JP2917003B2 - パン生地等の連続的定量供給方法および装置 - Google Patents

パン生地等の連続的定量供給方法および装置

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JP2917003B2 JP8149792A JP14979296A JP2917003B2 JP 2917003 B2 JP2917003 B2 JP 2917003B2 JP 8149792 A JP8149792 A JP 8149792A JP 14979296 A JP14979296 A JP 14979296A JP 2917003 B2 JP2917003 B2 JP 2917003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンの製造工程に
おいて、ホッパーに収納されたパン生地等のゲル弾性材
料を、指定の厚さの連続した帯状に成形して、定量を安
定して連続生産し、または任意に排出量を制御すること
のできる方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大量のパンを製造する場合、従来は大き
な容器に収容した大量のパン生地から安定して定量を分
割し、取り出すためには、ホッパー底部にピストンを設
けてパン生地をシリンダー内に定量吸引して切断し、こ
れを押し出して、定量を取り出すことを繰り返すという
極めて手数のかかる方法が用いられていたが、工程が複
雑になっているばかりでなく、この方法は、繰り返しの
剪断応力がパン生地の弾性を喪失させるため、ブロム酸
カリ等の化学添加物を用いてグルテンの修復を行い、膜
機能を回復させてパンを製造していた。
【0003】また、本発明のように対向して回転するロ
ーラにより生地を挟圧して連続的に帯状の生地を生産す
る生地延展装置および方法に類似するものとしては、本
出願人の出願に係る特公平5−3253号公報、特公平
6−37号公報があるが、この発明は、挟圧部の圧力の
上昇を防ぐ手段として、上段の挟圧ローラーから下段の
ローラーに供給する生地供給量の適量をセンサーにより
判断して、上段のローラーの回転速度を加減して行う方
法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化学的添加
物を用いることなく、簡単な装置により、パン生地に対
し、パン生地の気泡保持機能であるゲル化した高分子組
織を破壊することなく、パン生地を連続した薄いシート
状に成形することができるようにしたパン生地等の連続
的定量供給方法および装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のように、特公平5
−3253号および特公平6−37号の発明が、挟圧部
の圧力の上昇を防ぐ手段として、上段の挟圧ローラーか
ら下段のローラーに供給する生地供給量の適量をセンサ
ーにより判断して、上段のローラーの回転速度を加減し
て行う方法であるのに対し、本発明は、挟圧ローラー等
からなる挟圧装置の挟圧間隔を定期的に拡大縮小し、挟
圧部の圧力上昇を防ぎ、安定した生産を続けさせると共
に、加工するパン生地等に弾性喪失が発生しないように
して、上記課題を解決したものである。すなわち、本発
明は、生地供給手段の通路に少なくとも一対の対向する
挟圧手段を設けて、この挟圧手段の対向する間隔を周期
的に拡大と縮小を繰り返しながら、挟圧手段の対向入口
に発生する高圧現象を分散して解消し、さらに、生地弾
性のデベロップメントを促進しながら、パン生地を連続
した規定の帯状に成形することに成功したものである。
要するに、生地の自重流下を促進させるようにし、さら
に、挟圧ローラーにより生地を排出するようにしたもの
である。また、本発明は、パン生地の流動を誘導し、下
方の狭い隙間からの流出を容易にするため、挟圧間隔を
拡大縮小して、ゲルの破壊も同時に防ぎ、大量のパン生
地を連続して帯状のパン生地に成形排出することに成功
したものである。そして、このようにして得られる帯状
のパン生地を切断、巻き取り等を行って、棒状、平板状
の多形状の高品質のパンを容易に生産することができる
ようにしたのである。
【0006】本発明の方法は、生地供給手段の通路に少
なくとも一対の対向するローラーあるいはベルト等から
なる挟圧手段を設け、この生地供給手段に生地を投入
し、この挟圧手段の対向する間隔を拡大と縮小を繰り返
して生地を挟圧して、生地を下方出口より排出すること
を特徴とするパン生地等の連続的定量供給方法である。
