JP2916197B2 - 高圧用バッキング材 - Google Patents

高圧用バッキング材

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JP2916197B2
JP2916197B2 JP2074546A JP7454690A JP2916197B2 JP 2916197 B2 JP2916197 B2 JP 2916197B2 JP 2074546 A JP2074546 A JP 2074546A JP 7454690 A JP7454690 A JP 7454690A JP 2916197 B2 JP2916197 B2 JP 2916197B2
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JP
Japan
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pressure
cardboard
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sound insulation
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常昭 山本
直澄 玉岡
紀夫 松広
慎二 小河
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Furuno Electric Co Ltd
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Furuno Electric Co Ltd
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、超音波振動子の超音波放射面の一方に遮
音用として設けられるバッキング材に関し、特に高水圧
に耐え得る高圧用バッキング材に関する。
【従来の技術】
第3図の超音波送受波器の一般的な構造を示してい
る。圧電変換素子であるセラミック材を円盤状に形成し
た超音波振動子1に電気信号を印加すると、上下面より
超音波が放射される。一方の放射面(図中下面)より海
底に向けて放射される超音波のみが測定用として供さ
れ、他方の裏面(図中上面)から放射される超音波は不
要なので、遮音用として2層構成のバッキング材2が超
音波振動子1の裏面に密着状態にして貼り合わされる。 一般的な水中常圧下に用いる送受波器に対しては、バ
ッキング材2としてスポンジやコルク等を用い、音響イ
ンピーダンス差により、裏面より放射される超音波を遮
音して、このバッキング材2を透過する透過超音波を極
力小さくしている。 一方、深海の高圧下で用いる送受波器においては、ス
ポンジやコルクは、高水圧にて押しつぶされるために用
いることできず、そのために、高圧に耐えるバッキング
材2を選定し、かつ、最適な音響インピーダンスが得ら
れるように各層の厚さt1、t2を設定している。
【発明が解決しようとする課題】
現状では、バッキング材2として、エポキシ樹脂にカ
ーボン、タングステン、フェライト粉末等を混入して作
製されているが、その際、均一な混入が難しく、又、内
部に気泡が生じたりして、所望の遮音特性を有するバッ
キング材2を得るのは困難であった。そのために、透過
音波が生じ、この透過音波が当該送受波器を収容する容
器に伝わることにより、エコーに尾引きが生じたり、嘘
のエコーが検出されるといった課題があった。 この発明は、上述した課題を解消するためになされた
ものであり、透過音波を抑えることのできる高圧用バッ
キング材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明の高圧用バッキング材は、超音波振動子の一
方の面に設けられる遮音用のバッキング材であって、要
求される遮音効果に適う厚さの厚紙を、耐圧条件を考慮
した圧力にてプレスすることを特徴とする。
【作用】
この発明は、高圧用バッキング材として安価で軽量で
あり、かつその成型加工も容易である厚紙を用いたもの
である。 厚紙をバッキング材として実際に水槽に浸漬してその
遮音効果を測定したところ、十分に実用に値する遮音特
性が得られた(厚紙の厚さが10mmのときに60KHzの超音
波信号に対して約10dBの遮音効果)。その際、厚紙の厚
さに依存する遮音効果が得られるので、所望の遮音効果
を得るには、所定厚の厚紙を用いるか、あるいは一定厚
の厚紙を必要数層だけ積層すればよい。又、厚紙をプレ
スした場合とプレスしない場合とでその遮音効果はほと
んど変わらないこともわかった。 従って、所望の高圧に耐えるバッキング材を得るに
は、遮音効果のある厚さの厚紙を、要求される耐圧条件
に耐え得るプレス圧にてプレスすればよい。
【実施例】
第1図は、この発明の高圧用バッキング材の一実施例
を示している。 円盤形状のバッキング材3としては、要求される遮音
効果に適う厚さt3の厚紙を、耐圧条件を考慮した圧力に
てプレスすることにより得ている。又、このバッキング
材3を適用する超音波振動子に一様な水圧が加わるよう
に、超音波振動子及びバッキング材3がオイルに浸漬さ
れることを想定して、この厚紙4は、防水処理のために
ウレタン5にて包み込まれるようにしてモールドされ
る。 第2図は、超音波振動子1及び、この超音波振動子1
の裏面に貼り付けられた上記のバッキング材3を、オイ
ル6を満たした容器7内に取り付けた送受波器10の一実
施例を示している。 容器7は、一方(図中では下方)が開口Xにより開放
しており、その容器7内の底面7A上に上述したバッキン
グ材3が適当な接着剤等にて固定される。このバッキン
グ材3の他の面には超音波振動子1が、その超音波発射
面を開口Xに向けて貼り合わされている。8は、容器7
を貫通して超音波振動子1に接続されるケーブルであ
る。9は、容器7内に満たしたオイル6を封入しておく
ために容器7の開口Xを開封するようにキャップされる
ように容器7に外嵌されるゴム板である。 このように構成された送受波器10において、バッキン
グ材3に用いた厚紙4の厚さt3を選定することにより、
所望の遮音効果を得ることができ、又、その厚紙4を所
定の圧力にてプレスすることにより、所望の水圧に耐え
るバッキング材3を得ることができる。 尚、上述の実施例においては、一つの超音波振動子を
用いて一方の面に遮音用のバッキング材を設けた例につ
いて説明した。複数の超音波振動子をアレイ状に配列し
て構成した超音波振動子又は受波器にこの発明の高圧用
バッキング材を適用する場合は、超音波振動子の一方の
面側に設けるとともに相隣接する振動子間にも設ける。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、バッキング材とし
て厚紙を用いたので、厚紙の厚さと、その厚紙をプレス
するプレス圧とを選定することにより、所望の遮音効果
及び耐圧特性が容易に得られ、軽量かつ安価な高圧用バ
ッキング材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の高圧用バッキング材の一実施例を示
す断面図、 第2図は第1図のバッキング材を用いて構成した送受波
器の一実施例を示す断面図、 第3図は従来の高圧用バッキング材の断面図である。 1……超音波振動子、 3……バッキング材、 4……厚紙、5……ウレタン、 6……オイル、7……容器、 8……ケーブル、9……ゴム板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小河 慎二 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 17/00 330 H04R 1/44 330

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子の一方の面に設けられる遮音
    用のバッキング材であって、要求される遮音効果に適う
    厚さの厚紙を、耐圧条件を考慮した圧力にてプレスする
    ことを特徴とする高圧用バッキング材。
  2. 【請求項2】上記厚紙が、耐水処理のために所定の耐水
    材にて被包される請求項(1)記載の高圧用バッキング
    材。
  3. 【請求項3】超音波振動子の少なくとも一方の面に遮音
    用として請求項(1)もしくは(2)記載の高圧用バッ
    キング材を設けたことを特徴とする超音波振動子。
JP2074546A 1990-03-23 1990-03-23 高圧用バッキング材 Expired - Lifetime JP2916197B2 (ja)

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JPH03274900A JPH03274900A (ja) 1991-12-05
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