JP2912320B1 - 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法 - Google Patents

白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法

Info

Publication number
JP2912320B1
JP2912320B1 JP1075798A JP1075798A JP2912320B1 JP 2912320 B1 JP2912320 B1 JP 2912320B1 JP 1075798 A JP1075798 A JP 1075798A JP 1075798 A JP1075798 A JP 1075798A JP 2912320 B1 JP2912320 B1 JP 2912320B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print
page
blank
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1075798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11208068A (ja
Inventor
芳光 高沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd filed Critical Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1075798A priority Critical patent/JP2912320B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2912320B1 publication Critical patent/JP2912320B1/ja
Publication of JPH11208068A publication Critical patent/JPH11208068A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 簡単な構成で、迅速に白紙の印刷を防止する
ことが可能な白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法を
提供する。 【解決手段】 水平同期信号検出部5が、印刷装置に接
続され、この印刷装置に入力する水平同期信号を検出
し、印刷データ検出部6が、水平同期信号検出部5によ
り水平同期信号が検出された場合に、印刷装置に入力す
る印刷データを検出し、データ分析手段2が、印刷デー
タ検出部6から出力された印刷データに黒印刷データが
存在するか否かを分析し、データ分析手段2が、1ペー
ジ分の印刷領域において、1度も黒印刷データが存在し
ないと分析した場合に、印刷装置に対して用紙の排出を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白紙印刷検出装置
及び白紙印刷検出方法に関し、特に上位装置から印刷デ
ータが出力される印刷装置に具備される白紙印刷検出装
置及び白紙印刷検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の上位装置や上位
システム等に接続され、これら上位装置から印刷起動信
号や印刷データ等が送信されることにより、印刷を実行
する印刷装置が多種利用されている。
【0003】これら印刷装置は、上位装置で取り扱う情
報が増大するにつれ、印刷装置としての性能も高度のも
のが要求され、例えば、このような印刷装置としてのペ
ージプリンタは、一般的に高コストであるが、印字速
度、印字機能、印字品質等の面において有利な印刷装置
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷装置において、上位装置や上位システムの誤動作や
外部ノイズ等により印刷起動が実行された場合、上位シ
ステム等の誤動作程度および外部ノイズ等の程度により
異なるが、印刷するデータが存在しないため白紙印刷が
連続して出力されてしまうという問題点を有している。
【0005】このような問題点を解決するために、従来
の技術では、白紙印刷を確認した際にユーザーが印刷装
置の電源をOFFする等の解決策があるが、これでは、
ユーザーの労力が増大してしまう。
【0006】また、類似の問題点を解決するその他の技
術として、例えば、従来技術である特開昭60−648
81号公報に開示された「両面レーザプリンタにおける
白紙ページ検出方法」がある。この発明について、図4
を参照して説明する。
【0007】この発明は、両面プリントを実行する場合
であっても、各ページの区切り等により、用紙の片側の
みにしかプリントを行わない状態が発生する場合がある
が、この場合に、用紙の枚数によりプリント回数をカウ
ントしたのであっては、プリント回数の算出において、
実際にプリントを行ったページ数よりも多いプリントペ
ージ数を算出することとなり、プリント料金等が不正確
