JP2918930B2 - 電気ケーブル用導電性薄葉体の製造方法 - Google Patents

電気ケーブル用導電性薄葉体の製造方法

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  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気ケーブル用導電性薄葉体の製造方法に関
し、更に詳しくは、電気ケーブルに耐薬品性の外,防水
性,防湿性を付与することができる可撓性に富む鉛プラ
スチックラミネートテープを製造する方法に関する。
(従来の技術) 遮水対策が施された電気ケーブルとしては、通信ケー
ブルで代表されるように、最外層の保護シースの下に、
鉛フィルムのような金属箔にプラスチックフィルムをラ
ミネートしたラミネートテープを配置し、このテープの
プラスチックフィルム側を保護シース側(したがって、
金属箔側をケーブルコア側)にした状態で縦添え包被
し、プラスチックフィルムと保護シースを一体化して遮
水層にするという構造のシース下遮水ケーブルがある。
また、金属箔と導電性プラスチックテープをラミネー
トしたラミネートテープを用い、この導電性プラスチッ
クテープ側がケーブルコア側となるように縦添え包被
し、この導電性プラスチックテープ側をケーブルコアの
絶縁体層または外部半導電層と一体化させることによ
り、ケーブルコアが完全に被包されているコア上遮水ケ
ーブルが知られている。このコア上遮水ケーブルは、防
水性,防湿性の点で極めて良好な特性を備えている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記したコア上遮水ケーブルに用いるラミ
ネートテープの導電性プラスチックフィルムは、一般
に、エチレン−エチルアクリレート共重合体をベースレ
ジンとし、これに導電性カーボンを配合して成る樹脂組
成物にインフレーション成形法を適用して成膜されてい
る。この場合、導電性カーボンの配合量は、成膜したフ
ィルムの体積固有抵抗を106−cm以下にする必要性か
ら、ベースレジン100重量部に対し20〜60重量部であ
る。
しかしながら、導電性カーボンの配合量が上記したよ
うに多量となると、樹脂組成物の流動性が低下して成膜
時に次のような問題が発生する。
すなわち、長時間に亘ってこの樹脂組成物にインフレ
ーション成形を行なっていると、ダイス付近で組成物が
滞留し易すくなり、またダイズに組成物が付着して、成
膜されてくるフィルムの表面に、“目やに”と呼ばれる
表面欠陥が発生する。また、導電性カーボンのベースレ
ジンの分散性の悪さやベースレジンのゲル化も進行し
て、成膜されたフィルムには不均一な団塊粒(ブツ)も
発生するようになる。このようなことから、インフレー
ション成形法では均質な導電性プラスチックフィルムを
長時間に亘って連続成膜することが不可能である。
また、インフレーション成形法ではブロー成形が行な
われているため、得られたフィルムにおける厚みのばら
つきは避けられず、その結果、金属箔とラミネートして
得られたラミネートテープにおいて、テープの厚みのば
らつきが大きくなるとともに、導電性プラスチックフィ
ルムの表面粗度も大きくなって金属箔との良好な密着性
が阻害されてしまう。また、鉛フィルムと熱圧着してラ
ミネートする場合には、この導電性プラスチックフィル
ムの熱収縮により、鉛ラミネートテープの全体にうねり
状の変形や皺が発生し易くなる。
本発明は、上記したような問題を解決し、厚みのばら
つきが小さく、うねり状の変形や皺の発生もなく、鉛フ
ィルムと導電性プラスチックフィルムとの密着性も良好
である電気ケーブル用導電性薄葉体の製造方法の提供を
目的とする。
(課題を解決するための手段・作用) 上記目的を達成するために、本発明においては、Tダ
イ押出法で導電性プラスチックフィルムを成膜し、前記
導電性プラスチックフィルムの片面または両面をJISZ87
41で規定される鏡面光沢度が25%以上の光沢面とし、つ
いで、前記導電性プラスチックフィルムを前記光沢面が
鉛フィルムの片面または両面に接触するように重ね合わ
せたのち、全体を熱圧着して一体化することを特徴とす
る電気ケーブル用導電性薄葉体の製造方法が提供され
る。
本発明方法で製造される薄葉体は、鉛フィルムと導電
性プラスチックフィルムとを熱圧着して一体化した鉛ラ
ミネートテープである。
本発明において鉛フィルムにラミネートされる導電性
プラスチックフィルムは、Tダイ押出法で成膜される。
このTダイ押出法で成膜されることにより、厚みのば
らつきが小さいフィルムを前述した“目やに”や不均一
団塊粒(ブツ)を発生させることなく長期に亘って連続
的に得ることができる。また、得られたフィルムを鉛フ
ィルムとラミネートしたとき、その鉛ラミネートテープ
にはうねり状の変形や皺が発生しなくなる。
このTダイ押出時には、鏡面ロールを用いることによ
