JP2917284B2 - 車輪における軽点のマーキング方法 - Google Patents

車輪における軽点のマーキング方法

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JP2917284B2
JP2917284B2 JP1059253A JP5925389A JP2917284B2 JP 2917284 B2 JP2917284 B2 JP 2917284B2 JP 1059253 A JP1059253 A JP 1059253A JP 5925389 A JP5925389 A JP 5925389A JP 2917284 B2 JP2917284 B2 JP 2917284B2
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山本  誠
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車等の車両に使用される車輪の回転
バランス測定に基づいて、当該車輪に軽点のマーキング
を施す車輪における軽点のマーキング方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車等に使用される車輪、即ちタイヤを装
着したタイヤホイールは、そのままの状態では回転バラ
ンスが不均一である場合が多いので、これを調整するた
め、回転バランス測定をおこない、この測定結果に基づ
いて回転バランスを調整するためのウエイトを付加すべ
き軽点の位置を割り出し、この軽点の位置にマーキング
を施すとともに、後の処理によって、そのマーキングを
施した軽点の位置に回転バランス調整用のウエイトを装
着し、車輪の回転バランスを均一なものとするようにし
ている。
なお、車両に装着されるタイヤホイールのマーキング
位置は、通常タイヤホイールの外側、即ちタイヤホイー
ルの上面と、タイヤホイールの内側、即ち下面である。
第3図は上述したタイヤホイールにおける軽点の従来
のマーキング方法を実施する装置1を示す平面図であ
る。
この装置1では、搬送ローラからなるタイヤホイール
搬送手段2によって、搬送されたタイヤホイール3を装
置1の回転軸4上に図示せぬクランプ手段により固定
し、しかる後、この回転軸4を回転した状態で、回転バ
ランス測定を行いタイヤホイール3の上面に位置する軽
点と下面に位置する軽点とを割り出す。そして、装置1
はタイヤホイール3の上面に位置する軽点と下面に位置
する軽点とを割り出た後、第3図のA視で示す第4図の
ように、装置1の下方に配設された下面マーカー手段5
のマーカ6と対応する位置に、測定結果に基づき割り出
されたタイヤホイール3の下面3aに位置する軽点を回転
させて、そこに位置決めし、しかる後マーカ6を上昇さ
せて、その下面3aの軽点にマーキング処理を施す。
次に、装置1は、当該装置1の上方に配設された図示
せぬ上面マーカー手段のマーカ7の対応する位置に、バ
ランス測定結果に基づき割り出されたタイヤホイール3
の上面3bに位置する軽点を回転させて位置決めし、しか
る後マーカ7を下降させてマーキングを施す。そして装
置1は、このような車輪のバランス測定に基づくマーキ
ング処理を施した後、そのタイヤホイール3を装置1内
から搬送手段2を介して排出し、一つのタイヤホイール
に対すマーキング処理の作業サイクルを終了させ、しか
る後、同様の作業手順によって次のタイヤホイールの回
転バランス測定に基づくマーキング処理を順次実行す
る。
なお、第3図で符号8は前記軸4を回転させるモータ
である。また、上述した装置1の下面マーカー手段5、
及び上面マーカー手段はいずれも、装置1に対し固定設
置されており、マーカ6、7のみが上下動するように構
成されている。また上述した装置1全体は図示せぬ計算
機等の制御装置によって、その駆動が制御されているこ
とは言うまでもない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の軽点のマーキング方法の処
理手順を経時的に説明すると、回転バランス測定(即ち
タイヤホイール上面の軽点と下面の軽点の割り出)→下
面マーカー手段の配設位置に対するタイヤホイール下面
の軽点の位置決め→下面軽点へのマーキング処理→上面
マーカー手段の配設位置に対するタイヤホイール上面の
軽点の位置決め→上面軽点のマーキング処理→タイヤホ
イールの搬出、という複雑な処理工程が必要であるため
一つのタイヤホイールのマーキング処理時間が長くなる
ばかりでなく、タイヤホイールを生産するラインそのも
のの稼動率を向上させることが出来ない難点があった。
この発明は上述した事情に鑑み、タイヤホイールに対
