JP2916468B1 - パレット - Google Patents

パレット

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JP2916468B1
JP2916468B1 JP10930698A JP10930698A JP2916468B1 JP 2916468 B1 JP2916468 B1 JP 2916468B1 JP 10930698 A JP10930698 A JP 10930698A JP 10930698 A JP10930698 A JP 10930698A JP 2916468 B1 JP2916468 B1 JP 2916468B1
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Abstract

【要約】 【課題】 製造工程が簡単で、安価に製造でき、しか
も、十分な強度が得られるパレットを提供すること。 【解決手段】 各脚部材20の両内側壁が嵌合されるス
リット状凹部を備えた内側壁保持片を頂壁に形成し、内
側壁保持片のスリット状凹部32に係合されるスリット
状凹部を内側壁の上端縁にそれぞれ形成し、各外側壁に
複数のスリット36A,36Bを形成し、天板1に、各
脚部材20の各外側壁のスリット36A,36Bに挿入
される複数の第1ロック片5と、各脚部材20の両端開
口から脚部材20の各外側壁、各内側壁、底壁および内
側壁保持片間に挿入される先端が2分割された複数の第
2ロック片12とを形成することにより、第1ロック片
5を脚部材の各外側壁のスリット36A,36Bに挿入
するとともに、天板1の各第2ロック片12を各脚部材
20の両端開口から挿入して各脚部材20を安定的に連
結することができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物の運搬および
保管に用いられる荷台であるパレットに係り、特に、段
ボール製のパレットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】前述したパレットは、一般に、ほぼ長方
形をなすほぼ平板状とされた天板の下面に複数の脚部材
をそれぞれの長手方向が水平方向をなすように連結した
ものであるが、この種のパレットには、金属製、木製、
プラスチック製、プラスチック段ボール製、段ボール製
など種々のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属製、木
製、プラスチック製、プラスチック段ボール製のパレッ
トは、段ボール製のものと比較して高価であった。この
ため、従来から安価な段ボール製のパレットが用いられ
ているが、段ボール製のパレットは、天板と脚部材との
連結を強固に行うことができなかったため、従来は、天
板に脚部材を接着剤や金具を用いて連結していた。
【0004】しかしながら、このように、天板に脚部材
を接着剤や金具を用いて連結するのでは、パレットの製
造工程が複雑になるし、また、接着剤や金具の費用が掛
かるという問題点があった。
【0005】また、従来、脚部材の強度を得るために段
ボール製の脚部材に代えて高価な紙管を用いることもあ
ったが、この場合も、パレットの製造工程が複雑になる
し、また、パレットの製造コストが高くなるという問題
点があった。
【0006】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、製造工程が簡単で、安価に製造でき、し
かも、十分な強度の得られる段ボール製のパレットを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に係る本発明のパレットの特徴は、各脚部
材を、天板の下面に接合する頂壁と、この頂壁の両側縁
に垂設された1対の外側壁と、各外側壁の下端縁にそれ
ぞれ連設され相互に内端縁が近接位置において対向する
1対の底壁と、各底壁の内側縁にそれぞれ立設された1
対の内側壁とにより構成し、幅方向の中央部にその下端
から形成され前記両内側壁が嵌合されるスリット状凹部
を備えた複数の内側壁保持片を前記脚部材の前記頂壁の
両側縁方向に延在する折曲線を介して頂壁を部分的に折
