JP2913072B2 - エチレンジアミンを製造する方法 - Google Patents

エチレンジアミンを製造する方法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬やキレート剤など
の各種有機工業製品の原料もしくは中間体として重要な
エチレンジアミンの選択的な製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】モノエタノールアミンおよびアンモニア
を水素および触媒の存在下に反応させてエチレンジアミ
ンを製造する方法としては、たとえば特公昭64−90
48号のように、ニッケルを30〜50m/gの比表
面積を有するアルミナ、シリカ、トリアなどの微孔質耐
火性酸化物に担持した触媒を使用する方法や、特公昭6
0−38380号のように、α−アルミナ、シリカ、シ
リカ−アルミナ、多孔質ケイソウ土、ケイソウ土及びシ
リカ−チタニアなどの担体に担持した触媒を用いる方法
などが公知であるが、工業的見地からエチレンジアミン
の選択率が充分でなく、活性が低い等の問題がある。ま
た、クリストバル石型構造の結晶性シリカについて具体
的に何ら記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、モノ
エタノールアミンおよびアンモニアを水素および触媒の
存在下に反応させてエチレンジアミンを製造する方法に
おいて、上記の従来方法よりも、より高選択率で、高活
性の触媒を使用したエチレンジアミンの製造方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討を
重ねた結果、クリストバル石型構造を有する結晶性シリ
カ担体に担持したニッケル系触媒を用いると、モノエタ
ノールアミンをエチレンジアミンに転換する反応の速度
および選択性が非常に高いという新規な事実を見出し、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、モノエタノールアミ
ンおよびアンモニアを水素および触媒の存在下に反応さ
せてエチレンジアミンを製造する方法において、クリス
トバル石型構造を有する結晶性シリカ担体に担持したニ
ッケル系触媒を用いることを特徴とするエチレンジアミ
ンの製造法を提供するものである。
【0006】以下に、本発明を詳しく説明する。
【0007】本発明の方法において使用される触媒は、
クリストバル石型構造を有する結晶性シリカ担体に担持
したニッケル系触媒である。ここで担体として用いるク
リストバル石型構造とは二酸化ケイ素の最高温度安定型
にみられる面心立方格子に属する構造である。クリスト
バル石型構造を有する担体としては、火山岩の隙間に産
する天然品及び高純度のケイソウ土の特殊な処理により
調製した担体がある。高純度のケイソウ土の特殊な処理
により調製した担体を例示すると、商品名Hyflo
Super−Cel,商品名 Super−Flos
s,商品名Super−Fine Super−Flo
ss(米国 Jons−Manville社製)等があ
る。このクリストバル石型構造は表1に示すような粉末
X線回折パタ−ン(銅のKα二重線)を有し、他のシリ
カと区別することができる。
【0008】
【表1】 触媒担体としては高純度品を用いる方が好ましい。ま
た、本発明の方法においてニッケル系触媒とは、ニッケ
ル単独又はニッケルを主成分として第二成分或いは第三
成分を添加した触媒であり、添加成分については特に制
限はない。本出願人が先に出願(特願平2−24383
0等)したニッケルにイットリウム等の第二成分を添加
したニッケル系触媒にすると、触媒性能を更に向上させ
ることができる。
【0009】担体に担持するニッケルおよび第二成分の
担持率は、ニッケルと第二成分の組成比、或いは第二成
分化合物の種類によって変わるが、ニッケルと第二成分
の重量が触媒総重量に対して2%以上85%以下のもの
が用いられる。好ましくは、3%以上80%以下のもの
が用いられる。さらに好ましくは、5%以上80%以下
のものが用いられる。担持率が2%より低いものは単位
触媒重量あたりの活性が低く、担持率が85%を超える
ものは、担持する効果が小さい。第二成分を添加する場
合には、ニッケルと第二成分(以下、Mと略称する)の
組成比が、Ni/Mの原子比で1以上80以下のものが
良く、原子比が2以上50以下のものが好ましい。原子
比が1よりも小さい場合、あるいは原子比が80よりも
大きい場合は、第二成分の添加効果が小さい。