また、本発明の装置は、対向する複数のローラーあるい
はベルト等からなる挟圧装置を上下多段に設け、対向す
る挟圧装置の上部の間隔を広く、下部の間隔を狭くする
と共に、対向する間隔が拡大と縮小を繰り返して行うよ
うに設けたことを特徴とするパン生地等の連続的定量供
給装置であり、この装置は、生地の供給通路、例えば、
生地を収納するホッパーの下方開口位置に設けられる。
さらに、上記多段に設けた挟圧装置は、一方の支点によ
る片側の多段の挟圧装置のみを揺動させるか、または対
向する二つの支点により、両側の多段の挟圧装置を同時
に揺動させて、挟圧装置の挟圧間隔が拡大と縮小を繰り
返すように設け、また、挟圧運動を一段づつリレー運動
をするように、さらには上下交互に挟圧運動を反復する
ように設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】生地供給手段の通路、例えば、ホ
ッパーの下方開口位置に、挟圧手段として対向する一組
ないし複数組の往復直線移動または揺動する挟圧装置を
設け、これら挟圧装置の水平方向の間隔は、拡大と縮小
を繰り返しながら、生地供給手段に投入され流下するパ
ン生地に対して振動を与えることにより、内圧を分散さ
せ、生地のデベロップメントを促進させ、これら材料の
ゲル構造を再編強化して、挟圧装置の隙間から所定厚み
の連続するシート状生地を延展排出し、次工程に提供す
るものである。
【0008】
【実施例】本発明は、従来行われていた方法としての
「ローラーの挟圧によって、パン生地を連続的に一定量
を排出しようとする」ときに発生する問題点を、以下の
ように解決している。本発明の第1実施例を、図2およ
び図3に基づいて説明する。図1はパン生地3が連続し
てホッパー1から定量排出できない従来の場合を説明す
るものである。図1〜3に示す装置は、パン生地3を収
容するホッパー1と、その底部のパン生地3を挟圧する
対向したローラー2および2’からなり、ローラー2お
よび2’には隙間cを設けている。図1の従来の装置に
おいては、それぞれローラー2および2’を矢印aの方
向に回転させたとき、実験観察ではホッパー1内のパン
生地3は大部分が矢印b1の方向、さらに、矢印b2の
方向に移動して、ローラー2の隙間c方向には移動しに
くいことが判った。
【0009】その原因は、二つのローラーの矢印aによ
る表面の誘導によって発生した二つの「パン生地の流
れ」が図1中の矢印b1で示す位置で衝突し、そのため
b1の位置は、常に圧力の高い部分となるため、下方の
c方向に移動することなく、生地は矢印b2方向、すな
わち、ローラー2、2’の隙間c方向の反対に流動し
て、生地の排出が不安定となってしまう。これは、図1
の機能では、生地3に対する隙間cの位置の圧力がb1
の位置よりも高くなるために起こる現象であり、これを
解決するための方法として、本発明においては、周期的
に隙間cを拡大させるようにしたのである。図2で示し
た矢印dは、その拡大時に移動するローラー2および
2’の方向を示している。隙間cが拡大して隙間c2と
なったとき、図2のようにホッパー1内のb1位置の圧
力は減少するため、パン生地3は拡大した隙間c2の方
向に生地の自重による流下によって、この隙間c2に生
地が送り込まれ、その後の挟圧によって、さらに排出で
きるようになるのである。すなわち、ローラー2、2’
表面の矢印a方向の回転による摩擦誘導がパン生地3を
誘導できるのは、隙間cがc2に拡がる減圧の時期であ
る。このとき、すなわち、b1の位置が減圧になると、
生地3は拡大された隙間c2の位置に自重流下する。
【0010】生地3が隙間c2の位置、すなわち、この
時点での最狭部近辺に移動した時、ローラー2が回転a
を伴いながら、元の減少隙間c1に戻ると、隙間cの位
置に来ていたパン生地3は挟圧されながら、c1の厚さ
となって図3のbのように下方に排出される。その繰り
返しで、連続的にローラー2、2’の排出作業が続けて
行われるもので、この効果として、水頭の高さの違いに
よって排出速度が左右されることは、本発明においては
発生せず、必ずローラーaの周速で吐出するようになっ
たのである。本発明のパン生地の排出実験においては、
生地の排出速度は図3においては、ローラーの周速と同
一速度で吐出されるが、吐出後に5%程度の長さの縮小
が発生する。この現象は、投入された生地の弾性がロー
ラー間通過の際に、ゲル損傷を受けなかった証明と考え
られる。このように材料の吐出後の寸法の僅かな縮小
は、弾性を保有するゲル構造が破壊をほとんど受けるこ
となく、挟圧ローラー2の振動を伴った挟圧が効果を挙
