) * 1992-01-09 1993-07-30 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械の数値制御装置
JP2996804B2 (ja) * 1992-04-30 2000-01-11 オークマ株式会社 偏心形状加工装置

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