JP2919089B2 - カード式年間プログラムタイマ - Google Patents

カード式年間プログラムタイマ

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JP2919089B2
JP2919089B2 JP810691A JP810691A JP2919089B2 JP 2919089 B2 JP2919089 B2 JP 2919089B2 JP 810691 A JP810691 A JP 810691A JP 810691 A JP810691 A JP 810691A JP 2919089 B2 JP2919089 B2 JP 2919089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、年間における負荷制御
の入、切時刻等のタイマ動作指定情報をマーク式のカー
ドによって設定するカード式年間プログラムタイマに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式の年間タイマは、例えば実
公昭61−11673号公報に見られるようなものがあ
った。この従来例は、年をデジタル式に表示しつつ設定
する年年設定器、土曜日の制御形式を設定するデジタル
式の土曜設定器、休日の初日の月日及び休日の連続日数
を設定するデジタル式の休日設定器で、休日の年月日及
び日数や土曜日の制御形式を設定している。
【0003】また低負荷時間設定器、ピーク負荷時間帯
設定器、通常負荷時間帯設定器があり、夫々の時間帯の
開始時刻を表示しつつ夫々設定できるようになってい
る。更に登録ボタンを押すことにより、設定器によって
設定された設定データが記憶部に記憶される。このよう
に上記従来例ではデジタル式の設定器で年月日や時刻、
時間を設定するため、操作盤面は、各定器で広い場所を
取る。特に数多い休日を設定できるようにするために
は、その数だけ設定器を増やす必要がある。また開始時
刻をより細かく(例えば1分ごとに)設定しようとする
と、更に設定器が必要でり、更に登録ボタンを押して記
憶させる手間も必要である。
【0004】年間タイマの他の従来例としてはモード切
り換えのロータリスイッチを回転させ、時刻設定入力モ
ード等にし、いくつかのプッシュスイッチで現在時刻や
動作指定情報を設定するものがあるが、設定する時刻や
制御する回路が増えると、動作指定情報等を入力するた
めに、多大の時間を必要とする。またカードを用いて設
定操作の手間を少なくしたものとしては特開昭57−4
2883号公報のような週間プログラムタイマがあり、
この週間プログラムタイマは、1種類のカードを使用し
て週間の動作設定を行うよになっているが、年間に亘
り、前もって動作設定をすることはできなかった。
【0005】更に別のカード式カード式プログラムタイ
マとしては、実開昭58−186493号公報に見られ
るような週間プログラムタイマがあり、上記のカード式
プログラムタイマと同様に年間に亘って動作設定をする
ことができない。ところで、週間プログラムとは、曜日
毎に負荷の動作時刻を設定することができることで、次
の週のある曜日に、その曜日と違う曜日の動作時刻で一
時的に動作設定できる曜日変更機能(特定日設定機能)
も含まれている。また通常の曜日毎の動作時刻は、その
まま1週間毎に繰り返される。
【0006】年間プログラムとは、負荷の動作時刻を何
年何月何日の所定時刻というように前もって設定できる
ことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の週
間プログラムタイマでは、8日以上前もって、ある曜日
の負荷の動作時刻を、暦上のその曜日の負荷の動作時刻
以外に設定することはできないという問題があった。請
求項1記載の発明は、上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、従来と同様な週間のプ
ログラムをカードにより設定できるとともに、週間のプ
ログラムで設定されている動作パターンを年間の特定の