って、成膜されたフィルムの片面または両面を光沢面に
する。この場合の光沢面の状態は、JISZ8741で規定する
「鏡面光沢度測定法」で測定したときの鏡面光沢度が25
%以上の値となるように設定される。
鏡面光沢度が25%より小さい場合は、このフィルムと
ラミネートしたときに、両者の界面にミクロボイドが存
在するようになり、両者の密着性,接着性に難点が生ず
るからである。
このように成膜された導電性プラスチックフィルム
は、その光沢面側を鉛フィルムと接触するように重ね合
わせたのち、全体に加熱・加圧処理が施されて鉛フィル
ムと一体化され、本発明の薄葉体となる。
(発明の実施例) 実施例1,2、比較例1〜3 熱接着性導電性樹脂組成物(ベースレジン:商品名、
NUCGA・004BK、日本ユニカー(株)製、カーボンブラッ
ク25重量%配合)をTダイ押出法により鏡面ロールを用
いて10000m連続成膜した。
鏡面ロール側の鏡面光沢度は32%で他面のそれは1%
であるフィルム(厚み0.1mm)が連続して得られた。ま
た、1000mごとにフィルムの外観チェックを行なった
が、“目やに”や団塊粒(ブツ)の存在は認められなか
った。
得られたフィルムを140℃で10秒間熱処理した場合の
熱収縮率を測定したところ、約20%であった。
ついで、このフィルムの光沢面側を厚み50μmの鉛合
金フィルム(組成:5%Sn−2%Sb−93%Pb)の両面に重
ねて、全体を線速6m/分で温度120℃,加圧力2kg/cm2
条件下において熱圧着して薄葉体とした。
得られた薄葉体における両フィルム間の接着力,界面
におけるミクロボイド存在の状態、およびうねり状変形
の有無を調べた。以上の結果を一括して第1表に示し
た。
実施例2 光沢面の鏡面光沢度を40%にしたことを除いては実施
例1の場合と同様にして導電性プラスチックフィルムを
成膜した。実施例1と同様に“目やに”等の発生しない
連続成膜が可能であった。実施例1と同様にして薄葉体
を製造し、その特性を第1表に示した。
比較例1 実施例1の樹脂組成物にインフレーション成形法を適
用して厚み0.1mmのフィルムを10000mに亘って連続成膜
した。得られたフィルムの鏡面光沢度は両面とも18%で
あった。しかし、このフィルムの場合には、3000mの成
膜地点から“目やに”等の表面欠陥が発生しはじめた。
なお、このフィルムの熱収縮率は、実施例1の場合と
同じ条件下において約45%であった。
このフィルムを用いて実施例1と同様に薄葉体を製造
した。その特性を第1表に示した。
比較例2 実施例1の樹脂組成物にTダイ押出法を適用し、梨地
ロールを用いて厚み0.1mmのフィルムを10000mに亘って
連続成膜した。ロール側の鏡面光沢度は10%,他面は1
%のフィルムが得られた。このフィルムについて、1000
mごとに外観を調べたが、“目やに”等の表面欠陥は認
められなかった。
このフィルムを用いて実施例1と同様に薄葉体を製造
し、その特性を第1表に示した。
比較例3 鏡面光沢度が1%である側の面を鉛フィルムに重ねた
ことを除いては実施例1の場合と同様にして薄葉体を製
造した。その特性を第1表に示した。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明方法によれば、
鉛フィルムと導電性プラスチックフィルムとの界面にミ
クロボイドが存在せず、しかも両フィルム間の接着力が
大で、更には変形がなく平坦度の優れた電気ケーブル用
導電性薄葉体を製造することができる。これは、薄葉体
を構成する導電性プラスチックフィルムをTダイ押出法
で成膜し、しかも鉛フィルムと接着する面の鏡面光沢度
を25%以上に設定した効果である。
また、Tダイ押出法で導電性プラスチックフィルムが
成膜されるので、“目やに”等の表面欠陥のないフィル
ムを長期に亘って連続成膜することが可能となり、フィ
ルムの生産性の向上にも資すること大である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Tダイ押出法で導電性プラスチックフィル
    ムを成膜し、前記導電性プラスチックフィルムの片面ま
    たは両面をJISZ8741で規定される鏡面光沢度が25%以上
    の光沢面とし、ついで、前記導電性プラスチックフィル
    ムを前記光沢面が鉛フィルムの片面または両面に接触す
    るように重ね合わせたのち、全体を熱圧着して一体化す
    ることを特徴とする電気ケーブル用導電性薄葉体の製造
    方法。
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JPS62103909A (ja) * 1985-10-30 1987-05-14 古河電気工業株式会社 ケ−ブル被覆用鉛ラミネ−トテ−プ

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