JP2004195616A - 主軸同期制御方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワーク1003を保持するメイン主軸1004を駆動するメイン主軸モータ13aとワークをガイドするロータリガイドブッシュ1005を駆動するロータリガイドブッシュ主軸モータ13bとを同期制御する主軸同期制御装置において、支持した角材ワークにねじれがある場合、角材ワークのねじれ分を検出するワークねじれ量検出手段40とこのワークねじれ量検出手段41が検出した値と予め設定された補正倍率から補正量を算出し、回転位置指令としてロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対して出力する補正実行手段41とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は主軸同期制御方法及びその装置に係わり、特に角材ワークを支持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記角材ワークを支持するサブ主軸モータとを同期制御する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワークを保持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記ワークをガイドするロータリガイドブッシュを駆動するガイドブッシュ主軸モータ(サブ主軸モータ)とを同期制御する主軸同期制御において、前記ワークと前記ロータリガイドブッシュとの間に生じるすきま量に基づいて前記ガイドブッシュ主軸モータの回転位置指令の補正量を算出し、この補正量をメイン主軸モータの回転位置指令に対して補正した回転位置指令を前記ガイドブッシュ主軸モータの回転位置指令とするものがある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
また、メイン主軸とサブ主軸間での角材ワークの受け渡しの際に、メイン主軸とサブ主軸の各々の基準位置からの回転座標値を主軸位置検出器から検出し、両者の回転座標値の差異を算出し、また、算出された該差異(初期値のみ)をN分割し、該分割された差異をメイン主軸またはサブ主軸の位置指令に加算または減算してメイン主軸とサブ主軸の各々の基準位置を一致させて角材ワークの受け渡しを行っているものがある。(例えば、特許文献2参照)
【0004】
更にまた、ワークをメイン主軸と背面主軸(サブ主軸)とで両側から把持し、両主軸を同期させてワークを回転させることによりワーク加工する機械がある。(例えば、特許文献3参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平10−34401号公報(第3頁〜第18頁、図1〜図37)
【特許文献2】
特開平2−109605号公報(第2頁〜第3頁、第1図〜第4図)
【特許文献3】
特開平7−186007号公報(第2頁〜第3頁、図7、図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図12に示すように、軸線に対し所定角度ねじれている角材ワーク(例えば断面8角形の棒材ワーク)を前記特許文献1に開示の機械にて加工する際、特にガイドブッシュ主軸モータを、メイン主軸モータに対し最適な制御をしなければ、ガイドブッシュ主軸モータが発熱したり、過負荷等のアラームで停止したりする。
また、前記特許文献3に開示の機械にて加工する際も同様に、背面主軸モータをメイン主軸モータに対し最適な制御をしなければ、背面主軸モータ(サブ主軸モータ)が発熱したり、過負荷等のアラームで停止したりする。
ところが、前記特許文献には、軸線に対し所定角度ねじれている角材ワークを前記特許文献1に開示の機械、或いは前記特許文献3に開示の機械にて加工する場合における、ガイドブッシュ主軸モータまたは背面主軸モータの発熱や過負荷を防止する制御について全く考慮されていない。
【0007】
このことを詳述すると、次の通りである。
前記特許文献1に開示の機械(自動旋盤)は、図8及び図9に示すような構成となっている。なお、図9は図8で示す機械のメイン主軸とロータリガイドブッシュの詳細な構成図である。
即ち、1本の長い角材ワーク1003(図12に示すような角材ワーク)が、メイン主軸1004(メイン主軸モータ13a自身が主軸台を構成する形になっている)のチャック(図示せず)と、タイミングベルト1007を介してプーリ1006と連結されロータリガイドブッシュ主軸モータ13bにより駆動されるロ−タリガイドブッシュ1005とで支持されている。そして、該ワーク1003はメイン主軸1004に対する回転指令で回転し、さらに右から左へ移動させられて(Z軸方向へ移動させられて)、X軸方向のみへ上下動する工具1001(工具台1002に保持されている)によって旋削加工される。このとき、ロ−タリガイドブッシュ1005はメイン主軸1004に同期して回転するように制御されている。
例えば、ロ−タリガイドブッシュ1005とロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの連結比が1:1であった場合、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bが1000rpmで回転すれば、ロ−タリガイドブッシュ1005も1000rpmで回転する。なお、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの方がメイン主軸モータ13aよりもトルク特性・出力特性が小さいのが一般的である。