げたものと思われる。
【0011】以上の第1実施例においては、パン生地3
を挟圧する対向したローラー2、2’は、パン生地3を
排出する隙間cを拡大、減少するための手段として、ロ
ーラー2、2’が直線的な往復(矢印d)を行うことで
説明しているが、その他の手段としては、図4から図5
に示すように、一方のローラー2を所定位置に固定し、
他方のローラー2’のみを往復動とすることでも、実施
効果は変わらないことが判った。また、ローラー形状に
ついても、円形断面のローラーに限らず、例えば多角形
断面(図6の2Aおよび2A’)のような多角形のロー
ラーを用いると、パン生地3を引き出すローラーの表面
効果が大きくなり、生産速度を高める効果が認められ
る。
【0012】なお、上記した第1実施例においては、一
対の対向ローラー2、2’が直線的に往復動する態様に
ついて説明したが、その他に、図面は省略するが、揺動
運動することでもパン生地を排出する隙間cを拡大、減
少することが可能であり、同様の効果を得ることができ
る。さらに、この挟圧ローラーの周速度を変更して、生
産速度を制御することができる。また、この挟圧ローラ
ーの間隔の拡大と縮小を繰り返す頻度を変更して、生産
速度を制御できるばかりでなく、挟圧ローラーへの生地
の引き込み誘導と排出量を制御して、所定の厚みで排出
することができる。
【0013】次に、第1実施例の作用効果をさらに拡大
して求める手段として、第2実施例を図7により説明す
る。第1実施例と同一構成部分については、同一符号に
より示して説明を省略する。多段の挟圧ローラー21、
22、23、24およびこれと対向する位置にローラー
21’、22’、23’、24’を設け、互いに対向し
て図示しない駆動手段により、矢印の方向に回転させる
ものである。この挟圧ローラー群の下方のローラーは、
上方のローラーよりその周速は早くなっており、パン生
地3を上から下へ引き出す機能を有している。ローラー
21、22、23、24は、支点10によって揺動する
揺動桿10’上に、それぞれ軸受を有して軸着されてい
る多数のローラー群20である。また、同様にローラー
21’、22’、23’、24’は支点11によって揺
動する揺動桿11’上に軸受を有するローラー群20’
である。これらローラー群の揺動は、揺動桿10’に設
けられた揺動アーム14と装着されているクランクアー
ム15を介して、モーター12の回転により作動するも
のである。 ローラー21’、22’、23’、24’
も同様の構成でモーター13の回転により、図示してい
ない揺動アームを介して、揺動桿11’が駆動され揺動
運動を行う。
【0014】以上の構造機能をもつ揺動桿10’および
11’を、ホッパー40の下方開口側壁の対向する面2
5、25’の直下に、図7に示すように、V字型に懸垂
し、下方には隙間cを設けている。cの位置がパン生地
3の排出位置である。隙間cは、支点10、11による
揺動桿10’、11’の揺動によって、ローラー21、
22、23、24およびローラー 21’、22’、2
3’、24’が互いに離反、接近を行うように、モータ
ー12とモーター13の回転によって揺動させているの
で、隙間の寸法は常に変動している。その揺動の巾の範
囲や揺動の速度は、同調してこのモーター12と13の
速度コントロールによって行えるようになっている。
【0015】以上のように、ホッパー40の下方出口
に、多段のローラー群20、20’をV字型に懸垂し、
ホッパー40の直下のローラー21、21’より順次下
方出口側のローラーの速度を早く回転させ、その増速の
比例に応じて、対向するローラーとの隙間を減少させて
V字型を構成し、ホッパー40に収容されているパン生
地を、V字型に懸垂されたローラー群の枠内に流下さ
せ、互いに対向する上記ローラー群の間隔が揺動桿1
0’、11’によって拡大と縮少を繰り返してホッパー
40内の圧力の上昇を抑え、パン生地を常に安定して隙
間cより搬出させるものである。この対向する多数のロ
ーラーの組み合わせ方法は、明らかに一対のローラーの
挟圧によるものに比べ大きな圧縮倍率を示し、その供給
能力を増強させることができる。また、揺動する多段の
ローラーにおいても、パン生地の排出の際、生地の排出
速度は、最下段のローラーの周速とほぼ同じである。
【0016】次に、第3実施例について図8に示し、第
2実施例と同一構成部分については、同一符号により示
して説明を省略する。前述の第2実施例においては、ホ
ッパー40の下方出口に設けた多段のローラー群20、
20’をV字型に懸垂し、互いに対向する前記ローラー
