JP2915914B2 - 減圧ポーションパックの製造方法 - Google Patents

減圧ポーションパックの製造方法

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JP2915914B2 JP63310554A JP31055488A JP2915914B2 JP 2915914 B2 JP2915914 B2 JP 2915914B2 JP 63310554 A JP63310554 A JP 63310554A JP 31055488 A JP31055488 A JP 31055488A JP 2915914 B2 JP2915914 B2 JP 2915914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ミルクのポーションパック、特にその内部
が常温において常圧よりわずかに減圧状態にある減圧ポ
ーションパックの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 現在、ミルクのポーションパックは、レストラン、喫
茶店等は勿論、市場に出回り、一般の家庭においても使
用されているのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) このように一般に出回り使用されているポーションパ
ックは、冷蔵庫等から取り出して冷えているときはとも
かく、通常の使用状態にあっては、常圧よりわずかに陽
圧となっていることが多く、これがため、使用に当りて
注出用の嘴部より開封するときに、内部よりミルクが飛
び出し、衣服等を汚すことは、吾人がしばしば経験する
ところである。
これは、ポーションパックの容器本体の注出用嘴部の
凹部とシール蓋体との接合部の凹所に付着しているミル
クが、ここよりの開封の際に、 内部の陽圧にて風船状に膨らみ、その破裂にて飛び散る
ものと考えられる。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、
ポーションパックの使用に当り、これを開封する際に、
ミルクが飛び散らないようなポーションパックを簡単な
方法で従来品と同様に製造することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明にあっては、一
連のポーションパックの製造工程中において、ポーショ
ンパックを、その内部が減圧状態にあるようにするとと
もに、このような減圧状態にあるポーションパックを、
パックを密封する前に、容器の胴部を外方より押圧変形
させ、密封後において押圧を解いて復元させるという方
法をとっている。
すなわち、減圧ポーションパックの製造方法は、一連
のポーションパックの製造工程中、容器部材中に形成さ
れた容器にミルクを容入するとともに、これに蓋材を重
ね、この重ねられた容器と蓋材とを、シール段階におい
て、容器をその辺縁部の容器部材で支持しつつ、下方よ
り上昇の下型の収容孔内に嵌入するに当り、収容孔の傾
斜面よりの押圧子によって容器の胴部を外方より押圧変
形させた後、容器に蓋材を押圧シールし、その後、下型
より容器を脱出させ、次いで蓋材でシールした容器を打
抜く工程をとっている。
(実施例) 以下、本発明の減圧ポーションパックの製造方法を実
施するための装置とを図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の方法で製造された製品のミルクの減圧
ポーションパックについて説明すると、ポーションパッ
ク(A)は、容器本体(a)と蓋体(b)とからなるも
ので、これらの材料は、容器本体(a)がハイインパク
トポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シートで
あり、蓋体(b)がアルミニウム箔にポリエステルフィ
ルム等を張り合わせたものである。
容器本体(a)は、開口(1)の周縁の鍔部(2)及
び下底周縁部(3)は肉厚にして硬く、胴部(4)は肉
薄にして柔らかく、外方よりの押圧に対して復元力をも
っている。
この鍔部(2)は、その一部において嘴状に突出
(5)しており、この突出部(5)に対する開口(1)
部には、わずかに凹入部(6)が形成され、また突出部
(5)の下面には、折断して開封するための半切線
(7)が設けられている。
蓋体(b)は、容器本体(a)の鍔部(2)と同形状
で鍔部(2)上において押圧によりリング状にシール
(8)されている。このリング状のシール部(8)は、
嘴状の突出部(5)においてわずかに突出(9)しても
よい。
そして、このミルクのポーションパック(A)は、内
部の圧力が、常温において常圧によりわずかに積極的に
減圧してあるから、蓋体(b)は、容器本体(a)の鍔
部(2)面よりわずかに窪んだ状態となっている。