【0008】
このような機械にて角材ワーク1003を加工する場合、例えばメイン主軸1004側では、図10に示すように、チャック1008は角材ワークと同じ形のチャックを使用する。また、ロータリガイドブッシュ1005側も同様に角材ワーク1003と同じ形のガイドブッシュを使用する。従って、図12に示すように角材ワーク1003がねじれている場合には、例えば図12のメイン主軸側の角材ワーク断面Mとロータリガイドブッシュ主軸側の角材ワーク断面Gを見た場合、図11に示すようになる。
ここでメイン主軸の位置(角度)を基準とした場合、図11に示すようにロータリガイドブッシュ主軸側の断面は角材ワーク1003のねじれによる位置の差、即ち角度差(図11ではロータリガイドブッシュ主軸側のねじれ角をαで示している)が生じている。言い換えれば、出力トルクの小さい方の主軸モータ(本例ではロータリガイドブッシュ主軸モータ13b)は出力トルクの大きい方の主軸モータ(本例ではメイン主軸モータ13a)に負けるため、出力トルクの大きい方の主軸モータ(本例ではメイン主軸モータ13a)を基準とした位置と出力トルクの小さい方の主軸モータ(本例ではロータリガイドブッシュ主軸モータ13b)の位置(フィードバック位置)に、図11に示すような差異(ねじれ角:α)が生じる。
【0009】
また、主軸回転中、数値制御装置からの回転位置指令と主軸モータの実際の位置(フィードバック位置)にはもともと差異があるが、これに加えてロータリガイドブッシュ主軸モータ13bには前述のねじれ角分の差異が加わるため、数値制御装置からの回転位置指令とロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの実際の位置には大きな差異が生ずることになる。従ってロータリガイドブッシュ主軸アンプは該差異をなくすべくロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに過大な電流を流すことになる。その結果、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bが発熱し、さらには、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bが過負荷等のアラームで停止してしまう問題点があった。
【0010】
また、前記特許文献3に開示の機械にて角材ワーク1003を加工する場合にも、前記と同様の現象(動作)により、背面主軸モータが発熱し、さらには、背面主軸モータが過負荷等のアラームで停止してしまう問題点があった。
【0011】
なお、特許文献2に開示の制御は、角材ワークの受け渡しの際にワークがねじれていた場合、ねじれ角を0にするような補正(メイン主軸とサブ主軸の基準位置が一致するような補正)がメイン主軸またはサブ主軸に指令される制御のため、相変わらずねじれたワークとメイン主軸またはサブ主軸が反発し合うことになり、このため特許文献2に開示の制御を用いても、主軸モータが過負荷等のアラームで停止することは防止できない。また、主軸回転指令時に補正(位相合わせ)を検出されたメイン主軸とサブ主軸の回転座標値の差異(初期値のみ)をN分割してメイン主軸またはサブ主軸の位置指令に加算または減算しているだけなので、ダイナミックに変化するワークのねじれに対する補正はできない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、角材ワークがねじれていた場合であっても、サブ主軸モータが発熱したり、過負荷等のアラームで停止したりするのを防止できる主軸同期制御方法及びその装置を提供することを目的とする。
このためこの発明に係わる主軸同期制御方法は、角材ワークを支持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記角材ワークを支持するサブ主軸モータとを駆動する主軸同期制御方法において、前記角材ワークにおけるメイン主軸側とサブ主軸側との間のねじれ量を検出し、この検出された該ねじれ量からメイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対する回転位置指令の補正量を算出し、この補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令するものである。
【0013】
またこの発明に係わる主軸同期制御方法は、角材ワークのねじれ角を確認しながら補正を繰り返し実行するものである。
【0014】
またこの発明に係わる主軸同期制御方法は、所定の補正倍率をかけた補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令するものである。
【0015】
またこの発明に係わる主軸同期制御方法は、前記ねじれ角を監視し、該ねじれ角が既定値を超えた場合、前記補正を自動的に実行するものである。
【0016】
またこの発明に係わる主軸同期制御方法は、前記ねじれ角を、メイン主軸とワークを支持するサブ主軸モータの位置の差、またはサブ主軸モータの電流値に基づいて求めるものである。
