JP2914867B2 - オンライン競りシステム - Google Patents

オンライン競りシステム

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JP2914867B2
JP2914867B2 JP8934394A JP8934394A JP2914867B2 JP 2914867 B2 JP2914867 B2 JP 2914867B2 JP 8934394 A JP8934394 A JP 8934394A JP 8934394 A JP8934394 A JP 8934394A JP 2914867 B2 JP2914867 B2 JP 2914867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競り参加者固有の鍵情
報が記録されたカードをもとに競り参加の正当性を判定
する複数の競り席端末装置と、競り席端末装置の使用
状況を管理するホストコンピュータとを含むオンライン
競りシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、競売等の「競り」を行なうため
に、競り参加者(以下、単に参加者と称する)が使用す
る複数の競り席端末装置と、各競り席端末装置を管理す
るホストコンピュータとをオンラインで繋いだコンピュ
ータ競りシステムが知られている。この競りシステムを
利用する参加者は、常に一定の者とは限らないため、通
常、競り席端末装置は、いずれの参加者にも利用可能な
状態に開放されてあり、着席した参加者が、自己の会員
コード、従業者コード等の固有の鍵情報を競り席端末装
置から入力し、ホストコンピュータがその鍵情報を識別
して参加者の認識及び与信を行なっている。また、競り
会場に入場する際、従来は参加者専用の身分証明用カー
ドを使用してその正当性を判定することで競り参加の際
のセキュリティを図っており、更に、電話の取り次ぎ等
の各参加者への連絡は、場内アナウンスにより行なって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
競りシステムは、参加者の認識及び与信後は、当該参加
者からの使用終了通知があるまで相互通信可能状態が継
続する構成なので、参加者が一旦自己の鍵情報を入力し
た後に離席したような場合に、他の参加者が新たに競り
に参加しようとして実際には使用中である競り席端末装
置に着席し、その競り席端末装置を使用してしまう等の
トラブルが発生していた。参加者が離席する際に、競り
席端末装置の「使用終了」を入力し、これをホストコン
ピュータに知らせることで上記事態を回避することはで
きるが、実際上この入力作業を忘れて離席してしまうこ
とがあり、データのセキュリティ上問題があった。
【0004】また、参加者が、一時的離席ではなく競り
を終了して帰る際に、競り席端末装置の「使用終了」を
入力し忘れると、その競り席端末装置はずっと使用中の
ままである旨を表示し続けることとなる。そのため、他
の競り参加者が利用することができず、競りシステム全
体の効率的運用を阻んでいた。
【0005】本発明はこれら従来の問題点を解消し
てセキュリティの向上を図り、且つ空席である競り席端
末装置を有効に活用してシステム全体の効率的運用を図
ることができるオンライン競りシステムを提供すること
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するオンラ
イン競りシステムは、競り参加者固有の鍵情報が記録さ
れたカードの挿入を契機に前記鍵情報を用いて当該競り
参加者による競り参加の正当性を判定する第一の正当性
判定手段を備えた複数の競り席端末装置と、各競り席端
末装置にオンライン接続されたホストコンピュータと、
を含んで成る。前記ホストコンピュータは、個々の競り
席端末装置について割り当てた使用条件及びその使用状
況の監視結果に基づいて、前記競り参加の正当性を確認
した競り席端末装置における当該競り参加者による使用
の正当性を判定する第二の正当性判定手段を備え、この
使用の正当性の判定結果を当該競り席端末装置に表示さ
せるように構成されたものである
【0007】前記第二の正当性判定手段は、例えば、前
記競り参加の正当性が確認された競り参加者が、既に他
の競り席端末装置を使用しているとき、または、当該競
り参加者が資金面から競りに参加できない者であるとき
は、前記使用状況の監視結果に拘わらず、前記使用の正
当性を否定的に判定するように構成される。
【0008】好ましい実施の形態では、前記ホストコン
