JP2916767B1 - コンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送装置 - Google Patents

コンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送装置

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JP2916767B1 JP11749298A JP11749298A JP2916767B1 JP 2916767 B1 JP2916767 B1 JP 2916767B1 JP 11749298 A JP11749298 A JP 11749298A JP 11749298 A JP11749298 A JP 11749298A JP 2916767 B1 JP2916767 B1 JP 2916767B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コンクリートポンプ等で圧送することなくコ
ンクリート等の被搬送物の搬送を行うことができるとと
もに、下り勾配に配管した搬送管においても骨材等の分
離を生じさせず、また、搬送終了後においては搬送管を
分解することなくその洗浄を行うことができるコンクリ
ート等の被搬送物の搬送装置の提供。 【解決手段】 本発明に係るコンクリート等の被搬送物
の搬送装置は、内周面に搬送混練用ブレード9…が弦巻
状に突設され、かつ、回転自在な搬送管Aと、これの搬
送終端に配設された洗浄用バルブBと、その搬送管Aを
回転駆動する搬送管回転駆動部Cとを備えた構成のもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送管を回転させ
ることによりコンクリート等の被搬送物、たとえばコン
クリートその他、セメントミルク,細骨材,骨材等を搬
送するコンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送管を使用してコンクリートを搬送す
るものとして、特開平1−203565号公報に記載さ
れたコンクリート分離・閉塞防止装置がある。
【0003】この装置は、図17,18に示すように、
コンクリートポンプによってコンクリートを圧送する搬
送管1の途中に、モーター2により回転駆動される中間
パイプ3を設けたものであり、その中間パイプ3の内壁
面には、コンクリートを攪拌するための複数の攪拌羽根
4…が設けられている。すなわち、中間パイプ3を回転
させることにより、コンクリートポンプによって圧送さ
れるコンクリートを攪拌羽根4…で攪拌して、コンクリ
ートが骨材,細骨材,セメントミルクに分離したり、同
コンクリートが詰まって搬送管が閉塞することを防止し
ようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、コンクリートポンプ等の圧送設備を必要とする
不利があるとともに、大きな骨材を含むものやスランプ
が低く流動性が小さいコンクリート等の場合には、搬送
管抵抗が著しく増大するとともに搬送途中でコンクリー
トが分離し易く、特に、下り勾配にして配管されている
搬送管においては上記骨材の分離が著しく増加し、しか
も、分離した骨材が集積することにより搬送管が閉塞し
て圧送が困難になる虞れがある。
【0005】また、コンクリートの圧送に使用した後の
中間パイプ3を洗浄するためには、その中間パイプ3の
両端に配設した軸受5…やチェーン6をいったん取り外
して、該中間パイプ3の内部を水洗いした後、さらに、
それらを再度組み付け直さなくてはならず、洗浄作業が
煩雑でありしかも時間を要するという問題がある。
【0006】そこで本発明は、コンクリートポンプ等で
圧送することなくコンクリート等の被搬送物の搬送を行
うことができるとともに、下り勾配に配管した搬送管に
おいても骨材等の分離を生じさせず、また、搬送終了後
においては搬送管を分解することなくその洗浄を行うこ
とができるコンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
ト等の洗浄機構付き被搬送物搬送装置は、内周面に搬送