【0017】
またこの発明に係わる主軸同期制御装置は、角材ワークを支持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記角材ワークを支持するサブ主軸モータとを駆動する主軸同期制御装置において、前記角材ワークにおけるメイン主軸側とサブ主軸側との間のねじれ量を検出するワークねじれ量検出手段と、このワークねじれ量検出手段にて検出された該ねじれ量からメイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対する回転位置指令の補正量を算出し、この補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令する補正実行手段とを備える構成としたものである。
【0018】
またこの発明に係わる主軸同期制御装置は、前記補正実行手段を、角材ワークのねじれ角を確認しながら補正を繰り返し実行するものとしたものである。
【0019】
またこの発明に係わる主軸同期制御装置は、前記補正実行手段を、所定の補正倍率をかけた補正量を前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令するものとしたものである。
【0020】
またこの発明に係わる主軸同期制御装置は、前記補正実行手段を、前記ねじれ角を監視し、該ねじれ角が既定値を超えた場合、前記補正を自動的に実行するものとしたものである。
【0021】
更にまたこの発明に係わる主軸同期制御装置は、前記ねじれ角を、メイン主軸とワークを支持するサブ主軸モータの位置の差、またはサブ主軸モータの電流値に基づいて求めるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図12に基づいて説明する。
なお、図1はこの実施の形態1による主軸同期制御装置を有する数値制御装置の要部を示すブロック図で、図8及び図9に示す機械を制御するものである。また、図2はメイン主軸モータの回転・停止等を制御する加工プログラムを示す図、図3は角材ワークがねじれていた場合のロータリガイドブッシュ主軸モータに対する回転位置指令の補正手順を示すフローチャート、図4はメイン主軸モータとロータリガイドブッシュ主軸モータのドループ量と角材ワークがねじれている場合のドループ量の関係を示す図、図5は角材ワークがねじれていた場合のロータリガイドブッシュ主軸モータに対する回転位置指令の補正パターン例とロータリガイドブッシュ主軸モータの電流変化例を示す図、図6は機械制御信号処理部とラダー回路とのインタフェースの一例を示す図、図7は角材ワークがねじれていた場合のロータリガイドブッシュ主軸モータのトルク(力)と角材ワークの弾性変形による力の関係を示す図である。
【0023】
図1において、1は数値制御装置、2は加工プログラム、3は加工プログラム解析処理部、4は補間処理部、5はラダー回路、6は機械制御信号処理部、7はメモリ、8はパラメータ設定部、9は画面表示部、10aはメイン主軸の軸制御部(以下、メイン軸制御部という)、10bはロータリガイドブッシュ主軸の軸制御部(以下、ロータリガイドブッシュ軸制御部という)、11はデータ入出力回路、12aはメイン主軸の主軸アンプ(以下、メイン主軸アンプという)、12bはロータリガイドブッシュ主軸の主軸アンプ(以下、ロータリガイドブッシュ主軸アンプという)、13aはメイン主軸の主軸モータ(以下、メイン主軸モータという)、13bはロータリガイドブッシュ主軸の主軸モータ(サブ主軸モータ)(以下、ロータリガイドブッシュ主軸モータという)、40はワークねじれ量検出手段、41は補正実行手段である。
なお、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの方がメイン主軸モータ13aよりもトルク特性・出力特性が小さいものとなっている。
【0024】
また、図2に示すメイン主軸モータ13aを駆動する部分の加工プログラム2は、指令M3がメイン主軸モータ13aの回転起動指令を、指令S1がメイン主軸モータ13aの回転速度指令(この場合は、1000rpmで回転する)を、そして指令M5がメイン主軸モータ13aの回転停止指令をそれぞれ表している。
【0025】
次に図1に示す数値制御装置の動作について説明する。
先ず、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bは常に同期して回転することを、パラメータ設定部8より予めパラメータ設定しておく。テープリーダ等から読み込まれた加工プログラム2はメモリ7に格納される。加工プログラム2を実行する際には、加工プログラム解析処理部3がメモリ7から1ブロックずつ加工プログラム2を読み出し、読み出された加工プログラム2は加工プログラム解析処理部3で処理される。
【0026】
図2の加工プログラム例で説明すると、まずメイン主軸モータ13aの回転起動指令M3と回転速度指令S1を加工プログラム解析処理部3がメモリ7から読み出す。次に読み出されたこれらの指令は、加工プログラム解析処理部3で切削油オン・オフ等の機械制御信号の制御を記述するラダー回路5に通知すべき指令と判断されて、機械制御信号処理部6に解析結果が通知される。機械制御信号処理部6は、通知された解析結果を機械制御信号に変換してラダー回路5に出力する。ラダー回路5は、メイン主軸モータ13aが回転可能な状態かどうか判定した後、回転可能な状態であれば回転起動信号を機械制御信号処理部6に出力する。
