JP2916926B2 - トラッキングサーボ制御方法 - Google Patents

トラッキングサーボ制御方法

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JP2916926B2 JP1225808A JP22580889A JP2916926B2 JP 2916926 B2 JP2916926 B2 JP 2916926B2 JP 1225808 A JP1225808 A JP 1225808A JP 22580889 A JP22580889 A JP 22580889A JP 2916926 B2 JP2916926 B2 JP 2916926B2
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正俊 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はCDプレーヤ、追記型光ディスク装置、書換型
光ディスク装置等の光ディスク装置のトラッキングサー
ボ制御方法に関する。
従来の技術 スパイラル状または同心円状にトラックが形成された
光ディスクを用いる光ディスク装置においては、光ピッ
クアップにより光ビームをトラック上に収束させて情報
をトラックに記録し、または記録された情報を再生する
方式が採られている。このような記録再生方式において
は、光ビームを正しくトラック上に収束させるフォーカ
シングサーボ制御と、光ビームの収束位置とトラックと
の位置合わせを行なうトラッキングサーボ制御とが行わ
れている。また、光ビームを任意のトラックに移動させ
て高速検索ができるようになっている。
光ビームを任意のトラックに移動させることをアクセ
スというが、アクセスする方法として、光ピックアップ
全体をスライドモータにより移動させる粗アクセスと、
光ピックアップ内の対物レンズだけを移動させる密アク
セスとがある。このようなアクセスが行われているとき
は、トラッキングサーボは不動作になっている。したが
ってアクセス終了時には、切断されて不動作になってい
るトラッキングサーボループを再び接続して動作させる
必要がある。
アクセス終了時には、光ピックアップまたは光ピック
アップ内の対物レンズはそれまでに駆動されていたまた
はブレーキを掛けられた方向に慣性をもっているので、
トラッキングサーボループを接続する際に光ビームを目
標とするトラックに正確に位置決めすることが難しく、
これを解決するために種々の技術が開発されている。
このような技術の一つに、トラッキングサーボループ
を接続する際にトラッキングサーボループの利得を全帯
域幅にわたって高める方法が提案されている。
第4図に示すように、トラッキングサーボループ中の
トラッキング制御信号は一般的にDCオフセット成分を含
んでいる。したがって光ピックアップの対物レンズがU
方向に移動しつつあるとき、対物レンズをC点で保持す
るために必要なD方向の力が弱くなる。このため、対物
レンズからの光ビームがC点に到達した瞬間にトラッキ
ングサーボループを閉じても、光ビームをC点すなわち
そのトラック上に保持することができずに対物レンズは
そのままU方向に移動し続けてしまうことになる。これ
を従来技術においては、トラッキングサーボループを接
続する際にトラッキングサーボループの利得を全帯域幅
にわたって高めることにより防止している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来技術においては、トラッキン
グサーボループの利得を全帯域幅にわたって高めること
により、第5図に示すように、トラッキング制御信号の
AC成分(高域成分)がβ倍になるばかりでなく、DC成分
(低域成分)もβ倍になってしまい、トラッキング制御
信号のU方向への力とD方向への力との比は変化せず、
トラッキングサーボループ接続時に対物レンズがすぐに
停止しないという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであ
り、トラッキングサーボループを接続する際に光ピック
アップ内の対物レンズの光ディスク半径方向への移動を
すぐに停止させることのできる優れたトラッキングサー
ボ制御方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、トラッキングサ
ーボループの接続時に、トラッキングサーボループの低
域成分の利得は不変のままで、その高域の利得をトラッ
キングサーボループ接続開始時から一定時間高めるよう
にしたものである。
作用 本発明は上記のような構成により次のような作用を有
する。すなわち、トラッキング制御信号のうち低域成分
の利得はそのまま変えずに高域成分のみをトラッキング
サーボループ接続時から一定時間増加させるので、トラ
ッキング制御信号のうち対物レンズを移動させる方向の
力が相対的に小さくなり、対物レンズを素早く停止させ
て正確なトラッキングを行なわせることができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の構成を示すものである。
第1図において、1は光ピックアップであり、光ディス
ク2のトラックに光ビーム3を収束させる対物レンズを
備えるとともに、光ビーム3をトラックに追従させるた
めに対物レンズを半径方向に駆動するトラッキングアク
チュエータやトラックから反射してきた光ビーム3を受
光する受光素子等が内蔵されている。4は光ピックアッ
プ1内の受光素子からの信号のうちトラッキングエラー
信号を検出するトラッキングエラー検出回路、5はトラ
ッキングエラー検出器4から出力されたトラッキングエ
ラー信号の位相を補償する位相補償回路、6はトラッキ
ングサーボループの接断を行なうサーボ切替スイッチ、
7は位相補償回路5から出力されたトラッキング制御信
号を増幅する増幅器であり、その出力信号により光ピッ