ピュータが、前記競り参加者による競り端末装置の使用
開始後の経過時間を監視し、当該競り端末装置について
許可された使用時間が経過するまで当該競り端末装置に
使用中情報を表示させ、前記使用時間が経過した後は前
記使用中情報を初期状態に更新させる手段を備えるよう
にする。
【0009】前記ホストコンピュータは、また、前記カ
ードが抜き出されたとき、または、前記カードが挿入さ
れた状態で前記競り席端末装置の無操作が一定時間継続
したときは、前記使用開始後の経過時間に拘わらず、前
記使用中情報を初期状態に更新させるように構成する。
【0010】
【作用】本発明のオンライン競りシステムでは、まず、
競り席端末装置第一の正当性判定手段によって、競り
加の正当性が判定される。競り参加正当性が確認さ
れたときは、次いで、ホストコンピュータ第二の正当
性判定手段によって当該競り席端末装置の使用の正当性
が判定され、その判定結果が当該競り席端末装置に表示
される。これにより二段階のセキュリティが図られ、且
、参加者が、カード挿入時点で当該競り端末装置の使
用可否を視認できるようになる。
【0011】競り参加の正当性が確認された参加者であ
っても、既に他の競り席端末装置を使用していたり、当
該参加者が資金面から競りに参加できない場合は、前記
使用状況の監視結果に拘わらず、第二の正当性判定手段
で前記使用の正当性が否定的に判定される。そのため、
競り席端末装置の重複使用や資金の無い者による誤った
競りの参加が抑制されるようになる。
【0012】参加者による競り端末装置の使用中は、当
該競り端末装置について許可された使用時間が経過する
までは当該競り端末装置に使用中情報が表示され、前記
使用時間が経過した後は前記使用中情報が初期状態、例
えば空き席の状態に更新される。また、前記カードが抜
き出されたとき、または、前記カードが挿入された状態
で前記競り席端末装置の無操作が一定時間継続したとき
は、前記使用開始後の経過時間に拘わらず、前記使用中
情報が初期状態に更新される
【0013】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る競りシス
テムの構成を示すブロック図であり、同一構成となる複
数の競り席端末装置1、競り機3、調整人操作盤4、及
びホストコンピュータ5が、通信回線を介して双方向通
信可能にオンラインで結ばれている。ICカード2に
は、競り参加者固有の個人識別情報である会員コード、
従業員コード、その他の情報が記録されている。これら
情報は、競りへの参加資格、指定席使用資格等を表す鍵
情報となる。
【0014】各競り席端末装置1は、各種情報を画面表
示するための表示部11と、ICカード2に記録された
カード情報を読み取るICカードリーダ12と、競り情
報や表示メッセージに対応する情報を入力するためのデ
ータ入力部13と、各種データの制御等を行なう主制御
部14と、競り機3やホストコンピュータ5との双方向
通信の制御を行なう通信制御部15とを有し、例えば指
定会員のみが使用し得る指定席、専使用時間(以後、予
約時間)に制限のない固定席会員用の固定席、予約時間
に制限のある一般会員用の一般席として使用される。一
般席は、予約を申し込み、許可された時間のみ予約席と
なり、固定席は常時予約席となる。指定席には、固定的
に定めた使用時間が指定される(指定時間)。
【0015】なお、競り端末装置1は、表示手段として
上記表示部11の他、指定席や予約席の座席種類、ある
いはその使用可否情報を表す指定ランプや予約ランプ、
読み取った鍵情報が正当であることを表すカードOKラ
ンプ、落札時の権利発生の有無を表す権利ランプ等をも
備えているが、各ランプ情報は表示部11に画面表示す
る構成にすることもできる。データ入力部13は、例え
ばキーボード及びテンキーであり、更に、参加者が当該
競り席端末装置1の予約申込をする際に押下する予約ボ
タン、応札の際に押下する落札ボタン、落札時にONす
る落札スイッチが設けられている。
【0016】主制御部14は、ICカードリーダ12で
読取った上記鍵情報の正当性判定(第一の正当性判定手
段)、表示部11に表示する情報あるいは各種ランプの
点灯制御、データ入力部13から入力される情報の管
理、ICカード2の抜き出しの検出及びカード排出等の
制御を行なう。これについては後述する。
【0017】競り機3は、調整人操作盤4と連携して競
り情報の制御を行う競り制御部31と、競り席端末装置
1の座席状況情報を制御する競り席情報制御部32と、
通信制御部33とを有している。調整人操作盤4は、通