【0010】本発明の方法において、ニッケル系触媒の
ニッケルの原料としては、たとえば硝酸ニッケル,硫酸
ニッケル,塩化ニッケル,ギ酸ニッケル,酢酸ニッケ
ル,炭酸ニッケル,しゅう酸ニッケルなどのニッケル
塩、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、ニッケルのアルコ
キシド又は各種ニッケル錯体などが用いられる。また、
第二成分等の原料も、通常入手できるものであれば特に
制限はなく、硝酸塩、硫酸塩、塩酸塩、ギ酸塩、酢酸
塩、炭酸塩等が用いられる。
【0011】本発明の方法において使用される触媒の調
製法には、一般に知られている含浸法、混練法、共沈
法、沈着法などが挙げられるが、その他の方法を用いて
も一向に差支えない。
【0012】本発明の方法においては、触媒調製時に触
媒前駆体の空気焼成は必ずしも行わなくても良いが、行
う場合の温度は700℃以下で行うのが良い。700℃
以上にすると分解して生成する酸化ニッケルが凝集して
触媒活性が低下する。
【0013】また本発明の方法においては、触媒の還元
条件は、使用する原料等によって変わるため一概には決
められないが、たとえば酸化ニッケルおよび酸化サマリ
ウムの混合物を還元する場合、水素の存在下、100℃
以上650℃以下、好ましくは150℃以上600℃以
下の温度範囲で、30分ないし数日間行うのがよい。1
00℃よりも低温では酸化ニッケルの還元が不十分なた
め触媒の活性が低く、650℃よりも高温ではニッケル
の凝集が起るため触媒の活性が低い。
【0014】本発明の方法において使用される触媒の形
状に制限はなく、反応形式に応じて粉末のまま、あるい
は成型して用いられる。たとえば、懸濁床では、粉末、
顆粒状で用いられ、固定床では、タブレット状、ビーズ
状のものが用いられる。
【0015】本発明の方法において、触媒の使用量は、
反応を工業的に有意な速度で進行させるのに必要な量で
あればよい。反応形式が懸濁床か固定床かにより使用さ
れる量は大きく変動するため限定することは困難である
が、例えば懸濁床では、原料の総重量に対して0.1重
量%以上20重量%以下の触媒が通常使用される。0.
1重量%未満では十分な反応速度が得られず、20重量
%を超えると触媒を増やした効果は小さい。
【0016】本発明の方法において使用される原料は、
モノエタノールアミンおよびアンモニアである。供給さ
れる原料のモル比は、アンモニア/モノエタノールアミ
ンのモル比が1以上50以下がよい。好ましいモル比
は、3以上40以下である。さらに好ましいモル比は、
5以上30以下である。原料のモル比によって、生成す
るエチレンジアミンの選択率は変化するが、このモル比
が1より小さいと、副生成物であるN−(2−アミノエ
チル)エタノールアミンの生成量が多くなり、さらにピ
ペラジンやピペラジン環含有アミン類たとえばN−(2
−アミノエチル)ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエ
チル)ピペラジンなどやジエチレントリアミンなどが多
く生成し、エチレンジアミンの選択率が低くなる。この
モル比が50より大きいと反応速度が低下し、また反応
圧力が高くなるため実用的ではない。
【0017】本発明の方法においては、反応は水素の存
在下に行われるが、水素の供給量は、水素/モノエタノ
ールアミンのモル比として0.01以上5以下がよい。
好ましいモル比は0.02以上4以下である。さらに好
ましいモル比は0.04以上3以下である。このモル比
が、上記範囲よりも小さい場合、あるいは大きい場合
は、反応速度が低下する。
【0018】本発明の方法においては、反応は通常11
0℃以上290℃以下、好ましくは、140℃以上26
0℃以下の温度範囲で実施される。110℃未満の温度
では、反応速度が著しく低く、また290℃を超えると
反応圧力が高く、また原料、生成物の分解反応が起り実
用的ではない。
【0019】本発明の方法においては、反応の圧力は、
原料の供給モル比、反応温度によって大きく変動するた
め範囲を限定することは困難であるが、通常およそ1k
g/cmG以上400kg/cmG以下である。
【0020】本発明の方法においては、反応方法にとく
に制限はないが、たとえば懸濁床による回分、半回分、
連続式、あるいは固定床流通式で実施される。
【0021】本発明の方法においては、通常触媒は反応
液から分離、回収、再使用され、その後原料は蒸留によ
って分離、回収される。分離、回収された原料は、必要
に応じて再び反応帯域に循環される。原料、生成物の分