クアップ1内のトラッキングアクチュエータを駆動して
光ビームを目標とするトラックに位置決めする。これら
によってトラッキングサーボループが構成されている。
位相補償回路5はトラッキングエラー信号が抵抗R1を
介してマイナス入力端に入力される演算増幅器OPと、抵
抗R1に並列になるように互いに直列に接続された抵抗R2
およびコンデンサC1と、コンデンサC1に出力側に利得切
替スイッチSWを介して並列に接続されたコンデンサC2
と、演算増幅器OPのマイナス入力端と出力端との間に接
続された抵抗R3とからなる。
次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例
において、アクセス時にはサーボ切替スイッチ6はオフ
にされてトラッキングサーボループが切断されている。
そして、システム内のコンピュータにより現在位置から
目標トラックまでのトラック数が計算され、光ピックア
ップ1全体が光ディスクの半径方向にその距離だけ駆動
され、その位置に達すると再びその位置が検出され、そ
の位置が目標トラックに一致する場合にはサーボ切替ス
イッチ6がオンされてトラッキングサーボループが接続
され、トラッキングサーボ制御が行われる。
そしてサーボ切替スイッチ6がオンすると同時に利得
切替スイッチSWも一定時間オンし、コンデンサC2の作用
によりトラッキング制御信号のうち高域利得のみが第2
図の破線で示すように高くなり、位相補償回路5から出
力されるトラッキング制御信号は、第3図に示すように
DC成分は第4図に示す通常時と変わらず、AC成分のみが
増加するようになる。この結果、DCオフセット成分のAC
成分に対する比が相対的に減少して対物レンズの移動が
すぐに停止し、トラッキングアクチュエータによる対物
レンズの駆動が早期に安定化する。
一定時間経過後、利得切替スイッチSWがオフして位相
補償回路5の周波数特性は再び第2図の実線で示す特性
に戻り、トラッキング制御信号も第4図に示す状態にな
る。
利得切替スイッチSWをオン、オフさせる制御信号とし
ては、第4図に示すトラッキング制御信号のゼロクロス
信号、すなわちU方向アクセス時おいてはマイナス側波
形のマイナスからプラスへ移行する際のゼロクロス時、
D方向アクセス時においてはプラス側波形のプラスから
マイナスへ移行する際のゼロクロス時の信号から一定時
間モノマルチ回路を駆動させ、このモノマルチ回路から
の出力を使用する。
なお、高域利得を上げたままにして通常の再生を行な
うと、光ディスクの傷や欠陥によってミストラッキング
が発生する恐れがあるので、上記のように一定時間経過
後にもとの利得に戻す。また、高域利得の上げ幅は、上
げた後でもトラッキングサーボループの位相余裕が必要
量確保されていなければならない。
発明の効果 本発明は上記実施例から明らかなように、トラッキン
グサーボループを接続する瞬間に、一定時間トラッキン
グサーボループの利得を低域はそのままで高域のみを一
定幅で増加させるので、トラッキング制御信号のうち対
物レンズを移動させる方向の力が相対的に小さくなり、
対物レンズを素早く停止させて、トラッキングサーボル
ープを接続した後のトラッキングを安定させることがで
きる。また、トラッキングサーボループへ引き込んだそ
の後のフォローイング制御時におけるトラッキングサー
ボ動作において、利得を元に戻す際は、高域のみの変化
で低域成分の利得は不変であるため、DCオフセットを変
化させる必要がなく、このため、DCオフセットを変化さ
せる際に発生する過渡振動等の外乱がなく、サーボ動作
への悪影響を完全に除去でき、トラッキングサーボルー
プを接続した後のトラッキングを高速に安定させること
ができる。よって、アクセスの全体的な安定化に大きく
貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトラッキングサーボ制御方法を実施す
るための回路の一実施例を示す概略ブロック図、第2図
は同ブロックにおける位相補償回路の周波数特性図、第
3図は高域利得増加時におけるトラッキング制御信号の
波形図、第4図は通常時におけるトラッキング制御信号
の波形図、第5図は従来例におけるトラッキング制御信
号の波形図である。 1……光ピックアップ、2……光ディスク、3……ビー
ム、4……トラッキングエラー検出回路、5……位相補
償回路、6……サーボ切替スイッチ、7……増幅器、R
……抵抗、C……コンデンサ、SW……利得切替スイッ
チ、OP……演算増幅器
フロントページの続き (72)発明者 須佐 直和 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−60002(JP,A) 特開 昭61−133046(JP,A) 特開 平1−149271(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク装置のピックアップからの光ビ
    ームを光ディスク上の記録トラックに追従するトラッキ
    ングサーボを制御するに際して、一旦切断されたトラッ
    キングサーボループを再度接続する際に、接続開始時か
    ら一定時間、トラッキングサーボループの低域成分の利
    得は不変のままで、前記トラッキングサーボループの高
    域の利得を高めることを特徴とするトラッキングサーボ
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6260002A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動ル−プ利得制御回路
JPH01149271A (ja) * 1987-12-04 1989-06-12 Sony Corp トラッキング装置

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