信制御部41と競りの運営に必要な情報の制御を行う主
制御部42とからなる。この競り機3は、通常、競り会
場に設置され、複数の競り席端末装置1と調整人操作盤
4、ホストコンピュータ5との仲介的役割を果たす。
【0018】ホストコンピュータ5は、通信制御部51
と、座席状況管理部52と、予約時間監視部(専使用時
間監視手段)53と、競り情報処理部54とを有し、通
常、競り会場以外の場所に設置される。座席状況管理部
52は、競り端末装置1から送られる装置識別番号(識
別情報)、鍵情報、カード挿抜情報、及び予約時間監視
部53の監視情報に基づいて当該競り席端末装置の使用
状況、即ち座席状況メッセージを生成出力する第一のプ
ロセス(#1)521と、上記第一のプロセスにおいて
エラーが発生したときに当該競り席端末装置の初期の座
席状況メッセージを生成出力する第二のプロセス(#
2)522とから成る。各プロセス521,522の詳
細については後述する。
【0019】なお、競り機3における競り制御部31、
調整人操作盤4、及びホストコンピュータ5における競
り情報処理部54については、競り対象物データ、応札
データ、落札データ、権利発生データ等、一般的な競り
に関するデータの処理及びその制御を行うものであり、
「競り」の一般的な処理手順を経るだけなので、本実施
例では特に詳述しない。但し、本発明との関連性が無い
ことを意味しない。
【0020】図2及び図3は、競り席端末装置1の主制
御部14の処理手順図である。以下、各図を参照して競
り席端末装置1の動作内容を説明する。まず、表示部1
1に初期状態表示として空き席メッセージ、例えば「現
在この席は使用可能です。」を表示し(ステップ(以
下、S)101)、種々のデータ読込待ち状態を形成す
る(S102)。ICカード2がICカードリーダ12
に挿入され、鍵情報を読み込んで正当な参加者であるこ
とを確認したときは(S103)、チェックインデータ
をホストコンピュータ5に送信し(S104)、S10
2に戻る。この場合、チェックインデータは、例えば会
員コードaの参加者が識別番号xの自装置に来訪した事
を表す対応データである。なお、ICカードから読み込
んだ鍵情報が不当のときは直ちにカード排出を行う。
【0021】運用中は、ICカードリーダ12からのカ
ード抜き出しの有無を常時監視し(S105)、抜き出
しを検出したときは、ホストコンピュータ5にチェック
アウトデータを送信して(S106)S102に戻る。
更に、予約ボタンの押下の有無を監視し(S107)、
押下を検出したときはカードOKランプを消灯し(S1
08)、予約データをホストコンピュータ5に送信し
(S109)、その後S102に戻る。応札ボタンの押
下の検出や競り機3からの落札データを受信したとき、
即ち読み込んだデータが競り情報のときは(S11
0)、所要データの送信や表示、権利ランプ等の制御を
行う(S111)。
【0022】先に送信したチェックインデータの結果デ
ータをホストコンピュータ5より受信したとき(S11
2)は、以下の処理を行う。結果が良好のとき(S11
3)、即ち後述のチェックインOKメッセージであると
判定したときは、指定ランプ及び予約ランプの消灯(S
114,S115)、カードOKランプの点灯(S11
6)を行い、更に、表示部11に受付完了メッセージを
表示する(S117)。結果が良好であるとは、例えば
指定席で指定席解除時刻前(指定時間内)に指定席会員
がチェックインした場合や予約席で固定席会員がチェッ
クインした場合、空き席で他の席に予約していない一般
会員がチェックインした場合が該当する。これは例えば
既登録のチェックインデータやカード内の鍵情報の内
容、その他の判定基準情報との照合により判断される。
その後、所定時間経過すると画面表示を空白にして競り
情報等の入力待ち、あるいは表示待ちとするための空白
メッセージを表示する(S118)。他方、チェックイ
ン結果が不良、即ち後述のチェックインNGメッセージ
であると判定したとき、例えば空き席で他の席に予約し
ている会員がチェックインした場合、あるいは空き席で
競りに参加できない会員(残金オーバー等)がチェック
インした場合は、表示部11にNGメッセージを表示す
る(S119)。その後、S102に戻る。
【0023】図3は、ホストコンピュータ5からの指定
席表示データ、予約席表示データ、空き席表示データ、
会員連絡用のメッセージ表示データを読み込んだときの
処理の流れを示すものであり、指定席表示データあるい
は予約席表示データのとき(S120,S123)は、
消灯中の指定ランプあるいは予約ランプを点灯させ(S