になるため、これを回避して、用紙の枚数に関係なく、
常に正確なプリントページの算出を行うことを可能とす
る発明である。
【0008】そのために、この特開昭60−64881
号公報に開示された「両面レーザプリンタにおける白紙
ページ検出方法」は、図4に示されるように、レーザ発
振器41から出力されたレーザ光Lを光変調器42に入
力させ、この光変調器42に入力したレーザ光Lを外部
から入力したビデオ信号SVにより変調して、光学的画
情報を含むレーザ光としての、1次光L1、0次光L0
を出力する。ここで、これら1次光L1、0次光L0の
光量は互いに相反する増減関係をもって変化する。
【0009】そして、上述の0次光L0を、光センサ4
3に入力させる。この光センサ43は、0次光L0をそ
の光量と等価的な光電変換出力信号S0に変換して、白
紙ページ検出回路44に出力する。
【0010】そして、白紙ペーシ検出回路44は、光電
変換出力信号S0のレベルの変化を監視することによ
り、各ページプリントエリア毎に、イメージが存在する
か否かを検出し、イメージ「有」の検出がなされなかっ
た場合は、ページプリントエリアを白紙ページとして検
出する。
【0011】そして、白紙ページ検出回路44は、ペー
ジプリントエリアを白紙ページとして検出した場合は、
外部に対し、白紙ページ検出信号SWを出力する。従っ
て、操作者は、この白紙ページ検出信号SWに基づき、
プリントページの正確な数の算出を行うことができると
している。
【0012】しかし、この特開昭60−64881号公
報に開示された「両面レーザプリンタにおける白紙ペー
ジ検出方法」は、上述のようにプリントページの正確な
数の算出を行うことができるものの、白紙ページが発生
した場合に、そのページを省略することができず、例え
ば両面プリントの場合に、用紙の片側のみにプリントが
行われる場合が発生すると、用紙の一方の面にプリント
が実行され、他方の面が白紙ページである用紙が排出さ
れてしまうという問題点を有している。
【0013】つまり、この特開昭60−64881号公
報に開示された「両面レーザプリンタにおける白紙ペー
ジ検出方法」は、あくまでも、白紙ページがあった場合
において正確なプリントページの数を算出することを可
能としているのであり、白紙ページの排出の防止を行う
ものではない。
【0014】次に、従来技術として特開平4−2203
66号公報において開示された「ページプリンタ」につ
いて、図5を参照して説明する。
【0015】この発明は、印字されようとする印字デー
タが白紙データであった場合に、その印字出力の中止を
実行することが可能なページプリンタを提供することを
目的としている。
【0016】その目的のために、このページプリンタ
は、図5に示されるように、1ページ分の印字データを
保持するページバッファ51と、ページバッファ51内
の印字されようとする印字データが白紙データであった
場合に、ページバッファ51の印字データを破棄する白
紙検出制御部52とを主要部材として構成されている。
【0017】従って、この発明によれば、ページバッフ
ァ51に展開された印字データのイメージが白紙のイメ
ージであった場合に、そのページを出力せずに次ページ
に移すことにより、不要な用紙の出力と、その印刷のた
めの時間の無駄を省くことができるとしている。
【0018】しかし、この特開平4−220366号公
報において開示された「ページプリンタ」は、不要な用
紙の出力を省くことができ、不要な用紙の出力を省く結
果、その出力時間を軽減することができるが、白紙ペー
ジであるか否かを確認するために、ページバッファ51
に格納されたデータの全てを白紙検出制御部52におい
て確認しなければならないため、その確認するための時
間が冗長であるという問題点を有している。
【0019】次に、同様な従来技術として、特開平5−
270080号公報に開示された「印刷装置」について
図6を参照して説明する。この発明は、用紙を排出する
際に、白紙の用紙を排出しないようにする印刷装置を提
供することを目的としている。
【0020】上記目的のために、この特開平5−270
080号公報に係る請求項1に開示された印刷装置は、
図6に示されるように、印字データを格納する印字バッ
ファ61と、有効データフラグを格納する有効データフ
ラグ63と、これら印字バッファ61及び有効データフ
ラグ63を制御する制御部62とを主要部材として有
し、請求項2に開示された印刷装置は、印字データを格
納する印字バッファ61と、印字バッファ61の動作を
制御する制御部62とを有し、図6に示される構成か
ら、有効データフラグ63を除外した構成となってい
る。
【0021】従って、制御部62が、印字バッファ61
に格納されたデータ、若しくは有効データフラグ63に
格納されたデータに、用紙上に実際に何らかの印刷が行
われる印字データである有効データが存在するか否かを
判断し、有効データが格納されていなければ、用紙の排
出を行わないように制御することにより、白紙の用紙の
排出を防止することができるとしている。
【0022】しかし、この特開平5−270080号公
報に開示された「印刷装置」は、図6に示されるよう
に、白紙の用紙の排出を防止するために、印字バッファ