曲して形成し、前記内側壁保持片のスリット状凹部に係
合される複数のスリット状凹部を前記脚部材の前記内側
壁の上端縁にそれぞれ形成し、前記脚部材の各外側壁に
複数のスリットを形成し、天板に、前記各脚部材の前記
各外側壁のスリットに挿入される複数の第1ロック片
と、前記各脚部材の両端開口から前記脚部材の前記各外
側壁、前記各内側壁、前記底壁および前記内側壁保持片
間に挿入される先端が2分割された複数の第2ロック片
とを形成した点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、まず、脚部材の各内側壁保持片の各ス
リット状凹部に両内側壁のスリット状凹部をそれぞれ係
合させるようにして両内側壁を直立状態に保持すること
により各内側壁、各外側壁ならびに各底壁の位置決めを
行い、ついで、天板の各第1ロック片を脚部材の各外側
壁のスリットに挿入するとともに、天板の各第2ロック
片を各期部の両端開口から挿入して各脚部材を安定的に
連結することができる。
【0008】請求項2に係る本発明のパレットの特徴
は、前記第2ロック片の先端部にその挿入方向に延在す
る長孔が形成されており、この長孔に直交する方向の折
曲線により2つ折りすることにより先端が2分割される
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、第2ロック片の2分割された先端の強度を強くする
ことができる。
【0009】請求項3に係る本発明のパレットの特徴
は、各脚部材が天板の1辺の長さとほぼ等しい長さに形
成されており、各脚部材は前記天板に平行に連結されて
いる点にある。そして、このような構成を採用したこと
により、パレットをフォークリフトのフォークにより安
定的に支持することができる。
【0010】請求項4に係る本発明のパレットの特徴
は、前記第1ロック片が、隣位の1対の前記各脚部材に
おいて脚部材の長手方向の異なる位置に位置している点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、天板から切り起こされる第1ロック片の位置をずら
して天板の特定箇所の強度が弱くなるのを防止すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のパレットの実施
形態を示すものであり、ほぼ長方形をなす段ボール製の
天板1の下面には、長手方向長さを天板1の1辺の長さ
とほぼ等しい寸法とされている3本のほぼ直方体形状の
脚部材20,20,20が、それぞれの長手方向が水平
方向に位置するようにして連結されている。各脚部材2
0は、それぞれ1枚の段ボール製の平板により形成され
ている。
【0012】図4は、図1のパレットを形成するための
脚部材20の素材21を示すものであり、この素材21
は、ほぼ長方形をなしており、その長手方向に直交する
方向の中央部には、細長い長方形状の頂壁22を有して
いる。この頂壁22の両側縁には、それぞれ折曲線2
3,23を介して細長い長方形状の1対の外側壁24,
24が連設されている。また、各外側壁24の前記頂壁
22と反対側の縁には、折曲線25を介して細長い長方
形状の底壁26が連設されている。各底壁26の幅寸法
は、前記頂壁22の幅のほぼ半分の長さとされている。
さらに、各底壁26の前記外側壁24と反対側の縁に
は、折曲線27を介して細長い長方形状の内側壁28が
連設されている。
【0013】前記頂壁22には、その長手方向に間隔を
隔てて2つの開口29,29が形成されており、各開口
29内には、頂壁22の長手方向に間隔を隔てて1対の
内側壁保持片31.31がそれぞれ頂壁22の長手方向
に直交する方向の折曲線30,30を介して起立自在に
突設されている。各内側壁保持片31の幅方向の中央部
には、その下端から前記両内側壁28が嵌合されるスリ
ット状凹部32が形成されており、このスリット状凹部
32の端縁には傾斜状の拡開部33が形成されている。
また、このスリット状凹部32の幅寸法は、脚部材20
の厚さのほぼ2倍とされている。さらに、前記各内側壁
保持片31の高さ寸法は、前記外側壁24の高さ寸法よ
り多少低くされ、各内側壁保持片31の上端縁と前記頂