する軽点のマーキング処理を一層迅速に行わせるように
した車輪における軽点のマーキング方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、この発明では車輪の回
転バランス測定により車輪の上面及び下面の各軽点を割
り出す工程と、割り出された前記車輪の各軽点のうち一
方の軽点を、該軽点に対しマーキング処理を施す一方の
マーカー手段の配設位置に位置決めする工程と、他方の
軽点に対しマーキング処理を施す他方のマーカー手段を
前記他方の軽点へ移動させ位置決める工程と、前記一方
と他方のマーカー手段により前記車輪上面の軽点と下面
の軽点とに同時にマーキング処理を施す工程とを具えて
いる。
〔作用〕
上述した軽点のマーキング方法によると、従来の如
く、下面マーカー手段の配設位置に対するタイヤホイー
ル下面の軽点の位置決め→下面軽点へのマーキング処理
→上面マーカー手段の配設位置に対するタイヤホイール
上面の軽点の位置決め→上面軽点のマーキング処理とい
う一連の処理工程が、各軽点のうち一方の軽点を、該軽
点に対しマーキング処理を施す一方のマーカー手段の配
設位置に位置決めする工程と、他方の軽点に対しマーキ
ング処理を施す他方のマーカー手段を前記他方の軽点へ
移動させ位置決める工程と、前記一方と他方のマーカー
手段により前記車輪上面の軽点と下面の軽点とに同時に
マーキング処理を施す工程とに短縮されるため車輪に対
する軽点のマーキング処理が迅速に行われることとな
る。
〔実施例〕
以下この発明に係わる車輪のバランス測定及びマーキ
ング方法の一実施例を詳述する。
第1図はこの発明に係わる軽点のマーキング方法を実
施する装置全体の概念図で、第3図乃至第4図と同一部
分を同一符号で示す。
この装置は、図示せぬリフトアンドキャリータイプの
タイヤホイール搬送手段により搬送されたタイヤホイー
ル3を装着し、当該タイヤホイール3を回転させて回転
バランス測定を行い、その測定結果に基づいてタイヤホ
イール3の上面3bの軽点の位置と下面3aの軽点の位置と
をそれぞれ割り出すバランス測定装置10と、このバラン
ス測定装置10から搬送されたタイヤホイール3に対し、
その割り出された上面軽点の位置と下面軽点の位置とに
それぞれ同時にマーキング処理を施すマーキング装置11
とから構成されている。
なお、このこのマーキング装置11には、その下方にタ
イヤホイール下面3aの軽点に対しマーキング処理を施す
下面マーカ手段13が、またその上方にはタイヤホイール
上面3bの軽点に対しマーキング処理を施す上面マーカ手
段14がそれぞれ配設されている。なお、これら上下面に
配設された上面及び下面マーカ手段13、14のうち、上面
マーカ手段14は上下方向のみに移動自在に構成されてお
り、下面マーカ手段13は第1図のB視で示す第2図のよ
うに、タイヤホイール3を支承するタイヤホイール台12
を中心に例えばエァーモータにより旋回自在に支承さ
れ、かつ第1図に示すようにチョークシリンダによりマ
ーカ13aが上下方向に対し昇降自在となるように構成さ
れている。
次に、上述したバランス測定装置10及びマーキング装
置11の動作を第1図に基づいて説明し、併せて本願発明
のマーキング方法を詳述する。
図示せぬリフトアンドキャリータイプのタイヤホイー
ル搬送手段により、バランス測定装置10の回転軸20に配
置されたタイヤホイール3は、その上方に昇降自在に配
設されたトップアダプタ21により、当該回転軸20に固定
される。そしてタイヤホイール3は、このトップアダプ
タ21とともに回転される間に回転バランス測定が行わ
れ、この測定結果に基づいてタイヤホイール3上面3bの
軽点の位置と下面3aの軽点の位置とが割り出される。な
お、上面軽点と下面軽点の位置とが割り出された後、タ
イヤホイール3の上面軽点は、タイヤホイール3がバラ
ンス測定装置10からマーキング装置11に移送され、その
タイヤホイール台12に装着された際に、上面マーカ手段
14のマーカ14aが下降する位置と合致する位置に位置決
めされる。
このようにバランス測定装置10において上面軽点位置
が位置決めされたタイヤホイール3は、次に図示せぬ搬
送ハンドによりバランス測定装置10からマーキング装置
11に移送され、さらに図示せぬクランパによりそのタイ
ヤホイール台12に装着される。なお、マーキング装置11
の下方に配された下面マーカ手段13のマーカ13aは、タ
イヤホイール3が上述した図示せぬ搬送ハンドによりバ
ランス測定装置10からマーキング装置11へ移送される間
に、タイヤホイール3がタイヤホイール台12に装着され
た際の、下面軽点が割り出された位置に回転移動し、そ
の位置に待機している。
そして、タイヤホイール3がタイヤホイール台12に装