次に、減圧ポーションパック(A)の一連の製造装置
(B)について説明する。
この一連の装置(B)は、容器部材(a′)がその供
給部(C)より殺菌乾燥部(d)、予熱部(e)、成形
部(f)を経て容器本体(a)部が形成され、充填部
(g)に至りてミルクが容器本体(a)部に充填され、
蓋部材(b′)がその供給部(h)より殺菌乾燥部
(i)を経て、ミルクが充填された容器本体(a)部と
蓋体(b)部とが、次のシール部(j)に至りてシール
され、搬送部(k)によりて搬送され、打抜き部(l)
にてポーションパック(A)は製品として打抜かれて、
製品は排出コンベア(m)にて排出され、打抜かれた蓋
材(b′)の残部は、巻取り部(n)に巻取られるよう
になっている。
これらの一連の装置(B)のうちに、容器部材
(a′)の殺菌乾燥部(d)、予熱部(e)、成形部
(f)、充填部(g)、蓋材(b′)の殺菌乾燥部
(i)は、滅菌室(q)中にあって、この室(q)内は
陽圧となっていて外気が入らないようになっている。
次に、本発明の方法を実施するための装置で特徴とす
るところは、容器部材(a′)中に形成された容器本体
(a)部にミルクが充填され、これに対し蓋部材
(b′)が供給されて重ね合わされ、この容器本体
(a)部と蓋体(b)部をシールするシール部(j)で
ある。
このシール部(j)は、下型(10)と上型(11)とか
らなるもので、下型(10)は下枠(12)に取付けられ、
この下枠(12)はモータ(M)によりトグル機構(13)
を介して上下動するようになっており、また上型(11)
は上枠(14)に取付けられ、この上枠(14)は、図示さ
れていない油圧源よりの油圧によって上下動するように
なっている。
第2図に示すように、下型(10)には容器部材
(a′)内に形成された容器本体(a)を懸架収容する
収容孔(15)が設けられている。
この収容孔(15)の傾斜面(16)には、容器本体
(a)が嵌入するときに容器本体(a)の胴部(4)に
変形を与えるための押圧部材ユニット(p)が対称の位
置に設けられている。
この押圧部材ユニット(p)は、円弧状の頭部(17)
を有する押圧子(18)と、これを収容する套管(19)と
ばね(20)とからなっている。
この押圧子(18)は套管(19)内にあって、頭部(1
7)と仕切壁(21)との間にばね(20)が設けられてお
り、その足部(22)は仕切壁(21)を貫通していて、こ
れには、座金(23)を介してナット(24)が螺入されて
おり、それの螺入の度合によって、押圧子(18)の頭部
(17)が収容孔(15)の傾斜面(16)より突出する度合
を調節するようになっている。
さらに、套管(19)の端面には、周面の雄ねじ(25)
を下型(10)に螺着するために使用する2本足工具(図
示されていない)の挿入用孔(26)が設けられている。
この第2図に示す下型(10)は、容器本体(a)を懸
架収容する収容孔(15)が1列状態にあるものである
が、このような1列状態のものが複数列格子状にある場
合には、これらの1列状態のものを保持枠(27)にて保
持するようにすればよい。
また、容器本体(a)の胴部(4)を外方より押圧変
形する他の手段としては、例えば第7図に示すように、
容器本体(a)が形成されている容器部材(a′)を懸
架支持する下型(10)に対し、容器本体(a)の胴部
(4)に当接する円弧部(28)を有する摺動押圧部材
(29)を設け、これは例えばピストンとシリンダ、ある
いはカムとばね等の種々の手段で往復動できるようにす
ることができる。
上型(11)は、その内部に加熱部を有し、下面にわず
かに突出したシール突条(30)を有している。
次に、一連の容器部材(a′)の容器本体(a)部と
蓋部材(b′)の蓋体(b)部とのシールについて説明
すると、容器本体(a)にミルクを容入した容器部材
(a′)と、これに重ね合わされた蓋部材(b′)とが
シール部(j)に移送されてきて停止すると、モータ
(M)の駆動によりトグル機構(13)にて下枠(12)に
取付けられた下型(10)は上昇する。
このとき、容器本体(a)は、その帯状の容器部材
(a′)がその辺縁部等にて支持されているから、下型
(10)の上昇にて、容器本体(a)は下型(10)の収容
孔(15)内に嵌入される。
容器本体(a)の柔らかな胴部(4)は、収容孔(1
5)の傾斜面(16)に設けられた押圧部材ユニット
(p)の押圧子(18)の円弧状の頭部(17)によって押
圧されて窪んで変形する。
この状態において、上方から油圧によって上枠(14)
に取付けられた上型(11)が下降し、その下面の加熱さ
れたシール突条(30)をもって、蓋部材(b′)を容器
部材(a′)の容器本体(a)の鍔部(2)に押圧して
リング状にシールする。
下型(10)の上昇の際に、容器本体(a)が下型(1