日の動作としてカードにより指定設定することができる
カード式年間プログラムタイマを提供することにある。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加えて、指示手段の操作で、設定されている
プログラムの内容を現在時刻表示部で表示させて、確認
することができるカード式年間プログラムタイマを提供
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、タイマ動作させる回路や
条件や入、切時刻毎に曜日を指定するマーク記入枠を少
なくとも備えた第1のカードと、動作させる特定の年、
月、日を指定するマーク記入枠と、該マーク記入枠で指
定されている年、月、日の動作のパターンとして第1の
カードで指定されている曜日の動作パータンを選択指定
するマーク記入枠とを少なくとも備えた第2のカードと
を用い、カードリーダで読み取るカードが何れのカード
かを判別させる手段と、カードリーダから読み取ったマ
ーク記入枠のマークから指定情報を取り込む手段と、取
り込まれた指定情報から曜日毎に動作するプログラムを
作成する手段を含めたプログラムを作成する手段と、作
成されたプログラムを記憶する記憶手段と、現在時刻を
計時する手段と、現在時刻が記憶手段に記憶しているプ
ログラムの設定時刻と一致したときに指定された番号の
タイマ動作させる回路を制御する出力を発生する手段
と、現在時刻を表示する現在時刻表示部とを備えたもの
である。
【0010】また請求項2記載の発明は請求項1記載の
発明において、現在時刻表示部に、記憶手段に記憶させ
たプログラムを表示させる指示を与える指示手段と、こ
の指示手段の指示により記憶手段に記憶させたプログラ
ムを読み出して現在時刻表示部にプログラム内容を表示
させる手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】而して本発明によれば、第1のカードにタイマ
動作させる回路の番号や、入、切時刻、前記入、切時刻
毎の曜日のマーク記入枠にマークを記すだけで、入、切
時刻毎の曜日のマークをもとに曜日毎に動作するプログ
ラムを自動的に作成し、しかも第2のカードに特定の年
月日や、第1のカードで指定している曜日の動作パター
ンを指定するマーク記入枠にマークを記すだけで、年間
に亘るプログラムを指定することができるもので、この
第1、第2のカードの記したマークをカードリーダに読
み取らせるだで、年間に亘るプログラムを記憶手段に記
憶させ、記憶されたプログラムに基づくタイマ動作が自
動的に実行される。
【0012】記憶手段に記憶させたプログラムの確認を
行いたい場合には、指示手段の操作により、現在時刻表
示部にプログラムを表示させることができる。
【0013】
【実施例】図1は実施例の回路ブロックを示しており、
この実施例回路は、カード2のマークを読み取るカード
リーダ3と、操作用スイッチを備えた操作パネル1と、
操作パネル1に配置される現在時刻表示部4及び出力表
示部5と、これら現在時刻表示部4を駆動するVFDド
ライバ6と、6つのタイマスイッチ回路を構成するリレ
ー接点を開閉するリレー(図示せず)のリレードライブ
回路7と、時報吹鳴用のチャイム音を作成するチャイム
ユニット8と、チャイムユニット8からのチャイム音信
号を増幅する増幅器9と、増幅器9からの出力で駆動さ
れてチャイム音を出力するスピーカ10と、これら回路
に電源を供給する停電補償機能付き電源回路11と、停
電を検出する停電検出回路12と、マイクロコンピュー
タからなる信号処理回路13、外部RAM14、更にス
イッチ操作音等を発鳴する圧電ブザー15等から構成さ
れる。
【0014】信号処理回路13は、信号処理回路13自
体を動作させるプログラムを格納したROMを有し、こ
のROMに格納したプログラムに沿って、現在時刻と、
年、月、日、曜日を計時する計時手段と、カードリーダ
3で読み込んだ読み取りデータの処理を行って内部RA
M或いは外部RAM14等の記憶手段に書き込む手段