混練用ブレード9…が弦巻状に突設され、かつ、回転自
在な搬送管Aと、これの搬送終端に配設された洗浄用バ
ルブ機構Bと、その搬送管Aを回転駆動する搬送管回転
駆動部Cとを備えている。
【0008】上記洗浄用バルブ機構Bは、搬送管Aの搬
送終端を開閉する開閉弁体30と、これを回転自在に収
容するハウジング31と、上記開閉弁体30を、搬送管
Aの搬送終端を開いた開位置(ロ)及び該搬送終端を閉
じる閉位置(ニ)に移動する弁体駆動部Gとからなる。
【0009】上記ハウジング31が搬送管Aに固定され
ており、開閉弁体30は、開位置(ロ)又は閉位置
(ニ)を保持したまま、該ハウジング31と一体に回転
するように、弁体駆動部Gによって支持した構成が好適
である。
【0010】上記開閉弁体30は、球形にしたシェル3
3の頂部と底部に、ハウジング31に対し相対的な回転
中心となる弁体支持軸35,35が突設されており、弁
体駆動部Gは、上記弁体支持軸35,35に固定した開
閉用レバー36,36を、搬送管Aを中心とする円周に
沿ってガイドし、かつ、該搬送管Aに沿って移動自在な
環状ガイド部材43と、この環状ガイド部材43を、開
閉弁体30が開位置(ロ)と閉位置(ニ)に移動するよ
うに搬送管Aに沿って往復移動させる流体圧シリンダ4
2,42とを備えている構成がよい。また、上記搬送管
Aに取り付けるスラスト荷重受け用リング11と、この
スラスト荷重受け用リング11に対し、これの搬送方向
下流側から当接し、かつ、搬送管Aを中心とする円周に
沿って回転自在に配置された回転支持ローラ23…とを
備えてなる傾斜荷重支持部Eを設けた構成が好適であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。まず、本発明に係るコンクリート等の洗浄機構
付き被搬送物搬送装置は、図1,2に示すように、搬送
管A、洗浄用バルブ機構B及び搬送管回転駆動部Cを備
えてなる搬送ユニットDを必要に応じ複数連結してなる
ものであり、これが下り勾配にして配管されている。な
お、図1,2に示す搬送装置は、1台の搬送ユニットD
を示している。
【0012】搬送管Aはコンクリートを混練しながら、
これを搬送方向αに向けて搬送するものであり、本実施
形態においては互いに同じ長さにした3本のパイプ7,
8,8を連結してなる。
【0013】パイプ7は、図3に示すように、搬送方向
下流端に、複数のボルト挿入孔7a…を所定の角度間隔
で形成したフランジ7bを形成するとともに、内周壁面
7cに複数枚の搬送混練用ブレード9…を、弦巻線に沿
って所定の間隔で曲成したものである。すなわち、複数
枚の搬送混練用ブレード9…は、搬送管Aの一方向への
回転に伴って、コンクリートを混練しつつ、これを搬送
方向αに向けて搬送するものである。
【0014】パイプ8は、図4に示すように、搬送方向
上流端及び下流端に、それぞれ複数のボルト挿入孔8a
…を上記ボルト挿入孔7a…と同じ角度間隔で形成した
フランジ8b,8cを形成したものであり、内周壁面8
dには、上記パイプ7に形成したものと同じ搬送混練用
ブレード9…が、弦巻線に沿って所定の間隔で曲成され
ている。
【0015】3本のパイプ7,8,8のうち、パイプ7
と中間のパイプ8とは、これらのフランジ7b,8bに
形成したボルト挿入孔7a…,8a…に挿通したボルト
10によって連結されているとともに、パイプ8のフラ
ンジ8bには、スラスト荷重受け用リング11が上記ボ
ルト10…によって固定されている。
【0016】スラスト荷重受け用リング11は、図5に
示すように、パイプ8の外径よりもやや大きな内径に
し、かつ、フランジ8bとほぼ同じ外径にして形成され
たものである。
【0017】上記リング11のフランジ8bとの当接面
には、それに形成されているボルト挿入孔8a…と同じ
角度間隔でボルト螺合孔11a…が形成されており、ま
た、後述する傾斜荷重支持部Eの回転支持ローラ17と
の当接面は滑らかな平坦面になっている。
【0018】上記中間のパイプ8と搬送方向下流側に配
置したパイプ8とは、互いのフランジ8c,8b間に、
大スプロケット12を挟入した状態で連結されている。
【0019】上記の搬送管Aは、傾斜荷重支持部E及び