群の間隔を揺動桿10’、11’によって拡大と縮少を
繰り返す態様について示したが、それに限定するもので
はなく、例えば図8に示すように、一方のローラー群の
みを揺動し隙間cの拡大と縮少を行うこともできるもの
である。垂直壁面を有するホッパ40’の下方に多段の
ローラー群30、30’をV字型に懸垂し、ローラー群
30は所定位置で回転数をそれぞれ変更可能に設け、対
向するローラー群30’が支点34を中心に揺動桿35
を揺動する。ローラー群30、30’は、その断面形状
が6角形の角に丸みを帯びさせた形状で、3本の多段の
ローラー31、32、33およびローラー31’、3
2’、33’により構成を示した。
【0017】上記の構成によりパン生地3は、ローラー
群30’の揺動によりローラー群30との間で拡大、縮
小を繰り返し、さらに、ローラー自体の回転にも誘導さ
れて、所望の厚みとなって排出される。本実施例の場合
においては、ローラーの断面形状が略6角形で角に丸み
を帯びさせ、パン生地3との摩擦力を増加させ強制排出
力を高めている。また、ローラーの対向する間隔の拡大
と縮小を繰り返し行うに当たって、ローラー群30、3
0’の両方が揺動する必要はない。また、パン生地の誘
導力の変更も、例えばローラー形状や回転速度、多段の
ローラーの上下の回転速度比を変更することで実現でき
るため、パン生地3の性質、吐出量等の条件により適時
選択することができる。
【0018】次に、第4実施例について図9に示し、第
3実施例と同一構成部分については、同一符号により示
して説明を省略する。第2および第3実施例では、V字
型に形成された対向するローラー群を揺動桿に直線上に
軸着して、一体で揺動してその距離を離反、接近を行う
態様について説明したが、本実施例は図9に示すよう
に、ローラー群を揺動桿による支持ではなく、それぞれ
独立して設けて対向するローラーの離反、接近を独立し
て作動させ、上下のローラーの離反、接近を交互に繰り
返して行えるようにするものである。このようにする
と、ローラーの対向する間隔の拡大、縮小が上下に移動
して、生地を挟圧することができるので、ローラーの下
方回転と相まって連続的なパン生地の下方供給をより一
層高めることができる。
【0019】第5実施例について図10から図13によ
り説明する。本実施例においては、ローラー群全体によ
りパン生地3の引き込みと挟圧を行うことで、無理のな
いパン生地3の下方供給を実現するものであり、図10
から図13に示すとおり、ローラー群による挟圧運動を
一段づづ上方から下方に向けてリレーできるように構成
すると、挟圧位置が上から下に移動することで、下方へ
の生地送りを促進させ、加えてローラー表面の生地に対
する誘導力が連続的に作用して、生地を効率よく誘導排
出することができるものである。
【0020】また、同様に本実施例においては、回転す
るローラーは常時回転するように示しているが、ローラ
ーの対向する間隔の拡大、縮小に同調して、ローラーの
回転を断続的に行ってもよいものである。
【0021】図14に示される第6実施例は、多段のロ
ーラー群の代わりに複数のベルト55、56を構成させ
たものである。この実施例においては、多段のローラー
21と22および23と24に、ベルト55、56をそ
れぞれ巻き付けたものであり、同様なものを対向して設
けている。ベルト55、56はそれぞれの駆動ローラー
により回転するようになっており、ベルト55の駆動ロ
ーラー21、22を同一回転させており、ベルト56の
駆動ローラー23、24を同一回転させ、さらに、この
実施例では、ベルト56をベルト55よりも早く回転さ
せている。
【0022】図15に示される実施例は、対向する一方
をローラーとし、他方をベルト55、56により構成す
るものである。
【0023】図16に示す第7実施例は、ローラー群の
上方にパン生地3の供給装置として供給コンベア50を
設け、搬送されてくるパン生地3を供給コンベア50の
下流端部より落下させて、ローラー群に投入するもので
ある。
【0024】図17および図18に示す第8実施例の装
置において、パン生地3を収容するホッパー1と、その
底部に連接して、パン生地3を挟圧するローラー群2
0、20’として挟圧ローラー21、22、23、24
を上下に多段に設け、これらに水平に対向する位置に、
挟圧ローラー21’、22’、23’、24’を設けて
いる。これらの構成による挟圧ローラー群20、20’
は、揺動桿4、5に軸着されて両持ち支持されている。
この揺動軸は、図7で示すような多段ローラーの上端に
設けているのではなく、多段の挟圧ローラーの内側に揺