と、操作パネル1からの操作スイッチで入力されたデー
タを取り込む入力処理機能と、現在時刻や、上記記憶手
段に記憶された設定時刻や出力状態を表示するための表
示処理手段、上記記憶手段内に記憶した設定時刻と現在
時刻とを比較してリレードライブ回路7に信号を出力す
る出力処理手段等の手段を構成し、外部に設けてある水
晶振動子XLからの規則的な信号にて、計時手段が計時
動作を行う。
【0015】カードリーダ3は、ホトトランジスタと赤
外線発光ダイオードとのペアからなる光学的センサを、
カード2に記されるマークに対応するように多数個並列
に配置するとともに、適宜なカード送り装置を組み合わ
せて構成されている。操作パネル1の操作スイッチは、
キーマトリックス入力回路に接続されたもので、各操作
スイッチは、通常レバースイッチと、プッシュスイッチ
とが使用されている。
【0016】現在時刻表示部4は液晶表示器や発光ダイ
オードのセグメント表示器等からなり、また出力表示部
5はタイマ動作制御に関する情報を表示する発光ダイオ
ードからなる。外部RAM14は信号処理回路13に内
蔵されたRAMに取り込んだデータを記憶保持させるた
めのものである。
【0017】リレードライブ回路7は、出力処理手段に
よって出された信号によりリレー(図示せず)を駆動し
てそのリレー接点を入又は切させる出力手段を構成し、
これらのリレー接点がタイマスイッチ回路となる。尚4
0は親時計用モニタ時計、子時計用ドライバ回路で、こ
のドライバ回路40の出力は切り換えスイッチSWと、
子時計電源電圧回路41を介して子時計へ、また親時計
モニタ時計調整スイッチS6を介してモニタ出力とし
て親時計用モニタ時計へ夫々出力される。S7は子時計
の調整スイッチであり、42は子時計用の停電補償電源
電圧検出回路を示す。
【0018】図2は上記操作パネル1に、両表示部4、
5を配置した例を示しており、出力表示部5の各タイマ
スイッチ回路の出力状態を回路毎に表示する出力表示ラ
ンプL1〜L6の下方には、設定されたタイマプログラム
を回路毎に確認するときに使用する呼出スイッチSW1
〜SW6と、回路毎の出力をプログラムに関係なく、入
/切できる手動操作スイッチSW11〜SW16を夫々対応
配置し、また現在時刻表示部4の下方には、デジタル式
の時計表示の時刻合わせを行う時又はプログラムの内容
を確認する時に使用するスイッチS1〜S5と、親時計モ
ニタ調整スイッチS6とを配置している。
【0019】ここで現在時刻表示部4は、年、月、日の
表示の他に、プログラム、特定日に動作する動作パター
ン、サマータイム等を表示する「Next Yr.」、
「Month」、「Day」等の表示を行うことができ
る。また親時計モニタ調整スイッチS6は親時計モニタ
を時刻合わせするときに使用する際に用いるスイッチで
ある。
【0020】実施例に用いるカード2には図3に示す週
間・特定日動作時刻指定カード(以下第1のカードと略
す)2Aと、図4に示す年間パターン設定カード(以下
第2のカードと略す)2Bとがある。第1のカード2A
には、従来のカード式プログラムタイマと同様にタイマ
スイッチ回路の回路番号指定欄16、タイマ出力か時報
出力を指定する出力指定欄17、時報の吹鳴時間を指定
する吹鳴時間指定欄18、「入」「切」の時刻を指定す
る時刻指定欄19、動作させる曜日を指定する各時刻曜
日指定欄20、特定パターン番号指定欄21、当日・翌
日指定欄22、時報のチャイムの曲目を指定するチャイ
ム曲目指定欄23や、時刻を記入する時刻記入枠31等
を設け、これらの欄16〜23には夫々マーク記入枠を
形成するとともに、これらマーク記入枠のマークをカー
ドリーダ3が読み取るためのタイミングを設定するタイ
ミングマークTMの列をカード2Aの上部長手方向に設
けている。
【0021】第2のカード2Bには、特定パターン指定
欄24、1年分の年間特定日の設定欄25があり、特定
パターン指定欄24には特定パターン番号指定欄24A
と、曜日指定欄24Bとがある。また設定欄25は1月
単位で複数月設けてあり、それぞれの中には年記入枠2
6、曜日記入枠27、日指定欄28、来年指定欄29、