61及び有効データフラグ63の少なくともいずれか一
方を具備させねばならないため、構成が複雑となり、コ
ストアップが避けられないという問題点を有している。
【0023】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、簡単な構成で、迅速に白紙の印刷を防止することが
可能な白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印刷装置に接続され、この印刷装置が印刷を起動する為
に出力する垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出手
段と、印刷装置に接続され、垂直同期信号の出力後、印
刷装置が出力する水平同期信号を検出する水平同期信号
検出手段と、水平同期信号検出手段により水平同期信号
が検出された場合に、印刷装置に入力する印刷データを
検出する印刷データ検出手段と、印刷データ検出手段で
検出した印刷データから、印刷装置に入力する水平同期
信号毎にこの水平同期信号に基づいて出力される印刷デ
ータに黒データが存在するか否かを分析するデータ分析
手段とを有し、データ分析手段が、1ページ分の印刷領
域において、1度も黒データが存在しないと分析した場
合に、印刷装置に対して用紙の排出を停止させることを
特徴とする。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、データ分析手段は、1ページ分の印刷領域
中において入力した水平同期信号の数をカウントするカ
ウンタを備え、予め設定された1ページ分を印刷するの
に必要とする水平同期信号の発生回数と、カウンタによ
るカウント数とから1ページ分の水平同期信号の設定値
に到達したか否かを判断し、この判断結果に応じて、印
刷データ検出手段から 入力した印刷データに黒データが
存在するか否かを1ページ分の印刷領域において分析す
ることを特徴とする。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、データ分析手段において、1ページ
分の印刷領域において1度も黒印刷データが存在しない
と分析された場合に、所定の警告を発生する警告手段を
有することを特徴とする。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、警告手段が、白紙印刷が発生した旨を視覚
的に表示する表示手段を有し、所定の警告が、白紙印刷
が発生した旨の視覚的な表示を含むことを特徴とする。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、警告手段が、警告音を発生させる警
告音発生手段を有し、所定の警告が、警告音の発生を含
むことを特徴とする。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項3から5の
いずれかに記載の発明において、警告手段が、白紙印刷
が発生した旨を印刷用紙に印刷して出力する印刷出力手
段を有し、所定の警告が、印刷装置及び前記印刷出力手
段の少なくともいずれか一方による、白紙印刷が発生し
た旨の印刷用紙への印刷を含むことを特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明は、印刷装置が印刷を
起動する為に出力する垂直同期信号を検出する垂直同期
信号検出工程と、垂直同期信号の出力後、印刷装置が出
力する水平同期信号を検出する水平同期信号検出工程
と、水平同期信号検出工程により水平同期信号が検出さ
れた場合に、印刷装置に入力する印刷データを検出する
印刷データ検出工程と、印刷データ検出工程で検出した
印刷データから、印刷装置に入力する水平同期信号毎に
この水平同期信号に基づいて出力される印刷データに黒
データが存在するか否かを分析するデータ分析工程とを
有し、データ分析工程で、1ページ分の印刷領域におい
て1度も黒データが存在しないと分析した場合に、印刷
装置に対して用紙の排出を停止させることを特徴とす
る。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、データ分析工程は、1ページ分の印刷領域
中において入力した水平同期信号の数をカウントし、予
め設定された1ページ分を印刷するのに必要とする水平
同期信号の発生回数と、カウンタによるカウント数とか
ら1ページ分の水平同期信号の設定値に到達したか否か
を判断し、この判断結果に応じて、印刷データ検出工程
を経て入力した印刷データに黒データが存在するか否か
を1ページ分の印刷領域において分析することを特徴と
する。
【0032】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の発明において、データ分析工程において、1ページ
分の印刷領域において1度も黒印刷データが存在しない
と分析した場合に、所定の警告を発生する警告工程を有
することを特徴とする。
【0033】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、警告工程が、白紙印刷が発生した旨を視