離は、通常蒸留によって行われるが、蒸留は連続式で行
っても、バッチ式で行っても一向に差支えない。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体的に実施例にて説明する
が、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものでは
ない。
【0023】記述を簡単にするため,原料および得られ
た生成物を以下の様な記号で略述する。
【0024】EDA ;エチレンジアミン MEA ;モノエタノールアミン PIP ;ピペラジン N−AEP;N−(2−アミノエチル)ピペラジン HEP ;N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン DETA ;ジエチレントリアミン AEEA ;N−(2−アミノエチル)エタノールアミ
ン TETA ;トリエチレンテトラミン また、以下の実施例の表中の反応生成物の選択率(モル
%)は、次式で表される。
【0025】
【数1】 実施例1 500ccのセパラブルフラスコを用い、硫酸ニッケル
6水和物:50gを水:200gに加熱溶解し、これに
表1と同様な粉末X線回折パタ−ン(銅のKα二重線)
を有する粉末の結晶性シリカ担体(商品名 Hyflo
Super−Cel,米国 Jons−Manvil
le社製)を6g加えて、撹拌しながら温度を70℃に
保ち、無水炭酸ナトリウム:40gを水:150gに加
熱溶解させた液を滴下ロ−トに入れ68〜72℃の温度
で30分で滴下した。生成した塩基性炭酸ニッケルの沈
殿を同温度で1時間熟成した。次に、室温まで冷却後、
ろ過、硫酸根が検出されなくなるまで水洗した。
【0026】この沈殿を120℃で約18時間乾燥し
た。乾燥後の試料を10g取り200ml/minの空
気流通下で、180℃で1時間、更に300℃で1時間
焼成した。焼成後、水素:90ml/min、窒素:9
0ml/minの混合ガスの流通下で、250℃で2時
間還元した。還元後、200℃まで冷却し、水素ガスを
窒素ガス100ml/minで置換した。次に、安定化
処理を窒素ガス100ml/minと空気20ml/m
inの供給して室温まで冷却しながら行った。
【0027】得られた触媒を触媒Aとする。触媒Aの理
論担持率は、ニッケル金属の状態まで還元されたとし
て、触媒の総重量に対し、ニッケル:65重量%であっ
た。触媒のX線回折を測定してScherrerの式か
らニッケルの結晶子径を求めると、13.7nmであっ
た。また、この触媒AをBET法による比表面積の測定
をしたところ45m/gであった。
【0028】200mlの電磁撹拌式ステンレス製オー
トクレーブに、MEA:18g、アンモニア:52.5
gおよび触媒A:1.5gを入れ、室温下で水素の分圧
が20kg/cmになる様に水素を導入し、200℃
に昇温した。反応圧力は198kg/cmGに達し
た。昇温後、3時間同温度で反応を行い、反応終了後、
アンモニアを回収し反応液をガスクロマトグラフィによ
り分析した。結果を表2に示した。
【0029】実施例2 実施例1で調製した触媒Aを2.0g用いた以外は、実
施例1と同様に反応を行った。昇温後、反応圧力は19
6kg/cmGに達した。反応結果を表2に示した。
【0030】実施例3 担体として結晶性シリカ担体(商品名 Super−F
loss,米国 Jons−Manville社製)を
用いた以外は、実施例1と同様な方法で触媒を調製し
た。得られた触媒を触媒Bとした。触媒BのX線回折を
測定してScherrerの式からニッケルの結晶子径
を求めると、9.3nmであった。また、この触媒Bを
BET法による比表面積の測定をしたところ134m
/gであった。この触媒Bを1.5g用いた以外は、実
施例1と同様に反応を行った。昇温後、反応圧力は19
4kg/cmGに達した。反応結果を表2に示した。
【0031】実施例4 担体として結晶性シリカ担体(商品名 Super−F
ine Super−Floss,米国 Jons−M
anville社製)を用い、還元温度を280℃とし
た以外は、実施例1と同様な方法で触媒を調製した。得
られた触媒を触媒Cとした。触媒CのX線回折を測定し
てScherrerの式からニッケルの結晶子径を求め
ると、8.8nmであった。また、この触媒CをBET
法による比表面積の測定をしたところ91m/gであ
った。この触媒Cを1.5g用いた以外は、実施例1と
同様に反応を行った。昇温後、反応圧力は194kg/
cmGに達した。反応結果を表2に示した。