121,S124)、それぞれの対応メッセージを表示
部11に表示する(S122,S125)。予約時間経
過等により空き席表示データが送られたとき(S12
6)は、指定ランプ及び予約ランプを消灯させ(S12
7,S128)、空き席メッセージを表示部11に表示
して(S129)、S102に戻る。「会社に連絡して
下さい」等のメッセージ表示データのとき(S130)
は、そのメッセージを表示部11に所定時間表示し(S
131)、その後前記空白メッセージを表示し、(S1
32)S102に戻る。以上の処理を競り開催時間中繰
り返す。
【0024】図4は、ホストコンピュータ5における予
約時間監視部53の動作説明図であり、各競り端末装置
1からの処理を待ち合わせ(S21)、予約データを受
信したときはこれを予約ファイルに格納する。各予約デ
ータには、後述の第一のプロセス521によって算出さ
れる予約席解除時刻が対応付けられる。その後、予約フ
ァイルに格納された個々の予約データを読み込み(S2
2)、上記予約席解除時刻とシステム時刻とが一致した
予約データがあるときは(S23)、当該競り端末装置
に空き席メッセージを送信する(S24)。
【0025】図5及び図6は、座席情報管理部52の第
一のプロセス521における処理手順図である。以下、
各図を参照してこの処理の内容を具体的に説明する。ま
ず、種々のデータ読込待ち状態を形成する(S20
1)。このとき競り席端末装置1からのチェックインデ
ータを読み込んだときは(S202)、以下の処理を行
う。指定席における指定時間内の指定席会員によるチェ
ックインデータのときは(S203〜S205)、チェ
ックインOKメッセージを当該競り席端末装置1に返送
する(S206)。また、指定席ではないが、予約席で
あり(S207)、且つ予約席会員(固定席会員)のチ
ェックインのとき(S213)、あるいは、指定席で指
定時間を超えたが(S204)、座席確保数チェックの
結果がOKで(S208)、他席での予約がないとき
(S211)もチェックインOKメッセージを返送する
(S212)。
【0026】他方、指定席、予約席のいずれでもなく、
且つ座席確保数がオーバーのとき(S208)、座席確
保数はOKであるが他席で予約した会員がチェックイン
したとき(S211)、指定席で指定時間内であるが指
定席会員以外の者がチェックインしたとき(S20
5)、予約席ではあるが予約席会員(固定席会員)以外
の者がチェックインしたとき(S213)は、チェック
インNGメッセージを返送するとともに(S209)、
エラーデータを第二のプロセス522に送信し(S21
0)、S201に戻る。
【0027】また、競り席端末装置1からのチェックア
ウトデータを読み込んだときは(S214)、以下の処
理を行う。指定席ではないが予約席のとき(S215,
S216)、指定席で予約中のとき(S215,S21
9)は、予約席メッセージを当該競り席端末装置1に返
送する(S217,S222)。また、指定席で予約中
ではないが(S215,S219)指定時間内のとき
(S220)は、指定席メッセージを返送する(S22
3)。他方、指定席、予約席のいずれでもないとき(S
215,S216,S218)、指定席ではあるが予約
中でなく、且つ指定時間外のとき(S215,S21
9,S220)は空き席メッセージを返送する(S21
8,S222)。
【0028】図6を参照して、予約データを受信したと
き(S224)は、予約席解除時刻を算出する(S22
5)。その後、指定席からの予約データか否かを判定し
(S226)、指定席のときは、予約席解除時刻と指定
解除時刻とを比較する(S227)。ここに予約席解除
時刻は予約時間の終期、指定解除時刻は固定的に定めた
指定時間の終期である。指定席解除時刻が予約席解除時
刻以降のときは指定席メッセージを当該競り端末装置1
に返送する(S228)。他方、指定席解除時刻が予約
席解除時刻前のとき(S227)、及びS226の判定
の結果、指定席でないときは予約席メッセージを返送す
る(S229)。
【0029】図7は、座席情報管理部52の第二のプロ
セス522における処理手順図である。以下、図7を参
照してこの処理の内容を具体的に説明する。まず、種々
のデータ読込待ち状態を形成する(S301)。上記第
一のプロセス521より受信したエラーデータが指定席
のものでなく(S301)予約席のものであるとき(S
303)、あるいは指定席で且つ予約中であるとき(S
306)は、予約席メッセージを当該競り席端末装置に
返送する(S304)。指定席、予約席のいずれでもな