0)の収容孔(15)内に充分に嵌入されず、押圧子(1
8)による押圧が充分でない場合には、下降する上型(1
1)にばねによる押圧子を設け、これにてシールする前
に、配列された容器本体(a)のシール部以外を押圧す
るようにすればよい。
シールが終わると、上型(11)が油圧によって上昇
し、下型(10)がトグル機構(13)で下降する。
この下型(10)の下降によって、容器本体(a)の胴
部(4)は、押圧子(18)による押圧が解かれるから、
内方に変形した胴部(4)は元の状態に戻る。
したがって、押圧変形した分だけ密封の容器本体
(a)の内容積は増加するから、内部はわずかに常圧よ
り減圧された状態となる。
このことは、第7図に示す変形手段によるものであっ
ても同様である。
以上のようにしてシール部(j)において、容器本体
(a)部と蓋体(b)部とがシールされた連綴状のポー
ションパック(A)は、次の打抜き部(l)において打
抜かれ、内部が減圧された製品としてのポーションパッ
ク(A)ができ上がる。
(発明の効果) 本発明は、一連のポーションパックの製造工程中、容
器部材中に形成された容器にミルクを容入するととも
に、これに蓋材を重ね、この重ねられた容器と蓋材と
を、シール段階において、容器をその辺縁部の容器部材
で支持しつつ、下方より上昇の下型の収容孔内に嵌入す
るに当り、収容孔の傾斜面よりの押圧子によって容器の
胴部を外方より押圧変形させた後、容器に蓋材を押圧シ
ール、その後、下型より容器を脱出させ、次いでこの蓋
材でシールした容器を打ち抜くことによって減圧ポーシ
ョンパックを製造するものであるから、製品として取出
されたポーションパックは、常温、常圧においてわずか
に減圧されたものであり、このようなポーションパック
が従来のポーションパックと同様に連続して多量に生産
することができ、その価格に影響を与えることはない。
そして、製品としてのポーションパックは、常温、常
圧にてわずかに減圧されているから、開封に当り、内容
物のミルクが飛び散って衣服等を汚すようなことはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によって製造された内部が減圧さ
れているポーションパックであって、(イ)は上方より
の斜視図、(ロ)は下方よりの斜視図、(ハ)は蓋体を
半分程開けた状態の斜視図、第2図は下型の収容孔部の
拡大断面図、第3図は本発明におけるポーションパック
の一連の製造装置の概略図、第4図はシール部のシール
装置であって、(イ)はその側面図、(ロ)はその正面
図、第5図は同上の装置におけるシール時の状態を示す
もので、(イ)は側面図、(ロ)は正面図、第6図は本
発明の製造方法の製造装置で製造される容器部材の容器
本体部と蓋部材の蓋体部とがシールされた帯状物であっ
て、(イ)は一部平面図、(ロ)はその側面図、第7図
は容器本体の胴部に変形を与えるための他の手段を示す
もので、(イ)は作用前、(ロ)は作用中のそれぞれの
一部平面図である。 符号A……ポーションパック B……一連の製造装置 a……容器本体 b……蓋体 a′……容器部材 b′……蓋部材 j……シール部 p……押圧部材ユニット 2……鍔部 3……下底周縁部 4……胴部 6……凹入部 8……リング状シール部 10……下型 11……上型 15……収容孔 17……頭部 18……押圧子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16 B65D 1/00 - 1/48 B65D 85/00 - 85/84 B65B 1/00 - 3/36 B65B 7/00 - 7/28 B65B 37/00 - 37/20 B65B 39/00 - 39/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一連のポーションパックの製造工程中、容
    器部材中に形成された容器にミルクを容入するととも
    に、これに蓋材を重ね、この重ねられた容器と蓋材と
    を、シール段階において、容器をその辺縁部の容器部材
    で支持しつつ、下方より上昇の下型の収容孔内に嵌入す
    るに当り、収容孔の傾斜面よりの押圧子によって容器の
    胴部を外方より押圧変形させた後、容器に蓋材を押圧シ
    ールし、その後、下型より容器を脱出させ、次いで蓋材
    でシールした容器を打抜くことにより、シール容器内を
    常温において常圧よりわずかに減圧状態とした減圧ポー
    ションパックの製造方法。
JP63310554A 1988-12-08 1988-12-08 減圧ポーションパックの製造方法 Expired - Lifetime JP2915914B2 (ja)

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