覚的に表示する表示工程を有し、所定の警告が、白紙印
刷が発生した旨の視覚的な表示を含むことを特徴とす
る。
【0034】請求項11記載の発明は、請求項9又は1
0に記載の発明において、警告工程が、警告音を発生さ
せる警告音発生工程を有し、所定の警告が、警告音の発
生を含むことを特徴とする。
【0035】請求項12記載の発明は、請求項9から1
1のいずれかに記載の発明において、警告工程が、白紙
印刷が発生した旨を印刷用紙に印刷して出力する印刷出
力工程を有し、所定の警告が、印刷装置による印刷工程
及び印刷出力工程の少なくともいずれか一方による、白
紙印刷が発生した旨の印刷用紙への印刷を含むことを特
徴とする。
【0036】従って、本発明の白紙印刷検出装置及び白
紙印刷検出方法は、上位システムの誤動作や外部ノイズ
等により印刷起動が発生した場合に、上位より印刷デー
タが転送されないため、白紙印刷となる場合が発生する
が、この場合の白紙印刷を検出し、例えば操作盤に警告
を表示したり、警告音を発生したり、警告の印刷文を印
刷することにより、容易にユーザが確認することができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る白紙印刷検出
装置及び白紙印刷検出方法の実施形態について図面を参
照して説明する。
【0038】図1に、本発明に係る白紙印刷検出装置を
印刷装置としてのページプリンタ(不図示)に接続した
場合の一実施形態のブロック図を示す。
【0039】図1に示されるように、本発明に係る白紙
印刷検出装置は、例えばホストコンピュータ等の上位装
置(不図示)からの信号を検出する検出手段1と、この
検出手段1から出力された信号を入力して分析するデー
タ分析手段2と、データ分析手段2から出力された信号
を入力し、視覚的な表示を行う表示手段3とから構成さ
れている。
【0040】また、検出手段1は、上位装置からの垂直
同期信号を検出する垂直同期信号検出部4と、上位装置
からの水平同期信号を検出する水平同期信号検出部5
と、上位装置からの印刷データを検出する印刷データ検
出部6とを有する。
【0041】ここで、本発明に係る白紙印刷検出装置及
び白紙印刷検出方法が適用されるページプリンタをも含
む、一般的なページプリンタの印刷手順について、図3
を参照して説明する。図3に、ページプリンタの印刷手
順の一例のタイミングチャートを示す。
【0042】文字を印刷する際は、印刷用紙の最初を認
識させる垂直同期信号S1により1ページ目の印刷の起
動がかかる。T0〜T5までが1ページ分の印刷間隔
で、T5より2ページ目の印刷が行われる。
【0043】また、水平同期信号P1は印刷文字の1ラ
イン分または1行分の印刷起動を行う為の信号であり、
T1〜T2、T2〜T3、T3〜T4、・・・、という
ように等間隔で発生する信号である。
【0044】印刷データD1は、水平同期信号P1によ
り1ライン分又は1行分のデータが出力され、ここでは
Lowレベルが黒印刷データ、Highレベルが白印刷
データとなっている。
【0045】従って、1ページ分の印刷データは、水平
同期信号P1の出力回数分と1ライン分および1行分の
データを掛けたものになる。
【0046】次に、図1に示される各部材の動作につい
て説明する。垂直同期信号検出部4は、垂直同期信号を
検出した後、この垂直同期信号をデータ分析手段2に出
力する。
【0047】水平同期信号検出部5は、水平同期信号を
検出した後、この水平同期信号をデータ分析手段2に出
力する。
【0048】印刷データ検出部6は、印刷データを検出
した後、この印刷データをデータ分析手段2に出力す
る。
【0049】そして、データ分析手段2は、垂直同期信
号検出部4、水平同期信号検出部5、及び印刷データ検
出部6のそれぞれから出力された信号を分析し、1ペー
ジ内において印刷データの有無(黒印刷データが存在す
るか否か)を識別する。ここで、データ分析手段2は、
後述するように、水平同期信号の数を算出するカウンタ
を備えており、このカウンタは、水平同期信号検出部5
から信号が出力される毎にカウントアップしていく。
【0050】上記データ分析手段2による分析結果は、
表示手段3に入力され、データ分析手段2により白印刷
データしか存在しなかったと分析された場合は、表示手
段3において印刷の異常(印刷データに黒印刷が存在し
ない旨)を表示する。
【0051】ただし、図1においては、印刷の異常を視
覚的に表示する表示手段3のみしか図示していないが、
この表示手段3を具備させた趣旨は、異常印刷が発生し
たことをユーザに警告するためのものであるため、この
ような警告手段は表示手段3以外にも、音により警告す
る音警告手段や、異常印刷が発生した旨を印刷して警告
する印刷警告手段や、その他の適宜の警告手段や、又は
これらの任意の組合わせの警告手段であって良い。
【0052】次に、図1に示される本発明に係る白紙印
刷検出装置の動作、及び本発明に係る白紙印刷検出方法
の一実施形態の動作について、図1、及び図2を参照し
てさらに詳細に説明する。図2に、本発明に係る白紙印
刷検出装置の一実施形態の動作、及び本発明に係る白紙