1か月全日指定欄30がある。またカード2Bの先頭側
には、カード2Bの上部長手方向に設けてあるタイミン
グマークTMの最初のものに対応して年間パターン設定
カード判別マークYMを設けている。
【0022】この年間パターン設定カード判別マークY
Mは第1のカード2Aと識別するものであり、このマー
クYMの位置は第1のカード2Bではマーク記入枠の無
い位置であり、且つ上記のようにタイミングマークTM
のある位置でなければならない。次にカード2A,2B
の使用方法に付いて実際の記入例に沿って説明する。
【0023】例えば、第1回路(第1のタイマスイッチ
回路)を、月曜日から金曜日において、入時刻(入時
刻)を9時として切時刻(切時刻)を12時とした動作
と、入時刻(入時刻)を13時として切時刻(切時刻)
を18時とした動作の2動作を設定し、また土曜日では
入時刻(入時刻)を9時として切時刻(切時刻)を13
時とした動作を設定し、日曜日は全日、切状態とし、ま
た年間の特定日パターンとして、日曜日の設定パターン
で、来年の1月1日、1月15日、5月5日、5月3
日、今年の7月16日〜7月31日、8月全日、9月1
5日、10月10日、11月3日については動作させる
という内容をプログラムするという場合では、第1のカ
ード2Aで、第1回路に対応して回路番号指定欄16の
〔1〕のマーク記入枠にマークし、出力指定欄17の
「タイマ」のマーク記入枠にマークし、第1番目のタイ
マの「入」の各時刻曜日指定欄20の〔月〕、〔火〕、
〔水〕、〔木〕、〔金〕のマーク記入枠にマークし、更
に第1番目のタイマの「入」の時刻指定欄19で、
「時」の一位の〔8〕のマーク記入枠と、「分」の十位
及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマークし、また第1
番目のタイマの「切」の時刻指定欄19で「時」の十位
の〔1〕及び一位の〔2〕のマーク記入枠と、「分」の
十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマークし、第2
番目のタイマの「入」の時刻指定欄19で、「時」の十
位の〔1〕及び一位の〔3〕のマーク記入枠と、「分」
の十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマークし、ま
た第2番目のタイマの「切」の時刻指定欄19で「時」
の十位の〔1〕及び一位の〔8〕のマーク記入枠と、
「分」の十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマーク
し、第3番目のタイマの「入」の各時刻曜日指定欄20
の〔土〕のマーク記入枠にマークし、第3番目のタイマ
の「入」の時刻指定欄19で、「時」の一位の
〔9〕の
マーク記入枠と、「分」の十位及び一位の
〔0〕のマー
ク記入枠にマークし、また第3番目のタイマの「切」の
時刻指定欄19で「時」の十位の〔1〕及び一位の
〔3〕のマーク記入枠と、「分」の十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマークする。
【0024】この例では特定パターンは使用しない。ま
た出力が時報でないので、吹鳴時間指定欄18もマーク
しない。更に第1番目のタイマの「切」と第2番目のタ
イマの「入」と第2番目のタイマの「切」と第3番目の
タイマの「切」の各時刻曜日指定欄20にマークしな
い。これは先に各時刻曜日指定欄20のマーク記入が継
続されるためである。
【0025】さて第2のカード2Bでは、特定パターン
指定欄24の曜日指定欄24Bの〔日〕に、年間特定日
の1月の日指定欄28の〔1〕と〔15〕のマーク記入
枠と、来年指定欄29と、7月の日指定欄28の〔1
6〕〜〔31〕と、8月の1か月全日指定欄30と9月
の日指定欄28の〔15〕と、10月の日指定欄28の
〔10〕と、11月の日指定欄28の〔3〕の各記入枠
にマークする。
【0026】1990年6月から12月の曜日と、19
91年1月から5月の曜日を曜日記入枠27に記入して