着されると、上面マーカ手段14のマーカ14aが下降し、
また下面マーカ手段13のマーカ13aが上昇してタイヤホ
イール3に対し上面軽点の位置と下面軽点の位置とに同
時にマーキング処理を行う。
そして、上述したようにマーキング装置11によって上
面軽点と下面軽点とに同時にマーキング処理がを施され
たタイヤホイール3は、再び図示せぬ搬送ハンドにより
マーキング装置11から車輪コンベア22上に移動される。
そして、このコンベア22上に移動されたタイヤホイール
3は、バランスウエイト装着等の後処理を受けることと
なる。
すなわち、上述した処理手順を経時的に説明すると、 回転バランス測定(即ちタイヤホイールの上面軽点と
下面軽点の割り出)→タイヤホイールの上面軽点の位置
決め→タイヤホイールの移動及び下面マーカ手段の下面
軽点への位置決め→上下面軽点位置への同時マーキング
処理→タイヤホイールの搬出という処理工程となり従来
よりも工程数が短縮されることとなる。
したがって、この発明の車輪における軽点のマーキン
グ方法によれば、車輪に対する軽点のマーキング処理が
迅速に行われることとなる。
なお、バランス測定装置10は、測定済みタイヤホイー
ルのマーキング装置11への搬出中に、次のタイヤホイー
ルが装着され、さらにバランス測定装置10は、マーキン
グ装置11により同時に上下面軽点のマーキング処理が施
されている間に次のタイヤホイールの回転バランスの測
定を行なう。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明では、下面マーカー手
段の配設位置に対してタイヤホイール下面の軽点を位置
決めする工程と、下面軽点に対しマーキング処理を施す
工程と、上面マーカー手段の配設位置に対してタイヤホ
イール上面の軽点を位置決めする工程と、上面軽点に対
しマーキング処理を施す工程という従来の4つの処理工
程が、各軽点のうち一方の軽点を、該軽点に対しマーキ
ング処理を施す一方のマーカー手段の配設位置に位置決
めする工程と、他方の軽点に対しマーキング処理を施す
他方のマーカー手段を前記他方の軽点へ移動させ位置決
めする工程と、一方と他方のマーカー手段により前記車
輪上面の軽点と下面の軽点とに同時にマーキング処理を
施す工程という3つの処理工程に短縮されるため、車輪
に対する軽点のマーキング処理が迅速に行われることと
なる。
なお、この発明の車輪における軽点のマーキング方法
をタイヤホイールを生産するラインに適用すれば、生産
ラインそのものの稼動率が向上し、車輪の生産性を大巾
に向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる軽点のマーキング方法を実施
する装置の概念図、第2図は第1図のB視による概念
図、第3図は従来の軽点のマーキング方法を実施する装
置の概念図、第4図は第3図のA視による概念図であ
る。 3……車輪(タイヤホイール)、14……一方のマーカー
手段(上面マーカー手段)、13……他方のマーカ手段
(下面マーカー手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−15633(JP,A) 特開 昭61−212742(JP,A) 特公 昭63−13144(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 17/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の回転バランス測定により車輪の上面
    及び下面の各軽点を割り出す工程と、 割り出された前記車輪の各軽点のうち一方の軽点を、該
    軽点に対しマーキング処理を施す一方のマーカー手段の
    配設位置に位置決めする工程と、 他方の軽点に対しマーキング処理を施す他方のマーカー
    手段を前記他方の軽点へ移動させ位置決める工程と、 前記一方と他方のマーカー手段により前記車輪上面の軽
    点と下面の軽点とに同時にマーキング処理を施す工程と を具えたことを特徴とする車輪における軽点のマーキン
    グ方法。
JP1059253A 1989-03-10 1989-03-10 車輪における軽点のマーキング方法 Expired - Lifetime JP2917284B2 (ja)

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JP4885370B2 (ja) * 2000-06-16 2012-02-29 株式会社ブリヂストン 印刷装置、及び印刷方法
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