JP2913157B2 - 新規な炭素環系スルホンアミド誘導体 - Google Patents

新規な炭素環系スルホンアミド誘導体

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JP2913157B2
JP2913157B2 JP9339496A JP9339496A JP2913157B2 JP 2913157 B2 JP2913157 B2 JP 2913157B2 JP 9339496 A JP9339496 A JP 9339496A JP 9339496 A JP9339496 A JP 9339496A JP 2913157 B2 JP2913157 B2 JP 2913157B2
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bicyclo
bromobenzenesulfonyl
aminomethyl
hex
enoic acid
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義信 新井
信行 浜中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、新規なスルホン酸
アミド誘導体に関する。更に詳しく言えば、本発明は
(1)一般式
【化6】 (式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。)で
示されるスルホン酸アミド誘導体に関する。
【0002】
【従来技術】1975年、ハンベルグ(Hamberg)らは血小
板内でプロスタグランジンG2 がヘミアセタール誘導体
に変換される系において、不安定な中間体を経ることを
見出した[Proc.Nat.Acad.Sci.U.S.A., 72, 8, 2994 参
照のこと]。その後、この中間体はトロンボキサンA2
(TXA2 )と命名され、次のような構造を有している
ことが確認された。
【0003】
【化7】 TXA2 には種々の生理作用、例えば血小板凝集作用、
動脈収縮作用、血栓形成作用があることが見出され、炎
症、血栓症、心筋梗塞等の疾病の一因であると考えられ
ている。
【0004】TXA2 に対して拮抗作用を有する化合物
として、いくつかのTXA2 類似体が提案されており、
例えば11a位の酸素原子および9,11−エポキシの
酸素原子を炭素原子で置き換えた化合物[特開昭 55-14
3930号参照]、ピナン骨格を有する化合物[Proc.Nat.A
cad.Sci.U.S.A., 76, 6, 2566]がある。また、シクロ
ペンタン骨格を有する下記化合物も公知である。
【0005】
【化8】 さらに、最近になって以下の出願が公開された。すなわ
ち一般式
【化9】
【0006】(式中、R1cは水素原子または低級アルキ
ル(炭素数1〜8)、R2cはアルキル、無置換か置換ア
リール、アラルキルまたは複素環であり、R3cは水素原
子またはメチルであり、Xc はフッ素原子で置換されて
いるか、鎖中に酸素、硫黄および/またはフェニレンを
含んでいてもよいアルキレンまたはアルケニレンであ
り、Yc は直鎖または分枝鎖アルキレンまたはアルケニ
レン、酸素または硫黄であり、mcは0または1であ
り、ncは0、1または2である。)で示されるビシク
ロスルホンアミド誘導体またはその塩の出願であり、こ
れらがTXA2 拮抗作用を有する旨記載されている(英
国特許公開番号 2,184,118号参照)。
【0007】また、1988年5月29日から6月3日に開
催された国際天然物討論会ではバイエル社が以下の化合
物を発表した。
【化10】
【0008】
【発明の開示】本発明は、一般式
【化11】 [式中、R1 は(i)COOR11(ii)CH2OR12
たは(iii)CONR1314
【0009】(式中、R11は水素原子、炭素数1から2
0のアルキル基、炭素数1から4のアルキル基、アルコ
キシ基あるいはハロゲン原子で置換されているかまたは
置換されていない炭素環またはステロイドを表わし、R
12は水素原子またはCOR15を表わし、R13とR14はそ
れぞれ水素原子、炭素数1から4のアルキル基を表わす
か、またはNR1314でアミノ酸残基あるいは複素環を
表わし、R15は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニ
ル基を表わす。)を表わし、
【0010】
【化12】 は、
【化13】 (式中、
【化14】 を表わし、Lc は炭素数1〜4のアルキレン基を表わ
し、R2cは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
ハロゲン原子を表わし、一般式(C)中のC5 −C6
の二重結合の配置はシスおよびトランスである。)を表
わす。]で示されるスルホン酸アミド誘導体;それらの
シクロデキストリン包接化合物;R11が水素原子を表わ
すか、NR1314がアミノ酸残基を表わす場合、その酸
の非毒性塩に関する。
【0011】特許請求の範囲を含む本明細書における各
記号の説明において、アルキル基、アルキレン基、アル
ケニレン基およびアルコキシ基という言葉は、直鎖また
は分枝鎖のアルキル基、アルキレン基、アルケニレン基
およびアルコキシ基を表わし、アルケニレン基中の二重
結合は、E、ZおよびEZ混合物であるものを含む。ま
た、分枝鎖のアルキル基が存在する場合などの不斉炭素
原子の存在により生ずる異性体も含まれる。また、よく
知られているように不斉中心の存在により異性体が生じ
る。しかしながら、一般式(I)には、各々の光学異性
体およびそれらの混合物のすべてが含まれる。例えば、
ある光学異性体とその鏡像体(エナンチオマー)との混
合物、とりわけ等量混合物であるラセミ体、またある光
学異性体とそのジアステレオマーとの混合物も含まれ
る。
【0012】また、本明細書に記載されたあらゆる構造
式において、破線
【化15】 はα−配置であることを示し、先細太線
【化16】 はβ−配置であることを示し、波線
【化17】 はα−配置またはβ−配置またはそれらの混合物である
ことを示す。
【0013】一般式(I)中、
【化18】 で示される環構造はそれぞれ以下のように命名され、位
置番号が付けられる。
【化19】
【0014】当業者にとって明らかなように、上記の環
構造は2個[式(Ac−2)、(Ac−3)、(Ac−
6)および(Ac−7)の場合]または4個[式(Ac
−1)、(Ac−4)および(Ac−5)の場合]の不
斉中心を有している。すなわち、式(Ac−2)におい