いる。図5は第2回路(第2のタイマスイッチ回路)
に、入時刻を金曜日の17時とし、切時刻を月曜日の7
時とした制御を行う場合に付いての例を示す。この例で
は、第1のカード2Aでは、回路番号指定欄16の
〔2〕のマーク記入枠にマークし、出力指定欄17の
「タイマ」の枠にマークし、第1番目のタイマの「入」
の各時刻曜日指定欄20の〔金〕のマーク記入枠にマー
クし、更に第1番目のタイマの「入」の時刻指定欄19
で、「時」の十位の〔1〕及び一位の〔7〕のマーク記
入枠と、「分」の十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠
にマークし、また第1番目のタイマの「切」の各時刻曜
日指定欄20の〔月〕のマーク記入枠にマークし、第1
番目のタイマの「切」の時刻指定欄19で「時」の一位
の〔7〕のマーク記入枠と、「分」の十位及び一位の
〔0〕のマーク記入枠にマークする。つまり所謂日渡り
プログラムとなる。
【0027】上記のようにカード2Aでプログラム内容
を指定すると、特定パターンは日曜日パターンであるた
め、これらの指定されたた日は、特定のパターンが優先
され、第2回路のみ「入」で、他の回路は「切」とな
る。このようにして記入されたカード2A或いは2Bの
読み取りは、従来のカード式プログムタイマと同様に行
われる。
【0028】但し、カードリーダ3の波形整形された各
光学センサの出力は、マルチプレクサを介さず、カード
リーダ内3のコンパレータ回路を通って直接マイクロコ
ンピュータからなる信号処理回路13に入力される。次
に図6に示すフローチャートに基づいて実施例の全体動
作を説明する。まず、電源が投入されると、全ての出力
信号が”H”状態となり、自動的に出力される信号以外
は、この状態が続き信号処理回路13の内蔵RAM及び
外部RAM14は全てクリアされる。
【0029】このクリア後では、操作パネル1の調整ス
イッチS2が操作されるまで、他のいかなる入力も受け
付けず、出力もされない。調整スイッチS2が操作され
ると、イニシャルモードへ移行し、通常の動作へ移行す
る初期化が行われる。次のタイマモードでは、時計、タ
イマ出力、時報出力の各機能が働くモードであって、時
計機能は現在時刻の表示、年月日の表示を現在時刻表示
部4で行なわせる機能などがあり、タイマ出力機能は予
め設定されたプログラムに従って設定時刻に”入””
切”の信号をリレードライブ回路7に出力する機能であ
る。また時報出力機能は予め設定された時刻に選択され
た曲のチャイム音による時報の信号を設定された時間、
チャイムユニット8から出力させる機能である。
【0030】タイマモードに入ったあと時刻調整ルーチ
ンで時刻修正を行い、カードリーダ3の読み取り動作が
あると、プログラムモードに移行して、カードリーダ入
力機能、カードリーダ制御機能等を働かせる。カードリ
ーダ入力機能は、カード2A,2Bに記入されたマーク
をカードリーダ3が読み取り、タイマ動作に必要なタイ
マプログムを設定する機能である。
【0031】またカードリーダ制御機能は、カード2
A,2Bに記入されたマークを読み取るときのタイミン
グ信号や、データ信号、カードリーダのモータの制御信
号等を制御する機能である。図7は、プログラムモード
の内容を示すフローチャートを示しており、カードリー
ダによるカード読み取りが開始されると、信号処理回路
13はマークの取込みを開始し、この読み取り中のカー
ドが第1のカード2Aなのか、第2のカード2Bなのか
を、年間パターン設定カード判別マークTYの有無で判
定する。
【0032】第1のカード2Aであれば取り込んだマー
クの位置を基に、予め設定している定義に従って「入」
時刻、「切」時刻、回路番号、回路の条件等のタイマ機
能のプログラムを作成し、この作成したプログラムを外
部RAM14に記憶させてプログラムの設定を完了す
る。また第2のカード2Bであれば、取り込んだマーク
の位置を基に、定義に従って年間の特定日の年、月、日
や動作パターンの種類に対応するタイマ機能のプログラ
ムを作成し、この作成したプログラムを外部RAM14