いとき(S303)、あるいは指定席であるが予約中で
なく、しかも指定時間を超えているとき(S307)
は、空き席メッセージを当該競り席端末装置に返送する
(S305)。他方、指定席からのデータであり(S3
02)、予約中ではないが(S306)、指定時間内で
あるとき(S307)は指定席メッセージを競り席端末
装置に返送する。これにより、競り席端末装置1の表示
部11に初期の座席状況が表示され、その他所要のラン
プ点灯制御が行われる。
【0030】次に、一般会員が実際に競りに参加する場
合における上記競りシステムの全体的な処理内容を図8
を参照して概略的に説明する。一般会員がICカード1
1を競り席端末装置1に挿入すると、ICカードリーダ
12が鍵情報を読み込み、正当であればチェックインデ
ータとしてホストコンピュータ5に送信する。ホストコ
ンピュータ5では、座席状況監視部52において上述の
手順で座席チェック、即ち当該競り席端末装置の使用可
否の判定を行い、その判定結果をチェック結果データと
して返送する。このとき、当該会員が他の席でチェック
インしているか否かが自動的に判定され、新規チェック
インであれば予約ボタンの押下を促す。
【0031】使用可能となった競り席端末装置1におい
て予約ボタンが押下されると、当該競り端末装置1から
ホストコンピュータ5に予約データが送信される。ホス
トコンピュータ5は、この予約データに基づき、予約時
間監視部53に予約席解除時刻をセットした後、予約席
メッセージを返送する。競り席端末装置1は、予約席解
除時刻を表示部11に表示するとともに予約ランプを点
灯させる。これによりその競り端末装置1が予約中であ
り、他の会員が使用不可であることを公示することがで
きる。以後、当該会員に関する競り情報の処理が行われ
る。
【0032】ICカード2がICカードリーダ12から
抜き出されると、当該競り端末装置1はチェックアウト
データをホストコンピュータ5に送信する。ホストコン
ピュータ5は、このチェックアウトデータに基づく離席
情報をセット(先に登録したチェックインデータのリセ
ット)するとともに座席状況表示データ、例えば空き席
表示データを当該競り席端末装置1に返送する。この空
き席表示データにより競り席端末装置1は、表示部11
に空き席データを表示する。これにより後から参加する
会員に使用可能であることを公示することができる。
【0033】また、ICカード2が抜かれないときであ
っても、ホストコンピュータ5は、予約時間監視部53
において一定間隔で上述の時間切れチェックを行ってお
り、時間切れのとき、即ち予約席解除時刻が経過する
と、空き席表示データを当該競り席端末装置1に送出す
る。競り席端末装置1は、この空き席表示データに基づ
き、ランプ類の消灯と空き席メッセージの表示部11へ
の表示を行う。これにより後から参加する会員に当該競
り席端末装置1が使用可能であることを公示することが
できる。
【0034】このように、本実施例では、会員固有の鍵
情報が記録されたICカード2を競り席端末装置1に挿
入した際に、競り参加の正当性を判定した後にチェック
インデータを送信するので、第1段階のセキュリティが
図られ、更に、ホストコンピュータ5においてチェック
インデータに基づく座席状況チェックを行い、その競り
席端末装置を他の会員が使用していないこと、あるいは
一人の会員が他の競り席端末装置を予約していないこと
を確認した後にチェックインOKデータを返送するの
で、第2段階のセキュリティが図られる。また、予約時
間を常時監視し、時間切れとなった場合やICカード2
の抜き出しを検出したときは空き席表示がなされるの
で、競り参加者の誤着席によるトラブルを防止すること
ができ、更に、座席予約による一定時間内の使用確保、
空き席の早期表示による競り席端末装置の有効活用を図
ることができる。
【0035】本実施例は以上のとおりであるが、本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲での構成変更が可能である。例えば、本
実施例では、鍵情報をICカード2に記録した例につい
て説明したが、必ずしもICカードで無くとも良く、ハ
イブリッドカード、磁気カードあるいは同等のカードで
あっても良い。また、競り席端末装置1とホストコンピ
ュータ5を直接オンラインで結ぶ構成であっても良い。
更に、予約時間の監視は、競り席端末装置1における最
後の操作を起点に開始する構成であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
よれば、競り席端末装置にカードを挿入するときに競