【0027】
機械制御信号処理部6に入力された回転起動信号と回転速度データは補間処理部4に渡される。補間処理部4では回転速度データからメイン主軸モータ13aの回転位置指令に換算する。また、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bは常に同期制御されることを予めパラメータ等で設定されているため、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対しても、メイン主軸モータ13aの回転速度データからロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの回転位置指令を計算する。メイン主軸モータ13aとロ−タリロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの回転位置指令は、メイン軸制御部10aとロータリガイドブッシュ軸制御部10bにそれぞれ出力される。
【0028】
これらの回転位置指令は、メイン軸制御部10aとロータリガイドブッシュ軸制御部10bにおいて、予め指定された加減速パターンに従って加減速を考慮した単位時間あたりのサーボ位置指令に計算し直されて、データ入出力回路11に出力される。これらのサーボ位置指令は、データ入出力回路11を介してメイン主軸アンプ12aとロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bのそれぞれに送信される。
【0029】
メイン主軸アンプ12aとロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bは、受信したサーボ位置指令に従って、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bをそれぞれ位置制御しながら回転させる。ここで、メイン主軸用主軸モータ13aに対応するメイン軸制御部10aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対応するロータリガイドブッシュ軸制御部10bの加減速パターンが同じになるように調整されているため、メイン主軸1004にチャッキングされたワーク1003とロ−タリガイドブッシュ1005は回転速度が変化している場合でも同期して回転することができる。
【0030】
次に、メイン主軸の回転停止を意味する加工プログラム指令M5が実行されると、加工プログラム解析処理部3が解析結果を機械制御信号処理部6に通知し、機械制御信号処理部6がラダー回路5に対して出力する。ラダー回路5では回転停止指令M5を受けて回転開始信号をオフする。機械制御信号処理部6が、回転開始信号がオフになったことを検出して補間処理部4に回転停止指令を通知する。補間処理部4では、メイン軸制御部10aとロータリガイドブッシュ軸制御部10bに回転速度指令0を指令する。
【0031】
この指令はこれらのメイン軸制御部10a,ロータリガイドブッシュ軸制御部10bで予め指定された加減速パターンに従って加減速を考慮したサーボ位置指令に計算し直して、データ入出力回路11に出力される。そして、このサーボ位置指令は、データ入出力回路11を介してメイン主軸アンプ12aとロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bに送信される。これらのメイン主軸アンプ12a,ロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bは、受信した指令に従ってメイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bを同期しながら減速停止させることになる。
【0032】
次に図3のフローチャートを使って、角材ワーク1003が図12に示すようにねじれている場合における、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対する回転位置指令の補正について説明する。
即ち、ステップ31では加工プログラム2で指令された回転速度データが機械制御信号処理部6を介して入力され、補間処理部4に渡される。補間処理部4では回転速度データからメイン主軸モータ13aの回転位置指令に換算する。また、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bは常に同期制御されることを予めパラメータ等で設定されているため、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対してもメイン主軸モータ13aの回転速度データからロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの回転位置指令を計算する。メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの回転位置指令は、メイン軸制御部10a・ロータリガイドブッシュ軸制御部10bとデータ入出力回路11を介して各々の主軸アンプ12a、12bに出力される。
【0033】