動中心があるように揺動軸7を設けているものである。
図17および図18に示すように、揺動桿4、5はその
上端がフレーム6に設けた揺動軸7に軸着され懸垂され
た状態になっている。
【0025】挟圧ローラー群20、20’の間隔は、上
方が広く、下方が狭いV字型に構成しているが、特に形
状をV字型に限定することなく、入口が広く、出口が狭
い構成であればよく、また、除々に狭くなる減少率やロ
ーラー群の斜度は、任意に選択することができる。
【0026】多段の挟圧ローラー群20、20’の駆動
手段について説明すると、揺動桿4、5に支持されてい
る挟圧ローラー群20、20’のそれぞれの軸には、ス
プロケットが軸着している。揺動桿4、4’に両持ちで
支持されているローラー21の軸の一端にスプロケット
を軸着し、その下段のローラー22の軸の一端にスプロ
ケットを軸着し、これらをチェーンで連結している。ロ
ーラー22の軸の他端にはスプロケットを軸着し、その
下段のローラー23の軸の一端にスプロケットを軸着
し、これらをチェーンに連結している。同様にローラー
23の軸の他端にはスプロケットを軸着して、その下段
のローラー24に軸着したスプロケットとチェーンで連
結している。ローラー21の他端には別のスプロケット
を軸着して、モーター8の駆動軸に設けたスプロケット
とチェーンで連結している。
【0027】したがって、モーター8の駆動がチェー
ン、スプロケットを介してローラー21、22、23、
24に伝達される。同様に揺動桿5、5’(5’は図示
していない)に支持されているローラー21’、2
2’、23’、24’も、スプロケットとチェーンを介
して駆動モーター9の駆動が伝達される構成になってい
る。
【0028】この挟圧ローラー群20、20’の回転速
度は、モーター8、9により変更可能であり、さらに、
上方のローラーから下方のローラーに向けその周速を徐
々に速くするか、遅くするか、同じにするかは、スプロ
ケットを変更することにより任意に選択できるものであ
る。
【0029】また、揺動用モーター36による揺動回数
や、揺動のストロークも任意に選択することができる。
なお、図中37はクランクアームである。揺動桿の揺動
によって対向する挟圧ローラー群20、20’の間隔が
拡大した状態では、図7の実施例の揺動軌跡と異なり、
揺動桿上端の挟圧ローラー21、21’の間隔が広が
り、その間隔にパン生地が入りやすくなるものである。
したがって、ローラー群内の生地やその上方のホッパー
に滞留している生地がブリッジ現象で、生地が流下しな
いようなことは解消されて、下方への充分な生地送り効
果を発生する
【0030】以上述べたように、本実施例においては、
ローラー群20、20’はV字型に懸垂するような形に
説明しているが、特にV字型に限定されるものではな
く、生地の投入部であるローラー群の上部の間隔を広く
し、下部の間隔を狭くしてある構成であればよく、ま
た、徐々に狭くなる減少率やローラー群の斜度やそれぞ
れの周速は、任意に選択することができる。本実施例に
おいては、挟圧装置の揺動軸は、揺動桿の上端あるいは
挟圧ローラーの内側に設けた例で示しているが、生地の
定量供給のために任意の位置を選択することができ、本
実施例に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】本発明は、生地供給手段の通路に少なく
とも一対の対向する挟圧手段を設け、この生地供給手段
に投入された生地を挟圧するに当り、挟圧手段の対向す
る間隔が拡大と縮小を繰り返し行うようにして、ローラ
ーの対向部位に生地の圧力が上昇するのを解消すること
によって、生地を安定的に挟圧手段の隙間から排出させ
ることができる。また、対向する複数の挟圧装置を上下
に多段に設け、対向する挟圧装置の間隔を周期的に変化
するようにして、さらに安定した生地の排出が可能とな
る。さらに、挟圧装置のローラーの形状を円柱状に限ら
ず、断面多角形にすると、生地の排出力を高めることが
でき、また、複数の挟圧装置において対向する挟圧装置
間隔の拡大、縮小を上下交互に行なったり、上から下へ
のリレー運動するようにすると、ホッパーにより生地を
供給する際には、ホッパー内部の応力の集中を分散させ
て、安定して挟圧装置の隙間から生地を排出することが
できるものである。また、揺動軸の位置を変更して挟圧
ローラーの揺動軌跡を変えることにより、生地の送り効
果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の作用説明断面図である。