ては、2および3位の炭素原子、式(Ac−3)および
(Ac−7)においては1および2位の炭素原子、式
(Ac−6)においては1および6位の炭素原子、式
(Ac−1)においては1、2、3および4位の炭素原
子、そして式(Ac−4)および(Ac−5)において
は1、4、5および6位の炭素原子である。よく知られ
ているように不斉中心の存在により異性体が生じる。し
かしながら、一般式(I)には、各々の光学異性体およ
びそれらの混合物のすべてが含まれる。例えば、ある光
学異性体とその鏡像体(エナンチオマー)との混合物、
とりわけ等量混合物であるラセミ体、またある光学異性
体とそのジアステレオマーとの混合物も含まれる。
【0015】各異性体やラセミ体の立体構造は絶対配置
によって例えば以下のように表わされる。 (i)単一の光学活性体の場合
【化20】 (5Z)−7−[(1R,2S,3S,4S)−3−ベ
ンゼンスルホニルアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル]ヘプト−5−エン酸とグリシンとのアミ
【0016】(ii)ラセミ体の場合
【化21】 (5Z)−7−[(2S* ,3S* )−3−ベンゼンス
ルホニルアミノビシクロ[2.2.2]オクタン−2−
イル]ヘプト−5−エン酸とグリシンとのアミド
【0017】一般式(I)中、R11が表わす炭素数1か
ら20のアルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テ
トラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル基およびこれ
らの異性体であり、R11が表わすステロイドとは、種々
の置換基で置換されているステロイド骨格を有する化合
物であり、例えば、コレステロール基である。好ましい
11はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、1−
エチルプロピル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ル基およびコレステロール基である。またR11は水素原
子も好ましい。R11が表わす基中の炭素環とは、一部あ
るいは全部が飽和していてもよい、単環、二環もしくは
三環の炭素数15個以下の芳香族環である。これらの環
としては、例えば、ベンゼン、ナフタレン、インデン、
アズレン、フルオレン、フェナントレン、アントラセ
ン、アセナフチレン、ビフェニレン環およびこれらの一
部または全部が飽和している環であり、好ましい環はベ
ンゼンおよびシクロヘキサンである。R11が表わす基中
の置換基が表わす炭素数1から4のアルキル基とは、メ
チル、エチル、プロピル、ブチルおよびこれらの異性体
であり、炭素数1から4のアルコキシ基とは、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ基およびこれらの
異性体であり、ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、ヨウ素原子および臭素原子であり、好ましいR11
の置換基は、メチルおよびイソプロピル基であり、R11
中の炭素環は無置換のものでも好ましい。
【0018】一般式(I)中、R12は水素原子、アセチ
ルおよびベンゾイル基が好ましい。一般式(I)中、N
1314で示されるアミノ酸残基とは、α−アミノ酸の
アミノ基中の水素原子が一つ除かれた基を意味し、例え
ば、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイ
シン、セリン、スレオニン、プロリン、アスパラギン、
グルタミン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸またはリジンの残基
が挙げられ、好ましくはグリシン、アラニン、グルタミ
ン酸、リジンの残基である。一般式(I)中、NR13
14で示される複素環とは、一部または全部が飽和してい
てもよい単環、二環、もしくは三環の炭素および異項原
子数15以下の複素環をいい、例えば、ピロール、オキ
サゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリ
ダジン、ピリミジン、ピラジン、ピロリン、ピロリジ
ン、イミダゾリン、イミダゾリジンであり、好ましい環
はピロリジンである。
【0019】一般式(I)で示される本発明化合物にお
いて、式
【化22】 で示される環構造には多数の立体異性体(幾何異性体、
光学異性体)が存在する。
【0020】本発明は前述したようにすべての異性体を
含むが、それらのうち好ましい環構造
【化23】 としては、
【化24】 のように、環に対しトランス配置を有するものが挙げら
れ、特に好ましくは
【化25】 で示される環構造である。
【0021】一般式(I)中、Lcが表わす炭素数1〜
4のアルキレン基とは、メチレン、エチレン、トリメチ
レンおよびテトラメチレン基であり、好ましい基はメチ
レン、およびエチレン基である。一般式(I)中、R2c
が表わす炭素数1〜4のアルキル基とは、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル基およびこの異性体であり、好ま
しい基はメチル基であり、ハロゲン原子とは塩素、フッ
素、臭素およびヨウ素原子であり、好ましいのは臭素原
子である。
【0022】シクロデキストリン包接化合物 一般式(I)で示される本発明化合物のシクロデキスト
リン包接化合物は、α−、β−あるいはγ−シクロデキ
ストリンあるいはそれらの混合物を用いて、特開昭50-3
3620号または同52-31404号明細書記載の方法により製造
することができる。シクロデキストリン包接化合物に変
換することにより一般式(I)で示される化合物の安定
性が増大する。
【0023】非毒性塩 一般式(I)において、R11が水素原子を表わすか、N
1314がアミノ酸残基を表わす本発明化合物は、公知
の方法で塩に変換される。塩は、非毒性でかつ水溶性の
ものが好ましい。適当な塩としては、アリカリ金属(ナ
トリウム、カリウム等)の塩、アルカリ土類金属(カル
シウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩、薬学
的に許容される有機アミン(テトラメチルアンモニウ
ム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミ
ン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチ
ルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン
等)の塩等が挙げられる。
【0024】
【先行技術との比較】一般式(I)の本発明化合物は、
従来の公知化合物とは全く異なった化学構造を有する全
く新規な化合物群である。
【0025】具体的に説明すると、
【化26】 が式(C)で示される化合物群については、NHSO2
基がアルキレン鎖をはさんで炭素環と結合している構造
を有している。
【0026】従って、本発明化合物は従来の化合物とは
異なった構造を有する新規な化合物である。従来のTX
2 拮抗剤とこのように構造が異なってもTXA2 に対
する拮抗作用を有するということは予想できないことで
ある。更に、一般式(I)の本発明化合物は、薬理作用
の面でも従来のTXA2 拮抗剤よりもより有用な特徴を
有している。すなわち、本発明化合物はTXA2 拮抗作
用を有するが、そのうち一部の化合物群は式(b)およ
び(c)で表わされる従来のTXA2 拮抗剤よりも著し
く強い拮抗作用を有している。また、ある本発明化合物
群は、従来のTXA2 拮抗剤が有している副作用のTX
2 アゴニスト作用(昇圧作用)を殆んど有さないとい
うことを確認した。従来のTXA2 拮抗剤と上記のよう
に構造が異なることで、このように薬理作用が変化する
ということは合成して活性を確認するまでは全く予想で
きないことであった。
【0027】
【製造方法】本発明化合物の製造方法 本発明に従えば、一般式(I)で示される本発明化合物
は、以下に示す反応経路により製造することができる。
【0028】
【化27】
【0029】
【化28】
【0030】
【化29】
【0031】
【化30】
【0032】
【化31】
【0033】
【化32】
【0034】
【化33】
【0035】上記式中、
【化34】 は前記式(C)で示される基を表わし、R11″は炭素数
1から20のアルキル基、炭素数1から4のアルキル
基、アルコキシ基あるいはハロゲン原子で置換されてい
るか、または置換されていない炭素環またはステロイド
基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
各反応経路を詳しく説明すると、経路1は、ウィティッ
ヒ反応としてよく知られた反応である。例えば、不活性
有機溶媒(トルエン、テトラヒドロフラン、ジメチルス
ルホキシド等)中、強塩基(カリウムt−ブトキサイ
ド、リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム
等)の存在下、一般式(IId)のアルデヒドと一般式
(1)
【化35】 (式中、Y1 はハロゲン原子を表わす。)で示されるホ
スホニウム塩を−78℃から室温で反応させることによ
り行なわれる。
【0036】経路2はアミド化であり、例えば、(i)
シュウ酸クロライドを反応させた後、不活性有機溶媒
(塩化メチレン、トルエン等)中、式H2NR13(R13
は前記と同じ意味を表わす。)で示される相当するアミ
ンを用いて0℃〜40℃の温度で反応させるか、(ii)
不活性有機溶媒(塩化メチレン等)中、式 HNR13
14(R13およびR14は前記と同じ意味を表わす。)で示
される相当するアミン、2−クロロ−1−メチルピリジ
ニウムヨージドおよび三級アミン(トリエチルアミン
等)を用いて、0℃〜40℃の温度で反応させることに
より行なわれる。
【0037】式HNR1314で示されるアミンがアミノ
酸を表わす場合には、アミノ酸内に存在するカルボキシ
ル基が適当なアルキル基で保護された化合物、あるいは
反応に関与しないアミノ基がt−ブトキシカルボニル基
(boc基)またはベンジルオキシカルボニル基(cb
z基)で保護された化合物を反応させ、その後に酸(ト
リフルオロ酢酸等)またはアルカリ(水酸化ナトリウム
等)で加水分解し、保護基を除去することによっても行
なわれる。
【0038】経路3はエステル化反応である。例えば
(i)不活性有機溶媒(ジエチルエーテル、塩化メチレ
ン等)中、相当するジアゾアルカンを用いて−10℃〜
40℃の温度で行なうか、あるいは(ii)不活性有機溶
媒(アセトン、ジメチルスルホキシド等)中塩基(炭酸
ナトリウム等)の存在下、相当するアルキルハライドを
用いて−10℃〜80℃の温度で行なうか、あるいは
(iii)式(Ib)の酸に相当する酸クロライドに所望
のアルコールを−10℃〜40℃の温度で反応させるこ
とにより行なわれる。
【0039】経路4は還元反応であり、不活性有機溶媒
(テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、低級アルカ
ノール等)中、リチウムアルミニウムハイドライドまた
はジイソブチルアルミニウムハイドライドを用いて−7
8℃から室温で行なわれる。経路5はアシル化反応であ
り、不活性有機溶媒(ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、塩化メチレン)中、あるいは無溶媒で、三級ア
ミン(ピリジン、トリエチルアミン)の存在下、アシル
ハライドまたは酸無水物を−20℃〜50℃で反応させ
ることにより行なわれる。
【0040】経路6はスルホニル化であり、例えば不活
性有機溶媒(塩化メチレン等)中、促進剤として酸受容
体(トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリ
ジン等)の存在下、相当するスルホニルハライドを−4
0℃〜50℃の温度で反応させることにより行なわれ
る。経路7はケン化であり、例えば、水と混和しうる有
機溶媒(テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール
等)中、アルカリ(水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、
水酸化リチウム等)の水溶液を用いて通常−10℃〜1
00℃の温度で行なわれる。
【0041】
【出発原料の製造方法】出発原料として用いる化合物の
うち、一般式(IId)、(IIIa)で示される化合物は、
以下の反応工程式A、Bに従うことにより製造すること
ができる。 反応工程式A、B中の記号は以下の意味を
表わすか、または前記と同じ意味を表わす。 Ts:トシル基 反応工程式AおよびB中の各反応は、相当する適当な試
薬を用いて、前記した公知の方法で行なわれる。
【0042】