に記憶させてプログラムの設定を完了する。
【0033】上述のようにマークの取込み後、プログラ
ムの作成と記憶を行うが、マーク取込み中に逐次、次の
処理を行っても良く、またそれぞれの処理を一括して行
っても良く、更に組み合わせても良い。また実施例では
2種類のカード2A,2Bを使用できるようにしている
が、タイマ機能のプログラムを機能別に分けて3種類以
上のカードに割当て、夫々のカードのマークを取込んで
プログラムを設定できるようにしても良い。
【0034】さて図6におけるプログラム確認モード
は、設定されたプログラムを確認するモードで、タイマ
機能で設定されたプログラムを操作パネル1の操作スイ
ッチを使用して現在時刻表示部4に表示させる。更に図
6に示す低消費電力モードは、停電検出回路12から停
電検出信号が信号処理回路13に入力されると、信号処
理回路13は低い消費電力動作を電源回路11の補償用
電源等を用いて行い、停電検出信号が無くなると、低消
費電力動作を解除する動作モードである。
【0035】次に現在時刻の表示及び時刻の調整につい
て説明する。まず本発明のカード式プロラムタイマは
年間プログラムの設定を行う機能があるため、現在時刻
についても、年、月、日、曜日、時、分、秒を表示する
必要がある。操作パネル1の表示スイッチS1は、押す
毎に、現在時刻表示部4の表示を、図8に示すように現
在時刻の曜日、時、分、秒の表示と、図9に示す年、
月、日の表示とに切り換える信号を信号処理回路13に
与える。
【0036】現在時刻の時、分、秒の調整を行う場合に
は、まず表示スイッチS1で曜日、時、分、秒の表示に
設定し、調整スイッチS2と、時スイッチS3とを同時押
しして時を、調整スイッチS2と分スイッチS4とを同時
押しして分を、調整スイッチS2と秒スイッチS5とを同
時押しして秒を調整する。時、分の調整時には調整スイ
ッチS2が押されている状態で時スイッチS3又は分スイ
ッチS3を押すと、押す度に表示が1づつ上がり、時は
「23」の後に「0」に、分は「59」の後に「00」
となる。
【0037】同時押しの時間が1秒以上になると、押し
ている間、8Hzで早送りする。秒の調整時には、調整
スイッチS2と秒スイッチS5を押している間は、「0
0」のままで、どちらかのスイッチを離すと、カウント
を開始し、「01」、「02」、「03」〜と表示す
る。現在の年、月、日を調整するときは、現在時刻表示
部4の表示を図9に示すような年、月、日の表示にし、
調整スイッチS2と、時スイッチS3とを同時押しして年
を、調整スイッチS2と、分スイッチS4とを同時押しし
て月を、調整スイッチS2と、秒スイッチS5とを同時押
しして日を夫々調整する。
【0038】年、月、日の調整は、調整スイッチS2
押されている状態で、時スイッチS3又は分スイッチS4
又は秒スイッチS5を押すと、押す毎に表示が1づつ上
がり、年は「99」の後に「00」、月は「12」の後
に「1」に、日は「28」、「29」、「30」又は
「31」の後(年、月の設定により異なる)に「1」に
なる。同時押しの時間が1秒以上になると、押している
間、8Hzで早送りする。
【0039】更に次にプログラムの確認の方法につい
て、例えば、図3の第1のカード2Aを用いて説明す
る。まず図3の第1のカード2Aでは第1回路を指定し
たため、呼出スイッチSW 1を押す。この呼出スイッチ
SW1の操作信号に応じて、信号処理回路13は外部R
AM14に格納しているプログラムを読み出して、第1
回路についてのプログラム内容を記入順に現在時刻表示
部4で表示し、全ての表示が完了すると、「End」の
文字を表示して、再度、先頭のプログラムから表示す
る。図10はそのプログラムの表示例を示す。
【0040】次に図4の第2のカード2Bで設定した特
定日の月、日、パターンの種類の確認について説明す
る。この場合カード2Bは日曜日のパターンを来年の1
月1日、15日、来年の5月3日、5日、今年の7月1
6日〜7月31日、8月全日、9月15日、10月10
日、11月3日に設定しており、秒スイッチS5を押す