該搬送管Aに沿い所定間隔で配列した複数の回転支持部
F…とによって支持台13上で回転自在に支持されてい
る。
【0020】支持台13は、図1,6に示すように、パ
イプ7,8と同じ長さにした側部フレーム14,14間
に複数の連結部材15…を配設してなるものであり、ま
た、側部フレーム14,14のうちの一方には、手摺り
15を立設したデッキプレート16が設けられている。
【0021】傾斜荷重支持部Eは、搬送管Aのスラスト
荷重、すなわち、該搬送管Aの軸線方向の荷重成分を分
担するものであり、上記スラスト荷重受け用リング11
に対して、これの搬送方向下流側から当接し、かつ、パ
イプ8を中心する円周に沿って回転できるようにした回
転支持ローラ17を、支持板18の側部に設けたローラ
ブラケット19に軸支したものである。
【0022】回転支持部Fは、搬送管Aのラジアル荷
重、すなわち、該搬送管Aの軸線に直交する荷重成分を
分担するものであり、図7,8に示すように、支持台1
3の側部フレーム14,14間に架設した架設部材20
に、パイプ7,8を遊挿する円形の遊挿孔21を形成し
た中空フレーム枠22を立設するとともに、その中空フ
レーム枠22内に、遊挿孔21に挿通したパイプ7,8
の外周壁面に当接するように、3つの回転支持ローラ2
3…を配設してなる。
【0023】搬送管回転駆動部Cは、図9,10に示す
ように、支持台13の側部フレーム14,14に立設し
た略下向きコ字形の起立脚24,24の上端部間を水平
部材25,25で連結してなるモーター載置台26上
に、可変減速機付きのモーターMを載置してなるもので
あり、該モーターMの駆動軸Maに固定された小スプロ
ケット27と、搬送管A側に設けた大スプロケット12
との間にローラーチェーン28を張設している。これに
より、コンクリートの性状に合わせて、搬送管Aの回転
数,回転方向を任意に設定することができる。なお、2
9,29は水平部材25の両端部に配設したチェーンテ
ンショナーである。
【0024】洗浄用バルブ機構Bの構成について、図1
1〜15を参照して説明する。洗浄用バルブ機構Bは、
図11,12に示すように、開閉弁体30と、これを収
容したハウジング31と、弁体駆動部Gとからなる。
【0025】ハウジング31は、開閉弁体30を回転自
在に収容する球形空間にした弁体収容室31aを形成す
るとともに、これの互いに対向する側壁部分に、パイプ
7,8の内径と同じ口径の開口31b,31bを形成
し、かつ、それら開口31b,31bの外端に上記フラ
ンジ8c,8bと同形のフランジ31c,31cを形成
してなる。
【0026】また、ハウジング31の頂部と底部には、
開閉弁体30に設けた後述する弁体支持軸を外部に突出
させる貫通孔31d,31d(一方は図示しない)が形
成されている。
【0027】フランジ31c,31cのうち搬送方向下
流側のものには、パイプ7に嵌入するアタッチメント3
2が連結されている。アタッチメント32は、搬送方向
上流端に上記フランジ31cと同形のフランジ32aが
形成されているとともに、搬送方向下流端にパイプ7に
嵌入できるようにしたテーパ部32bが形成された管体
である。
【0028】開閉弁体30は、球形にした中空のシェル
33の互いに対向する側壁間にパイプ7,8の内径と同
径の流通路34を形成してなるものである。シェル33
の頂部と底部には、これの中心を通る垂直線に一致させ
た弁体支持軸35,35がそれぞれ突設されており、こ
れらの先端部がハウジング31の貫通孔31d,31d
から外部に突出するようになっている。
【0029】また、弁体支持軸35,35の突出端部に
は開閉用レバー36,36が固定されており、これは、
水平アーム36aの一端部に弁体支持軸35に嵌挿する
嵌挿孔36b′を形成したボス部36bが形成され、か
つ、その他端部に、後述するハウジングガイド枠体41
にガイドされるガイドローラ37を回転自在に取り付け
たものである。
【0030】上記ハウジング31は、これのフランジ3
1cとパイプ8のフランジ8cとをボルト止めすること
により、また、搬送方向下流側の搬送ユニットDとはア
タッチメント32をパイプ7に嵌入することにより各々