【化36】
【0043】
【化37】
【0044】
【化38】
【0045】本発明で用いられる出発物質および各試薬
はそれ自身公知であるかまたは公知の方法により製造す
ることができる。本明細書中の各反応において反応生成
物は通常の精製手段、例えば常圧下または減圧下におけ
る蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた
高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー
あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶
等の方法により精製することができる。精製は各反応ご
とに行なってもよいし、いくつかの反応終了後行なって
もよい。
【0046】
【シクロデキストリン包接化合物および塩】一般式
(I)で示される炭素環系スルホンアミド誘導体のシク
ロデキストリン包接化合物は、α−、β−あるいはγ−
シクロデキストリンあるいはそれらの混合物を用いて、
特開昭50-33620号または同52-31404号明細書記載の方法
を用いることにより得ることができる。シクロデキスト
リン包接化合物に変換することにより一般式(I)で示
される化合物の安定性が増大する。
【0047】R11が水素原子を表わすかNR1314がア
ミノ酸残基を表わす一般式(I)で示される酸は公知の
方法により塩に変換される。塩は非毒性塩であることが
好ましい。ここで非毒性塩とは動物の組織に対して、比
較的無害で治療に必要な量を用いたとき、一般式(I)
で示される化合物の有効な薬理的性質がそのカチオンに
より生じた副作用によって損なわれないようなカチオン
の塩を意味する。また、塩は水溶性であることが好まし
い。
【0048】適当な塩には、例えばアルカリ金属(ナト
リウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウ
ム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩および薬学
的に許容される(非毒性の)アミン塩が挙げられる。カ
ルボン酸とそのような塩を形成する適当なアミンは良く
知られており、例えば理論上アンモニアの1個あるいは
複数個の水素原子を他の基に置き換えて得られるアミン
が挙げられる。
【0049】これらのアミンの例としては、アミノ酸
(アルギニン、リジン、グルタミン、グアニジン、ヒス
チジン、アスパラギン等)、糖アミン(N−メチルグル
カン、N−メチルマンノースアミン、N−メチルガラク
トースアミン、N−メチルフルクトースアミン、N−メ
チルアラビノースアミン、N−メチルリボースアミン、
N−メチルラクトースアミン等)、その他のアミン(エ
タノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチルア
ミン、メグレミン等)が挙げられる。
【0050】塩は公知の方法、例えば適当な溶媒中、R
11が水素原子を表わす一般式(I)で示される酸と適当
な塩基、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸
化物または炭酸塩、アンモニアまたはアミンを理論量ず
つ反応させて得られる。塩は溶液を凍結乾燥するか、あ
るいは反応溶媒にほとんど不溶ならば、ろ過するか、あ
るいは必要ならば、溶媒を一部除去した後ろ過すること
により単離される。
【0051】
【本発明化合物の薬理活性】一般式(I)で示される本
発明化合物は、トロンボキサンA2 に対する拮抗作用、
特に血小板凝集抑制作用、平滑筋収縮や血圧上昇を抑制
する作用を有している。例えば、実験室の実験では、
(i)ヒトの血液を用いた、STA2 (9α,11α−
エピチオ−15α−ヒドロキシ−11a−カルバトロン
ボ−5Z,13E−ジエン酸)によって誘発される血小
板の凝集に対する阻害効果、(ii)モルモットにおける
STA2 誘発の平滑筋の収縮に対する抑制効果、または
(iii)モルモットにおけるSTA2 誘発の血圧上昇に対
する抑制効果(静脈内投与および経口投与)によって確
認することができた。
【0052】各活性についての実験方法の詳細は以下の
通りである。 (i)ヒトの血液におけるSTA2 誘発血小板凝集阻害
作用:健常成人男子より採血したクエン酸血20mlを
180×gで10分間遠心分離し、得られた上清を血小
板貧血漿で希釈して血小板数を30万セル/μlに調製
したもの250μlに各化合物の1μlエタノール溶液
を加えたのち、STA2のエタノール溶液を加え、ボー
ンの方法により測定し、IC50値を算出した。
【0053】(iii) モルモットにおけるSTA2 誘発血
圧上昇阻害作用:体重250〜350gの雄性モルモッ
トを用いてウレタン投与による麻酔下、各化合物を7%
炭酸水素ナトリウム水溶液(pH 7.6〜 8.6)に溶かし
たものを10〜1000μg/kg動物体重で頸静脈投与ま
たは経口投与し、静脈内投与したモルモットについて血
圧上昇効果を測定した。経口投与したモルモットには、
その後リン酸バッファー(pH 7.4)に溶かしたSTA
2 を投与し、頸静脈における血圧の変化を測定し、抑制
率(%)を算出した。実験の結果を次表I、IIおよび図
1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【考察】以上の結果により、本発明化合物は、TXA2
に対する拮抗作用を有する。そのうち一部の化合物につ
いては比較化合物に比べてSTA2 抑制持続時間が長
く、またアゴニスト作用である血圧上昇効果は弱いこと
がわかる。
【0058】
【医薬への適用】一般式(I)で示される本発明化合
物、そのシクロデキストリン包接化合物、およびその非
毒性塩はTXA2 に対する拮抗作用、すなわち血小板凝
集抑制作用、平滑筋収縮や血圧上昇を抑制する作用を有
しているので、人間を含めた哺乳動物、特に人間におけ
るトロンボキサンA2 に起因する疾患、例えば炎症、高
血圧、血栓、脳卒中、喘息、心筋梗塞、狭心症、脳梗
塞、急性心臓死の予防および/または治療のために有用
である。一般式(I)で示される本発明化合物、そのシ
クロデキストリン包接化合物およびその非毒性塩を上記
の目的で用いるには、通常全身的あるいは局所的に、経
口または非経口で投与される。投与量は年令、体重、症
状、治療効果、投与方法、処置時間等により異なるが、
通常成人ひとりあたり、1回につき1mg〜5gの範囲
で1日1回〜数回経口投与されるか、または成人ひとり