と、現在時刻表示部4に図11に示すように日付けの最
も若い特定日プログラムの月:日(7月16日)と、パ
ターンの種類(日曜日パターン)を表示する。
【0041】また秒スイッチS5を押す毎に特定プログ
ラムのある月、日、とパターンの種類を順次表示する。
図12に別の特定日のプログラムの表示例を示す。これ
は来年の特定日プログラムの月、日(1月1日)と、パ
ターンの種類(日曜日パターン)を表示している。
【0042】同じように、時スイッチS3、分スイッチ
4や呼出しスイッチS5を押すことにより、カード2
A、2Bにより設定したプログラムの動作時刻や、曜日
の確認や特定日プログラムの月、日やパターンの種類を
確認することができる。尚上記実施例では第2のカード
2Bに年間パターン設定カード判別マークTYを付し
て、第1のカード2Aと第2のカード2Bとを自動的に
判別し、夫々のプログラムをRAM14に記憶するよう
なっているが、第1のカード2A又は第2のカード2B
の読み取りを指定するようにして、それぞれのカード2
A,2Bの記入マークを読み取り、それぞれのプログラ
ムを記憶するようにしても良い。
【0043】また年間の特定日を設定し、実際にその日
に到達したとき、現在時刻表示部4に表示している曜日
を点滅させ、その日が特定日を設定した日であるこを知
らせるようにしても良い。更に、プログラム確認のと
き、パターンの種類を現在時刻表示部4に表示させた
時、「Patter」の文字表示を行わせて認識させ
易くするようにしても良い。
【0044】また更に、来年の特定日を設定したとき、
来年を意味する「Next Yr.」の文字を点滅表示
してより分かり易くするようにしても良い。これらの機
能は、信号処理回路13のタイマモード処理や、プログ
ラム確認モード処理の中に取込み実施することができ
る。尚また第1のカード2Aの特定パターン番号指定欄
21は、時刻指定欄19で指定された「入」「切」の動
作時刻を特定パターンとし、この特定パターンに所定の
特定パターン番号を付すための欄であり、第2のカード
2Bではこの特定パターン番号を特定パターン番号指定
欄24Aで指定することにより、指定する年間特定日に
おいて、この特定パターンで動作させることができるよ
うにするためのものである。
【0045】また第1のカード2Aの当日・翌日指定欄
22は当日動作させるか、翌日動作させるかの一時的な
プログラム変更を行う際に指定する欄である。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、タイマ動作させ
る回路や条件や入、切時刻毎に曜日を指定するマーク記
入枠を少なくとも備えた第1のカードと、動作させる特
定の年、月、日を指定するマーク記入枠と、該マーク記
入枠で指定されている年、月、日の動作のパターンとし
て第1のカードで指定されている曜日の動作パータンを
選択指定するマーク記入枠とを少なくとも備えた第2の
カードとを用い、カードリーダで読み取るカードが何れ
のカードかを判別させる手段と、カードリーダから読み
取ったマーク記入枠のマークから指定情報を取り込む手
段と、取り込まれた指定情報からプログラムを作成する
手段と、作成されたプログラムを記憶する記憶手段と、
現在時刻を計時する手段と、現在時刻が記憶手段に記憶
しているプログラムの設定時刻と一致したときに指定さ
れた番号のタイマ動作させる回路を制御する出力を発生
する手段と、現在時刻を表示する現在時刻表示部とを備
えたものであるから、第1のカードに動作させる回路の
番号や条件、入、切時刻のマーク記入枠にマークを記す
だけで、各曜日毎のタイマプログラムの設定ができ、し
かも第2のカードに特定の年月日や、第1のカードで指
定している曜日の動作パターンを指定するマーク記入枠
にマークを記すだけで、年間に亘るプログラムを指定す
ることができるもので、この第1、第2のカードの記し
たマークをカードリーダに読み取らせるだで、年間に亘
るプログラムを記憶手段に記憶させ、記憶されたプログ
ラムに基づくタイマ動作を自動的に実行できるという効
果を奏する。
