JPH0659899B2 - 蛇腹容器の製造方法 - Google Patents

蛇腹容器の製造方法

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JPH0659899B2
JPH0659899B2 JP62154190A JP15419087A JPH0659899B2 JP H0659899 B2 JPH0659899 B2 JP H0659899B2 JP 62154190 A JP62154190 A JP 62154190A JP 15419087 A JP15419087 A JP 15419087A JP H0659899 B2 JPH0659899 B2 JP H0659899B2
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興治 藤橋
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蛇腹容器の製造方法に関するものである。更に
詳しくは、清涼飲料や酒類等の液体、あるいはおしぼり
などを密閉した状態で充填し、あるいは収納するための
蛇腹容器の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、清涼飲料や酒類等を入れるために用いられる容
器として、円筒体の金属製胴体の端部の開口部を、金属
の薄板からなる円板状の蓋によって覆い、その蓋の周縁
部をかしめ等の機械的な接合手段によって、胴体部の開
口部に一体的に取付けて、密閉構造としたものが知られ
ている。
このような金属缶などの金属製容器は、材料が軟質のも
のであると、自動販売機への装填や排出時に、容器が互
いに衝突したり、取出し口へ落下するときの衝撃によっ
て変形する懸念がある。また、そのような変形を防止す
るために、変形し難い材料を用いて胴体部を形成する
か、あるいは、特開昭58−90044号公報に開示さ
れているように、比較的軟質の材料をアコーデオン状に
プリーツ加工して、缶の胴体へ直角に加わる外力に耐え
るようにした容器(蛇腹容器)が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] 前記のような蛇腹容器の胴体部をアコーデオン状の凹凸
板で形成することは、手数および費用がかかるため、未
だに広く利用するには至っていない。
例えば、畝状の凹凸を有する雌雄一対の金型を用意し、
それによって平板状の材料をプレスする方法もあるが、
それには、一対の金型を用意すると共に、金型を取り付
けて操作するための大型のプレスが必要であり、生産能
力の割に設備費が嵩むという欠点がある。
また、そのようにして形成した凹凸板を円筒形に加工
し、底および蓋の付いた蛇腹容器に加工することは、複
雑な装置を更に必要とし、実施には多大な困難を伴う。
前記のように、容器を変形し難い材料によって形成する
と、使用後廃棄する際に容積を減少させることが困難で
ある。一方、前記のような蛇腹容器は、使用後に潰して
容積を小さくすることは容易であるが、容器自体の製造
が困難で、従来のこの種の容器については、容易な製造
方法の出現が望まれていた。
[問題を解決するための手段] 本発明は、上記のような従来の問題点を解決することを
目的とするものである。
すなわち、本発明は蛇腹容器を容易かつ低廉に製造する
ための方法を提供するものである。
蛇腹容器は、少なくとも一端部が開口し、環状凹凸溝を
有する円筒体の胴体部と、この胴体部に一体的に取付け
られた蓋体とを備えており、前記胴体部をアルミニウム
箔とそれにコーティングしたプラスチックフィルムとか
らなる積層体によって構成する。
また、前記蓋体は、プラスチックなどによって形成する
ことができ、前記胴体部のプラスチックフィルム層を介
して、胴体開口部の全周にわたって熱融着されている。
このような蛇腹容器を製造する場合には、先ず、プラス
チックフィルムをコーティングしたアルミニウム箔を円
筒状に形成する。
一方、内面に所定のピッチで多数の環状凹凸溝を形成し
た金型の中に、前記のアルミニウム箔の円筒体を挿入し
た後、金型を蓋で覆い、金型を加熱しつつ、金型内に圧
縮空気あるいは水蒸気を送入して圧力を加える。その圧
力によって、前記アルミニウム箔の円筒体はプラスチッ
クフィルム層と共に、金型の凹凸面に押付けられて容器
胴体部の蛇腹が形成される。
次いで、上記の容器胴体部の一端部に蓋体を一体的に融
着し、他端の開口部からジュースななどの内容物を充填