連結される。これにより、ハウジング31は、上記搬送
管回転駆動部Cによって搬送管Aと一体にして回転す
る。
【0031】弁体駆動部Gは、連結部材38によって連
結された側部フレーム39,39と、これの外側に配設
されたガイドレール40,40と、このガイドレール4
0,40に沿って搬送方向上流側及び下流側に移動自在
なハウジングガイド枠体41と、これをガイドレール4
0,40に沿って往復移動させる油圧,空圧等の流体圧
シリンダ42,42とからなる。
【0032】ハウジングガイド枠体41は、上記開閉用
レバー36,36のガイドローラ37,37を搬送管A
を中心とする円周に沿ってガイドするように、内面側を
開口した断面コ字形の環状ガイド部材43と、これの両
側部に配設されてガイドレール40,40に沿って摺動
するスライド軸受け44,44を固定したシリンダブラ
ケット45,45とからなる。
【0033】流体圧シリンダ42は、これの本体42a
が搬送方向上流側の搬送ユニットDの側部フレーム14
上に固定されているとともに、それの伸縮ロッド42b
はハウジングガイド枠体41のシリンダブラケット45
に取り付けられている。
【0034】次に、上記洗浄用バルブ機構Bの動作につ
いて説明する。流体圧シリンダ42の伸縮ロッド42b
を伸出すると、ハウジングガイド枠体41の環状ガイド
部材43は、図13に示す下流側停止位置(イ)に停止
される。
【0035】このとき、開閉弁体30は、環状ガイド部
材43の移動に従って回動する開閉用レバー36によっ
て、流通路34の開口34a,34aが搬送方向上流側
の搬送管Aと搬送方向下流側に連結されることになる搬
送管Aに対向し、それら搬送管A,Aを流通路34によ
って連通した位置、すなわち、搬送管Aの搬送終端を開
いた開位置(ロ)に停止される。
【0036】この状態において、搬送管Aを回転駆動す
ると、ハウジング31及び開閉弁体30は環状ガイド部
材43にガイドされながら垂直面内で回転する。換言す
ると、搬送管A,Aを流通路34によって連通した状態
のまま回転する。
【0037】流体圧シリンダ42の伸縮ロッド42bを
縮退すると、ハウジングガイド枠体43の環状ガイド部
材43は、図14に示す上流側停止位置(ハ)に移動停
止される。
【0038】このとき、開閉弁体30は、開閉用レバー
36によって、流通路34の開口34a,34aが上記
両搬送管A,Aに対向しない位置、換言すると、開閉弁
体30のシェル33の側壁によって搬送管Aの搬送終端
を閉塞した閉位置(ニ)に停止される。
【0039】この状態において、搬送管Aを回転駆動す
ると、ハウジング31及び開閉弁体30は環状ガイド部
材43にガイドされながら垂直面内で回転する。換言す
ると、搬送管Aの搬送終端を閉塞した状態のまま回転す
る。
【0040】次に、傾斜面に設置した上記搬送装置によ
ってコンクリートを搬送する動作及びその搬送終了後の
洗浄動作について説明する。コンクリートを搬送すると
きには、流体圧シリンダ42の伸縮ロッド42bを伸出
させて、開閉弁体30を開位置(ロ)に回転させてお
き、搬送方向上流側の搬送管Aと下流側の搬送管Aとを
流通路34によって連通した状態にしておく。
【0041】この状態で搬送管Aを回転すると、該搬送
管Aに流入したコンクリートは搬送混練用ブレード9…
によって混練されながら、搬送方向αに向けてすなわち
搬送管Aの搬送終端に向けて搬送される。これにより、
従来のようにコンクリートを圧送することなく、搬送管
Aを回転させるだけで、コンクリートの混練と搬送とを
同時に行うことができる。
【0042】コンクリートの搬送が終了したなら、流体
圧シリンダ42の伸縮ロッド42bを縮退させて、図1
6に示すように、開閉弁体30を閉位置(ニ)に回転さ
せておく。
【0043】この状態で、上記搬送管回転駆動部Cによ
り搬送管Aを回転させながらあるいは停止させた状態
で、該搬送管A内に洗浄用水Wを導入する。搬送管A内
に導入された洗浄用水Wは、該搬送管Aの搬送終端が洗
浄用バルブ機構Bによって閉塞されていることから、該
搬送管A内に次第に貯留した状態になる。
【0044】搬送管A内に洗浄用水Wを貯留した状態に
おいて該搬送管Aを回転すると、該洗浄用水Wが搬送混