【0047】また請求項2記載の発明は、現在時刻表示
部に、記憶手段に記憶させたプログラムを表示させる指
示を与える指示手段と、この指示手段の指示により記憶
手段に記憶させたプログラムを読み出して現在時刻表示
部にプログラム内容を表示させる手段とを備えたもので
あるから、記憶手段に記憶させたプログラムの確認を行
いたい場合には、スイッチ手段の操作により、現在時刻
表示部にプログラムを表示させることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】操作パネルの一部省略した配置例図である。
【図3】本発明の一実施例の第1のカードのマーク記入
状態を示す一部省略した正面図である。
【図4】本発明の一実施例の第2のカードのマーク記入
状態を示す一部省略した正面図である。
【図5】本発明の一実施例の第1のカードの別のマーク
記入状態を示す省略した正面図である。
【図6】本発明の一実施例の全体のフローチャートであ
る。
【図7】本発明の一実施例のプログラム読み取り過程を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の現在時刻表示部の現在時刻
の表示説明図である。
【図9】本発明の一実施例の現在時刻表示部の現在時刻
の表示説明図である。
【図10】本発明の一実施例の現在時刻表示部のプログ
ラムの表示説明図である。
【図11】本発明の一実施例の現在時刻表示部のプログ
ラムの表示説明図である。
【図12】本発明の一実施例の現在時刻表示部のプログ
ラムの表示説明図である。
【符号の説明】
1 操作パネル 2 カード 3 カードリーダ 4 現在時刻表示部 5 出力表示部 6 VFDドライバ 7 リレードライブ回路 8 チャイムユニット 9 増幅器 10 スピーカ 11 電源回路 12 停電検出回路 13 信号処理回路 14 外部RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−118188(JP,A) 実開 昭58−186493(JP,U) 実開 昭59−112190(JP,U) 実開 平1−135575(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04G 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイマ動作させる回路や条件や入、切時刻
    毎に曜日を指定するマーク記入枠を少なくとも備えた第
    1のカードと、動作させる特定の年、月、日を指定する
    マーク記入枠と、該マーク記入枠で指定されている年、
    月、日の動作のパターンとして第1のカードで指定され
    ている曜日の動作パータンを選択指定するマーク記入枠
    とを少なくとも備えた第2のカードとを用い、カードリ
    ーダで読み取るカードが何れのカードかを判別させる手
    段と、カードリーダから読み取ったマーク記入枠のマー
    クから指定情報を取り込む手段と、取り込まれた指定情
    報からプログラムを作成する手段と、作成されたプログ
    ラムを記憶する記憶手段と、現在時刻を計時する手段
    と、現在時刻が記憶手段に記憶しているプログラムの設
    定時刻と一致したときに指定された番号のタイマ動作さ
    せる回路を制御する出力を発生する手段と、現在時刻を
    表示する現在時刻表示部とを備えたことを特徴とするカ
    ード式年間プログラムタイマ。
  2. 【請求項2】現在時刻表示部に、記憶手段に記憶させた
    プログラムを表示させる指示を与える指示手段と、この
    指示手段の指示により記憶手段に記憶させたプログラム
    を読み出して現在時刻表示部にプログラム内容を表示さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のカ
    ード式年間プログラムタイマ。
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