印刷検出方法の動作の一例についてのフローチャートを
示す。
【0053】図2を参照すると明らかなように、白紙印
刷を検出するには、まず印刷装置が印刷を起動する為に
出力する垂直同期信号を、垂直同期信号検出部4におい
て検出する(ステップS1)。
【0054】次に、白紙印刷を検出する為の初期データ
として、1ページ分を印刷するのに必要とする水平同期
信号の発生回数のカウント値をセットしておく(ステッ
プS2)。この発生回数のカウント値は用紙の大きさ、
種類により値は異なる。また、ステップS2では水平同
期信号の発生回数をカウントするためのカウンタのリセ
ットを予め実行しておく。
【0055】次に、ページプリンタ等の印刷装置は垂直
同期信号を発生した後、水平同期信号を発生させるの
で、この水平同期信号を、水平同期信号検出部5におい
て検出し、さらに、この検出結果に基づき、データ分析
手段2が、水平同期信号の発生回数をカウンタによりカ
ウントする(ステップS3)。
【0056】ステップS4においては、水平同期信号の
発生回数のカウント値が、ステップS2において設定し
た設定値に到達したか否かの判断を行う。到達していな
い場合(No)、ステップS5に移行し、データ分析手
段2により、印刷データ検出部6において検出された印
刷データが黒印刷データであるか否かの判断を行う。
【0057】ステップS5の判断において、黒印刷デー
タが存在しない場合(No)は、ステップS3へ戻り、
再度水平同期信号の検出を待つ。
【0058】また、黒印刷データが存在した場合(Ye
s)は、この印刷装置の1ページ目の印刷データは、あ
る文字あるいは図形を印刷していると判断し、次のペー
ジの白紙印刷を検出する為に、垂直同期信号を検出する
ため、ステップS1に戻る。
【0059】ここで、通常は1ページ目だけを白紙印刷
をすることは考えられない為、1ページ目に黒印刷デー
タの存在を認識したならば、その後のこのステップS1
における検出を停止しても良い。
【0060】ステップS4の判断において、水平同期信
号の発生回数のカウント値がステップS2で設定した設
定値に合致し、最終印刷ライン(または最終印刷行)に
達したこととなった場合(Yes)、ステップS6に移
行し、その最終印刷ラインの印刷データが黒印刷データ
であるか否かの判断を行う。
【0061】ステップS6の判断において、黒印刷デー
タが存在すると判断された場合には(Yes)、この印
刷装置の1ページ目の印刷データは、ある文字あるいは
図形を印刷していると判断し、次のページの白紙印刷を
検出する為に垂直同期信号を検出する為ステップS1に
戻る。
【0062】ここで黒印刷データが存在しない場合は
(No)、1ページの印刷領域において1度も黒印刷デ
ータの存在が無かったものと判断し、白紙印刷と判断
し、ステップS7に移行する。
【0063】ステップS7においては、データ分析手段
2が、印刷が異常だったものと分析し、無駄な用紙排出
を中止する為、印刷装置に対して印刷の停止を実行す
る。
【0064】その後ステップS8に移行し、印刷装置に
装備してある表示手段3により、例えば操作盤に異常印
刷が発生した旨の視覚的な表示を行う。
【0065】ここで、本発明においては、前述の異常発
生の表示は、上述のように、操作盤上における視覚的な
表示のみに限定されるものではなく、さらに、他の実施
形態として警告音発生手段により印刷結果の異常を知ら
せる警告音を発生させたり、印刷結果の異常を知らせる
ために、印刷装置により警告文を印刷させることや、さ
らにはこれらの任意の組合わせ等が考えられる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、印刷データや印刷起動信号等を送信する上位
装置の誤動作や外部ノイズ等により、上位装置に接続さ
れた印刷装置に印刷起動が発生した場合であっても、白
紙印刷を回避することができ、必要以上の白紙印刷によ
る用紙の浪費を防止することが可能な白紙印刷検出装置
及び白紙印刷検出方法を提供することができる。
【0067】また、黒印刷のデータが存在するか否かの
判断を水平同期信号毎に行っているため、1つのページ
の印刷が、白紙印刷であるのか否かの判断を迅速に行う
ことが可能な白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法を
提供することができる。
【0068】さらに、黒印刷データが存在するか否かの
判断を、印刷データを直接分析して行っているため、構
成が簡単となり、コストアップを回避することが可能な
白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る白紙印刷検出装置の一実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す白紙印刷検出装置の動作の一例、及
び本発明に係る白紙印刷検出方法の一実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明及び従来の白紙印刷検出装置及び白紙印
刷検出方法が適用されるページプリンタの動作の一例を
示すタイミングチャートである。
【図4】従来の白紙ページ検出方法が適用される装置の