壁22との間に後述する天板1の素材2が2枚分比較的
密に挿入されうるようになっている。
【0014】また、前記各内側壁保持片31の基部の折
曲線30の延長位置となる前記各内側壁28の上端縁に
は、対応する前記内側壁保持片31のスリット状凹部3
2に係合しうるスリット状凹部34が形成されており、
各スリット状凹部34の端縁には傾斜状の拡開部35が
形成されている。
【0015】さらに、前記頂壁22の各開口29の側方
部位の前記各外側壁24には、それぞれ外側壁24の長
手方向に延在する1対のスリット36A,36Bが外側
壁24の長手方向に間隔を隔てて形成されている。
【0016】一方、前記3本の脚部材20を連結する前
記天板1の素材2は、図5に示すように、ほぼ長方形を
なす1枚の段ボール製の平板により形成されており、こ
の素材2の図における上下方向に3本の脚部材20が平
行に連結されるようになっている。
【0017】前記素材2は、長方形をなす天板本体3を
有しており、この天板本体3の両側縁には、前記脚部材
20の一方の外側壁24のスリット36Aに挿入される
各2つの第1ロック片5がそれぞれ折曲線4を介して突
設されている。前記各第1ロック片5は、前記折曲線4
の隣接位置にある立上り部6と、この立上り部6の先端
側に折曲線7を介して連設された挿入部8とにより構成
されており、前記挿入部8には、前記折曲線7の隣接位
置にある基部9の先端側に位置し前記脚部材20の外側
壁24のスリット36Aに完全に挿入されると抜け止め
の役割を果たす矢状部10が設けられている。この矢状
部10の幅寸法は、前記基部9の幅寸法より大きい寸法
に形成されており、この矢状部10の基端が脚部材20
の外側壁24の内側面に係合して抜け止めされるように
なっている。なお、前記第1ロック片5の基部の高さ寸
法は、前記脚部材20の外側壁24の下端からスリット
36Aまでの高さ寸法とほぼ等しい高さに形成されてい
る。
【0018】また、前記天板本体3には、天板1の両端
部に位置する2つの脚部材20の他方の外側壁24のス
リット36Aに挿入される各2つの他の第1ロック片5
が天板本体3の両側縁から突出する前記第1ロック片5
と対向する位置において天板本体3を部分的に切断して
形成されている。
【0019】さらに、前記天板本体3には、天板1の中
央に位置する他の脚部材20の両外側壁24の各2つの
スリット36Bに挿入される4つの第1ロック片5,5
…が相互に対向する位置において天板本体3を部分的に
切断して形成されている。
【0020】このように、天板1の中央部に位置する脚
部材20と、この脚部材20とそれぞれ隣位となる天板
1の各端部に位置する脚部材20とにおいて天板本体3
を部分的に切断して切り起こされる第1ロック片5、5
の位置が脚部材20の長手方向において異なる位置に形
成されているのは、天板本体3から切り起こされる第1
ロック片5の位置をずらして天板1の特定箇所の強度が
弱くなるのを防止するためである。
【0021】なお、前記各脚部材20用の相互に対向す
る1対の第1ロック片5,5の両折曲線4,4間の間隔
は前記脚部材20の頂壁22の幅寸法とほぼ等しい長さ
に形成されている。
【0022】前記天板本体3の各端縁には、各脚部材2
0の後述する両端開口37,37に挿入される3つずつ
の第2ロック片12,12…がそれぞれ折曲線11を介
して等間隔に突設されており、各第2ロック片12の幅
寸法は、前記脚部材20の頂壁22の幅寸法とほぼ等し
く形成されている。前記各第2ロック片12は、前記折
曲線11の隣接位置にある立上り部13と、この立上り
部13の先端側に折曲線14を介して連設された挿入部
15とにより構成されており、この挿入部15には、そ
の基端側から先端側に延在する長孔16が挿入部15の
幅方向の中央部に形成されている。また、この挿入部1
5には、前記長孔16の延在方向に直交する方向の折曲
線17が形成されており、この折曲線17により前記挿
入部15を2つ折りすることにより挿入部15の先端に
2分割された挿入先端部18,18が形成されることに
なる。
【0023】つぎに、前述した天板1の素材2と3つの
脚部材20の素材21とを連結してパレットを形成する
手順について説明する。