練用ブレード9…によって攪拌されつつ、該搬送管Aの
内壁面や搬送混練用ブレード9…に付着しているコンク
リートの残留物を洗浄することができる。この場合、搬
送管Aを一方向にだけ回転させてもよいが、双方向に回
転させると効果的により洗浄を行うことができる。
【0045】洗浄終了後、開閉弁体30を開位置(ロ)
に回転させると、それまで該開閉弁体30により堰き止
められていた洗浄用水Wが排出される。従って、搬送方
向下流側に別の搬送ユニットDを連結することにより、
搬送方向上流側の搬送ユニットDから流出した洗浄用水
Wを、搬送方向下流側の搬送ユニットDの搬送管A内に
再導入させられるので、該搬送ユニットDについても上
記同様の洗浄動作を行うことができる。すなわち、一定
量の洗浄用水Wによって複数台のユニットD…の搬送管
Aの洗浄を行うことができる。
【0046】本発明は前述した実施形態に限るものでは
なく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能であ
る。
【0047】搬送管としては、3本のパイプを連結させ
た構造に限らず、必要に応じて、1本あるいは2本のパ
イプからなる構造あるいは3本以上の複数本のパイプを
連結した構造にすることができる。
【0048】上記では、開閉弁体の流通路の内壁面に、
搬送混練用ブレードを形成していないものについて説明
したが、該内壁面に搬送混練用ブレードを形成してもよ
い。
【0049】また、上記では、複数の搬送混練用ブレー
ドを、所定の間隔で形成した例について説明したが、長
尺な1枚の搬送混練用ブレードを弦巻状にして形成して
もよい。2本以上の弦巻線に沿って、それぞれ複数の搬
送混練用ブレード若しくは長尺な1枚の搬送混練用ブレ
ードを形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明によれば、搬送
管回転駆動部によって搬送管を回転させることにより、
それの搬送混練用ブレードによってコンクリート等の被
搬送物を混練しながら搬送することができる。従って、
従来のようにコンクリートポンプ等によってコンクリー
トを圧送する必要がなく、しかも、下り勾配に配管した
搬送管においても骨材等の分離を生じさせることがな
い。
【0051】また、コンクリート等の被搬送物をコンク
リートポンプ等で圧送するようにした従来の搬送装置で
は困難な勾配であっても、たとえば搬送管の回転速度、
搬送混練用ブレードの角度,大きさ等を適宜設定するこ
とにより、コンクリートを搬送することができるように
なる。さらに、従来のように、コンクリートを圧送する
ためのコンクリートポンプ等の設備を必要としないの
で、コストの低減を図ることもできる。
【0052】洗浄用バルブ機構により搬送管の搬送終端
を閉じることにより、該搬送管を、これの内部に洗浄用
水を貯留した状態で回転させられるので、該搬送管を分
解することなくその洗浄を行うことができる。請求項1
〜5記載の発明で得られる上記共通の効果の他、各請求
項記載の発明によれば、次の効果を得ることができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、簡易な構造
で、開閉弁体を開位置又は閉位置に保持した状態のま
ま、搬送管及びハウジングと一体に回転させることがで
きる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、搬送管を傾
斜荷重支持部により支持しているので、本装置を傾斜面
に設置したときにも、搬送管が、これの軸線方向で位置
ずれすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート等の洗浄機構付き被
搬送物搬送装置の側面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】3本のパイプのうち、最も搬送方向上流側に配
置したものの断面図である。
【図4】それらのうち、中間に配置したものの断面図で
ある。
【図5】スラスト荷重受け用リングと傾斜荷重支持部の
部分拡大側面図である。
【図6】その正面図である。
【図7】回転支持部の側面図である。