【0032】実施例5 硫酸ニッケル6水和物:47.4g及び硝酸イッテリビ
ウム6水和物:1.39gを用い、還元温度300℃と
した以外は、実施例1と同様な方法で触媒を調製した。
得られた触媒を触媒Dとした。この触媒Dの理論担持率
は、触媒の総重量に対し、ニッケルが金属の状態まで還
元されたとして、61.7重量%、イッテリビウムが
3.3重量%であった。触媒DのX線回折を測定してS
cherrerの式からニッケルの結晶子径を求める
と、6.3nmであった。また、この触媒DをBET法
による比表面積の測定をしたところ82m/gであっ
た。この触媒Dを0.8g用いた以外は、実施例1と同
様に反応を行った。昇温後、反応圧力は193kg/c
Gに達した。反応結果を表2に示した。
【0033】比較例1 担体として粉末X線回折パタ−ン(銅のKα二重線)を
示さない無定形の粉末シリカゲル(商品名 CARIA
CT−15,富士デビソン社製)を用い、還元温度を4
50℃とした以外は、実施例1と同様な方法で触媒を調
製した。得られた触媒を触媒Eとした。触媒EのX線回
折を測定してScherrerの式からニッケルの結晶
子径を求めると、3.7nmであった。また、この触媒
EをBET法による比表面積の測定をしたところ326
/gであった。この触媒Eを2.0g用いた以外
は、実施例1と同様に反応を行った。昇温後、反応圧力
は197kg/cmGに達した。反応結果を表2に示
した。
【0034】比較例2 担体として粉末X線回折パタ−ン(銅のKα二重線)を
示さない多孔質ケイソウ土和光純薬社製)を用い、還元
温度を400℃とした以外は、実施例1と同様な方法で
触媒を調製した。得られた触媒を触媒Fとした。触媒F
のX線回折を測定してScherrerの式からニッケ
ルの結晶子径を求めると、4.5nmであった。また、
この触媒FをBET法による比表面積の測定をしたとこ
ろ169m/gであった。この触媒Fを2.0g用い
た以外は、実施例1と同様に反応を行った。昇温後、反
応圧力は196kg/cmGに達した。反応結果を表
2に示した。
【0035】比較例3 担体として粉末X線回折パタ−ン(銅のKα二重線)を
示さない商品名のセライト500(米国 Jons−M
anville社製)を用い、還元温度を400℃とし
た以外は、実施例1と同様な方法で触媒を調製した。得
られた触媒を触媒Gとした。触媒GのX線回折を測定し
てScherrerの式からニッケルの結晶子径を求め
ると、3.7nmであった。また、この触媒GをBET
法による比表面積の測定をしたところ183m/gで
あった。この触媒Gを2.0g用いた以外は、実施例1
と同様に反応を行った。昇温後、反応圧力は196kg
/cmGに達した。反応結果を表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明の方法によれば、クリストバル石
型構造を有する結晶性シリカ担体に担持したニッケル系
触媒を用いることにより、モノエタノールアミンをエチ
レンジアミンに転換する反応の速度が向上し、N−(2
−アミノエチル)エタノールアミン、ピペラジンやピペ
ラジン環含有アミン類、ジエチレントリアミンなどの生
成量が抑制され、エチレンジアミンが高選択的かつ高収
率に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で用いた結晶性シリカ担体
(商品名Hyflo Super−Cel,米国 Jo
ns−Manville社製)の粉末X線回折パタ−ン
(銅のKα二重線)を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 211/09 - 211/12 B01J 23/755 B01J 32/00 C07C 209/14 - 209/20 C07B 61/00 CA(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノエタノールアミンおよびアンモニアを
    水素および触媒の存在下に反応させてエチレンジアミン
    を製造する方法において、クリストバル石型構造を有す
    る結晶性シリカ担体に担持したニッケル系触媒を用いる
    ことを特徴とするエチレンジアミンを製造する方法。
JP2415069A 1990-12-27 1990-12-27 エチレンジアミンを製造する方法 Expired - Lifetime JP2913072B2 (ja)

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