ステップ32では、ワークねじれ量検出手段40がメイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループ量を検出する。ドループ量とは、数値制御装置1が主軸アンプに指令した回転位置指令と主軸モータの実際の位置(フィードバック位置)の差異を示しており、主軸アンプ12a、12bで計算される。従って、ワークねじれ量検出手段40は、主軸アンプ12a、12bで計算されたドループ量をデータ入出力回路11、軸制御部10a、10bを介して取得する。また、主軸モータは回転すると追従遅れが発生するため、主軸モータ回転中は通常ドループが発生しているが、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bが同じ回転数で制御されている場合、図4(a)に示すように、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループ量は同じになる(ドループ量A=ドループ量B)。従って、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループ量の差を計算すると通常は「0」になる。
【0034】
しかしながら、図12に示すように支持している角材ワークがねじれている場合には、角材ワークのねじれによってロータリガイドブッシュ主軸モータ13bがずらされて(図11の例ではねじれ角α分ずらされて)、図4(b)に示すように、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループ量に差異が生ずる。
従って、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループ量からメイン主軸モータ13aのドループ量を減算すれば、ねじれ角α相当のドループ量(ねじれ角α相当のドループ量=ドループ量B‘−ドループ量A)を得ることができる。また、ここで、ドループ量は方向性を持った値で、具体的には正転方向はプラス、逆転方向はマイナスの符号がついている。従って、図4(c)に示すように、回転が逆転方向の場合はねじれ角α相当のドループ量はマイナスとなる。この符号を判断することによって、次のステップ33で計算されるロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対する補正を正転方向か逆転方向に掛けるかが判定できる。
以上のようにメイン主軸モータとガイドブッシュ主軸モータのドループ差(ねじれ角)が既定値を超えたかどうかを常時監視しているため、ワーク挿入時においても加工途中(ワーク押し出し時)においてもねじれ角が既定値を超えれば補正が開始されることになる。
【0035】
ワークねじれ量検出手段40は、この検出されたねじれ角α相当のドループ量を、予め決められた値(ねじれ角既定値:単位は角度°)と比べる。なお、該ねじれ角既定値は、図6に示すようにラダー回路5と機械制御信号処理部6とのインタフェースであるレジスタ(図6の「R401」、「R402」はレジスタ番号を示している)に、ラダー回路5にてその値が設定されているので、機械制御信号処理部6を経由してワークねじれ量検出手段40がその値を読み込む。
また、補正倍率も合わせてレジスタ(R402)に設定されている。これについては後述する。
この判定は以下のように行う。即ち、実際に検出される主軸モータのドループ量の単位は1回転あたりのパルス数(例えば4096パルス/1回転)であるため、まず、この値を式(1)で角度に換算する。
ねじれ角α(°)=ねじれ角α相当のドループ量×360/4096
ワークねじれ量検出手段40はこのねじれ角αをねじれ角既定値と比べる。ねじれ角既定値以下の場合は処理を終了する。ねじれ角既定値を超えた場合はステップ33に進む。
【0036】
ステップ33では、ワークねじれ量検出手段40からの通知を受けて補正実行手段41がステップ32でワークねじれ量検出手段40によって計算されたねじれ角αを読み込み、またラダー回路5がレジスタ(R402)にセットした補正倍率の値を機械制御信号処理部6経由で読み込む。これらの値から補正実行手段41が補正量を算出する。なお、補正量の算出は以下のように行う。
補正量(パルス)=計算されたねじれ角α×補正倍率×4096/360
【0037】
次にステップ34では、補正実行手段41は補正量の符号を判定し、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに対する回転位置指令に符号がプラスの場合は加算し、また、符号がマイナスの場合は減算して、その計算結果である回転位置指令を軸制御部10b、データ入出力回路11を介してロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bに出力する。次に、ステップ32戻り、検出されたねじれ角αがねじれ角既定値より小さくなるまで処理を繰り返す。
【0038】
なお、処理を繰り返す理由は以下の通りである。
即ち、角材ワーク1003がねじれてロータリガイドブッシュ主軸の状態が図7に示すようになっていた場合(角材がD方向にねじれていた場合)、メイン主軸を基準とした位置Aとロータリガイドブッシュ主軸の実際の位置(フィードバック位置)Bには角材ねじれ分の差異が生じている。