あたり1回につき10μg〜1gの範囲で1日1回から
数回非経口投与される。もちろん前記したように、投与
量は種々の条件で変動するので上記投与範囲より少ない
量で十分な場合もあるし、また範囲を超えて投与する必
要のある場合もある。
【0059】本発明による経口投与のための固体組成物
としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このよう
な固体組成物においては、ひとつまたはそれ以上の活性
物質が、少なくともひとつ不活性な希釈剤、例えば乳
酸、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセル
ロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロ
リドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合され
る。組成物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添
加剤、例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑
剤、繊維素グリコール酸カルシウムのような崩壊剤、ラ
クトースのような安定化剤、グルタミン酸またはアスパ
ラギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠
剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィ
ルムで被膜してもよいし、また2以上の層で被膜しても
よい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプ
セル剤としてもよい。経口投与のための液体組成物は、
薬剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ
剤、エリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば精製水、エタノールを含む。この組成
物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助
剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していても
よい。
【0060】経口投与のためのその他の組成物として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれる。本
発明による非経口投与のための注射剤としては、無菌の
水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含す
る。水性の溶液剤、懸濁剤としては、例えば注射用蒸留
水および生理食塩水が含まれる。非水溶性の溶液剤、懸
濁剤としては、例えばプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、オリーブ油のような植物油、エタノー
ルのようなアルコール類、ポリソルベート80(登録商
標)等がある。このような組成物は、さらに防腐剤、湿
潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(例えばラクトー
ス)、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギ
ン酸)のような補助剤を含んでいてもよい。これらは例
えばバクテリア保留フィルターを通すろ過、殺菌剤の配
合または照射によって無菌化される。これらはまた無菌
の固体組成物を製造し、使用前に無菌水または無菌の注
射用溶媒に溶解して使用することもできる。
【0061】非経口投与のためのその他の組成物として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方される外用液剤、軟膏のような塗
布剤、直腸内投与のための坐剤および腟内投与のための
ペッサリー等が含まれる。
【0062】
【参考例および実施例】以下、参考例および実施例によ
り本発明を詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。なお参考例および実施例中の「T
LC」、「NMR」、「IR」および「MS」は各々
「薄層クロマトグラフィー」、「核磁気共鳴スペクト
ル」、「赤外吸収スペクトル」および「質量分析」を表
わす。クロマトグラフィーによる分離の箇所に記載され
ているカッコ内の溶媒は使用した溶出溶媒または展開溶
媒を示し、溶媒の割合は体積比を表わす。特別の記載が
ない場合には、NMRは重クロロホルム(CDCl3
溶液で測定し、IRは液膜法で測定している。
【0063】なお、構造式中または名称中の、「cb
z」は「ベンジルオキシカルボニル基」を表わし、「M
enth」は「メンチル基」を表わし、「トシル基」は
「(4−メチルフェニル)スルホニル基」を表わし、
「メシル基」は「メタンスルホニル基」を表わし、「B
MS」は「t−ブチルジメチルシリル基」を表わし、
「THP」は「テトラヒドロピラン−2−イル基」を表
わす。また、参考例および実施例中の(±)は一般的命
名法に用いられるように旋光度の異なる鏡像体(エナン
チオマー)の混合物を表わしている。例えば、
【化39】 の混合物を表わし、同時に名称中の絶対表示に*を付し
て表示してある。
【0064】参考例1 [(1R,2R,3S,4S)−3−[N−(4−ブロ
モベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル]メタノールの合成
【化40】
【0065】ベンゼン(1ml)に溶かしたアミノアル
コール体(120mg)にトリエチルアミン(1ml)
を加えて氷冷した。ここへ4−ブロモベンゼンスルホニ
ルクロライド120mgを少しずつ加え、室温で1時間
かきまぜた。反応混合物に酢酸エチルを加え、不溶物を
ろ去した後、ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル
=7:3)で精製して、次の物性値を有する標題化合物
90gを得た。
【0066】参考例2 [(1R,2R,3S,4S)−3−[N−(4−ブロ
モベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル]カルバアルデヒドの合成
【化41】
【0067】ジメチルスルホキシド(3ml)に溶かし