【0024】なお、このパレット形成のための手順は、
各脚部材20のみを先に組み立てたうえで天板本体3に
各脚部材20を連結してもよいし、また、先に天板1の
素材3に脚部材20の素材21を部分的に連結したうえ
でこの素材21を組み立ててもよいが、本実施形態にお
いては前者の手順について説明する。
【0025】まず、図2に示すように、各脚部材20の
素材21の頂壁22を天板本体3の下面の所定位置に接
合させておき、各内側壁保持片31を各折曲線30に沿
って起立させる。ついで、各脚部材20の素材21の各
外側壁24、各底壁26および各内側壁28をそれぞれ
各折曲線23,25,27に沿って折曲して、各内側壁
28の上端縁の各スリット状凹部34を各内側壁保持片
31のスリット状凹部32に係合するようにして、図3
に一部示すように、各脚部材20の頂壁22と各底壁2
6ならびに各外側壁24と各内側壁28とをそれぞれ平
行となるように位置決めする。
【0026】このようにしておき、各脚部材20の素材
21の各外側壁24の各スリット36Aまたはスリット
36Bに天板1の素材2の各第1ロック片5の挿入部8
の矢状部10を挿入する。また、各脚部材20の各両端
開口37から各脚部材20の各外側壁24、各内側壁2
8、各底壁26および脚部材30の長手方向における端
部に位置する前記内側壁保持片の下端縁間に第2ロック
片12の2分割した挿入先端部18をそれぞれ挿入する
と、図1に示すパレットが完成する。このとき、前記第
2ロック片12の立上り部13は脚部材20の各端開口
37を被覆する蓋体としての役割も果たすことになる。
【0027】このような構成からなる本実施形態のパレ
ットは、まず、各脚部材20が、内側壁28の上端縁の
各スリット状凹部34を各内側壁保持片31のスリット
状凹部32に係合するようにして頂壁22、各外側壁2
4、各底壁26および各内側壁28の位置決めを行うよ
うにしているので、各脚部材20の頂壁22、各外側壁
24、各底壁26および各内側壁28は、脚部材20の
長手方向へも移動することなく安定的に保持される。
【0028】また、各脚部材20の天板1との連結は、
天板1の素材2の4つの第1ロック片5と2つの第2ロ
ック片12とにより行われ、しかも、第1ロック片5と
第2ロック片12とは相互に直交する方向から各脚部材
20を保持しているので、各脚部材20の天板1との連
結は強固になされることになる。
【0029】さらに、各脚部材20の各端開口37は第
2ロック片12の立上り部13により被覆されており、
この立上り部13により各脚部材20の長手方向におけ
る端部の強度が向上するので、このパレットをフォーク
リフトにより支持する際に、パレットが傾斜状になり、
各脚部材20の端部に集中荷重が作用しても、脚部材2
0が損傷することが防止される。
【0030】そして、この実施形態のパレットは、全体
を段ボール製とされているので、部品点数が少なく安価
に製造でき、しかも組立も簡単である。
【0031】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパレットに
よれば、製造工程が簡単で、安価に製造でき、しかも、
十分な強度が得られる。
【0033】すなわち、各脚部材を、天板の下面に接合
する頂壁と、この頂壁の両側縁に垂設された1対の外側
壁と、各外側壁の下端縁にそれぞれ連設され相互に内端
縁が近接位置において対向する1対の底壁と、各底壁の
内側縁にそれぞれ立設された1対の内側壁とにより構成
し、幅方向の中央部にその下端から形成され前記両内側
壁が嵌合されるスリット状凹部を備えた複数の内側壁保
持片を前記脚部材の前記頂壁の両側縁方向に延在する折
曲線を介して頂壁を部分的に折曲して形成し、前記内側
壁保持片のスリット状凹部に係合される複数のスリット
状凹部を前記脚部材の前記内側壁の上端縁にそれぞれ形
成し、前記脚部材の各外側壁に複数のスリットを形成
し、天板に、前記各脚部材の前記各外側壁のスリットに
挿入される複数の第1ロック片と、前記各脚部材の両端
開口から前記脚部材の前記各外側壁、前記各内側壁、前
記底壁および前記内側壁保持片間に挿入される先端が2
分割された複数の第2ロック片とを形成することによ
り、第1ロック片を脚部材の各外側壁のスリットに挿入
