JP2917122B2 - コンクリート圧送用注入口遮断装置 - Google Patents

コンクリート圧送用注入口遮断装置

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JP2917122B2 JP12765296A JP12765296A JP2917122B2 JP 2917122 B2 JP2917122 B2 JP 2917122B2 JP 12765296 A JP12765296 A JP 12765296A JP 12765296 A JP12765296 A JP 12765296A JP 2917122 B2 JP2917122 B2 JP 2917122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートポンプ
車等により圧送管を介してコンクリート(本発明ではモ
ルタルも含む)を構築物用型枠内に打設後、該コンクリ
ートを養生する間、コンクリート注入口から外部にコン
クリートが流出しないようにするためのコンクリート圧
送用注入口遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコンクリート圧送用遮断
装置として、本出願人が先に出願したものとして次のよ
うな発明がある。すなわち、型枠に開口された注入口に
コンクリート充填手段を設け、このコンクリート充填手
段にて前記型枠内にコンクリート供給源から圧送される
生コンクリートを圧送し充填してなるコンクリート打設
装置において、前記コンクリート充填手段は、吐出口が
前記型枠の注入口に外側から内部に突出状態で臨みかつ
その圧送口に前記コンクリート供給源から生コンクリー
トが圧送される圧送管が接続される着脱可能に取付けら
れた吐出管を備え、この吐出管は、一端開口部を前記型
枠内に臨ませて吐出口とした直筒管と、この直筒管の途
上から連通口を介して分岐させた分岐管とで二股管状に
形成し、この分岐管の圧送口となる開口端部に、前記圧
送管を接続可能にしてなるとともに、前記直筒管内の他
端開口部側に、前記吐出口に向け水密的に圧入状態で摺
動可能にした遮断駒体を設け、この遮断駒体に前記直筒
管の外側から押込み機構を取外し可能に設け、この押込
み機構にて、前記遮断駒体をコンクリート圧送時に前記
連通口の開放位置まで摺動させてなる一方、前記型枠内
へのコンクリート打設後に前記型枠内に臨む吐出管の吐
出口の突出端面及び連通孔の閉塞遮断位置まで摺動させ
て停止可能にしたことを特徴とするコンクリート打設装
置がある(特願平5−300805号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンクリー
ト打設装置は、型枠内にコンクリートを打設後に、構築
物用型枠内面からコンクリート注入口が円柱状に突出す
ることがなく、構築物用型枠内面と略同一かそれよりも
凹んだ状態に仕上げられ、かつコンクリートと遮断物と
の剥離性が良好であるという利点を有するものの、直筒
管の途上から連通口を介して分岐させた分岐管の長さを
構造上どうしても長く形成しなければならないことか
ら、押し出し機構によって遮断駒体を直筒管の先端部ま
で移動させて遮断した際に、圧送管を分岐管から取り外
し、該圧送管を次の分岐管に接続する必要がある。圧送
管を分岐管から取り外した時に、該分岐管に残存してい
た生コンクリートが残滓として無駄に捨てられることと
なり、型枠に多数の分岐管を取付ける場合にはコンクリ
ート残滓は無視できない量となり、貴重な資源が有効利
用されない点で問題があった。
【0004】また型枠内にコンクリートを注入した後に
押し出し機構によって遮断駒体を直筒管の先端部まで移
動させる必要があり、その移動作業はハンドルの回転運
動が螺子の螺合を介して往復動する運動であり、ハンド
ル操作の大変さに加え、移動に時間を要する。さらに、
直筒管に対し一定の傾斜角度をもって分岐管が連結され
ているために該分岐管から送られてくるコンクリートは
直筒管の上面と遮断駒体の先端面を二辺とする略三角形
部分のスペースにいわゆるデッドスペースが生まれ、こ
のデッドスペースに生コンクリートが滞留することとな
りコンクリート圧送管として十分な機能が発揮できない
という不都合があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは分岐管に残存していた生コ