たアルコール体(参考例1で製造した。60mg)にト
リエチルアミン(0.5ml)を加え、さらにジメチルス
ルホキシド(1ml)に溶かした三酸化イオウ−ピリジ
ン錯体(150mg)を室温で滴下し、1時間かきまぜ
た。反応混合物を氷水(5ml)中に注ぎ、ジエチルエ
ーテルで抽出し、抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで
乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で
精製して、次の物性値を有する標題化合物60mgを得
た。NMR:δ 9.62(1H,s), 7.71(4H,d), 7.59(4H,
d), 4.64(1H,t), 2.94(2H,m)。
【0068】実施例1 (5Z)−6−[(1R,2R,3S,4S)−3−
[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エン酸
【化42】
【0069】アルゴン雰囲気下、4−カルボキシブチル
トリフェニルホスホニウムブロマイド(433mg)お
よびカリウムt−ブトキサイド(224mg)の混合物
にテトラヒドロフラン(5ml)を加え室温で15分間
かきまぜてイリドを得た。ここへテトラヒドロフラン
(2ml)に溶かしたアルデヒド体(参考例2で製造し
た。60mg)を滴下し、室温で30分間かきまぜた。
反応混合物を氷水(20ml)中に注ぎ、ジエチルエー
テル20mlで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで
乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製
して、次の物性値を有する標題化合物(90mg)を得
た。 TLC(酢酸エチル):Rf 0.30; MS:m/e 457, 455, 439, 437, 397, 395, 344, 3
42, 218。
【0070】実施例1(a)〜(m) 参考例1、2および実施例1と同様の操作により、相当
するアミノアルコールを用いて次表IIIに示す化合物1
(a)〜1(m)を得た。ただし、4−ブロモベンゼン
スルホニルクロライドのかわりに実施例1(b)の化合
物ではベンゼンスルホニルクロライドを、実施例1
(c)、1(g)、1(h)、1(j)および1(k)
の化合物では4−メチルベンゼンスルホニルクロライド
を用いた。
【0071】
【表4】
【0072】
【表5】
【0073】
【表6】
【0074】
【表7】
【0075】
【表8】
【0076】実施例2 (5Z)−[(1S,2S,3R,4R)−3−[N−
(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−
エン酸オクチルエステル
【化43】
【0077】シュウ酸クロライド(0.5ml)に溶かし
たカルボン酸(実施例1(i)で製造した。99mg)
を、室温で1時間かきまぜた後、減圧濃縮して過剰のシ
ュウ酸クロライドを除去した。残留物をピリジン(3m
l)に溶かし、n−オクチルアルコール(100mg)
を加えて室温で2時間かきまぜた。反応混合物に酢酸エ
チルを加えて、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後減圧
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製して、
次の物性値を有する標題化合物(103mg)を得た。 TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1):Rf
0.5; MS:m/e 569, 567, 437, 395, 348, 332, 320。
【0078】実施例2(a)〜2(m) 相当する酸と適当なアルコールを用いて、実施例2と同
様の操作により、次表IVに示すエステルを得た。
【0079】
【表9】
【0080】
【表10】
【0081】
【表11】
【0082】
【表12】
【0083】
【表13】
【0084】実施例3 (5Z)−6−[(1S,2S,3R,4R)−3−
[3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)]アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エン酸アミド
【化44】
【0085】100mgの(5Z)−6−[(1S,2
S,3R,4R)−3−[3−(4−ブロモベンゼンス
ルホニル)]アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸(実施例1
(i)で製造した。)に1mlのシュウ酸クロライドを
加え、室温で1時間撹拌した後、減圧下に過剰のシュウ
酸クロライドを留去すると、酸クロリドが得られた。こ
れを2mlの塩化メチレンに溶解させ、室温でアンモニ
ア水0.5mlを加え、60分間撹拌した後、濃縮してシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキ
サン=1:1→2:1)で精製、次の物性値を有する標
題化合物87mgを得た。 TLC(酢酸エチル:ヘキサン=2:1):Rf 0.2
2; MS:m/e 456(M+,81Br), 454(M+,79
r), 437, 398, 354, 342,248, 235, 219。
【0086】実施例4 (5Z)−6−[(1S,2S,3R,4R)−3−
[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エン酸とグリシンとのアミド
【化45】
【0087】100mgの(5Z)−6−[(1S,2
S,3R,4R)−3−[3−(4−ブロモベンゼンス
ルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸(実施例1(i)
で製造した。)、76mgのグリシン−t−ブチルエス
テル塩酸塩、115mgの2−クロロ−1−メチルピリ
ジニウムヨージド、0.26mlのトリエチルアミンを3m
lの塩化メチレンに溶かし、室温で4時間撹拌した後溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:ヘキサン=1:3)で精製した。得られた縮
合体に2mlの塩化メチレンと1mlのトリフルオロ酢
酸を加えて1晩撹拌後、濃縮、トルエンとの共沸にてト
リフルオロ酢酸を留去後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(メタノール:塩化メチレン=1:10)で精