これは以下の状態であると推測される。即ち、ロータリガイドブッシュ主軸アンプ12bは該差異をなくすべくロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに過大な電流を流し、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに大きなトルクを発生させる。これによって図7の例では角材ワーク1003には相対的にC方向のトルク(力)が加わる。このため角材ワーク1003は弾性変形し、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのトルクと角材ワーク1003の弾性変形による反力(D方向の力)が釣り合っているところがねじれ角αして検出される。ここで検出されたねじれ角を回転位置指令に加算または減算した指令をロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに出力した場合、メイン主軸を基準とした位置Aとガイドブッシュ主軸の実際の位置Bは一致するはずであるが、補正によってロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのトルクが減少すると、実際は角材ワーク1003の弾性変形による力(D方向の力)が再びロータリガイドブッシュ1005を押す。従って、メイン主軸を基準とした位置Aとガイドブッシュ主軸の実際の位置Bに再び差異が生ずる。従って、再び、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bへの回転位置指令を補正する必要がある。このため、補正を繰り返す。
【0039】
また、補正倍率は補正効率を上げるためのもので、具体的には補正時に補正倍率で指定された値を補正量に掛けてロータリガイドブッシュ主軸モータ13bへの補正量(パルス)を算出する。これによって補正の回数を低減し、補正時間を短縮することができる。但し、この補正倍率については機械やワーク材質/径等で適正値が変わるため、実験的に値を決定する必要がある。
【0040】
図5はロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに補正をかけたときのロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの電流値挙動を示すものである。この例では角材ワーク1003のねじれによってロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの電流値はI1からI2に上昇し、時刻t2で補正開始後、3回の補正でロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの電流値がI2から角材ワークのねじれがない状態のI1に低減していることが分かる。
【0041】
なお、この実施の形態1において、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの方がメイン主軸モータ13aよりもトルク特性・出力特性が小さいものとなっているため、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bに補正をかけるようにしたが、メイン主軸モータ13aの方がロータリガイドブッシュ主軸モータ13bよりもトルク特性・出力特性が小さいものとなっている場合には、メイン主軸モータ13aが発熱するので、メイン主軸モータ13aに補正をかけるようにする。
【0042】
実施の形態2.
以上、メイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ1005を駆動するロータリガイドブッシュ主軸モータ13bとの同期について説明したが、ロータリガイドブッシュ1005を駆動するロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの代わりに、背面主軸1008で角材ワーク1003を支持してメイン主軸と同期して回転する背面主軸モータであっても同様な効果を奏する。具体的には図13に示すように、角材ワーク1003がメイン主軸1004と背面主軸1008の間に連結され、タレット1009に装着されたホルダとツール1010で角材ワーク1003を切削するような場合でも、角材ワーク1003にねじれがあり、背面主軸1008の実際の位置がメイン主軸を基準とした位置からずらされた場合でも、前記と同様に背面主軸1008またはメイン主軸1004に補正をかければ、背面主軸1008がアラームになることもなく切削を続けることが可能になる。
【0043】
また、前記実施の形態1では、角材ワーク1003のねじれをメイン主軸モータ13aとロータリガイドブッシュ主軸モータ13bのドループの差から求めたが、ねじれがあると、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの電流値が上昇するため、ロータリガイドブッシュ主軸モータ13bの電流値を測定することにより、角材ワーク1003のねじれ量を検出することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、角材ワークがねじれている場合であっても、サブ主軸モータに過大な電流を流れることはなく、サブ主軸モータが発熱したり、または過負荷等のアラームで停止したりしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