するとともに、天板の各第2ロック片を各脚部材の両端
開口から挿入して各脚部材を安定的に連結することがで
きる。
【0034】また、第2ロック片の先端部にその挿入方
向に延在する長孔が形成されており、この長孔に直交す
る方向の折曲線により2つ折りすることにより先端が2
分割されることにより、第2ロック片の2分割された先
端の強度を強くすることができる。
【0035】さらに、各脚部材が天板の1辺の長さとほ
ぼ等しい長さに形成されており、各脚部材は天板に平行
に連結されていることにより、パレットをフォークリフ
トのフォークにより安定的に支持することができる。
【0036】さらにまた、第1ロック片が、隣位の1対
の各脚部材において脚部材の長手方向の異なる位置に位
置していることにより、天板から切り起こされる第1ロ
ック片の位置をずらして天板の特定箇所の強度が弱くな
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパレットの実施の形態を示す下
方からの斜視図
【図2】 図1のパレットの組立途中の状態を示す上下
を逆にした一部を省略した斜視図
【図3】 図1のパレットの組立途中の状態を示す上下
を逆にした一部を省略した斜視図
【図4】 図1のパレットの脚部材の素材を示す平面図
【図5】 図1のパレットの天板の素材を図4と縮尺率
を変えて示す平面図
【符号の説明】
1 天板 2 天板1の素材 3 天板本体 5 第1ロック片 12 第2ロック片 18 挿入先端部 20 脚部材 21 脚部材20の素材 22 頂壁 24 外側壁 26 底壁 28 内側壁 31 内側壁保持片 32,34 スリット状凹部 36A,36B スリット 37 端開口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ長方形をなすほぼ平板状とされた段
    ボール製の天板の下面にそれぞれ1枚の段ボール製とさ
    れた複数の脚部材をそれぞれの長手方向が水平方向に位
    置するようにして連結してなるパレットにおいて、 前記各脚部材を、前記天板の下面に接合する頂壁と、こ
    の頂壁の両側縁に垂設された1対の外側壁と、各外側壁
    の下端縁にそれぞれ連設され相互に内端縁が近接位置に
    おいて対向する1対の底壁と、各底壁の内側縁にそれぞ
    れ立設された1対の内側壁とにより構成し、 幅方向の中央部にその下端から形成され前記両内側壁が
    嵌合されるスリット状凹部を備えた複数の内側壁保持片
    を前記脚部材の前記頂壁の両側縁方向に延在する折曲線
    を介して頂壁を部分的に折曲して形成し、 前記内側壁保持片のスリット状凹部に係合される複数の
    スリット状凹部を前記脚部材の前記内側壁の上端縁にそ
    れぞれ形成し、 前記脚部材の各外側壁に複数のスリットを形成し、 前記天板に、前記各脚部材の前記各外側壁のスリットに
    挿入される複数の第1ロック片と、前記各脚部材の両端
    開口から前記脚部材の前記各外側壁、前記各内側壁、前
    記底壁および前記内側壁保持片間に挿入される先端が2
    分割された複数の第2ロック片とを形成したことを特徴
    とするパレット。
  2. 【請求項2】 前記第2ロック片の先端部にその挿入方
    向に延在する長孔が形成されており、この長孔に直交す
    る方向の折曲線により2つ折りすることにより先端が2
    分割されることを特徴とする請求項1に記載のパレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記各脚部材は、前記天板の1辺の長さ
    とほぼ等しい長さに形成されており、各脚部材は前記天
    板に平行に連結されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のパレット。
  4. 【請求項4】 前記第1ロック片は、隣位の1対の前記
    各脚部材において脚部材の長手方向の異なる位置に位置
    していることを特徴とする請求項3に記載のパレット。
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