製して、次の物性値を有する標題化合物100mgを得
た。 TLC(メタノール:塩化メチレン=1:10):Rf
0.26; MS:m/e 512(M+), 437, 395, 342。
【0088】実施例4(a)〜4(b) 相当する酸と適当なアミノ酸エステルを用いて、実施例
4と同様の操作により、表Vに示す化合物を得た。
【表14】
【0089】実施例5 (5Z)−6−[(1S,2S,3R,4R)−3−
[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エン酸とリジンとのアミド
【化46】
【0090】(5Z)−6−[(1S,2S,3R,4
R)−3−[3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)ア
ミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル]ヘキサ−5−エン酸(実施例1(i)で製造した。
100mg)に2mlのシュウ酸クロライドを加え、室
温で1時間撹拌し、過剰のシュウ酸クロライドを減圧下
に留去して酸クロライドを得た。次に、10mgのε−
t−ブチルカルボニル−L−リジンに10mlのテトラ
ヒドロフランと2mlの4N水酸化ナトリウム溶液を加
え、溶液を0℃に冷却し、先に合成した酸クロライドを
2mlの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液を滴
下して加えた。反応混合物を20分間よく撹拌し、1N
塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出を行なった。酢
酸エチル層は硫酸マグネシウムにより乾燥後、ろ過、濃
縮してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノー
ル:塩化メチレン=1:20→1:10)で溶出させ、
縮合体を得た。得られた縮合体を5mlの塩化メチレン
に溶解させ、2mlのトリフルオロ酢酸を加えて室温で
3時間撹拌し、溶媒をよく留去して残渣をカラムクロマ
トグラフィー(メタノール:塩化メチレン=1:10→
1:5→2:3)で精製して次の物性値を有する標題化
合物を147mg得た。 TLC(塩化メチレン:メタノール=3:2):Rf
0.31; MS:m/e 583(M+), 565, 455。
【0091】実施例6 (5Z)−6−[(1S,2S,3R,4R)−3−
[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エン−1−オール
【化47】
【0092】(5Z)−6−[(1S,2S,3R,4
R)−3−[4−(4−ブロモベンゼンスルホニル)ア
ミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル]ヘキサ−5−エン酸(実施例1(i)で製造した。
100mg)をメタノール(5ml)に溶解させた。そ
の溶液にジアゾメタンのエーテル溶液を液が黄色に着色
するまで加えた。その混液を濃縮した。得られた残留物
を無水THF(10ml)に溶解させた。その溶液を−
78℃に冷却し、リチウムアルミニウムハイドライド
(17mg)を撹拌しながら加えた。反応混合物を徐々
に0℃まで昇温させ、1N HCl(20ml)に注い
だ。混合液をエーテル(20ml)で3回抽出した。抽
出液を硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ろ過し濃縮し
た。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製し
て、次の物性値を有する標題化合物(80mg)を得
た。 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2):Rf
0.52; NMR:δ 1.04-2.20(17H), 2.78-3.11(2H), 3.64(2
H), 4.33(1H,t), 5.22(2H), 7.64(2H), 7.71(2H); MS:m/e 442(M+1), 423, 354, 342, 248, 22
2, 206, 178, 155。
【0093】実施例7 (5Z)−6−[(1S,2S,3R,4R)−3−
[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
サ−5−エニルアセテート
【化48】
【0094】(5Z)−6−[(1S,2S,3R,4
R)−3−[4−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミ
ノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル]ヘキサ−5−エン−1−オール(実施例6で製造し
た。100mg)を無水酢酸(2ml)とピリジン(2
ml)を加えた。その混合液を室温で2時間撹拌した。
反応混合物を2N HCl(20ml)に注いだ。その
溶液を酢酸エチル(20ml)で3回抽出した。抽出液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、次いで
飽和食塩水(20ml)で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥し、ろ過し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)で精製して、次の物性値を有する標題化合物
(103mg)を得た。 TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1):Rf
0.19; MS:m/e 483(M+), 423, 342, 275, 264。
【0095】実施例7(a) 無水酢酸のかわりに無水安息香酸を用いて、実施例7と
同様に操作して、以下の化合物を得た。(5Z)−6−
[(1S,2S,3R,4R)−3−[N−(4−ブロ
モベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エニルベン
ゾエート。
【化49】 TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1):Rf
0.23; NMR:δ 8.00(2H,m), 7.70(4H,m), 7.42(3H,m), 5.