ンクリートが残滓として無駄に捨てられることを極力、
少なくし、貴重な資源を有効利用するとともにコンクリ
ート圧送時にコンクリートが途中で滞留することなくス
ムーズに送られ、型枠内に効率よくコンクリートを送る
ようにし、かつ型枠内にコンクリートを投入後、コンク
リートの遮断操作が簡単かつ迅速になし得るようにした
コンクリート圧送用注入口遮断装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
ト圧送用注入口遮断装置は、90°ベンドの一方の開口
部を型枠に開口した注入口に接続する吐出口とし、他方
の開口部を遮断板挿入側開口部とし、該遮断板挿入側開
口部からベンド内の周壁に沿って弾圧状態で圧接するよ
うに装填した遮断板はベンドの円弧状軸心を通る円弧状
に湾曲した連接棒に固定するとともに該連接棒の他端
を、ベンドの外側に一端部を回動自在に枢着した棒状ハ
ンドルに取付けるに当たり、該連接棒の微調整が可能な
ように該連接棒の他端取付け部を蝶番固定し、かつ前記
遮断板を吐出口側に位置させた時にコンクリート圧送通
路を遮断できる長さの弾性遮断体を該遮断板の背後にベ
ンドの曲率に沿って設け、上記ハンドルの回動操作によ
りベンド内に装填した遮断板を吐出口の端面まで移動可
能とし、かつベンドの吐出口近くの外側ベンド部を外側
に湾曲させ、さらにコンクリート圧送管と着脱自在に接
続する短い接続管を連通口を介して一体に形成し、該接
続管と吐出口近くの外側ベンド部及び遮断板とで湾曲状
のコンクリート圧送通路を形成したものである。
【0007】
【0008】本発明に係るコンクリート圧送用注入口遮
断装置は、前記ベンドの円弧状軸心を通る円弧状に湾曲
した連接棒の他端を回動自在に枢着した棒状ハンドルに
取付けるに当たり、該連接棒の微調整が可能なように該
連接棒の他端取付け部を蝶番固定したものである。ま
た、前記遮断板挿入側開口部からベンド内の周壁に沿っ
て弾圧状態で圧接するように装填した遮断板は金属製円
形板間に挟持固定された円形もしくはリング状のゴム又
は合成樹脂材等からなる弾性体の外周面に形成した環状
溝に潤滑材を充填したものである。さらに上記遮断板の
背後にベンドの曲率に沿って設け、かつ該遮断板を吐出
口側に位置させた時にコンクリート圧送通路を遮断でき
る長さに形成した弾性遮断体は柔軟性を有するシリコン
ゴム、ネオプレンゴム等の合成ゴムまたはシリコン樹脂
等の熱可塑性合成樹脂を使用するものである。
【0009】
【作用】90°ベンドの一方の開口部である吐出口を構
築物用型枠に開口した注入口に接続する。ベンドの吐出
口近くの外側ベンド部を外側に湾曲させて一体に形成し
た短い接続管をコンクリート圧送管と着脱自在に接続す
る。ベンドの他方の開口部である遮断板挿入側開口部か
らベンド内の周壁に沿って弾圧状態で圧接するように遮
断板が装填されている。この遮断板はベンドの円弧状軸
心を通る円弧状に湾曲した連接棒に固定されている。こ
の連接棒の他端は、ベンドの外側に一端部を回動自在に
枢着した棒状ハンドルに取付けられている。しかして、
ハンドルの回動操作によりベンド内に装填した遮断板は
吐出口の端面まで移動可能であるが、型枠内にコンクリ
ートを注入している時には、ハンドル操作によって遮断
板は短い接続管の近傍まで移動させておく。この時、弾
性遮断体はその一部が遮断板挿入側開口部から外部に突
出している。
【0010】こうして型枠内にコンクリートを圧送して
いるときには、遮断板を短い接続管の近傍まで移動させ
ておくことによって短い接続管と吐出口近くの外側ベン
ド部及び遮断板とで湾曲状のコンクリート圧送通路が形
成される。遮断板は短い接続管の軸心に対し内側に傾斜
した状態で配置されるために、コンクリート圧送管及び
短い接続管を通ったコンクリートは遮断板に一定の入射
角で当たった後、所定の角度で反射されて吐出口に送ら
れ、途中でデットスペースがなくコンクリートを滞留さ
せることがなく型枠内にコンクリートを円滑に送ること
ができる。
【0011】型枠内にコンクリートを注入後は、コンク
リートポンプ車等によりコンクリートを圧送するのを止
め、ハンドルの回動操作によって遮断板をベンドの円弧
状軸心を通る軌跡を描きながら移動させ、ベンド内にあ
るコンクリートを吐出口側に押し出しながら遮断板を吐
出口の端面まで移動させる。遮断板の移動に伴い、その
背後に設けた弾性遮断体も同時に移動しコンクリート圧
送通路を遮断することとなる。遮断板によって吐出口を