【図2】本発明第1実施例の作用説明断面図である。
【図3】本発明第1実施例の作用説明断面図である。
【図4】本発明第1実施例のその他の態様による作用説
明断面図である。
【図5】本発明第1実施例のその他の態様による作用説
明断面図である。
【図6】本発明第1実施例のその他の態様による作用説
明断面図である。
【図7】本発明第2実施例の作用説明断面図である。
【図8】本発明第3実施例の作用説明断面図である。
【図9】本発明第4実施例の作用説明断面図である。
【図10】本発明第5実施例の作用説明断面図である。
【図11】本発明第5実施例の作用説明断面図である。
【図12】本発明第5実施例の作用説明断面図である。
【図13】本発明第5実施例の作用説明断面図である。
【図14】本発明第6実施例の作用説明断面図である。
【図15】本発明第6実施例のその他の態様による作用
説明断面図である。
【図16】本発明第7実施例の作用説明断面図である。
【図17】本発明第8実施例の作用説明正面図である。
【図18】本発明第8実施例の作用説明側面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 ローラー 2’ローラー 3 パン生地 4 揺動桿 4’揺動桿 5 揺動桿 5’揺動桿 7 揺動軸 8 モーター 9 モーター 10 支点 10’揺動桿 11 支点 11’揺動桿 12 モーター 13 モーター 14 揺動アーム 15 クランクアーム 20 ローラー群 20’ローラー群 21 ローラー 21’ローラー 22 ローラー 22’ローラー 23 ローラー 23’ローラー 24 ローラー 24’ローラー 25 開口側壁の対向する面 25’開口側壁の対向する面 30 ローラー群 30’ローラー群 31 ローラー 31’ローラー 32 ローラー 32’ローラー 33 ローラー 33’ローラー 34 支点 35 揺動桿 36 揺動用モーター 37 クランクアーム 50 供給コンベア 40 ホッパー 40’ホッパー 55 ベルト 55’ベルト 56 ベルト 56’ベルト

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生地供給手段の通路に少なくとも一対の
    対向する挟圧手段を設け、この生地供給手段に生地を投
    入し、この挟圧手段の対向する間隔を拡大と縮小を繰り
    返して生地を挟圧して、下方出口より所定厚みの連続す
    るシート状生地を排出させることを特徴とするパン生地
    等の連続的定量供給方法。
  2. 【請求項2】 対向する複数の挟圧装置を上下に多段に
    設け、対向する挟圧装置の上部の間隔を広く、下部の間
    隔を狭くすると共に、対向する間隔が拡大と縮小を繰り
    返して行うように設けたことを特徴とするパン生地等の
    連続的定量供給装置。
  3. 【請求項3】 ホッパーの下方開口位置に、対向する複
    数の挟圧装置を上下に多段に設け、対向する挟圧装置の
    上部の間隔を広く、下部の間隔を狭くすると共に、対向
    する間隔が拡大と縮小を繰り返して行うように設けたこ
    とを特徴とするパン生地等の連続的定量供給装置。
  4. 【請求項4】 多段に設けた挟圧装置は、片側の多段の
    挟圧装置のみを揺動させるか、または両側の多段の挟圧
    装置を揺動させて、挟圧装置の挟圧間隔が拡大と縮小を
    常時繰り返すように設けたことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のパン生地等の連続的定量供給装置。
  5. 【請求項5】 多段に設けた挟圧装置は、挟圧運動を一
    段づつリレー運動をするように設けたことを特徴とする
    請求項2または3記載のパン生地等の連続的定量供給装
    置。
  6. 【請求項6】 多段に設けた挟圧装置は、上下交互に挟
    圧運動を反復するように設けたことを特徴とする請求項
    2または3記載のパン生地等の連続的定量供給装置。
  7. 【請求項7】 挟圧装置は回動するローラーであること
    を特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のパン
    生地等の連続的定量供給装置。
  8. 【請求項8】 回動するローラーは、断面形状が円形ま
    たは多角形であることを特徴とする請求項7記載のパン
    生地等の連続的定量供給装置。
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