による主軸同期制御装置を有する数値制御装置の要部ブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1による、メイン主軸モータの回転・停止等を制御する要部の加工プログラムを示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による、角材ワークのねじれ量を検出し回転位置指令を補正する手順を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による、メイン主軸モータとロータリガイドブッシュ主軸モータのドループ量と角材ワークがねじれている場合のドループ量の関係を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による、回転位置指令を補正した場合の補正パターン例とロータリガイドブッシュ主軸モータの電流変化例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1による、機械制御信号処理部6とラダー回路5とのインタフェースの一例を示す図である。
【図7】角材ワークがねじれていた場合のロータリガイドブッシュ主軸モータのトルク(力)と角材ワークの弾性変形による力の関係を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1による工作機械の一種である自動旋盤の構成図である。
【図9】図8で示すメイン主軸とロータリガイドブッシュの詳細な構成図である。
【図10】角材ワークをチャックで支持した場合の説明図である。
【図11】角材ワークがねじれていた場合のメイン主軸側とガイドブッシュ側の位置関係を説明する図である。
【図12】ねじれた角材ワークのイメージ図である。
【図13】背面主軸で角材ワークを支持し、メイン主軸と同期して回転している状態で角材ワークを加工(切削)する機械を示す図である。
【符号の説明】
4 補間処理部、40ワークねじれ量検出手段、41補正実行手段、5ラダー回路、6 機械制御信号処理部、7メモリ、13a メイン主軸モータ、13b ロータリガイドブッシュ主軸モータ、1003 ワーク、1004 メイン主軸、1005 ロータリガイドブッシュ。
Claims (10)
- 角材ワークを支持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記角材ワークを支持するサブ主軸モータとを駆動する主軸同期制御方法において、前記角材ワークにおけるメイン主軸側とサブ主軸側との間のねじれ量を検出し、この検出された該ねじれ量からメイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対する回転位置指令の補正量を算出し、この補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令することを特徴とする主軸同期制御方法。
- 角材ワークのねじれ角を確認しながら補正を繰り返し実行することを特徴とする請求項第1項に記載の主軸同期制御方法。
- 所定の補正倍率をかけた補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令することを特徴とする請求項第1項または第2項に記載の主軸同期制御方法。
- 前記ねじれ角を監視し、該ねじれ角が既定値を超えた場合、前記補正を自動的に実行することを特徴とする請求項第1項〜第3項の何れかに記載の主軸同期制御方法。
- 前記ねじれ角を、メイン主軸とワークを支持するサブ主軸モータの位置の差、またはサブ主軸モータの電流値に基づいて求めることを特徴とする請求項第1項〜第4項の何れかに記載の主軸同期制御方法。
- 角材ワークを支持するメイン主軸を駆動するメイン主軸モータと、前記角材ワークを支持するサブ主軸モータとを駆動する主軸同期制御装置において、前記角材ワークにおけるメイン主軸側とサブ主軸側との間のねじれ量を検出するワークねじれ量検出手段と、このワークねじれ量検出手段にて検出された該ねじれ量からメイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対する回転位置指令の補正量を算出し、この補正量を、前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令する補正実行手段とを備えてなる主軸同期制御装置。
- 前記補正実行手段は、角材ワークのねじれ角を確認しながら補正を繰り返し実行するものであることを特徴とする請求項第6項に記載の主軸同期制御装置。
- 前記補正実行手段は、所定の補正倍率をかけた補正量を前記メイン主軸モータまたはサブ主軸モータに対して指令するものであることを特徴とする請求項第6項または第7項に記載の主軸同期制御装置。
- 前記補正実行手段は、前記ねじれ角を監視し、該ねじれ角が既定値を超えた場合、前記補正を自動的に実行するものであることを特徴とする請求項第6項〜第8項の何れかに記載の主軸同期制御装置。
- 前記ねじれ角を、メイン主軸とワークを支持するサブ主軸モータの位置の差、またはサブ主軸モータの電流値に基づいて求めることを特徴とする請求項第6項〜第9項の何れかに記載の主軸同期制御装置。
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