概略構成図である。
【図5】従来のページプリンタの構成を示すブロック図
である。
【図6】従来の印刷装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 検出手段 2 データ分析手段 3 表示手段 4 垂直同期信号検出部 5 水平同期信号検出部 6 印刷データ検出部

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に接続され、該印刷装置が印刷
    を起動する為に出力する垂直同期信号を検出する垂直同
    期信号検出手段と、 前記印刷装置に接続され、前記垂直同期信号の出力後、
    前記印刷装置が出力する水平同期信号を検出する水平同
    期信号検出手段と、 前記水平同期信号検出手段により水平同期信号が検出さ
    れた場合に、前記印刷装置に入力する印刷データを検出
    する印刷データ検出手段と、前記印刷データ検出手段で検出した印刷データから、前
    記印刷装置に入力する水平同期信号毎に該水平同期信号
    に基づいて出力される印刷データに黒データが存在する
    か否かを分析するデータ分析手段とを有し、 前記データ分析手段が、 1ページ分の印刷領域において、1度も黒データが存在
    しないと分析した場合に、 前記印刷装置に対して用紙の排出を停止させることを特
    徴とする白紙印刷検出装置。
  2. 【請求項2】 前記データ分析手段は、 1ページ分の印刷領域中において入力した水平同期信号
    の数をカウントするカウンタを備え、 予め設定された1ページ分を印刷するのに必要とする水
    平同期信号の発生回数と、前記カウンタによるカウント
    数とから1ページ分の水平同期信号の設定値に到達した
    か否かを判断し、該判断結果に応じて、前記印刷データ
    検出手段から入力した印刷データに黒データが存在する
    か否かを1ページ分の印刷領域において分析することを
    特徴とする請求項1記載の白紙印刷検出装置。
  3. 【請求項3】 前記データ分析手段において、1ページ
    分の印刷領域において1度も黒印刷データが存在しない
    と分析された場合に、 所定の警告を発生する警告手段を有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の白紙印刷検出装置。
  4. 【請求項4】 前記警告手段が、 白紙印刷が発生した旨を視覚的に表示する表示手段を有
    し、 前記所定の警告が、 白紙印刷が発生した旨の視覚的な表示を含むことを特徴
    とする請求項3記載の白紙印刷検出装置。
  5. 【請求項5】 前記警告手段が、 警告音を発生させる警告音発生手段を有し、 前記所定の警告が、 警告音の発生を含むことを特徴とする請求項3又は4に
    記載の白紙印刷検出装置。
  6. 【請求項6】 前記警告手段が、 白紙印刷が発生した旨を印刷用紙に印刷して出力する印
    刷出力手段を有し、 前記所定の警告が、 前記印刷装置及び前記印刷出力手段の少なくともいずれ
    か一方による、 白紙印刷が発生した旨の印刷用紙への印刷を含むことを
    特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の白紙印刷
    検出装置。
  7. 【請求項7】 印刷装置が印刷を起動する為に出力する
    垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出工程と、 前記垂直同期信号の出力後、前記印刷装置が出力する水
    平同期信号を検出する水平同期信号検出工程と、 前記水平同期信号検出工程により水平同期信号が検出さ
    れた場合に、前記印刷装置に入力する印刷データを検出
    する印刷データ検出工程と、前記印刷データ検出工程で検出した印刷データから、前
    記印刷装置に入力する水平同期信号毎に該水平同期信号
    に基づいて出力される印刷データに黒データが存在する
    か否かを分析するデータ分析工程とを有し、 前記データ分析工程で、 1ページ分の印刷領域において1度も黒データが存在し
    ないと分析した場合に、 前記印刷装置に対して用紙の排出を停止させることを特
    徴とする白紙印刷検出方法。
  8. 【請求項8】 前記データ分析工程は、 1ページ分の印刷領域中において入力した水平同期信号
    の数をカウントし、 予め設定された1ページ分を印刷するのに必要とする水
    平同期信号の発生回数と、前記カウンタによるカウント
    数とから1ページ分の水平同期信号の設定値に到達した
    か否かを判断し、 該判断結果に応じて、前記印刷データ検出工程を経て入
    力した印刷データに黒データが存在するか否かを1ペー
    ジ分の印刷領域において分析することを特徴とする請求
    項7記載の白紙印刷検出方法。
  9. 【請求項9】 前記データ分析工程において、1ページ
    分の印刷領域において1度も黒印刷データが存在しない
    と分析した場合に、 所定の警告を発生する警告工程を有することを特徴とす