塞ぎ、同時に弾性遮断体によってコンクリート圧送通路
を遮断した後、短い接続管からコンクリート圧送管を取
り外し、次の接続管に接続する。このコンクリート圧送
管を取り外す時に、ベンド内のコンクリート残滓は弾性
遮断体によって予め排除されているために、短い接続管
にはコンクリート残滓はほとんど残っておらず、コンク
リート残滓が無駄に捨てられることはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より説明する。1は本発明の一実施例を示すコンクリー
ト圧送用注入口遮断装置で、一方の開口部を型枠10に
開口した注入口10aに接続する吐出口2aとし、他方
の開口部を遮断板挿入側開口部2bとした90°ベンド
2と、そのベンド2の吐出口2a近くの外側ベンド部2
cを外側に湾曲させ、かつ連通口3aを介してコンクリ
ート圧送管11と着脱自在に接続する短い接続管3とが
一体に形成され、湾曲した二股分岐状の管体が形成され
る。
【0013】90°ベンド2の吐出口2aを型枠10に
取付けるに際しては、型枠2の内面と吐出口2aの先端
面とが略面一となるようにした状態で、吐出口2aの先
端部外周面を型枠10に直接、溶接して固定するか、あ
るいは吐出口2aの先端部外周面に形成したフランジ1
0aを型枠10にボルトナット(図示せず)で締結固定
する等の方法であってもよい。90°ベンド2の内側ベ
ンド部2dの外側には2枚のハンドル支持板4を並行に
起立させてその下部を溶接で固定する。ハンドル支持板
4には回動軸5を取付け、その回動軸5にハンドル6の
下部を回動自在に枢着する。ハンドル6は棒状部材であ
れば特に形状は限定されないが、ハンドル6の下部から
連接棒7の取付け位置より上の位置までを角材形状に形
成し、そこから先端までを丸棒に形成することにより、
連接棒7の取付けが容易となる他、ハンドル6にパイプ
(図示せず)等を挿し込んでハンドル6のアームの長さ
を長くして回動操作をより一層、楽に行えるようにする
ことができる。
【0014】90°ベンド2の他方の開口部である遮断
板挿入側開口部2bからベンド2内の周壁に沿って弾圧
状態で圧接するように遮断板8を装填する。遮断板8は
円形の金属板8aの間に円形もしくはリング状のゴム又
は合成樹脂材等からなる弾性体8bを挟持し、中央部で
螺子8cで着脱自在に固定する。弾性体8bの外周面に
は環状溝8dを形成し、その環状溝8dにグリース等の
粘性を有する潤滑材8eを充填することにより、ベンド
2内周壁との一層の円滑な動きを増すことができる。そ
して90°ベンド2の他方の開口部である遮断板挿入側
開口部2bから連通口3aまでのベンド2の内周壁は遮
断板8がベンド内を往復動するガイドの役割を果たすこ
ととなる。
【0015】遮断板8はベンド2の円弧状軸心を通る円
弧状に湾曲した連接棒7に固定する。連接棒7の他端は
ベンド2の外側に一端部を回動自在に枢着した棒状ハン
ドル4に取付ける。連接棒7をハンドル4に取付ける際
に、取付け誤差すなわち遮断板8に連接棒7を溶接固定
した時に生じる溶接に伴う取付け誤差によって、連接棒
7がベンド2の円弧状軸心上から外れることがないよう
に、その連接棒7を正確にベンド2の円弧状軸心上に位
置させる必要がある。このために、連接棒7の他端をハ
ンドル6に取付けるに当たり、連接棒7の微調整が可能
なように連接棒7の他端取付け部を蝶番9で固定する。
15は遮断板8の背後にベンド2の曲率に沿って設け、
かつ遮断板8を吐出口側に位置させた時にコンクリート
圧送通路を遮断できる長さに形成した弾性遮断体であ
る。弾性遮断体15は柔軟性を有するシリコンゴム、ネ
オプレンゴム等の合成ゴムまたはシリコン樹脂等の熱可
塑性合成樹脂を使用する。この弾性遮断体15の端面に
は金属製の押え板16を取付ける。弾性遮断体15を設
けることによりベンド2内の通路もコンクリート残滓が
排除されることから、この箇所でのコンクリートの無駄
な廃棄がなくなり、かつ弾性遮断体15にはコンクリー
トが付着して硬化することがないので、弾性遮断体15
をベンド2内でスムーズに移動させることができる。
【0016】ハンドル6の回動操作によって遮断板8を
短い接続管3の連通口3aの近傍まで移動させる。しか
して、短い接続管3と吐出口2a近くの外側ベンド部2
c及び遮断板8とで湾曲状のコンクリート圧送通路を形
成する。コンクリートの圧送時に、遮断板8は短い接続
管3の軸心に対し内側に傾斜した状態で配置されるため
に、コンクリート圧送管11及び短い接続管3を通った
コンクリートは遮断板8に対して一定の入射角で当たっ
た後、所定の角度で反射されて吐出口にスムーズに送ら
れることとなる。またコンクリート圧送通路の途中でデ
ットスペースがないためにコンクリートを滞留させるこ
とがなくなり型枠内にコンクリートを円滑に送ることが
できる。
【0017】型枠10内へのコンクリート圧送を終了し
た後は、コンクリートポンプ車等によりコンクリ−トを
圧送するのを止める。そして、ハンドル6の回動操作に
よって遮断板8をベンド2の円弧状軸心を通る軌跡を描
きながら吐出口2a側に向けて移動させる。遮断板8の
移動により、ベンド2内にあるコンクリートを吐出口2
a側に押し出しながら遮断板8を吐出口2aの端面まで
移動させる。遮断板8が吐出口2aの端面まで移動した
時に、この位置を確実なものにするためにハンドル6及
び遮断板挿入側開口部2b付近のベンド2の外側にそれ
ぞれ係合片12、12を取付け、その係合した位置で、
ベンド2の外側に鎖13で結ばれた係合ピン14を係合
片12に挿し込んで固定する。遮断板8の移動に伴い、
その背後に設けた弾性遮断体15も同時に移動してコン
クリート圧送通路を遮断することとなる。遮断板8によ
って吐出口2aを塞ぎ、同時に弾性遮断体15によって
コンクリート圧送通路を遮断した後、短い接続管3から
コンクリート圧送管11を取り外す。取り外したコンク
リート圧送管11は別の接続管に接続する。このコンク
リート圧送管11を取り外す時に、短い接続管3にはコ
ンクリート残滓はほとんど残っておらず、コンクリート
残滓が無駄に捨てられることが解消される。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記の説明から判るように、次
のような特有の効果を奏する。本発明に係るコンクリー
ト圧送用注入口遮断装置は、90°ベンドの一方の開口
部を型枠に開口した注入口に接続する吐出口とし、他方
の開口部を遮断板挿入側開口部とし、該遮断板挿入側開
口部からベンド内の周壁に沿って弾圧状態で圧接するよ
うに装填した遮断板はベンドの円弧状軸心を通る円弧状
に湾曲した連接棒に固定するとともに該連接棒の他端
を、ベンドの外側に一端部を回動自在に枢着した棒状ハ
ンドルに取付けるに当たり、該連接棒の微調整が可能な
ように該連接棒の他端取付け部を蝶番固定し、かつ前記
遮断板を吐出口側に位置させた時にコンクリート圧送通
路を遮断できる長さの弾性遮断体を該遮断板の背後にベ
ンドの曲率に沿って設け、上記ハンドルの回動操作によ
りベンド内に装填した遮断板を吐出口の端面まで移動可
能とし、かつベンドの吐出口近くの外側ベンド部を外側
に湾曲させ、さらにコンクリート圧送管と着脱自在に接
続する短い接続管を連通口を介して一体に形成し、該接
続管と吐出口近くの外側ベンド部及び遮断板とで湾曲状
のコンクリート圧送通路を形成したものであるから、該
コンクリート圧送通路となる短い接続管に残存していた
生コンクリートは残滓として無駄に捨てられることが極
力解消されることとなり、貴重な資源を有効利用するこ
とができるとともにたとえ連接棒を遮断板に溶接する時
に寸法誤差が生じようとも連接棒の他端部は蝶番で固定
されることから寸法誤差がここで吸収される結果、円弧
状に湾曲した連接棒は常にベンドの円弧状軸心上で連結
されることとなり、遮断板のスムーズな動きが可能とな
【0019】
【0020】また90°ベンドの他方の開口部である遮
断板挿入側開口部から上記連通口までのベンド内周壁は
遮断板がベンド内を往復動するガイドとなるために、ハ
ンドル操作によるワンタッチで簡単に遮断板の往復動が
可能となり、吐出口の開閉操作及びコンクリート圧送通
路の形成のための遮断板の位置決めも簡単である。
【0021】また遮断板挿入側開口部からベンド内の周
壁に沿って弾圧状態で圧接するように装填した遮断板は
金属製円形板間に挟持固定された円形もしくはリング状
のゴム又は合成樹脂材等からなる弾性体の外周面に形成
した環状溝に潤滑材を充填したので、ベンド内のシール
性が十分になされる上にベンド内壁を弾圧しながらスム
ーズに往復動させることができる。さらに遮断板の背後
にベンドの曲率に沿って設け、かつ該遮断板を吐出口側
に位置させた時にコンクリート圧送通路を遮断できる長
さに形成した弾性遮断体は柔軟性を有するシリコンゴ
ム、ネオプレンゴム等の合成ゴムまたはシリコン樹脂等