した後、その開口部に他の蓋体によって閉止するもので
ある。
[作用] 本発明の方法によって製造した蛇腹容器は、内容物が充
填されている状態のときは、外部からの圧力に抗する力
が生じると共に、蛇腹部により生じる半径方向への強度
と相俟って、比較的軟質の材料を用いているにも拘らず
変形し難い。また、使用後には内容物による容器内部の
支持力がなくなり、蛇腹部によって胴体の長さ方向に容
易に押し潰すことが可能である。
また、本発明の製造方法は、大がかりな装置を必要とせ
ず、上記のような蛇腹容器を、容易かつ廉価に製造する
ことができるので、産業上有益である。
更に、アルミニウム箔とプラスチックフィルムとの積層
物を容器の胴体部に使用することができるので、材料コ
ストが低く、容器の製造コストを低減することができ
る。また、プラスチック製の蓋体を胴体部に熱融着する
ので、容器の密閉が容易となる。
[実施例] 以下に、本発明の蛇腹容器の製造方法を実施例により説
明する。
第1図は本発明の製造方法によって製造する蛇腹容器を
示す。この蛇腹容器1は、少なくとも一端部が開口した
円筒状の胴体部2と、この胴体部2に一体的に取付けら
れて、胴体部の開口部2aを閉塞する蓋体3を有する。
前記胴体部2は、アルミニウム箔4とそのアルミニウム
箔4にコーティングされたプラスチックフィルム5とに
よって構成し(第2図)、そのほぼ全長にわたって蛇腹
部6を形成する。前記胴体部2には、両端部に短い円筒
部2bが形成されており、これらの円筒部2bの間に前
記蛇腹部6を形成する。
前記蓋体3はプラスチックなどによって円筒状に形成
し、その周縁部には、第2図に示すように、胴体部2の
円筒部2bを嵌合するための環状溝3aを設ける。この
蓋体3は、胴体部2の両端部に前記環状溝3aと円筒部
2bとの嵌合によって胴体部2に取付ける。この嵌合部
分は、例えば、環状の高周波ウエルダーによって溶融す
ることにより、前記プラスチックフィルム5と融着し、
前記胴体部2の開口部2aを気密に閉塞することができ
る。
また、これらの蓋体3の一つには、第1図および第3図
に示すように、その中心部から周縁部へ向かって広がる
扇形状の切取り部3bがあり、その扇形形状に沿って薄
肉部7が形成されている。この切取り部3bの前記蓋体
3の中心部側の端部には、環状の指掛け8の取付ける。
前記胴体部2を構成するアルミニウム箔4は、例えば、
アルミニウム99.3%、鉄およびケイ素が0.3%以下の成
分で、7〜50ミクロンの厚みのものが好適である。アル
ミニウム箔の外表面に、10〜20ミクロンの厚さのプ
ラスチックフィルム5を全面にコーティングする。
このような構成を有する蛇腹容器1を製造する方法を以
下に説明する。
先ず、プラスチックフィルム5をコーティングしたアル
ミニウム箔4を円筒状に形成する。このアルミニウム箔
4を、第4図に示すように、内面に所定のピッチで環状
の凹凸溝9を形成した金型10内に装入した後、金型1
0を蓋11によって密閉する。
次に、前記金型10を100℃〜110℃に加熱保持し
つつ、金型10内に3〜5気圧の圧縮空気あるいは水蒸
気を供給して内圧を加え、前記のアルミニウム箔4をプ
ラスチックフィルム5と共に、金型10の凹凸溝9の面
に押付けることによって胴体部2の蛇腹部6を形成す
る。その場合、金型の底部に調圧弁あるいは逃し弁を取
付けることが望ましい。
次いで、上記の凹凸加工した胴体部2を金型から取り出
し、その一端部に蓋体3を、前記環状溝3aと円筒部2
bとの嵌合によって一体的に融着し、他端の開口部2a
から内容物を充填した後、その開口部2aに他の蓋体3
を融着することによって製品化する。
また、前記の胴体部2を形成する際に、プラスチック製
の成形型で蛇腹状の環状溝部分が螺旋状に連続したもの
を用いることによって、成形後の抜取りを容易にするこ
ともできる。その場合は、第7図に示すように底の付い
た筒状体を成形できるので、上部の蓋のみを高周波等で
シールすればよい。
更に、鋼板あるいはアルミニウム板などで蛇腹状の外面
を有する内部金型を作り、筒状に形成したアルミ箔ラミ
ネートをその内部金型の外側に当接し、内部金型に合わ
せた押型を、回転する内部金型上の前記筒形のラミネー
ト材料に押し付けることによって、蛇腹状の缶胴体部を
形成することができる。この場合には、従来のジュース
缶の製造と同様に、缶シーラーなどによって上下から蓋
をシールする。
このようにして製品化された蛇腹容器1は、密閉構造と
なって容積が変化しないので、蛇腹部6が長さ方向およ
び半径方向の外力に対して抵抗性を有し、変形が防止で
きる。