25(2H,m), 4.35(3H,m),2.97(2H,m), 2.17-1.00(16H); MS:m/e 545(M+), 423, 342, 275。
【0096】製剤実施例1 錠剤の製造 ・(5Z)−[(1S,2S,3R,4R)−3−[3−(4−ブロモベンゼン スルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ サ−5−エン酸 ………………………10g ・繊維素グリコール酸カルシウム(崩壊剤) …………………200mg ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) …………………100mg ・微結晶セルロース ……………………… 9.7g 上記の化合物を常法により混合して、打錠し、一錠中に
100mgの活性成分を含有する錠剤100個を得た。
【0097】製剤実施例2 注射剤の製造 (5Z)−[(1S,2S,3R,4R)−3−[3−
(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−
エン酸5gおよびマンニトール50gに蒸留水を加えて
溶解したのち、蒸留水を加えて全量を500mlとし、
バクテリア保留フィルターでろ過し、常法により5ml
ずつ10mlバイアルに充填し凍結乾燥して各50mg
の活性成分を含有するバイアル100個を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明化合物がモルモットにおけるSTA2
誘発血圧上昇を抑制する率の経時変化を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 609 A61K 31/00 609J 31/18 31/18 31/19 31/19 31/195 31/195 31/215 31/215 31/22 31/22 31/24 31/24 31/575 31/575 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 311/19 C07C 311/17 CA(STN) EPAT(QUESTEL) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、 R1 は(i) COOR11、 (ii) CH2OR12または (iii)CONR1314 (式中、R11は水素原子、炭素数1から20のアルキル
    基、炭素数1から4のアルキル基、アルコキシ基あるい
    はハロゲン原子で置換されているかまたは置換されてい
    ない炭素環またはステロイドを表わし、R12は水素原子
    またはCOR15を表わし、R13とR14はそれぞれ水素原
    子、炭素数1から4のアルキル基を表わすか、またはN
    1314でアミノ酸残基あるいは複素環を表わし、R15
    は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基を表わ
    す。)を表わし、 【化2】 は、 【化3】 (式中、 【化4】 を表わし、Lc は炭素数1〜4のアルキレン基を表わ
    し、R2cは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
    ハロゲン原子を表わし、一般式(C)中のC5 −C6
    の二重結合の配置はシスまたはトランスである。)を表
    わす。]で示されるスルホン酸アミド誘導体、それらの
    シクロデキストリン包接化合物またはR11が水素原子を
    表わすか、NR1314がアミノ酸残基を表わす場合、そ
    の酸の非毒性塩。
  2. 【請求項2】 【化5】 が式(Ac−1)、(Ac−3)、(Ac−4)または
    (Ac−7)である請求項1に記載の誘導体。
  3. 【請求項3】化合物が、(1)(5Z)−6−[3−[N
    −(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビ
    シクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5
    −エン酸、(2)(5Z)−6−[3−(N−トシルアミ
    ノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
    ル]ヘキサ−5−エン酸、(3)(5Z)−6−[3−
    (N−ベンゼンスルホニルアミノメチル)ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸、(4)(5Z)−6−[2−[N−(4−ブロモベン
    ゼンスルホニル)アミノメチル]シクロヘキサン−1−
    イル]ヘキサ−5−エン酸、(5)(5Z)−6−[3−
    [2−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミ
    ノ]エチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
    ル]ヘキサ−5−エン酸、(6)(5Z)−6−[2−
    [N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
    ル]シクロペンタン−1−イル]ヘキサ−5−エン酸、
    (7)(5Z)−6−[2−[N−トシルアミノメチル]
    シクロペンタン−1−イル]ヘキサ−5−エン酸、(8)
    (5Z)−6−[6−[N−トシルアミノメチル]ビシ
    クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−イル]ヘキ
    サ−5−エン酸、(9)(5Z)−6−[3−[N−(4
    −ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸オクチル、(10)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブ
    ロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸メチル、(11)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロ
    モベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸エチ
    ル、(12)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモベン
    ゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.
    1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸イソプロ
    ピル、(13)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモベ
    ンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.
    1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸−1−エ
    チルプロピル、(14)(5Z)−6−[3−[N−(4−
    ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸メンチル、(15)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブ
    ロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    アミド、(16)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモ
    ベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン−1−
    オール、(17)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモ
    ベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸とグ
    リシンとのアミド、(18)(5Z)−6−[3−[N−
    (4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシ
    クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−
    エン酸とアラニンとのアミド、(19)(5Z)−6−[3
    −[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチ
    ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキ
    サ−5−エン酸とリジンとのアミド、(20)(5Z)−6
    −[3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミ
    ノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
    ル]ヘキサ−5−エン酸とグルタミン酸とのアミド、(2
    1)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモベンゼンス
    ルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプ
    タン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸フェニル、(22)
    (5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモベンゼンスル
    ホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
    ン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸 コレステロールエ
    ステル、(23)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロモ
    ベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸−t
    −ブチル、(24)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブロ
    モベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン酸−n
    −ヘキシル、(25)(5Z)−6−[3−[N−(4−ブ
    ロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸−n−デシル、(26)(5Z)−6−[3−[N−(4
    −ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシクロ
    [2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−エン
    酸−n−ドデシル、(27)(5Z)−6−[3−[N−
    (4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノメチル]ビシ
    クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]ヘキサ−5−
    エン酸 ボルネオールエステル、(28)(5Z)−6−
    [3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノ
    メチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]
    ヘキサ−5−エニルアセテート、(29)(5Z)−6−
    [3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノ
    メチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]
    ヘキサ−5−エニルベンゾエート、(30)(5Z)−6−
    [3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミノ
    メチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]
    ヘキサ−5−エン酸シクロヘキシル、(31)(5Z)−6
    −[3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アミ
    ノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
    ル]ヘキサ−5−エン酸−n−ブチル、または(32)(5
    E)−6−[3−[N−(4−ブロモベンゼンスルホニ
    ル)アミノメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
    2−イル]ヘキサ−5−エン酸である請求項2に記載の
    誘導体。
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