り参加者の正当性が判定され、正当のときはチェックイ
ンデータを基にホストコンピュータにおいて使用の正当
性が判定されるので、データセキュリティがより万全と
なる効果がある。また、使用の正当性の判定結果が当
競り席端末装置に表示されるので、カード挿入時点及び
それ以降の競り端末装置の使用可否を競り参加者に早期
に知らしめることができる。
【0037】また、競り席端末装置毎に許可された使用
時間満了後は当該競り席端末装置における表示が初期状
態に更新されるので、競り席端末装置が長期間不使用状
態になる事態を回避することができ、システムの有効利
用が図れる。
【0038】競り席端末装置からカードが抜かれたとき
も、同様に当該競り席端末装置での表示が初期状態に更
新されるので、後から競りに参加する者に、当該競り席
端末装置の使用可否を早期に知らしめることができる。
【0039】これにより、従来の問題点を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る競りシステムの構成を
示すブロック図。
【図2】本実施例の競り席端末装置の主制御部の処理手
順図。
【図3】上記競り席端末装置の主制御部の処理手順図
(続)。
【図4】本実施例のホストコンピュータにおける予約時
間監視部の動作説明図。
【図5】本実施例のホストコンピュータにおける座席情
報管理部(第一のプロセス)における処理手順図。
【図6】上記座席情報管理部における処理手順図
(続)。
【図7】本実施例のホストコンピュータにおける座席情
報管理部(第二のプロセス)における処理手順図。
【図8】本実施例の競りシステムにおける全体的な情報
の流れを示す説明図。
【符号の説明】
1 競り席端末装置 11 表示部 12 ICカードリーダ 13 データ入力部 14 主制御部 15 通信制御部 2ICカード 3 競り機 4 調整人操作盤 5 ホストコンピュータ 51 通信制御部 52 座席情報管理部 53 予約時間監視部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競り参加者固有の鍵情報が記録されたカ
    ードの挿入を契機に前記鍵情報を用いて当該競り参加者
    による競り参加の正当性を判定する第一の正当性判定
    段を備えた複数の競り席端末装置と、各競り席端末装置に オンライン接続されたホストコンピ
    ュータと、を含んで成り、 前記ホストコンピュータは、 個々の競り席端末装置について割り当てた使用条件及び
    その使用状況の監視結果に基づいて、前記競り参加の正
    当性を確認した競り席端末装置における当該競り参加者
    による使用の正当性を判定する第二の正当性判定手段を
    備え、この使用の正当性の判定結果を当該競り席端末装
    置に表示させるように構成されている ことを特徴とす
    オンライン競りシステム
  2. 【請求項2】 前記第二の正当性判定手段は、前記競り
    参加の正当性が確認された競り参加者が、既に他の競り
    席端末装置を使用しているとき、または、当該競り参加
    者が資金面から競りに参加できない者であるときは、前
    記使用状況の監視結果に拘わらず、前記使用の正当性を
    否定的に判定するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のオンライン競りシステム
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、前記競り参
    加者による競り端末装置の使用開始後の経過時間を監視
    し、当該競り端末装置について許可された使用時間が経
    過するまで当該競り端末装置に使用中情報を表示させ、
    前記使用時間が経過した後は前記使用中情報を初期状態
    に更新させる手段をさらに備えたことを特徴とする、請
    求項1または2記載のオンライン競りシステム
  4. 【請求項4】 前記ホストコンピュータは、前記カード
    が抜き出されたとき、または、前記カードが挿入された
    状態で前記競り席端末装置の無操作が一定時間継続した
    ときは、前記使用開始後の経過時間に拘わらず、前記使
    用中情報を初期状態に更新させるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項3記載のオンライン競りシス
    テム
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