一方、指掛け8を引き上げて、切取り部3bを薄肉部7
において蓋体3から切り離すことにより、蓋体3に飲み
口が形成され使用に供される。
更に、使用後においては、内容物が空になって容積変化
に抵抗する力がなくなり、かつ、胴体部2の長さ方向に
沿って押圧力を与えることにより、前記蛇腹部6が折り
畳まれて、第5図に示すように、容積を極めて小さくす
ることができる。
従って、特別な処理機を用いることなく、手で簡単に容
器を小さくすることが可能とであり、廃棄物処理に好適
である。
なお、前記の実施例は本発明の製造方法の一例であっ
て、設計上の必要に応じて更に種々の変更を加えること
が可能である。
例えば、前記実施例においては、胴体部2に蓋体3を取
付ける際に、胴体部2に形成した円筒部2bを蓋体3に
形成した溝3a内に嵌合して、この蓋体3と胴体部2の
プラスチックフィルム5とを融着する例について示した
が、これに代えて、アルミニウム箔4の内側にプラスチ
ックフィルム5の層を形成し、第6図に示すように、円
筒部2bの内側に蓋体3を嵌合して、前記アルミニウム
箔4の外側から加熱押圧することによって、蓋体3とプ
ラスチックフィルム5とを融着するようにしてもよい。
また、両端部に開口部2aを設け、それぞれ蓋体3によ
って閉塞する代わりに、第7図に示すように胴体部2を
有底筒状に形成して、一方の開口部2aのみを蓋体3に
よって閉塞するような構造にすることもできる。
さらに、前記切取り部3bは扇形状のものに限らず、第
8図に示すように、薄肉部3cを環状に形成することに
よって、円板状の切取り部3dのようにしてもよい。ま
た、切取り部3bの代りに第9図に示すように、飲み口
12をあらかじめ形成しておき、この飲み口12を覆っ
て蓋体3にシール13を融着あるいは接着してもよい。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明の製造方法による蛇腹容
器は、ほぼ全長にわたって蛇腹部を形成してあり、密閉
状態では、容器として外力に対して抵抗性があり、ま
た、使用後の空の状態では、蛇腹部により容易に小さく
することが可能である。
また、上記の蛇腹容器の製造方法においては、プラスチ
ックフィルムをコーティングしたアルミニウム箔を使用
するので、材料費が低廉であり、かつ加工が容易であ
る。また、容器胴体部の端部に蓋体を一体的に融着でき
るので、容器に液体を充填する操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により製造した蛇腹容器の一部縦
断側面図、第2図は第1図の符号IIで示す部分の拡大断
面図、第3図は容器の蓋部の平面図、第4図は胴体部に
蛇腹状凹凸を形成するための金型の縦断面図、第5図は
容器を圧縮した状態を示す縦断面図、第6図および第7
図は蛇腹容器の他の例の一部縦断側面図、第8図および
第9図は容器の蓋部の平面図である。 1:蛇腹容器、2:胴体部、2a:開口部 3:蓋体、3a:溝、4:アルミニウム箔 5:プラスチックフィルム、6:蛇腹部 9:環状凹凸溝、10:金型、11:金型蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程(イ)、(ロ)および(ハ)からなる蛇
    腹容器の製造方法、 (イ)プラスチックフィルムをコーティングしたアルミニ
    ウム箔の円筒体を形成する工程、 (ロ)内面に所定のピッチで環状凹凸溝を形成した金型の
    内部に、前記アルミニウム箔の円筒体を装入した後、金
    型を密閉する工程、 (ハ)前記金型を加熱しつつ、金型内に圧縮空気あるいは
    水蒸気を供給して加圧することによって、前記円筒体を
    金型の環状凹凸溝の面に押圧して変形させ、蛇腹状の胴
    体部を形成する工程、および (ニ)蛇腹状の胴体部を金型から取り出して、その一端部
    にプラスチック製の円盤状蓋体を一体的に融着する工
    程。
  2. 【請求項2】前記円筒体が有底円筒であり、かつ、金型
    の環状凹凸溝が螺旋状に連続していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の蛇腹容器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890044A (ja) * 1981-11-18 1983-05-28 菰原 啓二 包装用容器

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