の熱可塑性合成樹脂を使用することとしたので、ベンド
内の通路もコンクリート残滓が排除されることとなり、
この箇所でのコンクリートの無駄な廃棄がなくなり、か
つ弾性遮断体にはコンクリートが付着して硬化すること
がないので、弾性遮断体をベンド2内でスムーズに移動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンクリート圧送用注
入口遮断装置の概略断面側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】(a)はハンドルと遮断板を連結する連接棒を
示す側面図である。(b)はその平面図である。
【図4】(a)はハンドル支持板の側面図である。
(b)はその平面図である。
【図5】(a)は遮断板を構成する弾性体の断面図であ
る。(b)は遮断板を構成する金属板の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート圧送用注入口遮断装置 2 90°
ベンド 2a 吐出口 2b 遮断
板挿入側開口部 2c 外側ベンド部 2d 内側
ベンド部 3 短い接続管 3a 連通
口 4 ハンドル支持板 5 回動軸 6 ハンドル 7 連接棒 8 遮断板 8a 金属
板 8b 弾性体 8c 螺子 8d 環状溝 9 蝶番 10 型枠 11 コン
クリート圧送管 12 係合片 13 鎖 14 係合ピン 15 弾性
遮断体 16 押え板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/02 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 90°ベンドの一方の開口部を型枠に開
    口した注入口に接続する吐出口とし、他方の開口部を遮
    断板挿入側開口部とし、該遮断板挿入側開口部からベン
    ド内の周壁に沿って弾圧状態で圧接するように装填した
    遮断板はベンドの円弧状軸心を通る円弧状に湾曲した連
    接棒に固定するとともに該連接棒の他端を、ベンドの外
    側に一端部を回動自在に枢着した棒状ハンドルに取付け
    るに当たり、該連接棒の微調整が可能なように該連接棒
    の他端取付け部を蝶番固定し、かつ前記遮断板を吐出口
    側に位置させた時にコンクリート圧送通路を遮断できる
    長さの弾性遮断体を該遮断板の背後にベンドの曲率に沿
    って設け、上記ハンドルの回動操作によりベンド内に装
    填した遮断板を吐出口の端面まで移動可能とし、かつベ
    ンドの吐出口近くの外側ベンド部を外側に湾曲させ、さ
    らにコンクリート圧送管と着脱自在に接続する短い接続
    管を連通口を介して一体に形成し、該接続管と吐出口近
    くの外側ベンド部及び遮断板とで湾曲状のコンクリート
    圧送通路を形成したことを特徴とするコンクリート圧送
    用注入口遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記遮断板挿入側開口部からベンド内の
    周壁に沿って弾圧状態で圧接するように装填した遮断板
    は金属製円形板間に挟持固定された円形もしくはリング
    状のゴム又は合成樹脂材等からなる弾性体の外周面に形
    成した環状溝に潤滑材を充填したことを特徴とする請求
    項1記載のコンクリート圧送用注入口遮断装置。
  3. 【請求項3】 上記遮断板の背後にベンドの曲率に沿っ
    て設け、かつ該遮断板を吐出口側に位置させた時にコン
    クリート圧送通路を遮断できる長さに形成した弾性遮断
    体は柔軟性を有するシリコンゴム、ネオプレンゴム等の
    合成ゴムまたはシリコン樹脂等の熱可塑性合成樹脂を使
    用することを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリ
    ート圧送用注入口遮断装置。
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CN105735647A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国新兴建筑工程总公司 一种混凝土输送管浇筑端口的封堵装置及其连接结构

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