【図8】その正面図である。
【図9】搬送管回転駆動部の拡大側面図である。
【図10】その正面図である。
【図11】洗浄用バルブ機構の拡大断面図である。
【図12】その正面図である。
【図13】開閉弁体を開位置に回転させた状態の概略平
面図である。
【図14】開閉弁体を閉位置に回転させた状態の概略平
面図である。
【図15】開閉弁体の立体的な動作を示す概略斜視図で
ある。
【図16】搬送管の洗浄動作を示す部分側面図である。
【図17】従来のコンクリート分離・閉塞防止装置の正
面図である。
【図18】それの中間パイプの断面図である。
【符号の説明】
7,8 パイプ 9 搬送混練用ブレード 11 スラスト荷重受け用リング 17 回転支持ローラ 30 開閉弁体 31 ハウジング 33 シェル 34 流通路 35 弁体支持軸 36 開閉用レバー 42 流体圧シリンダ 43 環状ガイド部材 A 搬送管 B 洗浄用バルブ機構 C 搬送管回転駆動部 E 傾斜荷重支持部 G 弁体駆動部 (ロ) 開位置 (ニ) 閉位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀崎 敏嗣 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 足立 英文 大阪府大阪市北区堂島浜一丁目4番19号 株式会社大阪砕石工業所内 (72)発明者 中尾 誠一 大阪府大阪市北区堂島浜一丁目4番19号 株式会社大阪砕石工業所内 (56)参考文献 特開 平1−203565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/04 E04G 21/02 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に搬送混練用ブレードが弦巻状に
    突設され、かつ、回転自在な搬送管と、これの搬送終端
    に配設された洗浄用バルブ機構と、その搬送管を回転駆
    動する搬送管回転駆動部とを備えていることを特徴とす
    るコンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記洗浄用バルブ機構は、開閉弁体と、
    これを回転自在に収容するハウジングと、上記開閉弁体
    を、搬送管の搬送終端を開いた開位置及び該搬送終端を
    閉じた閉位置に移動する弁体駆動部とからなる請求項1
    記載のコンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ハウジングが搬送管に固定されてお
    り、開閉弁体は、開位置又は閉位置を保持したまま、該
    ハウジングと一体に回転するように、弁体駆動部によっ
    て支持されている請求項2記載のコンクリート等の洗浄
    機構付き被搬送物搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記開閉弁体は、球形にしたシェルの頂
    部と底部に、ハウジングに対し相対的な回転中心となる
    弁体支持軸が突設されており、弁体駆動部は、上記弁体
    支持軸に固定した開閉用レバーを、搬送管を中心とする
    円周に沿ってガイドし、かつ、該搬送管に沿って移動自
    在な環状ガイド部材と、この環状ガイド部材を、該開閉
    弁体が開位置と閉位置に移動するように搬送管に沿って
    往復移動させる流体圧シリンダとを備えている請求項2
    又は3記載のコンクリート等の洗浄機構付き被搬送物搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送管に取り付けるスラスト荷重受
    け用リングと、このスラスト荷重受け用リングに対し、
    これの搬送方向下流側から当接し、かつ、搬送管を中心
    とする円周に沿って回転自在に配置された回転支持ロー
    ラとを備えてなる傾斜荷重支持部を設けた請求項1,
    2,3又は4記載のコンクリート等の洗浄機構付き被搬
    送物搬送装置。
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