    る請求項7又は8記載の白紙印刷検出方法。
  10. 【請求項10】 前記警告工程が、 白紙印刷が発生した旨を視覚的に表示する表示工程を有
    し、 前記所定の警告が、 白紙印刷が発生した旨の視覚的な表示を含むことを特徴
    とする請求項9記載の白紙印刷検出方法。
  11. 【請求項11】 前記警告工程が、 警告音を発生させる警告音発生工程を有し、 前記所定の警告が、 警告音の発生を含むことを特徴とする請求項9又は10
    に記載の白紙印刷検出方法。
  12. 【請求項12】 前記警告工程が、 白紙印刷が発生した旨を印刷用紙に印刷して出力する印
    刷出力工程を有し、 前記所定の警告が、 前記印刷装置による印刷工程及び前記印刷出力工程の少
    なくともいずれか一方による、 白紙印刷が発生した旨の印刷用紙への印刷を含むことを
    特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の白紙印
    刷検出方法。
JP1075798A 1998-01-22 1998-01-22 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法 Expired - Fee Related JP2912320B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1075798A JP2912320B1 (ja) 1998-01-22 1998-01-22 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1075798A JP2912320B1 (ja) 1998-01-22 1998-01-22 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2912320B1 true JP2912320B1 (ja) 1999-06-28
JPH11208068A JPH11208068A (ja) 1999-08-03

Family

ID=11759209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1075798A Expired - Fee Related JP2912320B1 (ja) 1998-01-22 1998-01-22 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2912320B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5109420B2 (ja) * 2007-03-13 2012-12-26 富士ゼロックス株式会社 液体吐出ヘッドの駆動装置及び液体吐出装置
JP6099789B2 (ja) * 2016-03-30 2017-03-22 シャープ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11208068A (ja) 1999-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0721158B1 (en) Bidirectional printer interface
JP2912320B1 (ja) 白紙印刷検出装置及び白紙印刷検出方法
US6048115A (en) Printing apparatus and printing processing method
JPH1019662A (ja) 自己診断装置
KR20060117065A (ko) 토너 절약모드를 이용한 인쇄용지 걸림 제거 방법 및화상형성 장치
JP3123426B2 (ja) プリンタ装置
JPH0769480A (ja) 画像形成装置
KR100274640B1 (ko) 인쇄가능한메모리를표시하는장치및방법
JP2002214899A (ja) トナー残量検出方法およびこの方法を用いた印刷装置
JPH07232470A (ja) 印刷装置および印刷処理方法
JP3140875B2 (ja) 記録装置
JP2577377Y2 (ja) 印字制御装置
JPH06259608A (ja) 画像形成装置
JPH02279374A (ja) プリンタ装置
JP2003118206A (ja) 印刷頁抜け識別機能付き印刷装置
KR19990005720A (ko) 프린터의 오류상태 통보방법
JPH07117314A (ja) ロール紙切れ検出方法
JPH11191054A (ja) プリンタの障害診断システム
JPH02225239A (ja) ジャム検知方式
JPH1179472A (ja) 不定形用紙寸法判断方式及び印刷装置
JPS6356470A (ja) 受信バツフア残量表示方式
JPS638854A (ja) 電子式卓上計算機
JPH0774906A (ja) レーザープリンタ
JPH06115759A (ja) 印刷装置
JPH0564942A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees